JP4433161B2 - インクジェット式記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジから独立して設けられ、前記インクジェット記録ヘッドへインクを供給する着脱自在なインクカートリッジと、を備えたインクジェット式記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
インクジェット式記録装置或いは液体噴射装置の一例としてインクジェットプリンタがある。インクジェットプリンタは、インクジェット記録ヘッドをキャリッジに備え、当該キャリッジは主走査方向に延びるガイド手段(例えば、ガイド軸)に案内されながら主走査方向に往復駆動される。
この様なプリンタにおいては、上記ガイド手段や、用紙の紙送り機構等の駆動系に係る構成要素は金属材料によって形成されたフレームに取り付けられ、そしてこのフレームを基体として構成された装置本体を、樹脂材料によって形成されたハウジング(外装ケース)に収容する構造を有するのが一般的である。
しかし、この様に金属材料によって構成された重い装置本体を、樹脂材料によって形成されたハウジングで支持する構成においては、場合によっては所望する耐振動性や耐衝撃性が得られない場合があり、従ってこの様な問題を解決する技術として、ハウジング底部に補強用の金属製ベースプレートを取り付けたプリンタが公知なものとなっている(特許文献1参照)。
特開昭61−25873号公報
ところで、キャリッジには、インクカートリッジを搭載するものと、インクカートリッジを搭載しないものとがある。インクカートリッジを搭載するものは、インクカートリッジを搭載した状態で主走査方向に往復動し、キャリッジ内部で、インクジェット記録ヘッドへとインクを供給する。インクカートリッジを搭載しないものは、インクカートリッジがキャリッジから独立してインクジェットプリンタの本体(基体)側に設けられ、インクカートリッジとインクジェット記録ヘッドとは、インク供給用のチューブによって連通される。
しかし、インクカートリッジをインクジェット記録ヘッドの下方、より具体的にはインクジェットプリンタの底部に配設した場合には、種々の課題が発生する。例えば、インクカートリッジの収容室には装置本体の自重が掛かるので、経年変化によってインクカートリッジの収容室が変形等してインクカートリッジの着脱性が低下する虞がある。
また、インクカートリッジにICチップを設け、接触式或いは非接触式の通信手段によって前記ICチップと通信を行うことによりインクの消費量等を管理するプリンタにおいては、上述したインクカートリッジ収容室の強度に加え、情報のやりとりを正確に行うという要請から、インクカートリッジ収容室の電磁波シールド機能を確保する必要がある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その課題は、キャリッジから独立したインクカートリッジをプリンタ底部に配置する際の、インクカートリッジ収容室の強度及び電磁波シールド機能を確保することにある。
上記課題を解決する為に、本発明の第1の態様は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジから独立して設けられ、前記インクジェット記録ヘッドへインクを供給する着脱自在なインクカートリッジと、を備えたインクジェット式記録装置であって、前記インクカートリッジが、前記インクカートリッジの挿入口を有するとともに前記インクジェット記録装置の底部に配置されたインクカートリッジ収容室に収容される様構成され、前記インクカートリッジ収容室が、前記インクカートリッジ収容室が、前記インクジェット記録装置の本体を担持するとともに前記インクカートリッジを囲う様に、前記インクカートリッジの両側及び上下に配置された金属板材によって構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、インクカートリッジが当該インクカートリッジの挿入口を有するとともにインクジェット記録装置の底部に配置されたインクカートリッジ収容室に収容される様構成され、当該インクカートリッジ収容室は、金属板材によって前記インクジェット記録装置の本体を担持するとともに前記インクカートリッジを囲う様に形成されていることから、金属板材の強度によってインクカートリッジ収容室の強度が確保されるとともに、電磁波シールド機能を確保することができる。従って、インクカートリッジをプリンタ底部に配置した場合でも、長期に渡って所望の機能を得ることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記インクジェット式記録装置の設置面と接触するとともに前記インクジェット式記録装置を支持する支持脚が前記インクカートリッジ収容室の下側に設けられていることを特徴とする。
上記態様によれば、前記インクジェット式記録装置の設置面と接触するとともに前記インクジェット式記録装置を支持する支持脚が前記インクカートリッジ収容室の下側に設けられているので、前記インクカートリッジ収容室は前記支持脚から変形を招く様な力を受けるが、前記インクカートリッジ収容室は金属板材によってインクカートリッジを囲うように形成されていることから、上述のように支持脚を取り付けた場合でも前記インクカートリッジ収容室の変形等を防止することができる。
本発明の第3の態様は、液体を吐出する液体噴射ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、前記キャリッジから独立して設けられ、前記液体噴射ヘッドへ液体を供給する着脱自在な液体カートリッジと、を備えた液体噴射装置であって、前記液体カートリッジが、前記液体カートリッジの挿入口を有するとともに前記液体噴射装置の底部に配置された液体カートリッジ収容室に収容される様構成され、前記液体カートリッジ収容室が、前記液体噴射装置の本体を担持するとともに前記液体カートリッジを囲う様に、前記液体カートリッジの両側及び上下に配置された金属板材によって構成されていることを特徴とする。
以下、図1乃至図7を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。ここで、図1は本発明に係る「記録装置」、「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の外観斜視図、図2は外観を構成するハウジング部材を分解した状態を示す分解斜視図、図3は同装置本体の斜視図、図4は同側断面概略図、図5及び図6はプリンタ1の装置本体の分解斜視図、図7は下部ハウジング54と金属プレート65との分解斜視図である。尚、以下では、用紙搬送経路の上流側(図4の右側)を単に「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側(図4の左側)を単に「下流側」と言うこととする。
先ず、図1及び図2を参照しながらプリンタ1の構成について概説する。図1において、プリンタ1は、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての、比較的サイズの小さいハガキ、L判サイズ等の記録用紙Pへの記録に適した小型サイズに構成されたものである。
このプリンタ1はA4サイズの記録に好適である一般的なインクジェットプリンタと同様に、装置後部に記録用紙を傾斜姿勢で複数枚セット可能な給送装置(ASF)2を、装置中程に主走査方向に往復動可能に設けられる、インクジェット記録ヘッド26を備えたキャリッジ25(図3)を、装置前部には記録の行われた記録用紙をスタックするスタッカ57を備えている。スタッカ57は、非使用時には図示する様に略垂直に立設された収納状態となり、使用時には、プリンタ前方側に開いて記録用紙をスタック可能な使用状態となる(図示せず)。
装置上面中央には電源ボタン、印刷設定ボタン等によって構成された操作部5と、印刷設定内容や現在の動作ステータス等を表示する表示部3が配置され、プリンタ前面において右側上部には、画像データ等が記憶された半導体メモリ媒体(メモリカード)を装着可能なカードスロット(図示せず)が設けられるとともに、これを覆う開閉自在なカバー58が設けられている。即ち、プリンタ1は、外部のホスト・コンピュータと接続して印刷データを受信するのみならず、画像データを記憶したメモリカードから直接画像データを読み込み、そして印刷用のデータを生成して自ら印刷実行可能に構成されている。
次に、プリンタ1の外観を構成するハウジングは、図2に示す様に複数の部材によって構成される。装置本体底部は下部ハウジング54によって構成され、装置本体上部は上部ハウジング53によって構成される。そして下部ハウジング54と上部ハウジング53とで構成された装置本体に、キャップ形状を成す右ハウジング51と左ハウジング52とが左右からキャップする様に装着され、そして両側面に化粧板55が嵌め込まれる。また、下部ハウジング54においてプリンタ前面側には上記スタッカ57が回動自在に設けられる。更に、右ハウジング51と左ハウジング52とにはハンドル60が回動自在に取り付けられ、これによって持ち運びの際にハンドル60を把持することでプリンタ1を容易に運搬することが可能となる。尚、下部ハウジング54と上部ハウジング53とによって上下に分割される装置本体をこの様にハンドル60によって支持する場合でも、右ハウジング51と左ハウジング52とで左右からキャップする様な構成であることから、装置本体が上下に分割される様なこともなく、運搬の際の安全性(即ちハウジングの機械的強度)が向上している。
以上の様に外観が構成されたプリンタ1の底面には、プリンタ1を支持する支持脚20が取り付けられる。図1に示す様に支持脚20は、プリンタ1(下部ハウジング54)の底面4箇所に取り付けられ、プリンタ1を設置する設置面と接してプリンタ1を支持する。
続いて、図3及び図4をも参照しながらプリンタ1の内部構成について説明する。先ず、装置後部に設けられる給送装置2は、ホッパ10と、可動ガイド9と、固定ガイド8と、給送ローラ11と、摩擦分離材13と、アイドルローラ14と、紙戻しレバー12と、を備えている。ホッパ10は揺動支点10aを中心に図示しない駆動手段によって揺動駆動される様に設けられ、記録用紙Pを傾斜姿勢に支持するとともに、記録用紙Pの給送時には、給送ローラ11に記録用紙Pの束を圧接させる。ホッパ10に設けられた固定ガイド8と可動ガイド9とは記録用紙Pの側端位置を規制し、また、可動ガイド9は、記録用紙Pの各サイズに対応する様に、記録用紙Pの幅方向にスライド可能に設けられている。
給送ローラ11は側面視略D形の形状をなし、外周にはゴム材が巻回され、図示しない紙送りモータによって用紙給送時に選択的に回転駆動される。尚この紙送りモータは、給送ローラ11の他に、後述する搬送駆動ローラ21や、排出駆動ローラ29の動力源でもあり、この搬送駆動ローラ21と排出駆動ローラ29は前記紙送りモータによって常時回転駆動されるが、給紙ローラ11は、搬送駆動ローラ21及び排出駆動ローラ29の正転駆動から逆転駆動への切換時に動力伝達状態がオフからオンとなる様構成された図示しないクラッチ装置により、上述した様に用紙給送時に選択的に回転駆動される。
そして給送ローラ11は、用紙給送時にはその円弧部分によって給送ローラ11に圧接した記録用紙Pの最上位のものを下流側へ給送し、用紙給送が終了すると、下流側の搬送駆動ローラ21による用紙搬送動作の際に搬送負荷を生じさせない様、図示する様に側面視略D形の形状における平坦部が摩擦分離材13と対向する様に制御される。尚、符号14で示すローラは自由回転可能なアイドルローラであり、搬送中の記録用紙Pが給送ローラ11に接して搬送負荷を生じさせない様、搬送中の記録用紙Pと接して従動回転する。
給送ローラ11と対向する位置には摩擦分離材13が設けられている。摩擦分離材13は用紙給送時に給送ローラ11の円弧部分と圧接して圧接点を形成し、これにより、給送されるべき最上位の記録用紙Pと、重送されようとする次位以降の記録用紙Pとを分離する。また、給送ローラ11と対向する位置には紙戻しレバー12が設けられている。紙戻しレバー12は揺動支点12aを中心に揺動可能に設けられ、給送ローラ11の1回転動作中に、図4に示す待機状態から記録用紙Pの給送経路を開放する様に一旦倒れ、そして再び図4に示す様に起き上がることにより、重送されようとした次位以降の記録用紙Pをホッパ10上に戻す。
以上が給送装置2であり、給送装置2の下流側には、給送ローラ11と搬送駆動ローラ21との間に、レバー15と検出部16とを備えて成る紙検出器17が設けられている。レバー15は揺動軸15aを中心に揺動可能に設けられ、且つ、揺動軸15aから上側部分が、給送される記録用紙Pと接触可能に構成されている。検出部16は光学センサであり、レバー15の揺動軸15aから下側部分が図示する様に検出部16に入り込むことにより、発光部から受光部へ向かう光が遮断され、記録用紙Pの未通過状態が検出される。そして、レバー15が、記録用紙Pの通過に伴って揺動すると、レバー15の揺動軸15aから下側部分が検出部16から外れ、これにより、記録用紙P先端の通過を検出することができる様になっている。また、記録用紙P後端が通過すると、再びレバー15の下端部が検出部16に入り込み、これにより、記録用紙P後端の通過を検出可能となる。
次に、紙検出器17の下流側には、搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とが設けられている。搬送駆動ローラ21は上述した紙送りモータによって回動駆動され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21に圧接して従動回転する。搬送駆動ローラ21は回転軸芯線方向に長い金属棒体の外周に塗装膜が付着されることによって成され、搬送従動ローラ22は、搬送駆動ローラ21の軸方向に、所定の間隔で複数個設けられる。そして、給送ローラ11によって給送された記録用紙Pは搬送駆動ローラ21と搬送従動ローラ22とにニップされ、記録ヘッド26の下へと搬送される。
また、搬送従動ローラ22を軸支する搬送従動ローラホルダ20の下流側端部には、自由回転可能なガイドローラ23が設けられている。ガイドローラ23は、記録用紙Pのプラテン28からの浮き上がりを防止する為のローラであり、これにより、記録用紙Pと記録ヘッド14との距離が一定に保たれる。
次に、搬送駆動ローラ21の下流側には、記録ヘッド26とプラテン28とが対向する様に設けられている。記録ヘッド26はキャリッジ25の底部に設けられ、液体の一例としてのインク滴を記録用紙Pに向けて吐出(噴射)することにより、記録を実行する。キャリッジ25は主走査方向に延びる無端ベルト24(図3)の一部に固定され、図示しないキャリッジ駆動用モータの動力を受けて、ガイド板35にガイドされながら、主走査方向に往復駆動される。
また、本実施形態において、キャリッジ25はインクカートリッジを搭載せず、プリンタ1の装置本体底部に着脱自在に設けられるインクカートリッジ4から、図3に示すインクチューブ43を介して記録ヘッド26へとインクが供給される様に構成されている。インクチューブ43は、複数色のインクの各色毎に対応する可撓性を有するチューブが複数本(本実施形態では、6本:横2本×縦3本)図示を省略する結束具によって結束されることによって成されていて、プリンタ1の装置本体底部に設けられたインクカートリッジ4と記録ヘッド26とを連通する。
ここで、本実施形態に係るインクカートリッジ4には、インクカートリッジ4に関する情報(インク残量などの変動情報や、その他の固定情報等)を保持したICチップ(図示せず)が設けられている。一方で装置本体1a側(インクカートリッジ収容室6内部)には、前記ICチップと接続する接続部(図示せず)が設けられ、プリンタ1の制御部は前記ICチップに記憶されたインク残量等の情報を取得することが可能となっている。
図4に戻って、プラテン28は、記録用紙Pを下から支持することにより、記録用紙Pと記録ヘッド25との間のギャップを規定するが、記録ヘッド25と対向する面には、凹部28aが形成されている。これは、記録用紙Pに余白無く印刷を行う為のものであり、記録用紙Pの端部にインク滴を吐出する際に、記録用紙P端部から外れた部分にもインク滴を吐出し、そして凹部28aへと打ち捨てることにより、所謂縁無し印刷が実行される。尚、凹部28aには、インク滴を吸収するインク吸収材36(図3)が配設されている。
凹部28aに打ち捨てられたインク滴は図示しない排出孔から下部へ排出され、そしてプラテン28の下部には、この排出されたインク滴を受ける廃液トレイ31が設けられている。廃液トレイ31の内部には廃液吸収材34が設けられ、廃液トレイ31内のインク廃液を確実に保持する。
続いて、記録ヘッド26の下流側には、排出駆動ローラ29と、排出従動ローラ30とが設けられている。排出駆動ローラ29は図示しない駆動モータによって回転駆動され、排出従動ローラ30は、排出駆動ローラ29に接して従動回転する。そして、記録が行われた記録用紙Pは、これらローラにニップされることにより、図示しないスタッカへ向けて排出される。また、排出駆動ローラ29の下流側には排出補助ローラ37が設けられ、排出駆動ローラ29及び排出従動ローラ30にニップされて排出される記録用紙Pを、スタッカに向けて更に確実に排出する。
次に、インクの供給系について説明する。図3に示す様に、プリンタ1の装置本体前方底部には、プリンタ1の左右方向に長い筐体45が設けられ、該筐体45には、インクカートリッジ4のインク供給口(図示せず)と接続するインク供給針(図示せず)が設けられるとともに、複数のインク流通路(図示せず)が形成され、そして装置左方向即ちバルブ装置40へとインクが導かれる様に構成されている。バルブ装置40は、インクカートリッジ4と記録ヘッド26とを結ぶインク流路の開閉を行うものであり、揺動可能に設けられたホルダ41が揺動動作を行うことによってインク流路の開閉を行う様構成されている。
このホルダ41を揺動させる手段としては、2つの手段が設けられていて、第1の手段は、インクカートリッジ4の着脱動作と連動してホルダ41を横から押すレバー39であり、インクカートリッジ4が装着されると図3に示す様な状態(ホルダ41を押さない状態:ホルダ41が略垂直に立っている状態)となり、この状態では、インク流路が開かれる様になっている。そして、当該状態からインクカートリッジ4が取り外されると、これに連動してレバー39がホルダ41を図の右方向に押すことで、ホルダ41が右方向に倒れる様に揺動し、これによってインク流路が閉じられる様になっている。
これは、プリンタ1においてはインクカートリッジ4が装置底部に設けられているので、インクカートリッジ4を取り外してしまうと、記録ヘッド26との高低差によってインク滴が漏れ出すからである。従って、インクカートリッジ4が取り外された状態では、上記第1の手段によってインク流路が必ず閉じられた状態となる。尚、ホルダ41は、図示しない付勢手段によってインク流路を開く状態(略垂直に立った状態)となる様に付勢されている。
第2の手段は、キャリッジ25と排出駆動ローラ29(紙送りモータ)との協働動作によって稼働するラック&ピニオン機構50であり、大略的には、ラック&ピニオン機構50の稼働によってプリンタ前方側(ホルダ41の側)に向かって進出するレバー(図示せず)が、ホルダ41に形成されたカム面(図示せず)に当接することでホルダ41を押し退け、これによってホルダ41が右方向に倒れる様に揺動してインク流路が閉じられる。これは主に、図示しないキャップ手段によって記録ヘッド26がキャップされている状態で、図示しないポンプ手段によって前記キャップ内に負圧を発生させることでインク吸引を行う際に、インク流路を閉じたまま一定時間インク吸引動作を行うことでインク流路内に予め負圧を発生させ、そしてその後にインク流路を一気に開くことで、インク流路内の気泡流出性を高めることを目的とする操作を行う為である。
以上がインク供給系であり、以下、インクカートリッジ4を収容するインク収容室について説明する。
インクカートリッジ4は、当該インクカートリッジ4の挿入口を有するとともにプリンタ1の底部に配置されたインクカートリッジ収容室(以下「収容室」と略称する)6に収容される。この収容室6は、プリンタ1の装置本体1aを担持するとともにインクカートリッジ4を囲う様に、インクカートリッジ4の両側及び上下に配置された金属板材を備えて構成されている。
即ち、収容室6は、図5及び図6に示す様にインクカートリッジ4の両側に配置されるサイドフレーム61及び62と、インクカートリッジ4の上面を覆う様な中間フレーム63とによって略コの字形状をなす様に構成された担持体と、インクカートリッジ4の底面に配置される下部ハウジング54及び補強プレート65とによって構成される。
サイドフレーム61及び62、中間フレーム63によって構成された担持体は、プリンタ1の装置本体1aを担持するとともに、上記コの字形の形状によってインクカートリッジ4を収容する空間を形成する。このサイドフレーム61及び62、中間フレーム63は、いずれも金属材料によって形成され、重い装置本体1aから受ける荷重に対して確実に対抗できる様になっている。
下部ハウジング54は樹脂材料によって一体的に形成されるが、その表面には、図7にも示す様に反りや変形等を生じさせる力に対抗し得る様に複数のリブ54b、54cが形成されている。尚、下部ハウジング54においてプリンタ1前方側にはプリンタ1の前面と平行な面を成すとともに略垂直に延びるガイド部54aが形成されていて、図1を参照しつつ説明したスタッカ57がガイド部54aの下方で軸支される様になっている。従って、当該ガイド部54aが形成されたことにより、下部ハウジング54の前方側では反りや変形等を生じさせる力に対してより一層対抗し得る様になっている。更に加えて、下部ハウジング54において後方側、即ちインクカートリッジ4の挿入口側では、上述の様な反りや変形等を生じさせる力に対抗する手段として、補強プレート65が取り付けられる。
ここで、下部ハウジング54に反りや変形等を生じさせる力としては、支持脚59から受ける力が挙げられる。即ち、プレート形状を成す下部ハウジング54の四隅近傍には、支持脚59を取り付ける穴54dが形成されていて、従って下部ハウジング54には、プリンタ1が設置された際に、支持脚59を介して装置本体1aによる荷重が作用し、これが下部ハウジング54に反りや変形を生じさせる力となる。
以上の様に構成された収容部6の作用効果について説明すると、先ず、収容室6は、金属板材によって形成されたサイドフレーム61及び62、中間フレーム63によって構成された担持体によって装置本体1aを担持するので、収容室6の強度が確保され、長期に渡ってインクカートリッジ4の収容空間を確保することができる。また、上述した様に、インクカートリッジ4がインク残量等の情報を保持したICチップを備えることにより、プリンタ1の制御部はインクの残量等を管理することができる様になっている為、情報のやりとりを正確に行うという要請から電磁波シールド機能を確保する必要があるが、上述の通り収容室6は金属板材によってインクカートリッジ4を囲う様に形成されているので、良好な電磁波シールド性を確保することができ、従って、インクカートリッジ4をプリンタ底部に配置した場合でも、長期に渡って所望の機能を得ることができる。
更に、収容室6の下側、即ち下部ハウジング54の下面には、プリンタ1を支持する支持脚59が取り付けられる為、下部ハウジング54は支持脚59から荷重を受けて変形する虞があるが、支持脚59が取り付けられる部分には金属板材によって形成された補強プレート65が配設されるので、上記荷重に対抗することができ、下部ハウジング54の反りや変形等を防止して長期に渡ってインクカートリッジ4の挿入口(間口)を確保することができる。
尚、補強プレート65には、符号65aで示す様にプリンタ1の幅方向に延びる凸形状(絞り加工部)が形成されていて、これによってより一層確実に上記荷重に対抗することが可能となっている。また、図7に示す様に、インクカートリッジ4の挿入口側(プリンタ後方側)は補強プレート65によって補強されるが、反対側(プリンタ前方側)は上述した様にガイド部54aが形成されていることから、これによって下部ハウジング54に加わる上記荷重に対抗することができ、従って補強プレート65を下部ハウジング54の全面に渡って配設する必要がなく、低コスト化を図ることができる様になっている。
本発明に係るプリンタの外観斜視図。 外観を構成する筐体を分解した状態を示す分解斜視図。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図。 本発明に係るプリンタの側断面概略図。 本発明に係るプリンタの装置本体の分解斜視図。 本発明に係るプリンタの装置本体の分解斜視図。 下部ハウジングと金属プレートの分解斜視図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、1a 装置本体、2 給送装置、3 表示部、4 インクカートリッジ、5 操作部、6 インクカートリッジ収容室、10 ホッパ、11 給送ローラ、12 紙戻しレバー、13 摩擦分離材、14 アイドルローラ、15 レバー、16 検出部、17 紙検出器、18 紙案内部材、20 搬送従動ローラホルダ、21 搬送駆動ローラ、22 搬送従動ローラ、23 ガイドローラ、24 無端ベルト、25 キャリッジ、26 インクジェット記録ヘッド、28 プラテン、28a 凹部、29 排出駆動ローラ、30 排出従動ローラ、31 廃液トレイ、34 廃液吸収材、35 ガイド板、37 排出補助ローラ、39 レバー、40 バルブ装置、41 ホルダ、43 インクチューブ、45 筐体、48 インク流路、50 ラック&ピニオン機構、51 右ハウジング、52 左ハウジング、53 上部ハウジング、54 下部ハウジング、55 化粧板、57 スタッカ、58 カバー、59 支持脚、60 ハンドル、61、62 サイドフレーム、63 中間フレーム、65 補強プレート、P 記録用紙

Claims (1)

  1. インクを吐出するインクジェット記録ヘッドを備えるとともに主走査方向に往復駆動されるキャリッジと、
    前記キャリッジから独立して設けられ、前記インクジェット記録ヘッドへインクを供給する、着脱自在なインクカートリッジと、を備えたインクジェット式記録装置であって、
    前記インクカートリッジが、前記インクカートリッジの挿入口を有するとともに前記インクジェット式記録装置の底部に配置されたインクカートリッジ収容室に収容される様構成され、
    前記インクカートリッジ収容室が、前記インクカートリッジの両側に配置された、金属材料により形成されたサイドフレーム、及び前記インクカートリッジの上面を覆う、金属材料により形成された中間フレームによって略コの字形状をなす様に構成された、前記インクジェット記録装置の本体を担持するとともに前記インクカートリッジを収容する空間を形成する担持体と、
    前記インクカートリッジの底面側に配置され、前記インクカートリッジと対向する表面に複数のリブが交差する様に形成されるとともに、前記インクジェット式記録装置の設置面と接触して前記インクジェット式記録装置を支持する支持脚が四隅に取り付けられた、樹脂材料により形成される下部ハウジングと、
    前記下部ハウジングにおいて前記インクカートリッジの挿入口側に設けられ、前記インクジェット式記録装置の幅方向に延びる絞り加工部が形成された、金属板材によって形成された補強プレートと、
    を備えて構成されていることを特徴とするインクジェット式記録装置。
JP2004026814A 2004-02-03 2004-02-03 インクジェット式記録装置 Expired - Fee Related JP4433161B2 (ja)

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