JP6006136B2 - ガス点火用システム - Google Patents

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Description

本発明は、ガス点火用システムに関するものである。
ガスの点火を行なうための部品としてガス点火用システムが知られている。ガス点火用システムとしては、例えば、点火用ヒータとガスバルブとを組み合わせたものが知られている。点火用ヒータとしては、例えば、特許文献1に記載のセラミック発熱体が知られている。セラミック発熱体は、発熱抵抗体として炭化ケイ素を備えている。この発熱抵抗体に電圧が加えられることによって、炭化ケイ素が発熱する。これにより、セラミック発熱体は熱を発し、ガスバルブから供給されたガスに点火する。ガスバルブとしては、例えば、特許文献2に記載の熱動弁が知られている。特許文献2に記載の熱動弁は、バイメタルから成る弁体とこの弁体を加熱するヒータとを備えている。このヒータに電圧が加えられることによって、ヒータが熱を発する。ヒータから発せられた熱が弁体を変形させることによって、熱動弁が動作してガスを点火ヒータに供給する。セラミック発熱体の発熱抵抗体と熱動弁のヒータとは、例えば、電気的に直列に接続されて用いられる。
特表2010−506130号公報 特開2007−64290号公報
しかしながら、特許文献1に記載のセラミック発熱体と特許文献2に記載の熱動弁とを用いるとともに、セラミック発熱体の発熱抵抗体と熱動弁のヒータとを直列に接続したガス点火用システムにおいては、ガスの点火までに長い時間を要する場合があった。具体的には、セラミック発熱体の発熱抵抗体は、点火用ヒータであることから、バイメタルを変形させるために設けられた熱動弁のヒータと比較して高い温度で発熱する必要がある。そのため、セラミック発熱体の発熱抵抗体は、熱動弁のヒータと比較して高い抵抗を有するように形成される。
ここで、特許文献1に記載のセラミック発熱体においては、セラミック発熱体の発熱抵抗体として炭化ケイ素を用いている。炭化ケイ素は、常温において負の抵抗温度係数を有する。そのため、発熱抵抗体は常温において、ガスの燃焼中に必要な抵抗よりもさらに大きな抵抗を有するように形成されることになる。そのため、セラミック発熱体の発熱抵抗体と熱動弁のヒータとに直列に電圧を印加した瞬間には、発熱抵抗体がヒータと比較して圧倒的に高い抵抗値を有することによって、印加される電圧に対する発熱抵抗体における電圧降下とヒータにおける電圧降下とを比べると発熱抵抗体における電圧降下が大部分を占めることになる。そのため、セラミック発熱体に電圧を印加し続けても発熱抵抗体の抵抗が低くなるまでの間は、熱動弁のヒータにおける発熱が抑制されることになる。これにより、ヒータによる弁体の加熱に遅れが生じることになる。その結果、熱動弁からセラミック発熱体の発熱抵抗体へのガスの供給に遅れが生じる場合があった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、セラミック発熱体と熱動弁とを直列に接続しながらも短時間でガスを点火できるガス点火用システムを提供することにある。
本発明の一態様のガス点火用システムは、第1の発熱抵抗体を有する点火用ヒータと、該点火用ヒータに供給するガス量を調整する熱動弁および前記第1の発熱抵抗体に電気的に直列に接続されており、前記熱動弁を加熱する第2の発熱抵抗体を有するガスバルブとを備えており、常温における前記第1の発熱抵抗体の抵抗が前記第2の発熱抵抗体の抵抗よりも大きく、前記第1の発熱抵抗体の抵抗温度係数が前記第2の発熱抵抗体の抵抗温度係数よりも大きいことを特徴とする。
本発明の一態様のガス点火用システムによれば、第1の発熱抵抗体の抵抗が第2の発熱抵抗体の抵抗よりも大きく、第1の発熱抵抗体の抵抗温度係数が第2の発熱抵抗体の抵抗温度係数よりも大きいことによって、電圧を印加し始めた際に第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体との抵抗の差が小さいものであったとしても、時間の経過とともに印加した電圧のうち第1の発熱抵抗体における電圧降下の占める割合を上昇させていくことができる。そのため、点火用ヒータの第1の発熱抵抗体とガスバルブの第2の発熱抵抗体とに電圧を印加し始めたときにおける第1の発熱抵抗体と第2の発熱抵抗体との間の抵抗の差を従来よりも小さく設定することができる。そのため、第2の発熱抵抗体を良好に発熱させることができることから、熱動弁を良好に加熱することができる。これにより、ガスバルブから点火用ヒータへのガスの供給を短時間で行なうことができる。その結果、ガス点火用システムは、短時間でガスを点火することができる。
本発明の一実施形態のガス点火用システムのうち点火用ヒータを示す斜視図である。 本発明の一実施形態のガス点火用システムのうちガスバルブを示す断面図である。 図1に示した点火用ヒータと図2に示したガスバルブとの接続関係を示す回路図である。
以下、本発明の一実施形態に係るガス点火用システム100について図面を参照して説明する。
本発明の一実施形態のガス点火用システム100は、点火用ヒータ10とガスバルブ20とを備えている。ガス点火用システム100は、ガスバルブ20を介して外部から供給されるガスを点火用ヒータ10で加熱することによって点火を行なう。ガス点火用システム100は、例えば、家庭用のガスレンジ等に用いることができる。
図1は本発明の一実施形態のガス点火用システム100のうち、点火用ヒータ10を示す断面図である。図1に示すように、点火用ヒータ10は、基体1と、基体1の内部に埋設された第1の発熱抵抗体2と、基体1の内部に設けられた給電線3と、給電線3に接続された第1のリード端子4とを備えている。なお、図1においては、第1の発熱抵抗体2と給電線33を基体1を透視して示している。点火用ヒータ10は、ガスを点火および燃焼させるための部材である。
基体1は、第1の発熱抵抗体2および給電線3を内部に保持するための部材である。基体1の内部に第1の発熱抵抗体2および給電線3が設けられることによって、第1の発熱抵抗体2および給電線3の耐環境性を向上できる。これにより、ガスによる第1の発熱抵抗体2の劣化および給電線3の劣化を抑制できる。基体1は、例えば棒状、矩形板状、長尺板状、角柱状または円柱状等の部材である。基体1は、アルミナ、窒化珪素、窒化アル
ミニウムまたは炭化珪素等のセラミック材料から成る。基体1は、例えば矩形板状であれば、幅が4〜20mm、厚みが1〜20mm、長さが30〜100mmである。
第1の発熱抵抗体2は、通電することによって熱を発する部材である。第1の発熱抵抗体2は、基体1に埋設されている。第1の発熱抵抗体2は、基体1の外周の長辺と長手方向の辺とからなる面に面するように配置されている。第1の発熱抵抗体2は、2つの並んだ直線部とこれらの直線部を繋ぐ外周および内周の形状が半円状の折返し部とを有している。第1の発熱抵抗体2は、折返し部が基体1の先端近くに設けられるとともに、折返し部の先端部から後端側に向かって直線部が設けられている。第1の発熱抵抗体2は、炭化タングステン等の導電性のセラミック材料から成る。第1の発熱抵抗体2は、例えば、線幅が0.2〜1.5mmであり、厚みが5〜100μmである。折返し部の曲率半径は、例えば、内周が0.15〜3mmであり、外周が0.5〜4mmである。第1の発熱抵抗体2で発せられた熱は、基体1の内部を伝導して、基体1の表面から外部に発せられて、ガスバルブ20から供給されるガスに点火する。なお、本実施形態においては折返し部が1つのみ設けられているが、これに限られない。例えば、折返し部が複数設けられていることによって、第1の発熱抵抗体2がいわゆるミアンダ状に形成されていてもよい。
給電線3は、第1のリード端子4と共に第1の発熱抵抗体2を基体1の外部の電源に電気的に接続するための一対の配線部材である。給電線3は、大部分が基体1に埋設されていて、一端が第1の発熱抵抗体2に電気的に接続されている。すなわち、それぞれの給電線3の一端は、第1の発熱抵抗体2の別々の端部に接続されている。一方、それぞれの給電線3の他端は、外部の電源に接続するために、基体1の後端側の表面に引き出されて別々の第1のリード端子4に接続されている。給電線3は、基体1の内部を引き回す配線として線状に形成されている。給電線3は、例えば炭化タングステン等の導電性のセラミック材料から成り、第1の発熱抵抗体2より低抵抗の配線として形成されている。給電線3のうち、第1の発熱抵抗体2から基体1の後端側にかけて設けられた部位の線幅は、例えば0.2〜2mmであり、厚みは、例えば30〜200μmである。基体1の後端側において、給電線3は引き出し部31を有している。この引き出し部31によって基体1の内部と外部とを電気的に接続している。
第1のリード端子4は、給電線3を外部の電源に電気的に接続するための棒状の導電部材である。第1のリード端子4は、基体1の第1の発熱抵抗体2が設けられている側とは逆側の表面に引き出されたそれぞれの給電線3(引き出し部31)に接合されている。第1のリード端子4は、例えば、ニッケルから成る。第1のリード端子4と給電線3との接合には、例えば、ろう材が用いられる。ろう材としては、例えば、銀ろう等が用いられる。第1のリード端子4の寸法は、例えば、幅が0.2〜2mm、厚みが0.2〜2mm、長さが10mm以上である。
次に、本発明の一実施形態のガス点火用システム100のうち、ガスバルブ20について説明する。図2は、ガスバルブ20の断面図である。図2に示すように、ガスバルブ20は、筺体5と、筺体5の内部に設けられたマウント部材6と、マウント部材6に取り付けられた熱動弁7と、熱動弁7に設けられた第2の発熱抵抗体8と、第2の発熱抵抗体8に接続された第2のリード端子9とを有している。ガスバルブ20は、点火用ヒータ10にガスを供給するための部材である。
筺体5は、内部にガスが通過する空洞を有する部材である。筺体5は、内部の空洞と外部とを繋ぐ2つの孔を有している。2つの孔のうち1つは、外部からガスが導入される導入口51である。もう一方は、筺体5の内部から点火用ヒータ10にガスを供給する供給口52である。筺体5の外形は、例えば、略直方体形状である。本実施形態においては、一側面に導入口51が形成されているとともに、一側面に隣接する一主面のうち導入口5
1から遠い領域に供給口52が形成されている。筺体5は、供給口52が点火用ヒータ10の先端付近に位置するように設けられている。ここで、「先端付近」とは、供給口52から供給されたガスが点火用ヒータ10によって点火される程度に近傍に位置していることを意味している。筺体5は、鋼鉄またはアルミニウム等の金属材料から成る。筺体5は、例えば直方体形状であれば、主面の長辺の長さが80mmであり、短辺の長さが20mmであり、側面のうち主面に垂直な辺の長さが30mmである。
マウント部材6は、熱動弁7を搭載するための部材である。マウント部材6は、筺体5の内周面のうち供給口52が形成されている面に設けられている。マウント部材6は、例えば、直方体形状である。マウント部材6は、例えば、酸化物セラミックスまたは窒化物セラミックス等の絶縁性の材料から成る。
熱動弁7は、筺体5の供給口52を封止または開放するための弁である。熱動弁7は、鉄および銅または鉄およびニッケル等の板状のバイメタルによって形成されている。熱動弁7は、熱が加えられることによって変形する。熱動弁7が変形することによって封止された供給口52が解放されて、筺体5の空洞部内に存在するガスを供給口52から点火用ヒータ10に供給する。熱動弁7への加熱を停止すると熱動弁7の形状が変形する前の状態に戻ることによって、解放された供給口52が再度封止される。熱動弁7は、マウント部材6に搭載されている。熱動弁7がマウント部材6に搭載されていることによって、熱動弁7のうち筺体5の内表面に接触する領域を減らすことができる。これにより、熱動弁7の変形が筺体5によって妨げられることを抑制できる。
第2の発熱抵抗体8は、熱動弁7を加熱するための部材である。第2の発熱抵抗体8は、ニクロム線等によって構成されている。第2の発熱抵抗体8は、熱動弁7の一部に巻きつけられるように設けられている。第2の発熱抵抗体8が、熱動弁7に巻きつけられていることによって、第2の発熱抵抗体8から発せられた熱を良好に熱動弁7に伝えることができる。これにより、第2の発熱抵抗体8に電圧を加えてから、熱動弁7が変形して供給口52が開放されるまでの時間を短縮することができる。第2の発熱抵抗体8は、一端および他端が一対の第2のリード端子9に接続されている。第2の発熱抵抗体8には、第2のリード端子9を介して電力が供給される。
第2のリード端子9は、第2の発熱抵抗体8を外部の電極に接続するための導電部材である。第2のリード端子9は、筺体5の外表面に設けられている。第2のリード端子9は、第2の発熱抵抗体8と電気的に接続されている。第2のリード端子9は、例えば、銅または黄銅等の金属材料から成る。第2のリード端子9と筺体5とはマイカ等によって絶縁されている。第2のリード端子9と第2の発熱抵抗体8の接合には、例えば、スポット溶接または圧着が用いられる。
次に、点火用ヒータ10とガスバルブ20との関係を電気的な観点から説明する。図3に示すように、点火用ヒータ10の第1の発熱抵抗体2とガスバルブ20の第2の発熱抵抗体8とが電気的に直列に接続されている。具体的には、例えば、第1のリード端子4の一方が電源の正極に接続されるとともに、第1のリード端子4の他方が第2のリード端子9の一方に接続されており、第2のリード端子9の他方が電源の負極に接続されている。これにより、ガスの供給とヒータの発熱とを同じ電源および1つのスイッチで管理することができる。そのため、ガス点火用システム100における電気回路を単純なものとすることができる。
さらに、第1の発熱抵抗体2と第2の発熱抵抗体8とを比較すると、常温における第1の発熱抵抗体2の抵抗(抵抗値)が第2の発熱抵抗体8の抵抗(抵抗値)よりも大きく、第1の発熱抵抗体2の抵抗温度係数が第2の発熱抵抗体8の抵抗温度係数よりも大きい。
これにより、電圧を印加し始めた際に第1の発熱抵抗体2と第2の発熱抵抗体8との抵抗(抵抗値)の差が小さいものであったとしても、時間の経過とともに印加した電圧に対する電圧降下のうち第1の発熱抵抗体2における電圧降下の占める割合を上昇させていくことができる。そのため、点火用ヒータ10の第1の発熱抵抗体2とガスバルブ20の第2の発熱抵抗体8とに電圧を印加した瞬間における、第1の発熱抵抗体2と第2の発熱抵抗体8との間の抵抗(抵抗値)の差を従来よりも小さく設定することができる。そのため、第2の発熱抵抗体8を良好に発熱させることができることから、熱動弁7を良好に加熱することができる。これにより、ガスバルブ20から点火用ヒータ10へのガスの供給を電圧を印加し始めてから短時間で行なうことができる。その結果、ガス点火用システム100は、短時間でガスを点火することができる。なお、第1の発熱抵抗体2の抵抗は、例えば、0.2〜100Ωに設定することができる。また、第1の発熱抵抗体2の抵抗温度係数は、500〜4000ppmに設定することができる。さらに、第2の発熱抵抗体8の抵抗は、例えば、0.1〜40Ωに設定することができる。また、第2の発熱抵抗体8の抵抗温度係数は、0〜3000ppmに設定することができる。
さらに、第1の発熱抵抗体2の抵抗温度係数が0よりも大きいことが望ましい。第1の発熱抵抗体2の抵抗温度係数が0よりも大きい、すなわち正であることによって、常温における第1の発熱抵抗体2の抵抗(抵抗値)をガスの燃焼中に第1の発熱抵抗体2が十分に発熱するために必要な抵抗よりも小さな抵抗に設定することができる。そのため、電圧を印加し始めるときにおける第1の発熱抵抗体2と第2の発熱抵抗体8との間の抵抗の差をより小さくすることができる。そのため、第2の発熱抵抗体8を良好に発熱させることができることから、熱動弁7を良好に加熱することができる。これにより、ガスバルブ20から点火用ヒータ10へのガスの供給を、電圧を印加し始めてから短時間で行なうことができる。
また、第2の発熱抵抗体8の抵抗温度係数が0より大きいことが望ましい。これにより、電圧を印加し始めるときの第2の発熱抵抗体8の抵抗(抵抗値)を小さく設定できる。その結果、電圧を印加し始めるときにより多くの電流を流すことができることから、第2の発熱抵抗体8における発熱量を増やすことができる。その結果、より良好に熱動弁7を加熱することができる。
また、第1の発熱抵抗体2は、電気的に連続した導電性セラミックスが絶縁性セラミックス中に配置されて成ることが好ましい。具体的には、導電性セラミックスの粒子が絶縁性セラミックス中に連続して配置されていることが好ましい。このとき、絶縁性セラミックス中における導電性セラミックスの割合を変化させることによって、第1の発熱抵抗体2の抵抗温度係数を容易に調整することができる。導電性セラミックスとして炭化タングステンを用いる場合であれば、絶縁性セラミックスとして例えば窒化ケイ素または窒化ホウ素等を用いることができる。特に、導電性セラミックスが炭化タングステンであるとともに、絶縁性セラミックスが窒化ケイ素であることが好ましい。これにより、発熱抵抗体2の耐久性を向上させることができる。
また、第1の発熱抵抗体2の絶縁性セラミックスと基体1を構成するセラミック材料とが同じであることが好ましい。これにより、第1の発熱抵抗体2と基体1との熱膨張係数を近づけることができる。その結果、第1の発熱抵抗体2が発熱したときに、第1の発熱抵抗体2に生じる熱応力を低減できる。
1:基体
2:第1の発熱抵抗体
3:給電線
4:第1のリード端子
5:筺体
51:導入口
52:供給口
6:マウント部材
7:熱動弁
8:第2の発熱抵抗体
9:第2のリード端子
10:点火用ヒータ
20:ガスバルブ
100:点火用システム

Claims (6)

  1. 第1の発熱抵抗体を有する点火用ヒータと、
    該点火用ヒータに供給するガス量を調整する熱動弁および前記第1の発熱抵抗体に電気的に直列に接続されており、前記熱動弁を加熱する第2の発熱抵抗体を有するガスバルブとを備えており、
    常温における前記第1の発熱抵抗体の抵抗が前記第2の発熱抵抗体の抵抗よりも大きく、前記第1の発熱抵抗体の抵抗温度係数が前記第2の発熱抵抗体の抵抗温度係数よりも大きいことを特徴とするガス点火用システム。
  2. 前記第1の発熱抵抗体の抵抗温度係数が0よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載のガス点火用システム。
  3. 前記第2の発熱抵抗体の抵抗温度係数が0よりも大きいことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス点火用システム。
  4. 前記第1の発熱抵抗体は、電気的に連続した導電性セラミックスが絶縁性セラミックス中に配置されて成ることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のガス点火用システム。
  5. 前記点火用ヒータは、前記第1の発熱抵抗体が埋設された基体をさらに有するとともに、該基体が前記絶縁性セラミックスから成ることを特徴とする請求項4に記載のガス点火用システム。
  6. 前記絶縁性セラミックスが窒化ケイ素であるとともに、前記導電性セラミックスが炭化タングステンであることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のガス点火用システム。
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