JP5997197B2 - 配線基板 - Google Patents

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Description

本発明は、電極ピッチの異なる複数の半導体素子等を搭載するための配線基板に関するものである。
近年、携帯電話や音楽プレーヤーなどに代表される電子機器の高機能化が進む中で、それらに使用される配線基板には、様々な機能を持つ複数の半導体素子が搭載されるものがある。その一例として、演算処理用の大型の半導体素子とメモリー用の小型の半導体素子とを同一面に搭載した配線基板が挙げられる。
図5に、このような複数の半導体素子が搭載される従来の配線基板Bを示す。配線基板Bは、絶縁基板21と、配線導体22と、絶縁層23と、ソルダーレジスト層24とを備えている。配線基板Bの上面中央部には、演算処理用等の大型の第1半導体素子S1を搭載するための第1搭載部21aが形成されている。また、配線基板Bの上面外周部には、メモリー用等の小型の第2半導体素子S2を搭載するための第2搭載部21bが形成されている。
絶縁基板21は、例えばガラス−エポキシ樹脂から成る。絶縁基板21には、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール25が形成されている。絶縁基板21表面およびスルーホール25内には、配線導体22が被着されている。絶縁基板21上面の配線導体22は、配線基板B上面側における下層導体26を形成している。絶縁基板21下面の配線導体22は、外部の電気回路基板に接続する外部接続パッド27を形成している。
絶縁層23は、絶縁基板21の上面に積層されている。絶縁層23には複数のビアホール28が形成されている。絶縁層23の上面およびビアホール28内には、配線導体22が被着されている。絶縁層23の上面に被着された配線導体22は、配線基板B上面側における上層導体29を形成している。またビアホール28内に被着された配線導体22は、上層導体29と下層導体26とを接続する第1および第2ビア導体30a、30bを形成している。
第1搭載部21aには、第1半導体素子S1の電極T1と接続される第1半導体素子接続パッド31aが電極T1と対応する配列で形成されている。第1半導体素子接続パッド31aは、その直下に形成された第1ビア導体30aにより下層導体26に接続されている。また、第2搭載部21bには、第2半導体素子S2の電極T2と接続される第2半導体素子接続パッド31bが電極T2と対応する配列で形成されている。第2半導体素子接続パッド31bは、その直下に形成された第2ビア導体30bにより下層導体26に接続されている。なお、第1半導体素子S1の電極T1は、比較的大きな第1電極ピッチP1で配置されており、第2半導体素子S2は、第1電極ピッチP1より小さい第2電極ピッチP2で配置されている。第1ビア導体30aおよび第2ビア導体30bは同じ直径である。
ソルダーレジスト層24は、絶縁層23の上面および絶縁基板21の下面に被着されている。上面側のソルダーレジスト層24は、第1および第2半導体素子接続パッド31a、31bを露出する第1開口部24aおよび第2開口部24bを有している。そして、下面側のソルダーレジスト層24は、外部接続パッド27を露出する第3開口部24cを有している。
そして、第1および第2半導体素子S1、S2の電極T1、T2を、それぞれ対応する第1および第2半導体素子接続パッド31a、31bに半田を介して接続するとともに、外部接続パッド27を外部の電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することにより、第1および第2半導体素子S1、S2が外部の電気回路基板に電気的に接続されて稼働する。
ところが、上述のように電子機器の高機能化に伴い第1半導体素子S1が大型化してくると、第1半導体素子S1を配線基板Bに半田で接続するときや、第1半導体素子S1が稼働するときの熱履歴により、第1半導体素子S1と配線基板Bとの間に大きな熱伸縮差が生じるようになる。その結果、第1半導体素子S1の電極T1とこれに接続された第1半導体素子接続パッド31aとの間に大きな熱応力が発生し、その熱応力が第1ビア導体30aと下層導体26との接続部に集中して作用することにより、第1ビア導体30aと下層導体26との接合面にクラックが発生してしまい、第1半導体素子S1を安定的に稼働させることができない場合がある。
特開2003−324180号公報
本発明は、ビア導体と下層導体との接合強度を向上させることで、半導体素子と配線基板との熱伸縮差により生じる応力でビア導体と下層導体との間にクラックが発生することを抑制する。これにより、半導体素子を安定的に稼働させることが可能な配線基板を提供することを課題とする。
本発明の配線基板は、下面に下層導体を有する絶縁層と、絶縁層上に形成されており第1電極ピッチを有する第1半導体素子を搭載する第1搭載部と、絶縁層上に形成されており第1電極ピッチより小さい第2電極ピッチを有するとともに第1半導体素子の対角線長さより小さい対角線長さを有する第2半導体素子を搭載する第2搭載部と、第1搭載部に第1電極ピッチと同ピッチで形成された第1半導体素子接続パッドと、第2搭載部に第2電極ピッチと同ピッチで形成された第2半導体素子接続パッドと、第1半導体素子接続パッド下の絶縁層に形成された第1ビアホールと、第2半導体素子接続パッド下の絶縁層に形成された第2ビアホールと、第1半導体素子接続パッドと一体的に形成されており第1ビアホールを充填して下層導体と電気的に接続された第1ビア導体と、第2半導体素子接続パッドと一体的に形成されており第2ビアホールを充填して下層導体と電気的に接続された第2ビア導体と、を具備して成る配線基板であって、第1ビア導体の径が、第2ビア導体の径よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明の別の配線基板は、下面に下層導体を有する絶縁層と、絶縁層上に形成されており第1電極ピッチを有する第1半導体素子を搭載する第1搭載部と、絶縁層上に形成されており第1電極ピッチより小さい第2電極ピッチを有するとともに第1半導体素子の対角線長さより小さい対角線長さを有する第2半導体素子を搭載する第2搭載部と、第1搭載部に第1電極ピッチと同ピッチで形成された第1半導体素子接続パッドと、第2搭載部に第2電極ピッチと同ピッチで形成された第2半導体素子接続パッドと、第1半導体素子接続パッド下の絶縁層に形成された第1ビアホールと、第2半導体素子接続パッド下の絶縁層に形成された第2ビアホールと、第1半導体素子接続パッドと一体的に形成されており第1ビアホールを充填して下層導体と電気的に接続された第1ビア導体と、第2半導体素子接続パッドと一体的に形成されており第2ビアホールを充填して下層導体と電気的に接続された第2ビア導体と、を具備して成る配線基板であって、第1搭載部において、外周部に配設された第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体の径が、中央部に配設された第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体の径、および第2ビア導体の径よりも大きいことを特徴とするものである。
本発明の配線基板によれば、第1半導体素子の電極が接続される第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体は、第2半導体素子の電極が接続される第2半導体素子接続パッドと一体的に形成された第2ビア導体よりも大きな径を有している。したがって、第1ビア導体と下層導体との接続面を大きくすることで第1ビア導体と下層導体との接合強度を向上させることができる。これにより、第2半導体素子の対角線長さよりも大きな対角線長さを有する第1半導体素子と配線基板との熱伸縮の差に起因して発生する応力により第1ビア導体と下層導体との間にクラックが発生することを抑制して、半導体素子を安定的に稼働させることが可能な配線基板を提供することができる。なお、第1半導体素子の電極ピッチは第2半導体素子の電極ピッチよりも大きいことから、第1ビア導体の径を大きなものとしたとしても、第1ビア導体同士の間に十分な絶縁間隔を設けることができる。さらに、第2半導体素子は対角線長さが短いことから、第2半導体素子と配線基板との熱伸縮差に起因する大きな応力が発生することはなく、したがって第2ビア導体の径が小さいままであっても第2ビア導体と下層導体との間にクラックが発生することはない。
本発明の別の配線基板によれば、第1搭載部において、外周部に配設された第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体の径が、中央部に配設された第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体の径、および第2ビア導体の径よりも大きな径を有している。したがって、第1搭載部の外周部に配設された第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された第1ビア導体と下層導体との接続面を大きくすることで第1ビア導体と下層導体との接合強度を向上させることができる。このため、第2半導体素子の対角線長さよりも大きな対角線長さを有する第1半導体素子と配線基板との熱伸縮の差に起因して発生する応力が特に集中する第1搭載部の外周部の第1半導体素子接続パッドに接続された第1ビア導体と下層導体との間にクラックが生じることを抑制できる。これにより、半導体素子を安定的に稼働させることが可能な配線基板を提供することができる。なお、第1半導体素子の電極ピッチは第2半導体素子の電極ピッチよりも大きいことから、第1ビア導体の径を大きなものとしたとしても、第1ビア導体同士の間に十分な絶縁間隔を設けることができる。さらに、第2半導体素子は対角線長さが短いことから、第2半導体素子と配線基板との熱伸縮差に起因する大きな応力が発生することはなく、したがって第2ビア導体の径が小さいままであっても第2ビア導体と下層導体との間にクラックが発生することはない。
図1は、本発明の配線基板の実施の形態の一例を示す概略断面図である。 図2は、本発明の配線基板の別の実施の形態の一例を示す概略断面図である。 図3は、本発明の配線基板のさらに別の実施の形態の一例を示す概略断面図である。 図4は、本発明の配線基板の異なる実施の形態の一例を示す概略断面図である。 図5は、従来の配線基板の実施の形態の一例を示す概略断面図である。
次に、本発明の配線基板の実施形態の一例を、図1を基に説明する。
図1に示すように本例の配線基板Aは、絶縁基板1と、配線導体2と、絶縁層3と、ソルダーレジスト層4とを備えている。配線基板Aの上面中央部には、演算処理用等の大型の第1半導体素子S1を搭載するための第1搭載部1aが形成されている。また、配線基板Aの上面外周部には、メモリー用等の小型の第2半導体素子S2を搭載するための第2搭載部1bが形成されている。
絶縁基板1は、例えばガラス−エポキシ樹脂から成る。絶縁基板1には、その上面から下面にかけて貫通する複数のスルーホール5が形成されている。絶縁基板1表面およびスルーホール5内には、配線導体2の一部が被着されている。絶縁基板1上面の配線導体2は、配線基板A上面側における下層導体6を形成している。絶縁基板1下面の配線導体2は、外部の電気回路基板に接続する外部接続パッド7を形成している。
絶縁基板1は、例えば次のように形成される。まず、ガラスクロスにエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させた電気絶縁材料を、圧力下で熱硬化して絶縁板を形成する。次に、ドリル加工やブラスト加工、あるいはレーザー加工によりスルーホール5を形成することで絶縁基板1が形成される。
絶縁層3は、絶縁基板1の上面に積層されている。第1搭載部1aにおける絶縁層3には、複数の第1ビアホール8aが形成されている。また、第2搭載部1bにおける絶縁層3には、複数の第2ビアホール8bが形成されている。絶縁層3は、例えばエポキシ樹脂やビスマレイミドトリアジン樹脂等の熱硬化性樹脂から成る電気絶縁シートを、真空状態で絶縁基板1上にラミーネートした後で熱硬化することで形成される。第1および第2ビアホール8a、8bは、例えばレーザー加工で形成される。なお、レーザー加工後は、デスミア処理を行うことが好ましい。なお、第1ビアホール8aおよび第2ビアホール8bは、下層導体6を底面として形成されている。
絶縁層3の上面ならびに第1および第2ビアホール8a、8b内には、配線導体2の一部が被着されている。絶縁層3の上面に被着された配線導体2は、配線基板A上面側における上層導体9を形成している。また、第1および第2ビアホール8a、8b内に被着された配線導体2は、上層導体9と一体的に形成された第1ビア導体10aおよび第2ビア導体10bを形成している。第1ビア導体10aおよび第2ビア導体10bは、それぞれ第1ビアホール8aおよび第2ビアホール8b内を充填しており、上層導体9と下層導体6とを接続している。これらの上層導体9および第1ビア導体10a、第2ビア導体10bは、銅めっき等の良導電性材料から成り、例えば周知のセミアディティブ法により形成される。
上層導体9の一部は、第1搭載部1aにおいて、第1半導体素子S1の電極T1と接続される第1半導体素子接続パッド11aを形成している。第1半導体素子接続パッド11aは第1半導体素子S1の電極T1と対応する配列で形成されている。第1半導体素子接続パッド11aは、その直下に形成された第1ビア導体10aにより下層導体6に接続されている。また、上層導体9の別の一部は、第2搭載部1bにおいて、第2半導体素子S2の電極T2と接続される第2半導体素子接続パッド11bを形成している。第2半導体素子接続パッド11bは第2半導体素子S2の電極T2と対応する配列で形成されている。第2半導体素子接続パッド11bは、その直下に形成された第2ビア導体10bにより下層導体6に接続されている。なお、第1半導体素子S1の電極T1は、比較的大きな第1電極ピッチP1で配置されており、第2半導体素子S2は、第1電極ピッチP1より小さい第2電極ピッチP2で配置されている。第1電極ピッチP1は、およそ150〜160μm程度であり、第2電極ピッチP2は、およそ50〜60μm程度である。
ところで、本例の配線基板Aにおいては、第1ビアホール8aの径は、およそφ28〜33μm程度であり、第2ビアホール8bの径は、およそφ20〜25μm程度である。
第1および第2ビア導体10a、10bは、それぞれ第1および第2ビアホール8a、8b内を充填しているため、第1ビア導体10aの径は、第2ビア導体10bの径よりも大きい。
ソルダーレジスト層4は、絶縁層3の上面および絶縁基板1の下面に被着されている。上面側のソルダーレジスト層4は、第1および第2半導体素子接続パッド11a、11bを露出する第1開口部4aおよび第2開口部4bを有している。そして、下面側のソルダーレジスト層4は、外部接続パッド7を露出する第3開口部4cを有している。
なお、図1に示すように、第1開口部4aの開口径は、第2開口部4bの開口径よりも大きいことが好ましい。このように、第1半導体素子S1の電極T1と第1半導体素子接続パッド11aとの接続面積を大きくすることで両者の接合強度が向上できる。その結果、第2半導体素子S2の対角線長さよりも大きな対角線長さを有する第1半導体素子S1と配線基板Aとの熱伸縮の差に起因して発生する応力に対しても、第1半導体素子S1と配線基板Aとの接続を強固に維持することが可能になる。
ソルダーレジスト層4は、例えばエポキシ樹脂やポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂を含有する電気絶縁材料から成る樹脂ペーストまたはフィルムを絶縁基板1の上に塗布または貼着して熱硬化させることにより形成される。
そして、第1および第2半導体素子S1、S2の電極T1、T2を、それぞれ対応する第1および第2半導体素子接続パッド11a、11bに半田を介して接続するとともに、外部接続パッド7を外部の電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することにより、第1および第2半導体素子S1、S2が外部の電気回路基板に電気的に接続されて稼働する。
ところで、本発明においては、上述したように、第1半導体素子S1の電極T1が接続される第1半導体素子接続パッド11aと一体的に形成された第1ビア導体10aは、第2半導体素子S2の電極T2が接続される第2半導体素子接続パッド11bと一体的に形成された第2ビア導体10bよりも大きな径を有している。したがって、第1ビア導体10aと下層導体6との接続面を大きくすることで第1ビア導体10aと下層導体6との接合強度を向上させることができる。これにより、第2半導体素子S2の対角線長さよりも大きな対角線長さを有する第1半導体素子S1と配線基板Aとの熱伸縮の差に起因して発生する応力により第1ビア導体10aと下層導体6との間にクラックが発生することを抑制して、半導体素子S1を安定的に稼働させることが可能な配線基板Aを提供することができる。なお、第1半導体素子S1の電極ピッチP1は第2半導体素子S2の電極ピッチP2よりも大きいことから、第1ビア導体10aの径を大きなものとしたとしても、第1ビア導体10a同士の間に十分な絶縁間隔を設けることができる。さらに、第2半導体素子S2は対角線長さが短いことから、第2半導体素子S2と配線基板Aとの熱伸縮差に起因する大きな応力が発生することはなく、したがって第2ビア導体10bの径が小さいままであっても第2ビア導体10bと下層導体6との間にクラックが発生することはない。
なお、本発明は上述の実施形態の一例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば種々の変更は可能である。例えば、上述の実施形態の一例では、図1に示したように、絶縁基板1の上面には絶縁層3が一層だけ形成されているが、複数の絶縁層3を形成しても良い。また、絶縁基板1の下面には絶縁層3が形成されていないが、絶縁層3を単層あるいは複数層形成しても良い。
また、例えば、上述の実施形態の一例では、図1に示したように、全ての第1ビア導体10aの径が第2ビア導体10bの径よりも大きい例を示したが、図2に示す配線基板A2のように、第1搭載部1aにおいて、外周部に配設された第1半導体素子接続パッド11vと一体的に形成された第1ビア導体10vの径のみを、中央部に配設された第1半導体素子接続パッド11wと一体的に形成された第1ビア導体10wの径、および第2ビア導体10bの径より大きくしても良い。このようにすることによって、第1半導体素子S1と配線基板A2との熱伸縮の差に起因して発生する応力が特に集中する第1搭載部1aの外周部において第1半導体素子接続パッド11vと一体的に形成された第1ビア導体10vと下層導体6との接合強度を向上させることができる。その結果、第1搭載部1aの外周部の第1半導体素子接続パッド11vに接続された第1ビア導体10vと下層導体6との間にクラックが生じることを抑制できる。
なお、大きな対角線長さを有する第1搭載部1aに配設された第1半導体素子接続パッド11vおよび第1ビア導体10vならびに第1半導体素子接続パッド11wおよび第1ビア導体10wをセミアディティブ法により形成する場合、セミアディティブ法における電解めっきを被着させると、電解めっきのための電流分布は第1搭載部1aの外周部に集中して大きくなり、中央部では分散して小さくなる傾向にある。そのため、第1搭載部1aの外周部では電解めっきの析出性が高いものの、中央部では低いものとなってしまう。しかしながら本例の配線基板A2の場合、第1搭載部1aの外周部に配設された第1ビア導体10vのみの径を大きくし、中央部の第1ビア導体10wの径を小さいままとしておくことで、セミアディティブ法における電解めっきを被着させる際に、電解めっきの析出性の低い中央部においても、第1ビア導体10wを良好に析出させることができる。したがって、本例の配線基板A2によれば、第1搭載部1aの外周部のみならず、中央部においても電気的な接続信頼性に優れる配線基板A2を提供することができる。
さらに、図2に示した実施形態例では、第1搭載部1aにおいて、外周部に配設された第1半導体素子接続パッド11vと、中央部に配設された第1半導体素子接続パッド11wとを露出する開口部4aの開口径の大きさが同じ例を示したが、図3に示す配線基板A3のように、第1半導体素子接続パッド11vを露出する開口部14aの開口径を、第1半導体素子接続パッド11wを露出する開口部4aの開口径より大きくしてもよい。このようにすることによって、第1半導体素子S1と配線基板A3との熱伸縮の差に起因して発生する応力が特に集中する第1搭載部1aの外周部において、第1半導体素子S1の電極T11と第1半導体素子接続パッド11vとの接続面積を大きくすることで両者の接合強度が向上できる。その結果、第1半導体素子S1と配線基板A3との熱伸縮の差に起因して発生する応力が特に集中する第1搭載部1aの外周部においても、第1半導体素子S1と配線基板A3との接続を強固に維持することが可能になる。
また、上述した実施形態例では、いずれも半導体素子接続パッドがソルダーレジスト層の開口部に露出している例を示したが、図4に示す配線基板A4のように、第1半導体素子接続パッド11v、11wおよび第2半導体素子接続パッド11bの表面に、銅ポストC1、C2、C3を形成しておいてもよい。これらの銅ポストは、第1搭載部1aの外周部に配設された第1半導体素子接続パッド11v表面に形成された銅ポストC1の径が、第1搭載部1aの中央部に配設された第1半導体素子接続パッド11w表面に形成された銅ポストC2の径、および第2半導体素子接続パッド11b表面に形成された銅ポストC3の径よりも大きく形成されている。各銅ポストC1、C2、C3の径を同一に形成しても構わないが、上述のように形成することで、第1半導体素子S1と配線基板A4との熱伸縮の差に起因して発生する応力が特に集中する第1搭載部1aの外周部において、第1半導体素子S1の電極T11と銅ポストC1との接続面積を大きくすることで両者の接合強度が向上できる。その結果、第1搭載部1aの外周部においても、第1半導体素子S1と配線基板A4との接続を強固に維持することが可能になる。
なお、銅ポストC1とC2の径を同ポストC3よりも大きな同一径としてもよい。
さらに、銅ポストC1およびC2のみを設けてもよい。この場合、銅ポストC1とC2の径を同一径としても良いし、銅ポストC1の径が銅ポストC2の径より大きくてもよい。
さらに、銅ポストC3のみを設けてもよい。
このような各銅ポストC1、C2、C3は、例えば次のように形成すればよい。まず、絶縁層3表面に各半導体素子接続パッドを露出する開口部を有するソルダーレジスト層4を上述した方法で被着させる。次に、ソルダーレジスト層4表面および開口部の内面に無電解めっきを被着させてから電解銅めっき層を析出させる。そして、各半導体素子接続パッドに対応する電解銅めっき層上にエッチングレジストを被着した後、エッチングレジストから露出する電解銅めっき層とその下側の無電解めっきとをエッチング除去することで銅ポストC1、C2、C3が形成される。
1a 第1搭載部
1b 第2搭載部
3 絶縁層
6 下層導体
8a 第1ビアホール
8b 第2ビアホール
10a、10v、10w 第1ビア導体
10b 第2ビア導体
11a、11v、11w 第1半導体素子接続パッド
11b 第2半導体素子接続パッド
A、A2 配線基板
P1 第1電極ピッチ
P2 第2電極ピッチ
S1 第1半導体素子
S2 第2半導体素子

Claims (8)

  1. 下面に下層導体を有する絶縁層と、該絶縁層上に形成されており第1電極ピッチを有する第1半導体素子を搭載する第1搭載部と、前記絶縁層上に形成されており前記第1電極ピッチより小さい第2電極ピッチを有するとともに前記第1半導体素子の対角線長さより小さい対角線長さを有する第2半導体素子を搭載する第2搭載部と、前記第1搭載部に前記第1電極ピッチと同ピッチで形成された第1半導体素子接続パッドと、前記第2搭載部に前記第2電極ピッチと同ピッチで形成された第2半導体素子接続パッドと、前記第1半導体素子接続パッド下の前記絶縁層に形成された第1ビアホールと、前記第2半導体素子接続パッド下の前記絶縁層に形成された第2ビアホールと、前記第1半導体素子接続パッドと一体的に形成されており前記第1ビアホールを充填して前記下層導体と電気的に接続された第1ビア導体と、前記第2半導体素子接続パッドと一体的に形成されており前記第2ビアホールを充填して前記下層導体と電気的に接続された第2ビア導体と、を具備して成る配線基板であって、前記第1ビア導体の径が、前記第2ビア導体の径よりも大きいことを特徴とする配線基板。
  2. 下面に下層導体を有する絶縁層と、該絶縁層上に形成されており第1電極ピッチを有する第1半導体素子を搭載する第1搭載部と、前記絶縁層上に形成されており前記第1電極ピッチより小さい第2電極ピッチを有するとともに前記第1半導体素子の対角線長さより小さい対角線長さを有する第2半導体素子を搭載する第2搭載部と、前記第1搭載部に前記第1電極ピッチと同ピッチで形成された第1半導体素子接続パッドと、前記第2搭載部に前記第2電極ピッチと同ピッチで形成された第2半導体素子接続パッドと、前記第1半導体素子接続パッド下の前記絶縁層に形成された第1ビアホールと、前記第2半導体素子接続パッド下の前記絶縁層に形成された第2ビアホールと、前記第1半導体素子接続パッドと一体的に形成されており前記第1ビアホールを充填して前記下層導体と電気的に接続された第1ビア導体と、前記第2半導体素子接続パッドと一体的に形成されており前記第2ビアホールを充填して前記下層導体と電気的に接続された第2ビア導体と、を具備して成る配線基板であって、前記第1搭載部において、外周部に配設された前記第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された前記第1ビア導体の径が、中央部に配設された前記第1半導体素子接続パッドと一体的に形成された前記第1ビア導体の径、および前記第2ビア導体の径よりも大きいことを特徴とする配線基板。
  3. 前記絶縁層の表面に、前記第1および第2半導体素子接続パッドを露出する開口部を有するソルダーレジスト層が被着されているとともに、前記第1半導体素子接続パッドを露出する開口部の径が、前記第2半導体素子接続パッドを露出する開口部の径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載の配線基板。
  4. 前記絶縁層の表面に、前記各半導体素子接続パッドを露出する開口部を有するソルダーレジスト層が被着されているとともに、前記第1搭載部の外周部の前記第1半導体素子接続パッドを露出する開口部の径が、前記第1搭載部の中央部の前記第1半導体素子接続パッドを露出する開口部の径、および前記第2半導体素子接続パッドを露出する開口部の径よりも大きいことを特徴とする請求項2記載の配線基板。
  5. 前記第1および第2半導体素子接続パッド上の少なくとも一方に、円柱状の銅ポストが形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。
  6. 前記第1および第2半導体素子接続パッド上に円柱状の銅ポストが形成されているとともに、前記第1半導体素子接続パッド上の銅ポストの径が、前記第2半導体素子接続パッド上の銅ポストの径よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  7. 前記第1および第2半導体素子接続パッド上に円柱状の銅ポストが形成されているとともに、前記第1搭載部の外周部に配設された前記第1半導体素子接続パッド上の銅ポストの径が、前記第1搭載部の中央部に配設された前記第1半導体素子接続パッド上の銅ポストの径、および前記第2半導体素子接続パッド上の銅ポストの径よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
  8. 前記第1半導体素子接続パッド上に円柱状の銅ポストが形成されているとともに、前記第1搭載部の外周部に配設された前記第1半導体素子接続パッド上の銅ポストの径が、前記第1搭載部の中央部に配設された前記第1半導体素子接続パッド上の銅ポストの径よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の配線基板。
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