JP5997120B2 - 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法 - Google Patents

薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5997120B2
JP5997120B2 JP2013199867A JP2013199867A JP5997120B2 JP 5997120 B2 JP5997120 B2 JP 5997120B2 JP 2013199867 A JP2013199867 A JP 2013199867A JP 2013199867 A JP2013199867 A JP 2013199867A JP 5997120 B2 JP5997120 B2 JP 5997120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
similarity
medicine
drug
collation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013199867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015065978A (ja
Inventor
徹郎 江畑
徹郎 江畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2013199867A priority Critical patent/JP5997120B2/ja
Priority to PCT/JP2014/074814 priority patent/WO2015046043A1/ja
Publication of JP2015065978A publication Critical patent/JP2015065978A/ja
Priority to US15/066,217 priority patent/US10402960B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP5997120B2 publication Critical patent/JP5997120B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J7/00Devices for administering medicines orally, e.g. spoons; Pill counting devices; Arrangements for time indication or reminder for taking medicine
    • A61J7/02Pill counting devices
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06VIMAGE OR VIDEO RECOGNITION OR UNDERSTANDING
    • G06V20/00Scenes; Scene-specific elements
    • G06V20/60Type of objects
    • G06V20/66Trinkets, e.g. shirt buttons or jewellery items
    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H20/00ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance
    • G16H20/10ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients
    • G16H20/13ICT specially adapted for therapies or health-improving plans, e.g. for handling prescriptions, for steering therapy or for monitoring patient compliance relating to drugs or medications, e.g. for ensuring correct administration to patients delivered from dispensers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J3/00Devices or methods specially adapted for bringing pharmaceutical products into particular physical or administering forms
    • A61J3/007Marking tablets or the like

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
  • Medical Treatment And Welfare Office Work (AREA)
  • Image Analysis (AREA)

Description

本発明は、薬剤照合装置、薬剤照合方法、及び薬剤照合システムに係り、特に薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像により、薬剤の照合を行う薬剤照合装置、薬剤照合方法、及び薬剤照合システムに関する。
病院や薬局において、薬剤師等が処方箋に沿って薬剤を調合し分包する場合、分包後に、処方箋どおりに薬剤が分包されているかを監査することが義務づけられている。従来より、この監査業務における人為的な誤監査又は監査業務の負担軽減を目的として、様々な技術が考えられてきた。その中の一つとして、薬剤(錠剤)を撮影して、色、大きさ、形状、又は識別情報(識別コード)に関する情報を取得し、取得した情報と予めサーバやストレージに登録されている薬剤の情報との照合を行い、撮影をした薬剤の種類を特定する技術が知られている。
具体的には、特許文献1には、錠剤又はカプセルを撮影することにより得られる画像から錠剤又はカプセルの銘柄を認識し、認識した錠剤又はカプセルの銘柄と外部の情報処理装置又は端末から入力された錠剤又はカプセルの銘柄との比較を行う技術が開示されている。
また、特許文献2には、分包袋に収容された上方及び下方から撮像して得られる画像に基づいて、薬剤に付された識別コードを読み取り、その識別コードと処方薬との照合を行う技術が開示されている。
また、特許文献3には、マスター外形画像と撮影された分包袋に入っている薬剤の外形とをマッチングすることにより、画像監査が実行される技術が開示されている。
また、特許文献4には、検査物品の撮影画像である切出し画像とテンプレート二次元画像とをマッチングさせ、その後にステレオマッチングを行う技術が開示されている。
また、特許文献5には、薬剤容器の特徴的部分の画像を記憶し、その記憶された画像と取得した画像との照合を行う技術が開示されている。
特開平5−337168号公報 特開2013−66533号公報 特開2013−144101号公報 特開2010−117331号公報 国際公開番号WO2004/112685号公報
ところで、画像どうしの照合を行う代表的な技術的手法としては、各画像の相関演算により類似度を算出し照合を行うパターン照合方法がある。しかし、この手法を薬剤の識別情報に対して行う場合、お互いの識別情報が似ていたり薬剤(錠剤)に割線があったりすると、異なる識別情報を有する薬剤の画像どうしであっても類似度が高くなり、照合装置は間違った判定結果を出力してしまう場合がある。
上述した特許文献1から5には、薬剤の撮影画像を使用して照合を行う際に、お互いの識別情報が似ていたり薬剤に割線があったりすると正確に照合を行うことができない場合に対しての対処に関しては言及がない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、識別情報が似ていたり薬剤に割線があったりする薬剤どうしの照合を行う場合であっても、正確な照合を行うことができる薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法を提供することである。
上記目的を達成するための本発明の一態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合する照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像との類似度を算出する類似度算出部であって、登録画像及び照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出部と、類似度算出部により算出された分割領域ごとの複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、を備える薬剤照合装置に関する。
本態様によれば、分割領域に応じた部分画像の類似度を算出することにより、登録画像と照合画像との類似度を算出するので、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤との照合をより正確に行うことができる。
ここで、類似度とは画像どうしが似ている度合いを示す数値をいい、特に限定されず様々な方法で求めることができる。例えば、画像どうしの相関演算により、類似度を求めることができる。
望ましくは、登録画像ごとに予め定めた分割領域の情報、又は全ての登録画像に使用する分割領域の情報を記憶する分割領域記憶部を備え、類似度算出部は、分割領域記憶部に記憶された分割領域の情報に基づいて、複数の分割領域を特定する。
本態様によれば、予め定められた分割領域の情報、又は全ての登録画像に使用する分割領域の情報を使用して分割領域が特定されるため、分割領域を特定し部分画像を作成する際の画像処理の計算負荷を軽減することができる。
望ましくは、登録画像及び照合画像のうちの少なくとも一方の画像から薬剤表面に刻印若しくは印刷された識別情報の領域、又は薬剤表面の割線の領域を抽出する画像処理部を備え、類似度算出部は、画像処理部により抽出した識別情報の領域又は割線の領域に基づいて、複数の分割領域を特定する。
本態様によれば、識別情報又は割線の領域に応じて分割領域を特定するために、より好ましい領域に分割領域を設定することができ、登録画像に示された薬剤と照合画像に示された薬剤との照合をより正確に行うことができる。
本発明の他の態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合する照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像とからそれぞれ部分画像を抽出する部分画像抽出部であって、処方情報に基づく薬剤と、処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出部と、部分画像抽出部により抽出された登録画像の部分画像と照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出部と、類似度算出部により算出された類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、を備える薬剤照合装置に関する。
本態様によれば、特徴領域に応じた部分画像の類似度により登録画像と照合画像との類似度を算出し、その類似度を使用して照合が行われる。そのため、効率的に登録画像と照合画像との照合を行うことができる。
ここで、特徴領域とは、薬剤に付される識別情報において他の種類の薬剤との識別を可能にする領域(差異がある領域)のことをいう。
望ましくは、部分画像抽出部は、処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤を示す画像の部分画像を抽出し、類似度算出部は、照合画像の部分画像と他の薬剤を示す画像の部分画像との類似度を算出し、判定部は、他の薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。
本態様によれば、登録画像に示される薬剤と照合画像に示される薬剤との照合だけでなく、登録画像に類似度する他の薬剤と照合画像に示される薬剤との照合が行われる。そのため、効率的な照合作業を実現できる。
望ましくは、識別情報が刻印又は印刷された薬剤ごとに予め設定された特徴領域に関する情報を記憶する特徴領域記憶部であって、薬剤ごとに当該薬剤の全体の画像と相互に画像が類似する他の薬剤の画像との画像が異なる領域を特定する特徴領域に関する情報を記憶する特徴領域記憶部と、登録画像取得部により取得した登録画像に対応する、特徴領域に関する情報を特徴領域記憶部から取得する特徴領域取得部と、を備え、部分画像抽出部は、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像とから、特徴領域取得部により取得した特徴領域の情報に基づいてそれぞれ部分画像を抽出する。
本態様によれば、特徴領域に応じた部分画像の類似度により登録画像と照合画像との類似度を算出し、その類似度を使用して照合が行われる。そのため、効率的に登録画像と照合画像との照合を行うことができる。
望ましくは、特徴領域記憶部は、登録画像の薬剤と全体の画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、複数の他の薬剤ごとに特徴領域に関する情報を記憶し、特徴領域取得部は、登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、複数の他の薬剤ごとに特徴領域に関する情報を特徴領域記憶部から取得し、部分画像抽出部は、登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、特徴領域取得部により取得した複数の他の薬剤ごとの特徴領域に関する情報に基づいてそれぞれ対応する部分画像を抽出し、類似度算出部は、登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、部分画像抽出部により抽出された、複数の他の薬剤ごとの登録画像の部分画像と照合画像の部分画像との類似度をそれぞれ算出し、判定部は、登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、類似度算出部により算出された複数の類似度のうちの最も低い類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。
本態様によれば、複数の特徴領域を有する登録画像の場合であっても、その複数の特徴領域ごとに部分画像を抽出して類似度を算出するので、効率的な照合を行うことができる。
望ましくは、照合画像取得部は、照合対象の薬剤を撮影して照合画像を取得する薬剤撮影部と、薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、判定部が登録画像の示す薬剤と照合画像の示す薬剤とは異なると判定した場合には、撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で撮影条件を変更し、変更した撮影条件で撮影した照合画像を取得し、類似度算出部は、撮影条件を変えて撮影された照合画像に基づいて、類似度を算出する。
本態様によれば、判定部が登録画像の示す薬剤と照合画像の示す薬剤とは異なると判定した場合には、照合画像取得部は撮影条件を変えて撮影された照合画像を取得し、類似度算出部は再度類似度を算出する。これにより、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤が同じ薬剤であるにもかかわらず、判定部が異なる薬剤であると誤判定することを防ぐことができる。
望ましくは、照合画像取得部は、照合対象の薬剤を撮影して照合画像を取得する薬剤撮影部と、薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で撮影条件を順次変更し、変更した撮影条件でそれぞれ撮影した照合画像を取得し、類似度算出部は、撮影条件を変えて撮影された照合画像に基づいて、類似度を算出し、判定部は、同一の分割領域において複数の撮影条件ごとに算出された複数の類似度のうちで最も高い類似度である代表類似度を選択し、各分割領域の代表類似度のうちで最も低い最終類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。
本態様によれば、照合画像取得部は複数の撮影条件で撮影された照合画像を取得し、類似度算出部は同じ分割領域の部分画像間において複数の類似度を算出する。これにより、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤が同じ薬剤であるにもかかわらず、判定部が異なる薬剤であると誤判定することを防ぐことができる。
望ましくは、照合画像取得部は、照合対象の薬剤を撮影して照合画像を取得する薬剤撮影部と、薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で撮影条件を順次変更し、変更した撮影条件でそれぞれ撮影した照合画像を取得し、類似度算出部は、撮影条件を変えて撮影された照合画像に基づいて、類似度を算出し、判定部は、特徴領域において複数の撮影条件ごとに算出された複数の類似度のうちで最も高い類似度である代表類似度を選択し、代表類似度のうちで最も低い最終類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。
本態様によれば、照合画像取得部は複数の撮影条件で撮影された照合画像を取得し、類似度算出部は同じ特徴領域の部分画像間において複数の類似度を算出する。これにより、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤が同じ薬剤であるにもかかわらず、判定部が異なる薬剤であると誤判定することを防ぐことができる。
望ましくは、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像とが全体的に類似しているか否かを判定する前処理判定部を有し、類似度算出部は、前処理判定部が登録画像と照合画像とが類似していると判定した場合に、類似度を算出し、判定部は、前処理判定部が登録画像と照合画像とが類似していると判定した場合に、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類であるか否かを判定する。
本態様によれば、部分画像の類似度を算出する前段階において登録画像と照合画像とが全体的に類似しているか否かを判定し、全体的に類似度しているとされた登録画像と照合画像は部分画像の類似度に関しての判定が行われる。これにより、登録画像と照合画像の照合をより効率的に行うことができる。ここで、全体的に類似とは、全体画像間において類似していることを意味する。
望ましくは、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像とが全体的に類似しているか否かを判定する前処理判定部を有し、部分画像抽出部は、前処理判定部が登録画像と照合画像とが類似していると判定した場合に、特徴領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出し、類似度算出部は、前処理判定部が登録画像と照合画像とが類似していると判定した場合に、類似度を算出し、判定部は、前処理判定部が登録画像と照合画像とが類似していると判定した場合に、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類であるか否かを判定する。
本態様によれば、部分画像の類似度を算出する前段階に、登録画像と照合画像との全体的に類似しているか否かを判定するために、より効率的に照合を行うことができる。ここで、「全体的に類似」とは、全体画像間において類似していることを意味する。
望ましくは、類似度算出部は、登録画像取得部により取得した登録画像の部分画像と照合画像取得部により取得した照合画像の部分画像との相関演算により、類似度を算出する。
本態様によれば、相関演算を使用して類似度を算出するので、より正確に類似度の算出を行うことができる。
本発明の他の態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部と、画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像との類似度を算出する類似度算出部であって、登録画像及び照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出部と、類似度算出部により算出された複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、を備える薬剤照合システムに関する。
本発明の他の態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部と、画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、登録画像取得部により取得した登録画像と照合画像取得部により取得した照合画像とからそれぞれの部分画像を抽出する部分画像抽出部であって、処方情報に基づく薬剤と、処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出部と、部分画像抽出部により抽出された登録画像の部分画像と照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出部と、類似度算出部により算出された類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、を備える薬剤照合システムに関する。
本発明の他の態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得ステップと、照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得ステップと、登録画像取得ステップにより取得した登録画像と照合画像取得ステップにより取得した照合画像との類似度を算出する類似度算出ステップであって、登録画像及び照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出ステップと、類似度算出ステップにより算出された複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定ステップと、を含む薬剤照合方法に関する。
本発明の他の態様は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得ステップと、照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得ステップと、登録画像取得ステップにより取得した登録画像と照合画像取得ステップにより取得した照合画像とからそれぞれ部分画像を抽出する部分画像抽出ステップであって、処方情報に基づく薬剤と、処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出ステップと、部分画像抽出ステップにより抽出された登録画像の部分画像と照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出ステップと、類似度算出ステップにより算出された類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定ステップと、を含む薬剤照合方法に関する。
本発明によれば、分割領域の部分画像の類似度に基づいて薬剤の照合を行うので、識別情報が似ている薬剤どうしや割線があったりする薬剤どうしの照合を行う場合であっても、正確な照合を行うことができる。また、本発明によれば、識別情報が類似している薬剤どうしにおいて差異が生じる特徴領域の部分画像の類似度により、照合を行うので、より効率的に照合を行うことができる。
本発明の一の実施形態の機能ブロック図である。 処方情報を説明する図である。 登録画像情報を説明する図である。 照合画像の取得に関して説明する図である。 登録画像及び照合画像が分割領域により分割されることを示した図である。 登録画像及び照合画像が分割領域により分割されることを示した図である。 類似度の算出に関して説明する図である。 類似度を記憶する類似度テーブルに関して説明する図である。 登録画像及び照合画像を説明する図である。 類似度を記憶する類似度テーブルに関して説明する図である。 類似度を記憶する類似度テーブルに関して説明する図である。 本発明の一の実施形態の動作フローを示す図である。 本発明の他の実施形態の機能ブロック図である。 特徴領域に関する情報について説明する図である。 類似度の算出に関して説明する図である。 本発明の他の実施形態の動作フローを示す図である。 本発明の他の実施形態の動作フローを示す図である。 本発明の他の実施形態の動作フローを示す図である。
以下に、添付図面を参照して本発明の実施形態について説明する。以下の説明では、一例として、外部から処方情報22が入力され、外部の画像記憶部24及び表示部26に接続している薬剤照合装置10に関して説明する。
<第1実施形態>
以下に本発明の第1実施形態に関して説明する。
図1は、薬剤照合装置10の機能ブロック図である。薬剤照合装置10は、登録画像取得部12、照合画像取得部14、類似度算出部16、及び判定部18を備えている。また、登録画像取得部12は、処方情報22が入力される。さらに薬剤照合装置10は、画像記憶部24及び表示部26に接続されている。なお、図中の機能ブロックは、必ずしも別体として設けられる必要はなく、一体的に構成されるハードウェア/ソフトウェアによって複数の機能ブロックを実現してもよい。
登録画像取得部12は、薬剤照合装置10の外部に配置される画像記憶部24から、処方情報22に基づいて、単数又は複数種類の薬剤の画像(以下、登録画像という)を取得する。薬剤照合装置10の外部に配置される画像記憶部24は、薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の登録画像を記憶している。画像記憶部24としては、薬局や病院等で一般的に利用されている薬剤のデータベースを利用してもよい。
図2は、処方情報22の一例を示す図である。図2に示すように、処方情報22の一例として処方箋30があげられる。図2に示すように、処方箋30では、患者は、「薬Aという種類の薬剤1錠、薬Bという種類の薬剤が1錠、及び薬Cという種類の薬剤」を毎食後、一錠飲むように処方されている。なお、この処方箋30に記載されている1回に飲む薬(図2の場合は、薬Aを1錠、薬Bを1錠、及び薬Cを1錠)に関する情報を処方情報22とする。
図3は、処方情報22に基づいて登録画像取得部12が取得する登録画像の一例を示す図である。登録画像取得部12は、取得した処方情報22に基づいて画像記憶部24から、薬Aの登録画像32a、薬Bの登録画像32b、薬Cの登録画像32cを取得する。その後、登録画像取得部12は、取得した登録画像を類似度算出部16に送付する。
なお、登録画像取得部12には処方情報22が入力されるが、処方情報22の登録画像取得部12への入力の仕方は特に限定されない。処方情報22は、通信回線又は無線回線を経由して登録画像取得部12に送信されてもよい。また、薬剤照合装置10が有するユーザーインターフェイス(図示せず)を経由して、処方情報22が薬剤照合装置10に入力されてもよい。
また、登録画像取得部12が登録画像を画像記憶部24から取得する方法は、特に限定されない。例えば、登録画像取得部12は、インターネット(エクストラネット又はイントラネットも含む)を経由して画像記憶部24から登録画像を取得する。また、図1に示す薬剤照合装置10では、画像記憶部24は薬剤照合装置10の外部に配置されているが、画像記憶部24は薬剤照合装置10内部に配置されてもよい。
照合画像取得部14(図1)は、照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する。ここで照合対象の薬剤とは、処方情報22に基づいて、調剤された患者が服用する一包分の薬剤のことをいう。具体的には、図2に示す処方情報22に基づいて、人又は機械により調剤され一包化された薬剤のことをいう。そして、上述したように一包分に調合された薬剤は、処方情報22に沿って調剤及び一包化されているかを照合する必要があり、照合画像取得部14は、照合対象の薬剤を撮影し画像を取得する。
図4は、照合画像取得部14が照合対象の薬剤を撮影し照合画像を取得する様子を示す模式図である。図4に示すように、薬剤撮影部であるカメラ40、照明42及び44により、搬送部48によって搬送される一連の一包化された薬剤46の画像が撮影される。具体的には、カメラ40は、一連の一包化された薬剤46のうちの一包47に関して照合画像を取得する。なお、一連の一包化された薬剤46の各一包には、基本的に処方情報22に基づいて調剤された薬剤が入っているが、何らかの理由により処方情報22に対応しない薬剤が入っている一包もある(例えば一包49)。また、説明のため一包化された薬剤は全て表向きとしているが、実際には照合画像を取得する際に裏向きの薬剤もある。その場合には、カメラ40を複数台設けること等により、薬剤の表向きの画像を取得する。
照合画像取得部14に備えられる薬剤撮影部(カメラ40、照明42及び44)は、撮影条件が撮影条件設定部(図示せず)により可変であることが好ましい。例えば、撮影条件設定部は、照明42及び44の設定を変更することにより異なる角度から光を薬剤にあてることができる。また、撮影条件設定部は、照明42又は照明44のそれぞれの光量を調節することもできる。さらに、撮影条件設定部は、カメラ40の設定を変更することによって、撮影条件を変更することができる。例えば、撮影条件設定部は、カメラ40のF値、シャッタースピード、又はISO感度等を調節することにより、撮影条件を変更することができる。これにより、登録画像と照合画像の撮影条件が異なることで類似度が適切に算出されない場合に、照合画像取得部14は、撮影条件を変更して照合画像を再度取得することができる。また、照合画像取得部14は、薬剤照合装置10の外部に設置された撮影手段により取得された照合画像を取得してもよい。すなわち、照合画像取得部14は、薬剤照合装置10の外部のカメラで撮影された照合画像を、例えばインターネットや記録媒体等を経由して取得してもよい。
前述したように登録画像取得部12は、処方情報22に基づいて画像記憶部24から登録画像を取得する。登録画像取得部12が図2に記載の処方情報22を取得した場合、薬A、B、Cに対応する登録画像32a、32b、32c(図3)を画像記憶部24から取得する。
一方、照合画像取得部14は、一包化された薬剤が処方情報22どおりに調剤されている場合、薬A、B、Cを含む画像を取得することになる。また、照合画像取得部14は、前処理として、取得した画像から薬剤ごとに領域抽出を行い、薬剤ごとに抽出した領域の画像(本例では、3つの照合画像)を取得する。
類似度算出部16(図1)は、登録画像取得部12により取得した登録画像と照合画像取得部14により取得した照合画像との類似度を算出する。本例の場合、登録画像32a、32b、32cと、3つの照合画像との類似度を算出する。
ここで、一包分の薬剤の類似度の算出は、登録画像32aに基づいて登録画像32aと3つの照合画像との3つの類似度をそれぞれ算出し、同様に登録画像32bに基づいて登録画像32bと3つの照合画像との3つの類似度をそれぞれ算出し、登録画像32cに基づいて登録画像32cと3つ照合画像との3つの類似度をそれぞれ算出する。即ち、類似度算出部16は、処方箋30に記載されている薬剤の数と、照合したい薬剤の数(払い出しを行う一包分の薬剤の数)との積の回数だけ類似度の算出を行う。
また、類似度算出部16は、前処理判定部(図示せず)を含み、初めの類似度を算出する場合前処理判定部により登録画像全体と照合画像全体との照合を行う。
類似度算出部16は、正規化相互相関演算により画像どうしの類似度を算出するため、前処理として両画像のグレースケール化を行う。正規化相互相関演算は、回転に対してロバストでないため、類似度算出部16は、どちらか一方の画像を一定の角度だけ回転させながら、逐次、正規化相互相関演算により類似度を算出し、最も類似度の高かった値を最終的な画像全体の類似度とする。前処理判定部は、正規化相互相関演算により、登録画像と照合画像の全体的な類似度を算出する。そして、前処理判定部は、閾値に基づいて登録画像と照合画像の全体的に類似度しているか否かを判定する。ここで、類似度の値として例えば、類似度の最高値が1である場合には、閾値は0.7、好ましくは0.8、さらに好ましくは0.9とすることができる。
類似度算出部16は、登録画像全体と照合画像全体との類似度が高い場合(両画像が類似する場合)には、更に登録画像と照合画像とをそれぞれ複数の分割領域に分割した、分割領域ごとの類似度の算出を行う。
次に、分割領域ごとの類似度の算出にいて説明する。
まず、登録画像及び照合画像をそれぞれ複数の分割領域に分割する方法について説明する。
図5は、登録画像及び照合画像が分割領域により分割されることを示した図である。図5Aでは予め定められた分割領域が表されており、図5Bでは分割領域に沿って分割された登録画像が表されており、図5Cでは分割領域に沿って分割された照合画像が表されている。
図5Aに示すように、予め定められた分割領域は、薬剤の識別情報が刻印又は印刷されている箇所に応じて分割領域が定められている。すなわち、図5Aに示す分割領域(50a、50b、50c、及び50d)は、薬剤表面上に縦及び横に2列ずつ(2×2)並ぶ識別情報に応じて、縦及び横に2列ずつ(2×2)並ぶ。
図5Bに示すように、登録画像が分割領域(50a、50b、50c、及び50d)に基づいて分割され、部分画像(52a、52b、52c、及び52d)が作成される。分割領域に基づいて分割された部分画像の各々は、登録画像内にある各識別情報を有する。
図5Cに示すように、照合画像が分割領域(50a、50b、50c、及び50d)に基づいて分割され、部分画像(54a、54b、54c、及び54d)が作成される。分割領域に基づいて分割された部分画像の各々は、照合画像における各識別情報を有する。
図6は、図5とは異なる分割領域により、登録画像及び照合画像が分割されることを示す図である。図6Aでは図5Aとは異なる予め定められた分割領域が表されており、図6Bでは分割領域に沿って分割された登録画像が表されおり、図6Cでは分割領域に沿って分割された照合画像が表されている。
図6Aに示す分割領域は、割線64、及び薬剤の識別情報に応じて定められている。すなわち、分割領域(56a及び56b)は、薬剤の割線64を含まないように設定されており、且つ識別情報を含むように設定されている。図6Bに示すように、登録画像は分割領域(56a及び56b)に基づいて分割され、部分画像(58a及び58b)が作成される。分割領域に基づいて分割された部分画像の各々は、各識別情報を含み且つ割線を含まない。
類似度算出部16は、分割領域応じて分割された登録画像の部分画像と、分割領域に応じて分割された照合画像の部分画像との類似度を算出する。これにより、前処理判定部が登録画像全体と照合画像全体とは類似すると判定した場合であっても、さらに類似度算出部16が複数の分割領域における類似度を算出することにより、判定部18は登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤との照合を適切に行うことができる。
なお、対比する両画像の類似度は、正規化相互相関演算により算出する方法に限らず、種々の方法が考えられ、例えば、両画像の対応する画素どうしの差分絶対値の積算値を算出することにより、類似度を算出するようにしてもよい。
図5及び図6に示すように、分割領域は登録画像に応じて予め決められる。すなわち、薬Aの登録画像(図5B)は、図5Aに示すような分割領域を有し、薬Cの登録画像(図6B)は、図6Aに示すような分割領域を有する。また、登録画像には依らずに全ての登録画像に対して共通に使用する分割領域を設定してもよい。
類似度算出部16は、分割領域記憶部(図示せず)を有し、分割領域記憶部が記憶した登録画像ごとに予め定めた分割領域の情報又は全ての登録画像に使用する分割領域の情報により、登録画像及び照合画像を分割してもよい。
類似度算出部16は、画像処理部(図示せず)を備え、画像処理部が登録画像及び照合画像のうちの少なくとも一方の画像から薬剤表面に刻印若しくは印刷された文字の領域、又は薬剤表面の割線の領域を2値化又はラベリングを行うことにより抽出し、その抽出結果に基づいて分割領域を特定してもよい。例えば、薬剤表面に割線がある登録画像を取得した場合には、画像処理部は割線を抽出し、類似度算出部16はその割線が部分画像に含まれないように分割領域を設定する。これにより、類似度算出部16は、識別情報の領域に応じた部分画像又は割線を含まないような部分画像を取得することができ、より的確に類似度を算出することが可能となる。
図7は、類似度算出部16が行う部分画像の類似度の算出を説明する図である。類似度算出部16は、登録画像における部分画像52aと照合画像における部分画像54aとの類似度、登録画像における部分画像52bと照合画像における部分画像54bとの類似度、登録画像における部分画像52cと照合画像における部分画像54cとの類似度、登録画像における部分画像52dと照合画像における部分画像54dとの類似度を算出する。
判定部18(図1)は、類似度算出部16により算出された複数の部分画像間の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。すなわち、判定部18は、類似度算出部16により算出された各々の部分画像の類似度のうちで最も低い類似度を特定し、登録画像と照合対象画像との類似度とする。そして、判定部18は、その類似度により、登録画像と照合対象画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤であるか否かを判定する。なお、ここで各分割領域に対応する部分画像間の類似度のうち最も低い類似度のことを最終類似度という。
図8は、類似度算出部16により算出された類似度が一時的に記憶される類似度テーブルを示す図である。類似度算出部16により算出された複数の部分画像の類似度は、一時的に判定部18内に存在する類似度テーブルに保存される。また、類似度算出部16が類似度テーブルを有しており、判定部18は類似度テーブルを類似度算出部16から受けとることもできる。
図8に示す類似度テーブルには、「左上」の列に、部分画像52aと部分画像54aの類似度が示されている。部分画像52aと部分画像54aは同じ「F」という識別情報の一部(文字)を示しているので、類似度は、比較的高く算出され、0.95となる。また、「右上」の列には、部分画像52bと部分画像54bの類似度が示されている。部分画像52bと部分画像54bは同じ「F」という識別情報の一部(文字)を示しているので、類似度は、比較的高く算出され、0.93となる。また、「左下」の列には、部分画像52cと部分画像54cの類似度が示されている。部分画像52cと部分画像54cは同じ「1」という識別情報の一部(数字)を示しているので、類似度は、比較的高く算出され、0.91となる。また、「左下」の列には、部分画像52dと部分画像54dの類似度が示されている。部分画像52dは「1」という識別情報の一部(数字)を示しており、部分画像54dは「2」という識別情報の一部(数字)を示しているので、類似度は、比較的低く算出され、0.52となる。なお、上述した左上、左下、右上、及び右下の各々は、図7において、図面に向かって左上、左下、右上、及び右下の各々の位置を示す。
判定部18は、類似度テーブルを参照し、部分画像の類似度の中から最低(最小)の類似度(最終類似度)を選択する。具体的には、図8に示す類似度テーブルでは、左上の位置の部分画像間(52a及び54a)は類似度が0.95であり、右上の位置の部分画像間(52b及び54b)は類似度が0.93であり、左下の位置の部分画像間(52c及び54c)は類似度が0.91であり、右下の位置の部分画像間(52d及び54d)は類似度が0.52であるので、判定部18は、右下の位置の部分画像間(52d及び54d)の類似度(0.52)を最終類似度とする。
その後、判定部18は、最終類似度に基づいて登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。具体的には、判定部18は、最終類似度が閾値より大きい場合には、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤は同じ種類の薬剤であると判定し、最終類似度が閾値以下の場合には、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤は異なる種類の薬剤であると判定する。ここで、閾値は、特に限定されずに様々な値をとることができる。例えば、類似度の最高値が1である場合には、閾値は0.7、好ましくは0.8、さらに好ましくは0.9とすることができる。
ここで、最終類似度が閾値以下の場合には、判定部18は、照合画像が示す薬剤と登録画像が示す薬剤とは異なる種類と判定される。具体的には、判定部18が図9Aに示す登録画像と図9Bに示す照合画像との判定を行う場合である。
また、最終類似度が閾値以下となる場合は、照合画像の撮影条件が適切でないために、照合画像において識別情報が適切に撮影されていない場合もある。具体的には、判定部18が図9Aに示すような登録画像と図9Cで示す照合画像との判定を行う場合である。この場合では、図9Cで示す照合画像が示す薬剤は、登録画像(図9A)が示す薬剤と同種の薬剤であるが、照合画像の撮影条件が適切でないために、照合画像の識別情報が適切に撮影されていない。したがって、この場合は、撮影条件を変えて撮影された照合画像を取得して類似度を判定することが好ましい。これにより、照合画像が不鮮明であるために、同じ薬剤であるにもかかわらず、登録画像に示される薬剤と照合画像に示される薬剤とは異なる薬剤であると誤って照合されることを防ぐことができる。
図10は、照合画像が示す薬剤と登録画像が示す薬剤とが異なる種類の場合の類似度テーブルを示す図である。具体的には、図9Aに示す登録画像と図9Bに示す照合画像との類似度を上述した方法で算出した場合の結果を示している。なお、この場合は、3回撮影条件を変えた照合画像を取得することが予め設定されているので、3回の類似度の算出が行われている。そして、1回目の類似度を算出した結果において「右下」の位置の類似度が0.52と1回目の類似度中で最も低く、2回目の類似度を算出した結果において「右下」の位置の類似度が0.60と2回目の類似度中で最も低く、3回目の類似度を算出した結果において「右下」の位置の類似度が0.55と3回目の類似度中で最も低い。このように、照合画像が示す薬剤と登録画像が示す薬剤とが異なる種類の場合には、異なる撮影条件で撮影された照合画像で複数回類似度を算出しても類似度が低いまま(閾値以下)であり、且つ類似度が低い位置も同じである(図10の場合は「右下」の位置)。なお、撮影条件の変更回数は、任意の回数を採用することができる。例えば、撮影条件の変更回数は、3回、5回、又は7回とすることができる。
また、図10に示すように、判定部18は、同一の分割領域において複数の撮影条件ごとに算出された複数の類似度のうちで最も高い類似度である代表類似度を選択する。具体的には、図10に示す場合は、「左上」における類似度の最大値は0.95であり、「右上」における類似度の最大値は0.93であり、「左下」における類似度の最大値は0.94であり、「右下」における類似度の最大値は0.60である。
その後、判定部18は、各分割領域に対応する部分画像間の代表類似度のうちで最も低い類似度である最終類似度に基づいて、登録画像が示す薬剤と照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する。具体的には、図10に示す場合では、「右下」の代表類似度(0.60)が最小の類似度であるので、最終類似度は0.60となる。
図11は、照合画像が示す薬剤と登録画像が示す薬剤とが同じ種類の場合の類似度テーブルを示す図である。図11に示す類似度テーブルでは、照合画像の撮影条件が適切でないために、1回目に取得した照合画像での類似度が低く算出されている。また、図11に示す場合では、照合画像取得部14は予め定められた回数撮影条件を変えた照合画像を取得し、類似度算出部16は各照合画像の各分割領域における部分画像間の類似度を算出している。
図11に示す類似度テーブルは、図9Aに示す登録画像と図9Cに示す照合画像との類似度テーブルである。図9Aに示す登録画像は、図9Aに向かって左下の識別情報が「1」である。一方、図9Cに示す照合画像は、図9Cに向かって左下の識別情報が「1」であるが照合画像の撮影条件が不適切であるために、図9Cで示すように正確に画像上で「1」が認識されない。そのため、「左下」の1回目の類似度は0.55と低くなっている。しかし、照合画像取得部14が撮影条件を変えて撮影された照合画像を取得し、類似度算出部16が再度類似度を算出すると、「左下」の類似度は、高くなる(2回目の類似度(0.95)、3回目の類似度(0.96))。
図11に示すように、判定部18により各位置における類似度の最大値である代表類似度が選択される。「左上」では類似度の最大値は0.94であり、「右上」では類似度の最大値は0.95であり、「左下」では類似度の最大値は0.96であり、「右下」における類似度の最大値は0.94である。その後、判定部18は、各位置における代表類似度のうちで最も低い類似度である最終類似度を求める。図11に示す場合では、「左上」及び「右下」の類似度(0.94)が最小の類似度であるので、最終類似度は0.94となる。そして、最終類似度0.94は閾値より大きい類似度となり、判定部18は、登録画像に示される薬剤(図9A)と照合画像に示される薬剤(図9C)とは同じ種類であると判定する。
図12は、薬剤照合装置10の動作フロー図である。なお、図12に示す動作フロー図では、登録画像と照合画像とが全体的に類似する場合の薬剤照合装置10の動作フローを第1実施形態として説明する。
先ず、薬剤照合装置10の登録画像取得部12は、処方情報22に基づいて、外部の画像記憶部24から登録画像を取得する(ステップS10)。また、照合画像取得部14は、照合画像を取得する(ステップS12)。その後、類似度算出部16は、分割領域に沿って、登録画像取得部12から取得した登録画像及び照合画像取得部14から取得した照合画像を分割しそれぞれの部分画像を作成する(ステップS14)。続いて、類似度算出部16は、登録画像及び照合画像のそれぞれの部分画像に関して類似度を算出する(ステップS16)。
その後、類似度算出部16は、登録画像及び照合画像のそれぞれの部分画像の類似度のうちで最も類似度の低い、最終類似度を算出する(ステップS18)。判定部18は、最終類似度が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS20)。そして、最終類似度が閾値より大きい場合(ステップS20のYesの場合)には、判定部18は、登録画像に示された薬剤と照合画像に示された薬剤とは同じ種類であると判定する(ステップS22)。
一方、最終類似度が閾値以下の場合(ステップS20のNoの場合)には、判定部18は、所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めたかを判定する。そして、未だ所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めてない場合(ステップS24のNoの場合)は、照合画像取得部14は、異なる撮影条件で撮影された照合画像を取得し(ステップS26)、類似度算出部16は、再び分割領域に沿って登録画像及び照合画像を分割し部分画像を作成する(ステップS14)。
一方、所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めている場合(ステップS24のYesの場合)は、判定部18は、登録画像に示された薬剤と照合画像に示された薬剤とは異なる薬剤であると判定する(ステップS28)。
以上説明したように、上述の第1実施形態は、分割領域により分割した部分画像どうしの類似度により、登録画像に示されている薬剤と照合画像に示されている薬剤との照合作業を行う。これにより、第1実施形態は、登録画像に示される薬剤と照合画像に示される薬剤とのより正確な照合を行うことができる。
<第2実施形態>
本実施形態は、照合画像に示される薬剤が登録画像に示される薬剤に類似する場合に、それぞれの薬剤の識別情報間で差異が生じる特徴領域の画像に関して類似度を算出し、照合画像に示される薬剤と登録画像に示される薬剤が同種であるか否かを判定する。これにより、薬剤照合装置10内で行われる類似度の算出の計算負荷を軽減することができる。ここで、登録画像に示される薬剤と類似する薬剤とは、登録画像に示される薬剤と似ている薬剤を意味する。例えば、登録画像に示される薬剤と類似する薬剤は、登録画像に示される薬剤と、薬剤の色、薬剤の形が同じであるが、登録画像に示される薬剤と識別情報(識別コード)が1〜2文字異なる薬剤のことをいう。
本実施形態において、上述の第1実施形態と同様の構成及び作用については、説明を省略する。
図13は、第2実施形態に係る薬剤照合装置10の機能ブロック図である。薬剤照合装置10は、登録画像取得部12、照合画像取得部14、部分画像抽出部62、類似度算出部16、及び判定部18を備えている。なお、部分画像抽出部62は、類似度算出部16内部に配置されている。また、図中の機能ブロックは、必ずしも別体として設けられる必要はなく、一体的に構成されるハードウェア/ソフトウェアによって複数の機能ブロックを実現してもよい。
部分画像抽出部62は、照合対象画像および登録画像の各々から部分画像を抽出する。詳細には、処方情報に基づく薬剤と、処方情報22に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する。ここで、特徴領域とは薬剤に付される識別情報間で差異が生じうる識別情報を含む領域のことをいう。言い換えると、照合対象の薬剤と、照合対象の薬剤に類似する薬剤との識別情報間において、差異が生じうる一部の領域を特徴領域という。
部分画像抽出部62が特徴領域に関する情報を取得する方法は、様々なものが考えられる。例えば、登録画像取得部12が処方情報22に基づいて登録画像を画像記憶部24から取得する場合に、登録画像取得部12がその登録画像に付随して特徴領域に関する情報を画像記憶部24から取得して、部分画像抽出部62は、その特徴領域に関する情報を登録画像取得部12から取得してもよい。
また、薬剤照合装置10は、特徴領域に関する情報を記憶する特徴領域記憶部(図示せず)及び特徴領域記憶部から特徴領域に関する情報を取得する特徴領域取得部(図示せず)を有していてもよい。特徴領域記憶部は、薬剤ごとに当該薬剤の全体の画像と相互に画像が類似する他の薬剤の画像との異なる領域を特定する特徴領域に関する情報を記憶する。また、特徴領域取得部は、登録画像取得部12により取得した登録画像に対応する特徴領域に関する情報を特徴領域記憶部から取得する。
図14は、特徴領域記憶部に記憶される特徴領域に関する情報のデータ構成図である。図14に示す特徴領域に関する情報は、登録画像に示される薬剤の名称とその登録画像ファイルの名称、及び識別情報に関する情報から構成されている。登録画像に示される「ABC」という薬剤の場合、薬剤画像ファイルの名称は「img1.bmp」である。さらに、「ABC」という薬剤は、薬剤表面に割線がなく、「DEF」という薬剤に類似する。そして、「ABC」の薬剤の識別情報(識別コード)と「DEF」の薬剤の識別情報(識別コード)との差異がある領域を示す座標情報(位置)は「右下」を示す座標情報であり、「ABC」の薬剤と「DEF」の薬剤との関係において特徴領域は「右下」となる。
また、登録画像に示される「DEF」という薬剤の場合、薬剤画像ファイルの名称は「img2.bmp」である。さらに、「DEF」という薬剤は、薬剤表面に割線がなく、「ABC」という薬剤に類似する。そして、「ABC」の薬剤の識別情報(識別コード)と「DEF」の薬剤の識別情報(識別コード)との差異がある特徴領域は「右下」である。
また、登録画像に示される「GHI」という薬剤の場合、薬剤画像ファイルの名称は「img3.bmp」である。さらに、「GHI」という薬剤は、薬剤表面に割線がある。
さらに、登録画像に示される「JKL」という薬剤の場合、薬剤画像ファイルの名称は「img4.bmp」である。さらに、「JKL」という薬剤は、薬剤表面に割線がなく、「ABC」及び「MNO」という薬剤に類似する。そして、「JKL」という薬剤と「ABC」という薬剤との関係においては「右下」が特徴領域になり、「JKL」という薬剤と「MNO」という薬剤との関係においては「左上」が特徴領域になる。このように、登録画像の薬剤と全体の画像において類似する他の薬剤が複数存在する場合には、複数の他の薬剤ごとに特徴領域に関する情報が記憶されることが好ましい。
図15は、部分画像抽出部62により抽出された部分画像に関して類似度算出部16により類似度を算出することを説明する図である。図15Aには照合画像が示し、図15Bには登録画像が示し、図15Cには登録画像に類似する薬剤の画像を示している。そして、類似度算出部16は、部分画像抽出部62により抽出された部分画像に関して類似度を算出する。すなわち、図14に示す特徴領域に関する情報により、「ABC」という薬剤は、「DEF」という薬剤との関係において右下の領域が特徴領域となるので、図15A(照合画像)の右下の領域に関する部分画像と図15B(登録画像)の右下の領域に関する部分画像との類似度を算出する。そして、判定部18は、この類似度に基づいて照合画像が示す薬剤と登録画像が示す薬剤とが同じ種類であるか否かを判定する。なお、上述した左上、左下、右上、及び右下の各々は、図15において、図面に向かって左上、左下、右上、及び右下の各々の位置を示す。
また、別の態様として、照合画像(図15A)及び登録画像(図15B)に係る特徴領域における部分画像の類似度と、照合画像(図15A)及び登録画像に類似する薬剤の画像(図15C)に係る特徴領域における部分画像の類似度とを算出し、その類似度を基に判定部18が照合画像に関しての判定を行ってもよい。すなわち、照合画像(図15A)と登録画像(図15B)、及び照合画像(図15A)と登録画像に類似する薬剤の画像(図15C)のそれぞれの特徴領域における部分画像間の類似度を算出し、照合画像に示される薬剤は、その類似度が高い方の画像(登録画像又は登録画像に類似する薬剤の画像)に示される薬剤と同じ種類であるとすることもできる。これにより、照合画像に示される薬剤と登録画像に示される薬剤との照合だけでなく、照合画像に示される薬剤と登録画像に示される薬剤と類似する薬剤との照合も行うことがで、効率的な照合を行うことができる。
図16は、第2実施形態の薬剤照合装置10の動作フロー図である。なお、図16に示す動作フロー図では、登録画像と照合画像とが全体的に類似する場合の薬剤照合装置10の動作フローを第2実施形態として説明する。
先ず登録画像取得部12は登録画像が取得し(ステップS30)、照合画像取得部14は照合画像を取得する(ステップS32)。その後、部分画像抽出部62は登録画像及び照合画像の特徴領域における部分画像を抽出する(ステップS34)。そして、部分画像抽出部62は抽出された部分画像間の類似度を算出する(ステップS36)。
その後、判定部18は、類似度算出部16により算出された類似度が閾値より大きいか否かを判定し(ステップS38)、類似度が閾値より大きい場合(ステップS38のYesの場合)には照合画像と登録画像に示される薬剤は同じ種類であると判定し(ステップS40)、類似度が閾値以下の場合(ステップS38のNoの場合)には照合画像と登録画像に示される薬剤は異なる種類の薬剤であると判定する(ステップS42)。
類似度が閾値より小さい場合(ステップS38のNoの場合)には、撮影条件を変えて照合対象の薬剤を撮影した照合画像により類似度を求めてもよい(図12のステップS24及びS26を参照)。
以上説明したように、上述の第2実施形態は、特徴領域に応じた部分画像を抽出し、その部分画像どうしの類似度により、登録画像に示されている薬剤と照合画像に示されている薬剤との照合を行う。これにより、第2実施形態は、より効率的に登録画像と照合画像との照合を行うことができる。
<第3実施形態>
本実施形態は、上述した第1実施形態又は第2実施形態で説明した照合を行う前に、照合画像と登録画像の画像全体における類似度の判定を行い、類似度が閾値より大きい場合に第1実施形態又は第2実施形態で説明を行った照合が行われる。これにより、部分画像による類似度の判定を、明らかに異なる登録画像と照合画像には行わないため、より効率的に照合を行うことができる。
図17は、前処理判定部により登録画像と照合画像が全体的に類似しているとされた場合に、第1実施形態で説明を行った処理が行われる場合を示す動作フロー図である。
先ず、登録画像取得部12は登録画像を取得し(ステップS50)、照合画像取得部14は照合画像を取得する(ステップS52)。その後、前処理判定部は、類似度の算出が行えるように、登録画像および照合画像に対して薬剤の領域検出やグレースケールか等の前処理を行う。その後、前処理判定部は、登録画像と照合画像との画像全体における類似度を算出する(ステップS54)。この際、登録画像又は照合画像のどちらか一方を一定の角度だけ回転させながら類似度を算出し、最も類似度が高い値を類似度とする。また、以後の処理において類似度を求める際には、ステップS54で既に画像どうしの方向が確定しているために、改めて一定の角度だけ回転させることは必要なくなる。その後、前処理判定部は、類似度が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS56)。
そして、類似度が閾値以下である場合(ステップS56のNoの場合)には、前処理判定部は、登録画像と照合画像は異なる薬剤であると判定する(ステップS58)。一方、類似度が閾値より大きい場合(ステップS56のYesの場合)には、第1実施形態で説明を行った処理が行われる(図12を参照)。
具体的には、類似度算出部16は部分画像を作成し(ステップS60)、類似度算出部16はそれぞれの部分画像に関して類似度を算出する(ステップS62)。その後、類似度算出部16は最終類似度を算出し(ステップS64)、判定部18は最終類似度が閾値より大きいかを判定する(ステップS66)。判定部18により最終類似度が閾値より大きいと判定された場合(ステップS66のYesの場合)には、判定部18は、照合画像と登録画像が示す薬剤は同じ種類であると判定する(ステップS72)。一方、判定部18により最終類似度が閾値以下と判定された場合(ステップS66のNoの場合)には、判定部18は、所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めたかを判定する(ステップS68)。判定部18が所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めてないと判定した場合(ステップS68のNoの場合)には、照合画像取得部14は異なる撮影条件で撮影された照合画像を取得する(ステップS70)。一方、判定部18が所定の回数撮影条件を変えた照合画像に関して類似度を求めたと判定した場合(ステップS68のYesの場合)には、判定部18は、登録画像と照合画像に示された薬剤は異なる種類の薬剤であると判定する(ステップS74)。
図18は、前処理判定部により登録画像と照合画像が全体的に類似しているとされた場合に、第2実施形態で説明を行った処理が行われる場合を示す動作フロー図である。
先ず、登録画像取得部12は登録画像を取得し(ステップS80)、照合画像取得部14は照合画像が取得する(ステップS82)。その後、前処理判定部は、類似度の算出が行えるように、登録画像および照合画像に対して薬剤の領域検出やグレースケールか等の前処理を行う。その後、前処理判定部は、登録画像と照合画像との画像全体における類似度を算出する(ステップS84)。この際、登録画像又は照合画像のどちらか一方を一定の角度だけ回転させながら類似度を算出し、最も類似度が高い値を類似度とする。また、以後の処理において類似度を求める際には、ステップS84で既に画像どうしの方向が確定しているために、改めて一定の角度だけ回転させることは必要なくなる。その後、前処理判定部は、類似度が閾値より大きいか否かを判定する(ステップS86)。
そして、前処理判定部が類似度は閾値以下であると判定した場合(ステップS86のNoの場合)には、前処理判定部は、登録画像と照合画像は異なる薬剤であると判定する(ステップS88)。一方、前処理判定部が類似度は閾値より大きいと判定した場合(ステップS86のYesの場合)には、第2実施形態で説明を行った処理が実行される(図16を参照)。
具体的には、部分画像抽出部62は部分画像を抽出し(ステップS90)、類似度算出部16は部分画像に関しての類似度を算出する(ステップS92)。その後、判定部18は類似度が閾値より大きいかを判定し(ステップS94)、判定部18が類似度は閾値より大きいと判断した場合(ステップS94のYesの場合)には、判定部18は、登録画像に示された薬剤と照合画像に示された薬剤は同じであると判定する(ステップS96)。一方、判定部18が類似度は閾値以下であると判定した場合(ステップS98のNoの場合)には、判定部18は、登録画像に示された薬剤と照合画像に示された薬剤は異なると判定する(ステップS98)。
<他の実施態様>
以上の説明では主に、薬剤照合装置10に関して説明を行ってきたが、本発明これに限定されるものではない。例えば、本発明を実現する薬剤照合方法や薬剤照合システム等の実施態様も採用することができる。
本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であることは言うまでもない。
10…薬剤照合装置、12…登録画像取得部、14…照合画像取得部、16…類似度算出部、18…判定部、22…処方情報、24…画像記憶部、26…表示部、30…処方箋、32a…登録画像、32b…登録画像、40…カメラ、42…照明、44…照明、62…部分画像抽出部

Claims (17)

  1. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像と照合する照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像との類似度を算出する類似度算出部であって、前記登録画像及び前記照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出部と、
    前記類似度算出部により算出された前記分割領域ごとの複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、
    を備える薬剤照合装置。
  2. 前記登録画像ごとに予め定めた分割領域の情報、又は全ての前記登録画像に使用する分割領域の情報を記憶する分割領域記憶部を備え、
    前記類似度算出部は、前記分割領域記憶部に記憶された分割領域の情報に基づいて、前記複数の分割領域を特定する請求項1に記載の薬剤照合装置。
  3. 前記登録画像及び前記照合画像のうちの少なくとも一方の画像から薬剤表面に刻印若しくは印刷された前記識別情報の領域、又は薬剤表面の割線の領域を抽出する画像処理部を備え、
    前記類似度算出部は、前記画像処理部により抽出した前記識別情報の領域又は前記割線の領域に基づいて、前記複数の分割領域を特定する請求項1に記載の薬剤照合装置。
  4. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像と照合する照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像とからそれぞれ部分画像を抽出する部分画像抽出部であって、前記処方情報に基づく薬剤と、前記処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出部と、
    前記部分画像抽出部により抽出された前記登録画像の部分画像と前記照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出部と、
    前記類似度算出部により算出された類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、
    を備える薬剤照合装置。
  5. 前記部分画像抽出部は、前記処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤を示す画像の部分画像を抽出し、
    前記類似度算出部は、前記照合画像の部分画像と前記他の薬剤を示す画像の部分画像との類似度を算出し、
    前記判定部は、前記他の薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する請求項4に記載の薬剤照合装置。
  6. 前記識別情報が刻印又は印刷された薬剤ごとに予め設定された特徴領域に関する情報を記憶する特徴領域記憶部であって、薬剤ごとに当該薬剤の全体の画像と相互に画像が類似する他の薬剤の画像との画像が異なる領域を特定する前記特徴領域に関する情報を記憶する特徴領域記憶部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像に対応する、前記特徴領域に関する情報を前記特徴領域記憶部から取得する特徴領域取得部と、を備え、
    前記部分画像抽出部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像とから、前記特徴領域取得部により取得した特徴領域の情報に基づいてそれぞれ部分画像を抽出する請求項4又は5に記載の薬剤照合装置。
  7. 前記特徴領域記憶部は、前記登録画像の薬剤と全体の画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、複数の他の薬剤ごとに前記特徴領域に関する情報を記憶し、
    前記特徴領域取得部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、複数の他の薬剤ごとに前記特徴領域に関する情報を前記特徴領域記憶部から取得し、
    前記部分画像抽出部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、前記特徴領域取得部により取得した複数の他の薬剤ごとの特徴領域に関する情報に基づいてそれぞれ対応する部分画像を抽出し、
    前記類似度算出部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、前記部分画像抽出部により抽出された、複数の他の薬剤ごとの前記登録画像の部分画像と前記照合画像の部分画像との類似度をそれぞれ算出し、
    前記判定部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像の薬剤と画像が類似する他の薬剤が複数存在する場合には、前記類似度算出部により算出された複数の類似度のうちの最も低い類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する請求項6に記載の薬剤照合装置。
  8. 前記照合画像取得部は、前記照合対象の薬剤を撮影して照合画像を取得する薬剤撮影部と、前記薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、前記判定部が前記登録画像の示す前記薬剤と前記照合画像の示す前記薬剤とは異なると判定した場合には、前記撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で前記撮影条件を変更し、変更した撮影条件で撮影した前記照合画像を取得し、
    前記類似度算出部は、前記撮影条件を変えて撮影された前記照合画像に基づいて、類似度を算出する請求項1から7のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  9. 前記照合画像取得部は、前記照合対象の薬剤を撮影して前記照合画像を取得する薬剤撮影部と、前記薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、
    前記撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で前記撮影条件を順次変更し、変更した撮影条件でそれぞれ撮影した前記照合画像を取得し、
    前記類似度算出部は、前記撮影条件を変えて撮影された前記照合画像に基づいて、類似度を算出し、
    前記判定部は、同一の分割領域において複数の撮影条件ごとに算出された複数の類似度のうちで最も高い類似度である代表類似度を選択し、各分割領域の前記代表類似度のうちで最も低い類似度である最終類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する請求項1から3のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  10. 前記照合画像取得部は、前記照合対象の薬剤を撮影して前記照合画像を取得する薬剤撮影部と、前記薬剤撮影部による撮影条件を設定する撮影条件設定部とを有し、
    前記撮影条件設定部により複数の異なる撮影条件の範囲内で前記撮影条件を順次変更し、変更した撮影条件でそれぞれ撮影した前記照合画像を取得し、
    前記類似度算出部は、前記撮影条件を変えて撮影された前記照合画像に基づいて、類似度を算出し、
    前記判定部は、前記特徴領域において複数の撮影条件ごとに算出された複数の類似度のうちで最も高い類似度である代表類似度を選択し、前記代表類似度のうちで最も低い類似度である最終類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する請求項4から7のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  11. 前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像とが全体的に類似しているか否かを判定する前処理判定部を有し、
    前記類似度算出部は、前記前処理判定部が前記登録画像と前記照合画像とが類似していると判定した場合に、前記類似度を算出し、
    前記判定部は、前記前処理判定部が前記登録画像と前記照合画像とが類似していると判定した場合に、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類であるか否かを判定する請求項1、2、3、及び9のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  12. 前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像とが全体的に類似しているか否かを判定する前処理判定部を有し、
    前記部分画像抽出部は、前記前処理判定部が前記登録画像と前記照合画像とが類似していると判定した場合に、前記特徴領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出し、
    前記類似度算出部は、前記前処理判定部が前記登録画像と前記照合画像とが類似していると判定した場合に、前記類似度を算出し、
    前記判定部は、前記前処理判定部が前記登録画像と前記照合画像とが類似していると判定した場合に、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類であるか否かを判定する請求項4、5、6、7及び10のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  13. 前記類似度算出部は、前記登録画像取得部により取得した登録画像の前記部分画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像の前記部分画像との相関演算により、前記類似度を算出する請求項1から12のいずれか1項に記載の薬剤照合装置。
  14. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部と、
    前記画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、
    照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した前記登録画像と前記照合画像取得部により取得した前記照合画像との類似度を算出する類似度算出部であって、前記登録画像及び前記照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出部と、
    前記類似度算出部により算出された複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、
    を備える薬剤照合システム。
  15. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部と、
    前記画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得部と、
    照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得部と、
    前記登録画像取得部により取得した登録画像と前記照合画像取得部により取得した照合画像とからそれぞれの部分画像を抽出する部分画像抽出部であって、前記処方情報に基づく薬剤と、前記処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出部と、
    前記部分画像抽出部により抽出された前記登録画像の部分画像と前記照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出部と、
    前記類似度算出部により算出された類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定部と、
    を備える薬剤照合システム。
  16. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得ステップと、
    照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得ステップと、
    前記登録画像取得ステップにより取得した登録画像と前記照合画像取得ステップにより取得した照合画像との類似度を算出する類似度算出ステップであって、前記登録画像及び前記照合画像の複数の分割領域の部分画像の類似度を、それぞれ対応する分割領域ごとに算出する類似度算出ステップと、
    前記類似度算出ステップにより算出された複数の類似度のうちで最も低い類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定ステップと、
    を含む薬剤照合方法。
  17. 薬剤表面に識別情報が刻印又は印刷された薬剤の画像を含む複数の種類の薬剤の画像が記憶された画像記憶部から、処方情報に基づいて薬剤の画像を登録画像として取得する登録画像取得ステップと、
    照合対象の薬剤の画像を照合画像として取得する照合画像取得ステップと、
    前記登録画像取得ステップにより取得した登録画像と前記照合画像取得ステップにより取得した照合画像とからそれぞれ部分画像を抽出する部分画像抽出ステップであって、前記処方情報に基づく薬剤と、前記処方情報に基づく薬剤に類似する他の薬剤との識別情報間において、差異がある特徴領域に対応する領域の画像をそれぞれ部分画像として抽出する部分画像抽出ステップと、
    前記部分画像抽出ステップにより抽出された前記登録画像の部分画像と前記照合画像の部分画像との類似度を算出する類似度算出ステップと、
    前記類似度算出ステップにより算出された類似度に基づいて、前記登録画像が示す薬剤と前記照合画像が示す薬剤とが同じ種類の薬剤か否かを判定する判定ステップと、
    を含む薬剤照合方法。
JP2013199867A 2013-09-26 2013-09-26 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法 Active JP5997120B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013199867A JP5997120B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法
PCT/JP2014/074814 WO2015046043A1 (ja) 2013-09-26 2014-09-19 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法
US15/066,217 US10402960B2 (en) 2013-09-26 2016-03-10 Drug verification device, drug verification system and drug verification method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013199867A JP5997120B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015065978A JP2015065978A (ja) 2015-04-13
JP5997120B2 true JP5997120B2 (ja) 2016-09-28

Family

ID=52743180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013199867A Active JP5997120B2 (ja) 2013-09-26 2013-09-26 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10402960B2 (ja)
JP (1) JP5997120B2 (ja)
WO (1) WO2015046043A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018186857A (ja) * 2017-04-28 2018-11-29 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 情報処理システム、情報処理システムの制御方法、およびプログラム
CN110612090B (zh) * 2017-05-30 2021-08-20 富士胶片富山化学株式会社 药剂检查辅助装置以及药剂检查辅助方法
CN110892413A (zh) 2017-08-22 2020-03-17 富士胶片富山化学株式会社 药剂识别装置、图像处理装置、图像处理方法以及程序
EP3674696B1 (en) 2017-08-25 2024-04-24 FUJIFILM Toyama Chemical Co., Ltd. Medicine inspection assistance device, image processing device, image processing method, and non-transitory computer-readable recording medium
WO2019039016A1 (ja) * 2017-08-25 2019-02-28 富士フイルム株式会社 薬剤検査支援装置、画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
WO2019044439A1 (ja) 2017-08-31 2019-03-07 富士フイルム株式会社 薬剤監査装置、画像処理装置、画像処理方法及びプログラム
US10776916B2 (en) * 2017-11-22 2020-09-15 Express Scripts Strategic Development, Inc. Computer imaging pre-processing for automated medication dispensing analysis
JP2019128607A (ja) * 2018-01-19 2019-08-01 株式会社デンソーテン 画像処理装置及び画像処理方法
JP7171269B2 (ja) * 2018-07-02 2022-11-15 富士フイルムイメージングシステムズ株式会社 画像照合システム、画像照合方法、及びプログラム
CN109637672B (zh) * 2018-11-28 2023-11-07 北京工业大学 一种基于药物效用度的方剂相似度计算方法
JP2020154946A (ja) * 2019-03-22 2020-09-24 富士ゼロックス株式会社 物体識別装置
CN110717530A (zh) * 2019-09-27 2020-01-21 中国中医科学院 一种基于图像识别技术的中药饮片调剂自动复核方法
JPWO2022045119A1 (ja) * 2020-08-31 2022-03-03

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05337168A (ja) 1992-06-10 1993-12-21 N T T Data Tsushin Kk 自動錠剤包装機
JP3744620B2 (ja) * 1996-09-25 2006-02-15 ソニー株式会社 画像照合装置及び画像照合方法
EP1017008B1 (en) * 1998-12-28 2007-04-04 Casio Computer Co., Ltd. Apparatus and method for collating image
JP2003044862A (ja) * 2001-07-26 2003-02-14 Matsushita Electric Ind Co Ltd 不規則線状パターンの分岐点検出方法および分岐点検出プログラム
US7092660B2 (en) * 2003-05-26 2006-08-15 Seiko Epson Corporation Image forming apparatus
JP4857768B2 (ja) * 2003-06-19 2012-01-18 株式会社湯山製作所 薬剤監査装置
JP2005034479A (ja) * 2003-07-17 2005-02-10 Glory Ltd 薬剤監査システム及び薬剤監査装置、処理プログラム
JP4379038B2 (ja) * 2003-08-06 2009-12-09 カシオ計算機株式会社 画像照合装置、画像照合方法および画像照合プログラム
US6901909B2 (en) * 2003-09-15 2005-06-07 Kubota Corporation Centrifugal governor for horizontal diesel engines
JP2005149455A (ja) * 2003-10-21 2005-06-09 Sharp Corp 画像照合装置、画像照合方法、画像照合プログラムおよび画像照合プログラムを記録したコンピュータ読取り可能な記録媒体
JP4256434B2 (ja) * 2006-06-14 2009-04-22 株式会社 タフティ 分包薬剤の検薬方法と検薬装置
JP4941124B2 (ja) * 2007-06-25 2012-05-30 オムロン株式会社 監視システムおよび方法、情報処理装置、並びにプログラム
JP5163985B2 (ja) 2008-11-14 2013-03-13 学校法人早稲田大学 粒状物品種検査装置
KR101899269B1 (ko) 2011-04-28 2018-10-29 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 약제 감사 장치 및 약제 분포 장치
JP2013066533A (ja) 2011-09-21 2013-04-18 Twin Life Kk 薬剤照合装置
JP6069835B2 (ja) * 2012-01-05 2017-02-01 富士ゼロックス株式会社 画像処理装置及び画像処理プログラム
JP6100136B2 (ja) * 2013-09-30 2017-03-22 富士フイルム株式会社 薬剤認識装置及び方法
JP2017033547A (ja) * 2015-08-05 2017-02-09 キヤノン株式会社 情報処理装置及びその制御方法及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2015046043A1 (ja) 2015-04-02
JP2015065978A (ja) 2015-04-13
US10402960B2 (en) 2019-09-03
US20160203291A1 (en) 2016-07-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5997120B2 (ja) 薬剤照合装置、薬剤照合システム、及び薬剤照合方法
US11651864B2 (en) Drug inspection apparatus and method
AU2018204543B2 (en) Automated Pharmaceutical Pill Identification
CN110418627B (zh) 药剂识别装置、药剂识别方法及药剂识别程序
JP5916032B2 (ja) 薬剤検査支援装置及び方法
KR101744123B1 (ko) 의약품 식별 장치 및 그 방법
US10726285B2 (en) Medicine audit apparatus, method, and program
JP6063315B2 (ja) 真贋判定システム,特徴点登録装置およびその動作制御方法,ならびに照合判定装置およびその動作制御方法
EP3357476B1 (en) Drug inspection device and method, and program
US20140355849A1 (en) System and method of using imprint analysis in pill identification
CN111052145B (zh) 药剂检查辅助装置、图像处理装置、图像处理方法
US11759401B2 (en) Method of monitoring medication regimen with portable apparatus
CN111031995A (zh) 药剂检查辅助装置、图像处理装置、图像处理方法以及程序
CN111095262A (zh) 药剂监查装置、图像处理装置、图像处理方法以及程序
KR101222678B1 (ko) 약 영상 검색 방법 및 장치
JP7016209B2 (ja) 医療情報提供システム、サーバ、端末装置、医療情報提供方法及びプログラム
CN110582782A (zh) 用于确定关于含药物容器的信息的方法和装置
WO2020044933A1 (ja) 対象物照合装置及び対象物照合方法
KR102214873B1 (ko) 포터블한 자동 조제 검수장치 및 이를 이용한 검수방법
JP6757851B2 (ja) 調剤監査支援装置及び調剤監査支援方法
JP2017058919A (ja) 薬剤情報登録装置、薬剤情報登録方法、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5997120

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250