JP5997111B2 - 樹脂モールドコアとそれを用いたリアクトル - Google Patents

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Description

本発明は、磁性体コアを樹脂成型品の内部にインサート成型などのモールド成型によって埋設した樹脂モールドコアと、それを用いたリアクトルに関する。
例えば車載用の昇圧回路に用いられるリアクトルとして、環状をした磁性体コアの脚部に樹脂製のボビンを配置し、このボビンの外周にコイルを巻回したものが、従来から知られている。この種のリアクトルにおいて、磁性体コアの周囲にボビンを配置する手段の1つとして、樹脂製のボビンの内部に磁性体コアをインサート成型したものが知られている
この場合、磁性体コアの脚部をボビンで被覆するだけでなく、磁性体コアのヨーク部(継鉄部)もボビンと一体になった樹脂によって被覆することで、ヨーク部の絶縁を確保することが行われている。このような、脚部とヨーク部をボビンと一体になった樹脂内部にインサート成型して成るコアは、一般に樹脂モールドコアと呼ばれ、特許文献1〜4に記載されている。
特開2013−149869号公報 特開2013−149868号公報 特開2013−012643号公報 特開2010−238798号公報
樹脂モールドコアを製造する場合、金型内にセットした磁性体コアの周囲に樹脂を充填して固化させるが、その際に、磁性体コアの周囲に樹脂を充填する空間が形成されるように、磁性体コアを金型内で浮かせた状態に支持する必要が有る。そのため、金型の一部に支持部材である突起(スペーサとも呼ばれる)を設け、この突起を磁性体コアの表面に接触させることで、金型内で磁性体コアを支持する。
このようにして得られた樹脂モールドコア100では、例えば、図15に示すように、外部の樹脂成型品101における前記金型の突起に相当する部分は樹脂が充填されない開口部102となって、その部分には樹脂成型品101内部の磁性体コア103が露出していた。この場合、磁性体コアを金型の中央に位置決めするためには、磁性体コアの全周囲、すなわち、磁性体コア103の上下、前後、左右の6面すべてに突起を設けることが正確な位置決め状の観点から好ましく、従来技術では、樹脂モールドコアの6面すべてに開口部102が設けられていた。
この種の樹脂モールドコアを用いてリアクトルを製造する場合は、樹脂モールドコアの脚部104の外周に予め筒状に巻回されたコイルを挿入し、このコイルの端部に、コイルを外部配線に接続するための端子を接続する。この場合、接続用の端子は、コイルの両端に接続することから、樹脂モールドコアのヨーク部側を通って外部に引き出されることが一般的である。
従来の樹脂モールドコアでは、樹脂成型品101の6面のすべてに開口部102が形成されていることから、ヨーク部を被覆する樹脂部分にも磁性体コア103が露出した開口部102が存在する。そのため、コイルの端部から端子をヨーク部側に引き出した場合に、ヨーク部に設けられた開口部102により絶縁の確保が困難になる。その結果、開口部102を避けて端子を配設したり、開口部102に露出した磁性体コア103と端子との間を絶縁する他の部材を設ける必要が有った。
しかし、開口部102を避けて端子を配設することは、端子の引き出し方向に制限が発生したり、リアクトルの小型化を阻む要因になるなどの問題が発生する。また、絶縁用の他の部材を用意することは、リアクトルの部品点数の増大や組立工数の増加を招く要因であった。
本発明は前記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものである。本発明の目的は、端子の引き出し箇所に相当するヨーク部分には、磁性体コアが露出する開口部が存在することがなく、ヨーク部における磁性体コアと端子間の優れた絶縁性能を確保することができる樹脂モールドコアを提供することにある。
本発明の他の目的は、前記の絶縁性能に優れた樹脂モールドコアを使用することで、端子の引き出し方向の自由度が高く、部品点数の削減並びに小型化を可能としたリアクトルを提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明のモールドコアは、複数の脚部とこれを繋ぐヨーク部とを備えた磁性体コアと、内部に前記磁性体コアをモールド成型により埋設した樹脂成型品と、前記樹脂成型品のある面に形成された痕跡部と、前記痕跡部が形成された面以外の複数の面に形成され、前記樹脂成型品内部の磁性体コア露出する開口部と、を備え、前記樹脂成形品のヨーク部における、前記磁性体コアの脚部の外周に装着したコイルからコアの外部へ端子を引き出す箇所に相当する部分には、前記樹脂成型品内部の磁性体コアが露出する前記開口部が存在しないことを特徴とする。
本発明において、樹脂成型品内部にモールドされたコア本体を「磁性体コア」、磁性体コアと樹脂成型品を一体化したものを「樹脂モールドコア」という。
前記のような構成を有する樹脂モールドコアの脚部の外周にコイルを装着してなるリアクトルも本発明の一態様である。
本発明において、前記ヨーク部の表面に脚部の軸方向に伸びる固定部を設け、この固定部と端子の一部を噛み合わせながら端子を脚部の軸方向に沿ってスライドさせることで、端子とヨーク部とを固定しても良い。
本発明において、前記端子を樹脂製の端子台に対してモールド成型し、この端子台を樹脂モールドコアのヨーク部分に配置して、端子台と樹脂成型品とを固定すると共に、端子台にモールド成型された端子をコイル端部に接合することができる。
前記端子台を、前記ヨーク部の上方からヨーク部の表面を覆うように被せて、両者をねじ止め、嵌合、圧着、係合などの固定部材を用いて固定することもできる。
その場合、環状をした樹脂モールドコアにおいて対向する2つのヨーク部と左右の脚部に装着した2つのコイルを全部若しくは部分的に覆う1枚の端子台を用意し、各コイルの両端部に接続する4つの端子をこの1枚の端子台に対してモールド成型することもできる。
前記端子台に端子をモールド成型した場合に、端子台に装着する端子の一部を上方に立ち上げ、その立ち上がり部分に、同じく上方に突出させたコイルの端部を接続することが好ましい。
前記端子台の一部に、端子台を樹脂モールドコアに固定した場合に、リアクトルを持ち運ぶための持ち手を一体に樹脂成型することも好ましい。
左右の脚部とそれを繋ぐヨーク部とから成る2つのU字型の分割コアを、左右の脚部の端部同士を突き合わせて環状に形成することにより前記環状のコアを形成し、それぞれのU字型の分割コアの左右の脚部とヨーク部を樹脂成型品内にモールド成型することで、樹脂モールドコアを形成してもよい。その場合、樹脂成型品における2つの分割コアの脚部同士の突き合わせ面に、対向する脚部の軸を一致させるための位置決め部材、例えば突起と凹部を形成することが好ましい。
本発明によれば、樹脂モールドコアのヨーク部分に磁性体コアが露出する開口部が存在しないので、その部分に端子を配置しても、端子と磁性体コアとの絶縁を十分確保できる。その結果、コイル端部に近いヨーク部分から端子を外部に引き出すことが可能になり、リアクトルの小型化が可能となる。
特に、この部分に、端子をモールド成型した樹脂製の端子台を配置して、端子台と樹脂モールドコアの樹脂部分とを固定した場合には、樹脂モールドコアに対する端子台の固定と、コイル端部に対する端子の接合を簡単な作業で行うことが可能になる。
第1実施形態の樹脂モールドコアの斜視図。 第1実施形態の樹脂モールドコアの分解斜視図。 第2実施形態の樹脂モールドコアのコイルを装着した状態の斜視図。 第2実施形態の樹脂モールドコアの分解斜視図。 第2実施形態の樹脂モールドコアを用いたリアクトルの正面方向からの斜視図。 第2実施形態の樹脂モールドコアを用いたリアクトルの背面方向からの斜視図。 第3実施形態の樹脂モールドコアの斜視図。 第3実施形態の樹脂モールドコアの分解斜視図。 第3実施形態の樹脂モールドコアを用いたリアクトルの正面方向からの斜視図。 第3実施形態の樹脂モールドコアを用いたリアクトルの背面方向からの斜視図。 第3実施形態における端子台と、樹脂モールドコア及びコイルの関係を示す正面方向からの分解斜視図。 第3実施形態における端子台と、樹脂モールドコア及びコイルの関係を示す背面方向からの分解斜視図。 第3実施形態におけるコイル端部と端子の接続状態を示す正面方向からの分解斜視図。 第3実施形態におけるコイル端部と端子の接続状態を示す背面方向からの分解斜視図。 従来の樹脂モールドコアの一例を示す斜視図。
1.第1実施形態
以下、本発明の第1実施形態を図1及び図2に従って具体的に説明する。
(1)構成
本実施形態の樹脂モールドコア1は、図1に示すように、角柱状をした左右の脚部1a,1bとこれを繋ぐ略台形状のヨーク部1cとから成るU字型をしている。このU字型の樹脂モールドコア1によってリアクトルを構成する場合には、図2に示すように、2個のU字型樹脂モールドコア1の脚部1a,1bの端面1dを、スペーサ1eを挟んで突き合わせ、環状コアを構成する。この図1のU字型の樹脂モールドコア1が、請求項に記載した「2つの分割された樹脂モールドコア」に相当する。
U字型の樹脂モールドコア1は、同じくU字型をした磁性体コア2と、その周囲全体を被覆するように設けられた樹脂成型品(以下、成型品と呼ぶ)3から構成されている。磁性体コア2は、成型品3内にインサート成型などのモールド成型法により埋め込まれており、U字型樹脂モールドコア1の脚部1a,1bの端面1dに、U字型をした磁性体コア2の端面2dが露出している。
成型品3の前後、左右及び下面には、モールド成型時において、金型内部で磁性体コア2を支持するための突起によって形成された開口部3aが設けられ、この開口部3aには成型品3内部に埋め込まれた磁性体コア2の表面が露出している。一方、成型品3の上面には、このような開口部3aが存在せず、磁性体コア2の上面全体が成型品3によって覆われている。
U字型をした樹脂モールドコア1における脚部1a,1bの上面、及びヨーク部1cの上面には開口部が存在せず、磁性体コア2の上面は樹脂製の成型品3によって絶縁されている。この樹脂モールドコア1によってリアクトルを構成する場合、脚部1a,1bの外周にはコイルが装着され、コイル端部に接続した細い板状の端子をヨーク部1cの上面を通してリアクトルの外部に引き出す。その際、開口部3aが存在しないヨーク部1cの上面部の成型品3が、成型品内部の磁性体コア2とヨーク部1c上に配設された端子との絶縁を確保する。
樹脂モールドコア1における左右の脚部1a,1bの端面には、図2のように2つのU字型樹脂モールドコア1を環状に突き合わせた際に、対向する脚部1a,1bの軸を一致させるための位置決め部材として、突起3bと凹部3cが形成されている。この突起3bと凹部3cは、本実施形態では、左右の脚部1a,1bの端面に露出している成型品3の端面に形成された略円柱状の突起とそれが嵌合する円形の凹部であるが、その形状は適宜変更可能である。
例えば、左右の脚部1a,1bに露出している磁性体コア2の周囲を取り囲むように、リング状の突起と溝状の凹部を設けたり、成型品3の端面ではなくその外周部に突起と凹部を脚部の軸方向に沿って形成してもよい。
略台形状をしたヨーク部1cを構成する成型品3の下部には、ヨーク部1cの底部から脚部の軸方向と直角方向に向かって水平に張り出すように、一対のブラケット3dが形成されている。各ブラケット3dには、樹脂モールドコア1を含むリアクトル全体を、リアクトルのケースやリアクトルの設置箇所に固定するためのボルト挿入穴3eが設けられている。
(2)作用効果
前記のような構成を有する第1実施形態によれば、コイル端部から端子を引き出す部分、すなわち、ヨーク部1cの上面には開口部3aが存在しないので、本実施形態の樹脂モールドコア1を使用してリアクトルを構成した場合に、ヨーク部1c部分に端子を配置しても、磁性体コア2と端子との絶縁を十分確保できる。
本実施形態のようにヨーク部1cの上面に開口部3aを設けないためには、インサート成型時において金型内にセットした磁性体コア2をその上面側から突起などの部材で支持しないことが必要である。しかし、磁性体コア2の自重を利用したり、金型内で左右から磁性体コア2を抑える突起の圧力、金型内に充填する樹脂の注入方向や速度を調整することによって、金型内での磁性体コア2の浮き上がりを抑えることは可能である。例えば、出願人が既に提案した特願2013−074694号に記載の技術によっても、ヨーク部1cの上面に開口部3aが存在しない樹脂モールドコア1を得ることができる。
本実施形態では、樹脂モールドコア1の上方から樹脂を充填することで金型内における磁性体コア2の浮き上がりを防止し、磁性体コア2の上部にコアを抑えるための突起を不要としている。そのため、成型品3の脚部上面に、樹脂を充填した際の痕跡となる凹み3iが形成されている。
本実施形態では、樹脂モールドコア1における左右の脚部1a,1bの端面に突起3bと凹部3cを形成したので、2つのU字型樹脂モールドコア1を環状に突き合わせた際に、これらの突起3bと凹部3cを嵌め込むことで、対向する脚部1a,1bの軸を正確に一致させることができる。
略台形状をしたヨーク部1cを構成する成型品3の下部に、樹脂モールドコア1を含むリアクトル全体を固定するためのボルト挿入穴3eを一体に設けたので、磁性体コア2の成型品3に対するモールド成型時に、リアクトルの固定手段も同時に作成することが可能で、リアクトル全体の製作工数を削減することができる。
ヨーク部1cの上面に開口部3aが存在しないため、モールド成型時において開口部3aの部分に形成されたバリを取る作業も不要となる利点もある。
2.第2実施形態
第2実施形態のリアクトルを、図3〜図6に従って、説明する。なお、前記第1実施形態と同様な部材については、同一の符号を付し、説明は省略する。
(1)構成
図3及び図4に示すように、この実施形態のリアクトルは、第1実施形態に示す分割された樹脂モールドコア1を2つ組み合わせて環状の樹脂モールドコアを形成したものであって、その脚部の外周にコイル4を装着すると共に、コイル端部をリアクトル外部の部品に電気的に接続するための端子5a〜5dを設けたものである。
すなわち、樹脂モールドコア1の左右の脚部1a,1bの外周には、それぞれコイル4が装着されている。このコイル4は、平角線をその厚さ方向に積層するようにして巻回したもので、コイル4の板状の両端部4a〜4dは、脚部1a,1bの端部近傍において、樹脂モールドコア1のヨーク部表面よりも上方に突出している。
樹脂モールドコア1におけるヨーク部1cの上面には、樹脂モールドコア1に端子を固定するための固定部3fが設けられている。この固定部3fは、成型品3のヨーク部上面に、樹脂モールドコア1のモールド成型時に一体に成形されている。本実施形態において、この固定部3fは、先端が鍵型に屈曲した2本の突条を、脚部1a,1bの軸方向に沿って、端子の幅に合わせた間隔を保って、鍵型をした先端が向き合うように平行に形成したものである。
図5及び図6は、各コイル4の両端部4a〜4dと成型品3に設けた固定部3fに、外部引き出し用の端子5a〜5dを接続した状態を示す斜視図である。端子5a〜5dは、端子5a〜5dの引き出し方向に応じてそれぞれ形状が異なる1枚の板状部材を屈曲して構成されているが、いずれも、次の3つの部分を備えている。
(1) ヨーク部1cの表面から垂直に立ち上がり、同じくヨーク部1cの表面から垂直に立ち上がっているコイルの両端部4a〜4dと重ね合わされて、接合されているコイル接続部51。
(2) コイル接続部51からリアクトルの外方に向かって水平に突出した引出部52と、その引出部の先端に設けられた外部機器との接続穴53。
(3) コイル接続部51の下部に接続され、コイル4の端部からヨーク部1cの外方(コイル4と反対側)に向かって、ヨーク部1cにおける脚部の軸方向の厚さ分、水平に突出した被固定部54。
このうち、被固定部54は、ヨーク部1cの上面に形成された固定部3fに嵌め込まれるもので、鍵型断面の2本の突条の間に、ヨーク部1cの外側からコイル4側に向かって挿入されている。この被固定部54の両側縁部に、固定部3fを構成する2本の突条の先端に設けられた鍵部が係合することで、ヨーク部1c上面に端子5a〜5dが係止される。
各端子5a〜5dのうち、コイル4の一方の端部に位置する1番目と2番目の端子5a,5bは、引出部52が被固定部54と平行に、ヨーク部1cの上面を跨がるように配置されている。コイル4の他方の端部に位置する3番目の端子5cは、ヨーク部1cの上面を脚部の軸方向と直交するようにヨーク部の幅いっぱいを跨ぐように配置され、コイル4の端部近傍から脚部1a,1bと直角方向にリアクトル外部に引き出されている。コイルの他方の端部に位置する4番目の端子5dは、他の端子とは反対に、コイル4側に屈曲された後、コイルの略中央部からリアクトル外部に引き出されている。
(2)作用効果
本実施形態のリアクトルでは、ヨーク部1cの上面に開口部が存在しない樹脂モールドコア1を使用することにより、ヨーク部1cの上面に端子5a〜5dを配置しても、端子5a〜5dと成型品内部の磁性体コア2との絶縁を十分確保できる。従って、ヨーク部1cの上面に係止部3dを一体に形成し、その部分で端子5a〜5dを固定しても、絶縁上の問題は発生しない。その結果、樹脂モールドコア1の成型品部分に係止部3dを一体に設けるという簡単な手段で、各端子5a〜5dの固定を行うことができる。
特に、リアクトルの製品化にあたっては、コア以外に、コイルや端子、絶縁部材、固定部材が必要となってくるが、各々の組合せの最適化は非常に難しく、その結果、従来技術では、リアクトルの大型化、デッドスペースの発生、部品点数増加などの問題が発生していた。これに対して、本実施形態によれば、磁性体コア2と成型品3をモールド成型すると共に、その際に、リアクトル全体を固定するためのボルト挿入穴3e、端子の固定部3f、2つのU字型コアの位置決め用の突起3bと凹部3cなどの各部材を成型品3と一体に成型することで、リアクトル構成する部品を可能な限り樹脂モールドコア1に集約させることができる。
その結果、本実施形態によれば、個別に部品を設けると重複していた機能・形状を省略できるとともに、部品点数の大幅削減ができることから、リアクトルの組立の簡略化やコスト低減が可能となる。
本実施形態では、平角線を巻回したコイル4を使用し、板状の両端部4a〜4dを樹脂モールドコア1のヨーク部表面よりも上方に突出させると共に、コイル接続部51をヨーク部1cの表面から垂直に立ち上げ、両者を接合することによりコイル4と各端子5a〜5dを接続した。そのため、端子5a〜5dをヨーク部1cの外方から脚部の軸方向にスライドさせながら固定部3fに嵌め込むだけでコイル端部4a〜4dと各端子5a〜5dの位置決めが行え、両者の接合作業が容易に行える。
本実施形態においても、樹脂モールドコア1における左右の脚部1a,1bの端面に突起3bと凹部3cを形成したので、2つのU字型樹脂モールドコア1を環状に突き合わせた際に、これらの突起3bと凹部3cを嵌め込むことで、対向する脚部1a,1bの軸を正確に一致させることができる。
3.第3実施形態
第3実施形態のリアクトルを、図7〜図14に従って、説明する。なお、前記第1実施形態と同様な部材については、同一の符号を付し、説明は省略する。この実施形態は、端子5a〜5dを樹脂製の端子台6内にモールド成型し、その端子台6と樹脂モールドコア1を固定することで、コイル端部4a〜4dと端子5a〜5dとの接続を行ったものである。
本実施形態に使用する樹脂モールドコア1は、基本的には、第1実施形態の樹脂モールドコア1と同様な構成であるが、図7及び図8に示すように、ヨーク部1cの上面の片側に、端子台6の位置決め用の突起3gと、それに近接して端子台6を樹脂モールドコア1に固定するためのねじ穴3hが設けられている。
樹脂モールドコア1の下部には、第2実施形態と同様に、ヨーク部1cの底部から脚部の軸方向と直角方向に向かって水平に張り出すように、一対のブラケット3dが形成されている。本実施形態では、第1のブラケット3dには、樹脂モールドコア1を含むリアクトル全体を、リアクトルのケースやリアクトルの設置箇所に固定するためのボルト挿入穴3eと、ケースや設置箇所側に設けられた位置決め用の突起(図示せず)を挿入する穴3jが設けられている。第2のブラケット3dには、位置決め用の突起を挿入する穴3jのみが設けられている。その結果、2つのU字型樹脂モールドコア1を環状に組み合わせてリアクトルを構成した場合、リアクトルはその対角の2箇所に設けられたボルト挿入穴3eにボルトを締結するのみで、ケースや設置場所に固定できる。
端子台6は、対向する2つのヨーク部1c及びその間に配置された2つのコイル4,4を覆う略板状の部材で有り、4つの端子5a〜5dの一部を、端子台6を構成する樹脂内部にインサート成型したものである。すなわち、本実施形態において、端子5a〜5dは、その引き出し方向に応じてそれぞれ形状が異なる1枚の板状部材を屈曲して構成されているが、いずれも、次の2つの部分を備えている。
(1) ヨーク部1cの表面から垂直に立ち上がり、同じくヨーク部1cの表面から垂直に立ち上がっているコイルの両端部4a〜4dと重ね合わされて、接合されているコイル接続部51。
(2) コイル接続部51からリアクトルの外方に向かって水平に突出した引出部52と、その引出部の先端に設けられた外部機器との接続穴53。
これらの端子5a〜5dは、両端のコイル接続部51と外部機器との接続穴53を除いた前記引出部52の一部を端子台6にインサート成型することで、端子台6と一体化されている。
図13及び図14に示すように、各端子5a〜5dのうち、コイル4の一方の端部に位置する1番目と2番目の端子5a,5bは、引出部52が被固定部54と平行に、ヨーク部1cの上面を跨がるように配置されている。また、端子台6には、このヨーク部1cに沿って2つの開口部6aが形成され、これら2つの開口部6a内に、端子5a,5bの引出部52から上方に向けて立ち上がったコイル接続部51がそれぞれ挿入されている。端子台6を樹脂モールドコア1に固定した場合、この開口部6a内には2つのコイルの端部4a,4cがそれぞれ挿入され、各端子5a,5bのコイル接続部51とコイル端部4aが重なり合う。
コイル4の他方の端部に位置する3番目の端子5cと4番目の端子5dは、ヨーク部1cとは反対にコイル4側に屈曲された後、コイルの略中央部からリアクトル外部に引き出されている。そのため、端子台6におけるコイル4の側方の位置には、端子5c,5dの先端に設けられた接続穴53を保持するための2つの受け部6bが隣接して設けられている。本実施形態では、2つの端子5c,5dの引出部52はコイル4の上方において交差しており、そのため、これら2つの端子5c,5dを埋設した端子台6には、交差部分における絶縁距離を確保するための肉厚部6cが形成されている。
端子台6の対角に位置する2つのコーナー部には、ヨーク部1cに設けられた位置決め用突起3gと固定用のねじ穴3hに対応して、位置決め用突起3gが嵌合する凹部6dと、ねじ挿入穴6eが設けられている。端子台6は、突起3gと凹部6dを嵌合して位置決めした状態で、ねじ穴3hとねじ挿入穴6eを重ね合わせ、そこに固定用のねじ6fを挿入して締結することにより、樹脂モールドコア1に固定される。
端子台6の中央部には、端子台6を樹脂モールドコア1に固定した状態において、組み立てられたリアクトルを持ち運ぶための持ち手6gが一体に形成されている。この持ち手6g、前記の凹部6d、ねじ挿入穴6e、肉厚部6c及び2つの受け部6bのいずれもが、端子台6に端子4a〜4dをモールド成型する際に同時に成型される。
(2)作用効果
本実施形態においては、1つの端子台6に4つの端子5a〜5dをモールド成型により一体化しておき、この端子台6を環状に組み合わせた2つのU字型樹脂モールドコア1に被せるように固定するだけの作業で、樹脂モールドコアに対する端子5a〜5dの固定作業が簡単に実施できる。特に、端子台6とヨーク部1cには、両者の位置決めを行う位置決め用の凹部6dと突起3gが設けられているので、両者を嵌合することにより、端子台6とヨーク部1cの正確な位置決めを行うことができる。
本実施形態では、第1実施形態と同様に、ヨーク部1cに磁性体コア2が露出した開口部が存在しないので、ヨーク部1cの上面に端子5a〜5d配置しても、その絶縁は十分確保される。しかも、端子の引出部51は樹脂製の端子台6内に埋設されているので、樹脂モールドコア1側の成型品3と樹脂製の端子台6の2つによって絶縁が確保されるので、より優れた絶縁性能を発揮することができる。この成型品3と端子台6とに起因する絶縁性能の向上により、端子5a〜5dの引き出し方向を自由に選定できるので、リアクトルの設計が容易になり、リアクトルの配置スペースの削減が可能となる。
本実施形態では、平角線を巻回したコイル4を使用し、板状の両端部4a〜4dを樹脂モールドコア1のヨーク部表面よりも上方に突出させると共に、端子台6に埋設した各端子のコイル接続部51をヨーク部1cの表面から垂直に立ち上げ、両者を接合することによりコイル4と各端子5a〜5dを接続した。そのため、端子台6をヨーク部1cに上方からスライドさせるだけの作業で、コイル端部4a〜4dと各端子5a〜5dを重ね合わせることが可能になり、両者の接合作業が容易に行える。
端子台6に持ち手6gを一体に設けたことにより、リアクトルの設置部位が四方を壁で覆われて、リアクトルの外周をつかんだ状態で組付けられない場合であっても、端子台6の上面の持ち手6gを利用して上方からリアクトルを持ち運んだり、設置することができる。
本実施形態においても、樹脂モールドコア1における左右の脚部1a,1bの端面に突起3bと凹部3cを形成したので、2つのU字型樹脂モールドコア1を環状に突き合わせた際に、これらの突起3bと凹部3cを嵌め込むことで、対向する脚部1a,1bの軸を正確に一致させることができる。
更に、本実施形態においては、前記第1、第2実施形態と同様に、磁性体コア2と成型品3をモールド成型すると共に、その際に、リアクトル全体を固定するためのボルト挿入穴3e、端子の固定部3f、2つのU字型コアの位置決め用の突起3bと凹部3cなどの各部材を成型品3と一体に成型することで、リアクトル構成する部品を可能な限り樹脂モールドコア1に集約させることができる。
4.他の実施形態
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、下記に示す他の実施形態も包含する。
(1)U字型の樹脂モールドコアに限定されず、E字形コアのように、脚部が3本以上の樹脂モールドコアにも適用可能である。
(2)磁性体コアとしては、2つのU字型コアを環状に組み合わせたものや、2つのU字型コアと複数のI字型コアを環状に組み合わせたものを使用できる。その場合、I字型コアを成型品内部にモールド成型しても良いし、U字型コアの外周を被覆している成型品の端部に筒状のボビンを一体に形成しておき、その内部にI字型コアを嵌め込んで固定しても良い。
(4)本発明における樹脂モールドコアには、図1に示すようなU字型のコア単体に限らず、予め環状に成型した磁性体コア2や2つのU字型コアを環状に組み合わせた磁性体コア2を、金型内部にセットして、その周囲に成型品3をモールド成型したものも含まれる。
(5)コイル端部から引き出す端子の少なくとも1つは、開口部3aが存在しないヨーク部1cの上面に配設される必要が有るが、他の端子の配線方向は、コイルの軸方向と同一でも、軸方向と直角の方向のいずれでも良い。
(6)端子台6は必ずしも1枚である必要は無く、端子台を脚部の軸方向と直角の方向から分割し、各分割された端子台に2つずつ端子をモールドすることもできる。その場合、第2実施形態のようにヨーク部1cに脚部の軸方向に沿った固定部を設けておき、2つの端子台6を、樹脂モールドコア1を両側からを挟むようにスライドさせて、この固定部に噛み合わせることで、端子台6と樹脂モールドコアを固定することもできる。
(7)端子台6は、必ずしもコイル4部分を覆う必要は無く、ヨーク部の上面のみを覆うものであっても良い。また、環状をしたコアの一方のヨーク部の上方にのみ端子台6を設置することもできる。
1…樹脂モールドコア
1a,1b…脚部
1c…ヨーク部
1d…端面
1e…スペーサ
2…磁性体コア
2d…端面
3…樹脂成型品
3a…開口部
3b…突起
3c…凹部
3d…ブラケット
3e…ボルト挿入穴
3f…固定部
3g…端子台位置決め用突起
3h…端子台固定用のねじ穴
3i…樹脂充填時にできた凹み
3j…位置決め用の突起を挿入する穴
4…コイル
4a〜4d…コイルの端部
5a〜5d…端子
51…コイル接続部
52…引出部
53…接続穴
54…被固定部
6…端子台
6a…開口部
6b…端子の受け部
6c…肉厚部
6d…位置決め用の凹部
6e…ねじ挿入穴
6f…固定用のねじ
6g…持ち手

Claims (12)

  1. 複数の脚部とこれを繋ぐヨーク部とを備えた磁性体コアと、
    内部に前記磁性体コアをモールド成型により埋設した樹脂成型品と、
    前記樹脂成型品のある面に形成された痕跡部と、
    前記痕跡部が形成された面以外の複数の面に形成され、前記樹脂成型品内部の磁性体コアが露出する開口部と、
    を備え、
    前記樹脂成形品のヨーク部における、前記磁性体コアの脚部の外周に装着したコイルからコアの外部へ端子を引き出す箇所に相当する部分には、前記樹脂成型品内部の磁性体コアが露出する前記開口部が存在しないことを特徴とする樹脂モールドコア。
  2. 左右の脚部とそれを繋ぐヨーク部とから成る2つのU字型の分割コアから成る環状の前記磁性体コアと、
    それぞれのU字型の分割コアの左右の脚部とヨーク部の周囲が前記樹脂成型品で被覆されて成る2つに分割された樹脂モールドコアと
    を備え、
    この2つに分割された樹脂モールドコア環状であることを特徴とする請求項1に記載の樹脂モールドコア。
  3. 前記樹脂成型品における2つに分割された樹脂モールドコアの脚部同士の突き合わせ面に、対向する脚部の軸を一致させるための位置決め部材が形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の樹脂モールドコア。
  4. 前記ヨーク部の表面に端子を固定するための固定部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂モールドコア。
  5. 前記端子を埋没させた樹脂製の端子台が、樹脂モールドコアのヨーク部分に配置され、
    前記端子台と樹脂成型品と固定され、
    前記端子台端子コイル端部に接合されたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂モールドコア。
  6. 前記ヨーク部の上方から端子台をヨーク部の表面を覆うように被せた状態において、樹脂成型品と前記端子台を固定するための固定部材が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の樹脂モールドコア。
  7. 前記ヨーク部に、その上方から被せた前記端子台とヨーク部との水平方向の位置決めを行う部材が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の樹脂モールドコア。
  8. 前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の樹脂モールドコアと、
    この樹脂モールドコアの脚部の外周に装着されたコイル
    このコイルの端部に接続された外部引き出し用の端子と、
    を備え、
    前記端子は、前記樹脂成形品のヨーク部における開口部が存在しない部分から外部に引き出されていることを特徴とするリアクトル。
  9. 前記ヨーク部の表面に設けられ、端子が一部と噛み合わされた固定部を備え、
    前記端子とヨーク部と固定されたことを特徴とする請求項8に記載のリアクトル。
  10. 前記端子を有する樹脂製の端子台が、樹脂モールドコアのヨーク部分に配置され、
    前記端子台と樹脂成型品と固定され、
    前記端子台端子コイル端部に接合されたことを特徴とする請求項8に記載のリアクトル。
  11. 前記端子台は、前記ヨーク部の上方からーク部の表面を覆うように被せられ、
    前記端子台とヨーク部は固定されることを特徴とする請求項10に記載のリアクトル。
  12. 前記樹脂モールドコアが環状のコアであって、
    前記端子台が、この環状をした樹脂モールドコアにおいて対向する2つのヨーク部と左右の脚部に装着した2つのコイルとの全部若しくは部分的に覆う1枚の部材であって、
    前記各コイルの両端部に接続する4つの端子がこの1枚の端子台に対してモールド成型されていることを特徴とする請求項11に記載のリアクトル。
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