JP5987637B2 - 評価装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば大電流のスイッチングなどに用いられる半導体素子の評価装置とそれを用いた半導体素子の評価方法に関する。
特許文献1には、放電パルス電流と、アコースティックエミッションセンサで検出した音とから、半導体素子モジュールの内部で発生する部分放電を検知する技術が開示されている。この技術は半導体素子モジュールが前提となっており、部分放電測定の結果が部分放電によるものなのか、電気的なノイズによるものなのかを簡単に判定するものである。特許文献2には、放電電流を抵抗及びコンパレータで検出する技術が開示されている。
特開2003−130925号公報 特開2002−22793号公報
半導体素子の電気特性の評価中に、例えばプローブと半導体素子の間に放電が生じて半導体素子の部分的破損又は不具合が生じることがある。放電の生じた半導体素子が良品として後工程に流出することを防止するために、放電を確実に検知することが重要である。
ところが、特許文献1に開示の技術は半導体素子モジュールにおける放電を検知するものであるため、ウエハ状態又はチップ状態の半導体素子における放電検知への適用が困難である問題があった。
特許文献2に開示の技術はコンパレータ等を用いるので検知回路が複雑となってしまう問題があった。また外来ノイズにより放電の検知精度が低下する問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、半導体素子の電気特性の評価中に生じる放電を確実に検知し、放電発生後直ちに評価を中止することができる評価装置とそれを用いた半導体素子の評価方法を提供することを目的とする。
本願の発明に係る評価装置は、半導体素子を固定するステージと、開口を有する絶縁板と、該絶縁板に固定されたカンチレバー式の複数のプローブと、該複数のプローブを介して該半導体素子に電流を流して該半導体素子の電気特性を評価する評価部と、該評価部が該半導体素子の電気特性を評価しているときに、該半導体素子の温度を検出し続ける、該開口の上方に設けられた複数の温度検出部と、該複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは該評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、該放電発生情報が出された該半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備える。そして、該複数の温度検出部はそれぞれ該半導体素子の異なる部分の温度を検出し、該評価部は、該放電発生情報を受けると該半導体素子の評価を中止することを特徴とする。
本願の発明に係る他の評価装置は、半導体素子を固定するステージと、絶縁板と、該絶縁板に固定された複数のプローブと、該複数のプローブを介して該半導体素子に電流を流して該半導体素子の電気特性を評価する評価部と、該評価部が該半導体素子の電気特性を評価しているときに、該半導体素子の温度を検出し続ける複数の温度検出部と、該複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは該評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、該放電発生情報が出された該半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備え、該評価部は、該放電発生情報を受けると該半導体素子の評価を中止し、該複数のプローブは、長手方向に伸縮し、該複数の温度検出部は、該絶縁板に取り付けられた複数の熱電対であり、該複数の温度検出部と該複数のプローブは、1つの温度検出部と1つのプローブが隣り合うように設けられ、該複数の熱電対の下端は該プローブの下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
本願の発明に係る評価装置は、半導体素子を固定するステージと、絶縁板と、該絶縁板に固定された複数のプローブと、該複数のプローブを介して該半導体素子に電流を流して該半導体素子の電気特性を評価する評価部と、該評価部が該半導体素子の電気特性を評価しているときに、該半導体素子の温度を検出し続ける複数の温度検出部と、該複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは該評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、該放電発生情報が出された該半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備え、該評価部は、該放電発生情報を受けると該半導体素子の評価を中止し、該複数のプローブは、長手方向に伸縮し、該複数の温度検出部は、該絶縁板に取り付けられた複数の熱電対であり、該複数の温度検出部は、該複数のプローブを囲み、該複数の熱電対の下端は該プローブの下端よりも上方に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、半導体素子の電気特性の評価中に生じる放電を確実に検知し、放電発生後直ちに評価を中止することができる。
本発明の実施の形態1に係る評価装置の図である。 プローブが伸縮することを示す図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体素子の評価方法を示すフローチャートである。 測定工程における、複数のプローブと複数の温度検出部の位置を示す平面図である。 2つの温度検出部で半導体素子の温度を検出することを示す平面図である。 半導体素子の外周部のうち特に角部を中心に温度検出できるように、複数の温度検出部を配置した例を示す平面図である。 半導体素子の外周部のうち特に角部を中心に温度検出できるように、複数の温度検出部を配置した例を示す平面図である。 本発明の実施の形態2に係るプローブ等を示す図である。 本発明の実施の形態3に係る評価装置を示す図である。 本発明の実施の形態4に係る評価装置を示す図である。 本発明の実施の形態5に係る評価装置を示す図である。 熱電対とパッドの接触を示す図である。 半導体素子、パッド、プローブ、及び熱電対の位置関係を示す平面図である。 熱電対の配置の変形例を示す平面図である。
本発明の実施の形態に係る評価装置と半導体素子の評価方法について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る評価装置の図である。この評価装置は、半導体素子12を固定するステージ10を備えている。ステージ10は、少なくとも表面部分が金属で形成されている。半導体素子12は、例えば上面と下面の間で電流を流すIGBTで形成されている。半導体素子12の上面にはパッド12aが形成されている。
ステージ10の側面には接続部16が固定されている。そして、接続部16からステージ10の外部へ信号線18が伸びている。信号線18の一端は接続部16を介してステージ10の表面部分と導通している。信号線18の他端はコントローラ20に接続されている。従って信号線18は、ステージ10の表面部分とコントローラ20を電気的に接続している。
ステージ10の上方には絶縁板30が配置されている。絶縁板30には、複数のプローブ32が固定されている。複数のプローブ32の構成について図2を参照しつつ説明する。図2は、プローブが伸縮することを示す図である。プローブは、基台として形成され絶縁板に固定される設置部32aを有している。
設置部32aの上方には、外部への出力端となる電気的接続部32bが取り付けられている。設置部32aの下方には、押し込み部32cが取り付けられている。押し込み部32cは、プローブがパッド12aに強い力で押し付けられたときに、短くなることができるように、内部にばね部材が組み込まれたものである。ばね部材としては例えば、スプリング、積層プローブ、又はワイヤープローブ等がある。押し込み部32cの下方にはパッド12aと機械的かつ電気的に接触する先端部32dが取り付けられている。先端部32dの先端は丸みを帯びた形状となっている。
このプローブ32は例えば銅、タングステン、又はレニウムタングステンといった金属材料により作製される。先端部32dは導電性及び耐久性向上の観点から、例えば金、パラジウム、タンタル、又はプラチナ等で被覆することが望ましい。すべての複数のプローブ32は、図2を参照して説明したように伸縮性及び導電性を有するように形成されている。
複数のプローブ32は、絶縁板30に形成された接続部34と電気的に接続されている。複数のプローブ32と接続部34の電気的接続は、例えば絶縁板30上に設けた金属板により行う。接続部34には信号線36の一端が接続されている。信号線36の他端はコントローラ20に接続されている。
絶縁板30には、複数の温度検出部38が固定されている。複数の温度検出部38は、半導体素子12から放出される赤外線等から半導体素子12の温度を検出する放射温度計で形成されている。放射温度計は、赤外線エネルギーの量を計測して数値化(例えば温度換算)するタイプのものでも、計測結果を画像化(温度で色分け)するタイプのものでもよい。
複数の温度検出部38はそれぞれ半導体素子12の異なる部分の温度を検出するように絶縁板30に固定されている。具体的には、複数の温度検出部38は、複数のプローブ32を囲むように絶縁板30に取り付けられている。複数の温度検出部38は、信号線40によりコントローラ20に接続されている。
コントローラ20の内部構成について説明する。コントローラ20は、評価部20aを備えている。評価部20aは主として、複数のプローブ32を介して半導体素子12に電流を流して半導体素子12の電気特性を評価(測定)する部分である。
コントローラ20は、放電監視部20bを備えている。放電監視部20bは、複数の温度検出部38のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度(以後、放電温度と称する)を超えたときに評価部20aに放電発生情報を伝送する部分である。
コントローラ20は、記憶部20cを備えている。記憶部20cは、放電発生情報が出された半導体素子を特定する情報を記憶する部分である。
絶縁板30は、アーム42により任意の方向へ移動可能となっている。アーム42は信号線44によりコントローラ20に接続され、評価部20aの指令により移動するようになっている。なお、複数のプローブ32とパッド12aを接触させるために、絶縁板30を移動させるのではなく、ステージ10を移動させることとしてもよい。
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の評価方法について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る半導体素子の評価方法を示すフローチャートである。まず、複数のプローブ32の先端を半導体素子12のパッド12aに接触させる(S1)。1つのパッド12aに複数のプローブ32を接触させるのは、大電流かつ高電圧で評価を行うためである。このとき、半導体素子12は真空吸着又は静電吸着等によりステージ10に固定しておく。
次いで、測定工程を実施する。測定工程では、半導体素子12の上面のパッド12aに複数のプローブ32をあて、半導体素子12の下面にステージ10の表面部分を接触させた状態で、評価部20aが信号線18、36を介して半導体素子12の上面と下面の間に電流を流す。より詳細には、評価部20aが複数のプローブ32を介して半導体素子12に電流を流し半導体素子12の電気特性を評価(測定)しつつ、複数の温度検出部38が半導体素子12の温度を検出し続ける(S2)。つまり、評価部20aが半導体素子12の電気特性を評価しているときは常に、複数の温度検出部38が半導体素子12の温度を検出し続ける。
ここで、接続部34から接続部16に至る電流経路の距離が複数のプローブ32のどのプローブを介しても略一致するように、接続部34と接続部16の間に複数のプローブ32を配置することが好ましい。そうすると、複数のプローブ32のそれぞれのプローブの電流密度を略一致させることができる。
図4は、測定工程における、複数のプローブと複数の温度検出部の位置を示す平面図である。複数のプローブ32は平面視で等間隔に配置されている。また複数のプローブ32は全てが1つのパッド12aに接触している。複数の温度検出部38は、半導体素子12の表面全体の温度を検出するように配置している。
具体的には、温度検出部38aは主として半導体素子12の左側の温度を検出し、温度検出部38bは主として半導体素子12の上側の温度を検出し、温度検出部38cは主として半導体素子12の下側の温度を検出し、温度検出部38dは主として半導体素子12の右側の温度を検出する。複数の温度検出部38が温度を検出できる範囲は破線で示す。
測定工程中に、放電監視部20bは、複数の温度検出部38のいずれか1つが検出した温度が放電温度を超えていないか監視している(S3)。放電温度を超えていない場合は、半導体素子12の電気特性の評価が終わっていないか判断する(S4)。半導体素子12の評価が終わっていなければS2に戻る。ステップS3とステップS4は、ステップS2における半導体素子の評価と温度の検出を実施しながら行う。測定工程中は常に放電監視部20bが上記監視を実施することが望ましい。
なお、S4において半導体素子12の電気特性の評価が終わっていると判断した場合は複数のプローブ32を退避させ測定工程を終了する(S5)。
S3において、複数の温度検出部38のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは、放電監視部20bが評価部20aに放電発生情報を伝送する(S6)。評価部20aは、放電発生情報を受けると半導体素子12の評価を中止する(S7)。その後、記憶部20cが、放電発生情報が出された半導体素子12を特定する情報(ID情報と称する)を記憶する(S8)。最後に、複数のプローブ32を退避させてルーティンを終了する。なお、記憶部20cのID情報と合致する半導体素子は後に適当なタイミングで廃棄する。
本発明の実施の形態1に係る半導体素子の評価方法によれば、半導体素子12の評価中に常に半導体素子12の温度を検出し続けるので、放電を確実に検知し放電発生後直ちに評価を中止することができる。これにより、放電が継続したり、放電と評価が並行したりして、評価装置や半導体素子12が非常に高温となることを防止できる。よって、評価装置及び半導体素子12の破損及び破損拡大を抑制できる。
記憶部20cにID情報を記憶することで、記憶部20cのID情報を頼りに放電のあった半導体素子を特定し廃棄することができる。半導体素子12がチップで形成されている場合は、評価中止後に放電のあった半導体素子を廃棄することができる。半導体素子を複数有するウエハを評価した場合は、例えばダイシング時に、記憶部20cのID情報を頼りに放電のあった半導体素子を特定しこれを廃棄することができる。いずれの場合でも、記憶部20cにID情報を記憶することで放電のあった半導体素子がパッケージされたり出荷されたりすることを回避できる。
ところで、1つの温度検出部で半導体素子12の温度を検出しようとすると、複数のプローブ32に遮られて温度検出できない部分が生じる。放電を確実に検知するためには、複数の温度検出部38により半導体素子12の全体の温度を検出することが必要である。そこで、図4を参照して説明したように複数の温度検出部38が複数のプローブ32を囲むようにした。これにより、異なる複数の角度から半導体素子12の温度検出ができるので半導体素子12全体の温度を検出できる。
複数の温度検出部38として非接触で温度検出が可能な放射温度計を用いたので、パッド12aにダメージを与えることなく半導体素子12の温度を検出できる。
本発明の実施の形態1に係る評価装置及び半導体素子の評価方法は、様々な変形が可能である。例えば、複数の温度検出部38の数を減らしてもよい。図5は、2つの温度検出部で半導体素子の温度を検出することを示す平面図である。このように半導体素子全体の温度測定ができる限り、温度検出部の数を減らしてもよい。
ところで、放電が半導体素子12の中央部及び外周部の両方で起こりえる場合は、上記のように、半導体素子12の表面全体の温度を検出するように複数の温度検出部38を配置するとよい。しかしながら、半導体素子12の中央部よりも外周部で放電が起こりやすい場合、複数の温度検出部は、半導体素子の外周部の温度を検出するように配置すれば足りる。そのような例について図6、7を参照して説明する。
図6、7は、半導体素子の外周部のうち特に角部を中心に温度検出できるように、複数の温度検出部を配置した例を示す平面図である。これらの配置は、半導体素子12の角部で放電が起こりやすい場合に精度よく放電温度を検出できる点で優れている。このように、放電の起こりやすい部分が予め分かっている場合はその部分を中心に温度検出することが好ましい。なお、半導体素子12の外周部の温度検出に重点を置きつつ中央部の温度検出を行ってもよい。
複数の温度検出部38は非接触型の温度計であれば放射温度計に限定されない。また、被測定物の半導体素子12は、ウエハ状態でもよいしチップ状態でもよい。また、半導体素子12はIGBTに限定されず、例えば半導体素子の表面だけで電流の入出力を行う横型の素子でもよい。なお、これらの変形は以下の実施の形態に係る評価装置及び半導体素子の評価方法にも応用できる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る評価装置及び半導体素子の評価方法は、実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。図8は、本発明の実施の形態2に係るプローブ等を示す図である。複数のプローブにはカンチレバー式のプローブ50が用いられている。そして、プリント基板で形成された絶縁板30には開口30aが開いている。この開口30aの上方には複数の温度検出部38が配置されている。
本発明の実施の形態2に係る評価装置によれば、開口30aの上方に複数の温度検出部38を設けたので、半導体素子全体の温度検出が容易である。よって放電の検出精度を高めることができる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る評価装置、及び半導体素子の評価方法は、実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。図9は、本発明の実施の形態3に係る評価装置を示す図である。ステージ70は、半導体素子12の外周部を支持することで半導体素子12の表面と裏面を露出させるように形成されている。これにより、半導体素子12の表面側にはパッド12aが露出し、裏面側にはパッド12bが露出している。
絶縁板として、半導体素子12の表面側に配置された第1絶縁板30Aと、半導体素子12の裏面側に配置された第2絶縁板30Bとを備えている。これによりパッド12a、12bの両方にプローブを当てることができるようになっている。
複数の温度検出部は、半導体素子12の表面の温度を検出する第1温度検出部38Aと、半導体素子の裏面の温度を検出する第2温度検出部38Bとを備えている。第1温度検出部38Aと第2温度検出部38Bはそれぞれ複数形成されている。上記した以外の評価装置の要素についても、半導体素子の表面側と裏面側とでは同じものが配置されている。表面側にあるものの符号の末尾にAを付し、裏面側にあるものの符号の末尾にBを付した。
測定工程では、パッド12a、12bにそれぞれ複数のプローブ32A、32Bを接触させて半導体素子の電気特性を評価しつつ、複数の第1温度検出部38Aで半導体素子表面の温度を検出し続け複数の第2温度検出部38Bで半導体素子裏面の温度を検出し続ける。そして、放電監視部20bは、複数の第1温度検出部38Aの検出結果と、複数の第2温度検出部38Bの検出結果を監視し続ける。
半導体素子12の裏面で放電が起こることも考えられるので、放電を漏れなく検知するためには、半導体素子12の裏面温度を監視することが望ましい。本発明の実施の形態3に係る評価装置によれば、半導体素子の表面と裏面の両方の温度を監視できるので放電の検出精度を高めることができる。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る評価装置、及び半導体素子の評価方法は、実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。図10は、本発明の実施の形態4に係る評価装置を示す図である。ステージ80の内部には空洞80aが形成されている。
複数の温度検出部は、第1温度検出部38Aと第2温度検出部38Cを備えている。第1温度検出部38Aは、半導体素子12の表面の温度を検出するように配置されている。第2温度検出部38Cは、空洞80a内に配置され、半導体素子12の直下のステージ80の温度を検出する。全ての温度検出部は、コントローラ20に接続されている。
本発明の実施の形態4に係る評価装置によれば、半導体素子12の直下のステージ80の温度を検出することで、半導体素子12の裏面側で放電が生じたことを検出できる。よって、放電の検出精度を高めることができる。
なお、半導体素子が複数形成されたウエハの半導体素子を1つずつ評価する場合は、評価する半導体素子の位置に応じて、複数の第2温度検出部38Cのいずれか1つを選択使用するとよい。
実施の形態3、4で示したように半導体素子の表面及び裏面側に温度検出部を配置する場合、いずれかの温度検出部に不具合が生じた場合でも、正常な温度検出部によりバックアップが可能となる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る評価装置、及び半導体素子の評価方法は、実施の形態1との共通点が多いので実施の形態1との相違点を中心に説明する。図11は、本発明の実施の形態5に係る評価装置を示す図である。複数の温度検出部は、複数の熱電対90で形成されている。複数の熱電対90は信号線92によりコントローラ20に接続されている。
複数の熱電対90は、半導体素子12の評価時に半導体素子12の中央部か外周部の少なくとも一方に接触するように絶縁板30に取り付けられている。図12は、熱電対とパッドの接触を示す図である。図12(A)は、プローブがパッドに接触する前の状態を示している。この状態では、熱電対90の下端はプローブ32の下端(先端)よりも上方に位置している。
図12(B)は、アーム42の駆動により絶縁板30をパッド12aに近づけ、プローブ32の先端をパッド12aに接触させた状態を示している。次に、絶縁板30をパッド12a方向にさらに近づけると、プローブ32が縮むとともに熱電対90の下端がパッド12aに接触する。プローブ32が縮むことでプローブ32を適度な力でパッド12aに押し付けつつ、熱電対90をパッド12aに接触させた状態で測定工程を実施する。
なお、熱電対90とプローブ32が直接接触すると半導体素子の評価結果に影響するおそれがあるので、熱電対90はプローブ32と一定間隔離間させる。
図13は、半導体素子、パッド、プローブ、及び熱電対の位置関係を示す平面図である。複数のプローブ32の1つに対して、複数の熱電対90の1つが近接して設けられている。
本発明の実施の形態5に係る評価装置によれば、複数の熱電対90を半導体素子12に接触させて半導体素子12の温度を検出するので、温度検出の精度を高めることができる。なお、複数の熱電対90の数は半導体素子12の大きさや求められる温度検出精度を考慮して適宜定めればよい。
図14は、熱電対の配置の変形例を示す平面図である。特に半導体素子の外周部で放電が生じやすい場合には、複数の熱電対94を半導体素子12の外周部に接触させることが好ましい。この場合、複数の熱電対94を絶縁板30以外のものに固定してもよい。
また、ここまでで説明した各実施の形態は適宜に組み合わせて用いてもよい。例えば、実施の形態1−4で説明した複数の温度検出部として熱電対を採用してもよい。具体例としては、実施の形態3、4における第1温度検出部と第2温度検出部を熱電対で形成することができる。
10 ステージ、 12 半導体素子、 12a パッド、 16 接続部、 18 信号線、 20 コントローラ、 20a 評価部、 20b 放電監視部、 20c 記憶部、 30 絶縁板、 30a 開口、 32 複数のプローブ、 32a 設置部、 32b 電気的接続部、 32c 押し込み部、 32d 先端部、 34 接続部、 36 信号線、 38 複数の温度検出部、 40 信号線、 42 アーム、 44 信号線、 50 カンチレバー式のプローブ、 70,80 ステージ、 80a 空洞、 90,94 熱電対、 92 信号線

Claims (3)

  1. 半導体素子を固定するステージと、
    開口を有する絶縁板と、
    前記絶縁板に固定されたカンチレバー式の複数のプローブと、
    前記複数のプローブを介して前記半導体素子に電流を流して前記半導体素子の電気特性を評価する評価部と、
    前記評価部が前記半導体素子の電気特性を評価しているときに、前記半導体素子の温度を検出し続ける、前記開口の上方に設けられた複数の温度検出部と、
    前記複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは前記評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、
    前記放電発生情報が出された前記半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記複数の温度検出部はそれぞれ前記半導体素子の異なる部分の温度を検出し、
    前記評価部は、前記放電発生情報を受けると前記半導体素子の評価を中止することを特徴とする評価装置。
  2. 半導体素子を固定するステージと、
    絶縁板と、
    前記絶縁板に固定された複数のプローブと、
    前記複数のプローブを介して前記半導体素子に電流を流して前記半導体素子の電気特性を評価する評価部と、
    前記評価部が前記半導体素子の電気特性を評価しているときに、前記半導体素子の温度を検出し続ける複数の温度検出部と、
    前記複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは前記評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、
    前記放電発生情報が出された前記半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記評価部は、前記放電発生情報を受けると前記半導体素子の評価を中止し、
    前記複数のプローブは、長手方向に伸縮し、
    前記複数の温度検出部は、前記絶縁板に取り付けられた複数の熱電対であり、
    前記複数の温度検出部と前記複数のプローブは、1つの温度検出部と1つのプローブが隣り合うように設けられ、
    前記複数の熱電対の下端は前記プローブの下端よりも上方に位置していることを特徴とする評価装置。
  3. 半導体素子を固定するステージと、
    絶縁板と、
    前記絶縁板に固定された複数のプローブと、
    前記複数のプローブを介して前記半導体素子に電流を流して前記半導体素子の電気特性を評価する評価部と、
    前記評価部が前記半導体素子の電気特性を評価しているときに、前記半導体素子の温度を検出し続ける複数の温度検出部と、
    前記複数の温度検出部のいずれか1つが検出した温度が予め定められた温度を超えたときは前記評価部に放電発生情報を伝送する放電監視部と、
    前記放電発生情報が出された前記半導体素子を特定する情報を記憶する記憶部を備え、
    前記評価部は、前記放電発生情報を受けると前記半導体素子の評価を中止し、
    前記複数のプローブは、長手方向に伸縮し、
    前記複数の温度検出部は、前記絶縁板に取り付けられた複数の熱電対であり、
    前記複数の温度検出部は、前記複数のプローブを囲み、
    前記複数の熱電対の下端は前記プローブの下端よりも上方に位置していることを特徴とする評価装置。
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