JP5979990B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents
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Description
赤外線センサーは、トッププレートの下方に設けられ、被加熱物から放射される赤外線を、トッププレートに設けられた赤外線入射領域から受光し、被加熱物の温度に応じて変化する信号を出力する。特許文献1に記載の加熱調理器は、赤外線センサーを用いて初期検出値の値からの増加量が所定値以上となると、加熱コイルの出力を低減あるいは加熱を停止している。
図1は実施の形態1に係る誘導加熱調理器の外観を示す斜視図である。
図中に示す誘導加熱調理器1は、例えば、箱形状の本体ケース2Cの上部にトッププレート14、本体ケース2C内に円環状の左・右加熱コイル(図示せず)、及び本体ケース2内にロースター機能やオーブン機能を有するグリル調理器3を備えている。
図2は図1の誘導加熱調理器を上方から見て示す平面図である。
図2において、上面操作部19は、前述したように金属製フレーム15の前縁部に、横方向に長く帯状に配置されている。この上面操作部19は、左側から、左加熱口2Lの加熱動作を操作するための左加熱口用操作部27、グリル調理器3の加熱動作を操作するためのグリル用操作部29、及び右加熱口2Rの加熱動作を操作するための右加熱口用操作部28を備えている。
図3は図1の誘導加熱調理器の回路構成を示すブロック図である。
図3において、電源回路31は、前面操作部13の主電源スイッチ11のオン操作により商用電源の電圧が印加されると、所定の定電圧・定電流を生成し、制御装置32に供給する。制御装置32は、例えば、入力部と、出力部と、記憶部と、CPU(演算制御部)を有するマイクロコンピューターより構成されている。記憶部には、各種調理メニューに対応した通電制御プログラムが予め格納されている。
使用者が前面操作部13の主電源スイッチ11をオン操作すると(ST1)、電源回路31に商用電源の電圧が印加される。この時、電源回路31は、商用電源の電圧から所定の定電圧・定電流を生成し、制御電源として制御装置32に供給する。制御装置32は、その制御電源が印加されると、温度検出回路40から温度情報を読み込み、誘導加熱調理器1の主要部分(トッププレート14、グリル庫22内など)の温度が異常に高温になっていないかどうかをチェックする(ST2)。
制御装置32は、負荷判定のための火力が例えば前面操作部13の右側のダイヤル12Rにより設定されると、例えば40kHzの高周波電流が出力されるようにインバータ回路33Rを制御し、負荷判定を実施する(ST11)。先ず、制御装置32は、右加熱口2Rに被加熱物が載置されているかどうかを判定し(ST12)、被加熱物が載置されていると判定したときには、被加熱物が加熱可能な材質かどうかを判定する(ST13)。
実施の形態1では、温度センサーにサーミスタを用いたが、実施の形態2は非接触式の赤外線センサーを用いたものである。赤外線センサーは、左・右加熱口2L、2Rの下方にそれぞれ取り付けられており、トッププレート14を介して左・右加熱口2L、2Rに載置された被加熱物の温度を検出する。赤外線センサーの検出温度は、トッププレート14の温度の影響も受けるので、トッププレート14の温度が上がると、赤外線センサーの検出温度も上がる。
実施の形態3は、温度センサーにサーミスタと赤外線センサーを用いたものである。これは、赤外線センサーの検出温度からトッププレート14が与える影響を取り除くために、サーミスタを用いてトッププレート14の温度を推定し、赤外線センサーの検出温度からトッププレート14の推定温度を差し引いた値(赤外線センサーの補正温度)を鍋温度判定に用いている。
また、算出した補正温度の変化量が設定閾値以上のときには、予め設定された火力の上限値(例えば1kW)と設定火力とを比較し、設定火力が1kW以上のときには、設定火力を1kWと制限して、インバータ回路33Lの出力を制御する。これにより、被加熱物を加熱し過ぎるということがなくなり、そのため、被加熱物が熱による劣化や被加熱物の中の油などの発火を防止することができる。
実施の形態1乃至3では、負荷判定直後の10秒間における温度(又は補正温度)の変化量を1つの設定閾値と比較するようにしたが、変化量を複数の設定閾値と比較するようにしたものである。
実施の形態2では、温度センサーに赤外線センサーを用いたことを述べたが、赤外線センサーは一般的に低温帯を正確に検出できないので、鍋温度判定の際に赤外線センサーの検出温度が第1の設定温度以下の場合に鍋温度判定を行うことなく加熱開始するようにしても良い。また、実施の形態3では、温度センサーにサーミスタと赤外線センサーを用いたことを述べたが、前述したように、鍋温度判定の際に赤外線センサーの検出温度が一定値以下の場合、サーミスタの検出温度のみで鍋温度判定を行うようにしても良い。
また、フライパンの予熱や揚げ物の予熱などの加熱工程のパターンが決まっているモードでは、鍋温度判定の結果、鍋温度が高温だと判断された場合には、常温スタート時と比べて低い火力で加熱を行ったり、通常の加熱工程(予熱時間)の時間よりも短く加熱したりして、加熱工程の積算電力を通常の加熱工程よりも低くなるようにしても良い。
このように、鍋温度判定のときに左・右加熱口2L、2R上の鍋を最小火力(例えば100w)あるいはそれよりも低い火力で加熱するようにしているので、鍋温度判定終了後の加熱開始を行った際の鍋を実施の形態1乃至6と比べ、短時間で加熱することができる。
Claims (10)
- 被加熱物が載置されるトッププレートと、
前記トッププレートの下方に配置された加熱コイルと、
直流電力を高周波電力に変換し、前記加熱コイルに高周波電流を供給して前記被加熱物を誘導加熱させるインバータ回路と、
前記トッププレートを介して前記被加熱物の温度を検出する温度センサーと、
前記インバータ回路の出力を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、設定火力での加熱開始前の一定時間の間、被加熱物が載置された前記トッププレートの温度を前記温度センサーから読み込んで、前記一定時間における前記温度の変化量を算出し、前記一定時間経過後の加熱開始の際にその変化量に応じて前記インバータ回路の出力を制御して加熱が開始されることを特徴とする誘導加熱調理器。 - 前記制御装置は、設定火力での加熱開始前の一定時間の間、加熱調理に必要な最小火力あるいはそれよりも低い火力となるように、前記インバータ回路の出力を制御することを特徴とする請求項1記載の誘導加熱調理器。
- 前記制御装置は、値の異なる複数の設定閾値を有し、前記変化量と前記複数の設定閾値との比較結果に基づいて前記インバータ回路の出力を制御することを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱調理器。
- 前記温度センサーにサーミスタが使用されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
- 前記温度センサーに赤外線センサーが使用されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
- 前記温度センサーにサーミスタと赤外線センサーが使用され、
前記制御装置は、サーミスタ及び赤外線センサーにより検出された前記トッププレート及び鍋の各温度から前記一定時間における温度の変化量を算出することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。 - 前記制御装置は、赤外線センサーにより検出された前記トッププレートの温度が第1の設定温度以下のときに、前記一定時間における前記温度の変化量の算出を行うことなく、加熱開始に移行することを特徴とする請求項5記載の誘導加熱調理器。
- 前記制御装置は、赤外線センサーにより検出された前記トッププレートの温度が第1の設定温度以下のときに、前記サーミスタにより検出された前記トッププレートの温度のみを用いて変化量を算出することを特徴とする請求項6記載の誘導加熱調理器。
- 前記制御装置は、前記変化量に応じて制御する前記インバータ回路の出力に上限値が設定されていることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
- 前記制御装置は、揚げ物あるいはフライパンの予熱モードが選択されたときに、前記変化量に応じて前記インバータ回路の出力を制御した際に、予熱モードにおける火力より低くあるいは予熱時間を短くすることを特徴とする請求項1乃至9の何れか一項に記載の誘導加熱調理器。
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