JP5962554B2 - 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム - Google Patents

配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP5962554B2
JP5962554B2 JP2013053295A JP2013053295A JP5962554B2 JP 5962554 B2 JP5962554 B2 JP 5962554B2 JP 2013053295 A JP2013053295 A JP 2013053295A JP 2013053295 A JP2013053295 A JP 2013053295A JP 5962554 B2 JP5962554 B2 JP 5962554B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
load
management
load information
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013053295A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014178080A (ja
Inventor
嘉之 山本
嘉之 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013053295A priority Critical patent/JP5962554B2/ja
Publication of JP2014178080A publication Critical patent/JP2014178080A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5962554B2 publication Critical patent/JP5962554B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Description

本発明は、配送車の荷室の温度を管理する温度管理システムに関するものである。
従来、荷室の温度を調整する空調装置が取り付けられている配送車が知られているf(例えば、冷凍車)。このような配送車では、荷室内の積荷搭載状態に関わらず、運転者が空調装置の設定温度等を設定している。例えば、配送車が集配所を出発する前に、管理温度範囲が一番狭い積荷に合わせて、運転者が手作業で温度設定を行う。
特開2004−108703号公報
しかし、発明者の検討によれば、積荷の配送が進むにつれ積荷が減るので、荷室内に要求される温度環境は変化する。この変化に対して、運転者自身が積荷の管理温度範囲を把握し、積荷を下ろす度に空調装置を設定し直すことは難しい。
本発明は上記点に鑑み、配送車の荷室の温度を管理する温度管理システムにおいて、積荷を下ろすことに起因して、荷室内に要求される温度環境が変化した場合に、その変化に対応して空調装置の設定を変化させる技術を提供することを目的とする。
積荷が減るので、
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、配送車(2)の荷室(40)の温度を管理する温度管理システムであって、前記荷室内に積載される積荷(41a〜41f)毎の積荷種別の情報を含む積荷情報を、繰り返し取得する積荷情報取得手段(110)と、前記積荷情報に含まれる積荷毎の積荷種別の情報と、積荷種別と管理温度範囲との対応関係を示す管理温度テーブルと、に基づいて、前記積荷情報に含まれる積荷毎の管理温度範囲(43a〜43f)を決定し、決定した積荷毎の管理温度範囲のすべてを満たす設定温度(52)で、前記荷室の空調装置(30)を作動させる制御手段(130〜150)と、を備えたことを特徴とする温度管理システムである。
このようになっていることで、積荷を下ろすことに起因して、荷室40内の積荷毎の管理温度範囲が変化した場合に、その変化に対応して、空調装置の設定を変化させることができる。
なお、上記および特許請求の範囲における括弧内の符号は、特許請求の範囲に記載された用語と後述の実施形態に記載される当該用語を例示する具体物等との対応関係を示すものである。
本発明の実施形態に係る温度管理システムの構成図である。 車載機と管理センターの間でやり取りする信号を示す図である。 管理センターの制御部が実行する処理のフローチャートである。 管理温度テーブルを例示する図である。 時間の経過と共に変化する制御幅51および設定温度52を例示する図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態の温度管理システムは、管理センター1、および配送車2を含み、配送車2の荷室40の温度を管理する。配送車2については、図1ではそれぞれ1台のみ記載しているが、実際には、複数台存在する。
管理センター1は、各配送車2の運行データを収集および蓄積し、必要に応じて当該運行データの全部または一部を、図示しない集配所に設置されたコンピュータ(PC等)に送信する装置であり、通信部11、記憶部12、および制御部13を有している。
通信部11は、広域ネットワーク6(例えばインターネット、携帯通信網)、無線基地局5等を介して上記集配所に設置されたコンピュータおよび各配送車2と通信するための通信インターフェースである。
記憶部12は、上記運行データ等を記録するための、書き込み可能な不揮発性記憶媒体(例えば、磁気記憶媒体、フラッシュメモリ)である。制御部13は、上記通信部11および記憶部12内のデータを用いて各種処理を行うための装置であり、例えば、CPU、RAM、ROM、I/O等から成る装置として実現可能である。
各配送車2は、0℃近くの低温で配送する必要がある積荷41a〜41fを格納するための荷室(保冷庫)40を有しており、また、操作部20、通信器21、読取器22、および車載機25が搭載されている。これら装置20、21、22、25は、車載システムを構成する。
また、各配送車2には、荷室40内を専ら冷却して所定温度以下に維持する(例えば所定温度に維持する)ための空調装置30が搭載されている。この冷凍装置30は、冷媒の放熱を行うコンデンサ31と、コンデンサ31で放熱された冷媒を減圧する膨張弁32と、膨張弁32で減圧された冷媒を蒸発させて荷室40内を冷却するエバポレータ33と、を備えている。また、冷凍装置30は、エバポレータ33およびコンデンサ31の間において冷媒を吸入および圧縮するコンプレッサ34と、エアコンECU35とを備えている。
このコンプレッサ34は、メインエンジン駆動式のコンプレッサでもよいし、サブエンジン駆動式のコンプレッサでもよいし、電気駆動式のコンプレッサでもよい。
メインエンジン駆動式のコンプレッサの場合、コンプレッサ34は、電磁クラッチ(図示せず)等の断続機構を介して配送車2の走行用エンジン(すなわちメインエンジン。図示せず。)の動力出力軸に連結可能となっている。これにより、コンプレッサ34と走行用エンジンが連結されている間は、コンプレッサ34は、走行用エンジンが発生する動力により駆動されて、冷媒を吸入して圧縮する。また、コンプレッサ34と走行用エンジンが連結されていない間は、コンプレッサ34が作動せず、その結果、冷凍装置も作動しない。ただし、走行用エンジンの作動が停止しているときは、コンプレッサ34と走行用エンジンが連結されていても、コンプレッサ34は作動しない。
サブエンジン駆動式のコンプレッサの場合、コンプレッサ34は、電磁クラッチ(図示せず)等の断続機構を介して配送車2のサブエンジン(走行用のエンジンとは別に設けられたエンジン。図示せず。)の動力出力軸に連結可能となっている。これにより、コンプレッサ34と走行用エンジンが連結されている間は、コンプレッサ34は、走行用エンジンが発生する動力により駆動されて、冷媒を吸入して圧縮する。また、コンプレッサ34と走行用エンジンが連結されていない間は、コンプレッサ34が作動せず、その結果、冷凍装置も作動しない。
電気駆動式のコンプレッサの場合、コンプレッサ34は、専用の大容量電池(図示せず)から電力供給を受けて作動するようになっていてもよい。
エアコンECU35は、荷室40内の気温を検出する荷室内温度センサ42の検出結果等に基づいて、荷室40内が設定温度に維持されるよう、コンプレッサ34の作動、非作動を制御する。すなわち、メインエンジン駆動式またはサブエンジン駆動式のコンプレッサの場合、断続機構を介したコンプレッサ34と走行用エンジンまたはサブエンジンとの連結、非連結を切り替えることで、コンプレッサ34の作動、非作動を制御する。電気駆動式のコンプレッサの場合、コンプレッサ34への電力供給をオン、オフすることで、コンプレッサ34の作動、非作動を制御する。
操作部20は、配送車2の乗員の操作を受け付け、受け付けた操作に応じた信号を車載機25に出力する装置(例えば、メカニカルボタン、タッチパネル)である。
通信器21は、基地局5、広域ネットワーク6等を介して管理センター1と通信するための無線機である。読取器22は、積荷41a〜41fの各々に近づけて、各積荷に貼り付けられた積荷情報(伝票番号、配送先、積荷種別等)を読み取る装置である。このような読取器22としては、積荷情報がコード化されたバーコード、二次元コード(例えばQRコード(登録商標))等を読み取る装置、および、積荷情報が記録されたICタグから積荷情報を読み取るための装置等がある。車載機25は、上記装置20、21、22、35を用いて各種処理を行うための装置であり、例えば、周知のマイクロコンピュータを用いて実現可能である。
以下、上記のような構成の温度管理システムの作動について説明する。まず、図2に示すように、車載機25は、配送車2の走行中、通信器21を用いて、管理センター1に積荷情報を、繰り返し定期的に送信する。
送信する積荷情報は、その時点において荷室40に積載されているすべての積荷の積荷情報を含み、その時点において荷室40に積載されていない積荷の積荷情報は含まない。車載機25は、読取器22を介して、各積荷の積荷種別情報を取得する。
一方、管理センター1は、図2に示すように、車載機25から積荷情報を受信した場合、必要に応じて、当該積荷情報に応じた空調装置30の設定温度を、当該車載機25に送信する。設定温度の送信のために管理センター1の制御部13が実行する処理を、図3に示す。
ここでは、典型的な事例に従って、車載機25および管理センター1の制御部13の作動について説明する。この事例では、外気温は10℃以上であるとする。まず、配送車2が集配所を出る直前に、積荷41a〜41fが荷室に積み込まれるとする。本事例では、積荷41a〜41fとしては、生肉41a、マーガリン41b、生魚・かき41c、加工肉41d、燻製魚類41e、ブロイラー41fを積み込む。例えば過疎地の商店にものを輸送する際は、このように、少量多品種で荷物を運ぶ可能性がある。
これら積荷41a〜41fの積み込みの際、作業者がまず、操作部20に対して所定の積み込み用の操作を行う。すると車載機25は、積み込み処理を開始する。そして作業者は、積荷41a〜41fの各々に対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、各積荷41a〜41fに貼り付けられた積荷情報(伝票番号、配送先、積荷種別等を含む。以下同じ。)を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、これら各積荷41a〜41fの積荷情報を、記憶媒体中の積荷情報領域(例えば、RAM、フラッシュメモリ)に書き込む。
そして、車載機25は、積荷41a〜41fの積み込み後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、これら各積荷41a〜41fの積荷情報(積荷情報領域に記録されているすべての積荷情報)を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で積荷情報および識別情報の受信を待っており、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定する。
具体的には、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報とを比較し、両者に含まれる積荷種別が一致すれば、積荷情報に変化がないと判定してステップ110に戻る。一方、一致しなければ、積荷情報に変化があると判定してステップ130に進む。また、今回送信された積荷情報が、車載機25から送信された初めての積荷情報である場合は、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。なお、同じ車載機か否かは、積荷情報と共に受信する識別コードに基づいて判断する。
本事例では、今回送信された積荷情報が、車載機25から送信された初めての積荷情報であるので、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報に基づいて、積荷41a〜41f毎の管理温度範囲を決定する。ここで、ある積荷の管理温度範囲は、その積荷の品質を維持するために望ましい温度の範囲としてあらかじめ定められた温度範囲である。
積荷毎の管理温度範囲を決定するために、制御部13は、記憶部12にあらかじめ記憶されている管理温度テーブルを参照する。
図4に、管理温度テーブルを例示する。管理温度テーブルは、積荷種別(生肉、マーガリン、生魚または牡蠣、加工肉、ブロイラー、燻製魚類)毎に管理温度範囲が割り当てられたテーブルである。
制御部13は、ステップ110で受信した各積荷41a〜41fの積荷情報中の積荷の積荷種別を、この管理温度テーブル中から探す。そして、管理温度テーブルで当該種別に割り当てられた管理温度範囲を特定し、特定した管理温度範囲を、各積荷41a〜41fの管理温度範囲とする。
例えば、積荷情報によれば積荷種別が「生肉」である積荷41aについては、「生肉」の種別を管理温度テーブル中から探し、管理温度テーブルで「生肉」に割り当てられた管理温度範囲として、−3℃から5℃までの範囲を特定し、これを、積荷41aの管理温度範囲とする。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41a〜41f毎の管理温度範囲に基づいて、空調装置30の設定温度を決定する。設定温度の決定方法は、以下の通りである。
まず、ステップ130で決定した積荷41a〜41f毎の管理温度範囲のうち、最も上限温度が低い管理温度範囲の上限温度を最低上限温度とし、最も下限温度が高い管理温度範囲の上限温度を最高下限温度とする。
本事例では、図5の時点t0から時点t1までの範囲に示すように、積荷41a〜41f毎の管理温度範囲43a〜43fの上限温度が、それぞれ、5℃、5℃、5℃、7℃、8℃、8℃となっている。したがって、最も上限温度が低い管理温度範囲は、積荷41a、41b、41cの管理温度範囲43a、43b、43cであるから、最低上限温度は5℃である。
また、積荷41a〜41f毎の管理温度範囲43a〜43fの下限温度が、それぞれ、−3℃、0℃、0℃、0℃、0℃、3℃となっている。したがって、最も下限温度が高い管理温度範囲は、積荷41e(燻製魚類)の管理温度範囲43e(3℃から8℃)であるから、最高下限温度は3℃である。最高下限温度以上かつ最低上限温度以下の範囲を、制御幅51という。本事例では、制御幅51は3℃〜5℃になる。
次に、最低上限温度よりも固定の所定温度(本事例では固定の1℃とする)だけ低い温度を、設定温度52とする。このようにすることで、最低上限温度の上昇に応じて、設定温度を上昇させることができるので、効率的なコンプレッサ34の駆動を実現できる。
ただし、そのようにして決めた設定温度52から最高下限温度を減算した温度差が、上記所定温度未満である場合は、最低上限温度と最高下限温度の平均値、すなわち、(最低上限温度+最高下限温度)/2を、設定温度52とする。このようにすることで、荷室40内の温度を過度に下げてしまう可能性を低減することができる。
本事例においては、最低上限温度(5℃)よりも1℃だけ低い温度(4℃)が、最高下限温度(3℃)よりも1℃以上高いので、設定温度52は、最低上限温度も1℃だけ低い(4℃とする。
なお、本事例とは異なるが、もしも最高下限温度が3℃ではなく3.6℃だったなら、最低上限温度(5℃)よりも1℃だけ低い温度(4℃)が、最高下限温度(3.6℃)よりも0.4℃しか高くないので、設定温度52は、(5℃+3.6℃)/2=4.3℃となる。
このように、設定温度52は、管理温度範囲43a〜43fのすべてを満たすように決定される。
続いてステップ150では、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、車載機25に送信する。この送信先の車載機25は、直前のステップ110で受信した積荷情報の送信元の車載機とする。
配送車側では、車載機25が、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では4℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、この設定温度52に従った制御を開始するようになる。
例えば、車載機25から受けたこの設定温度52(本事例では4℃)よりも所定の0.5℃高い温度を上限閾値温度とし、この設定温度52よりも所定の0.5℃低い温度を下限閾値温度とする。そして、荷室内温度センサ42の検出温度が上限閾値以上になると、コンプレッサ34を作動させることで荷室40内を冷却する。そして、荷室内温度センサ42の検出結果が下限閾値温度以下になると、コンプレッサ34の作動を停止して非作動し、これにより、荷室40内の冷却を停止する。このような制御により、荷室40内の温度が設定温度±0.5℃に保たれ、積荷41a〜41fの品質が良好に維持される。
時点t0の後、搭載される積荷41a〜41fの種類に変化がないまま、配送車2が走行している間は、車載機25は積荷情報を定期的に管理センター1に送信する。しかし、管理センター1の制御部1は、ステップ110でその積荷情報を受信しても、ステップ120で、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致するので、積荷情報に変化がないと判定し、ステップ110に戻る。したがって、ステップ110、120の処理が、積荷情報の受信の度に繰り返され、その間、ステップ130〜150は実行されない。
[時点t1から時点t2まで]
その後、時点t1になり、配送車2が積荷41a(生肉)の配送先に到着し、積荷41aを荷室40から出して配送車2外に搬出するとする。この際、配送車2の運転者は、操作部20に対して所定の荷下ろし用の操作を行う。すると車載機25は、荷下ろし処理を開始する。そして運転者は、荷下ろしする積荷41aに対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、積荷41aに貼り付けられた積荷情報(伝票番号、配送先、積荷種別等を含む。以下同じ。)を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、積荷41aの積荷情報を、記憶媒体の積荷情報領域から削除する。
そして、車載機25は、積荷41aの荷下ろし後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、残った各積荷41b〜41fの積荷情報(積荷情報領域に記録されているすべての積荷情報)を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で積荷情報および識別情報の受信を待っており、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定するが、同じ車載機25から前回受信した積荷情報に対して、今回受信した積荷情報は、積荷41aの積荷情報が欠けている。したがって、車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致しない。具体的には、今回は「生肉」の積荷種別が欠けている。したがって、ステップ120では、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報と管理温度テーブルに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、積荷41b〜41f毎の管理温度範囲43b〜43fを決定する。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41b〜41f毎の管理温度範囲43b〜43fに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、空調装置30の設定温度52を決定する。
本事例では、管理温度範囲43aが設定温度52の決定に影響しなくなったものの、図5の時点t1から時点t2までの範囲に示すように、積荷41b〜41f毎の管理温度範囲43b〜43fの上限温度が、それぞれ、5℃、5℃、7℃、8℃、8℃となっている。したがって、最低上限温度は5℃のままである。
また、積荷41b〜41f毎の管理温度範囲43b〜43fの下限温度が、それぞれ、0℃、0℃、0℃、0℃、3℃となっている。したがって、最も下限温度が高い管理温度範囲は、積荷41e(燻製魚類)の管理温度範囲43eであるから、最高下限温度は3℃のままである。したがって、制御幅51も3℃〜5℃のままであり、設定温度52も4℃のまま変化しない。
続いてステップ150では、既に説明した通り、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、積荷情報の送信元の車載機25に送信する。配送車側では、車載機25が、既に説明した通り、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では4℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、既に説明したのと同じ方法で、この設定温度52に従った制御を行う。
時点t1の後、搭載される積荷41b〜41fの種類に変化がないまま、配送車2が走行している間は、車載機25は積荷情報を定期的に管理センター1に送信する。しかし、管理センター1の制御部1は、ステップ110でその積荷情報を受信しても、ステップ120で、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致するので、積荷情報に変化がないと判定し、ステップ110に戻る。したがって、ステップ110、120の処理が、積荷情報の受信の度に繰り返され、その間、ステップ130〜150は実行されない。
[時点t2から時点t3まで]
その後、時点t2になり、配送車2が積荷41b(マーガリン)の配送先に到着し、積荷41bを荷室40から出して配送車2外に搬出するとする。この際、配送車2の運転者は、操作部20に対して所定の荷下ろし用の操作を行う。すると車載機25は、荷下ろし処理を開始する。そして運転者は、荷下ろしする積荷41bに対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、積荷41bに貼り付けられた積荷情報を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、積荷41bの積荷情報を、記憶媒体の積荷情報領域から削除する。
そして、車載機25は、積荷41bの荷下ろし後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、残った各積荷41c〜41fの積荷情報を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定するが、同じ車載機25から前回受信した積荷情報に対して、今回受信した積荷情報は、積荷41bの積荷情報が欠けている。したがって、車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致しない。具体的には、今回は「マーガリン」の積荷種別が欠けている。したがって、ステップ120では、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報と管理温度テーブルに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、積荷41c〜41f毎の管理温度範囲43c〜43fを決定する。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41c〜41f毎の管理温度範囲43c〜43fに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、空調装置30の設定温度52を決定する。
本事例では、管理温度範囲43bが設定温度52の決定に影響しなくなったものの、図5の時点t2から時点t3までの範囲に示すように、積荷41c〜41f毎の管理温度範囲43b〜43fの上限温度が、それぞれ、5℃、7℃、8℃、8℃となっている。したがって、最低上限温度は5℃のままである。
また、積荷41c〜41f毎の管理温度範囲43c〜43fの下限温度が、それぞれ、0℃、0℃、0℃、3℃となっている。したがって、最も下限温度が高い管理温度範囲は、積荷41e(燻製魚類)の管理温度範囲43eであるから、最高下限温度は3℃のままである。したがって、制御幅51も3℃〜5℃のままであり、設定温度52も4℃のまま変化しない。
続いてステップ150では、既に説明した通り、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、積荷情報の送信元の車載機25に送信する。配送車側では、車載機25が、既に説明した通り、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では4℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、既に説明したのと同じ方法で、この設定温度52に従った制御を行う。
時点t2の後、搭載される積荷41c〜41fの種類に変化がないまま、配送車2が走行している間は、車載機25は積荷情報を定期的に管理センター1に送信する。しかし、管理センター1の制御部1は、ステップ110でその積荷情報を受信しても、ステップ120で、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致するので、積荷情報に変化がないと判定し、ステップ110に戻る。したがって、ステップ110、120の処理が、積荷情報の受信の度に繰り返され、その間、ステップ130〜150は実行されない。
[時点t3から時点t4まで]
その後、時点t3になり、配送車2が積荷41c(生魚または牡蠣)の配送先に到着し、積荷41cを荷室40から出して配送車2外に搬出するとする。この際、配送車2の運転者は、操作部20に対して所定の荷下ろし用の操作を行う。すると車載機25は、荷下ろし処理を開始する。そして運転者は、荷下ろしする積荷41cに対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、積荷41cに貼り付けられた積荷情報を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、積荷41cの積荷情報を、記憶媒体の積荷情報領域から削除する。
そして、車載機25は、積荷41cの荷下ろし後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、残った各積荷41d〜41fの積荷情報を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定するが、同じ車載機25から前回受信した積荷情報に対して、今回受信した積荷情報は、積荷41cの積荷情報が欠けている。したがって、車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致しない。具体的には、今回は「生魚・かき」の積荷種別が欠けている。したがって、ステップ120では、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報と管理温度テーブルに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、積荷41d〜41f毎の管理温度範囲43d〜43fを決定する。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41d〜41f毎の管理温度範囲43d〜43fに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、空調装置30の設定温度52を決定する。
本事例では、管理温度範囲43cが設定温度52の決定に影響しなくなった。したがって、図5の時点t3から時点t4までの範囲に示すように、積荷41d〜41f毎の管理温度範囲43d〜43fの上限温度が、それぞれ、7℃、8℃、8℃となっている。したがって、最低上限温度は7℃に上昇する。
また、積荷41d〜41f毎の管理温度範囲43d〜43fの下限温度が、それぞれ、0℃、0℃、3℃となっている。したがって、最も下限温度が高い管理温度範囲は、積荷41e(燻製魚類)の管理温度範囲43eであるから、最高下限温度は3℃のままである。したがって、制御幅51は3℃〜7℃と広がり、設定温度52も、最低上限温度7℃よりも所定温度(1℃)低い6℃に上昇する。
続いてステップ150では、既に説明した通り、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、積荷情報の送信元の車載機25に送信する。配送車側では、車載機25が、既に説明した通り、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では6℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、既に説明したのと同じ方法で、この設定温度52に従った制御を行う。この場合、荷室40内の温度は、設定温度52である6℃を中心として±0.5℃の範囲に維持されるので、時刻t3よりも前の場合に比べ、コンプレッサ34の稼働率を下げることができる。
時点t3の後、搭載される積荷41d〜41fの種類に変化がないまま、配送車2が走行している間は、車載機25は積荷情報を定期的に管理センター1に送信する。しかし、管理センター1の制御部1は、ステップ110でその積荷情報を受信しても、ステップ120で、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致するので、積荷情報に変化がないと判定し、ステップ110に戻る。したがって、ステップ110、120の処理が、積荷情報の受信の度に繰り返され、その間、ステップ130〜150は実行されない。
[時点t4から時点t5まで]
その後、時点t4になり、配送車2が積荷41d(加工肉)の配送先に到着し、積荷41dを荷室40から出して配送車2外に搬出するとする。この際、配送車2の運転者は、操作部20に対して所定の荷下ろし用の操作を行う。すると車載機25は、荷下ろし処理を開始する。そして運転者は、荷下ろしする積荷41dに対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、積荷41dに貼り付けられた積荷情報を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、積荷41dの積荷情報を、記憶媒体の積荷情報領域から削除する。
そして、車載機25は、積荷41dの荷下ろし後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、残った各積荷41e、41fの積荷情報を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定するが、同じ車載機25から前回受信した積荷情報に対して、今回受信した積荷情報は、積荷41dの積荷情報が欠けている。したがって、車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致しない。具体的には、今回は「加工肉」の積荷種別が欠けている。したがって、ステップ120では、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報と管理温度テーブルに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、積荷41e、41f毎の管理温度範囲43e、43fを決定する。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41e、41f毎の管理温度範囲43e、43fに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、空調装置30の設定温度52を決定する。
本事例では、管理温度範囲43dが設定温度52の決定に影響しなくなった。したがって、図5の時点t4から時点t5までの範囲に示すように、積荷41e、41f毎の管理温度範囲43e、43fの上限温度が、それぞれ、8℃、8℃となっている。したがって、最低上限温度は8℃に上昇する。
また、積荷41e、41f毎の管理温度範囲43e、43fの下限温度が、それぞれ、0℃、3℃となっている。したがって、最も下限温度が高い管理温度範囲は、積荷41e(燻製魚類)の管理温度範囲43eであるから、最高下限温度は3℃のままである。したがって、制御幅51は3℃〜8℃と広がり、設定温度52も、最低上限温度8℃よりも所定温度(1℃)低い7℃に上昇する。
続いてステップ150では、既に説明した通り、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、積荷情報の送信元の車載機25に送信する。配送車側では、車載機25が、既に説明した通り、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では7℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、既に説明したのと同じ方法で、この設定温度52に従った制御を行う。この場合、荷室40内の温度は、設定温度52である7℃を中心として±0.5℃の範囲に維持されるので、時刻t4よりも前の場合に比べ、コンプレッサ34の稼働率を下げることができる。
時点t4の後、搭載される積荷41e、41fの種類に変化がないまま、配送車2が走行している間は、車載機25は積荷情報を定期的に管理センター1に送信する。しかし、管理センター1の制御部1は、ステップ110でその積荷情報を受信しても、ステップ120で、同じ車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致するので、積荷情報に変化がないと判定し、ステップ110に戻る。したがって、ステップ110、120の処理が、積荷情報の受信の度に繰り返され、その間、ステップ130〜150は実行されない。
[時点t5以降]
その後、時点t5になり、配送車2が積荷41e(燻製魚類)の配送先に到着し、積荷41eを荷室40から出して配送車2外に搬出するとする。この際、配送車2の運転者は、操作部20に対して所定の荷下ろし用の操作を行う。すると車載機25は、荷下ろし処理を開始する。そして運転者は、荷下ろしする積荷41eに対して、読取器22を近づける。これにより、読取器22は、積荷41eに貼り付けられた積荷情報を読み取り、車載機25に出力する。すると車載機25は、積荷41eの積荷情報を、記憶媒体の積荷情報領域から削除する。
そして、車載機25は、積荷41eの荷下ろし後に配送車2が走行し始めた後の最初の積荷情報の送信機会には、残った各積荷41fの積荷情報を、自機25に固有の識別コードと共に、通信器21を用いて、管理センター1に送信する。
すると、管理センター1では、制御部13が、ステップ110で、通信部11を介して上記積荷情報を受信すると、ステップ120に進む。ステップ120では、積荷情報に変化があるか否かを判定するが、同じ車載機25から前回受信した積荷情報に対して、今回受信した積荷情報は、積荷41eの積荷情報が欠けている。したがって、車載機25から前回送信された積荷情報と今回送信された積荷情報に含まれる積荷種別が一致しない。具体的には、今回は「燻製魚類」の積荷種別が欠けている。したがって、ステップ120では、積荷情報に変化があると判定し、ステップ130に進む。
ステップ130では、ステップ110で受信した積荷情報と管理温度テーブルに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、積荷41f毎の管理温度範囲43fを決定する。
続いてステップ140では、ステップ130で特定した積荷41f毎の管理温度範囲43fに基づいて、既に説明したのと同じ方法で、空調装置30の設定温度52を決定する。
本事例では、管理温度範囲43eが設定温度52の決定に影響しなくなった。したがって、図5の時点t5以降の範囲に示すように、積荷41f毎の管理温度範囲43fの上限温度および下限温度が、それぞれ、8℃、0℃となっている。したがって、最低上限温度は8℃のまま変わらず、最高下限温度は0℃に低下する。したがって、制御幅51は0℃〜8℃と広がる。このように、制御幅51の下限が広がったものの、設定温度52は、最低上限温度8℃よりも所定温度(1℃)低い7℃のまま変化しない。
続いてステップ150では、既に説明した通り、直前のステップ140で決定した設定温度52を、通信部11を用いて、積荷情報の送信元の車載機25に送信する。配送車側では、車載機25が、既に説明した通り、通信機21を介してこの設定温度52を受信し、受信した設定温度52(本事例では7℃)をエアコンECU35に出力する。すると、エアコンECU35は、既に説明したのと同じ方法で、この設定温度52に従った制御を行う。
以上説明した通り、本実施形態に係る温度管理システムでは、車載機25が、荷室40に積載される積荷毎の積荷種別の情報を含む積荷情報を、繰り返し送信し、管理センター1は、車載機25から積荷情報を繰り返し受信し(ステップ110)、積荷情報に含まれる積荷毎の積荷種別の情報と管理温度テーブルとに基づいて、積荷情報に含まれる積荷毎の管理温度範囲を決定し(ステップ130)、決定した積荷毎の管理温度範囲のすべてを満たす設定温度で、空調装置30を作動させるよう、設定温度を車載機25に送信する(ステップ150)。そして車載機25は、この設定温度を受信し、受信した設定温度に従って、空調装置30を作動させる。
このようになっていることで、積荷を下ろすことに起因して、荷室40内の積荷毎の管理温度範囲が変化した場合に、その変化に対応して、空調装置の設定を変化させることができる。ひいては、配送車2の燃費または電費を低減することができる。
特に、図5に示した事例のように、最低上限温度(制御幅51の上限)が上昇するような順に、積荷41a〜41fを降ろしていくことにより、荷下ろしが進むにつれて設定温度を高くしてコンプレッサ34の稼動率を下げることができる。
なお、上記実施形態では、管理センター1の制御部13が、図3のステップ110を実行することで積荷情報取得手段の一例として機能し、ステップ130〜150を実行することで制御手段の一例として機能する。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
(変形例1)
例えば、制御部13は、図3の処理において、ステップ110に続いて、ステップ120を経ずにステップ130を実行するようになっていてもよい。つまり、積荷情報を受信する度に、ステップ130〜150を実行し、設定温度を車載機25に送信するようになっていてもよい。
(変形例2)
また、制御部13は、図3の処理において、ステップ140において、制御幅51が前回と比べて変化がなければ、設定温度を決定しないままステップ110に戻るようになっていてもよい。
(変形例3)
また、車載機25は、積荷情報の送信機会の各々において、積荷情報と共に、その積荷情報を送信する時点における、配送車2の現在位置(図示しないGPS受信器等の位置検出器によって検出する)および現在時刻等の情報を、管理センター1に送信するようになっていてもよい。
(変形例4)
また、車載機25は、ナビゲーション装置の機能を有していてもよい。その場合、車載機25は、図5に示したように、最低上限温度が上昇するような積荷下ろし順序が実現するように配送ルートを決定し、決定した配送ルートの案内を行うようになっていてもよい。
(変形例5)
また、上記実施形態では、管理センター1が実行していた処理は、車載機25が実行するようになっていてもよい。そのために、車載機25は、上記管理テーブルを記憶する記憶媒体を備えていればよい。この場合は、管理センター1が無くとも、車載機25単体で、温度管理システムが実現する。そしてこの場合、車載機25が、図3のステップ110を実行することで積荷情報取得手段の一例として機能し、ステップ130〜150を実行することで制御手段の一例として機能する。またこの場合、車載機25と管理センター1との通信は、車載機25内におけるデータの受け渡しに置き換わる。
(変形例6)
また、上記実施形態では、空調装置30は、荷室40内を専ら冷却し、加熱できないようになっているが、荷室40内を専ら加熱し、冷却できないようになっていてもよい。この場合は、上記実施形態の事例で、外気温を−10℃としてもよい。そして更に、設定温度を、最低上限温度から固定の所定温度(例えば1℃)だけ低い温度にしていたところを、最高下限温度から固定の所定温度(例えば1℃)だけ高い温度にするように変更してもよい。あるいは、空調装置30は、冷却も加熱もできるようになっていてもよい。
(変形例7)
また、上記実施形態では、車載機25が、集配所を出発する際に、自車両2の荷室40内に積載される積荷41a〜41f毎の積荷種別の情報を送信しているが、必ずしもこのようになっておらずともよい。例えば、車載機25に代わり、集配所に設置されたコンピュータが、当該車載25の識別コードと、当該車載機25を搭載する配送車2の荷室40内に積載される積荷41a〜41f毎に、積荷種別の情報を含む積荷情報を、送信するようになっていてもよい。
(変形例8)
上記実施形態では、1台の配送車2の荷室40には、複数の積荷種別の積荷が積載されるようになっている。しかし、必ずしもこのようになっておらずともよく、1台の配送車2の荷室40には、単一積荷種別の積荷が1個または複数個積載されるようになっていてもよい。その場合でも、配送車2が、日毎に異なる積荷種別の積荷を配送することがある。その場合、配送車2が集配所を出発する直後に、上記実施形態のような作動で、車載機25は、当該単一積荷種別の管理温度範囲に対応した設定温度を、管理センター1から受信し、空調装置30をその設定温度で作動させることができる。
1 管理センター
2 配送車
25 車載機
30 空調装置
40 荷室
41a〜41f 積荷
43a〜43f 管理温度範囲
52 設定温度

Claims (4)

  1. 配送車(2)の荷室(40)の温度を管理する温度管理システムであって、
    前記荷室内に積載される積荷(41a〜41f)毎の積荷種別の情報を含む積荷情報を、繰り返し取得する積荷情報取得手段(110)と、
    前記積荷情報に含まれる積荷毎の積荷種別の情報と、積荷種別と管理温度範囲との対応関係を示す管理温度テーブルと、に基づいて、前記積荷情報に含まれる積荷毎の管理温度範囲(43a〜43f)を決定し、決定した積荷毎の管理温度範囲のすべてを満たす設定温度(52)で、前記荷室の空調装置(30)を作動させる制御手段(130〜150)と、を備えたことを特徴とする温度管理システム。
  2. 前記配送車の外部に設置され、前記積荷情報取得手段および前記制御手段を有する管理センター(1)と、
    前記配送車に搭載される車載機(25)と、を備え、
    前記車載機は、前記荷室に積載される積荷毎の積荷種別の情報を含む積荷情報を、繰り返し送信し、
    前記管理センターの前記積荷情報取得手段は、前記車載機から前記積荷情報を繰り返し受信し、
    前記管理センターの前記制御手段は、前記設定温度を、前記車載機に送信し、
    前記車載機は、前記設定温度を受信し、受信した前記設定温度に従って、前記空調装置を作動させることを特徴とする請求項1に記載の温度管理システム。
  3. 前記空調装置は、前記荷室を冷却する装置であり、
    前記制御手段は、決定した積荷毎の管理温度範囲のうち、最も上限温度が低い管理温度範囲の上限温度を最低上限温度とすると、前記最低上限温度よりも所定温度だけ低い温度を、前記設定温度とすることを特徴とする請求項1または2に記載の温度管理システム。
  4. 前記制御手段は、決定した積荷毎の管理温度範囲のうち、最も上限温度が低い管理温度範囲の上限温度を最低上限温度とし、最も下限温度が高い管理温度範囲の上限温度を最高下限温度とすると、前記最低上限温度と前記最高下限温度の平均値を、前記設定温度とすることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の温度管理システム。
JP2013053295A 2013-03-15 2013-03-15 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム Expired - Fee Related JP5962554B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013053295A JP5962554B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013053295A JP5962554B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014178080A JP2014178080A (ja) 2014-09-25
JP5962554B2 true JP5962554B2 (ja) 2016-08-03

Family

ID=51698210

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013053295A Expired - Fee Related JP5962554B2 (ja) 2013-03-15 2013-03-15 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5962554B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101904998B1 (ko) * 2016-08-22 2018-10-05 김세환 스마트박스 온도/습도 제어 시스템 및 방법
CA3070625A1 (en) * 2017-07-28 2019-01-31 Nuro, Inc. System and mechanism for upselling products on autonomous vehicles
JP6781797B2 (ja) * 2019-05-07 2020-11-04 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 冷凍機制御システム、サーバ端末装置、冷凍機ユニットの制御方法およびプログラム

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002128233A (ja) * 2000-10-25 2002-05-09 Pfu Ltd 情報収集方法,情報収集システム、および記録媒体
JP2002267313A (ja) * 2001-03-06 2002-09-18 Yazaki Corp 荷物温度管理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014178080A (ja) 2014-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10046689B2 (en) Temperature-controlled delivery vehicle
EP2454533B1 (en) Transport refrigeration system, transport refrigeration unit, and methods for same
EP2464920B1 (en) Power savings apparatus for transport refrigeration system, transport refrigeration unit, and methods for same
US20150135737A1 (en) Cargo temperature monitoring and control for a refrigerated container
JP5962554B2 (ja) 配送車の荷室の温度を管理する温度管理システム
KR101250307B1 (ko) 온도기록 저장 및 출력 기능을 갖춘 차량용 냉동고 컨트롤러
CN105008160A (zh) 用于控制冷凝器风扇和蒸发器风扇的运转的方法和***
JP2017040466A (ja) 収容ユニット、温度管理システム及びプログラム
JP2014174819A (ja) 車両用運行管理システム
JP2005096963A (ja) 物品の環境最適化システム
JP5526517B2 (ja) 車載装置
JP2002267313A (ja) 荷物温度管理装置
US10536527B2 (en) Method and system for data logging in a transport refrigeration system that includes a human-machine interface
JP7073667B2 (ja) 解凍システムおよびサーバ
JP2017024615A (ja) 制御装置、冷凍機ユニット、冷凍機制御システム、制御方法およびプログラム
JP6781797B2 (ja) 冷凍機制御システム、サーバ端末装置、冷凍機ユニットの制御方法およびプログラム
EP3913558B1 (en) Methods and systems of conveying data to and from a transport climate control system
US11187455B2 (en) Cargo-neutral testing of container during mode transition
JP7347306B2 (ja) 車両用の空調制御システム及び車両用の空調制御プログラム
EP3390931A1 (en) Methods and systems for checking proper airflow within a container
EP3539803B1 (en) Refrigeration system generator monitoring
JP2013234800A (ja) 輸送用冷凍装置およびそれを備えた車両
WO2016113902A1 (ja) 集中監視装置及び監視システム
EP3905161A1 (en) Data integrity of verification data for a transport climate control system
CN111351521A (zh) 温湿度传感器模块及其加热控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150825

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160531

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5962554

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees