JP5960651B2 - 通帳証書発行機及び別口口座新規自動開設方法 - Google Patents

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Description

本発明は、既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳証書の発行を窓口カウンタ外の顧客操作型の通帳証書発行機により自動的に行う通帳証書発行機及び別口口座新規新自動開設方法に関する。
従来、発行済みの通帳を所有する顧客が所有通帳の口座とは別口の口座を新規に開設する場合、営業店窓口における開設が必要であり、その場合、営業店窓口の担当行員が、窓口業務としての顧客との手続き上のやりとりをして、窓口内部で別口口座の新規開設を行い、その新規開設の通帳を顧客に発行していた。
この場合の窓口業務としての手続きには、本人確認のために顧客の健康保険証書又は運転免許証等の身分を証明するものと顧客が所有する発行済みの通帳を窓口で提示させ、さらに、所定の伝票に、希望する別口口座の名称、現有通帳の口座から移し換える金額等を記入させ、所定の用紙に登録用の印影を押印させて提出させる。行員は渡された証明証、伝票、用紙等に基づいて、そのデータを手元の端末装置で入力する。
入力されたデータは管理部のサーバに通知され、端末装置とサーバとの間で別口口座の新規開設に関する必要処理が完了したところで、帳票発行装置により、表紙には支店番号、口座番号、顧客名等、内部見開きには口座の種類名、印影等が印刷された別口口座の新規通帳が行員により発行される。行員は当該顧客にその通帳を引き渡す。
ところで、銀行における帳票発行装置は、通常、複数の窓口ごとに1台が備えられる。この帳票発行装置については、業務を迅速に行うためには少なくとも2つの窓口ごとに1台を備えるのが理想的である。
しかし、より多くの窓口に対して1台のみ設置した場合には、帳票発行装置が発行した窓口担当者の異なる複数の帳票を留め置く発行スタッカを配備した帳票発行装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
このように、新規に開設される口座の開設手続きとその通帳の発行は、専ら営業店窓口で行われていた。ところで銀行において通帳の発行が可能な機器は、行員のみが取扱い可能な上記の帳票発行装置の他に、顧客が操作するATM(automated teller [telling] machine)、繰越通帳の発行専用の繰越通帳発行装置がある。
ATMは都市銀行の場合、通常、玄関口の近くに10台程度が備えられる。このATMは、口座の種類に関係なく、挿入された通帳に対する金銭出し入れの記帳を行う。また、処理中の通帳の印字領域の行が全て印字終了となったときは、繰越金額が記入された新規の通帳の発行も行う。ただし、別口口座の新規開設やその通帳の発行を行うものはない。
また、通帳繰越機は、通常、待合室の片隅などに1台が備えられている。顧客が印字領域の行が残り少ない通帳を、通帳挿入口に挿入すると、未記入の印字が行われ、全て印字終了となったとき、繰越金額が記入された新規の通帳が新規通帳排出口から発行される。ただし、この場合も、別口口座の新規開設やその通帳の発行を行うものはない。
したがって、窓口用、ATM用、通帳繰越機用にそれぞれ常備される記入欄が白紙の未発行の口座種類ごとの通帳媒体の在庫数は膨大で、それぞれの在庫数管理には多大な作業を必要とし、それぞれの在庫収納庫の総合占有床面積も銀行の固定費比率を押し上げることになって改善の余地がある。
また、行内の混雑時には、顧客は単に別口口座の新規開設をするだけで長時間待たされるという不都合が出来て、せっかく別口口座の新設で取引内容を多様化させようとする銀行にとっても有益な顧客の心証を害するという問題も多々あった。
特開2012−190108号公報
ところで、既に所有する通帳とは別口の口座を新規に開設する手続きとその新規通帳の発行は、上記のように必ず窓口で行われる窓口業務である。すなわち、必ず行員が介在し、行員が直接新規通帳の発行作業を行う。顧客は自己に関する必要情報を所定の伝票等に記載して所有する通帳と共に事前に行員に提示するだけに過ぎない。
ところが、前述したように、窓口業務には通帳発行機と通帳プリンタが必要であった。そして、業務を迅速に行うためには少なくとも2つの窓口ごとに、通帳発行機と通帳プリンタを各1台備える必要があった。
このように、行員が通帳を発行する必要があるため、営業店店舗内に通帳発行機や通帳プリンタなど、ATMや通帳繰越機等を運用するシステムとは別のシステムや多数の装置が必要となり、銀行の窓口業務システムの導入とその運用コストが大きな負担となっていた。
また、口座の種類ごとの未発行通帳媒体を、窓口カウンタ外の繰越発行機用と、窓口カウンタ内の通帳発行機用とで分散して在庫管理することになり、管理が複雑になるという問題も残されていた。
特許文献1に記載の発行スタッカを配備する方式は、通帳発行機と通帳プリンタの台数を大幅に削減できて銀行の経済性には貢献するが、繁忙期等には、帳票の発行依頼が帳票発行装置に殺到するため、帳票発行装置の発行スタッカには、多数・多種類の帳票が存在する。
このような状況では、担当者自身が発行依頼した帳票とは異なる帳票を誤って持ち出してしまう可能性がある。帳票が誤って持ち出された場合、この帳票の探索に多くの時間を要することとなり、業務に多大な影響を与えてしまう可能性がある。
また、帳票を正しく持ち出せたとしても、窓口担当行員が、発行スタッカのところまで新規通帳を取りに行くのは、行員の作業量、作業時間が多大となって窓口負担が大きくなるだけでなく、その分、顧客を長時間待たせる結果になって、顧客対策上からは得策な方式とは言い難い。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を窓口カウンタ外の顧客操作型の通帳証書発行機により自動的に行う通帳証書発行機及び別口口座新規自動開設方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通帳証書発行機は、既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を行う顧客操作型の通帳証書発行機であって、窓口にて顧客と取り交わされた別口口座の新規開設を可能とする情報を取得する新規開設情報取得手段と、上記既発行通帳が通帳挿入口に挿入されたとき、上記新規開設情報取得手段により取得された上記情報に基づいて、上記顧客が別口口座の新規開設が可能である顧客であるとき、別口口座の新規開設を行うか否かの問合せを表示画面に表示する新規開設問合せ手段と、該新規開設問合せ手段の問合せに対し上記顧客から新規口座を開設する旨の入力が得られたとき複数種類の口座を選択可能に表示する表示手段と、該表示手段が表示した複数種類の上記口座のうち上記顧客により選択入力された口座の開設処理を行うと共に該口座の新規通帳証書を発行する新規通帳証書発行手段と、を有するように構成される。
上記新規開設問合せ手段は、例えば、上記新規開設情報取得手段により取得された上記情報が、別口口座の新規開設が可能である顧客ではないことを示しているとき、上記問合せを非表示とする、ように構成される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別口口座新規自動開設方法は、顧客操作型の通帳証書発行機によって既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を行う別口口座新規自動開設方法であって、窓口にて顧客と取り交わされた別口口座の新規開設を可能とする情報を取得する新規開設情報取得工程と、上記既発行通帳が通帳挿入口に挿入されたとき、上記新規開設情報取得工程により取得された上記情報に基づいて、上記顧客が別口口座の新規開設が可能である顧客であるとき、別口口座の新規開設を行うか否かの問合せを表示画面に表示する新規開設問合せ工程と、該新規開設問合せ工程の問合せに対し上記顧客から新規口座を開設する旨の入力が得られたとき複数種類の口座を選択可能に表示する表示工程と、該表示工程で表示した複数種類の上記口座のうち上記顧客により選択入力された口座の開設処理を行うと共に該口座の新規通帳証書を発行する新規通帳証書発行工程と、を含むように構成される。
上記新規開設問合せ工程は、例えば、上記新規開設情報取得工程により取得された上記情報が、別口口座の新規開設が可能である顧客ではないことを示しているとき、上記問合せを非表示とする、ように構成される。
本発明は、既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を窓口カウンタ外の顧客操作型の通帳証書発行機により自動的に行う通帳証書発行機及び別口口座新規自動開設方法を提供することができる。
本発明の実施例1に係る通帳証書発行機を備えた別口口座新規開設システムを示す図である。 実施例1に係る通帳証書発行機の外観斜視図である。 実施例1に係る通帳証書発行機の内部構成を簡略に示す断面図である。 実施例1に係る通帳証書発行機を制御する制御装置のブロック図である。 実施例1に係る通帳証書発行機の制御装置においてHDDの所定領域に構築される別口口座新規開設用データテーブルの例を示す図である。 実施例1に係る別口口座新規開設システムにおいて銀行のカウンタの受渡窓口における行員と顧客との取引の対応の手順を説明するフローチャートである。 受渡窓口における行員と顧客との取引の対応が完了した後に続く通帳証書発行機による通帳証書発行取引の処理を示すメインフローチャートである。 メインフローチャートの「追加通帳証書発行処理の1」の詳細を示すサブフローチャートである。 図8のサブフローチャートの「追加通帳証書発行処理の2」の詳細を示すサブフローチャートである。 (a),(b)はそれぞれ通帳証書発行取引の処理において通帳証書発行機の操作画面に顧客に対して表示される表示画面の例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1に係る通帳証書発行機を備えた別口口座新規開設システムを示す図である。図1に示す別口口座新規開設システム1は、銀行等の金融機関における帳票発行システムの一例である。
別口口座新規開設システム1は、営業店2に配置された複数の営業店端末3(3a、3b、・・・)、通帳証書発行機4、ネットワーク5、センタ6に配置された管理サーバ7、及びホスト機器8を有している。
営業店端末3、及び通帳証書発行機4は、営業店2の内のLAN(Local-Area-Network)9に接続されている。LAN9は、ネットワーク5に接続されている。管理サーバ7、及びホスト機器8は、センタ6の内のLAN10に接続されている。LAN10は、ネットワーク5に接続されている。
営業店端末3は、営業店2の担当者が操作する操作端末である。なお、営業店2に配置される営業店端末3の数は、営業店端末3a,3bの2つに限定されるものではなく、通常は、多数の営業店端末が配置されている。
通帳証書発行機4は、繰越しの取引金額が記帳された繰越新規通帳と、新規に開設された別口口座の初期預け入れ金額のみが記帳された別口口座新規通帳を発行する装置である。ホスト機器8は、営業店端末3a,3bからの取引依頼を受け付けて、口座管理処理や、振込処理、及び振替処理等の金融取引処理を実行する。
管理サーバ7は、PIM (Passbook/Bond Issuing Machine) サーバであり、営業店端末3a,3bから伝票や証書の発行依頼を受け付けたときは不図示のプリンタ装置に伝票又は証書の発行を指示し、別口口座の新規開設その新規通帳の発行依頼を受け付けたときは通帳証書発行機4に別口口座通帳の発行を指示する。
また、管理サーバ7は、プリンタ装置や通帳証書発行機4から処理結果の通知を受け付けて、営業店端末3a,3bのうち別口口座の新規開設とその新規帳票(通帳、証書等)の発行依頼を行った営業店端末に処理結果を通知する。
ここで、特には図示しないが、営業店2の店舗のレイアウトについて簡単に説明する。営業店2の店舗は、その内部に、伝票や証書の受け渡しと口座の新規開設の受付が行われる複数の受渡窓口を有するカウンタを備えている。店舗内は、カウンタによって、カウンタ内領域とカウンタ外領域に大別される。
カウンタ内領域は、営業店2の担当行員が作業を行う場であり、顧客に応対する行員がカウンタの受渡窓口に配置され、その奥側に、受渡窓口の行員が行う事務を補佐したり受渡窓口以外の事務を担当する行員が配置される。営業店端末3a,3bと帳票発行機(プリンタ)は、このカウンタ内領域に配置されている。
カウンタ外領域は、顧客用の出入口が設けられている一般フロアであり、ここには、複数台のATMが設置されているATM領域、立ったまま伝票類に記入を行うことができるガラス製の記入台が設置されているテーブル領域、複数台の長椅子が設置されている待合室領域が形成されている。待合室領域は、通常、受渡窓口のカウンタと向かい合わせに設けられている。
上記の各領域には、通常、これといった仕切りがない。そして、通常、待合室領域の一角には1台の通帳繰越機が設置されているが、本例の場合は、この通帳繰越機に代えて通帳証書発行機4が設置される。これは、通帳繰越機は、繰越通帳を発行するが他の種類の通帳や証書の発行を行わないため、通帳証書発行機4としたものである。
この待合室領域への出入り口に相当する位置の床上には、通常、番号票発行機が設置されている。番号票発行機は、番号票発行機と表示装置を備えている。番号票発行機は、待合の順番を示す番号を印刷した番号票を待合室領域に入る顧客に発行すると共に、表示装置の表示面に、現在の待ち合わせ人数を表示する。
顧客は、番号票発行機から自動発行される番号票を受け取るときに、現在の待ち合わせ人数を見て、自分の順番がいまから何番目になるかを知り、その順番から自分のおおむねの待ち時間を知ることができる。
図2は、上記通帳証書発行機4の外観斜視図である。通帳証書発行機4は、装置本体上面の新規発行通帳スタッカ11、その両側部に配置されたコードリーダ12とカードリーダ13、上面から前面に斜めを向く操作画面14、前面上部に並ぶ付込通帳挿入口15、及び電源スイッチ16、それらの下方に配置された前面扉17を備えている。
新規発行通帳スタッカ11は、通帳証書発行機4が排出(発行)した繰越通帳や新規口座通帳を顧客が取り出せるように設けられている。コードリーダ12は、新規口座の開設手続きが完了した顧客が、その開設手続きを行った受渡窓口から受け取ったコード票からコードを読み取るために設けられている。
カードリーダ13は、溝に差し込まれてスライドされた磁気カードの磁気ストライプに記録された情報を読み取る。操作画面14は、例えば液晶パネルと透明なタッチパッドを組み合わせてなるタッチパネルである。
タッチパネルの画面上の表示を押すことで通帳証書発行機4を外部から操作することができる。例えば顧客は、受渡窓口からコード票と共に受け取った暗証番号を、タッチパネルの画面に表示されるテンキーをタッチ操作して入力することができる。
付込通帳挿入口15は、記帳(付込み)を行う通帳の挿入口である。挿入された通帳の金額記載行の記載が満杯になると、記載が満杯した通帳を排出し、続けて繰越新規通帳を排出する。電源スイッチ16は、通帳証書発行機4の電源投入と電源遮断を操作する押しボタン式のスイッチである。
前面扉17は、通帳証書発行機4に対し、未記入新通帳の補充、メンテナンス等を行うとき担当行員によって開閉される扉である。
図3は、上記通帳証書発行機4の内部構成を簡略に示す断面図である。なお図3には、図2と同一の構成部分には図2と同一の番号を付与して示している。図3に示すように、通帳証書発行機4は、通帳収納部18及び通帳収納部19を備えている。
通帳収納部18及び通帳収納部19は、それぞれ複数の一括カセット20を備えている。一括カセット20には、発行前の通帳が収納されている。発行前の通帳には、予めRFID(Radio Frequency IDentification)タグおよび磁気ストライプが貼付されている。
また、通帳証書発行機4は、前面扉17の裏面に発行通帳一時収納部21を備え、新規発行通帳スタッカ11と付込通帳挿入口15との間に、通帳プリンタ22を備え、通帳プリンタ22の後方に磁気ストライプリーダライタ23とRFIDリーダライタ24を備えている。
更に、通帳証書発行機4は、通帳を搬送する搬送路25を備えている。搬送路25は、通帳収納部18又は通帳収納部19から、新規発行通帳スタッカ11まで又は発行通帳一時収納部21まで通帳を搬送して通帳を発行する。
磁気ストライプリーダライタ23は、通帳が備える磁気ストライプに対し情報を読み書きする。例えば、磁気ストライプリーダライタ23は、新規通帳発行時に口座番号等を磁気ストライプに記録し、付込通帳挿入口15から挿入された通帳の磁気ストライプから口座番号等の記録を読み取る。
RFIDリーダライタ24は、通帳に貼付されたRFIDタグの記憶部に対して情報を読み書きする。例えば、RFIDリーダライタ24は、新規通帳の発行時にRFIDタグの記憶部に口座番号等を記録し、付込通帳挿入口15から挿入された通帳のRFIDタグから口座番号等の記録を読み取る。
なお、RFIDタグの記憶部に記録する識別情報は、通帳を一意に識別できるものであればよく、例えば、口座番号であってもよく、シリアル番号などであってもよい。シリアル番号は、RFIDタグの記憶部に予め記録しておいてもよく、その場合は、通帳発行時にシリアル番号と口座番号の関連付けを行うようにする。
通帳プリンタ22は、名義人、口座番号、支店名、残高等の情報を通帳に印字する。また、通帳証書発行機4は、リジェクトする通帳を収容するリジェクトスタッカ26、27を備えている。
図4は、上記通帳証書発行機4を制御する制御装置のブロック図である。図4に示す制御装置30は、CPU(Central Processing Unit)31によって装置全体が制御されている。CPU31には、バス32を介してRAM(Random Access Memory)33、HDD(Hard Disk Drive)34、通信インタフェース35、グラフィック処理装置36、および入出力インタフェース37が接続されている。
RAM33には、CPU31に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムが一時的に格納される。また、RAM33には、CPU31による処理に必要な各種情報が一時的に格納される。HDD34には、OSやアプリケーションプログラムや、処理に必要なデータテーブルやパラメータが格納される。
通信インタフェース35は、図1にも示した営業店2の内のLAN9、ネットワーク5を介して、センタ6のLAN10に接続している。通信インタフェース35は、センタ40の管理サーバ7と、制御装置30のCPU31との情報の送受信を行う。
グラフィック処理装置36は、CPU31からの命令に従って、入出力インタフェース37を介して、タッチパネル38の表示画面に画像を表示させる。入出力インタフェース37には、タッチパネル38の他に、搬送ユニット39、通帳収納ユニット41が接続されている。
更に、入出力インタフェース37には、通帳プリンタユニット42、図3にも示した磁気ストライプリーダライタ23、RFIDリーダライタ24、コードリーダ12、カードリーダ13及び図3には図示しなかったがスピーカ43が接続されている。
入出力インタフェース37は、タッチパネル38、搬送ユニット39、通帳収納ユニット41、通帳プリンタ22、磁気ストライプリーダライタ23、RFIDリーダライタ24、コードリーダ12、カードリーダ13から送られてくる信号を、バス32を介してCPU31に送信する。
上記の搬送ユニット39は、搬送路25を駆動するユニットである。通帳収納ユニット41は、通帳収納部18、通帳収納部19が収納する通帳の搬送路25への排出と、収納する通帳の残量を管理するユニットである。通帳プリンタユニット42は、通帳プリンタ22を制御するユニットである。
なお、磁気ストライプリーダライタ23、RFIDリーダライタ24、コードリーダ12、及びカードリーダ13については既に説明した通りである。また、スピーカ43は、図2の外観図では見えない内部装置であり、通帳証書発行機4に機械的又は処理結果に不具合が生じたとき、外部に警報を発するためのものである。
図5は、通帳証書発行機4の制御装置30においてHDD34の所定領域に構築されるデータテーブルの例を示す図である。図5には、顧客情報テーブル44を示している。
顧客情報テーブル44のデータは、営業店端末3a、3bから入力されたデータに基づいて、管理サーバ7側でデータを集積し、データテーブルのファイルを自動作成し、それを通帳証書発行機4がダウンロードする仕組みとなっている。
図5に示す顧客情報テーブル44は、ヘッダ部45とデータ部46からなる。ヘッダ部45は、項目欄47に示すように「通帳証書発行機ヘッダ」と「リザーブ」の2行のデータ領域を有している。それらのサイズ欄48には、データサイズが、それぞれ24バイトと8バイトであることが記述されている。
また、「通帳証書発行機ヘッダ」の詳細欄49には、通帳証書発行機ヘッダとしての「基本情報」が記述される。また、「リザーブ」の詳細欄49は何も記述されていない。これは「リザーブ」は、開発上の機能拡張のためのデータ領域であり、本例では未使用領域となっているためである。
データ部46は、データ部1、データ部2、データ部3、・・・、データ部nと、顧客の数nだけあるデータ群の集合である。
各データ部i(i=1、2、3、・・・、n)は、データ部1を例に示すと、項目欄47に示すように、「顧客ID」、「発行済通帳証書種別」、「追加発行可能通帳証書種別」、「店番」、「基本口座番号」、「基本口座媒体コード」、「追加口座番号」、「ステータス1」、「暗証番号1」、「暗証番号2」、「暗証番号3」、「リザーブ」、「ステータス2」、「拡張情報」の14行のデータ領域を有している。
それらのサイズ欄48には、データサイズが、それぞれ桁数で「8」、「8」、「8」、「3」、「7」、「5」、「7」、「3」、「4」、「4」、「4」、「4」、「3」、「256」であることが記述されている。そして、「顧客ID」の詳細欄49には、営業店カウンタで発行された顧客個別IDが8桁以内のデータで記述される。
また、「発行済通帳証書種別」の詳細欄49には、取扱いの対象となる媒体が何であるかが8桁のフラグで設定される。すなわち、普通預金の媒体であるときは「0×01」が設定され、総合口座の媒体なら「0×02」、定期預金の媒体なら「0×04」、定積の媒体なら「0×08」、普通証書の媒体なら0×10」、定期証書の媒体なら「0×20」が設定される。
また、「追加発行可能通帳証書種別」の詳細欄49においても、取扱いの対象となる媒体が何であるかが8桁のフラグが設定される。ここでも、普通預金の媒体であるときは「0×01」が設定され、総合口座の媒体なら「0×02」、定期預金の媒体なら「0×04」、定積の媒体なら「0×08」、普通証書の媒体なら0×10」、定期証書の媒体なら「0×20」が設定される。
また、「店番」の詳細欄49には、店番を示す番号が3桁で記述される。「基本口座番号」の詳細欄49には、マスタ口座(この顧客情報テーブル44が作成された時点において既に開設されていた口座)の通帳の口座番号、又は証書暗号が、7桁で記述される。
また、「基本口座媒体コード」の詳細欄49には、マスタ口座(この顧客情報テーブル44が作成された時点において既に開設されていた口座)の通帳の媒体コードが、5桁で記述される。
また、「追加口座番号」の詳細欄49には、追加発行時の口座番号が7桁で設定される。また、「ステータス1」の詳細欄49には、通帳又は証書の発行済み情報が3桁で記述される。
また、「暗証番号1」、「暗証番号2」、「暗証番号3」の詳細欄49には、それぞれ顧客が設定する暗証番号1、暗証番号2、暗証番号3が4桁で格納される。「リザーブ」は拡張予備欄であり、開発上の機能拡張は未だであるため未使用のままとなっている。
また、「ステータス2」の詳細欄49には、追加発行通帳(又は証書)の現状を示すデータが設定される。つまり、追加発行通帳(又は証書)が正常発行できるか否かの情報が格納される。
そして、追加なしのときは「0×00」、正常発行済みのときは「0×01」、エラー処理中のときは「0×02」、リカバリ済通帳ありのときは「0×04」、追加発行申請済(発行待ち)のときは「0×10」、発行申請承認中(発行不可)のときは「0×20」、追加発行不可のときは「0×40」が設定される。
また、「拡張情報」の詳細欄49は、拡張情報の格納領域であり、例えば、マスタ口座の際顧客が登録した印影の格納場所のアドレス、顧客の住所、年齢、家族構成などの情報が格納される。
図6は、上述した本例のシステム構成において、銀行のカウンタの受渡窓口における行員と顧客との取引の対応の手順を説明するフローチャートである。なお、ここに示す処理は、別口口座の追加(新規)開設とその通帳発行に関わる行員と顧客による前段の取引となる手順を示している。
この手順は、顧客がカウンタの受渡窓口に出向き、既発行通帳を保有する顧客が新規に別口の口座を開設してその新規通帳の発行を希望する旨を受渡窓口の担当行員(以下、単に窓口行員という)に申し込むことによって、カウンタ側取引対応として手順が開始される。
まず、窓口行員は窓口カウンタにて従来通りの窓口業務を行う。すなわち、顧客の申し込みを聞いた窓口行員は新規口座開設の申し込み書式の伝票を顧客に渡す。顧客は窓口カウンタ又は適宜の記入台で通帳発行情報を伝票に記入する(ステップS1)。ここで、顧客は伝票の書式に従って、新規に発行する予定のある通帳種別を複数登録する
上記に続いて、顧客は、書式に従って記入した伝票を窓口行員に提出する(ステップS2)。窓口行員は、提出された伝票に基づいて顧客の本人確認を行い、顧客が提示した既発行の通帳の記録に基づき、営業店端末3を用いて顧客通帳情報を入力する。この入力情報は管理サーバ7に送信される。これにより、管理サーバ7側において、通帳作成情報が生成される(ステップS3)。
続いて、窓口行員は、営業店端末3を用いて顧客を特定するIDを作成する(ステップS4)。このIDは、例えばバーコード又は二次元コード又は顧客が暗証番号入力器から入力した暗証番号、又はRFIDタグとして発行してもよい。なお、以下の説明では、バーコード又は二次元コード又は暗証番号又はRFIDタグを一括して単にIDということにする。
上記作成された顧客通帳発行情報とIDは、管理サーバ7へ通知される。この顧客通帳発行情報とIDは、通帳証書発行機4により管理サーバ7からダウンロードされ、通帳証書発行機4側において、図5に示した顧客情報テーブル44が生成される(ステップS5)。なお、この処理では、既発行の口座とは別口口座として新規追加が可能な顧客固有の追加口座番号が、顧客情報テーブル44に書込まれる。
窓口行員は、新規別口口座の通帳が発行対象となって登録済みであることを、顧客に通知し、その受付票を発行する。なお、受付票は顧客の心覚えのためであり、顧客通帳発行情報とIDが管理サーバ7と通帳証書発行機4に登録済みであるので、受付票は発行してもしなくてもよい。ここで、顧客と窓口行員によるカウンタ側取引対応が終了する(ステップS6)。
図7は、受渡窓口における行員と顧客との取引の対応が完了した後に続く通帳証書発行機4による通帳証書発行取引の処理を示すメインフローチャートである。
図8は、メインフローチャートの「追加通帳証書発行処理の1」の詳細を示すサブフローチャートである。
図9は、図8のサブフローチャートの「追加通帳証書発行処理の2」の詳細を示すサブフローチャートである。
図10(a),(b)は、それぞれ上記の処理において通帳証書発行機4の操作画面14に顧客に対して表示される表示画面の例を示す図である。
図7のメインフローチャートにおいて、処理が開始されると、CPU31は、先ず繰越通帳の発行又は繰越記帳の処理を行う(ステップS10)。続いて、処理が完了した通帳を排出する前に、顧客情報テーブル44を参照し、追加通帳証書の発行が可能な顧客であるか否かを判別する(ステップS11)。
そして、追加通帳証書の発行が出来ない顧客であるときは(ステップS11の判別がNo)、繰越通帳の発行又は繰越記帳の完了したマスター通帳を、付込通帳挿入口15から排出して顧客に返却して(ステップS17)、処理を終了する。
一方、追加通帳証書の発行が可能な顧客であるときは(ステップS11の判別がYes)、取引中のマスター通帳を排出する前の画面で、ガイダンスを表示する(ステップS12)。この処理では、図10(a)に示す追加発行の選択画面50の左上部にガイダンス51が「追加で通帳発行することができます。××預金をご希望の場合は、ボタンを押して下さい。」と表示される。
続いて、CPU31は、追加発行の取引選択キーを表示して取引を促す(ステップS13)。この処理では、図10(a)に示す追加発行の選択画面50のガイダンス51に続いて「新しい口座を開設しますか?」と画面表示する。
次に、その下方に、通帳発行ボタン52と証書発行ボタン53を表示し、さらにガイダンス51の右横に、取消ボタン54を表示する。そして、CPU31は、追加発行の選択画面50において、顧客からのボタン操作を待機する(ステップS14)。
そして、顧客がボタンを入力操作したとき、その入力操作されたボタンが取消ボタン54であるか否か判別する(ステップS15)。この判別で、入力操作されたボタンが取消ボタン54であったときは(ステップS15の判別がYes)、マスター通帳を、付込通帳挿入口15から排出して顧客に返却して(ステップS18)、処理を終了する。
一方、入力操作されたボタンが取消ボタン54でないときは(ステップS15の判別がNo)、通帳発行ボタン52又は発行ボタン53が押されている。このときは、図8に示す「追加通帳証書発行処理の1」のサブ処理に進む(ステップS16)。
なお、この「追加通帳証書発行処理の1」の処理は、図7のメインフローチャートのステップS16の処理として行われる場合と、顧客が図7のメインフローチャートの処理で、追加の通帳・証書の発行を行わずに、後日あらためて銀行に来て、先日窓口で渡された受付票を見ながら追加の通帳・証書の発行を行う場合の両方に対応する処理内容となっている。
このため、以降の処理では、マスター通帳を挿入させる処理や、追加通帳証書の発行が可能な顧客であるか否かを判断する処理が、図7のメインフローチャートの処理と重複して現れるが、これらは、顧客が後日あらためて銀行に来た場合に対処するための処理である。
したがって、図8のステップS103〜S107の処理は、それぞれ図7のメインフローチャートのステップS16の処理として直接行われる場合は省略される処理であるが、ここでは、図8のサブフローチャートの表示に従って説明する。
図8において、CPU31は、先ず、操作画面14に追加発行の選択画面50を表示して(図7のステップS14の処理を同じ)、顧客からのボタン操作を待機する(ステップS101)。
そして、顧客がボタンを入力操作したとき、その入力操作されたボタンが取消ボタン58であるか否か判別する(ステップS102)。この判別で、入力操作されたボタンが取消ボタン58であったときは(ステップS102の判別がYes)、直ちに取引の処理を終了する。マスター通帳は付込通帳挿入口15から排出され、顧客に返却される。
一方、入力操作されたボタンが取消ボタン58でないときは(ステップS102の判別がNo)、顧客のID確認のための媒体がカードであるか通帳であるかを判別する(ステップS103)。そして、カードであるときは、カードリーダ13に挿通されてスライドされたカードの記録を読み取って顧客のIDを特定する。
また、ステップS103の判別で、媒体が通帳であったときは、付込通帳挿入口15に挿入された通帳の磁気ストライプの記録を読み取って顧客のIDを特定する(ステップS105)。そして、この場合は、記録の読み取りを終わった通帳を、挿入されたままの状態で顧客に返却せずに内部に保留する(ステップS106)。
上記に続いて、CPU31は、顧客情報テーブル44を参照し、追加通帳証書の発行が可能な顧客であるか否かを判別する(ステップS107)。そして、追加通帳証書の発行が可能でない顧客であるときは(ステップS107の判別がNo)、ステップS101の処理に戻り、取消ボタン58の入力を待つ。
一方、追加通帳証書の発行が可能な顧客であるときは(ステップS107の判別がYes)、操作画面14に、顧客が選択すべき通帳発行の取引種別を表示して、顧客からの入力を待機する(ステップS108)。この処理では、図10(b) に示す通帳発行選択画面55が表示される。
図10(b) に示す通帳発行選択画面55には、左上部に、取引種別の選択を促すメッセージ56が「新規発行する通帳、証書取引を選択して下さい。」と表示され、その下に、定期預金通帳ボタン、定期積立通帳ボタン、定期預金証書ボタン、普通預金証書ボタン、総合口座通帳ボタン、当座預金ボタンの6つのボタン群57が表示され、右上に取消ボタン58が表示されている。
上記通帳発行選択画面55に対し顧客から選択入力があったときは、CPU31は、顧客情報テーブル44を参照し、選択された通帳証書は発行対象となっているか否かを判別する(ステップS109)。
そして、選択された通帳証書が発行対象でないときは(ステップS109の判別がNo)、操作画面14に、顧客が発行対象でない通帳を選択したことを、メッセージとして表示して(ステップS110)、ステップS101の処理に戻り、初めから処理をし直す。
一方、選択された通帳証書が発行対象となっているときは(ステップS109の判別がYes)、図9に示す「追加通帳証書発行処理の2」のサブ処理に進む(ステップS111)。
図9の「追加通帳証書発行処理の2」のサブ処理において、CPU31は、先ず、顧客が追加(別口口座開設)で選択した通帳の取引金額を設定する(ステップS201)。この処理では、特には図示しないが、操作画面14に金額入力画面が表示される。
この金額入力画面において、顧客が0円を入力した場合は、金額欄が空白の通帳のみの発行とする(ステップS202)。他方、0円以外の金額、例えば10万円が入力されたとする。この場合は、顧客が選択した通帳種別に応じた確認画面を操作画面14に表示する(ステップS203)。
この処理では、特には図示しないが、確認画面には、例えば、顧客が選択した通帳種別が定期積金の場合は「月々の預金額は1万円、でよろしいでしょうか。」と確認を促すメッセージを表示する。
また、顧客が選択した通帳種別が定期預金の場合は「預金額は10万円、です。年利は1.xx%となる見込みです。」と表示する。また、通帳種別が当座預金の場合は「預金残高は10万円になります。」と表示する。また、通帳種別が定期預金証書の場合は「預金額は10万円、です。年利は1.xx%となる見込みです。」と表示する。
続いて、CPU31は、管理サーバ7との間で、取引データの確認を行う(ステップS204)。この処理では、CPU31から取引金額(新通帳へ移動するべき金額)が管理サーバ7に通知され、管理サーバ7では顧客のマスター通帳口座の預金残高の確認等が行われる。
続いて、上記の確認に基づいて、進行中の通帳発行取引が正しいか否か判別される(ステップS205)。そして、通帳発行取引が正しければ(ステップS205の判別がYes)、普通口座(マスター通帳口座)から新通帳へ移動するために減額する金額を、挿入されていた通帳に記帳する(ステップS206)。
そして、普通口座から減額した金額が入金欄に記帳された新通帳又は証書が新規発行通帳スタッカ11に排出されて(ステップS207)、当該「追加通帳証書発行処理の2」の処理が終了する。
CPU31は、「追加通帳証書発行処理の2」の処理を終了して図8の処理に戻り、取引が終了したか否か判別する(ステップS112)。この処理は、ステップS108で選択された通帳証書が2種類以上である場合に対処するための処理である。
そして、取引が終了していなければ(ステップS112の判別がNo)、ステップS101の処理に戻り、ステップS101〜S112の処理を繰り返す。一方、取引が終了していれば、「追加通帳証書発行処理の1」の処理を終了して図7の処理に戻り、挿入されていた通帳を顧客に返却して、通帳証書発行取引を終了する。
これにより、別口口座の新規開設とその通帳の発行を希望する顧客に対し、店内が繁忙なときにあっても、顧客を待たせることなく、別口口座の新規開設とその通帳の発行を迅速に実現することができる。
一方、図9のステップS205の判別で、通帳発行取引に何らかの手続き上の誤りがあるときは(ステップS205の判別がNo)、先ず、CPU31は、挿入されていた通帳を付込通帳挿入口15から顧客に返却する(ステップS208)。
続いて、CPU31は、操作画面14に「新通帳(又は証書)の発行が出来ない」ことを表示すると共に、案内係に対し携帯端末との通信により、不具合発生と顧客への対応が必要なことを連絡し、連絡を受けた案内係が通帳証書発行機4の設置場所に出向いて困っている顧客に応対する(ステップS209)。
案内係は、顧客との応対の結果、通帳発行不可の理由を確認し、リカバリが可能か否か判断する(ステップS210)。リカバリが可能であればリカバリをして、ステップS207の処理に、処理を戻す。リカバリが不可能であれば、顧客を窓口に案内して、図6に示した処理により、通帳発行手続きを再度行うように説明して、当該処理を終了させる。
このように案内係は、別口口座の通帳発行の手続きに不案内な顧客に対してのみ対応すればよく、他の顧客は自力による操作で別口口座の新規開設とその通帳の発行を迅速に行うことができる。
なお、上述した実施例では、実施の形態の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加えることが出来る。例えば、同一銀行のA支店の既発行の通帳によりB支店に別口口座を設ける場合にも適用できる。
本発明は、既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を窓口カウンタ外の顧客操作型の通帳証書発行機により自動的に行う通帳証書発行機及び別口口座新規自動開設方法に利用することができる。
1 別口口座新規開設システム
2 営業店
3(3a、3b、・・・) 営業店端末
4 自動通帳繰越機
5 ネットワーク
6 センタ
7 管理サーバ
8 ホスト機器
9、10 LAN(Local-Area-Network)
11 新規発行通帳スタッカ
12 コードリーダ
13 カードリーダ
14 操作画面
15 付込通帳挿入口
16 電源スイッチ
17 前面扉
18 通帳収納部
19 通帳収納部
20 一括カセット
21 発行通帳一時収納部
22 通帳プリンタ
23 磁気ストライプリーダライタ
24 RFID(Radio Frequency Identification)リーダライタ
25 搬送路
26、27 リジェクトスタッカ
30 制御装置
31 CPU(Central Processing Unit)
32 バス
33 RAM(Random Access Memory)
34 HDD(Hard Disk Drive)
35 通信インタフェース
36 グラフィック処理装置
37 入出力インタフェース
38 タッチパネル
39 搬送ユニット
41 通帳収納ユニット
42 通帳プリンタユニット
43 スピーカ
44 顧客情報テーブル
45 ヘッダ部
46 データ部
47 項目欄
48 サイズ欄
49 詳細欄
50 追加発行の選択画面
51 ガイダンス
52 通帳発行ボタン
53 証書発行ボタン
54 取消ボタン
55 通帳発行選択画面
56 メッセージ
57 ボタン群
58 取消ボタン

Claims (4)

  1. 既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を行う顧客操作型の通帳証書発行機であって、
    窓口にて顧客と取り交わされた別口口座の新規開設を可能とする情報を取得する新規開設情報取得手段と、
    前記既発行通帳が通帳挿入口に挿入されたとき、前記新規開設情報取得手段により取得された前記情報に基づいて、前記顧客が別口口座の新規開設が可能である顧客であるとき、別口口座の新規開設を行うか否かの問合せを表示画面に表示する新規開設問合せ手段と、
    該新規開設問合せ手段の問合せに対し前記顧客から新規口座を開設する旨の入力が得られたとき複数種類の口座を選択可能に表示する表示手段と、
    該表示手段が表示した複数種類の前記口座のうち前記顧客により選択入力された口座の開設処理を行うと共に該口座の新規通帳証書を発行する新規通帳証書発行手段と、
    を有することを特徴とする通帳証書発行機。
  2. 前記新規開設問合せ手段は、前記新規開設情報取得手段により取得された前記情報が、別口口座の新規開設が可能である顧客ではないことを示しているとき、前記問合せを非表示とする、ことを特徴とする請求項1記載の通帳証書発行機。
  3. 顧客操作型の通帳証書発行機によって既発行通帳を保有する顧客が希望する別口口座の新規開設とその新規通帳の発行を行う別口口座新規自動開設方法であって、
    窓口にて顧客と取り交わされた別口口座の新規開設を可能とする情報を取得する新規開設情報取得工程と、
    前記既発行通帳が通帳挿入口に挿入されたとき、前記新規開設情報取得工程により取得された前記情報に基づいて、前記顧客が別口口座の新規開設が可能である顧客であるとき、別口口座の新規開設を行うか否かの問合せを表示画面に表示する新規開設問合せ工程と、
    該新規開設問合せ工程の問合せに対し前記顧客から新規口座を開設する旨の入力が得られたとき複数種類の口座を選択可能に表示する表示工程と、
    該表示工程で表示した複数種類の前記口座のうち前記顧客により選択入力された口座の開設処理を行うと共に該口座の新規通帳証書を発行する新規通帳証書発行工程と、
    を含むことを特徴とする別口口座新規自動開設方法。
  4. 前記新規開設問合せ工程は、前記新規開設情報取得工程により取得された前記情報が、別口口座の新規開設が可能である顧客ではないことを示しているとき、前記問合せを非表示とする、ことを特徴とする請求項3記載の別口口座新規自動開設方法。
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