JP5945730B2 - 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 - Google Patents

電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5945730B2
JP5945730B2 JP2013099000A JP2013099000A JP5945730B2 JP 5945730 B2 JP5945730 B2 JP 5945730B2 JP 2013099000 A JP2013099000 A JP 2013099000A JP 2013099000 A JP2013099000 A JP 2013099000A JP 5945730 B2 JP5945730 B2 JP 5945730B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mounting
electronic component
recognition
component
substrate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013099000A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014220395A (ja
Inventor
伊藤 克彦
克彦 伊藤
岡本 健二
健二 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2013099000A priority Critical patent/JP5945730B2/ja
Publication of JP2014220395A publication Critical patent/JP2014220395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5945730B2 publication Critical patent/JP5945730B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
  • Electric Connection Of Electric Components To Printed Circuits (AREA)
  • Operations Research (AREA)

Description

本発明は、電子部品を基板に実装する電子部品実装システムおよび電子部品実装方法に関するものである。
電子部品を基板に半田接合により実装して実装基板を製造する電子部品実装システムは、半田印刷装置、電子部品実装装置、リフロー装置など複数の電子部品実装用装置を連結して構成されている。電子部品実装システムでは、基板へ搭載・固着される電子部品の形態として、基板の電極に半田接合される接合部品のみならず、コネクタ部品など基板に形成された挿入穴に挿入される位置決め嵌合部やリードなどを有する挿入部品(特許文献1参照)を含め、実装形態の異なる複数種類の電子部品が実装される。
これらの電子部品の実装に際しては、画像認識を用いた位置検出手法を電子部品の種類や特性に応じて適用した各種の実装形態が採用されるようになっている。例えば基板に形成された認識マークの位置認識結果や半田印刷後の基板における半田の位置ずれ検出結果に応じて部品搭載位置を補正する方法が、良好な実装位置精度を確保するための周知技術として知られている。
特開2010−027661号公報
ところで近年電子機器の製造コスト削減の要請から、家電機器など民生用の基板の材質として、紙にフェノール樹脂を含浸させた紙フェノール基板が採用されるようになっている。この紙フェノール基板は低コストであるものの、前述のように実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装対象とする場合には、良好な実装位置精度を確保する上で以下のような難点がある。
まず紙フェノール基板は伸縮しやすく寸法精度を安定的に保つことが難しいという材質特性を有するとともに、外形の成型や挿入穴の形成に際してプレス金型による打ち抜き加工が用いられていることから、基板全体の位置認識用の認識マークや挿入穴と基板外形との相対位置関係は必ずしも確保されず、打ち抜き加工後の時点において既に製造ロット毎にばらついている場合が多い。そして打ち抜き加工後の製造過程において熱影響などによって基板に伸縮変形が生じた場合には、認識マークや挿入穴の位置誤差は更に増大する。
ところが先行技術においては、認識マークや挿入穴などの相対位置精度が保証されていないにもかかわらず、これら認識マークの認識結果に基づいて部品搭載位置を補正することが行われていたため、十分な位置補正精度が確保されずに部品搭載時の位置ずれに起因する実装不良を生じていた。このように、従来技術による部品実装においては、寸法精度の確保が難しい特性の基板を対象として挿入部品など実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装する場合に、位置ずれに起因する実装不良が生じやすいという課題があった。
そこで本発明は、寸法精度の確保が難しい特性の基板を対象として実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装する場合にあっても、十分な位置補正精度を確保して実装不良を低減することができる電子部品実装システムおよび電子部品実装方法を提供することを目的とする。
本発明の電子部品実装システムは、複数の電子部品実装用装置を連結して構成され、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装システムであって、前記基板の部品接合用の電極に半田を印刷するとともに、前記基板において所定の位置に認識対象部位としての半田マークを印刷する印刷装置と、前記半田が印刷された基板を撮像して前記半田マークを含む認識対象部位を認識する認識手段と、前記半田が印刷された基板を位置決めし、実装ヘッドによって部品供給部から電子部品をピックアップし、前記認識手段の認識結果に基づいて前記半田が印刷された基板の部品搭載位置に移送搭載する電子部品実装装置と、前記認識手段による認識処理の実行形態を規定する認識実行情報および前記電子部品実装装置による移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報を含んで構成され、各電子部品毎に予め設定された実装情報を記憶する実装情報記憶部とを備え、前記認識手段は、前記実装情報を参照して各電子部品毎に予め設定された前記認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、前記電子部品実装装置は、前記実装情報を参照して各電子部品毎に予め設定された前記搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載し、前記電子部品は、前記部品接合用の電極に半田接合される接合部品および前記基板の実装面に形成された挿入穴に挿入される挿入部品を含み、前記認識対象部位は、前記基板の全***置認識用に形成された認識マーク、前記半田マークおよび前記挿入穴を含み、前記実装情報は、前記認識マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第1の実装モードおよび前記半田マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第2の実装モード、前記挿入穴の認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に挿入部品を移送搭載する第3の実装モードのうちいずれかを、実行用の実装モードとして各電子部品毎に予め設定した実装モード情報を含む
本発明の電子部品実装方法は、複数の電子部品実装用装置を連結して構成された電子部品実装システムによって、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装方法であって、前記基板の部品接合用の電極に半田を印刷するとともに、前記基板の所定の位置に認識対象部位としての半田マークを半田印刷する印刷工程と、前記印刷工程後に前記基板を撮像して前記半田マークを含む認識対象部位を認識手段によって認識する認識工程と、前記認識工程後の前記基板を位置決めし、実装ヘッドによって部品供給部から電子部品をピックアップし、前記認識工程における認識結果に基づいて前記半田が印刷された基板の部品搭載位置に移送搭載する部品搭載工程とを含み、前記認識工程において、各電子部品毎に予め設定された実装情報を参照し、この実装情報に含まれて認識処理の実行形態を規定する認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、前記部品搭載工程において、各電子部品毎に予め設定された前記実装情報を参照し、この実装情報に含まれて前記移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載し、前記電子部品は、前記部品接合用の電極に半田接合される接合部品および前記基板の実装面に形成された挿入穴に挿入される挿入部品を含み、前記認識対象部位は、前記基板の全***置認識用に形成された認識マーク、前記半田マークおよび前記挿入穴を含み、前記実装情報は、前記認識マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第1の実装モードおよび前記半田マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第2の実装モード、前記挿入穴の認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に挿入部品を移送搭載する第3の実装モードのうちいずれかを、実行用の実装モードとして各電子部品毎に予め設定した実装モード情報を含む
本発明によれば、部品接合用の半田および認識対象部位としての半田マークを印刷する印刷工程後に基板を撮像して半田マークを含む認識対象部位を認識する認識工程において、各電子部品毎に予め設定された実装情報を参照し、この実装情報に含まれて認識処理の実行形態を規定する認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、認識結果に基づいて電子部品を基板の部品搭載位置に移送搭載する部品搭載工程において、実装情報に含まれて移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載することにより、寸法精度の確保が難しい特性の基板を対象として実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装する場合にあっても、電子部品の種類毎に応じた適正な実装形態を適用することができ、十分な位置補正精度を確保して実装不良を低減することができる。
本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける印刷装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける基板とマスクプレートの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの作業対象とな基板の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける電子部品実装装置の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける認識対象部位の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムにおける認識対象部位の位置ずれ検出の説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装情報の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装情報の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における実装情報の構成説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における第1の実装モードの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における第2の実装モードの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装装置における第3の実装モードの説明図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムの制御系の構成を示すブロック図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムによる電子部品実装処理のフロー図 本発明の一実施の形態の電子部品実装システムによる電子部品実装処理の工程説明図
次に図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。まず図1を参照して電子部品実装システムについて説明する。電子部品実装システム1は、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する機能を有するものであり、複数の電子部品実装用装置である印刷装置M1、電子部品実装装置M2〜M4の各装置を連結して成る電子部品実装ラインを通信ネットワーク2によって接続し、全体を管理コンピュータ3によって制御する構成となっている。電子部品実装システム1の実装対象となる電子部品には、部品接合用の電極に半田接合される接合部品および基板の実装面に形成された挿入穴に挿入される挿入部品を含んでいる。
印刷装置M1は、基板に形成された部品接合用の電極にペースト状の半田をスクリーン印刷するとともに、基板において所定の位置に以下の各電子部品実装装置M2〜M4の認識対象となる認識対象部位としての半田マーク(図4に示す半田マーク5m参照)を印刷する。なお本実施の形態では、認識対象部位として前述の半田マーク以外にも、基板の全***置認識用に形成された認識マークおよび挿入部品用に形成された挿入穴を含んでいる。
電子部品実装装置M2〜M4は、半田が印刷された基板を位置決めし、実装ヘッドによって部品供給部から電子部品をピックアップし、各電子部品実装装置M2〜M4が備えた認識手段の認識結果に基づいて、半田が印刷された基板の部品搭載位置に移送搭載する。この後、部品実装後の基板はリフロー工程に送られ、基板に実装された電子部品を基板に半田接合することにより、実装基板が製造される。
次に各装置の構成について説明する。まず図2、図3を参照して、印刷装置M1の構成および機能について説明する。図2において、位置決めテーブル10上には基板保持部11が配設されている。基板保持部11は基板4をクランパ11aによって両側から挟み込んで保持する。テーブル駆動部14によって位置決めテーブル10を駆動することにより、基板4はマスクプレート12に対して水平方向および垂直方向に相対移動し、印刷位置に位置決めされる。
図3(a)に示すように、基板4には部品接合用の複数の電極6とともに、対角に位置して1対の認識マーク4a、4bが形成されており、基板保持部11の上方には、マスク枠12aに展張されたマスクプレート12が位置している。図3(b)に示すように、マスクプレート12において基板4に対応した印刷範囲12b内には、電極6の形状・配置に対応したマスクパターン(図示省略)が形成されており、印刷範囲12bの対角位置には、基板4における認識マーク4a、4bの位置に対応して、パターン孔12c、12dが形成されている。
マスクプレート12の上方にはスキージ部13が配置されている。スキージ部13は、スキージ13cをマスクプレート12に対して昇降させるとともにマスクプレート12に対して所定押圧力で押し付ける昇降押圧機構13b、スキージ13cを水平移動させるスキージ移動機構13aより成る。昇降押圧機構13b、スキージ移動機構13aは、スキージ駆動部15により駆動される。基板4をマスクプレート12の下面に当接させた状態で、半田5が供給されたマスクプレート12の表面に沿ってスキージ13cを所定速度で水平移動させることにより、半田5はパターン孔を介して基板4の上面に印刷される。この印刷動作により、認識マーク4a、4bが予め形成された基板4の上面において、部品接合用の電極6に電子部品接合用の半田5が印刷されるとともに、認識マーク4a,4bに対応した位置には、パターン孔12c、12dを介して半田マーク5m(図4(c)参照)が印刷される。
この印刷動作は、テーブル駆動部14、スキージ駆動部15を印刷制御部17によって制御することによって行われる。この制御に際しては、印刷データ記憶部16に記憶された印刷データに基づいて、スキージ13cの動作や基板4とマスクプレート12との位置合わせが制御される。通信部18は通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3や電子部品実装ラインを構成する他装置との間でのデータ授受を行う。
ここで図4を参照して、電子部品実装システム1による作業対象となる基板4について説明する。図4(a)に示すように、基板4の対角位置には基板の全***置認識用の2つの認識マーク4a、4bが形成されており、認識マーク4a、4bを撮像して認識することにより、基板4の位置認識が行われる。また基板4には部品情報A,B,C,D,E・・(図9,図10参照)で特定される複数種類の電子部品を実装するための電極6や挿入穴4cが形成される。
本実施の形態に示す例においては、部品情報A,B,C,Dに対応する電子部品は半田接合により実装される接合部品であり、図4(b)に示すように、基板4の上面における当該部品の部品搭載位置には部品接合用の複数の電極6が形成されている。また部品情報Eに対応する電子部品はリードを基板4に挿入することにより実装される挿入部品であり、当該部品の部品搭載位置にはリードを挿入するための複数の挿入穴4cが、基板4を貫通して部品毎に対をなして形成されている。
印刷装置M1によって基板4を対象として印刷作業を実行することにより、図4(c)に示すように、電極6には部品接合用の半田5がスクリーン印刷されるとともに、2つの認識マーク4a、4bには半田マーク5mが半田印刷により形成される。このとき、認識マーク4a,4bの位置と印刷された半田5の位置は必ずしも正確に一致するとは限らず、基板4とマスクプレート12との位置合わせ誤差に応じて位置ずれが生じる。
本実施の形態においては、基板4は紙にフェノール樹脂を含浸させた紙フェノール基板であり、伸縮しやすく寸法精度を安定的に保つことが難しいという材質特性を有している。このためプレス金型による打ち抜き加工によって行われる基板4の外形や挿入穴4cの相対位置関係は必ずしも確保されず、打ち抜き加工後の時点において既に製造ロット毎にばらついている。
このような特性を有する基板4に部品情報A〜E・・・のように部品特性の異なる複数種類の電子部品を実装する実装例において、従来技術のように認識マークの認識結果を基準とした実装方法を採用すると、基板外形や挿入穴4cの相対位置ずれに起因する実装不良が生じる。このような不具合を防止するため、本実施の形態においては、同一の基板4に複数種類の電子部品を実装するに際し、電子部品の特性に応じて予め設定された認識対象部位の認識結果に基づいて、異なる位置補正方法を選択的に用いるようにしている。
次に図5を参照して、電子部品実装装置M2〜M4の構成について説明する。図5において位置決めテーブル30上には基板保持部30aが配設されており、基板保持部30aは印刷装置M1または上流側の電子部品実装装置から搬送され位置決めされた基板4を保持する。基板保持部30aの上方には、ヘッド駆動機構33によって移動する実装ヘッド32が配設されている。実装ヘッド32は電子部品を吸着するノズル32aを備えており、実装ヘッド32は部品供給部(図示省略)から電子部品をノズル32aによって吸着保持して取り出す。そして実装ヘッド32を基板4上に移動させて、基板4に対して下降させることにより、ノズル32aに保持した電子部品を基板4に移送搭載する。
ヘッド駆動機構33には、実装ヘッド32と一体に移動する基板認識カメラ31が撮像面を下向きにして配設されており、図6(a)に示すように、基板認識カメラ31を基板4上に移動させることにより、基板4を撮像する。これにより、基板4上の認識対象部位である認識マーク4a,4b、半田マーク5m、挿入穴4cが撮像される。そして撮像結果を認識処理部37によって認識処理することにより、図6(b)に示すように、認識対象部位である認識マーク4a,4b、半田マーク5m、挿入穴4cの位置認識が行われ、認識マーク4a,4bにおける半田マーク5mの印刷位置ずれ量(Δxa、Δya)、(Δxb、Δyb)が求められる。
この認識処理により、図7(a)に示すように、認識マーク4a,4bの正規位置からの位置ずれ量を示す(ΔXa,ΔYa)、(ΔXb,ΔYb)が求められ、基板4の全***置が検出される。また認識マーク4a,4bにおける半田マーク5mの印刷位置ずれ量(Δxa、Δya)、(Δxb、Δyb)に基づき、図7(b)に示すように、基板4上の任意の電極6(i)を対象として印刷された半田5(i)の位置ずれ状態を推定演算によって求めることができる。
すなわち、マスクプレート12の伸縮を無視すれば、単一のスキージング動作によって一括して印刷される基板4上面の各位置における印刷位置ずれ量は基板4とマスクプレート12との相対位置ずれ状態によって一意的に決定されるとみなしてよい。具体的には上述の2点における印刷位置ずれ量に基づき、基板4における直交座標系とマスクプレート12における直交座標系との変換式が導き出される。そしてこの座標変換により、図7(b)に示すように、任意位置の電極6(i)を対象として印刷された半田5(i)のX,Y,Θ各方向についての推定位置ずれ量(Δx(i)、Δy(i)、Δθ(i))が、演算によって求められる。
さらに挿入穴4cの位置認識結果により、図7(c)に示すように、基板4に形成された各対の挿入穴4c(1)、4c(2)の中心位置C1,C2が検出される。この挿入穴4cの位置は、図7(a)に示す認識マーク4a,4bの位置検出結果と関連付けて、認識マーク4a、4bとの相対位置を示す相対位置データとして検出される。上述構成において、基板認識カメラ31および認識処理部37は、半田5が印刷された基板4を撮像して半田マーク5mを含む認識対象部位を認識する認識手段となっている。
ヘッド駆動機構33、位置決めテーブル30はそれぞれ実装ヘッド駆動部35、テーブル駆動部34によって駆動され、実装ヘッド駆動部35、テーブル駆動部34は、実装制御部39によって制御される。実装制御部39は内部処理機能として実装位置補正部39aを有している。実装位置補正部39aは、基板認識カメラ31による認識マーク4a,4b、半田マーク5mおよび挿入穴4cの撮像結果を認識処理部37によって認識処理した認識結果に基づいて実装位置を補正する処理を、部品実装の実行に先立って実行する。
実装制御部39による制御処理においては、実装情報記憶部36に記憶された実装情報40(図8,図9、図10参照)が参照される。実装情報40は、当該電子部品実装装置による実装動作の実行態様を規定して各電子部品毎に予め設定される情報であり、以下に説明する実装情報40(1)、40(2)および40(3)より構成され、認識手段による認識処理の実行形態を規定する認識実行情報および電子部品実装装置M2〜M4による移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報を含んだデータ構成となっている。
図8に示す実装情報40(1)は、電子部品実装装置M2〜M4の認識手段による認識処理の実行形態を規定する認識実行情報であり、具体的には認識実行装置40f毎に、認識対象部位40gである認識マーク4a、4b、半田マーク5m、挿入穴4cの実行要否を規定する。すなわち、電子部品実装システム1を構成する各実装装置の先頭に位置する実装装置M2では、認識マーク4a、4b、半田マーク5m、挿入穴4cのいずれをも対象として認識を実行し、下流側装置である実装装置M3,M4では、認識マーク4a、4bのみを対象として認識を実行する。
電子部品実装装置M2〜M4の各認識手段は、実装情報40(1)を参照して予め設定された認識実行情報に従って認識対象部位を認識する。なお本実施の形態では、認識対象部位40gとして認識マーク4a、4b、半田マーク5m、挿入穴4cのみが例示されているが、前工程における検査結果を示すために印加されるバッドマークなど、後工程作業に関連付けられる各種のマークを認識対象部位としてリストアップしておき、各装置に必要に応じて認識動作を実行させるようにしてもよい。
図9に示す実装情報40(2)は、電子部品実装装置M2〜M4において実装対象となる電子部品の種類および基板4における実装座標を示すものである。すなわち、ここでは、当該基板における実装動作を個々に特定する「実装No」40aのそれぞれに、対象部品の部品コードなどを示す「部品情報」40b(A,B,C・・)および当該部品が実装される実装点のX,Yおよびθの座標値を示す「実装座標」40c(X1,Y1,θ1・・・)が、電子部品実装装置M2〜M4の各装置について規定されている。実装情報40(2)を読み込むことにより、作業対象の基板における実装シーケンスが決定される。
図10に示す実装情報40(3)は実装モード情報であり、電子部品実装装置M2〜M4において実装対象となる基板について実装位置の補正態様を規定する実装モードを各電子部品毎に予め設定した情報である。本実施の形態では、以下に説明する3種類の実装モードのうちいずれかを、実行用の実装モードとして各電子部品毎に予め設定している。
すなわち、当該基板における実装動作を個々に特定する「実装No」40aのそれぞれに、「部品情報」40bおよび対象部品のX,Y,Z各方向の大きさを示す「サイズ」40d(XA,YA,ZA・・・)および当該部品に適用される実行用の実装モードが、第1の実装モード、第2の実装モード、第3の実装モードのいずれであるかを、「1」、「2」または「3」のフラグによって示す「実装モード」40eが対応して規定されている。
実装情報40(2)に示す実装座標40cおよび実装情報40(3)に示す実装モード40eは、電子部品実装装置M2〜M4による移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報を構成する。各電子部品実装装置M2〜M4による部品搭載動作においては、実装情報40(2)、40(3)を参照して各電子部品毎に予め設定された搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載する作業を実行する。
ここで第1の実装モードとは、認識マーク4a、4bの認識結果に基づいて補正された部品搭載位置に接合部品を移送搭載するモードであり、半田マーク5mの位置認識によって検出された半田位置ずれ量を考慮せず、認識マーク4a、4bの認識結果のみに基づいて補正された電極6の位置を基準とした部品搭載位置に電子部品を移送搭載するモードである。
すなわち、図11(a)に示すように、1対の電極6の重心位置6*と印刷された半田5の重心位置5*とが位置ずれしており、図11(b)に示すように、重心位置6*と重心位置5*とが位置ずれ量Dだけ隔てられている場合にあっても、電極6の位置のみを基準として重心位置6*を部品搭載位置PMとして設定する。そして図11(c)に示すように、このようにして設定された部品搭載位置PMを目標として、実装ヘッド32の位置制御を行う。本実施の形態では、第1の実装モードは以下に説明するセルフアライメント効果の有効性が期待できないような、部品情報C,Dに対応する大型の電子部品7(図16に示す電子部品8C,8Dに対応)に対して適用される。
第2の実装モードとは、半田マーク5mの認識結果に基づいて補正された部品搭載位置に接合部品を移送搭載するモードであり、認識処理部37によって推定演算された位置ずれ量に基づいて実装位置補正部39aによって実装位置を補正する。図12(a)に示すように、実装情報40(2)の「実装座標」40cにて示される設計データ上の位置,すなわち1対の電極6の重心位置6*と、印刷された半田5の重心位置5*とが位置ずれしている場合において、電子部品7が実際に搭載される部品搭載位置PMを、図12(b)に示す補正方法で求める。
ここに示す例では、補正後の部品搭載位置PMを重心位置6*と重心位置5*とを結ぶ位置ずれ線L上に設定する例を示している。すなわち位置ずれ線L上において重心位置6*から補正量ΔDだけ隔てた点を部品搭載位置PMとする。ここで補正量ΔDは、全体の位置ずれ量Dに予め設定された追従割合R(%)を乗じて算出される。追従割合Rは、経験値や試行結果に基づいて電子部品の種類毎に予め適正値として設定される。ここでは追従割合Rが50%で位置ずれ線Lの中点に部品搭載位置PMが設定された例を示している。そして電極6を対象とする部品実装動作においては、図12(c)に示すように、このようにして演算された部品搭載位置PMを目標として、実装ヘッド32の位置制御を行う。
部品搭載位置PMを上記のような補正方法で設定することにより、半田5の印刷位置が電極6と一致せずに位置ずれ生じている場合にあっても、部品搭載後のリフロー過程において半田5が溶融する際に電子部品7に作用する溶融半田の表面張力によって、電子部品7が溶融半田とともに電極6に引き寄せられるセルフアライメント効果により、印刷位置ずれの影響を低減して実装不良の発生率を低く抑えることが可能となる。このようなセルフアライメント効果は、微小サイズのチップ部品など溶融半田の表面張力によって部品移動を生じやすい小型部品に対して特に有効である。このため、本実施の形態においては、対象とする電子部品が部品情報A,Bに対応する小型部品(図16に示す電子部品8A,8B参照)に該当する場合に、第2の実装モードを適用するようにしている。
第3の実装モードは、挿入穴4cの認識結果に基づいて補正された部品搭載位置に挿入部品を移送搭載するモードであり、図13(a)に示すように、基板4に対をなして形成された挿入穴4c(1)、4c(2)の中心位置C1,C2の中点が部品搭載位置PMとして設定される。なお第3の実装モードの適用において、同一の打ち抜き加工で形成される挿入穴4cの位置ずれ傾向は全てについて同一であると考えられることから、基板4に形成された複数の挿入穴4cの全てを対象として位置認識を実行する必要はなく、複数の挿入穴4cのうち特定の代表位置に形成された代表挿入穴の認識結果に基づいて、他の挿入穴4cの位置を推定補正するようにしてもよい。
すなわち図13(b)に示すように、複数の挿入穴4cのうち、最も遠隔に位置する2つの挿入穴4c*を代表挿入穴として設定する。そしてこれら2つの挿入穴4c*の位置検出結果に基づいて求められた座標変換式を用いて、他の挿入穴4cの位置を推定補正して挿入穴4cの各対毎に部品搭載位置PMを求め、このようにして補正された部品搭載位置PMに挿入部品を移送搭載する。
すなわち本実施の形態においては、認識マーク4a,4bの認識結果のみに基づき補正された設計データ上の電極6の位置を基準として、印刷位置ずれを考慮した実装位置の補正を行うことなく実装する第1の実装モードと、半田マーク5mの印刷位置ずれ量(Δxa、Δya)、(Δxb、Δyb)に基づいて各電極6における半田5の推定位置ずれ量を求め、これら推定位置ずれ量に基づいて実装位置を補正する第2の実装モードと、挿入穴4cの認識結果に基づいて補正された部品搭載位置に挿入部品を移送搭載する第3の実装モードとを、対象となる電子部品の特性に応じて切り替えるようにしている。
上記構成において、実装位置補正部39aは認識マーク4a、4b、半田マーク5m、挿入穴4cの認識結果に基づいて実装位置を補正する実装位置補正手段となっている。そしてこの実装位置補正手段は、以下に説明する実装情報40において各電子部品毎に予め設定された実装モードに従い、認識マーク4a,4b、半田マーク5m、挿入穴4cの3種類の認識対象部位のいずれかの認識結果に基づいて実装位置を補正する。
次に図14を参照して、電子部品実装システム1の制御系の構成を説明する。図14において、管理コンピュータ3は全体制御部41、記憶部42、演算処理部43を備えており、通信部44を介して通信ネットワーク2と接続されている。全体制御部41は電子部品実装システム1を構成する各装置における制御を統括する機能を有している。記憶部42は、電子部品実装システム1によって実行される作業を管理する生産管理データのほか、実装情報42aを記憶する。実装情報42aは、電子部品実装装置M2〜M4において実装情報記憶部36に記憶される実装情報40と同様のデータである。
演算処理部43は、部品実装作業を実行するために必要な各種の演算処理を実行する。これらの演算処理には、位置ずれ量算出部43a、位置補正演算部43bの機能が含まれる。位置ずれ量算出部43aは、図6、図7に示す半田位置ずれ量の推定演算を行う。位置補正演算部43bは、推定演算された半田位置ずれ量に基づき実装情報42aを参照して、部品搭載位置補正のための演算を行う。
印刷装置M1の印刷データ記憶部16、印刷制御部17は、通信部18を介して通信ネットワーク2と接続されている。電子部品実装装置M2〜M4の実装情報記憶部36,認識処理部37,実装制御部39は通信部38を介して通信ネットワーク2と接続されている。これにより、記憶部42に記憶された実装情報42aが各実装装置に送信され、実装情報記憶部36に実装情報40として記憶される。
上記構成において先頭実装装置である電子部品実装装置M2では、図8に示す実装情報40(1)に規定されているように、認識対象部位40gである認識マーク4a,4b、半田マーク5m、挿入穴4cの全てが当該装置に備えられた認識手段の認識実行対象となる。そして認識結果は通信部38、通信ネットワーク2を介して管理コンピュータ3に送信され、管理コンピュータ3においては演算処理部43の演算処理によって認識対象部位40gの位置ずれ量を含む位置ずれデータを求める演算を行う。求められた位置ずれデータは、通信部44、通信ネットワーク2を介して下流側実装装置である電子部品実装装置M3,M4に転送される。演算処理部43、通信部44および通信ネットワーク2は、下流側に配置された電子部品実装装置に位置ずれデータを転送する位置ずれデータ転送部として機能する。
これら下流側実装装置においては、実装情報40(1)に示すように、認識対象部位40gのうち認識マーク4a,4bのみが当該装置の認識手段の認識実行対象となる。そして当該装置では先頭実装装置から転送された位置ずれデータと当該装置にて認識された認識マーク4a,4bの認識結果とに基づいて部品搭載位置に電子部品を移送搭載するようにしている。すなわち、同一基板内における認識マーク4a,4bと、半田マーク5m、挿入穴4cとの相対位置関係は転送された位置ずれデータによって既知であることから、下流側実装装置ではこれら認識対象部位を認識する必要が無く、認識動作に要する時間を短縮して生産性の向上が実現されている。
この電子部品実装システムは上記の様に構成されており、以下電子部品実装システム1によって基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装方法について、図15のフローに沿って各図を参照して説明する。まず生産開始に先立って実装情報の読み込みが行われ、電子部品実装装置M2〜M4において、実装情報記憶部36に記憶された実装情報40(1)、40(2)、40(3)が読み込まれ、これにより部品実装作業に必要な情報が取り込まれる。
次いで上流側から印刷装置M1に搬入された基板を対象として半田印刷が実行される(ST1)。すなわち第1の認識マーク4a、4bが予め形成された基板4の部品接合用の電極6に部品接合用の半田5を印刷するとともに、基板4の所定の位置に第2の認識マークとして半田マーク5mを印刷する(印刷工程)。この後、半田印刷後の基板4は先頭実装装置である電子部品実装装置M2に搬入され、認識対象部位の認識が実行される(認識工程)(ST2)。
すなわち図6に示すように、認識手段である基板認識カメラ31によって認識マーク4a、4b、半田マーク5mおよび挿入穴4cを撮像し、撮像結果を認識処理部37にて認識処理する。次いで認識結果に基づいて、認識対象部位の位置ずれデータを算出し(位置ずれデータ転送工程)(ST3)、算出された位置ずれデータを下流側実装装置へ転送する(ST4)。
そして先頭実装装置及び下流側実装装置のそれぞれにおいて、認識結果に基づいて電子部品を部品搭載位置に移送搭載する(ST5)。すなわちここでは、電子部品実装装置M2〜M4のそれぞれにおいて、認識工程後の基板4を位置決めし、実装ヘッド32によって部品供給部から電子部品をピックアップし、認識工程における認識結果に基づいて半田5が印刷された基板4の部品搭載位置に移送搭載する(部品搭載工程)。
上述の認識工程においては、各電子部品毎に予め設定された実装情報40を参照し、この実装情報40に含まれて認識処理の実行形態を規定する認識実行情報に従って認識対象部位を認識する。また部品搭載工程においては、各電子部品毎に予め設定された実装情報40を参照し、この実装情報40に含まれて移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報(実装座標40cおよび実装モード40e)に従って、電子部品を基板に移送搭載するようにしている。
すなわち実装対象の電子部品が接合部品である場合には、図16(a)に示すように、実装ヘッド32によって電子部品8A,8B,8C,8Dを保持して基板4の部品搭載位置に移送搭載する。このとき、実装対象が小型部品である電子部品8A,8Bである場合には、第2の実装モードに従って位置補正を行う。また実装対象が大型部品である電子部品8C,8Dである場合には、第1の実装モードに従って位置補正を行う。さらに実装対象の電子部品9がリード9aを備えた挿入部品である場合には、図16(b)に示すように、挿入ヘッド50によって電子部品9を保持して基板4の部品搭載位置に移送搭載する。次いで図16(c)に示すように、挿入穴4c内にリード9aを挿入して系止することにより電子部品9を基板4に実装する。
上記説明したように、本実施の形態に示す電子部品実装システム1および電子部品実装方法では、部品接合用の半田5および認識対象部位としての半田マーク5mを印刷する印刷工程後に基板4を撮像して半田マーク5mを含む認識対象部位を認識する認識工程において、各電子部品毎に予め設定された実装情報40を参照し、この実装情報40に含まれて認識処理の実行形態を規定する認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、認識結果に基づいて電子部品を基板4の部品搭載位置に移送搭載する部品搭載工程において、実装情報40に含まれて移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報に従って電子部品を基板4に移送搭載するようにしている。これにより、寸法精度の確保が難しい特性の基板4を対象として実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装する場合にあっても、電子部品の種類毎に応じた適正な実装形態を適用することができ、十分な位置補正精度を確保して実装不良を低減することができる。
本発明の電子部品実装システムおよび電子部品実装方法は、寸法精度の確保が難しい特性の基板を対象として実装形態の異なる複数種類の電子部品を実装する場合にあっても、十分な位置補正精度を確保して実装不良を低減することができるという効果を有し、複数の電子部品実装用装置によって基板に電子部品を半田接合により実装して実装基板を製造する分野に有用である。
1 電子部品実装システム
2 通信ネットワーク
3 管理コンピュータ
4 基板
4a、4b 認識マーク
4c 挿入穴
5 半田
5m 半田マーク
6 電極
7、8A、8B,8C、8D、9 電子部品
32 実装ヘッド
M1 印刷装置
M2〜M4 電子部品実装装置
PM 部品搭載位置

Claims (5)

  1. 複数の電子部品実装用装置を連結して構成され、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装システムであって、
    前記基板の部品接合用の電極に半田を印刷するとともに、前記基板において所定の位置に認識対象部位としての半田マークを印刷する印刷装置と、
    前記半田が印刷された基板を撮像して前記半田マークを含む認識対象部位を認識する認識手段と、
    前記半田が印刷された基板を位置決めし、実装ヘッドによって部品供給部から電子部品をピックアップし、前記認識手段の認識結果に基づいて前記半田が印刷された基板の部品搭載位置に移送搭載する電子部品実装装置と、
    前記認識手段による認識処理の実行形態を規定する認識実行情報および前記電子部品実装装置による移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報を含んで構成され、各電子部品毎に予め設定された実装情報を記憶する実装情報記憶部とを備え、
    前記認識手段は、前記実装情報を参照して各電子部品毎に予め設定された前記認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、
    前記電子部品実装装置は、前記実装情報を参照して各電子部品毎に予め設定された前記搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載し、
    前記電子部品は、前記部品接合用の電極に半田接合される接合部品および前記基板の実装面に形成された挿入穴に挿入される挿入部品を含み、
    前記認識対象部位は、前記基板の全***置認識用に形成された認識マーク、前記半田マークおよび前記挿入穴を含み、
    前記実装情報は、前記認識マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第1の実装モードおよび前記半田マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第2の実装モード、前記挿入穴の認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に挿入部品を移送搭載する第3の実装モードのうちいずれかを、実行用の実装モードとして各電子部品毎に予め設定した実装モード情報を含むことを特徴とする電子部品実装システム。
  2. 前記認識手段をそれぞれ備えた複数の電子部品実装装置を連結して構成され、最も上流に位置する先頭の電子部品実装装置に備えられた前記認識手段によって前記認識対象部位を認識した認識結果に基づいて前記認識対象部位の位置ずれ量を含む位置ずれデータを求め、前記先頭の電子部品実装装置よりも下流側に配置された電子部品実装装置に前記位置ずれデータを転送する位置ずれデータ転送部を備え、
    前記下流側に配置された電子部品実装装置は、前記認識手段によって前記認識マークを認識した認識結果と前記先頭の電子部品実装装置から転送された位置ずれデータとに基づいて前記部品搭載位置に電子部品を移送搭載することを特徴とする請求項に記載の電子部品実装システム。
  3. 前記第3の実装モードは、前記挿入穴のうち特定の代表位置に形成された代表挿入穴の認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に挿入部品を移送搭載することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子部品実装システム。
  4. 複数の電子部品実装用装置を連結して構成された電子部品実装システムによって、基板に電子部品を実装して実装基板を製造する電子部品実装方法であって、
    前記基板の部品接合用の電極に半田を印刷するとともに、前記基板の所定の位置に認識対象部位としての半田マークを半田印刷する印刷工程と、
    前記印刷工程後に前記基板を撮像して前記半田マークを含む認識対象部位を認識手段によって認識する認識工程と、
    前記認識工程後の前記基板を位置決めし、実装ヘッドによって部品供給部から電子部品をピックアップし、前記認識工程における認識結果に基づいて前記半田が印刷された基板の部品搭載位置に移送搭載する部品搭載工程とを含み、
    前記認識工程において、各電子部品毎に予め設定された実装情報を参照し、この実装情報に含まれて認識処理の実行形態を規定する認識実行情報に従って認識対象部位を認識し、
    前記部品搭載工程において、各電子部品毎に予め設定された前記実装情報を参照し、この実装情報に含まれて前記移送搭載動作の実行形態を規定する搭載動作情報に従って電子部品を基板に移送搭載し、
    前記電子部品は、前記部品接合用の電極に半田接合される接合部品および前記基板の実装面に形成された挿入穴に挿入される挿入部品を含み、
    前記認識対象部位は、前記基板の全***置認識用に形成された認識マーク、前記半田マークおよび前記挿入穴を含み、
    前記実装情報は、前記認識マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第1の実装モードおよび前記半田マークの認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に接合部品を移送搭載する第2の実装モード、前記挿入穴の認識結果に基づいて補正された前記部品搭載位置に挿入部品を移送搭載する第3の実装モードのうちいずれかを、実行用の実装モードとして各電子部品毎に予め設定した実装モード情報を含むことを特徴とする電子部品実装方法。
  5. 前記電子部品実装システムは前記認識手段をそれぞれ備えた複数の電子部品実装装置を連結して構成され、
    最も上流に位置する先頭の電子部品実装装置に備えられた前記認識手段によって前記認識対象部位を認識した認識結果に基づいて前記認識対象部位の位置ずれ量を含む位置ずれデータを求め、前記先頭の電子部品実装装置よりも下流側に配置された電子部品実装装置に前記位置ずれデータを転送する位置ずれデータ転送工程を含み、
    前記下流側に配置された電子部品実装装置による部品搭載工程において、前記認識手段によって前記認識マークを認識した認識結果と前記先頭の電子部品実装装置から転送された位置ずれデータとに基づいて前記部品搭載位置に電子部品を移送搭載することを特徴とする請求項に記載の電子部品実装方法。
JP2013099000A 2013-05-09 2013-05-09 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法 Active JP5945730B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099000A JP5945730B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013099000A JP5945730B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014220395A JP2014220395A (ja) 2014-11-20
JP5945730B2 true JP5945730B2 (ja) 2016-07-05

Family

ID=51938589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013099000A Active JP5945730B2 (ja) 2013-05-09 2013-05-09 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5945730B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6830146B1 (ja) * 2019-11-21 2021-02-17 シークス株式会社 部品の表面実装方法及び表面実装システム

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5989981B2 (ja) * 2011-09-22 2016-09-07 富士機械製造株式会社 生産ラインおよび基板検査方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014220395A (ja) 2014-11-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5895131B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP5945699B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
US7841079B2 (en) Electronic component mounting system and electronic component mounting method
JP4816194B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品搭載装置ならびに電子部品実装方法
JP5945697B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
US9332681B2 (en) Electronic component mounting system
JP4353100B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
WO2013186963A1 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2007287779A (ja) 電子部品実装システムおよび搭載状態検査装置ならびに電子部品実装方法
WO2014076969A1 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2011029254A (ja) 電子部品実装方法
JP6010760B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP5945730B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP5927504B2 (ja) 部品実装システムおよび部品実装方法
WO2014076970A1 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP4595857B2 (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
JP2014041892A (ja) スクリーン印刷装置およびスクリーン印刷方法
JP6329250B2 (ja) キャビティ付き多層配線基板の部品実装方法
JP2014103235A (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装方法
WO2018150573A1 (ja) 部品実装システムおよび部品実装方法
JP7261950B2 (ja) 部品実装システムおよび部品装着方法
JP2014041893A (ja) 電子部品実装システムおよび電子部品実装装置ならびに電子部品実装方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20141021

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20150225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150309

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160219

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160405

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160418

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5945730

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151