JP5942168B2 - 照明装置 - Google Patents

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Description

本発明は、長尺の照明装置及びこの照明装置の設置構造に関する。
従来より、建物内において壁面や天井面、床面等を照らすように照明器具を設けて間接照明として機能させる照明の設置構造が知られている。このような設置構造としては、例えば、建物内の天井側や床側の壁面との入隅部等に掘り込み部等を設け、該掘り込み部の凹所内に、照明器具を設けた構造が知られている。このような構造では、施工現場において大掛かりな工事が必要となり、また、各施工現場に応じて所望の照射パターンとなるように設計する必要があり、改善が望まれていた。
例えば、下記特許文献1では、発光体を収納させた廻り縁及び幅木が提案されている。これら廻り縁及び幅木は、前面側に透光性を有する合成樹脂板を設け、その背面側に発光体を収納させた収納部を設けた構造とされている。
また、下記特許文献2では、照明部を設けた照明付き廻り縁が提案されている。この廻り縁は、その本体部の表面上部に切り欠きを形成し、その切り欠きの前方に向く表面部や上方に向く交差面に帯状の照明部を設けた構造とされている。
特開平4−174166号公報 実用新案登録第3173183号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の廻り縁や幅木では、その前面側から出射されるため、天井面や床面への指向性が悪くなる傾向があり、壁際の天井面や床面等を効果的に照射し難いものであった。また、出射された光が直接的に眼に入り易くなるものであった。このような問題を解決すべく、例えば、幅木の上端や廻り縁の下端等に庇状の遮蔽カバーを設けることも考えられるが、見栄えが悪くなり、また、該遮蔽カバーが邪魔になることも考えられる。
また、上記特許文献2に記載の廻り縁では、廻り縁の表面上部に照明部を設けているため、その照射対象となる天井面が照明部に近接することとなり、天井面を広範囲に亘って効果的に照射し難いものであった。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、簡易に設置可能で、出射光が直接的に眼に入るようなことを抑制しながらも、照射対象面を効果的に照射し得る照明装置及びこの照明装置の設置構造を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置は、長尺の略帯板状とされ、厚さ方向一方面を平面状の取付面とし、厚さ方向他方面の幅方向一方側部位を前記取付面に略平行な平面部、幅方向他方側部位を該平面部との連設部位から幅方向他端に向かうに従い反取付面側に傾斜するように形成された傾斜面部としたベース部と、前記ベース部の長手方向に沿って延びる長尺状とされ、出射方向が前記傾斜面部に対して略直交方向に指向するように前記傾斜面部から出射するように設けられた発光部と、を備えており、前記傾斜面部は、前記厚さ方向他方面が平面部とされた当該ベース部の幅方向一方側部位との連設部位から幅方向他端に向かうに従い厚さ寸法を徐々に大きくするように形成された当該ベース部の幅方向他方側部位の厚さ方向他方面とされていることを特徴とする。
本発明においては、前記発光部を、前記傾斜面部の幅方向他端部から出射するように設けてもよい。
また、本発明においては、前記ベース部に、前記傾斜面部において開口するように前記発光部を有した発光装置を収納する収納凹所を設け、該収納凹所の一側壁に連通する配線収納凹所を設けてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置の設置構造は、本発明に係る照明装置の前記ベース部の取付面を壁面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を天井面に沿わせて前記照明装置を廻縁状に設置する構造とされていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置の設置構造は、本発明に係る照明装置の前記ベース部の取付面を天井面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を壁面に沿わせて前記照明装置を廻縁状に設置する構造とされていることを特徴とする。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る照明装置の設置構造は、本発明に係る照明装置の前記ベース部の取付面を壁面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を床面に沿わせて前記照明装置を幅木状に設置する構造とされていることを特徴とする。
本発明に係る照明装置及びこの照明装置の設置構造は、上述のような構成としたことで、簡易に設置可能で、出射光が直接的に眼に入るようなことを抑制しながらも、照射対象面を効果的に照射することができる。
本発明の一実施形態に係る照明装置及び同照明装置の設置構造の一例を模式的に示し、図2におけるX−X線矢視に対応させた一部破断概略縦断面図である。 同照明装置を模式的に示す一部破断概略分解斜視図である。 (a)は、図2におけるY1部に対応させた一部破断概略分解斜視図、(b)は、同照明装置が備える発光装置の一例を模式的に示す一部破断概略分解斜視図である。 (a)、(b)は、同照明装置の設置構造の一変形例をそれぞれ模式的に示す図1に対応させた一部破断概略縦断面図である。 (a)、(b)は、同照明装置の設置構造の一変形例を模式的に示し、(a)は、一部破断概略斜視図、(b)は、(a)におけるY2部に対応させた一部を省略した一部破断概略分解斜視図である。
以下に本発明の実施の形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図5は、本実施形態に係る照明装置の一例及びこの照明装置の設置構造の一例を模式的に示す図である。
なお、一部の図では、他図に付している詳細な符号の一部を省略している。
また、以下の実施形態では、照明装置を設置した状態を基準として、上下方向等の方向を原則的に説明する。
本実施形態に係る照明装置1は、図1及び図2に示すように、長尺の略帯板状とされたベース部10と、発光部23を有した発光装置20と、を備えている。
ベース部10は、厚さ方向一方面を平面状の取付面13とし、幅方向一端面をこの取付面13に略直交する平面状の当接面11としている。また、ベース部10は、厚さ方向他方面の幅方向一方側部位(当接面11側部位)を、取付面13に略平行な平面部14としている。また、ベース部10は、厚さ方向他方面の幅方向他方側部位を、平面部14との連設部位から幅方向他端に向かうに従い反取付面側に傾斜するように形成された傾斜面部15としている。つまり、ベース部10は、幅方向他方側部位を、平面部14が形成された幅方向一方側部位との連設部位から幅方向他端に向かうに従い厚さ寸法を徐々に大きくするように拡開状に形成し、その厚さ方向他方面を傾斜面部15とした構造とされている。
本実施形態に係る照明装置1は、このベース部10の取付面13を、当該照明装置1の取付対象面3に沿わせ、かつベース部10の当接面11を、照射対象面2に沿わせて設置される。
発光装置20の発光部23は、このベース部10の長手方向に沿って延びる長尺状とされ、出射方向が傾斜面部15に対して略直交方向に指向するように傾斜面部15から出射するように設けられている。つまり、出射方向が、当接面11が沿わされる照射対象面2側に傾斜した方向に指向するように発光部23を設けている。
また、本実施形態では、発光部23を、傾斜面部15の幅方向他端部から出射するように設けている。このような発光部23を備えた照明装置1は、ベース部10の傾斜面部15から照射対象面2に向けてライン状に概ね一様に出射され、照射対象面2を照射する構成とされている。
なお、発光装置20の具体的構成の一例については後述する。
ベース部10の長さ寸法は、取扱性や施工性等の観点から適宜、設定するようにしてもよく、例えば、後記するように当該照明装置1を、廻縁状や幅木状に設置する構造とした場合には、一般的な廻縁や幅木等の造作材と同程度の長さ寸法としてもよい。例えば、ベース部10の長さ寸法を、1000mm〜3000mm程度としてもよい。
また、このベース部10の幅寸法(図1における上下寸法)は、照射対象面2の照射範囲等や、見栄え上の観点から適宜、設定するようにしてもよく、例えば、一般的な廻縁や幅木等の造作材と同程度の幅寸法としてもよく、50mm〜200mm程度としてもよい。また、厚さ方向他方面が平面部14とされた平板状部位(幅方向一方側部位)と厚さ方向他方面が傾斜面部15とされた拡開状部位(幅方向他方側部位)との幅寸法の比率は、上記同様の観点から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、上記平板状部位と上記拡開状部位との幅寸法の比率を、1:0.5〜1:2程度としてもよい。
また、このベース部10の厚さ寸法は、上記同様の観点から適宜、設定するようにしてもよく、例えば、5mm〜40mm程度としてもよい。また、上記平板状部位の厚さ寸法を、例えば、一般的な廻縁や幅木等の造作材と同程度の厚さ寸法としてもよく、5mm〜15mm程度としてもよい。また、上記平板状部位と上記拡開状部位の最大厚さ部位との厚さ寸法の比率は、上記同様の観点や、後記する発光装置20の寸法や発光装置20を設ける位置等に応じて適宜、設定するようにしてもよく、例えば、1:1.5〜1:3程度としてもよい。
また、このベース部10の傾斜面部15の平面部14に対する傾斜角度(ベース部10の幅方向他端に平面部を延長させた仮想面と傾斜面部15とのなす角度)は、上記同様の観点から適宜、設定するようにしてもよい。例えば、この傾斜角度を、5度〜60度程度、好ましくは、10度〜30度程度としてもよい。図例では、傾斜面部15の平面部14に対する傾斜角度を、略20度としている。この傾斜角度が余りにも小さければ、照射範囲が大きくなる傾向があるが照度が低くなる傾向があり、また、発光部23からの出射光が直接的に眼に入り易くなる傾向がある。一方、上記傾斜角度が余りにも大きければ、照射範囲が小さくなる傾向があり、また、拡開状部位(の最大厚さ部位)の厚さ寸法が大きくなる傾向がある。
また、ベース部10には、傾斜面部15において開口するように発光装置20を収納する収納凹所16が設けられている。本実施形態では、この収納凹所16を、ベース部10(傾斜面部15)の幅方向他端部において開口するように設けており、ベース部10の長手方向の全長に亘って凹溝状に設けている。
また、この収納凹所16は、その深さ方向が傾斜面部15に対して略直交方向に沿う方向となるように形成されている。つまり、収納凹所16を区画する溝幅方向両側壁が、傾斜面部15に対して略直交するように形成されている。また、この収納凹所16の溝底面は、傾斜面部15に略平行に形成されている。
また、本実施形態では、ベース部10に、収納凹所16の溝幅方向両側壁のうちの一側壁に連通する配線収納凹所17を設けている。
本実施形態では、この配線収納凹所17を、収納凹所16の幅方向一方側(当接面11側)の側壁に連通するように設けている。この配線収納凹所17は、ベース部10の長手方向の全長に亘って設けられている。また、図例では、収納凹所16の幅方向一方側の側壁の取付面13側部位を切り欠くように配線収納凹所17との連通部を設けた例を示している。
また、本実施形態では、ベース部10の幅方向他端面を取付面13に対して傾斜させた傾斜面12としている。この傾斜面12は、傾斜面部15に対して略直交するように形成されている。このように、ベース部10の幅方向他端面を取付面13に対して傾斜させた傾斜面12とすることで、ベース部10を効率的に薄く見せることができる。つまり、発光装置20を収納する収納凹所16の形成が可能なように、図例よりも傾斜面部15を幅方向他端側に延出させるように大きくし、幅方向他端面を取付面13に対して略直交するように形成した場合と比べて、ベース部10を効率的に薄く見せることができる。
また、本実施形態では、傾斜面(幅方向他端面)12及び傾斜面部15のそれぞれに、リブ12a,15aを設けている。これらリブ12a,15aは、ベース部10の長手方向の全長に亘って設けられている。
傾斜面12に設けられたリブ12aは、傾斜面部15との縁部に沿って形成されており、傾斜面12に対して略直交方向に突出するように設けられている。
傾斜面部15に設けられたリブ15aは、収納凹所16の幅方向一方側(当接面11側)の開口縁に沿って形成されており、傾斜面部15に対して略直交方向に突出するように設けられている。
このようなリブ12a,15aを設けることで、施工現場等において傾斜面12や平面部14及び傾斜面部15に、壁クロス等が貼着される場合には、壁クロスの当り(位置決め)として機能させることができる。なお、これら傾斜面12及び傾斜面部15のリブ12a,15aの両方または一方を設けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、ベース部10に、当該照明装置1を取付対象に取り付けるための取付部18を設けている。本実施形態では、この取付部18を、傾斜面部15において開口する止具挿通孔18としている。この止具挿通孔18は、ベース部10を厚さ方向に貫通して形成されており、配線収納凹所17の幅方向一方側(当接面11側)に隣接して設けられている。また、図例では、止具挿通孔18を、取付面13側部位よりも傾斜面部15側部位を大径状としており、傾斜面部15側部位に止具7の頭部の収容を可能としている。
また、この止具挿通孔18は、ベース部10の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられている(図3(a)参照)。
このような取付部としての止具挿通孔18を設けることで、当該照明装置1を取付対象(図1では、壁)に対して止具7によって容易に取り付けることができる。
また、このような取付部としての止具挿通孔18を、傾斜面部15において開口するように設けることで、例えば、平面部14や、幅方向他端面としての傾斜面12等において開口するように設けた場合と比べて目立ち難くすることができる。
なお、取付部18としては、ベース部10の長手方向に沿って間隔を空けて複数箇所に設けられた止具挿通孔18に限られない。例えば、傾斜面部15または平面部14において開口する凹溝をベース部10の全長に亘って設け、該凹溝の溝底を止具7の止着箇所としてもよい。この場合、該凹溝の溝底に、略V字状溝等の目印溝を全長に亘って設けるようにしてもよい。その他、種々の取付部18の採用が可能である。
また、本実施形態では、ベース部10に、長手方向端面に取り付けられるエンドキャップ9(図5参照)を取り付けるための取付部19を設けている。
本実施形態では、この取付部19を、長手方向両端面において開口する止具孔19としている。この止具孔19は、ベース部10の長手方向に貫通して形成されており、ベース部10の幅方向両端部のそれぞれに設けられている。このような止具孔19を設けることで、ベース部10を設置対象に応じて適宜の長さ寸法に切断等した場合にも柔軟に対応することができる。
エンドキャップ9は、図5に示すように、薄平板状とされ、ベース部10の長手方向端面の外郭形状に応じた形状とされている。このエンドキャップ9には、上記したベース部10に設けられた止具孔19,19に整合する止具挿通孔が設けられており、図5(b)に示すように、これら止具挿通孔に挿通されたねじ等の止具8,8によってベース部10の長手方向端面に取り付けられる。なお、後記する設置構造の一例のように、建物の天井側や床側等の入隅に沿って照明装置1を設置する場合等において、ベース部10の長手方向端面が隣接するベース部10や隣接する壁面等に覆われ、露出しない場合には、このようなエンドキャップ9を取り付けないようにしてもよい。
また、本実施形態では、ベース部10の幅方向一方側部位に、長手方向の全長に亘って中空部を設けている。このような構成により、ベース部10は、収納凹所16、配線収納凹所17及び中空部を有した中空構造とされている。このようにベース部10を中空構造とすることで、当該照明装置1の軽量化及び低コスト化を図ることができる。
なお、このベース部10は、押出成形等によって形成された略同一断面形状の長尺体としてもよい。また、このベース部10は、金属系材料や合成樹脂系材料から形成されたものとしてもよい。
また、このベース部10を施工した状態で少なくとも露出する傾斜面(幅方向他端面)12や、平面部14及び傾斜面部15に、壁クロス等を施工現場において貼着する態様に代えて、化粧シートの貼着や塗装等の表面化粧を施すようにしてもよい。
また、後記する発光装置20への給電用の電源コードなどが挿通される配線孔を、このベース部10の取付面13及び配線収納凹所17において開口するように設け、天井裏や壁内部等を介して発光装置20に接続される電源コードなどを配線するようにしてもよい。
発光装置20は、図2及び図3に示すように、光源22を構成する発光素子としてのLED(発光ダイオード)等を有した基板21と、この基板21の光源22からの光を導光し、出射する発光部としての棒状導光体23と、を備えている。また、本実施形態では、発光装置20は、棒状導光体23を収容するケース27を備えている。また、本実施形態では、図2に示すように、長手方向両端部のそれぞれに基板21,21を配設した発光装置20を例示している。
この発光装置20は、ベース部10の長さ寸法と略同寸法としてもよいが、小型化(薄型化)を図りながらも発光性を向上させるべく、ベース部10よりも短い寸法とされ、複数がベース部10の長手方向に直列させるように配設されるものとしている。つまり、本実施形態に係る照明装置1は、図2に示すように、ベース部10の長手方向に沿って複数の発光装置20を直列状に隣接させて設けた構造とされている。これら複数の発光装置20は、互いに近接して設けるようにしてもよく、または、互いに当接させて設けるようにしてもよい。
棒状導光体23は、図1及び図3(b)に示すように、長尺棒状とされ、長手方向両端部のそれぞれに、基板21,21に設けられた光源22,22が対向配置される入射面を有している。図例では、棒状導光体23の長手方向両端面を略平坦面とし、入射面とした例を示しているが、棒状導光体23の長手方向両端部に、長手方向外方側に向けて先細り状で、かつ外周面が凸湾曲形状とされたレンズ状部を設けるようにしてもよい。そして、このレンズ状部に、長手方向外方側に向けて開口し、LED等の光源22,22を受け入れる略円柱形状の凹部を設け、該凹部の底面及び内周側面を入射面としてもよい。
また、棒状導光体23は、これら入射面に略交差する長手方向に沿って形成された一側面部に、入射面からの光を出射する出射面26を有している。この出射面26は、ベース部10の収納凹所16の開口側に位置し、当該出射面26からの出射方向(出射光の光軸)が傾斜面部15に対して略直交方向となるように設けられている。図例では、出射面26を、指向性を向上させる等の観点から凹湾曲面形状とした例を示しているが、略平坦面としてもよく、または、凸湾曲面形状としてもよい。
また、棒状導光体23は、この出射面26の反対側の収納凹所16の溝底側に、長手方向に沿って形成された反射部24を有している。この反射部24は、多数のプリズム状の反射凹溝を形成したり、外面側に白色等の拡散塗装を施したり、白色部材で形成することで、入射面からの光を反射、拡散させる拡散部としてもよい。
また、棒状導光体23は、反射部24から出射面26に向かうに従い拡開状(すり鉢状)のレンズ形状とされており、その両側面部(収納凹所16の両側壁に対向する面)が反射面25,25とされている。これら反射面25,25は、凸湾曲面形状とされている。また、図例では、棒状導光体23の出射面26側部位を反射部24側部位よりも幅寸法を大きくし、両側の反射面25,25を段差形状とした例を示している。このような構成とすることで、棒状導光体23の長手方向両端面の入射面を効率的に大きくすることができる。なお、このように反射面25,25を段差形状とした態様に代えて、反射部24から出射面26に向かうに従い拡開状に一連状に形成された反射面25,25としてもよい。
また、図例では、反射部24を含む反射部24の近傍部位を、後記するケース27の係合凹部28に係合する係合部とした例を示している。
なお、この棒状導光体23は、アクリル樹脂やポリカーボネート樹脂等の透光性を有した樹脂系材料や透明の樹脂系材料、透明ガラス等の屈折率の高い材料から一体的に形成するようにしてもよい。
また、棒状導光体23としては、上記したものに限られず、長手方向端面の入射面から入射された光を、反射部24や反射面25,25によって反射させ、長手方向に沿って導光しながら、出射面26から出射する、いわゆるエッジライト方式の構造であればよい。
ケース27は、棒状導光体23の収容が可能な形状とされている。本実施形態では、ケース27を、棒状導光体23の出射面26からの出射光を透過させる上記と略同様の透光性を有した材料から形成し、長手方向両端に開口する中空筒形状としている。また、本実施形態では、ケース27を、ベース部10の収納凹所16に応じた外郭形状とし、四角筒形状としている。図例では、ケース27は、その収納凹所16の溝底面に向く奥側面が該溝底面に当接され、その収納凹所16の両側壁に向く両側面が該両側壁に当接される形状とされている。また、ケース27の一側面は、収納凹所16の一側壁に設けられた上記連通部に応じた段差形状とされ、上記連通部に係合する形状とされている。このような構成により、ケース27は、収納凹所16に収納された状態では、収納凹所16の溝幅方向両側及び開口方向両側への移動が規制される構成とされている。なお、このケース27を、ベース部10の収納凹所16に収納させる態様としては、収納凹所16の開口側から収納凹所16の深さ方向に収納させるようにしてもよく、または、収納凹所16の長手方向一端側からスライドさせるように収納させる態様としてもよい。
また、ケース27の収納凹所16の開口側面は、傾斜面部15と略平行となるように形成されており、収納凹所16の開口から少許控えた位置となるように設けられている。
また、ケース27の中空内における収納凹所16の開口側に向く底面には、収納凹所16の開口方向と同方向に開口した係合凹部28がケース27の全長に亘って設けられている。棒状導光体23は、その上記係合部をこのケース27の係合凹部28に係合させ、ケース27の長手方向一端側からスライドさせるようにケース27内に収容される。このような構成により、ベース部10の収納凹所16に収納されたケース27に収容された棒状導光体23は、その出射面26の出射方向が傾斜面部15に対して略直交方向となるように保持される構成とされている。
また、図例では、ケース27は、その中空内における棒状導光体23の出射面26に向く面が棒状導光体23の出射面26に近接または当接し、その中空内における棒状導光体23の反射面25,25に向く両内側面が棒状導光体23の反射面25,25に近接または当接する構成とされている。
また、ケース27には、基板21が取り付けられる取付部が設けられている。図例では、取付部を、ケース27の幅方向両側部に、ケース27の長手方向に貫通するように設けられた止具孔としている(図3(b)も参照)。
このように、棒状導光体23を収容するケース27を設け、このケース27の長手方向両端部に基板21,21を取り付けた構成とすることで、発光装置20の取扱性を向上させることができ、また、ベース部10への組付性を向上させることができる。
また、棒状導光体23を収容するケース27を、上記のような中空筒形状とし、その長手方向両端を基板21,21によって封止することで、塵埃や湿気等の侵入を抑制することができ、また、棒状導光体23や基板21,21を保護することができる。なお、ケース27の全体を、透光性を有した材料から形成した態様に代えて、上記のように四角筒形状とされたケース27の少なくとも収納凹所16の開口側に配置される開口側片部を、透光性を有した材料から形成した態様としてもよい。
基板21は、図3に示すように、薄平板状とされており、厚さ方向を棒状導光体23の長手方向に沿わせて配設される。この基板21の棒状導光体23側には、光源22となる発光素子としてのLEDやコネクターなどの電子部品が実装されている。
この基板21は、上記したケース27の止具孔を用いてねじ等の止具によってケース27に取り付けられる。
なお、光源22としてのLEDとしては、発光素子(LED素子)を樹脂等で封止した砲弾型のものや、チップ形状、その他の形状とされたものとしてもよく、表面実装型のものを採用するようにしてもよい。また、基板21に実装される光源22としてのLEDとしては、単一に限られず、複数としてもよい。また、基板21に実装される光源22としては、LEDに限られず、他の半導体発光素子や他の発光素子を採用するようにしてもよい。また、基板21は、当該基板21に実装される各種電子部品等からの伝熱性を向上させ、放熱性を向上させる観点等からアルミニウム等の金属系材料から形成されたものとしてもよく、絶縁層等を積層した多層構造としてもよい。また、基板21のケース27への取付態様としては、上記したような取付態様に限られず、接着剤等によって取り付ける態様としてもよい。
上記構成とされた発光装置20は、長手方向両端部の基板21,21の光源22,22から棒状導光体23の長手方向両端面の入射面に入射された光を、棒状導光体23の反射部24、反射面25,25によって反射させ、長手方向に沿って導光しながら、出射面26から全長に亘って概ね一様に出射する構成とされている。
また、上記構成とされた発光装置20は、当該照明装置1の設置対象の長さ寸法等に応じてベース部10の長手方向に沿って隣接させて複数設けるようにしてもよい。また、この際、当該照明装置1の設置対象の長さ寸法等に応じた寸法となるように、異なる長さ寸法とされた発光装置20を組み合わせてベース部10に配設するようにしてもよい。
また、上記構成とされた発光装置20のベース部10への取付態様としては、基板21またはケース27に、ベース部10の収納凹所16の溝底面等に取り付けられる取付片等を設け、この取付片をねじ等の止具によって収納凹所16の溝底面等に取り付ける態様としてもよい。または、適宜の固定具によって取り付ける態様としてもよく、さらには、このような取付態様に代えて若しくは加えて、接着剤や粘着テープ等の粘着材によって取り付ける態様としてもよい。
また、本実施形態では、照明装置1は、ベース部10の収納凹所16の開口を覆う透光性を有した表面カバー29を備えている。なお、この表面カバー29を、照明装置1の発光部として把握するようにしてもよい。
この表面カバー29は、薄平板状とされ、ベース部10の長手方向の略全長に亘って設けられている。
また、この表面カバー29は、その厚さ方向一方面がケース27の収納凹所16の開口側面に当接または近接して配設される。また、この表面カバー29は、その厚さ方向他方面がベース部10の傾斜面部15(より特定的にはリブ15aが設けられていない部位の傾斜面部15)と略同一平面状となるように配設される。
このような表面カバー29を設けることで、上記のように、ベース部10の長手方向に沿って複数の発光装置20を直列状に隣接させて設けた態様とした場合にも、複数の発光装置20の棒状導光体23間の非発光領域を緩和することができる。つまりは、各棒状導光体23の出射面26から出射された光が表面カバー29に入射されて拡散されるため、表面カバー29の概ね全体が発光し、非発光領域を目立ち難くすることができる。
また、このように表面カバー29を別体的に設けることで、照射パターンを異ならせた照明装置1を簡易に実現することができ、汎用性を向上させることができる。つまり、種々の配光パターンが形成された複数の異なる表面カバー29を形成することで、表面カバー29以外を共通部材とすることができ、汎用性を向上させることができる。
本実施形態では、図1に示すように、表面カバー29に、棒状導光体23の出射方向を、照射対象面2側に向けて配光する配光パターンを形成した例を示している。図例では、表面カバー29を経た光が棒状導光体23の出射面26からの出射方向(出射光の光軸)よりも照射対象面2側に指向するような配光パターンを形成した例を示している。このような配光パターンを形成した表面カバー29を設けることで、照明装置1からの出射光が直接的に眼に入るようなことをより抑制することができ、また、照射対象面2の取付対象面3近傍部位(図1では壁際)を、より効果的に照射することができる。
なお、この表面カバー29のベース部10への取付態様としては、接着剤や粘着テープ等の粘着材によって取り付ける態様としてもよい。または、表面カバー29の板幅方向両側に、係合部を設け、ベース部10の収納凹所16の開口両側縁に、この係合部に係合する被係合部を設け、ベース部10に対して嵌め込むように表面カバー29を取り付ける態様としてもよい。
また、表面カバー29は、棒状導光体23と略同様の透光性を有した材料から形成されたものとしてもよく、または、乳白色等に着色されて透光性を有したものとしてもよい。
また、上記した表面カバー29の配光パターンは一例であり、他の配光パターンを形成するようにしてもよく、さらにはこのような配光パターンを設けずに、棒状導光体23からの出射光を配光せずに透過させる表面カバー29としてもよい。
また、上記のように表面カバー29を、ベース部10の全長に亘って設けた態様に代えて、複数に分割された表面カバー29を設けた態様としてもよい。この場合、例えば、上記のようにベース部10の長手方向に沿って直列状に隣接させて設けられた複数の発光装置20の基板21等の交換やメンテナンス、電源コードの接続等を容易に可能とするために、基板21が配設された部位を着脱可能に覆うカバーを設けるようにしてもよい。
また、当該照明装置1のON/OFFや調光等をするための操作部等を、当該照明装置1の適所に設けるようにしてもよく、または、取付対象面3の適所に設けるようにしてもよい。さらには、照明装置1の操作部として、無線式(ワイヤレス式)の操作部を備えたものとしてもよい。
本実施形態に係る照明装置1は、上述のような構成としたことで、簡易に設置可能で、出射光が直接的に眼に入るようなことを抑制しながらも、照射対象面2を効果的に照射することができる。
つまり、照明装置1は、長尺の略帯板状とされ、厚さ方向一方面を平面状の取付面13としたベース部10を備えているので、取付対象に対して簡易に設置することができる。また、ベース部10を、その表面側となる厚さ方向他方面の幅方向一方側部位を取付面13に略平行な平面部14、幅方向他方側部位を傾斜面部15としている。従って、後記するように、建物内の天井側や床側の入隅部に沿って設置した場合には、言わば廻縁状または幅木状の外観を呈し、例えば、庇状の遮蔽カバー等を設けた場合と比べて、見栄えを向上させることができる。
また、ベース部10の長手方向に沿って延びる長尺状とされ、出射方向が傾斜面部15に対して略直交方向に指向するように傾斜面部15から出射するように発光部としての棒状導光体23を設けている。従って、出射光が直接的に眼に入るようなことを抑制しながらも、取付対象面2を効果的に照射することができる。つまり、ベース部10の幅方向一端面の当接面11を照射対象面2に沿わせるように設置することで、幅方向他方側部位の傾斜面部15からの棒状導光体23の出射光を、照射対象面2に対して比較的に指向性良く、かつ広範囲に亘って照射させることができる。また、例えば、後記するように、天井側の入隅部に設置した場合には、棒状導光体23の出射方向が斜め上方天井側や斜め下方壁側となり、床側の入隅部に設置した場合には、棒状導光体23の出射方向が斜め下方床側等となるため、棒状導光体23からの出射光が直接的に眼に入るようなことを抑制することができる。
また、このベース部10の幅方向一端面の当接面11を照射対象面2に沿わせるように設置することで、照射対象面2からの棒状導光体23の位置を規定することができ、所望の照射パターンを言わば定型的に実現することができる。例えば、壁面や天井面等に付設するように照明装置を設ける場合には、照射対象面に対する照明装置の位置決め作業や設計が面倒となることが考えられるが、当該照明装置1によれば、簡易に棒状導光体23の位置を規定することができる。また、幅方向一方側部位(上記平板状部位)の幅寸法や、傾斜面部15の幅方向に沿う棒状導光体23の位置、上記傾斜角度等を変形することで、照射範囲や照度等を容易に変更することもできる。
また、ベース部10の表面側に平面部14及び傾斜面部15を設け、傾斜面部15から出射するように棒状導光体23を設けた構造とすることで、薄型化を図りながらも棒状導光体23を有した発光装置20の収納スペースを効率的に設けることができる。
また、本実施形態では、棒状導光体23を、ベース部10の傾斜面部15の幅方向他端部から出射するように設けている。従って、例えば、棒状導光体23を傾斜面部15の幅方向途中部位等から出射するように設けた場合と比べて、ベース部10(つまりは照明装置1自体)の幅寸法を効率的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、ベース部10に、傾斜面部15において開口するように発光装置20を収納する収納凹所16を設け、この収納凹所16の一側壁に連通する配線収納凹所17を設けている。従って、収納凹所16に収納された発光装置20の光源22(基板21)への配線を配線収納凹所17に配線することができる。また、この配線収納凹所17を、収納凹所16の一側壁に連通するように設けているので、例えば、収納凹所16の溝底側等に連通するように配線収納凹所を設けた場合と比べて、ベース部10(つまりは照明装置1自体)の厚さ寸法を効率的に薄くすることができる。
また、本実施形態では、配線収納凹所17を収納凹所16の幅方向一方側(当接面11側)の側壁に連通するように設けている。従って、例えば、配線収納凹所17を収納凹所16の幅方向他方側(傾斜面12側)の側壁に連通するように設けた場合と比べて、ベース部10(つまりは照明装置1自体)の幅寸法を効率的に小さくすることができる。
また、本実施形態では、複数の発光装置20をベース部10の長手方向に沿って隣接して設けた構造としている。従って、発光性を向上させながらも照明装置1自体の長尺化を図ることができる。つまり、例えば、ベース部10の長さ寸法に応じた長さとされた単一の発光装置20を設けた場合と比べて、長手方向に沿う発光不足や発光の不均一等を抑制することができる。
また、本実施形態では、発光装置20を、発光部としての棒状導光体23の長手方向両端部に入射面を設け、両入射面のそれぞれに光源22,22を対向配置させた構成としている。従って、例えば、光源22の光を棒状導光体23の長手方向一端部のみから入射させる発光装置とした場合と比べて、発光装置20の長手方向他端側における発光不足や、長手方向に沿う発光の不均一等を抑制することができる。また、例えば、ベース部10の長手方向に沿って長尺とされた略帯板状の基板に、複数の光源としてのLED等をベース部10の長手方向に沿って間隔を空けて設けた態様とした場合と比べて、ベース部10の長手方向に沿う発光の均一性や指向性等を効率的に向上させることができる。
次に、上記構成とされた照明装置1の設置構造の一例について説明する。
本例では、図1、図2及び図3(a)に示すように、照明装置1のベース部10の取付面13を取付対象面としての壁面3に沿わせ、かつベース部10の当接面11を照射対象面としての天井面2に沿わせて廻縁状に設置する構造とした照明装置1の設置構造を例示している。
この照明装置1の壁面3への取付態様としては、上記したベース部10に設けられた取付部としての止具挿通孔18にねじ等の止具7を挿通させて取り付けるようにしてもよい。また、このような取付態様に代えて、または加えて、ベース部10の取付面13を壁面3に接着剤や粘着テープ等の粘着材によって取り付ける態様としてもよい。
上記のような設置構造とすることで、照明装置1の傾斜面部15から出射するように設けられた棒状導光体23(表面カバー29)から斜め上方の天井面2に向けて出射される。これにより、壁際の天井面2を照射することができ、当該照明装置1を、いわゆるコーブ照明として機能させることができる。
なお、当該照明装置1を、取付対象面としての壁面3の全体(壁幅方向の全幅)に亘って設置するようにしてもよく、または、壁面3に対して部分的に設置するようにしてもよい。
当該照明装置1を、壁面3の全体に亘って設置する場合には、ベース部10の長手方向の端面を、壁面3に隣接する壁面等に当接させるようにしてもよい。また、壁面3及びこの壁面3に隣接する壁面に亘って照明装置1を設置する場合には、壁面同士のコーナー部において突合せられるベース部10の長手方向の各端部を、コーナーキャップ等の接続部材で覆うようにしてもよい。または、壁面同士のコーナー部において突合せられるベース部10の長手方向の各端部に留め加工を施し、留継状に接合する態様としてもよい。
また、当該照明装置1を、壁面3に対して部分的に設置する場合には、上記したエンドキャップ9を、ベース部10の露出する長手方向端面に取り付けるようにしてもよい。
次に、上記構成とされた照明装置1の設置構造の一変形例について図4及び図5を参照して説明する。なお、上記した照明装置1の設置構造と同様の構成については、説明を省略または簡略に説明する。
図4(a)では、照明装置1のベース部10の取付面13を取付対象面としての天井面2に沿わせ、かつベース部10の当接面11を照射対象面としての壁面3に沿わせて廻縁状に設置する構造とした照明装置1の設置構造を例示している。
このような設置構造とすることで、照明装置1の傾斜面部15から出射するように設けられた棒状導光体23(表面カバー29)から斜め下方の壁面3に向けて出射される。これにより、天井際の壁面3を照射することができ、当該照明装置1を、いわゆるコーニス照明として機能させることができる。
図4(b)では、照明装置1のベース部10の取付面13を取付対象面としての壁面3に沿わせ、かつベース部10の当接面11を照射対象面としての床面4に沿わせて幅木状に設置する構造とした照明装置1の設置構造を例示している。
このような設置構造とすることで、照明装置1の傾斜面部15から出射するように設けられた棒状導光体23(表面カバー29)から斜め下方の床面4に向けて出射される。これにより、壁際の床面4を照射することができ、当該照明装置1を、足下照明として機能させることができる。
なお、このように照明装置1を、壁面3と床面4との入隅部に設置する構造としては、照明装置1のベース部10の取付面13を取付対象面としての床面4に沿わせ、かつベース部10の当接面11を照射対象面としての壁面3に沿わせて設置する構造としてもよい。これによれば、床際の壁面3を照射することができる。
図5では、照明装置1のベース部10の取付面13を取付対象面としての収納装置5の上面(天板の上面)6に沿わせ、かつベース部10の当接面11を照射対象面としての壁面3に沿わせて設置する構造とした照明装置1の設置構造を例示している。なお、図5(b)では、表面カバー29の図示を省略している。
収納装置5は、その背面を壁面3に沿わせて設置された壁付収納装置とされ、前方に開口する収納空間を備えた箱状とされている。図例では、縦仕切板や棚板等によって縦横に複数の収納空間を設けた収納装置5を例示している。なお、収納装置5としては、図例のようなものに限られず、種々の構成とされた収納装置としてもよい。
上記のような設置構造とすることで、照明装置1の傾斜面部15から出射するように設けられた棒状導光体23(表面カバー29)から斜め上方の壁面3に向けて出射され、収納装置5の上面6際の壁面3を照射することができる。また、図5(a)に示すように、収納装置5の上面6と天井面2とが比較的に近接しているような場合には、壁際の天井面2をも照射することができる。
なお、収納装置5を、壁面3に対して部分的に設けた場合には、図5に示すように、収納装置5の側面側において露出するベース部10の長手方向端面にエンドキャップ9を取り付けるようにしてもよい。
また、本例では、収納装置5の上面6を取付対象面とした例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、収納装置5の下端部に設けられた台輪等の前面を、取付対象面とし、床面4を照射対象面とする態様としてもよい。
また、このように床置き型の収納装置5の上面や台輪等の前面を取付対象面とした態様に限られない。例えば、壁面に沿って天井近傍に配設される吊戸棚等の収納装置の下面を取付対象面とし、壁面3を照射対象面とする態様としてもよい。または、吊戸棚等の収納装置の下面を照射対象面とし、壁面3を取付対象面とする態様としてもよい。
その他、本実施形態に係る照明装置1の設置対象としては、上記した例に限られず、種々の設置対象に設置するようにしてもよい。
なお、本実施形態では、発光装置20に棒状導光体23を収容する中空筒形状のケース27を設けた例を示しているが、このような態様に限られない。例えば、収納凹所16の開口側を開口させたケース27としてもよい。さらには、このようなケース27を設けずに、棒状導光体23や基板21等を、ベース部10に直接的に組み付ける態様としてもよい。この場合は、ベース部10に、棒状導光体23や基板21等を保持する係合部を設けるようにしてもよい。
また、本実施形態では、照明装置1に、ベース部10の収納凹所16の開口を覆う表面カバー29を設けた例を示しているが、このような表面カバー29を設けないようにしてもよい。この場合は、発光装置20のケース27を中空筒形状とし、その開口側面を、ベース部10の傾斜面部15と略同一平面状となるようにしてもよい。さらには、ベース部10に一体的に表面カバーを設けたような態様としてもよい。
また、本実施形態では、ベース部10の幅方向他端面を傾斜面12とした例を示しているが、このような態様に代えて、ベース部10の幅方向他端面を、取付面13に略直交する平面部としてもよい。
また、本実施形態では、棒状導光体23の長手方向両端面に入射面を設け、各入射面に光源22,22を対向配置させた発光装置20を例示しているが、このような態様に限られない。例えば、棒状導光体の長手方向一端面のみを入射面とし、その入射面に光源を対向配置させた発光装置を採用するようにしてもよい。この場合は、棒状導光体の長手方向他端面を反射部としてもよい。さらには、照明装置1に採用される発光装置としては、このような長尺棒状の導光体の長手方向に沿って形成された一側面部を出射面とした発光装置に限られない。例えば、ベース部10の長手方向に沿って長尺とされた略帯板状の基板に、複数の光源としてのLED等をベース部10の長手方向に沿って間隔を空けて設けた発光装置を採用するようにしてもよい。この場合は、複数の光源を、発光部として把握するようにしてもよく、または、上記のような表面カバーを設けた場合には、表面カバーを発光部として把握するようにしてもよい。また、発光装置の光源としては、LED等の発光素子に限られず、蛍光管等を発光部として設けるようにしてもよい。
1 照明装置
10 ベース部
11 当接面(幅方向一端面)
13 取付面
14 平面部
15 傾斜面部
16 収納凹所
17 配線収納凹所
20 発光装置
23 棒状導光体(発光部)
2 天井面
3 壁面
4 床面

Claims (6)

  1. 長尺の略帯板状とされ、厚さ方向一方面を平面状の取付面とし、厚さ方向他方面の幅方向一方側部位を前記取付面に略平行な平面部、幅方向他方側部位を該平面部との連設部位から幅方向他端に向かうに従い反取付面側に傾斜するように形成された傾斜面部としたベース部と、
    前記ベース部の長手方向に沿って延びる長尺状とされ、出射方向が前記傾斜面部に対して略直交方向に指向するように前記傾斜面部から出射するように設けられた発光部と、
    を備えており、
    前記傾斜面部は、前記厚さ方向他方面が平面部とされた当該ベース部の幅方向一方側部位との連設部位から幅方向他端に向かうに従い厚さ寸法を徐々に大きくするように形成された当該ベース部の幅方向他方側部位の厚さ方向他方面とされていることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1において、
    前記発光部を、前記傾斜面部の幅方向他端部から出射するように設けたことを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ベース部に、前記傾斜面部において開口するように前記発光部を有した発光装置を収納する収納凹所を設け、該収納凹所の一側壁に連通する配線収納凹所を設けたことを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置の前記ベース部の取付面を壁面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を天井面に沿わせて前記照明装置を廻縁状に設置する構造とされていることを特徴とする照明装置の設置構造。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置の前記ベース部の取付面を天井面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を壁面に沿わせて前記照明装置を廻縁状に設置する構造とされていることを特徴とする照明装置の設置構造。
  6. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の照明装置の前記ベース部の取付面を壁面に沿わせ、かつ該ベース部の幅方向一端面を床面に沿わせて前記照明装置を幅木状に設置する構造とされていることを特徴とする照明装置の設置構造。
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