JP5939017B2 - 画像読取装置および原稿有無判定プログラム - Google Patents

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Description

原稿を、画像読取部に対して相対移動させて当該画像読取部の読取位置を通過させつつ当該原稿の画像を読み取る技術に関し、特に、読取位置における原稿の有無を判定する技術に関する。
原稿を、画像読取部に対して相対移動させて当該画像読取部の読取位置を通過させつつ当該原稿の画像を読み取るタイプの画像読取装置がある。このタイプの画像読取装置には、上記読取位置における原稿の有無を判定し、その判定結果を、例えば画像読取部の読取タイミングの決定や、読取画像内における原稿の画像サイズの決定等に利用するものがある。
その一例である画像読取装置では、画像読取部に対向配置された原稿押さえ板に所定のパターンの識別画像が描かれている。そして、画像読取部で読み取られた画像データが、上記識別画像データであるか他の画像データであるかが判定されることにより、読取位置における原稿の有無が判定される(特許文献1参照)。
特開2004−120425号公報
ところで、上記従来の画像読取装置では、読取位置で原稿の画像を読み取っている際に、原稿押さえ板に描かれた識別画像が、画像読取部による読取画像に悪影響を与えるなどの問題が生じるおそれがある。また、仮に原稿押さえ板に識別画像が描かれた構成でも、例えば識別画像が汚れたり劣化したりする等により読取位置における原稿の有無を誤判定するおそれがある。
本明細書では、原稿押さえ板等の対向部材に識別画像を描くことなく、読取位置における原稿の有無を判定すること、或いは、対向部材に識別画像が描かれた構成において、読取位置における原稿の有無の誤判定を抑制することが可能な技術を開示する。
本明細書によって開示される画像読取装置は、原稿を、予め定められた読取位置に対して相対移動させる移動部と、前記読取位置側に互いに異なる複数色の光を出射する発光部、および、前記読取位置側からの光を受光する受光部を有し、前記読取位置で原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部に対して前記読取位置を挟んで対向し、前記画像読取部からの距離が前記読取位置よりも長い位置に配置された対向部材と、制御部と、を備え、前記画像読取部は、前記発光部から出射され前記対向部材で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係である基準関係が、前記発光部から出射され前記読取位置に有る原稿で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係とは異なる構成とされ、前記制御部は、前記発光部から前記複数色の光を出射させ、前記受光部で受光された前記複数色の光それぞれの光量を取得する取得処理と、前記取得処理で取得された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係が、前記基準関係である場合に前記読取位置に原稿が無いと判定し、前記基準関係でない場合に前記読取位置に原稿が有ると判定する原稿有無判定処理と、を実行する構成を有する。
この画像読取装置では、画像読取装置は、発光部から出射され対向部材で反射して受光部に受光された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係である基準関係が、前記発光部から出射され読取位置に有る原稿で反射して受光部に受光された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係とは異なる構成とされている。そして、この画像読取装置によれば、この複数色それぞれの光同士の光量の大小関係の相違を利用して、取得された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係が基準関係である場合に読取位置に原稿が無いと判定され、取得された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係が基準関係でない場合に読取位置に原稿が有ると判定される。これにより、対向部材に識別画像を描くことなく、読取位置における原稿の有無を判定すること、或いは、対向部材に識別画像が描かれた構成において、読取位置における原稿の有無の誤判定を抑制することが可能である。
上記画像読取装置では、前記発光部は、互いに異なる色の光を出射する複数の光源を有し、当該複数の光源は、前記相対移動の方向において互いにずれた位置に配置され、前記対向部材および前記原稿の少なくとも一方での各光の反射位置は、前記相対移動の方向において互いにずれている構成でもよい。
この画像読取装置では、発光部は、互いに異なる色の光を出射する複数の光源を有し、当該複数の光源は、相対移動の方向において互いにずれた位置に配置され、対向部材および原稿の少なくとも一方での各光の反射位置は、相対移動の方向において互いにずれている構成とされている。これにより、複数の光源の配置位置や反射位置がずれていない構成に比べて、複数色それぞれの光同士の光量の大小関係の相違が顕著になり、原稿の有無を精度よく判定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記移動部が原稿を前記読取位置に到達させる前から、前記取得処理および前記原稿有無判定処理を開始し、前記原稿有無判定処理で、前記原稿が無いとの判定結果から前記原稿が有るとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の先エッジが前記読取位置に到達したと判定する先エッジ判定処理と、を実行する構成でもよい。
この画像読取装置によれば、原稿が無いとの判定結果から前記原稿が有るとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の先エッジが前記読取位置に到達したと判定される。これにより、原稿の先エッジが読取位置に到達したか否かを判定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記取得処理で取得された前記複数色の光それぞれの光量が第1基準量以上変化したかどうかを判定する第1変化判定処理を実行する構成を有し、前記先エッジ判定処理で、前記原稿が無いとの判定結果から前記原稿が有るとの判定結果に変化し、且つ、前記第1変化判定処理で前記光量が前記第1基準量以上変化したと判定した場合、前記先エッジが前記読取位置に到達したと判定してもよい。
この画像読取装置によれば、原稿が無いとの判定結果から原稿が有るとの判定結果に変化したことに加えて、且つ、複数色の光それぞれの光量が第1基準量以上変化したと判定した場合、先エッジが読取位置に到達したと判定される。これにより、単に原稿有無の判定結果だけを利用する構成に比べて、先エッジが読取位置に到達したか否かを精度よく判定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記移動部が原稿を前記読取位置に到達させる前から、前記取得処理および前記原稿有無判定処理を開始し、前記原稿有無判定処理で、前記原稿が有るとの判定結果から前記原稿が無いとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の後エッジが前記読取位置に到達したと判定する後エッジ判定処理と、を実行する構成を有してもよい。
この画像読取装置によれば、原稿が有るとの判定結果から前記原稿が無いとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の後エッジが前記読取位置に到達したと判定される。これにより、原稿の後エッジが読取位置に到達したか否かを判定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記取得処理で取得された前記複数色の光それぞれの光量が第2基準量以上変化したかどうかを判定する第2変化判定処理を実行する構成を有し、前記後エッジ判定処理で、前記原稿が有るとの判定結果から前記原稿が無いとの判定結果に変化し、且つ、前記第2変化判定処理で前記光量が前記第2基準量以上変化したと判定した場合、前記後エッジが前記読取位置に到達したと判定してもよい。
この画像読取装置によれば、原稿が有るとの判定結果から原稿が無いとの判定結果に変化したことに加えて、且つ、複数色の光それぞれの光量が第2基準量以上変化したと判定した場合、後エッジが読取位置に到達したと判定される。これにより、単に原稿有無の判定結果だけを利用する構成に比べて、後エッジが読取位置に到達したか否かを精度よく判定することができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記取得処理で取得された前記複数色それぞれの光の光量に対応する受光データにガンマ補正を行って、原稿の画像の読取データを生成する読取用画像処理を実行する構成を有し、前記受光データに、ガンマ補正を行わない未補正データ、或いは、前記読取用画像処理よりもガンマテーブルの値が小さいガンマ補正を行った補正データにより前記原稿有無判定処理を実行してもよい。
この画像読取装置によれば、受光部の受光データに、ガンマ補正を行わない未補正データ、或いは、読取用画像処理よりもガンマテーブルの値が小さいガンマ補正を行った補正データにより原稿有無判定処理が実行される。これにより、読取用画像処理と同じガンマテーブルでガンマ補正を行ったデータに比べて、各色の光同士の大小関係が顕著に表れるため、原稿の有無の判定精度を向上させることができる。
上記画像読取装置では、前記制御部は、前記原稿有無判定処理では、前記複数色それぞれの光同士の光量差が閾値以上である場合に、前記原稿が無いと判定してもよい。
この画像読取装置によれば、複数色それぞれの光の光量差が閾値以上である場合に、原稿が無いと判定されることにより、原稿有無の判定を精度よく行うことができる。
上記画像読取装置では、前記対向部材のうち前記画像読取部との対向面は白色でもよい。
この画像読取装置によれば、対向部材のうち画像読取部との対向面は白色である。これにより、例えば識別画像が描かれている等、対向面が白色でない構成に比べて、対向面の色が、画像読取部による読取画像に与える影響を抑制することができる。
なお、この発明は、画像読取装置、原稿有無判定方法、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の種々の態様で実現することができる。
本明細書によって開示される発明によれば、原稿押さえ板等の対向部材に識別画像を描くことなく、読取位置における原稿の有無を判定すること、或いは、対向部材に識別画像が描かれた構成において、読取位置における原稿の有無の誤判定を抑制することが可能である。
一実施形態に係る複合機の電気的構成を示すブロック図 画像読取部およびADF等の概略構成図 発光部と受光部との配置関係を示す概略構成図 読取制御処理を示すフローチャート 先エッジ検出処理を示すフローチャート 後エッジ検出処理を示すフローチャート 各色の画素値と読取ライン数との関係を示すグラフ
一実施形態の複合機1について図1〜図7を参照しつつ説明する。複合機1は、画像読取装置の一例であり、スキャン機能に加えて、コピー機能など、複数の機能を実行可能である。
(複合機の電気的構成)
図1に示すように、複合機1は、制御部2、画像読取部3、原稿自動搬送装置(以下、「ADF4」という)、操作部5、表示部6、印刷部7、フロントセンサ8等を備える。
制御部2は、中央処理装置(以下、CPU)11、ROM12、RAM13および画像処理部14を有する。ROM12には、後述する読取制御処理を実行するためのプログラム(原稿有無判定プログラムの一例)や、この複合機1の各種の動作を実行するためのプログラムが記憶されている。CPU11は、ROM12から読み出したプログラムに従って、複合機1の各部を制御する。なお、上記各種のプログラムが記憶される媒体は、ROM12やRAM13以外に、CD−ROM、ハードディスク装置、フラッシュメモリ(登録商標)などの不揮発性メモリでもよい。
RAM13には、画像読取部3で読み取られた読取画像に応じた画素列の受光データが図示しないAD変換部によりAD変換され、画像処理部14によりシェーディング補正等の処理の処理がされた後に記憶される。画像処理部14は、通常の読取用のガンマ補正部14A、画処理部14B、および、エッジ検出用のガンマ補正部14Cを有するハード回路である。読取用のガンマ補正部14Aは、例えばROM12に記憶されたガンマテーブルγ1を参照して、上記受光データに対するガンマ補正処理を行って、原稿画像の読取データを生成する。画処理部14Bは、ガンマ補正部14Aにより生成された読取データに対して、フィルタ処理や色変換などの画処理を実行する。エッジ検出用のガンマ補正部14Cは、上記ガンマテーブルγ1より小さいガンマテーブルγ2(換言すればガンマの値が小さい)を参照して、上記受光データに対するガンマ補正処理を行って、エッジ検出用データを生成する。エッジ検出用データは、補正データの一例である。
操作部5は、複数のボタンを有し、ユーザにより各種の入力操作が可能である。表示部6は、液晶ディスプレイやランプ等を有し、各種の設定画面や装置の動作状態等を表示することが可能である。印刷部7は、上記読取データなどの画像データに基づく画像を、例えば電子写真方式またはインクジェット方式により図示しない未印刷のシートに印刷する。画像読取部3、ADF4、フロントセンサ8の構成ついては後述する。
(画像読取部およびADF等の構成)
図2に示すように、複合機1は、印刷部7等を備える複合機本体1Aの上面に,ADF用ガラス21、および、FB(フラットベッド)用ガラス22が設けられている。また、複合機本体1Aの上面の一端側には,これらのガラス21,22を覆う原稿台カバー23が開閉可能に設けられている。この原稿台カバー23内には、上述したADF4、フロントセンサ8が設けられ、ADF用ガラス21の下方には、上述した画像読取部3が設けられている。
具体的には、原稿台カバー23には、原稿シートMが配置される原稿トレイ24、および、その原稿トレイ24の下方に配置された原稿排出トレイ25が設けられている。また、原稿トレイ24の先端側には上記フロントセンサ8が設けられている。このフロントセンサ8は、原稿トレイ24の先端側の検知位置X0で、原稿トレイ24上の原稿シートMの有無を検知する原稿有無センサであり、その検知結果を上記制御部2に送信する。
また、原稿台カバー23内には、原稿シートMを、原稿トレイ24からU字状に折り返して原稿排出トレイ25に搬送するための搬送経路26が形成されている。ADF4は、移動部の一例であり、その搬送経路26途中に配置された複数の搬送ローラ27や原稿押さえ部材28等を有し、搬送ローラ27を回転駆動することにより、原稿シートMを搬送経路26に沿って搬送する構成である。原稿押さえ部材28は、対向部材の一例であり、画像読取部3との対向面は白色である。
画像読取部3は、CIS(Contact Image Sensor)を有する読取デバイスである。画像読取部3の具体的構成は後述する。なお、画像読取部3は、CISに限らず、例えばCCD(Charge Coupled Drive Image Sensor)を有する構成でもよい。また、画像読取部3は、図示しない移動機構によってADF用ガラス面21およびFB用ガラス面22に平行して、図2の左右方向に移動可能に設けられている。
画像読取部3は、ADF4により搬送される原稿シートMを読み取る際、原稿押さえ部材28の直下に移動して、原稿シートM上の原稿画像を読み取り、その読取画像に応じた読取データを上記制御部2に送信する。このとき、搬送経路26において、原稿押さえ部材28と画像読取部3との間であって、且つ、ADF用ガラス21上の位置が読取位置X2になる。
(画像読取部の具体的構成)
図3に示すように、画像読取部3は、発光部31および受光部32を備え、発光部31から出射され原稿押さえ部材28で反射して受光部32に受光された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係(以下、原稿無し時の受光関係という)が、発光部31から出射され読取位置X2に有る原稿シートMで反射して受光部32に受光された複数色それぞれの光同士の光量の大小関係(以下、原稿有り時の受光関係という)とは異なる構成とされている。なお、本実施形態では、画像読取部3の構成上、原稿押さえ部材28や原稿シートMでの正反射光は受光部32に受光されず、拡散反射光が受光部32に受光される。また、図3では、各色の光LR、LG、LBの光路が区別できるよう模式的に描かれており、読取位置X2の範囲も大きく描かれている。
具体的には、発光部31は、LED基板33および導光体34を有する。LED基板33には、レッド(R)の光LRを出射するR色LED(発光ダイオード)34R、グリーン(G)の光LGを出射するG色LED34G、ブルー(B)の光LBを出射するB色LED34Bが、搬送経路26の搬送方向Y1に沿って互いにずれた位置に配置されている。なお、各色のLED34R,34G,34Bが複数の光源の一例であり、搬送方向Y1が、移動部の移動方向の一例である。導光体34は、LED34R,34G,34Bからの各色の光LR、LG、LBを、所定の出射方向Y2に平行にして読取位置側へと導く光学部材である。
受光部32は、受光レンズ35および受光基板36を有する。受光レンズ35は、読取位置X2側からの光を受光基板36に導く光学部材である。受光基板36は、図示しない複数の受光素子が、図2の紙面奥行き方向、換言すれば主走査方向に沿って並んで配置された構成である。各色の光LR、LG、LBの出射方向Y2は、受光部32と原稿押さえ部材28の対向面との対向方向Y3に対して傾いている。なお、本実施形態では、上記対向方向Y3は、原稿押さえ部材28の対向面およびADF用ガラス21の表面に直交している。
なお、図2に示すように、ADF用ガラス21の上面のうち、原稿押さえ部材28の直下から外れた位置に、白基準板(白シール)21Aが設けられている。制御部2は、画像読取部3を白基準板21Aの直下に移動させ、当該白基準板21Aに対して読取動作を行ったときの受光データに基づき、LED34R,34G,34Bに流す電流値および点灯時間を調整し、各色の光LR、LG、LBの受光量が均一になるよう光量調整する。読取位置X2と白基準板21Aとは、画像読取部3との距離が等しい。このため、図3の下段に示すように、原稿有り時の受光関係は、光LR、LG、LBの光量が均一、換言すれば画素値が略同一になる。
これに対し、原稿押さえ部材28の対向面は、読取位置X2よりも画像読取部3からの距離が長く、且つ、各色の光LR、LG、LBの出射方向Y2は、上記対向方向Y3に対して傾いている。このため、図3の上段に示すように、受光部32では、光LGの受光量は、光LBの受光量に比べて少なくなり、更に、光LRの受光量は、光LGの受光量に比べて少なくなる。即ち、原稿有り時の受光関係は、LR<LG<LBになり、上記原稿有り時の受光関係とは異なる。なお、原稿押さえ部材28の読取画像は青みがかった画像になる。
(読取制御処理)
例えばユーザが操作部5にて読取機能の実行を指示するための操作を行うと、制御部2は、フロントセンサ8の検知結果に基づき、原稿トレイ24上に原稿シートM有りと判断したことを条件に、図4に示す読取制御処理を実行する。この読取制御処理では、受光部32で受光される各色の光LR、LG、LBの光量の大小関係(以下、取得時の受光関係という)が、上記原稿無し時の受光関係であるかどうかに基づき、読取位置X2に原稿シートMの先エッジや後エッジが到達したかどうかが判定される。なお、原稿無し時の受光関係は、基準関係の一例である。
制御部2は、まずADF4を起動させて原稿シートMの搬送を開始させ(S1)、CPU11により、原稿シートMを第1距離搬送したかどうかを判断する(S2)。この搬送距離の測定方法の例としては、例えばCPU11が、搬送開始(S1)時点から、ADF4を回転駆動させる駆動モータのステップ数をカウントすることで搬送距離を測定する方法や、CPU11が、内蔵タイマにより搬送開始時点からカウントした時間、および、予め定められた搬送速度から搬送距離を測定する方法などが挙げられる。第1距離は、上記検知位置X0から、読取位置X2の上流の位置X1までの距離である。
(1)読取処理
制御部2は、原稿シートMを第1距離搬送したと判断すると(S2:YES)、読取処理を実行する(S3)。読取処理では、画像読取部3のLED34R,34G,34Bが時分割で発光され、当該画像読取部3から主走査ラインごとに受光データが出力され、その主走査ラインごとの受光データはAD変換および所定の処理をされた後にRAM13に順次記憶していく。読取処理は、取得処理の一例である。また、読取処理が開始されると、画像処理部14は、通常の読取用画像処理を実行する。読取用画像処理では、RAM13に記憶された受光データに対して、ガンマ補正部14Aによりガンマテーブルγ1に基づくガンマ補正処理を行われ、画処理部14Bにより画処理が行われて、原稿画像の読取データが生成される。このガンマ補正処理により、白色の画素値に近似する画素の画素値を、当該白色の画素値に補正することで原稿画像の地色を白色にする、いわゆる白飛ばしがされる。
(2)ガンマ補正処理
制御部2は、読取処理が開始されると、上記読取用画像処理と並行して、エッジ検出用画像処理を実行する。エッジ検出用画像処理では、画像処理部14は、RAM13に記憶された受光データに対して、ガンマ補正部14Cによりガンマテーブルγ2に基づくガンマ補正処理を行われてエッジ検出用データが生成され、再びRAM13に記憶される。ここで、ガンマテーブルγ2は、ガンマテーブルγ1よりも白飛ばしをしないガンマテーブルであるため、読取画像は暗めになる。これにより、読取用画像処理と同じガンマテーブルに基づきガンマ補正を行ったデータに比べて、各色の光同士の大小関係が顕著に表れるため、原稿シートMの有無およびエッジの判定精度を向上させることができる。
(3)先エッジ検出処理
また、CPU11は、図5に示す先エッジ検出処理を実行する。CPU11は、まず、押さえライン数Kをゼロに初期化し、読取ライン数Nを1に初期化する(S11)。次に、CPU11は、N番目の読取ラインについて、上記エッジ検出用データに基づき、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係であるかどうかを判断することにより、読取位置X2における原稿の有無を判定する原稿有無判定処理を実行する(S12)。具体的には、次の条件1が成り立つ場合に、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係であると判断される。
B(N)−G(N)>TH1
G(N)−R(N)>TH2
B(N):B色LED発光時の受光素子の画像値(出力値)
G(N):G色LED発光時の受光素子の画像値
R(N):R色LED発光時の受光素子の画像値
なお、各受光素子の画像値は、受光基板36に配置された受光素子の一部または全部の画素値の平均値である。また、閾値TH1,TH2は、同じ値でも異なる値でもよく、例えば予め実行された実験結果に基づき適宜求めることができる。
CPU11は、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係であると判断した場合(S12:YES)、読取位置X2に原稿シートMが無いと判定し、押さえライン数Kに1を加算し(S13)、読取ライン数Nに1を加算して(S14)、S12に戻る。図7に示すように、原稿シートMが読取位置X2に到達する前の読取ラインでは、上記条件1が成り立つ。
一方、図7に示すように、原稿シートMの先エッジが読取位置X2に到達すると、各色の画素値は一時的に変化した後、各色の画素値が略同一になり、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係ではなくなる。CPU11は、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係でないと判断した場合(S12:NO)、押さえライン数KがTH3を超えたことを条件に(S15:YES)、N番目の読取ラインを、原稿シートMの先エッジに対応する先エッジラインの候補とする(S16)。
CPU11は、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係でないと判断した場合でも(S12:NO)、押さえライン数KがTH3以下であれば(S15:NO)、原稿シートMの先エッジが読取位置X2に到達したのではなく、例えばノイズ等の影響により受光関係が変化したとみなし、S14に戻る。
CPU11は、N番目の読取ラインを先エッジラインの候補とした後、各色の光量の変化量が第1基準量を超えたかどうかを判定する第1変化判定処理を実行する(S17)。具体的には、次の条件2が成り立つ場合に、各色の光量の変化量が第1基準量を超えたと判定される。
(R(N)−R(N−H))/K>TH4
(G(N)−G(N−H))/K>TH5
(B(N)−B(N−H))/K>TH6
H:変化量算出用のライン間隔
なお、閾値TH4〜TH6は、第1基準量の一例であり、互いに同じ値でも異なる値でもよく、例えば予め実行された実験結果に基づき適宜求めることができる。
CPU11は、各色の光量の変化量が第1基準量を超えたと判定した場合(S17:YES)、この光量の変化は、原稿シートMの先エッジが読取位置X2に達したことによるものであるとみなし、N番目の読取ラインを、先エッジラインとして最終的に決定し(S18)、本先エッジ検出処理を終了し、図4のS5に戻る。一方、CPU11は、各色の光量の変化量が第1基準量を超えていないと判定した場合(S17:NO)、この光量の変化は、原稿シートMが読取位置X2に達したことによるものではないとみなし、N番目の読取ラインを、エッジラインとせずに、S14に戻る。
制御部2は、先エッジ検出処理の実行後、原稿シートMを第2距離だけ搬送したと判断した場合(S5:YES)、図6に示す後エッジ検出処理を実行する(S6)。なお、S5の判断方法の例としては、CPU11が、先エッジ検出処理後も読取ライン番号を継続してカウントし、そのカウント数が所定数に達した場合に、原稿シートMが第2距離だけ搬送されたと判断する方法が挙げられる。
(4)後エッジ検出処理
CPU11は、まず、押さえライン数Kをゼロに初期化し、読取ライン数Nを1に初期化する(S21)。次に、CPU11は、上記S12と同様、N番目の読取ラインについて、上記エッジ検出用データに基づき、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係であるかどうかを判断することにより、読取位置X2における原稿の有無を判定する原稿有無判定処理を実行する(S22)。CPU11は、取得時の受光関係が原稿無し時の受光関係でないと判断した場合(S22:NO)、原稿シートMが未だ読取位置X2に有ると判定し、読取ライン数Nに1を加算して(S23)、S22に戻る。
一方、図7に示すように、原稿シートMの後エッジが読取位置X2に到達すると、上記条件1を満たすようになる。このとき、CPU11は、取得時の受光関係が原稿無し時の受光関係であると判断し(S22:YES)、上記S17と同様、各色の光量の変化量が第1基準量を超えたかどうかを判定する第2変化判定処理を実行する(S24)。なお、S24における閾値TH4〜TH6は、第2基準量の一例であり、S17と同じ値でも異なる値でもよい。CPU11は、各色の光量の変化量が第2基準量以下であると判定した場合(S24:NO)、原稿シートMの後エッジが読取位置X2に到達したのではなく、例えばノイズ等の影響により受光関係が変化したとみなし、S23に戻る。
CPU11は、各色の光量の変化量が第2基準量を超えたと判定した場合(S24:YES)、N番目の読取ラインを、原稿シートMの後エッジに対応する後エッジラインの候補とする(S25)。その後、CPU11は、N番目の読取ラインについては、既にS22で取得時の受光関係が原稿無し時の受光関係であると判断しているため(S26:YES)、押さえライン数Kに1を加算する(S27)。次に、CPU11は、押さえライン数KがTH3以下であれば(S28:NO)、読取ライン数Nに1を加算して(S29)、S26に戻る。そして、押さえライン数KがTH3を超える前に、取得時の受光関係が原稿無し時の受光関係でなくなった場合には(S26:NO)、後エッジラインの候補を取り消し、S23に戻る。
一方、CPU11は、押さえライン数KがTH3を超えたと判断した場合(S28:YES)、原稿シートMの後エッジが読取位置X2に達したことによるものであるとみなし、N番目の読取ラインを、後エッジラインとして最終的に決定し(S30)、本先エッジ検出処理を終了し、図4のS7に戻る。制御部2は、読取処理を終了すると(S7)、読取用画像処理で得られた読取データが示す読取画像に対し、その先頭ラインから上記先エッジラインまでの部分、および、上記後エッジラインから最終ラインまでの部分を切り除くトリミング処理を実行し(S8)、本読取制御処理を終了する。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、原稿無し時の受光関係が、原稿有り時の受光関係とは異なる構成とされている。そして、この受光関係が異なることを利用して、取得時の受光関係が、原稿無し時の受光関係である場合に読取位置X2に原稿シートMが無いと判定され、原稿無し時の受光関係でない場合に読取位置X2に原稿が有ると判定される。これにより、原稿押さえ部材28に識別画像を描くことなく、読取位置X2における原稿シートMの有無を判定すること、或いは、原稿押さえ部材28に識別画像が描かれた構成において、読取位置X2における原稿シートMの有無の誤判定を抑制することが可能である。
また、各色のLED34R,34G,34Bは、搬送方向Y1において互いにずれた位置に配置され、各光LR、LG、LBの出射方向Y2が、互いに平行であって、且つ、受光部32と原稿押さえ部材28との対向方向Y3に対して傾いている。これにより、各光LR、LG、LBの出射方向が互いに非平行である構成等に比べて、各色の光同士の光量の大小関係の相違が顕著になり、原稿シートMの有無を精度よく判定することができる。
また、原稿シートMが無いとの判定結果から原稿シートMが有るとの判定結果に変化したこと(S12)に加えて、且つ、各色の光量が第1基準量以上変化したと判定した場合(S17)、先エッジが読取位置X2に到達したと判定される。これにより、単に原稿有無の判定結果だけを利用する構成に比べて、先エッジが読取位置X2に到達したか否かを精度よく判定することができる。
また、原稿シートMが有るとの判定結果から原稿シートMが無いとの判定結果に変化したこと(S22)に加えて、且つ、複数色の光それぞれの光量が第2基準量以上変化したと判定した場合(S24)、後エッジが読取位置X2に到達したと判定される。これにより、単に原稿有無の判定結果だけを利用する構成に比べて、後エッジが読取位置X2に到達したか否かを精度よく判定することができる。
また、原稿有り時の受光関係は、各色の光の光量が均一であるため、各色の光の光量が不均一である構成に比べて、原稿の画像を精度よく読み取ることができる。また、各色の光の光量差が閾値以上である場合に、原稿シートMが無いと判定されることにより、原稿有無の判定を精度よく行うことができる。
<他の実施形態>
本明細書で開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような種々の態様も含まれる。
上記実施形態では、画像読取装置の一例として、複合機1を挙げた。しかし、これに限らず、画像読取装置は、スキャナ機能のみ有するスキャナ装置単体や、ファクシミリ装置でもよい。
上記実施形態では、制御部2は、CPU11および画像処理部14により読取制御処理を実行する構成であった。しかし、これに限らず、制御部2は、複数のCPUにより読取制御処理を実行する構成や、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)などのハード回路のみにより読取制御処理を実行する構成でもよい。例えば上記回転処理および画処理の少なくとも一方を、CPU11が実行する構成でもよい。
上記実施形態では、移動部の一例として、ADF4を例に挙げた。しかし、これに限らず、移動部は、FB用ガラス面22に静止状態で配置された原稿シートMに対して、画像読取部3が移動するフラットベットタイプの構成でもよい。
上記実施形態では、対向部材の一例として、対向面が白色の原稿押さえ部材28を例に挙げた。しかし、これに限らず、対向部材は、例えばシェーディング補正に使用される基準部材でもよい。また、対向部材は、必ずしも白色である必要はなく、例えば灰色などでもよい。なお、対向部材の対向面の色が、原稿シートMの地色と同一色或いは近似色であれば、RGBの光量の大小関係は、原稿シートMの有無によって大きく相違するため、原稿シートMの有無を精度よく判定することができる。
上記実施形態では、発光部31は、RGBの3色の光を出射する構成であった。しかし、これに限らず、発光部31は、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の3色の光を出射する構成でもよい。また、発光部31は、2色、あるいは、4色以上の光を出射する構成でもよい。また、上記実施形態では、複数のLED34R,34G,34Bが、搬送方向Y1に沿って互いにずれた位置に配置された構成であった。しかし、これに限らず、複数のLED34R,34G,34Bが、搬送方向Y1に対して所定の角度を有する方向に沿って互いにずれた位置に配置された構成でもよい。また、複数のLED34R,34G,34Bの配置順序が、図3とは異なる構成でもよい。
上記実施形態では、画像読取部3は、搬送方向Y1に対して、受光部32の下流側に発光部31が配置された構成であった。しかし、これに限らず、画像読取部3は、受光部32の上流側に発光部31が配置された構成でもよい。また、各色の光LR、LG、LBの出射方向は互いに平行でなくてもよい。要するに、原稿有り時の受光関係と原稿有り時の受光関係とが異なる構成であればよい。
上記実施形態において、図1,2に2点鎖線で示すように、上記上流の位置X1を検知位置とするリアセンサ9も設けて、制御部2は、このリアセンサ9がオンしたことにより、原稿シートMが第1距離搬送されたと判断する構成でもよい。
上記実施形態では、エッジ検出用画像処理では、受光データに対してガンマ補正処理を行う構成であった。しかし、これに限らず、エッジ検出用画像処理では、受光データに対してガンマ補正処理を行わず、未補正データのままで先エッジ検出処理や後エッジ検出処理を実行する構成でもよい。
上記実施形態では、制御部2は、取得時の受光関係が、上記原稿無し時の受光関係であるかどうかに基づき、読取位置X2に原稿シートMの先エッジや後エッジが到達したかどうかを判定する構成であった。しかし、これに限らず、制御部2は、取得時の受光関係が、上記原稿無し時の受光関係であるかどうかに基づき、読取位置X2に原稿シートMが有るかどうかの原稿有無判定処理を実行し、エッジ判定処理を実行しない構成でもよい。
上記実施形態では、制御部2は、先エッジ判定処理として、取得時の受光関係が変化したこと(S12:YES)に加え、各色の光量の変化量が第1基準量を超えたと判定した場合に(S17:YES)、先エッジが読取位置X2に到達したと判定する構成であった。しかし、これに限らず、制御部2は、先エッジ判定処理として、第1変化判定処理(S17)を行わずに、原稿有無判定処理(S12)の判定結果に基づき、先エッジが読取位置X2に到達したかどうかと判定する構成でもよい。
上記実施形態では、制御部2は、後エッジ判定処理として、取得時の受光関係が変化したこと(S22:YES)に加え、各色の光量の変化量が第2基準量を超えたと判定した場合に(S24:YES)、後エッジが読取位置X2に到達したと判定する構成であった。しかし、これに限らず、制御部2は、後エッジ判定処理として、第2変化判定処理(S24)を行わずに、原稿有無判定処理(S22)の判定結果に基づき、後エッジが読取位置X2に到達したかどうかと判定する構成でもよい。
1:複合機 2:制御部 3:画像読取部 4:ADF 28:原稿押さえ部材 31:発光部 32:受光部 34R,34G,34B:LED M:原稿シート X2:読取位置

Claims (9)

  1. 原稿を、予め定められた読取位置に対して相対移動させる移動部と、
    前記読取位置側に互いに異なる複数色の光を出射する発光部、および、前記読取位置側からの光を受光する受光部を有し、前記読取位置で原稿の画像を読み取る画像読取部と、
    前記画像読取部に対して前記読取位置を挟んで対向し、前記画像読取部からの距離が前記読取位置よりも長い位置に配置された対向部材と、
    制御部と、を備え、
    前記画像読取部は、
    前記発光部から出射され前記対向部材で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係である基準関係が、前記発光部から出射され前記読取位置に有る原稿で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係とは異なる構成とされ、
    前記制御部は、
    前記発光部から前記複数色の光を出射させ、前記受光部で受光された前記複数色の光それぞれの光量を取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係が、前記基準関係である場合に前記読取位置に原稿が無いと判定し、前記基準関係でない場合に前記読取位置に原稿が有ると判定する原稿有無判定処理と、を実行する構成を有し、
    前記発光部は、
    互いに異なる色の光を出射する複数の光源を有し、当該複数の光源は、前記相対移動の方向において互いにずれた位置に配置され、前記対向部材および前記原稿の少なくとも一方での各光の反射位置は、前記相対移動の方向において互いにずれている構成である、画像読取装置。
  2. 請求項1に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記移動部が原稿を前記読取位置に到達させる前から、前記取得処理および前記原稿有無判定処理を開始し、
    前記原稿有無判定処理で、前記原稿が無いとの判定結果から前記原稿が有るとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の先エッジが前記読取位置に到達したと判定する先エッジ判定処理と、を実行する構成を有する画像読取装置。
  3. 請求項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得処理で取得された前記複数色の光それぞれの光量が第1基準量以上変化したかどうかを判定する第1変化判定処理を実行する構成を有し、
    前記先エッジ判定処理で、前記原稿が無いとの判定結果から前記原稿が有るとの判定結果に変化し、且つ、前記第1変化判定処理で前記光量が前記第1基準量以上変化したと判定した場合、前記先エッジが前記読取位置に到達したと判定する、画像読取装置。
  4. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記移動部が原稿を前記読取位置に到達させる前から、前記取得処理および前記原稿有無判定処理を開始し、
    前記原稿有無判定処理で、前記原稿が有るとの判定結果から前記原稿が無いとの判定結果に変化した場合、前記移動部の移動方向における原稿の後エッジが前記読取位置に到達したと判定する後エッジ判定処理と、を実行する構成を有する画像読取装置。
  5. 請求項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得処理で取得された前記複数色の光それぞれの光量が第2基準量以上変化したかどうかを判定する第2変化判定処理を実行する構成を有し、
    前記後エッジ判定処理で、前記原稿が有るとの判定結果から前記原稿が無いとの判定結果に変化し、且つ、前記第2変化判定処理で前記光量が前記第2基準量以上変化したと判定した場合、前記後エッジが前記読取位置に到達したと判定する、画像読取装置。
  6. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    前記取得処理で取得された前記複数色それぞれの光の光量に対応する受光データにガンマ補正を行って、原稿の画像の読取データを生成する読取用画像処理を実行する構成を有し、
    前記受光データに、ガンマ補正を行わない未補正データ、或いは、前記読取用画像処理よりもガンマテーブルの値が小さいガンマ補正を行った補正データにより前記原稿有無判定処理を実行する、画像読取装置。
  7. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記制御部は、前記原稿有無判定処理では、前記複数色それぞれの光同士の光量差が閾値以上である場合に、前記原稿が無いと判定する、画像読取装置。
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の画像読取装置であって、
    前記対向部材のうち前記画像読取部との対向面は白色である、画像読取装置。
  9. 原稿を、予め定められた読取位置に対して相対移動させつつ、前記読取位置側に互いに異なる複数色の光を発光部から出射させ、前記読取位置側からの光を受光部で受光して前記読取位置で原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記画像読取部に対して前記読取位置を挟んで対向し、前記画像読取部からの距離が前記読取位置よりも長い位置に配置された対向部材とを備え、前記画像読取部は、前記発光部から出射され前記対向部材で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係である基準関係が、前記発光部から出射され前記読取位置に有る原稿で反射して前記受光部に受光された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係とは異なる構成とされ、前記発光部は、互いに異なる色の光を出射する複数の光源を有し、当該複数の光源は、前記相対移動の方向において互いにずれた位置に配置され、前記対向部材および前記原稿の少なくとも一方での各光の反射位置は、前記相対移動の方向において互いにずれている構成である画像読取装置が有するコンピュータに、
    前記発光部から前記複数色の光を出射させ、前記受光部で受光された前記複数色の光それぞれの光量を取得する取得処理と、
    前記取得処理で取得された前記複数色それぞれの光同士の光量の大小関係が、前記基準関係である場合に前記読取位置に原稿が無いと判定し、前記基準関係でない場合に前記読取位置に原稿が有ると判定する原稿有無判定処理と、を実行させる原稿有無判定プログラム。
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