JP2004120425A - 原稿読取装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】原稿の読み取りタイミングにずれが生じない原稿読取装置を提供する。
【解決手段】原稿押さえ板5の下面に、所定のパターンで識別画像を描く。画像読取部2で読み取られた画像データが識別画像データから他の画像データに切り替わったときに、原稿の先端が読取位置6にあることを検知し、他の画像データから識別画像データに切り替わったときに、原稿の後端が読取位置6にあることを検知する。原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取り(画像データの領域分離)を行う。
【効果】原稿搬送時におけるレジストローラ32のすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングがずれるといったことがない。
【選択図】 図1
【解決手段】原稿押さえ板5の下面に、所定のパターンで識別画像を描く。画像読取部2で読み取られた画像データが識別画像データから他の画像データに切り替わったときに、原稿の先端が読取位置6にあることを検知し、他の画像データから識別画像データに切り替わったときに、原稿の後端が読取位置6にあることを検知する。原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取り(画像データの領域分離)を行う。
【効果】原稿搬送時におけるレジストローラ32のすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングがずれるといったことがない。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル複写機などの画像形成装置に適用され、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機などの画像形成装置の中には、原稿トレイにセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ移動させながら、読取位置でその画像を読み取らせることができる、いわゆるシートスルー方式の原稿読取装置を備えたものがある。
原稿読取装置には、原稿トレイからの原稿を読取位置まで導くための原稿搬送路と、原稿を一定速度で読取位置に送り出すレジストローラとが備えられている。レジストローラの近傍には、レジストローラにより原稿を一定のタイミングで読取位置に到達させるために、原稿の先端および後端を検知するセンサ(レジストセンサ)が配置されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−160887号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、原稿搬送時におけるレジストローラのすべりなどに起因して、原稿の読み取りタイミングにずれが生じる場合があった。
また、レジストセンサを設ける必要があるので、その分コストがかかるという問題があった。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、原稿の読み取りタイミングにずれが生じない原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、この発明の他の目的は、コストが低減された原稿読取装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、移動経路(31)内を原稿を一定速度で移動させるための原稿送り手段(32)と、上記移動経路内に設けられ、原稿の移動方向と交差する原稿幅方向(主走査方向)に延びていて、原稿が移動されることにより、その移動方向先端側から後端側まで連続的に対向する原稿読取位置(6)と、上記原稿読取位置に原稿が対向していないときに、上記原稿読取位置に対向して、識別画像を表示する識別画像表示部(5)と、上記読取位置に対向する画像を読み取るための読取手段(2)と、上記読取手段が読み取った画像が、上記識別画像と一致する状態から不一致状態に変化したとき、および不一致状態から一致状態に変化したときを、それぞれ原稿の先端および後端と判別して判別信号を出力する判別手段(50,54,S6,S8)とを含むことを特徴とする原稿読取装置(1)である。
【0007】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、読取手段で読み取った画像が、識別画像と一致する状態から不一致状態に変化したとき、および不一致状態から一致状態に変化したときに、それぞれ原稿の先端および後端を検知することができるので、この原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取りを行えば、原稿搬送時におけるレジストローラのすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングとがずれるといったことがない。
【0008】
また、判別手段により原稿の先端および後端を検知するので、レジストセンサを設ける必要がなく、コストを低減できる。
上記識別画像表示部は、原稿が上記原稿読取位置(6)から離間しないように規制するための原稿押さえ部(5)に備えられていれば、識別画像表示部として別の部材を設ける必要がなく、コストを低減できる。
請求項2記載の発明のように、上記判別手段(50,54,S6,S8)から原稿先端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段(2)の読取信号を画像形成のために出力開始し、上記判別手段から原稿後端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段の読取信号を画像形成のために出力するのを停止する信号処理手段(50,55)をさらに含むものであれば、読取手段で読み取った画像の中から原稿の画像のみを取り出すことができる。
【0009】
請求項3記載の発明のように、上記原稿読取位置(6)は、一方面に原稿および上記識別画像表示部(5)が対向し得る透明板(4)を含み、上記読取手段(2)は、上記透明板の他方面側から画像を読み取るものであってもよい。
また、請求項4記載の発明のように、上記識別画像表示部(5)は、上記透明板(4)の一方面に常時対向しており、原稿は、上記透明板の一方面と上記識別画像表示部との間を移動されるようになっていてもよい。
【0010】
請求項5記載の発明は、上記識別画像の基準データを予め記憶する基準データ記憶手段(56)と、上記読取手段(2)で読み取った識別画像のデータと、上記基準データ記憶手段に記憶されている基準データとの相違部分を認定する相違認定手段(50,52,S3)と、上記相違認定手段により相違部分が認定された場合に、上記識別画像表示部(5)または上記透明板(4)に汚れがあるか否かを判定する汚れ判定手段(50,53,T5)とをさらに含むことを特徴とする請求項3または4記載の原稿読取装置(1)である。
【0011】
この構成によれば、相違認定手段の認定結果に基づいて、透明板または識別画像表示部に汚れがあるか否かを判定することができるので、汚れがあると判定された場合には、その汚れを取り除くことができる。
請求項6記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)は、上記原稿読取位置(6)を原稿が移動する際、上記読取手段(2)で上記相違部分の画像が読み取られた場合(この場合、汚れが原稿に対して読取手段側にあると判断できる。)に、上記透明板(4)が汚れていると判定するものであってもよい。
【0012】
また、請求項7記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)は、上記原稿読取位置(6)を原稿が移動する際、上記読取手段(2)で上記相違部分の画像が読み取られない場合(この場合、汚れが原稿に対して読取手段と反対側にあるため、その汚れの読み取りが原稿によって遮られたと判断できる。
)に、上記識別画像表示部(5)が汚れていると判定するものであってもよい。
請求項8記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)により上記透明板(4)または上記識別画像表示部(5)に汚れがあると判定された場合に、その旨を報知する汚れ報知手段(50,8,T6,T9)をさらに含むような構成であれば、汚れ報知手段による報知に基づいて、汚れを取り除くことができる。
【0013】
上記汚れ報知手段(50,53,T5)は、上記透明板(4)が汚れている場合と上記識別画像表示部(5)が汚れている場合とで異なる態様で報知を行うものであることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる原稿読取装置1の内部構成を示す概略断面図である。この原稿読取装置1は、たとえばデジタル複写機に適用され、当該原稿読取装置1で読み取られた原稿の画像データに基づくトナー像が用紙に転写されることにより、用紙に対する原稿画像の複写(画像形成)が達成される。
【0015】
すなわち、原稿読取装置1で読み取られた原稿の画像データは、レーザ走査ユニット(LSU)へと送られ、このレーザ走査ユニットからの照射光により、メインチャージャによって一様に帯電された感光体の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、これにより感光体表面に形成されたトナー像が、転写装置の働きによって用紙に転写される。トナー像転写後の用紙は、定着装置へと送られ、所定の定着処理を受けた後、機外に排出される。
【0016】
原稿読取装置1は、原稿に向けて光を照射するための光源21と、原稿からの反射光を検出して電気信号に変換するためのCCDラインセンサ22と、光源21からの照射光および原稿からの反射光を反射させて、CCDラインセンサ22の検出面に導くための第1、第2および第3反射鏡231,232,233とを備えている。これらの光源21、CCDラインセンサ22および反射鏡231〜233は、原稿の画像を読み取るための画像読取部2を構成している。
【0017】
光源21からの照射光は、第1反射鏡231に反射して上方に向かう。原稿は、画像読取部2の上方を、その画像が画像読取部2側を向くようにして移動し、第1反射鏡231に反射した照射光は、下方から原稿に向けて照射される。原稿に反射した光は、第2反射鏡232に反射した後、第3反射鏡233に反射して、CCDラインセンサ22の検出面に入射する。CCDラインセンサ22における電気的な走査により、当該画像読取部2における原稿の主走査が達成されるようになっている。
【0018】
原稿は、原稿トレイ(図示せず)にセットされる。原稿トレイにセットされた1ないし複数枚の原稿は、原稿搬送路31を通って、1枚ずつ画像読取部2側に供給される。原稿搬送路31には、原稿を一定速度で送り出すためのレジストローラ32が備えられている。この実施形態では、レジストローラ32の近傍には、従来の原稿読取装置のようなレジストセンサ(原稿の先端および後端を検知するためのセンサ)は設けられていない。原稿トレイ、原稿搬送路31およびレジストローラ32は、原稿を画像読取部2に供給するための原稿供給部3を構成している。
【0019】
画像読取部2の上方には、透明なコンタクトガラス4が配置されている。このコンタクトガラス4の上面には、主走査方向(原稿幅方向)に延びていて、原稿供給部3によって原稿が移動されることにより、その移動方向先端側から後端側まで連続的に対向する読取位置6が設定されている。この原稿読取装置1は、原稿供給部3によって原稿を1枚ずつ移動させながら、読取位置6でその画像を読み取ることができる、いわゆるシートスルー方式の原稿読取装置であって、原稿が読取位置6上を移動することにより、原稿の副走査が達成される。
【0020】
読取位置6は、副走査方向にCCDラインセンサ22の読取画素の1ライン分の幅を有するものであってもよいし、複数ライン分の幅を有するものであってもよい。
また、シートスルー方式の原稿の画像読み取りだけでなく、コンタクトガラス4上に1枚ずつ原稿を載置することによっても、原稿の画像を画像読取部2に読み取らせることができるようになっていてもよい。この場合、光源21および反射鏡231〜233の原稿に対する相対的な移動によって、原稿の副走査が達成されるようになっていてもよい。
【0021】
コンタクトガラス4の上方には、読取位置6上を通過する原稿が読取位置6から離間しないように規制するための原稿押さえ板5が、コンタクトガラス4の上面に対して所定の間隔(原稿が通過できる程度の間隔)を空けて配置されている。原稿供給部3によって供給される原稿は、原稿押さえ板5とコンタクトガラス4との間を移動するようになっている。
この実施形態では、原稿押さえ板5の下面に所定のパターンで識別画像が描かれており、読取位置6に原稿がない状態で画像読取部2による画像の読み取りを行った場合には、上記識別画像が読み取られるようになっている。
【0022】
図2は、原稿押さえ板5に描かれた識別画像のパターンと、この識別画像を読み取った場合にCCDラインセンサ22から出力される電気信号に基づく白黒レベルとを対応付けて示す図である。
原稿押さえ板5の下面には、たとえば、主走査方向(図1における紙面に垂直方向)に沿って色のパターンが切り替わるような識別画像が描かれている。具体的には、ほぼ白色の原稿押さえ板5の下面が、主走査方向に沿って所定の間隔で、複数色(たとえば、青色および黄色)に塗り潰されている。
【0023】
この識別画像を画像読取部2で読み取った場合、CCDラインセンサ22から出力される電気信号に基づく白黒レベルは、主走査方向に沿って所定のパターンで切り替わる。すなわち、識別画像のうち青色に塗り潰された部分の白黒レベルは、黄色に塗り潰された部分の白黒レベルと比較して、黒レベルが高くなる。
識別画像は、原稿の画像と区別できるような画像であれば、この実施形態のように主走査方向に沿って色のパターンが切り替わるものに限らず、たとえば、バーコードのようなものであってもよいし、特定の絵柄などであってもよい。
【0024】
ただし、識別画像の濃度が薄いと、その白黒レベルが白紙(何も記録されていない用紙)の白黒レベルに近くなり、白紙の原稿が読取位置6へと供給された場合に、識別画像と原稿の画像とを区別できないおそれがある。また、識別画像の濃度が濃いと、読取位置6に原稿があるにも関わらず、識別画像が原稿を透き通って画像読取部2に読み取られてしまうおそれがある。したがって、識別画像の濃度は、原稿の画像と確実に区別でき、かつ、原稿を透き通らない程度で、適当な濃度とすることが好ましい。
【0025】
図3は、この実施形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、このデジタル複写機の制御回路は、マイクロコンピュータで構成された制御部50を備えている。制御部50には、たとえば、デジタル複写機の上面に配置され、当該デジタル複写機における画像形成動作を開始させたり、各種設定を行ったりする際に操作する操作部7と、原稿トレイに原稿がセットされているか否かを検知するための原稿セットセンサ33とが接続されている。
これにより、操作部7および原稿セットセンサ33からの出力信号が、制御部50に入力されるようになっている。
【0026】
また、制御部50には、たとえば液晶表示器などにより構成される表示部8が制御対象として接続されており、制御部50は、操作部7や原稿セットセンサ33からの入力信号などに基づいて表示部8の表示を制御する。
操作部7と表示部8とは、たとえば、操作パネルとして一体的に構成されていてもよい。この場合、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器を用いて、その表示画面が操作部7と表示部8とを兼ねた構成となっていてもよい。
【0027】
制御部50には、画像読取部2が接続されている。画像読取部2のCCDラインセンサ22から出力される電気信号は、たとえば、A/D変換器(アナログ/デジタル変換器)を介して制御部50に入力される。A/D変換器は、CCDラインセンサ22から出力されるアナログ電気信号を量子化することによって、デジタル画像信号を生成するものである。
制御部50は、マイクロコンピュータが所定のプログラム処理を実行することによってソフトウェア的に実現される複数の機能処理部を有している。すなわち、制御部50は、シェーディング補正処理部51と、相違認定部52と、汚れ判定部53と、原稿検知部54と、領域分離部55とを実質的に備えている。また、制御部50は、メモリ56を備えている。
【0028】
画像読取部2(CCDラインセンサ22)から出力されるアナログ信号は、たとえ全面同濃度の原稿(白紙など)の画像を読み取ったときであっても、主走査方向に沿って一様ではない。これは、光源21が主走査方向に沿って異なる配光特性(主走査方向両端部の輝度が低下する特性)を有しており、かつ、CCDラインセンサ22の読取画素ごとに感度ばらつきがあるためである。シェーディング補正処理部51は、上記のような画像読取部2の特性に起因する画素間の画像データのばらつきを補正するものである。
【0029】
画像読取部2には、コンタクトガラス4に近接して、シェーディング補正板9が配置されている(図1参照)。シェーディング補正処理時には、まず、光源21および反射鏡231〜233を副走査方向に移動させて、シェーディング補正板9の表面(たとえば、白色)を照明することにより、その画像データを読み取り、この画像データに基づいてシェーディング補正処理部51で当該画像読取部2の読取特性を認定する。そして、シェーディング補正処理部51は、この認定した読取特性に基づいて、その後に画像読取部2で読み取る画像データ(原稿の画像データなど)のばらつきを補正するよう設定を行う。
【0030】
相違認定部52は、原稿押さえ板5から読み取った識別画像データと、メモリ56に予め記憶されている基準データ(原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4に汚れがない状態で読み取られた場合の識別画像データ)とを比較することによって、それらのデータ間の相違部分を認定するものである。この相違認定部52によって相違部分が認定された場合には、原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4の少なくとも一方に汚れがあると判断できる。
【0031】
汚れ判定部53は、相違認定部52によって相違部分(汚れ)が認定された場合に、原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4のいずれに汚れがあるかを判定するものである。汚れ判定部53は、読取位置6上を原稿が移動する際に、相違認定部52により認定された相違部分の画像が読み取られた場合(汚れが原稿に対して画像読取部2側にある場合)には、コンタクトガラス4が汚れていると判定し、相違部分の画像が読み取られない場合(汚れが原稿に対して画像読取部2と反対側にある場合)には、原稿押さえ板5が汚れていると判定する。
【0032】
原稿検知部54は、画像読取部2から送られてくる画像データが識別画像データであるか否かを検知することにより、原稿の先端および後端を検知するものである。すなわち、原稿検知部54は、画像読取部2で読み取られた画像データが識別画像データから他の画像データ(識別画像データでない画像データ)に切り替わったとき(一致状態から不一致状態に変化したとき)に、原稿の先端が読取位置6にあることを検知でき、他の画像データから識別画像データに切り替わったとき(不一致状態から一致状態に変化したとき)に、原稿の後端が読取位置6にあることを検知できる。
【0033】
領域分離部55は、原稿検知部54により原稿の先端および後端が検知されたタイミングで、その前後の画像データを分離(領域分離)するものである。すなわち、領域分離部55は、原稿の先端が検知されたことに応答して、原稿読取部2の読取信号(原稿の画像を読み取るべき旨の信号)を画像形成のために出力開始し、原稿の後端が検知されたことに応答して、画像読取部2の読取信号を画像形成のために出力するのを停止することによって、画像形成すべき原稿の画像データのみを取り出して、メモリ56に記憶させることができる。
【0034】
この実施形態では、原稿検知部54による原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取り(画像データの領域分離)を行うので、原稿搬送時におけるレジストローラ32のすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングがずれるといったことがない。
また、原稿検知部54により原稿の先端および後端を検知するので、レジストセンサを設ける必要がなく、コストを低減できる。
【0035】
図4および図5は、画像読み取り時の制御部50による制御内容を示すフローチャートである。
図4を参照して、原稿トレイに原稿をセットした状態で操作部7が操作されて画像形成動作が開始されると、制御部50は、まず、画像読取部2でシェーディング補正板9の表面の画像を読み取らせて、シェーディング補正処理を行う(ステップS1)。そして、制御部50は、画像読取部2で原稿押さえ板5の表面の画像(識別画像)を読み取らせて、その識別画像データをメモリ56に記憶させる(ステップS2)。
【0036】
その後、制御部50は、識別画像データと基準データとの相違部分を認定する(ステップS3)。識別画像データと基準データとの間に相違部分がない場合、すなわち原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4のいずれにも汚れがない場合には(ステップS4でNO)、制御部50は、原稿トレイにセットされている1枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させる(ステップS5)。
原稿検知部54により原稿の先端が検知されると(ステップS6でYES)、制御部50は、そのタイミングで画像読取部2からの画像データを領域分離して、その後の画像データを原稿の画像データとして読み取る(ステップS7)。そして、その後に原稿の後端が検知されれば(ステップS8でYES)、制御部50は、再びそのタイミングで画像データを領域分離して、それまでの画像データを1枚目の原稿の画像データとしてメモリ56に記憶する。
【0037】
原稿セットセンサ33からの検知信号に基づいて、原稿トレイにまだ原稿があると判定された場合には(ステップS9でYES)、制御部50は、2枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させ(ステップS5)、その原稿の画像の読み取りを行う(ステップS6〜S8)。このようにして、原稿トレイの原稿がなくなるまで(ステップS9でNOとなるまで)、ステップS5〜S9の制御が繰り返され、原稿トレイの原稿がなくなると(ステップS9でNO)、原稿の画像読み取りが終了する。
【0038】
一方、識別画像データと基準データとの間に相違部分がある場合、すなわち原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4の少なくとも一方が汚れている場合には(ステップS4でYES)、制御部50は、その相違部分のデータ(相違データ)をメモリ56に記憶する(ステップT1;図5参照)。
その後、制御部50は、原稿トレイにセットされている1枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させる(ステップT2)。原稿検知部54により原稿の先端が検知されると(ステップT3でYES)、制御部50は、そのタイミングで画像読取部2からの画像データを領域分離して、その後の画像データを原稿の画像データとして読み取る(ステップT4)。
【0039】
読み取った原稿の画像の中に、ステップT1でメモリ56に記憶された相違データに基づく相違部分がない場合には(ステップT5でNO)、相違部分(汚れ)が原稿に対して画像読取部2と反対側にあるため、その相違部分の読み取りが原稿によって遮られたと判断でき、この場合、制御部50は、原稿押さえ板5が汚れていると判定し、その旨を表示部8に表示させる(ステップT9)。
原稿押さえ板5が汚れていても、その汚れは画像読取部2で読み取る原稿の画像データには影響を及ぼさないので、制御部50は、その後に原稿の後端が検知されるまで(ステップS8でYESとなるまで;図4参照)、そのまま1枚目の原稿の画像読み取りを続行する。その後の制御部50による制御内容は、識別画像データと基準データとの間に相違部分がない場合(ステップS4でNOの場合)と同様である(ステップS5〜S9)。
【0040】
一方、読み取った原稿の画像の中に、ステップT1でメモリ56に記憶された相違データに基づく相違部分がある場合には(ステップT5でYES)、相違部分(汚れ)が原稿に対して画像読取部2側にあると判断でき、この場合、制御部50は、コンタクトガラス4が汚れていると判定し、その旨を表示部8に表示させる(ステップT6)。
コンタクトガラス4が汚れていると、その汚れは原稿の画像として画像読取部2で読み取られてしまうので、そのまま原稿の画像読み取りを続行するのは好ましくない。この場合、制御部50は、画像読取部2における原稿の画像読み取りを中止させ(ステップT7)、途中まで取り込まれていた1枚目の原稿を一旦排出させる。
【0041】
コンタクトガラス4の汚れを取り除くなどした後、原稿を再び原稿トレイにセットして、画像読取部2における画像読み取りを続行するための操作が行われると(ステップT8でYES)、制御部50による制御は、再び図4におけるステップS2に戻って、原稿押さえ板5の表面の画像(識別画像)が読み取られる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【0042】
たとえば、上記実施形態では、コンタクトガラス4が汚れていると判定された場合、画像読取部2における原稿の画像読み取りが中止され、途中まで取り込まれていた1枚目の原稿が一旦排出されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、そのまま原稿の画像読み取りを続行させるか否かの決定を要求する旨のメッセージを表示部8に表示させて、そのまま続行させると決定する操作が行われた場合には、コンタクトガラス4が汚れた状態のまま原稿の画像読み取りが続行されるようになっていてもよい。
【0043】
識別画像が原稿押さえ板5の表面に描かれている構成に限らず、識別画像が描かれた部材が原稿押さえ板5とは別個に設けられた構成であってもよい。
コンタクトガラス4または原稿押さえ板5(識別画像)が汚れていると判定された場合、その旨が表示部8に表示される構成に限らず、たとえば、警告音により報知されるような構成であってもよい。
また、この発明の一実施形態としてデジタル式複写機について説明したが、この発明は、デジタル式複写機に限らず、ファクシミリなどの他の画像形成装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の内部構成を示す概略断面図である。
【図2】原稿押さえ板に描かれた識別画像のパターンと、この識別画像を読み取った場合にCCDラインセンサから出力される電気信号に基づく白黒レベルとを対応付けて示す図である。
【図3】この実施形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】画像読み取り時の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【図5】画像読み取り時の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿読取装置
2 画像読取部
4 コンタクトガラス
5 原稿押さえ板
6 読取位置
8 表示部
31 原稿搬送路
32 レジストローラ
50 制御部
52 相違認定部
53 汚れ判定部
54 原稿検知部
55 領域分離部
56 メモリ
【発明の属する技術分野】
この発明は、デジタル複写機などの画像形成装置に適用され、原稿の画像を読み取るための原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
デジタル複写機などの画像形成装置の中には、原稿トレイにセットされた1ないし複数枚の原稿を1枚ずつ移動させながら、読取位置でその画像を読み取らせることができる、いわゆるシートスルー方式の原稿読取装置を備えたものがある。
原稿読取装置には、原稿トレイからの原稿を読取位置まで導くための原稿搬送路と、原稿を一定速度で読取位置に送り出すレジストローラとが備えられている。レジストローラの近傍には、レジストローラにより原稿を一定のタイミングで読取位置に到達させるために、原稿の先端および後端を検知するセンサ(レジストセンサ)が配置されている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−160887号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術では、原稿搬送時におけるレジストローラのすべりなどに起因して、原稿の読み取りタイミングにずれが生じる場合があった。
また、レジストセンサを設ける必要があるので、その分コストがかかるという問題があった。
この発明は、かかる背景のもとでなされたもので、原稿の読み取りタイミングにずれが生じない原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
また、この発明の他の目的は、コストが低減された原稿読取装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】
上記目的を達成するための請求項1記載の発明は、移動経路(31)内を原稿を一定速度で移動させるための原稿送り手段(32)と、上記移動経路内に設けられ、原稿の移動方向と交差する原稿幅方向(主走査方向)に延びていて、原稿が移動されることにより、その移動方向先端側から後端側まで連続的に対向する原稿読取位置(6)と、上記原稿読取位置に原稿が対向していないときに、上記原稿読取位置に対向して、識別画像を表示する識別画像表示部(5)と、上記読取位置に対向する画像を読み取るための読取手段(2)と、上記読取手段が読み取った画像が、上記識別画像と一致する状態から不一致状態に変化したとき、および不一致状態から一致状態に変化したときを、それぞれ原稿の先端および後端と判別して判別信号を出力する判別手段(50,54,S6,S8)とを含むことを特徴とする原稿読取装置(1)である。
【0007】
なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態における対応構成要素等を表す。以下、この項において同じ。
この構成によれば、読取手段で読み取った画像が、識別画像と一致する状態から不一致状態に変化したとき、および不一致状態から一致状態に変化したときに、それぞれ原稿の先端および後端を検知することができるので、この原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取りを行えば、原稿搬送時におけるレジストローラのすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングとがずれるといったことがない。
【0008】
また、判別手段により原稿の先端および後端を検知するので、レジストセンサを設ける必要がなく、コストを低減できる。
上記識別画像表示部は、原稿が上記原稿読取位置(6)から離間しないように規制するための原稿押さえ部(5)に備えられていれば、識別画像表示部として別の部材を設ける必要がなく、コストを低減できる。
請求項2記載の発明のように、上記判別手段(50,54,S6,S8)から原稿先端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段(2)の読取信号を画像形成のために出力開始し、上記判別手段から原稿後端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段の読取信号を画像形成のために出力するのを停止する信号処理手段(50,55)をさらに含むものであれば、読取手段で読み取った画像の中から原稿の画像のみを取り出すことができる。
【0009】
請求項3記載の発明のように、上記原稿読取位置(6)は、一方面に原稿および上記識別画像表示部(5)が対向し得る透明板(4)を含み、上記読取手段(2)は、上記透明板の他方面側から画像を読み取るものであってもよい。
また、請求項4記載の発明のように、上記識別画像表示部(5)は、上記透明板(4)の一方面に常時対向しており、原稿は、上記透明板の一方面と上記識別画像表示部との間を移動されるようになっていてもよい。
【0010】
請求項5記載の発明は、上記識別画像の基準データを予め記憶する基準データ記憶手段(56)と、上記読取手段(2)で読み取った識別画像のデータと、上記基準データ記憶手段に記憶されている基準データとの相違部分を認定する相違認定手段(50,52,S3)と、上記相違認定手段により相違部分が認定された場合に、上記識別画像表示部(5)または上記透明板(4)に汚れがあるか否かを判定する汚れ判定手段(50,53,T5)とをさらに含むことを特徴とする請求項3または4記載の原稿読取装置(1)である。
【0011】
この構成によれば、相違認定手段の認定結果に基づいて、透明板または識別画像表示部に汚れがあるか否かを判定することができるので、汚れがあると判定された場合には、その汚れを取り除くことができる。
請求項6記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)は、上記原稿読取位置(6)を原稿が移動する際、上記読取手段(2)で上記相違部分の画像が読み取られた場合(この場合、汚れが原稿に対して読取手段側にあると判断できる。)に、上記透明板(4)が汚れていると判定するものであってもよい。
【0012】
また、請求項7記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)は、上記原稿読取位置(6)を原稿が移動する際、上記読取手段(2)で上記相違部分の画像が読み取られない場合(この場合、汚れが原稿に対して読取手段と反対側にあるため、その汚れの読み取りが原稿によって遮られたと判断できる。
)に、上記識別画像表示部(5)が汚れていると判定するものであってもよい。
請求項8記載の発明のように、上記汚れ判定手段(50,53,T5)により上記透明板(4)または上記識別画像表示部(5)に汚れがあると判定された場合に、その旨を報知する汚れ報知手段(50,8,T6,T9)をさらに含むような構成であれば、汚れ報知手段による報知に基づいて、汚れを取り除くことができる。
【0013】
上記汚れ報知手段(50,53,T5)は、上記透明板(4)が汚れている場合と上記識別画像表示部(5)が汚れている場合とで異なる態様で報知を行うものであることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下には、図面を参照して、この発明の実施形態について具体的に説明する。
図1は、この発明の一実施形態にかかる原稿読取装置1の内部構成を示す概略断面図である。この原稿読取装置1は、たとえばデジタル複写機に適用され、当該原稿読取装置1で読み取られた原稿の画像データに基づくトナー像が用紙に転写されることにより、用紙に対する原稿画像の複写(画像形成)が達成される。
【0015】
すなわち、原稿読取装置1で読み取られた原稿の画像データは、レーザ走査ユニット(LSU)へと送られ、このレーザ走査ユニットからの照射光により、メインチャージャによって一様に帯電された感光体の表面に静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光体の表面には、現像装置によりトナーが選択的に付着され、これにより感光体表面に形成されたトナー像が、転写装置の働きによって用紙に転写される。トナー像転写後の用紙は、定着装置へと送られ、所定の定着処理を受けた後、機外に排出される。
【0016】
原稿読取装置1は、原稿に向けて光を照射するための光源21と、原稿からの反射光を検出して電気信号に変換するためのCCDラインセンサ22と、光源21からの照射光および原稿からの反射光を反射させて、CCDラインセンサ22の検出面に導くための第1、第2および第3反射鏡231,232,233とを備えている。これらの光源21、CCDラインセンサ22および反射鏡231〜233は、原稿の画像を読み取るための画像読取部2を構成している。
【0017】
光源21からの照射光は、第1反射鏡231に反射して上方に向かう。原稿は、画像読取部2の上方を、その画像が画像読取部2側を向くようにして移動し、第1反射鏡231に反射した照射光は、下方から原稿に向けて照射される。原稿に反射した光は、第2反射鏡232に反射した後、第3反射鏡233に反射して、CCDラインセンサ22の検出面に入射する。CCDラインセンサ22における電気的な走査により、当該画像読取部2における原稿の主走査が達成されるようになっている。
【0018】
原稿は、原稿トレイ(図示せず)にセットされる。原稿トレイにセットされた1ないし複数枚の原稿は、原稿搬送路31を通って、1枚ずつ画像読取部2側に供給される。原稿搬送路31には、原稿を一定速度で送り出すためのレジストローラ32が備えられている。この実施形態では、レジストローラ32の近傍には、従来の原稿読取装置のようなレジストセンサ(原稿の先端および後端を検知するためのセンサ)は設けられていない。原稿トレイ、原稿搬送路31およびレジストローラ32は、原稿を画像読取部2に供給するための原稿供給部3を構成している。
【0019】
画像読取部2の上方には、透明なコンタクトガラス4が配置されている。このコンタクトガラス4の上面には、主走査方向(原稿幅方向)に延びていて、原稿供給部3によって原稿が移動されることにより、その移動方向先端側から後端側まで連続的に対向する読取位置6が設定されている。この原稿読取装置1は、原稿供給部3によって原稿を1枚ずつ移動させながら、読取位置6でその画像を読み取ることができる、いわゆるシートスルー方式の原稿読取装置であって、原稿が読取位置6上を移動することにより、原稿の副走査が達成される。
【0020】
読取位置6は、副走査方向にCCDラインセンサ22の読取画素の1ライン分の幅を有するものであってもよいし、複数ライン分の幅を有するものであってもよい。
また、シートスルー方式の原稿の画像読み取りだけでなく、コンタクトガラス4上に1枚ずつ原稿を載置することによっても、原稿の画像を画像読取部2に読み取らせることができるようになっていてもよい。この場合、光源21および反射鏡231〜233の原稿に対する相対的な移動によって、原稿の副走査が達成されるようになっていてもよい。
【0021】
コンタクトガラス4の上方には、読取位置6上を通過する原稿が読取位置6から離間しないように規制するための原稿押さえ板5が、コンタクトガラス4の上面に対して所定の間隔(原稿が通過できる程度の間隔)を空けて配置されている。原稿供給部3によって供給される原稿は、原稿押さえ板5とコンタクトガラス4との間を移動するようになっている。
この実施形態では、原稿押さえ板5の下面に所定のパターンで識別画像が描かれており、読取位置6に原稿がない状態で画像読取部2による画像の読み取りを行った場合には、上記識別画像が読み取られるようになっている。
【0022】
図2は、原稿押さえ板5に描かれた識別画像のパターンと、この識別画像を読み取った場合にCCDラインセンサ22から出力される電気信号に基づく白黒レベルとを対応付けて示す図である。
原稿押さえ板5の下面には、たとえば、主走査方向(図1における紙面に垂直方向)に沿って色のパターンが切り替わるような識別画像が描かれている。具体的には、ほぼ白色の原稿押さえ板5の下面が、主走査方向に沿って所定の間隔で、複数色(たとえば、青色および黄色)に塗り潰されている。
【0023】
この識別画像を画像読取部2で読み取った場合、CCDラインセンサ22から出力される電気信号に基づく白黒レベルは、主走査方向に沿って所定のパターンで切り替わる。すなわち、識別画像のうち青色に塗り潰された部分の白黒レベルは、黄色に塗り潰された部分の白黒レベルと比較して、黒レベルが高くなる。
識別画像は、原稿の画像と区別できるような画像であれば、この実施形態のように主走査方向に沿って色のパターンが切り替わるものに限らず、たとえば、バーコードのようなものであってもよいし、特定の絵柄などであってもよい。
【0024】
ただし、識別画像の濃度が薄いと、その白黒レベルが白紙(何も記録されていない用紙)の白黒レベルに近くなり、白紙の原稿が読取位置6へと供給された場合に、識別画像と原稿の画像とを区別できないおそれがある。また、識別画像の濃度が濃いと、読取位置6に原稿があるにも関わらず、識別画像が原稿を透き通って画像読取部2に読み取られてしまうおそれがある。したがって、識別画像の濃度は、原稿の画像と確実に区別でき、かつ、原稿を透き通らない程度で、適当な濃度とすることが好ましい。
【0025】
図3は、この実施形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
図3を参照して、このデジタル複写機の制御回路は、マイクロコンピュータで構成された制御部50を備えている。制御部50には、たとえば、デジタル複写機の上面に配置され、当該デジタル複写機における画像形成動作を開始させたり、各種設定を行ったりする際に操作する操作部7と、原稿トレイに原稿がセットされているか否かを検知するための原稿セットセンサ33とが接続されている。
これにより、操作部7および原稿セットセンサ33からの出力信号が、制御部50に入力されるようになっている。
【0026】
また、制御部50には、たとえば液晶表示器などにより構成される表示部8が制御対象として接続されており、制御部50は、操作部7や原稿セットセンサ33からの入力信号などに基づいて表示部8の表示を制御する。
操作部7と表示部8とは、たとえば、操作パネルとして一体的に構成されていてもよい。この場合、たとえば、タッチパネル付きの液晶表示器を用いて、その表示画面が操作部7と表示部8とを兼ねた構成となっていてもよい。
【0027】
制御部50には、画像読取部2が接続されている。画像読取部2のCCDラインセンサ22から出力される電気信号は、たとえば、A/D変換器(アナログ/デジタル変換器)を介して制御部50に入力される。A/D変換器は、CCDラインセンサ22から出力されるアナログ電気信号を量子化することによって、デジタル画像信号を生成するものである。
制御部50は、マイクロコンピュータが所定のプログラム処理を実行することによってソフトウェア的に実現される複数の機能処理部を有している。すなわち、制御部50は、シェーディング補正処理部51と、相違認定部52と、汚れ判定部53と、原稿検知部54と、領域分離部55とを実質的に備えている。また、制御部50は、メモリ56を備えている。
【0028】
画像読取部2(CCDラインセンサ22)から出力されるアナログ信号は、たとえ全面同濃度の原稿(白紙など)の画像を読み取ったときであっても、主走査方向に沿って一様ではない。これは、光源21が主走査方向に沿って異なる配光特性(主走査方向両端部の輝度が低下する特性)を有しており、かつ、CCDラインセンサ22の読取画素ごとに感度ばらつきがあるためである。シェーディング補正処理部51は、上記のような画像読取部2の特性に起因する画素間の画像データのばらつきを補正するものである。
【0029】
画像読取部2には、コンタクトガラス4に近接して、シェーディング補正板9が配置されている(図1参照)。シェーディング補正処理時には、まず、光源21および反射鏡231〜233を副走査方向に移動させて、シェーディング補正板9の表面(たとえば、白色)を照明することにより、その画像データを読み取り、この画像データに基づいてシェーディング補正処理部51で当該画像読取部2の読取特性を認定する。そして、シェーディング補正処理部51は、この認定した読取特性に基づいて、その後に画像読取部2で読み取る画像データ(原稿の画像データなど)のばらつきを補正するよう設定を行う。
【0030】
相違認定部52は、原稿押さえ板5から読み取った識別画像データと、メモリ56に予め記憶されている基準データ(原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4に汚れがない状態で読み取られた場合の識別画像データ)とを比較することによって、それらのデータ間の相違部分を認定するものである。この相違認定部52によって相違部分が認定された場合には、原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4の少なくとも一方に汚れがあると判断できる。
【0031】
汚れ判定部53は、相違認定部52によって相違部分(汚れ)が認定された場合に、原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4のいずれに汚れがあるかを判定するものである。汚れ判定部53は、読取位置6上を原稿が移動する際に、相違認定部52により認定された相違部分の画像が読み取られた場合(汚れが原稿に対して画像読取部2側にある場合)には、コンタクトガラス4が汚れていると判定し、相違部分の画像が読み取られない場合(汚れが原稿に対して画像読取部2と反対側にある場合)には、原稿押さえ板5が汚れていると判定する。
【0032】
原稿検知部54は、画像読取部2から送られてくる画像データが識別画像データであるか否かを検知することにより、原稿の先端および後端を検知するものである。すなわち、原稿検知部54は、画像読取部2で読み取られた画像データが識別画像データから他の画像データ(識別画像データでない画像データ)に切り替わったとき(一致状態から不一致状態に変化したとき)に、原稿の先端が読取位置6にあることを検知でき、他の画像データから識別画像データに切り替わったとき(不一致状態から一致状態に変化したとき)に、原稿の後端が読取位置6にあることを検知できる。
【0033】
領域分離部55は、原稿検知部54により原稿の先端および後端が検知されたタイミングで、その前後の画像データを分離(領域分離)するものである。すなわち、領域分離部55は、原稿の先端が検知されたことに応答して、原稿読取部2の読取信号(原稿の画像を読み取るべき旨の信号)を画像形成のために出力開始し、原稿の後端が検知されたことに応答して、画像読取部2の読取信号を画像形成のために出力するのを停止することによって、画像形成すべき原稿の画像データのみを取り出して、メモリ56に記憶させることができる。
【0034】
この実施形態では、原稿検知部54による原稿の先端および後端の検知のタイミングに合わせて原稿の画像読み取り(画像データの領域分離)を行うので、原稿搬送時におけるレジストローラ32のすべりなどに起因して、原稿の画像読み取りのタイミングがずれるといったことがない。
また、原稿検知部54により原稿の先端および後端を検知するので、レジストセンサを設ける必要がなく、コストを低減できる。
【0035】
図4および図5は、画像読み取り時の制御部50による制御内容を示すフローチャートである。
図4を参照して、原稿トレイに原稿をセットした状態で操作部7が操作されて画像形成動作が開始されると、制御部50は、まず、画像読取部2でシェーディング補正板9の表面の画像を読み取らせて、シェーディング補正処理を行う(ステップS1)。そして、制御部50は、画像読取部2で原稿押さえ板5の表面の画像(識別画像)を読み取らせて、その識別画像データをメモリ56に記憶させる(ステップS2)。
【0036】
その後、制御部50は、識別画像データと基準データとの相違部分を認定する(ステップS3)。識別画像データと基準データとの間に相違部分がない場合、すなわち原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4のいずれにも汚れがない場合には(ステップS4でNO)、制御部50は、原稿トレイにセットされている1枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させる(ステップS5)。
原稿検知部54により原稿の先端が検知されると(ステップS6でYES)、制御部50は、そのタイミングで画像読取部2からの画像データを領域分離して、その後の画像データを原稿の画像データとして読み取る(ステップS7)。そして、その後に原稿の後端が検知されれば(ステップS8でYES)、制御部50は、再びそのタイミングで画像データを領域分離して、それまでの画像データを1枚目の原稿の画像データとしてメモリ56に記憶する。
【0037】
原稿セットセンサ33からの検知信号に基づいて、原稿トレイにまだ原稿があると判定された場合には(ステップS9でYES)、制御部50は、2枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させ(ステップS5)、その原稿の画像の読み取りを行う(ステップS6〜S8)。このようにして、原稿トレイの原稿がなくなるまで(ステップS9でNOとなるまで)、ステップS5〜S9の制御が繰り返され、原稿トレイの原稿がなくなると(ステップS9でNO)、原稿の画像読み取りが終了する。
【0038】
一方、識別画像データと基準データとの間に相違部分がある場合、すなわち原稿押さえ板5およびコンタクトガラス4の少なくとも一方が汚れている場合には(ステップS4でYES)、制御部50は、その相違部分のデータ(相違データ)をメモリ56に記憶する(ステップT1;図5参照)。
その後、制御部50は、原稿トレイにセットされている1枚目の原稿を読取位置6に向けて供給させる(ステップT2)。原稿検知部54により原稿の先端が検知されると(ステップT3でYES)、制御部50は、そのタイミングで画像読取部2からの画像データを領域分離して、その後の画像データを原稿の画像データとして読み取る(ステップT4)。
【0039】
読み取った原稿の画像の中に、ステップT1でメモリ56に記憶された相違データに基づく相違部分がない場合には(ステップT5でNO)、相違部分(汚れ)が原稿に対して画像読取部2と反対側にあるため、その相違部分の読み取りが原稿によって遮られたと判断でき、この場合、制御部50は、原稿押さえ板5が汚れていると判定し、その旨を表示部8に表示させる(ステップT9)。
原稿押さえ板5が汚れていても、その汚れは画像読取部2で読み取る原稿の画像データには影響を及ぼさないので、制御部50は、その後に原稿の後端が検知されるまで(ステップS8でYESとなるまで;図4参照)、そのまま1枚目の原稿の画像読み取りを続行する。その後の制御部50による制御内容は、識別画像データと基準データとの間に相違部分がない場合(ステップS4でNOの場合)と同様である(ステップS5〜S9)。
【0040】
一方、読み取った原稿の画像の中に、ステップT1でメモリ56に記憶された相違データに基づく相違部分がある場合には(ステップT5でYES)、相違部分(汚れ)が原稿に対して画像読取部2側にあると判断でき、この場合、制御部50は、コンタクトガラス4が汚れていると判定し、その旨を表示部8に表示させる(ステップT6)。
コンタクトガラス4が汚れていると、その汚れは原稿の画像として画像読取部2で読み取られてしまうので、そのまま原稿の画像読み取りを続行するのは好ましくない。この場合、制御部50は、画像読取部2における原稿の画像読み取りを中止させ(ステップT7)、途中まで取り込まれていた1枚目の原稿を一旦排出させる。
【0041】
コンタクトガラス4の汚れを取り除くなどした後、原稿を再び原稿トレイにセットして、画像読取部2における画像読み取りを続行するための操作が行われると(ステップT8でYES)、制御部50による制御は、再び図4におけるステップS2に戻って、原稿押さえ板5の表面の画像(識別画像)が読み取られる。
この発明は、以上の実施形態の内容に限定されるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の変更が可能である。
【0042】
たとえば、上記実施形態では、コンタクトガラス4が汚れていると判定された場合、画像読取部2における原稿の画像読み取りが中止され、途中まで取り込まれていた1枚目の原稿が一旦排出されるような構成について説明したが、このような構成に限らず、そのまま原稿の画像読み取りを続行させるか否かの決定を要求する旨のメッセージを表示部8に表示させて、そのまま続行させると決定する操作が行われた場合には、コンタクトガラス4が汚れた状態のまま原稿の画像読み取りが続行されるようになっていてもよい。
【0043】
識別画像が原稿押さえ板5の表面に描かれている構成に限らず、識別画像が描かれた部材が原稿押さえ板5とは別個に設けられた構成であってもよい。
コンタクトガラス4または原稿押さえ板5(識別画像)が汚れていると判定された場合、その旨が表示部8に表示される構成に限らず、たとえば、警告音により報知されるような構成であってもよい。
また、この発明の一実施形態としてデジタル式複写機について説明したが、この発明は、デジタル式複写機に限らず、ファクシミリなどの他の画像形成装置にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる原稿読取装置の内部構成を示す概略断面図である。
【図2】原稿押さえ板に描かれた識別画像のパターンと、この識別画像を読み取った場合にCCDラインセンサから出力される電気信号に基づく白黒レベルとを対応付けて示す図である。
【図3】この実施形態にかかるデジタル複写機の電気的構成を示すブロック図である。
【図4】画像読み取り時の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【図5】画像読み取り時の制御部による制御内容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 原稿読取装置
2 画像読取部
4 コンタクトガラス
5 原稿押さえ板
6 読取位置
8 表示部
31 原稿搬送路
32 レジストローラ
50 制御部
52 相違認定部
53 汚れ判定部
54 原稿検知部
55 領域分離部
56 メモリ
Claims (8)
- 移動経路内を原稿を一定速度で移動させるための原稿送り手段と、
上記移動経路内に設けられ、原稿の移動方向と交差する原稿幅方向に延びていて、原稿が移動されることにより、その移動方向先端側から後端側まで連続的に対向する原稿読取位置と、
上記原稿読取位置に原稿が対向していないときに、上記原稿読取位置に対向して、識別画像を表示する識別画像表示部と、
上記読取位置に対向する画像を読み取るための読取手段と、
上記読取手段が読み取った画像が、上記識別画像と一致する状態から不一致状態に変化したとき、および不一致状態から一致状態に変化したときを、それぞれ原稿の先端および後端と判別して判別信号を出力する判別手段とを含むことを特徴とする原稿読取装置。 - 上記判別手段から原稿先端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段の読取信号を画像形成のために出力開始し、上記判別手段から原稿後端の判別信号が出力されたことに応答して、上記読取手段の読取信号を画像形成のために出力するのを停止する信号処理手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の原稿読取装置。
- 上記原稿読取位置は、一方面に原稿および上記識別画像表示部が対向し得る透明板を含み、
上記読取手段は、上記透明板の他方面側から画像を読み取るものであることを特徴とする請求項1または2記載の原稿読取装置。 - 上記識別画像表示部は、上記透明板の一方面に常時対向しており、
原稿は、上記透明板の一方面と上記識別画像表示部との間を移動されることを特徴とする請求項3記載の原稿読取装置。 - 上記識別画像の基準データを予め記憶する基準データ記憶手段と、
上記読取手段で読み取った識別画像のデータと、上記基準データ記憶手段に記憶されている基準データとの相違部分を認定する相違認定手段と、
上記相違認定手段により相違部分が認定された場合に、上記識別画像表示部または上記透明板に汚れがあるか否かを判定する汚れ判定手段とをさらに含むことを特徴とする請求項3または4記載の原稿読取装置。 - 上記汚れ判定手段は、上記原稿読取位置を原稿が移動する際、上記読取手段で上記相違部分の画像が読み取られた場合に、上記透明板が汚れていると判定するものであることを特徴とする請求項5記載の原稿読取装置。
- 上記汚れ判定手段は、上記原稿読取位置を原稿が移動する際、上記読取手段で上記相違部分の画像が読み取られない場合に、上記識別画像表示部が汚れていると判定するものであることを特徴とする請求項5または6記載の原稿読取装置。
- 上記汚れ判定手段により上記透明板または上記識別画像表示部に汚れがあると判定された場合に、その旨を報知する汚れ報知手段をさらに含むことを特徴とする請求項5〜7のいずれかに記載の原稿読取装置。
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