JP5936997B2 - 電動モータ - Google Patents
電動モータ Download PDFInfo
- Publication number
- JP5936997B2 JP5936997B2 JP2012264318A JP2012264318A JP5936997B2 JP 5936997 B2 JP5936997 B2 JP 5936997B2 JP 2012264318 A JP2012264318 A JP 2012264318A JP 2012264318 A JP2012264318 A JP 2012264318A JP 5936997 B2 JP5936997 B2 JP 5936997B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke
- connector
- electric motor
- bracket
- armature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Motor Or Generator Frames (AREA)
Description
例えば、ヨークとマグネットとの間に排水用の通路を形成し、この通路の範囲内において、ヨークの底面に、排水用の孔(ドレイン)を直接形成した技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
これに対し、ヨークに形成された排水用の孔に、ドレインチューブ等を取り付けることも考えられる。しかしながら、このように構成した場合であっても、高圧洗浄時にドレインチューブの取り付け部分から水が浸入する恐れがある。
また、仮に凸部とコネクタ部との間に水が浸入した場合であっても、凸部に水抜き孔が形成されているので、電動モータ内に水が溜まることなく、効率よく排水させることができる。このため、さらに、電動モータの防水性を向上させることができる。
次に、この発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、電動モータの縦断面図、図2は、電動モータをブラケット側からみた正面図である。
図1、図2に示すように、電動モータ1は、車両(不図示)のディファレンシャル装置80に設けられ、このディファレンシャル装置80内のオイルに与圧を付与するために設けられたオイルポンプ81を駆動するためのものである。
図3は、ブラシホルダの斜視図である。
図1、図3に示すように、ブラシホルダ17は、例えば、絶縁性の樹脂により形成されたものであって、略円板状に形成されたホルダ本体42と、ホルダ本体42の一側に一体成形されたコネクタ部43とを有している。
尚、電動モータ1は、コネクタ部43が配置されている側を後側、コネクタ部43が配置されている側とは反対側を単に前側、前側を向いて右側を単に右側、前側を向いて左側を単に左側など称して説明する場合がある。
そして、ホルダ本体42は、外周面42a寄りの端面42bがヨーク2の外フランジ部22に当接し、ヨーク側インロー部47の外周面47aがヨーク2の筒部2bの内周面に当接した状態になる。
この通気溝48が形成されることにより、ヨーク2の開口部2aにブラシホルダ17を載置した状態であっても、ヨーク側インロー部47の内周面47b側とホルダ本体42の外周面42aとが連通される。
また、ホルダ本体42の端面42bには、ブラシボックス45よりも前方に、それぞれ支柱54が立設されている。これら支柱54には、それぞれねじりコイルばね55が挿入されている。
また、ブラシボックス45の上壁45bには、スリット49が形成されている。このスリット49を介してブラシ41に一端が接続されたピグテール50が延びている。ピグテール50の他端は、コネクタ部43に設けられている端子51に接続されている。
さらに、嵌着部93は、不図示の外部電源から延びる外部コネクタが嵌着可能なように筒状に形成され、開口を上側に向けた状態になっている。そして、嵌着部93内に端子51の一端が露出されている。
図4は、ブラシホルダ及びブラケットの分解斜視図、図5は、ヨーク、ブラシホルダ及びブラケットの縦断面図である。
図4、図5に示すように、ブラシホルダ17には、ゴム材からなるシール部30が設けられている。シール部30は、ホルダ本体42の外周面42a寄りの端面42bに取り付けられる第1シール本体31と、コネクタ部43におけるベース部91の付け根部91aに取り付けられる第2シール本体32とが一体成形されたものである。
そして、ホルダ本体パッキン33の外周部には、ホルダ本体Oリング34が一体成形されている。ホルダ本体Oリング34は、ヨーク2の外フランジ部22と、後述するブラケット18の開口部61aの周縁部64との間に挟持され、シール性を確保するためのものである。
図1、図3〜図5に示すように、ブラケット18は、例えば、アルミダイキャストによって形成されたものであって、ブラシホルダ17を外側から覆うように略お椀状に形成されている。そして、ブラケット18は、ブラシホルダ17を収納するブラシホルダ収納部61と、ブラシホルダ収納部61よりも底部18a側に、段差により縮径形成されているパッキン配置部62と、パッキン配置部62よりも底部18a側に、段差により縮径形成されているブラシホルダ内嵌部63とを有している。
また、ブラシホルダ内嵌部63には、径方向中央に軸受ハウジング72が一体成形されている。この軸受ハウジング72には、回転軸5の下端側を回転可能に支持するための軸受73が保持されている。
図6は、図1のA矢視図である。
ここで、図4〜図6に示すように、ブラケット18の外周面18bには、コネクタ部43に対応する箇所に、径方向外側に向かって突出する凸部101が一体成形されている。凸部101の左右方向の幅は、コネクタ部43のベース部91の左右方向の幅よりも大きく形成されている。そして、凸部101の大部分に、コネクタ部43のベース部91及び屈曲部92を受け入れる凹部102が形成されている。
すなわち、水抜き孔103は、開口部103aが左右方向に長くなるように略長方形状に形成されており、前側面103bと、この前側面103bに対向する後側面103cと、前側面103bと後側面103cとを連結し、左右方向で対向する右側面103d及び左側面103eとを有している。
また、水抜き孔103の前側面103bには、下部に後方に向かって突出する第1凸条部104が形成されている。第1凸条部104は、水抜き孔103の左右方向全体に渡って形成されている。
これら2つの凸条部104,105によって、水抜き孔103には、ラビリンス部106が形成される。
S1≧3.2mm・・・(1)
を満たすように設定されている。
また、ブラケット18のブラシホルダ収納部61に、ブラシホルダ17を収納した状態において、コネクタ部43のベース部91と第1凸条部104との間の隙間S2(換言すれば、水抜き孔103の鉛直方向の最小隙間S2)は、
S2≧4mm・・・(2)
を満たすように設定されている。
図7は、水抜き孔の水平方向の最小隙間及び鉛直方向の最小隙間を決定するための説明図である。
同図に示すように、水平方向の最小隙間S1が3.2mmよりも小さい場合、水滴Wの表面張力によって、最小隙間S1の両側面に水滴Wが跨るように存在してしまう。このため、最小隙間S1に水滴Wが溜まってしまう。これに対し、水平方向の最小隙間S1が3.2mmに達すると、水滴Wが切れ、両側面のそれぞれに水滴Wが形成される。このため、最小隙間S1に水滴Wが溜まることなく、最小隙間S1を水滴Wが通過していく。
このような構成のもと、ブラシホルダ17のコネクタ部43に、外部電源から延びる外部コネクタ(何れも不図示)を嵌着させると、端子51、ピグテール50、ブラシ41、及びコンミテータ13のセグメント14を介してアーマチュアコイル7に電流が供給される。すると、アーマチュアコア6の各ティース9に磁界が発生し、この磁界とヨーク2の永久磁石4とに磁気的な吸引力や反発力が生じる。これにより、アーマチュア3が回転し、さらにアーマチュア3の回転軸5に連結されているオイルポンプ81の駆動軸84が回転し、オイルポンプ81が駆動する。
次に、図8に基づいて、ブラケット18のコネクタ部43に対応する箇所に形成されている凸部101の作用について説明する。
図8は、凸部の作用説明図である。
ここで、同図に示すように、例えば、電動モータ1のコネクタ部43の周辺に、下方から高圧洗浄等による水が飛散した場合について説明する。
このような場合、凸部101に水抜き孔103が形成されているので、この水抜き孔103を通って水滴Wが下方に垂れ落ちる。このため、コネクタ部43と凸部101との間に水が溜まり、ブラケット18が腐食等してしまうことを防止できる。
したがって、上述の実施形態によれば、ブラケット18の外周面18bに、コネクタ部43に対応する箇所に凸部101を一体成形したので、水が浸入し易いコネクタ部43の鉛直方向下方の防水性を向上させることができる。また、凸部101に水抜き孔103を形成しているので、コネクタ部43と凸部101との間に水が溜まるのを防止でき、効率よく排水させることができる。このため、下方からの高圧洗浄等による水の飛散に対し、電動モータ1の防水性を向上させることが可能になる。
さらに、水抜き孔103の下部にラビリンス部106が形成されているので、水抜き孔103の下方から水の浸入を抑制でき、さらに、電動モータ1の防水性を向上させることが可能になる。
例えば、上述の実施形態では、ディファレンシャル装置80に電動モータ1を組み付け、この電動モータ1を、ディファレンシャル装置80内に設けられているオイルポンプ81を駆動するために用いる場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、さまざまな用途で電動モータ1を用いることができる。
2 ヨーク
2b 筒部
3 アーマチュア
4 永久磁石(磁極)
5 回転軸(軸)
17 ブラシホルダ
18 ブラケット
30 シール部
31 第1シール本体
32 第2シール本体
41 ブラシ
43 コネクタ部
91 ベース部
91a 付け根部
91b 下側面
92 屈曲部
93 嵌着部
101 凸部
103 水抜き部
103a 開口部
103b 前側面
103c 後側面
106 ラビリンス部
108 防水壁
Claims (5)
- 内周面に複数の磁極が設けられている筒部を有するヨークと、
前記ヨークの径方向内側に配置され、前記ヨークに対して回転自在に設けられたアーマチュアと、
前記ヨークの開口部端に配置され、前記アーマチュアに給電を行うためのブラシが保持されているブラシホルダと、
前記ヨークの開口部を前記ブラシホルダの外側から覆うように設けられたブラケットとを備え、
前記ブラシホルダの外側部に、前記ブラシと外部電源とを電気的に接続するためのコネクタ部を、前記ヨークの筒部よりも径方向外側に向かって突設し、
少なくとも前記コネクタ部の付け根部の周囲にシール部を設け、
前記アーマチュアが鉛直方向に沿うように、且つ前記ブラケットが鉛直方向下方に向くように配置された電動モータであって、
前記ブラケットの前記コネクタ部の鉛直方向下方に対応する部位に、前記シール部よりも前記アーマチュアの軸に対して径方向外側に突出する凸部を設け、この凸部により、前記コネクタ部の鉛直方向下部の側面を覆うと共に、
前記凸部に、この凸部と前記コネクタ部との間に侵入した水を排水するための水抜き孔を形成したことを特徴とする電動モータ。 - 前記コネクタ部を、
前記ブラシホルダの外側部から前記アーマチュアの軸に対して径方向外側に向かって突出し、前記付け根部を有するベース部と、
このベース部の先端から前記アーマチュアの軸方向に向かって屈曲形成された屈曲部と、
この屈曲部の先端に設けられ、前記外部電源から延びるコネクタが嵌着される嵌着部とにより構成し、
前記凸部の前記水抜き孔が形成されている箇所よりも先端側に、鉛直方向に沿う防水壁を設け、この防水壁により、少なくとも前記屈曲部の一部が覆われていることを特徴とする請求項1に記載の電動モータ。 - 前記水抜き孔は、前記凸部を鉛直方向に沿って貫通するように形成されており、その内部にラビリンス部を有していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動モータ。
- 前記コネクタ部の付け根部の周囲には、前記水抜き孔の開口縁部に対応する箇所に、前記シール部が設けられていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動モータ。
- 前記水抜き孔は、水平方向の最小隙間が3.2mm以上、鉛直方向の最小隙間が4mm以上となるように形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項4何れか1項に記載の電動モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012264318A JP5936997B2 (ja) | 2012-12-03 | 2012-12-03 | 電動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012264318A JP5936997B2 (ja) | 2012-12-03 | 2012-12-03 | 電動モータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014110697A JP2014110697A (ja) | 2014-06-12 |
JP5936997B2 true JP5936997B2 (ja) | 2016-06-22 |
Family
ID=51031031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012264318A Expired - Fee Related JP5936997B2 (ja) | 2012-12-03 | 2012-12-03 | 電動モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5936997B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9837870B2 (en) | 2014-11-25 | 2017-12-05 | Laitram, L.L.C. | Water-resistant motor and end bell |
JP6610201B2 (ja) * | 2015-01-13 | 2019-11-27 | 株式会社デンソー | ランデル型モータの組付方法 |
JP6492892B2 (ja) | 2015-03-31 | 2019-04-03 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP6260577B2 (ja) * | 2015-04-16 | 2018-01-17 | コベルコ建機株式会社 | 発電電動機 |
JP6627302B2 (ja) * | 2015-07-21 | 2020-01-08 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP6545324B1 (ja) * | 2018-06-05 | 2019-07-17 | 北芝電機株式会社 | 電動モータ |
KR102514964B1 (ko) | 2018-06-29 | 2023-03-28 | 엘지전자 주식회사 | 배수펌프 |
KR20200030296A (ko) * | 2018-09-12 | 2020-03-20 | 엘지이노텍 주식회사 | 모터 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5595449U (ja) * | 1978-12-25 | 1980-07-02 | ||
JPS5689656U (ja) * | 1979-12-11 | 1981-07-17 | ||
JPS5928262U (ja) * | 1982-08-14 | 1984-02-22 | 株式会社三ツ葉電機製作所 | 回転電気機械の水抜き装置 |
JP2010288384A (ja) * | 2009-06-12 | 2010-12-24 | Mitsuba Corp | 回転電機 |
-
2012
- 2012-12-03 JP JP2012264318A patent/JP5936997B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2014110697A (ja) | 2014-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5936997B2 (ja) | 電動モータ | |
JP5009220B2 (ja) | 電動モータ | |
JP6432235B2 (ja) | 電動ポンプ | |
JP4994445B2 (ja) | 車両用交流発電機 | |
JP4957038B2 (ja) | ブラシホルダ及び直流ブラシモータ | |
JP5536236B2 (ja) | 電動ファン | |
CN102410230B (zh) | 泵装置 | |
JP2014039381A (ja) | 電動モータ | |
JP6101474B2 (ja) | 排水ポンプ用モータ及びそれを用いた排水ポンプ | |
JP2008182834A (ja) | 電動モータのシール構造 | |
EP1335478A1 (en) | Small-sized motor | |
US9252646B2 (en) | Motor with diffusion stopper | |
JP2008306917A (ja) | 電動モータ | |
JP5952678B2 (ja) | 電動モータ | |
JP2010041854A (ja) | 電動モータ | |
JP5009219B2 (ja) | 電動モータ | |
JP5014297B2 (ja) | 燃料供給装置 | |
JP4537331B2 (ja) | 電動機及び換気装置 | |
JP2008278690A (ja) | 電動モータ | |
JP2011072053A (ja) | 減速機付き電動モータ | |
JP2010077906A (ja) | 燃料供給装置 | |
KR20130102535A (ko) | 전기 기계를 위한 스테이터 슬리브 및 전기 기계를 위한 스테이터 주변에 냉각 캐비티를 형성하는 방법 | |
JP6251874B2 (ja) | レゾルバステータ巻線保護カバーを備えたレゾルバ収容筐体構造 | |
JP2008148451A (ja) | 電動モータ及び電動モータの組立て方法 | |
JP2010142053A (ja) | ブラシレスモータ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20150827 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20160420 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20160426 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20160511 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5936997 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |