JP6432235B2 - 電動ポンプ - Google Patents

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Description

本発明は、電動ポンプに関する。
下記特許文献1に記載された電動ポンプでは、モータケースの一端部に樹脂製の回路ケース部材が固定されており、この回路ケース部材には回路基板が固定されている。そして、回路基板の固定方法として、回路基板を回路ケース部材に熱かしめによって固定してもよいことが記載されている。これにより、回路基板の回路ケース部材への固定構造を簡易な構造にできる。
特開2013−167243号公報
しかしながら、樹脂製の回路ケース部材に回路基板を熱かしめで固定すると、以下のような懸念事項がある。すなわち、回路基板には、モータの巻線やコネクタのターミナルが半田付けによって接合されており、巻線及びターミナルは導電性を有する黄銅等で構成されている。このため、回路ケース部材の線膨張係数と、巻線及びターミナルの線膨張係数と、の差が比較的大きくなる。これにより、電動ポンプの環境温度が高温と低温との間で変化することで、回路基板における巻線及びターミナルとの接合部分に応力歪が生じる。
本発明は、上記事実を考慮し、回路基板における巻線及びターミナルとの接合部分に生じる応力歪を抑制できる電動ポンプを提供することを目的とする。
請求項1に記載された電動ポンプは、内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製の板材に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成されると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、を備えている。
上記構成の電動ポンプによれば、ポンプ部の内部にインペラが収容されている。また、インペラを回転させるモータ部がモータハウジングに収容されており、モータハウジングはインペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成されている。さらに、モータハウジングの長手方向一方側には、モータ部を駆動制御する回路基板が設けられており、回路基板には、ステータを構成する巻線と、外部コネクタと接続されるターミナルと、が接合されている。そして、回路基板によってモータ部が駆動されると、インペラが回転して、ポンプ部に流入された液体が圧送される。
ここで、モータハウジングと回路基板との間には、回路基板を固定する固定部材が設けられており、固定部材は金属製にされている。そして、通常、巻線及びターミナルは導電性を有する黄銅等で構成される。このため、仮に固定部材が樹脂製にされた場合と比べて、固定部材の線膨張係数と、巻線及びターミナルの線膨張係数と、の差を小さくできる。これにより、電動ポンプの環境温度が高温と低温との間で変化した場合でも、回路基板における巻線及びターミナルとの接合部分に生じる応力歪を抑制できる。
請求項2に記載の電動ポンプは、請求項1に記載の電動ポンプにおいて、有底筒状に形成された金属製の回路カバーによって前記回路基板が覆われると共に、有底筒状に形成された金属製のステータカバーによって前記ステータが覆われており、前記回路カバーの開口端部と前記ステータカバーの開口端部とが当接されると共に、前記固定部材が前記回路カバー又は前記ステータカバーに当接されている。
上記構成の電動ポンプによれば、回路カバーの開口端部と、ステータカバーの開口端部と、が当接されており、固定部材が回路カバー又はステータカバーに当接されている。つまり、回路カバー、ステータカバー、及び固定部材が電気的に接続されている。
これにより、回路カバー及びステータカバーをシールド部材として機能させて、回路基板における電圧変化によって生じる電界ノイズがウォータポンプの外部へ放射することを抑制できる。
すなわち、例えば、回路基板の固定部材との固定部位にGNDパターンを形成することで、回路カバー及びステータカバーがGND電位となる。このため、GND電位にされた回路カバーによって回路基板が覆われると共に、GND電位にされたステータカバーによってステータが覆われる。これにより、回路基板における電圧変化によって生じる電界ノイズが回路カバー及びステータカバーによって遮断されるため、当該電界ノイズのウォータポンプの外部への放射を抑制できる。
請求項3に記載の電動ポンプは、請求項1又は請求項2に記載の電動ポンプにおいて、前記モータハウジングは、前記ロータが収容されるロータ収容部を有しており、前記ロータ収容部は前記ポンプ部の内部と連通され、前記固定部材は、プレート状に形成されたプレート部を有しており、プレート部が、前記ロータ収容部と前記回路基板との間において両者に近接して配置されている。
上記構成の電動ポンプによれば、モータハウジングがロータ収容部を有している。このロータ収容部内にはロータが収容されており、ロータ収容部はポンプ部の内部と連通されている。すなわち、ポンプ部内の液体がロータ収容部内にも流入されている。
そして、固定部材は、プレート状に形成されたプレート部を有しており、プレート部が、ロータ収容部と回路基板との間において両者に近接して配置されている。このため、回路基板上の回路素子によって発生した熱が、金属製のプレート部を介してロータ収容部内の液体へ伝達される。これにより、空気よりも熱伝導率の高いロータ収容部内の液体を利用した放熱構造を実現できる。
請求項4に記載の電動ポンプは、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動ポンプにおいて、前記固定部材には、樹脂製のベース部が一体成形されており、前記固定部材と前記ベース部とによって固定部材ユニットが形成され、前記固定部材ユニットが前記モータハウジングの長手方向一方側を塞いでいる。
上記構成の電動ポンプによれば、モータハウジングの長手方向一方側が固定部材ユニットによって塞がれているため、仮にモータハウジング内に異物等が浸入した場合でも、当該異物が回路基板側へ侵入することを抑制できる。
請求項5に記載の電動ポンプは、請求項4に記載の電動ポンプにおいて、ベース部には、挿通孔が形成されており、当該挿通孔内に前記巻線が挿通されている。
上記構成の電動ポンプによれば、ベース部の挿通孔内に巻線が挿通されているため、ベース部によって巻線を回路基板側へ案内でき、巻線をベース部によって保持できる。したがって、回路基板に巻線を接合する際の組付性を向上できる。
請求項6に記載の電動ポンプは、請求項4に記載の電動ポンプにおいて、前記固定部材の打ち抜き加工時に発生するバリが前記ベース部に埋設されている。
上記構成の電動ポンプによれば、固定部材の打ち抜き加工時に発生するバリがベース部に埋設されているため、固定部材ユニットにおいて、固定部材の加工時に発生するバリが露出することをベース部によって抑制することができる。
請求項7に記載の電動ポンプは、請求項4に記載の電動ポンプにおいて、前記固定部材ユニットは、前記モータハウジングの長手方向を板厚方向としたプレート状に形成され、前記ベース部には、前記固定部材ユニットの板厚方向一方側へ突出された突出部が形成されており、前記突出部が、前記固定部材ユニットの最外形を構成している。
上記構成の電動ポンプによれば、ベース部に突出部が形成されている。この突出部は、固定部材ユニットの板厚方向一方側へ突出されると共に、固定部材ユニットの最外形を構成している。このため、例えば、電動ポンプの組立ラインにおいて、固定部材ユニットを板厚方向に段積み状態に配置(配膳)しても、固定部材から金属粉等が発生することを抑制又は防止できる。すなわち、突出部が固定部材ユニットの最外形を構成しているため、固定部材ユニットを板厚方向に段積みした場合には、突出部が隣接する固定部材ユニットに接触する。換言すると、固定部材が他の固定部材ユニットに接触することが抑制される。その結果、電動ポンプの組立ラインにおいて、固定部材ユニットを板厚方向に段積み状態で配置しても、固定部材と他の固定部材ユニットとの接触が抑制されるため、固定部材から金属粉等が発生することを抑制又は防止できる。
請求項8に記載に電動ポンプは、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載に電動ポンプにおいて、前記固定部材は、前記回路基板を固定する固定部を有しており、前記固定部には、前記回路基板を締結する前記締結部材が螺合される有底筒状の被締結部が形成されている。
上記構成の電動ポンプによれば、固定部材の固定部には、有底筒状を成す被締結部が形成されており、回路基板を締結する締結部材が被締結部に螺合される。このため、例えば、締結部材を被締結部に螺合するときに発生するきり粉等の異物を被締結部内に封じ込めることができる。
請求項9に記載の電動ポンプは、内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製にされると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、を備え、前記モータハウジングは、前記ロータが収容されるロータ収容部を有しており、前記ロータ収容部は前記ポンプ部の内部と連通され、前記固定部材は、プレート状に形成されたプレート部を有しており、プレート部が、前記ロータ収容部と前記回路基板との間において両者に近接して配置されている。
請求項10に記載の電動ポンプは、内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製にされると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、を備え、前記固定部材には、樹脂製のベース部が一体成形されており、前記固定部材と前記ベース部とによって固定部材ユニットが形成され、前記固定部材ユニットが前記モータハウジングの長手方向一方側を塞いでいる。
(A)は、本実施の形態に係るウォータポンプに用いられるプレートユニットを示す上方側から見た斜視図であり、(B)は、(A)に示されるプレートユニットを構成する固定プレートを示す上方側から見た斜視図である。 本実施の形態に係るウォータポンプの全体を示す縦断面図(図3の2−2線断面図)である。 図2に示されるウォータポンプにおいて回路カバーを取り外した状態を示す上方側から見た平面図である。 図2に示されるステータカバーが回路ケース及び固定プレートに当接された状態を示す縦断面図(図3の4−4線断面図)である。 図1(A)に示されるプレートユニットを下方側から見た斜視図である。 図6に示されるプレートユニットを段積み状態にした側面図である。 図4に示される回路基板に実装される発熱部品と固定プレートの放熱プレート部とが熱伝導部材を介して当接された状態を示す部分拡大断面図である。
以下、図面を用いて本実施の形態に係る「電動ポンプ」としてのウォータポンプ10について説明する。
本実施の形態に係るウォータポンプ10は、例えば車両(自動車)のエアコンヒータ用の冷却水(液体)を圧送するためのポンプとして用いられている。図2に示されるように、ウォータポンプ10は、インペラ70が収容され且つ冷却水を圧送するポンプ部12と、インペラ70を回転させるためのモータ部60と、を備えている。また、ウォータポンプ10は、モータ部60を収容するモータハウジング30と、モータ部60を駆動制御するため回路基板110を有する回路装置90と、を備えている。
以下、上記各構成をポンプ部12、モータハウジング30、モータ部60、及び回路装置90の順で説明する。なお、ウォータポンプ10は、全体として略円柱形状に形成されており、以下の説明では、図面に適宜示される矢印A方向を下方(ウォータポンプ10の軸方向一方)とし、矢印B方向を上方としている。
(ポンプ部12について)
図2に示されるように、ポンプ部12はウォータポンプ10の下部を構成している。ポンプ部12はポンプケース14を備えており、ポンプケース14はポンプ部12の外周部分を構成している。このポンプケース14はケース本体部16を有しており、ケース本体部16は上方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。ケース本体部16の内部には、中央部において、インペラ70を収容するインペラ収容部18が形成されており、インペラ収容部18は、上方側へ開放された略凹状に形成されている。さらに、ケース本体部16の内部には、インペラ収容部18に対してケース本体部16の径方向外側において、流路20が形成されている。この流路20は、上方側へ開放された断面略U字形状に形成されると共に、ケース本体部16の周方向に沿って延在されている。
また、ケース本体部16の底壁には、中央部(ウォータポンプ10の軸心部)において、入口管22が一体に形成されている。入口管22は、管状に形成されて、ケース本体部16から下方側へ延出されている。また、入口管22はインペラ収容部18と連通されており、冷却水が入口管22からケース本体部16の内部へ流入されるようになっている。
さらに、ケース本体部16の外周部には、図示しない出口管が一体に形成されている。この出口管は、管状に形成されて、ケース本体部16の側壁からウォータポンプ10の軸線に対して直交する方向に延出されている。そして、出口管は流路20と連通されており、ケース本体部16内に流入された冷却水が出口管から流出されるようになっている。
また、ケース本体部16の開放端部には、ポンプ側フランジ部26が一体に形成されており、ポンプ側フランジ部26は、ケース本体部16からケース本体部16の径方向外側へ突出されると共に、ケース本体部16の全周に亘って略リング状に形成されている。このポンプ側フランジ部26の上面には、略円筒形状のリブ26Aが立設されており、リブ26Aはケース本体部16の全周に亘って形成されて、ポンプ側フランジ部26から上方側へ突出されている。
(モータハウジング30について)
図2に示されるように、モータハウジング30は、ウォータポンプ10の上下方向中間部を構成すると共に、ポンプ部12に対して上方側に配置されている。このモータハウジング30は、樹脂製にされると共に、全体として上方側へ開放された略有底円筒状に形成されて、入口管22(ウォータポンプ10の軸線)と同軸上に配置されている。具体的には、モータハウジング30は、モータハウジング30の径方向外側部分を構成する外筒部32を有しており、外筒部32は上方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。また、モータハウジング30は、モータハウジング30の径方向内側部分を構成する内筒部34を有している。この内筒部34は、下方側へ開放された略有底円筒状に形成されており、内筒部34の開放端(下端)が外筒部32の底壁に結合されている。
そして、外筒部32と内筒部34との間の空間が、後述するステータ80を収容するためのステータ収容部36とされており、ステータ収容部36は上方側へ開放された略円環状の空間に形成されている。さらに、内筒部34の内側の空間が、後述するロータ62を収容するためのロータ収容部38とされている。
また、外筒部32の外周部分を構成する外筒壁32Aの下端部には、第1結合部40が一体に形成されている。第1結合部40は、外筒壁32Aからモータハウジング30の径方向外側へ突出され、外筒壁32Aの全周に亘って略リング状に形成されると共に、前述したポンプ側フランジ部26と上下方向に対向して配置されている。また、第1結合部40の下面には、前述したポンプ側フランジ部26のリブ26Aに対応する位置において、リブ収容凹部40Aが形成されている。リブ収容凹部40Aは、下方側へ開放されると共に、モータハウジング30の軸方向から見て円環状(リング状)に形成されている。そして、リブ収容凹部40A内にポンプケース14のリブ26Aが収容された状態で、第1結合部40とポンプ側フランジ部26とが結合されている。また、この状態では、外筒部32の底壁がポンプケース14内に入り込むと共に、ポンプケース14内とロータ収容部38内とが連通されている。
一方、外筒壁32Aの上端部には、第2結合部42が一体に形成されている。第2結合部42は、外筒壁32Aからモータハウジング30の径方向外側へ突出されると共に、外筒壁32Aの全周に亘って所定の形状に形成されている(図3参照)。また、第2結合部42の上面には、第2結合部42の外周部分において、囲繞壁42Aが一体に形成されている。囲繞壁42Aは、第2結合部42から上方側へ突出されると共に、第2結合部42の全周に亘って形成されている。
さらに、図3に示されるように、第2結合部42には、外部コネクタ(図示省略)と嵌合されるコネクタ部44が一体に形成されている。このコネクタ部44は、上方側(図2の矢印B方向側)へ開放された略有底矩形筒状に形成されて、第2結合部42から上方側へ突出されている。また、モータハウジング30には、外部コネクタと接続される「ターミナル」としてのコネクタターミナル46が設けられており、コネクタターミナル46は黄銅製とされている。コネクタターミナル46の一端部は、コネクタ部44の内部に配置されている。そして、コネクタターミナル46は所定の形状に屈曲されており、コネクタターミナル46の他端部が、モータハウジング30から上方側へ延出されて、後述する回路基板110に接続されている。
また、図2に示されるように、内筒部34(ロータ収容部38)の底壁には、中央部において、略円筒形状の支持部48が一体に形成されている。支持部48は、ポンプ部12の入口管22と同軸上に配置されて、内筒部34の底壁から下方側へ突出されている。さらに、内筒部34内には、円柱状の回転軸50が設けられており、回転軸50は支持部48と同軸上に配置されている。そして、回転軸50の上端部が支持部48に固定支持されており、回転軸50は支持部48から下方側へ突出されている。
さらに、内筒部34の底壁には、下方側へ開放された複数の凹部52が形成されており、凹部52は、支持部48の径方向外側の位置において、支持部48の周方向に沿って配置されている。これにより、凹部52内にもポンプ部12内の冷却水が流入されるようになっている。なお、ウォータポンプ10を上下逆に配置した状態で使用した場合には、配管中等に発生した鋳鉄や不純物などを当該凹部52内に溜めることができる。これにより、このような不純物の発生によって、後述する軸受64が磨耗することを抑制できるように構成されている。
(モータ部60について)
図2に示されるように、モータ部60は、ロータ62とステータ80とを含んで構成されている。ロータ62は、モータハウジング30のロータ収容部38内に収容されている。また、ロータ62は、略円筒状に形成されると共に、回転軸50の径方向外側で且つ回転軸50と同軸上に配置されている。このロータ62の内部には、複数のマグネット(図示省略)が設けられており、マグネットはロータ62の周方向に沿って配置されている。また、ロータ62の径方向内側には、軸受64がロータ62とは離間して設けられている。この軸受64は、略円筒形状に形成されて、回転軸50に回転可能に支持されている。そして、軸受64とロータ62とが、樹脂材により構成されたモールド部66によって一体に成形されている。これにより、ロータ62が軸受64を介して回転軸50に回転可能に支持されている。
また、モールド部66の下端部には、インペラ70を構成する第1円盤部72及びブレード74が一体に形成されている。第1円盤部72は、略円板状に形成されて、板厚方向を回転軸50の軸方向にして回転軸50と同軸上に配置されている。また、ブレード74は、第1円盤部72から上方側へ突出されている。さらに、ブレード74の下側には、インペラ70を構成する第2円盤部76が設けられている。第2円盤部76は、略円板状に形成されると共に、第1円盤部72とブレード74を介して対向するように配置されて、ブレード74と一体に結合されている。
ステータ80は、環状に形成されたステータコア82と、導電性を有する黄銅製の巻線84と、を含んで構成されると共に、モータハウジング30のステータ収容部36内に収容されている。ステータコア82は、所定の形状に打ち抜かれた複数の鋼板によって構成されており、当該鋼板が板厚方向を上下方向にして上下方向に積層されている。そして、ステータコア82には、自身の径方向外側へ延びる複数のティース部82Aが形成されている。
巻線84は、ステータコア82のティース部82Aに巻回されている。これにより、ティース部82Aの外周部に沿って巻き回された巻線部84Aが形成されている。また、図4に示されるように、巻線84の端末部は、モータハウジング30(ステータ収容部36)から上方側へ延出されて、後述する回路基板110に半田付けによって接合されている。なお、巻線部84Aとティース部82Aとの間には、絶縁部材85(図2参照)が介装されている。
また、ステータ80は、ステータカバー86によって覆われている。ステータカバー86は、鋼板で製作されると共に、上方側へ開放された略有底円筒形状に形成されている。また、ステータカバー86の底壁には、円形状の配置孔86A(図2参照)が上下方向に貫通形成されている。そして、ステータ80がステータカバー86内に嵌入されて、ステータ80及びステータカバー86がステータ収容部36内に収容されている。また、この状態では、モータハウジング30の内筒部34が配置孔86Aの内側に配置されている。
また、ステータカバー86の開放端(上端)には、ステータカバーフランジ部86Bが一体に形成されている。このステータカバーフランジ部86Bは、ステータカバー86の開放端からステータカバー86の径方向外側へ延出されて、モータハウジング30の第2結合部42の上側で且つ囲繞壁42Aの内側に配置されている。そして、ステータカバーフランジ部86Bが、後述する回路カバーフランジ部112Aと共に、モータハウジング30の第2結合部42に固定されている。
(回路装置90について)
図2に示されるように、回路装置90はウォータポンプ10の上部を構成している。また、回路装置90は、「固定部材ユニット」としてのプレートユニット92と、回路基板110と、回路カバー112と、を含んで構成されている。
プレートユニット92は、モータハウジング30の上方側(長手方向一方側)に配置されると共に、全体として略円形のプレート状に形成されている。また、図1(A)及び図5に示されるように、プレートユニット92は、「固定部材」としての固定プレート94と、樹脂で製作されたベース部104と、を含んで構成されている。
図1(B)に示されるように、固定プレート94は、金属製の板材(本実施の形態では、鋼板)で製作されると共に、当該板材に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成されている。固定プレート94は、略円環板状のリングプレート部96を備えており、リングプレート部96は、プレートユニット92の下部を構成している。このリングプレート部96は板厚方向を上下方向にして配置されており、リングプレート部96の下面がステータカバーフランジ部86Bの上面に当接されている(図2及び図4参照)。また、リングプレート部96には、複数(本実施の形態では4箇所)の固定孔96A(図5参照)が貫通形成されている。そして、固定孔96A内にネジ120(図3参照)が挿入されて、固定プレート94(プレートユニット92)がステータカバーフランジ部86Bに締結固定されている。これにより、固定プレート94(プレートユニット92)がステータカバー86を介してモータハウジング30に固定されている。
また、リングプレート部96には、後述する回路基板110を固定するための複数(本実施の形態では3箇所)の固定片98が一体に形成されている。固定片98はリングプレート部96の外周部から上方側へ延出(上方側へ屈曲)されており、固定片98の先端部がリングプレート部96の径方向内側へ屈曲されている。そして、固定片98の先端部分が固定部98Aとされており、固定部98Aはリングプレート部96と上下方向に対向して配置されている。また、固定部98Aには、後述する回路基板110を締結固定するための「被締結部」としてのバーリング98Bが形成されており、バーリング98Bは、固定部98Aから下方側へ突出されると共に、上方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。
さらに、リングプレート部96には、略円板状の「プレート部」としての放熱プレート部100が連結部102を介して一体に形成されている。この放熱プレート部100は、板厚方向を上下方向にしてリングプレート部96の径方向内側に配置されると共に、リングプレート部96よりも上方側で且つ固定部98Aよりも下方側に配置されている。そして、連結部102がリングプレート部96の内周部から放熱プレート部100の外周部へ延びて、両者を連結している。
また、固定プレート94を打ち抜き加工するときには、固定プレート94が展開された状態で、上方側(図1(B)の矢印B方向側)へ打ち抜かれるようになっている。すなわち、固定プレート94のバリ面(打ち抜き加工によって破断面に発生するバリが形成される面)が、固定プレート94の展開状態における上面に設定されている。これにより、固定プレート94が図1(B)のように形成された状態では、リングプレート部96及び放熱プレート部100の上面、固定部98Aの下面、固定片98の内側面が、それぞれバリ面とされている。つまり、固定片98が上記のように屈曲されることで、リングプレート部96のバリ面(上面)と固定部98Aのバリ面(下面)とが上下方向に互いに対向するように構成されている。
図1(A)及び図5に示されるように、ベース部104は略円筒形状に形成されている。また、ベース部104は、放熱プレート部100の径方向外側に配置されると共に、上下方向において、リングプレート部96と固定部98Aとの間に配置されている。そして、ベース部104が、リングプレート部96、固定片98、及び放熱プレート部100の各々の間の隙間を埋めるように、ベース部104と固定プレート94とがアウトサート成形等によって一体に成形されている。また、ベース部104と固定プレート94とが一体成形された状態では、放熱プレート部100の上下面が露出されると共に、固定部98Aの上面及びリングプレート部96の下面がそれぞれ露出されている。
さらに、ベース部104と固定プレート94とが一体成形された状態では、リングプレート部96、固定部98A、放熱プレート部100、及び固定片98の各々のバリ面における縁部をベース部104が被覆するように構成されている。これにより、リングプレート部96、固定部98A、放熱プレート部100、及び固定片98において発生したバリが、ベース部104に埋設されるようになっている。なお、リングプレート部96におけるバリ面の外周側縁部では、当該外周側縁部の一部のみがベース部104によって被覆されている。
また、ベース部104には、固定プレート94の固定孔96Aに対応する位置において、切欠部104Aが形成されており、切欠部104Aは、上下方向から見てベース部104の径方向外側へ開放された略U字形状に形成されている。これにより、プレートユニット92では、固定孔96Aが露出されている。
さらに、ベース部104には、複数(本実施の形態では6箇所)の挿通孔104Bが上下方向に貫通形成されている。そして、挿通孔104B内に前述した巻線84が下方側から挿通されて、巻線84の端末部がベース部104から上方側へ延出されるようになっている(図4参照)。また、挿通孔104Bは円形状に形成されており、挿通孔104Bの直径寸法が、前述した巻線84の線径に比べて僅かに大きく設定されている。
また、図5に示されるように、ベース部104の下面(ベース部104の板厚方向一方側の端面)には、複数(本実施の形態では3箇所)の突出部106が形成されており、突出部106は略円柱状に形成されて、下方側(ベース部104の板厚方向一方側)へ突出されている。詳しくは、突出部106の先端面がリングプレート部96よりも下方側へ突出されるように突出部106の突出高さが設定されている。これにより、突出部106がプレートユニット92の最外形を構成するようになっている。また、突出部106は、固定部98Aに対応する位置に配置されている。換言すると、プレートユニット92では、固定部98Aと突出部106とがプレートユニット92の板厚方向においてラップして配置されている。
図3に示されるように、回路基板110は略円板状に形成されている。また、回路基板110は、板厚方向を上下方向にしてプレートユニット92の上方側に配置されており、回路基板110の下面が固定プレート94の固定部98Aの上面に当接されている(図2及び図4参照)。そして、回路基板110には、前述した固定プレート94のバーリング98Bに対応する位置において、図示しない取付孔が形成されており、当該取付孔及びバーリング98Bに「締結部材」としてのタッピングネジ122が挿入されて、タッピングネジ122によって回路基板110がプレートユニット92(固定プレート94)に固定されている(図4参照)。また、回路基板110の下面には、固定部98Aの上面と当接部分において、図示しないGNDパターン(図示省略)が形成されている。
また、回路基板110には、ベース部104から上方側へ延出された巻線84の端末部が半田付けによって接合されると共に、コネクタターミナル46の他端部が半田付けによって接合されている。さらに、回路基板110の上面及び下面には、複数の回路素子110Aが実装されている。さらに、前述した固定プレート94の放熱プレート部100が、回路基板110とモータハウジング30のロータ収容部38の底壁との間において、両者に近接して配置されている(図2及び図4参照)。
図2に示されるように、回路カバー112は鋼板で製作されている。この回路カバー112は、下方側へ開口された略有底円筒形状に形成されると共に、回転軸50と同軸上に配置されている。また、回路カバー112の開口端には、回路カバーフランジ部112Aが一体に形成されており、回路カバーフランジ部112Aは、回路カバー112の開口端から回路カバー112の径方向外側へ突出されると共に、回路カバー112の全周に亘って形成されている。そして、回路カバー112は、回路基板110及びプレートユニット92を覆うと共に、モータハウジング30の上端部を閉塞している。具体的には、図4に示されるように、回路カバーフランジ部112Aが、モータハウジング30の囲繞壁42Aの内側に且つステータカバー86のステータカバーフランジ部86Bと上下方向に対向して配置されている。さらに、回路カバーフランジ部112Aには、複数の挿通孔112Aaが形成されている。また、前述したステータカバーフランジ部86Bには、挿通孔112Aaに対応した複数のバーリング86Baが形成されている。このバーリング86Baは、挿通孔112Aaと同軸上に配置されると共に、下方側へ突出された円筒形状に形成されている。そして、挿通孔112Aa内にタッピングスクリュー124が挿入されて、タッピングスクリュー124のねじ部がバーリング86Baの内周面に螺合されて、回路カバーフランジ部112Aがステータカバーフランジ部86Bに締結されると共にモータハウジング30に固定されている。
また、図2に示されるように、回路カバー112がモータハウジング30に固定された状態では、回路基板110とモータ部60とがプレートユニット92によって区切られている。すなわち、回路基板110とモータ部60との間を区切るように、モータハウジング30の上端側(長手方向一方側)がプレートユニット92によって塞がれている。
次に本実施の形態の作用及び効果について説明する。
上記のように構成されたウォータポンプ10では、巻線84及びコネクタターミナル46が回路基板110に半田付けによって接合されており、回路基板110は、プレートユニット92の固定プレート94に固定されている。
そして、コネクタ部44に外部コネクタが接続されて、モータ部60を駆動制御する電力が外部コネクタから回路基板110へ供給されると、モータ部60が駆動して、モータ部60のロータ62及びインペラ70が回転軸50の軸線回りに回転される。インペラ70が回転軸50の軸線回りに回転されると、ポンプ部12の入口管22からポンプケース14内に流入された冷却水が圧送されて出口管から流出される。
ここで、固定プレート94は鋼板(金属)で製作されており、巻線84及びコネクタターミナル46は導電性を有する黄銅で製作されている。このため、仮に固定プレート94を樹脂製にした場合と比べて、固定プレート94の線膨張係数と、巻線84及びコネクタターミナル46の線膨張係数と、の差を小さくできる。すなわち、回路基板110を固定する部材と回路基板110に接合される部材との間の線膨張係数の差を小さくすることができる。これにより、ウォータポンプ10の環境温度が高温と低温との間で変化した場合でも、回路基板110における巻線84及びコネクタターミナル46との接合部分に生じる応力歪を抑制できる。
また、回路基板110が、鋼板で製作された回路カバー112によって覆われており、ステータ80が、鋼板で製作されたステータカバー86によって覆われている。さらに、回路カバー112の回路カバーフランジ部112Aと、ステータカバー86のステータカバーフランジ部86Bとが当接されており、固定プレート94がステータカバー86のステータカバーフランジ部86Bに当接されている。これにより、固定プレート94、ステータカバー86、及び回路カバー112が電気的に接続されている。さらに、回路基板110の下面には、固定プレート94(固定部98A)との当接部位において、GNDパターンが形成されている。このため、GND電位にされた回路カバー112によって回路基板110が覆われると共に、GND電位にされたステータカバー86によってステータ80が覆われている。これにより、回路基板110における電圧変化によって生じる電界ノイズに対して回路カバー112及びステータカバー86がシールド部材として機能する。その結果、当該電界ノイズが回路カバー112及びステータカバー86の外側へ放射することを抑制できる。
さらに、ステータカバーフランジ部86Bのバーリング86Baの内周面にタッピングスクリュー124のねじ部が螺合されて、タッピングスクリュー124によって回路カバー112とステータカバー86とが締結されている。これにより、回路カバー112とステータカバー86との締結部分における電食を回避しつつ、回路基板110における電圧変化によって生じる電界ノイズが回路カバー112及びステータカバー86の外側へ放射することを一層抑制できる。すなわち、回路カバーフランジ部112Aをタッピングスクリュー124ではなくネジとナットで固定するときには、例えば、モータハウジング30の第2結合部42内に黄銅製のナットをインサートする場合がある。この場合には、異種材料の締結によって当該締結部分に電食が発生する可能性がある。また、当該ネジはナットに螺合されてステータカバー86には螺合されない。これに対して、タッピングスクリュー124によって回路カバーフランジ部112Aをステータカバーフランジ部86Bに締結固定しているため、回路カバー112とステータカバー86との締結部分における電食を回避できる。また、タッピングスクリュー124のねじ部が、ステータカバーフランジ部86Bのバーリング86Baの内周面に螺合されるため、ステータカバー86と回路カバー112との電気的接続を良好にできる。以上により、回路基板110における電圧変化によって生じる電界ノイズが回路カバー112及びステータカバー86の外側へ放射することを一層抑制できる。
さらに、固定プレート94は、プレート状に形成された放熱プレート部100を有しており、放熱プレート部100は、モータハウジング30のロータ収容部38の底壁と回路基板110との間において、両者に近接して配置されている。このため、回路基板110上の回路素子110Aによって発生する熱が、鋼板製の放熱プレート部100を介してロータ収容部38内の冷却水へ伝達される。その結果、空気よりも熱伝導率の高いロータ収容部38内の冷却水を利用した放熱構造を実現できる。
また、固定プレート94では、リングプレート部96の径方向内側に放熱プレート部100が配置されており、リングプレート部96と放熱プレート部100とが連結部102によって連結されている。これにより、固定プレート94を板取り効率の良い形状に構成できる。
さらに、固定プレート94には、ベース部104が一体に形成されており、モータハウジング30の上端側がプレートユニット92(固定プレート94及びベース部104)によって塞がれている。これにより、仮にモータハウジング30内に異物等が浸入した場合でも、当該異物が回路基板110側へ侵入することを抑制できる。例えば、ステータ80がステータカバー86内に嵌入される際に発生しうるバリが回路基板110側へ侵入することを抑制できる。
また、ベース部104には、挿通孔104Bが形成されており、挿通孔104B内に巻線84の端末部が挿通されている。このため、巻線84の端末部を回路基板110側へ配策する際に巻線84の端末部を回路基板110側へベース部104によって案内することができ、巻線84の端末部をベース部104によって保持することができる。したがって、回路基板110に巻線84の端末部を接合する際の組付性を向上できる。
さらに、固定プレート94は、鋼板を打ち抜き加工することによって形成されている。そして、ベース部104と固定プレート94とが一体成形された状態(すなわち、プレートユニット92)では、リングプレート部96、固定部98A、放熱プレート部100、及び固定片98において発生したバリ(リングプレート部96の一部のバリを除く)が、ベース部104に埋設されるようになっている。このため、プレートユニット92において、固定プレート94の加工時に発生するバリが露出されることをベース部104によって抑制できる。
さらに、ベース部104には、プレートユニット92の板厚方向一方側(下方側)へ突出された突出部106が形成されており、突出部106が、プレートユニット92の最外形を構成している。具体的には、突出部106の先端面がリングプレート部96よりも下方側へ突出されるように突出部106の突出高さが設定されており、突出部106は、固定部98Aに対応する位置に配置されている。このため、図6に示されるように、プレートユニット92の段積み状態では、突出部106の先端面(下面)が固定部98A(の上面)に当接されて、固定プレート94と、他のプレートユニット92(固定プレート94)と、の間に隙間Gが形成されるため、固定プレート94が他のプレートユニット92(固定プレート94)に接触することが抑制される。これにより、ウォータポンプ10を組立てるときの生産性を向上することができる。
すなわち、仮にベース部104において突出部106を省略すると、プレートユニット92を段積みした状態において、プレートユニット92の板厚方向に隣接する固定プレート94同士が接触する。このため、例えば、固定プレート94同士が擦れたりすることで、固定プレート94から金属粉等の異物が発生する可能性がある。これにより、例えば、ウォータポンプ10の組立ライン等においてプレートユニット92を段積みして配置(配膳)するときには、固定プレート94同士を非接触にするための冶具やカバー等を用いる必要がある。
これに対して、本実施の形態では、上述のように、突出部106が、プレートユニット92の最外形を構成しているため、プレートユニット92を段積み状態に配置(配膳)しても固定プレート94同士が接触することを防止できる。これにより、ウォータポンプ10の組立ライン等においてプレートユニット92を段積み状態で配置(配膳)しても、固定プレート94に対する金属粉等の異物の発生を抑制できる。したがって、ウォータポンプ10の組立ライン等において、上記冶具やカバー等を用いる必要がなくなるため、ウォータポンプ10における生産性を向上することができる。
さらに、固定プレート94の固定部98Aには、バーリング98Bが形成されており、バーリング98Bは、固定部98Aから下方側へ突出されると共に、上方側へ開放された略有底円筒状に形成されている。このため、タッピングネジ122によって回路基板110をプレートユニット92(固定プレート94)に固定するときに発生するきり粉等の異物をバーリング98B内に封じ込めることができる。これにより、当該きり粉等の異物が回路基板110に付着することが防止されるため、ウォータポンプ10における信頼性を向上することができる。
なお、本実施の形態では、固定プレート94、ステータカバー86、及び回路カバー112が、鋼板製とされているが、これらを別の金属材料で製作してもよい。例えば、固定プレート94、ステータカバー86、及び回路カバー112をアルミニウム合金の板材で構成してもよい。
また、本実施の形態では、回路基板110における電圧変化によって生じる電界ノイズが外部へ放射することを、固定プレート94、ステータカバー86、及び回路カバー112によって抑制するように構成している。これに加えて、インペラ70の第2円盤部76を金属(例えば、アルミニウム合金)によって構成してもよいし、例えば、ロータ収容部38の底壁を覆うような金属製(例えば、アルミニウム合金)のカバープレート130(図4参照)を別途追加してもよい。これにより、上記電界ノイズのウォータポンプ10の外部への放射を一層抑制できる。
さらに、本実施の形態では、固定プレート94の放熱プレート部100がロータ収容部38の底壁及び回路基板110に近接して配置されているが、放熱プレート部100とロータ収容部38の底壁との間、又は放熱プレート部100と回路基板110との間に、熱伝導シートや熱伝導材等を介在させてもよい。例えば、図7に示されるように、回路基板110に実装されたFET等の回路素子110Aと放熱プレート部100との間に粘土状の熱伝導部材128を介在させてもよい。また、ロータ収容部38又は上述したカバープレート130と、放熱プレート部100と、の間に熱伝導部材128を介在させてもよい(図7では、カバープレート130と熱伝導部材128との間に熱伝導部材128を介在させている)。
また、本実施の形態では、固定プレート94がステータカバー86のステータカバーフランジ部86Bに当接されているが、固定プレート94を回路カバー112に当接するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態では、プレートユニット92のリングプレート部96では、リングプレート部96のバリ面における外周側縁部の一部のみがベース部104によって被覆されているが、リングプレート部96におけるバリ面における外周側縁部の全部をベース部104によって被覆してもよい。
10・・・ウォータポンプ(電動ポンプ)、12・・・ポンプ部、30・・・モータハウジング、38・・・ロータ収容部、46・・・コネクタターミナル(ターミナル)、60・・・モータ部、62・・・ロータ、70・・・インペラ、80・・・ステータ、84・・・巻線、86・・・ステータカバー、86B・・・ステータカバーフランジ部、92・・・プレートユニット(固定部材ユニット)、94・・・固定プレート(固定部材)、98A・・・固定部、98B・・・バーリング(被締結部)、100・・・放熱プレート部(プレート部)、104・・・ベース部、104B・・・挿通孔、106・・・突出部、110・・・回路基板、112・・・回路カバー、122・・・タッピングネジ(締結部材)

Claims (10)

  1. 内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、
    ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、
    前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、
    前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製の板材に打ち抜き加工及び曲げ加工を施すことによって形成されると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、
    を備えた電動ポンプ。
  2. 有底筒状に形成された金属製の回路カバーによって前記回路基板が覆われると共に、有底筒状に形成された金属製のステータカバーによって前記ステータが覆われており、
    前記回路カバーの開口端部と前記ステータカバーの開口端部とが当接されると共に、前記固定部材が前記回路カバー又は前記ステータカバーに当接された請求項1に記載の電動ポンプ。
  3. 前記モータハウジングは、前記ロータが収容されるロータ収容部を有しており、前記ロータ収容部は前記ポンプ部の内部と連通され、
    前記固定部材は、プレート状に形成されたプレート部を有しており、プレート部が、前記ロータ収容部と前記回路基板との間において両者に近接して配置された請求項1又は請求項2に記載の電動ポンプ。
  4. 前記固定部材には、樹脂製のベース部が一体成形されており、前記固定部材と前記ベース部とによって固定部材ユニットが形成され、
    前記固定部材ユニットが前記モータハウジングの長手方向一方側を塞ぐ請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動ポンプ。
  5. ベース部には、挿通孔が形成されており、当該挿通孔内に前記巻線が挿通された請求項4に記載の電動ポンプ。
  6. 記固定部材の打ち抜き加工時に発生するバリが前記ベース部に埋設されている請求項4に記載の電動ポンプ。
  7. 前記固定部材ユニットは、前記モータハウジングの長手方向を板厚方向としたプレート状に形成され、
    前記ベース部には、前記固定部材ユニットの板厚方向一方側へ突出された突出部が形成されており、前記突出部が、前記固定部材ユニットの最外形を構成している請求項4に記載の電動ポンプ。
  8. 前記固定部材は、前記回路基板を固定する固定部を有しており、前記固定部には、前記回路基板を締結する締結部材が螺合される有底筒状の被締結部が形成されている請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の電動ポンプ。
  9. 内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、
    ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、
    前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、
    前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製にされると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、
    を備え、
    前記モータハウジングは、前記ロータが収容されるロータ収容部を有しており、前記ロータ収容部は前記ポンプ部の内部と連通され、
    前記固定部材は、プレート状に形成されたプレート部を有しており、プレート部が、前記ロータ収容部と前記回路基板との間において両者に近接して配置された電動ポンプ。
  10. 内部にインペラが収容され、前記インペラが回転することで流入された液体を圧送するポンプ部と、
    ロータ及びステータを含んで構成され、前記インペラを回転させるモータ部と、
    前記インペラの軸線方向を長手方向とする筒状に形成され、前記モータ部を収容するモータハウジングと、
    前記モータハウジングの長手方向一方側に設けられ、前記モータ部を駆動制御すると共に、前記ステータを構成する巻線及び外部コネクタと接続されるターミナルが接合された回路基板と、
    前記モータハウジングと前記回路基板との間に設けられ、金属製にされると共に、前記回路基板を固定する固定部材と、
    を備え、
    前記固定部材には、樹脂製のベース部が一体成形されており、前記固定部材と前記ベース部とによって固定部材ユニットが形成され、
    前記固定部材ユニットが前記モータハウジングの長手方向一方側を塞ぐ電動ポンプ。
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