JP5935531B2 - 研磨剤及び研磨剤の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、研磨剤及び研磨剤の製造方法に関する。
ハードディスクのガラス基板や液晶ディスプレイ等に用いられるガラス基板等は、高精度の平坦性が求められており、研磨による平坦化が行われている。平坦化の良否や効率は、研磨剤に含まれる砥粒に影響され、種々の研磨剤や砥粒が提案されている。例えば、酸化セリウム(CeO2)を砥粒とする研磨剤は、高い研磨速度を有しており、広く使用さ
れている。
特許第3927270号公報
しかしながら、酸化セリウム(CeO2)は希少なレアアースであるため、酸化セリウ
ムに替わる研磨速度の高い研磨剤が求められている。本件は、研磨剤の研磨速度を向上することを目的とする。
本開示の一観点による研磨剤の製造方法は、マンガン化合物にシリカを添加する工程と、前記シリカが添加された前記マンガン化合物を熱処理する工程と、前記シリカが添加された前記マンガン化合物を粉砕することにより砥粒を生成する工程と、前記砥粒に溶媒を添加する工程と、を備える。
また、本開示の一観点による研磨剤は、シリカ、マンガン化合物及びケイ素含有マンガン酸化物を含む砥粒と、溶媒と、を備える。
本開示によれば、研磨剤の研磨速度を向上することができる。
図1は、実施形態に係る研磨剤の製造方法を説明するフローチャートである。 図2は、焼成炉の一例であるロータリーキルンを示す図である。 3Aは、実験条件を示す図である。 3Bは、実験条件を示す図である。 図4は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を450℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図5は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を800℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図6は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図7は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を1000℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図8は、マッフル炉を用いて、MnO2を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図9は、ロータリーキルンを用いて、MnCO3を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図10は、マッフル炉を用いて、MnCO3を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図11は、ロータリーキルンを用いて、Mn(OH)2を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。 図12は、マッフル炉を用いて、Mn(OH)2を900℃で熱処理した場合の実験結果を示す図である。
以下、図面を参照して本実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
図1は、実施形態に係る研磨剤(研磨スラリー)の製造方法を説明するフローチャートである。まず、図1の工程S1において、マンガン化合物にシリカ(SiO2)を添加す
る。マンガン化合物は、例えば、酸化マンガン(IV)(MnO2)、炭酸マンガン(II)
(MnCO3)、水酸化マンガン(II)(Mn(OH)2)である。シリカとして、例えば、コロイダルシリカ、フュームドシリカを用いてもよい。この場合、マンガン化合物に対するシリカの濃度が所定の濃度となるように、マンガン化合物にシリカを添加する。所定の濃度は、例えば、2wt%以上10%wt以下であることが好ましい。
マンガン化合物にシリカを添加する一例として、例えば、水とマンガン化合物との混合物(重量比3:2)にシリカを添加するようにしてもよい。マンガン化合物は、試薬品を用いてもよいし、マンガン化合物の塊を砕いて細かくした粒子を用いてもよい。
次に、図1の工程S2において、シリカが添加されたマンガン化合物を熱処理する。例えば、450℃以上1000℃以下の温度で熱処理を行う。好ましくは、800℃以上1000℃以下の温度で熱処理を行う。更に好ましくは、約900℃の温度で熱処理を行う。ただし、熱処理の温度は、例示であり、これらの値に限定されず、他の値であってもよい。熱処理は、大気中で、例えば、ロータリーキルン及びマッフル炉等の熱処理炉(焼成炉)を用いて行われる。ロータリーキルンを用いた熱処理時間は、例えば、20秒以上40秒以下程度である。マッフル炉を用いた熱処理時間は、例えば、2時間程度である。
ロータリーキルンを用いて熱処理を行う場合、マンガン化合物及びシリカを造粒した後に熱処理を行う。マッフル炉を用いて熱処理を行う場合、マンガン化合物及びシリカを造粒した後に熱処理を行ってもよいし、マンガン化合物及びシリカを造粒せずに熱処理を行ってもよい。マンガン化合物及びシリカの造粒は、例えば、ハイスピードミキサ(アーステクニカ社製)等の造粒装置を用いて行われる。例えば、マンガン化合物及びシリカを造粒した後の粒子の直径は、1mm以上5mm以下程度であるが、この値に限定されず、他の値であってもよい。
図2は、焼成炉の一例であるロータリーキルンを示す図である。図2に示すロータリーキルンは、円筒状の石英管1と、石英管1を覆うように設けられた電気炉2とを有している。石英管1は、傾斜して設置されており、回転可能である。電気炉2は、石英管1の中心付近に設けられている。造粒後のマンガン化合物及びシリカを石英管1内に投入し、石英管1を回転させながら、電気炉2によって石英管1を熱することにより、マンガン化合物及びシリカの熱処理が行われる。石英管1の直径は約100mmであり、石英管1の長さは約2000mmである。
石英管1内に投入されたマンガン化合物及びシリカの温度は、石英管1が発生する熱により急激に上昇する。そして、石英管1内から出たマンガン化合物及びシリカの温度は、大気に晒されることにより急激に下がる。したがって、ロータリーキルンを用いた熱処理は、マンガン化合物及びシリカを急熱した後、急冷することになる。すなわち、ロータリーキルンを用いた熱処理は、マンガン化合物及びシリカの昇温及び冷却を急激に行う処理となる。
石英管1の傾斜角度を調整し、粒子の落下速度を制御することにより、マンガン化合物及びシリカの熱処理時間を制御する。ロータリーキルンを用いて熱処理を行う場合にマンガン化合物及びシリカを造粒するのは、マンガン化合物が石英管1内に滞留するのを抑止するためである。
次いで、図1の工程S3において、熱処理が行われたマンガン化合物及びシリカを粉砕することにより、マンガン化合物及びシリカを含む砥粒を生成する。例えば、熱処理が行われたマンガン化合物及びシリカを、ジェットミルによって粉砕した後、ビーズミルによって微粉砕する。ジェットミルは、高圧の空気や蒸気を用いて、粒子同士を衝突させることにより、粒子を粉砕する装置である。ビーズミルは、シリンダー内にビーズを充填しておき、シリンダー内に対象物を供給し、対象物を粉砕する装置である。具体的には、シリンダー内で撹拌部材が回転することによりビーズと対象物とを流動させ、ビーズで対象物を摺りつぶすことにより対象物を粉砕する。ジェットミルによる粉砕回数は、例えば、1回である。ビーズミルによる粉砕回数は、例えば、1回以上10回以下である。ただし、ジェットミルによる粉砕回数及びビーズミルによる粉砕回数は、例示であり、これらの値に限定されず、他の値であってもよい。ビーズミルによる1回の粉砕時間を、例えば、30分に設定してもよい。
次いで、図1の工程S4において、マンガン化合物及びシリカを含む砥粒に、溶媒として純水を添加することにより、研磨剤(スラリー)を製造する。この場合、マンガン化合物及びシリカを含む砥粒の固形濃度が10wt%程度となるように純水を添加する。ただし、マンガン化合物及びシリカを含む砥粒の固形濃度が10wt%以外の値になるようにしてもよい。なお、図1の工程S4において、マンガン化合物及びシリカを含む砥粒に、純水とともに水酸化カリウム(KOH)又は硝酸(HNO3)を加えてもよい。
本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤の研磨速度は、シリカを添加していないマンガン化合物を有する研磨剤の研磨速度よりも向上する。また、本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤の研磨速度は、マンガン化合物の熱処理後においてシリカが添加されたマンガン化合物を有する研磨剤の研磨速度よりも向上する。
マンガン化合物及びシリカの粉砕回数が少ない(粉砕時間が短い)場合、マンガン化合物及びシリカの粒子径が大きくなり、研磨剤に含まれるマンガン化合物及びシリカの粒子の沈降が著しくなる。そのため、マンガン化合物及びシリカの粉砕回数を多くする(粉砕時間を長くする)ことにより、マンガン化合物及びシリカの粒子径を小さくする。しかし、マンガン化合物及びシリカの粉砕回数を多くする(粉砕時間を長くする)と、研磨剤の製造時間が長くなるため、マンガン化合物及びシリカの適切な粉砕回数(粉砕時間)を選択することが好ましい。
また、マンガン化合物及びシリカの粉砕回数によって研磨速度が変化する場合、マンガン化合物及びシリカの適切な粉砕回数(粉砕時間)を選択することが好ましい。以下に示す実験では、研磨剤の研磨速度とマンガン化合物及びシリカの粉砕回数との関係を調べた。図3Aから図12を参照して、研磨剤の研磨速度とマンガン化合物及びシリカの粉砕回
数との関係について説明する。
図3A及び図3Bは、実験条件を示す図であり、図4から図12は、実験結果を示す図である。図3A及び図3Bは、(A)熱処理前にシリカが添加された場合の実験条件、(B)熱処理後にシリカが添加された場合の実験条件、及び、(C)シリカを添加しなかった場合の実験条件、が示されている。
図3Aの(A−1)から(A−5)及び図3Bの(A−6)から(A−9)は、シリカが添加されたマンガン化合物を熱処理した場合の実験条件を示している。図3Aの(A−1)から(A−5)及び図3Bの(A−6)から(A−9)に示す実験条件は、本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤を用いた場合の実験条件である。図3Aの(B−1)から(B−5)及び図3Bの(B−6)から(B−9)は、マンガン化合物の熱処理後にシリカが添加された場合の実験条件を示している。図3Aの(C−1)から(C−5)及び図3Bの(C−6)から(C−9)は、マンガン化合物の熱処理後にシリカを添加しなかった場合の実験条件を示している。図3A及び図3Bの(B−1)から(B−9)及び(C−1)から(C−9)に示す実験条件は、比較例として製造された研磨剤を用いた場合の実験条件である。
図3A及び図3Bの「出発原料」は、マンガン化合物の種類である。図3A及び図3Bの「熱処理炉」は、熱処理で用いた熱処理炉の種類である。図3A及び図3Bの「処理温度(℃)」は、熱処理の温度である。図3A及び図3Bの「シリカ添加」は、シリカが添加されたマンガン化合物を熱処理した場合(熱処理前添加)、マンガン化合物の熱処理後にシリカが添加された場合(熱処理後添加)、マンガン化合物の熱処理後にシリカを添加しなかった場合(添加無し)を示している。なお、マンガン化合物に対するシリカの濃度が3wt%となるように、マンガン化合物に対してシリカを添加している。図3A及び図3Bの「粉砕回数」は、ビーズミルによる粉砕回数である。また、ジェットミルによる粉砕回数は1回としている。図3A及び図3Bの「実験結果(図)」は、各実験条件を設定することによって得られた実験結果を示す図である。
マンガン化合物に添加するシリカとしてコロイダルシリカを用いた。コロイダルシリカは、スノーテックス 0(日産化学社製)又はcompol 80(フジミインコーポレイテッド製)を用いた。ロータリーキルンは試作装置を用い、マッフル炉はヤマト科学社製のFO300を用いた。ビーズミルは、ダイノーミル KDL−PILOT型(シンマルエンタープライズ社製)を用いた。粒径1.0mmΦ程度のジルコニア(ZrO2)ビーズを用い
、シリンダー内にジルコニア(ZrO2)ビーズを80vol%充填し、ビーズミルによ
るマンガン化合物及びシリカの粉砕を行った。ビーズミルによる1回の粉砕時間を30分に設定した。
図4から図12は、シリコンウェハを水蒸気酸化して、約1μmの厚さの熱酸化膜(SiO2)を、以下の条件により研磨した場合の実験結果である。
・研磨布(パッド):IC1400(ニッターハース社製)
・研磨圧力:0.3kg/cm2
・回転数:45rpm(上定盤),46rpm(下定盤)
・定盤径:400mm
図4から図7に示す実験結果について詳細に説明する。図4は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を450℃で熱処理した場合の実験結果を示している。図4では、シリカ
が添加されたMnO2を熱処理した場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値
を菱形の図形で示している。図4では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を四角の図形で示している。図4
では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図4には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,5,7,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図4に示すように、ロータリーキルンを用いて、MnO2を450℃で熱処理した場合
、粉砕回数の増加に伴い、研磨剤の研磨速度が低下する。また、図4に示すように、MnO2にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnO2にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。更に、図4に示すように、シリカが添加されたMnO2
熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されている。すなわち、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図5は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を800℃で熱処理した場合の実験結果
を示している。図5では、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合における研磨剤
の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図5では、MnO2の熱処
理後にMnO2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の
値を四角の図形で示している。図5では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図5には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,5,7,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図5に示すように、MnO2にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnO2にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図5に示すように、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低
下が抑制されている。すなわち、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図6は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を900℃で熱処理した場合の実験結果
を示している。図6では、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合における研磨剤
の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図6では、MnO2の熱処
理後にMnO2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の
値を四角の図形で示している。図6では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図6には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,5,7,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図6に示すように、MnO2にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnO2にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図6に示すように、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低
下が抑制されている。すなわち、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図7は、ロータリーキルンを用いて、MnO2を1000℃で熱処理した場合の実験結
果を示している。図7では、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合における研磨
剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図7では、MnO2の熱
処理後にMnO2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)
の値を四角の図形で示している。図7では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図7には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,5,7,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図7に示すように、MnO2にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnO2にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図7に示すように、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低
下が抑制されている。すなわち、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図4〜図7に示す実験結果から、ロータリーキルンを用いて、900℃付近でMnO2
を熱処理する場合、研磨剤の研磨速度が最も大きいことがわかる。また、図4〜図7に示す実験結果から、ロータリーキルンを用いて、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、研磨剤の研磨速度が向上することがわかる。更に、図4〜図7に示す実験結果から、MnO2の熱処理前
にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比
較して、研磨剤の粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されることがわかる。
図8〜図12に示す実験結果について詳細に説明する。図8は、マッフル炉を用いて、MnO2を900℃で熱処理した場合の実験結果を示している。図8では、シリカが添加
されたMnO2を熱処理した場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形
の図形で示している。図8では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を四角の図形で示している。図8では、MnO2の熱処理後にMnO2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図8には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,5,7,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図8に示すように、MnO2にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnO2にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図8に示すように、シリカが添加されたMnO2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低
下が抑制されている。すなわち、MnO2の熱処理前にMnO2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図7及び図8に示すように、シリカが添加されたMnO2を、マッフル炉によって熱処
理した場合と比較して、シリカが添加されたMnO2を、ロータリーキルンによって熱処
理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上している。ロータリーキルンを用いた熱処理が、シリカが添加されたMnO2を急熱した後、急冷する処理であるため、ロータリーキ
ルンによって熱処理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上したと考えられる。
図9は、ロータリーキルンを用いて、MnCO3を900℃で熱処理した場合の実験結
果を示している。図9では、シリカが添加されたMnCO3を熱処理した場合における研
磨剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図9では、MnCO3
の熱処理後にMnCO3にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/m
in)の値を四角の図形で示している。図9では、MnCO3の熱処理後にMnCO3にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図9には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図9に示すように、MnCO3にシリカを添加しなかった場合と比較して、MnCO3にシリカを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図9に示すように、シリカが添加されたMnCO3を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速
度の低下が抑制されている。すなわち、MnCO3の熱処理前にMnCO3にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図10は、マッフル炉を用いて、MnCO3を900℃で熱処理した場合の実験結果を
示している。図10では、シリカが添加されたMnCO3を熱処理した場合における研磨
剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図10では、MnCO3
の熱処理後にMnCO3にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/m
in)の値を四角の図形で示している。図10では、MnCO3の熱処理後にMnCO3にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図10には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図10に示すように、シリカを添加しなかった場合と比較して、MnCO3にシリカを
添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図10に示すように、シリカが添加されたMnCO3を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低
下が抑制されている。すなわち、MnCO3の熱処理前にMnCO3にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図9及び図10に示すように、シリカが添加されたMnCO3を、マッフル炉によって
熱処理した場合と比較して、シリカが添加されたMnCO3を、ロータリーキルンによっ
て熱処理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上している。ロータリーキルンを用いた熱処理が、シリカが添加されたMnCO3を急熱した後、急冷する処理であるため、ロー
タリーキルンによって熱処理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上したと考えられる。
図11は、ロータリーキルンを用いて、Mn(OH)2を900℃で熱処理した場合の
実験結果を示している。図11では、シリカが添加されたMn(OH)2を熱処理した場
合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図11では、Mn(OH)2の熱処理後にMn(OH)2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を四角の図形で示している。図11では、Mn(OH)2の熱処理後にMn(OH)2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図11には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図11に示すように、シリカを添加しなかった場合と比較して、Mn(OH)2にシリ
カを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図11に示すように、シ
リカが添加されたMn(OH)2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨
速度の低下が抑制されている。すなわち、Mn(OH)2の熱処理前にMn(OH)2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図12は、マッフル炉を用いて、Mn(OH)2を900℃で熱処理した場合の実験結
果を示している。図12では、シリカが添加されたMn(OH)2を熱処理した場合にお
ける研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を菱形の図形で示している。図12では、Mn(OH)2の熱処理後にMn(OH)2にシリカが添加された場合における研磨剤の研磨速度(μm/min)の値を四角の図形で示している。図12では、Mn(OH)2の熱
処理後にMn(OH)2にシリカを添加しなかった場合における研磨剤の研磨速度(μm
/min)の値を三角の図形で示している。更に、ビーズミルによる粉砕回数の依存性を評価しており、図12には、ビーズミルによる粉砕回数(1,3,10)に応じた研磨剤の研磨速度(μm/min)の値が示されている。
図12に示すように、シリカを添加しなかった場合と比較して、Mn(OH)2にシリ
カを添加することによって研磨剤の研磨速度が向上する。また、図12に示すように、シリカが添加されたMn(OH)2を熱処理した場合、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨
速度の低下が抑制されている。すなわち、Mn(OH)2の熱処理前にMn(OH)2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
図11及び図12に示すように、シリカが添加されたMn(OH)2を、マッフル炉に
よって熱処理した場合と比較して、シリカが添加されたMn(OH)2を、ロータリーキ
ルンによって熱処理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上している。ロータリーキルンを用いた熱処理が、シリカが添加されたMn(OH)2を急熱した後、急冷する処理で
あるため、ロータリーキルンによって熱処理した場合の方が、研磨剤の研磨速度が向上したと考えられる。
図6、図8〜図12に示す実験結果から、MnCO3又はMn(OH)2を出発原料とする場合であっても、研磨剤の研磨速度は、MnO2を出発原料とする場合と同じ傾向を示
すといえる。すなわち、MnCO3の熱処理前にMnCO3にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、研磨剤の研磨速度が向上する。Mn(OH)2の熱処理前にMn(OH)2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、研磨剤の研磨速度が向上する。MnCO3の熱処理
前にMnCO3にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加
と比較して、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。また、Mn(OH)2の熱処理前にMn(OH)2にシリカが添加された場合、熱処理後のシリカの添加及びシリカの不添加と比較して、研磨剤の粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制される。
更に、図6、図8〜図12に示す実験結果から、ロータリーキルンを用いて熱処理を行った場合、マッフル炉を用いて熱処理を行った場合と比較して、砥粒の研磨速度が0.4〜0.5μm/min程度向上していることがわかる。
市販されている酸化セリウム(CeO2)を含む研磨剤の研磨速度は、0.25〜0.
30μm/minである。化合物マンガンにシリカを添加し、シリカが添加された化合物マンガンを熱処理することにより製造された研磨剤は、酸化セリウム(CeO2)を含む
研磨剤と同等の研磨速度を有する。
マンガン化合物に対するシリカの濃度が2wt%以上10wt%以下の範囲で複数の実験を行ったが、図4〜図12に示す実験結果と同様の結果となった。したがって、マンガン化合物に対するシリカの濃度が2wt%以上10wt%以下となるように、マンガン化合物に対してシリカが添加された場合においても、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されるとともに、研磨剤の研磨速度が向上する。
MnO2を650℃以上900℃以下程度で熱処理することにより、MnO2はMn23になる。MnO2を1000℃程度以上で熱処理することにより、MnO2はMn23及びMn34の混合化合物となる。シリカが添加されたMnO2を650℃以上900℃以下
程度で熱処理する場合、熱処理中にシリカの一部とMn23の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。また、シリカが添加されたMnO2を1000℃程度で熱処理する場合、熱処理中にシリカの一部とMn23
及びMn34の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。そのため、シリカが添加されたMnO2を650℃以上1000℃
以下程度で熱処理することによって製造された研磨剤は、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)を有する。図4〜図8に示す実験結果から、シリカ、MnO2及びケイ
素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)を含む砥粒を有する研磨剤は、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されるとともに、研磨剤の研磨速度が向上する。
MnCO3を650℃以上900℃以下程度で熱処理することにより、MnCO3はMn23になる。MnCO3を1000℃程度以上で熱処理することにより、MnCO3はMn23及びMn34の混合化合物となる。シリカが添加されたMnCO3を650℃以上9
00℃以下程度で熱処理する場合、熱処理中にシリカの一部とMn23の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。また、シリカが添加されたMnCO3を1000℃程度で熱処理する場合、熱処理中にシリカの一
部とMn23及びMn34の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。そのため、シリカが添加されたMnCO3を650℃
以上1000℃以下程度で熱処理することによって製造された研磨剤は、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)を有する。図9及び図10に示す実験結果から、シリカ、MnCO3及びケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)を含む砥粒を有する研
磨剤は、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されるとともに、研磨剤の研磨速度が向上する。
Mn(OH)2を650℃以上900℃以下程度で熱処理することにより、Mn(OH
2はMn23になる。Mn(OH)2を1000℃程度以上で熱処理することにより、Mn(OH)2はMn23及びMn34の混合化合物となる。シリカが添加されたMn(O
H)2を650℃以上900℃以下程度で熱処理する場合、熱処理中にシリカの一部とM
23の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。また、シリカが添加されたMn(OH)2を1000℃程度で熱処理する
場合、熱処理中にシリカの一部とMn23及びMn34の一部とが反応し、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)が形成されると考えられる。そのため、シリカが添加されたMn(OH)2を650℃以上1000℃以下程度で熱処理することによって製造
された研磨剤は、ケイ素含有マンガン酸化物(MnxSiyOz)を有する。図11及び図12に示す実験結果から、シリカ、Mn(OH)2及びケイ素含有マンガン酸化物(M
nxSiyOz)を含む砥粒を有する研磨剤は、粉砕回数の増加に伴う研磨剤の研磨速度の低下が抑制されるとともに、研磨剤の研磨速度が向上する。
本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤は、例えば、PDP(Plasma Display Panel)及びLCD(Liquid Crystal Display)等の電子機器に用いられる平板ガラスの研磨に使用してもよい。平板ガラスは、ガラス基板の一例である。本実施形
態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤は、例えば、スマートフォン、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、携帯電話、ゲーム機等の電子機器に用いられる平板ガラスの研磨に使用してもよい。本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤は、例えば、PC(Personal Computer)等の電子機器が備える
ハードディスクのガラス基板の研磨に用いてもよい。本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤は、半導体装置の製造方法におけるCMP(Chemical Mechanical Polishing)等の研磨工程で用いてもよい。
〈平板ガラスの研磨方法〉
本実施形態に係る研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤を用いて平板ガラスを研磨する方法の一例を説明する。研磨装置としては、例えば、平板ガラスを保持する治具と、研磨布(パッド)とを備える研磨装置を用いてもよい。研磨パッドの材質として、有機高分子等を用いてもよい。有機高分子は、例えば、ポリウレタン等である。例えば、研磨布(パッド)として、SUBA400(ニッタハース社製)を用いてもよい。例えば、平板ガラスを治具により保持し、研磨布と平板ガラスとの間に、研磨剤を供給し、所定の圧力で定盤又は平板ガラスを動かすことにより、研磨剤を平板ガラスに接触させながら平板ガラスを研磨するようにしてもよい。
1 石英管
2 電気炉

Claims (8)

  1. マンガン化合物にシリカを添加する工程と、
    前記シリカが添加された前記マンガン化合物を熱処理する工程と、
    前記シリカが添加された前記マンガン化合物を粉砕することにより砥粒を生成する工程と、
    前記砥粒に溶媒を添加する工程と、
    を備えることを特徴とする研磨剤の製造方法。
  2. 前記マンガン化合物は、MnO、MnCO又はMn(OH)の何れかであることを特徴とする請求項1に記載の研磨剤の製造方法。
  3. 前記熱処理する工程における熱処理温度は、800℃以上1000℃以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載の研磨剤の製造方法。
  4. 前記熱処理する工程において、昇温及び冷却を急激に行うことを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の研磨剤の製造方法。
  5. 請求項1から4の何れか一項に記載の研磨剤の製造方法によって製造された研磨剤を用いてガラス基板を研磨する工程を備える研磨方法
  6. シリカ、マンガン化合物及びケイ素含有マンガン酸化物を含む砥粒と、
    溶媒と、
    を備えることを特徴とする研磨剤。
  7. 前記マンガン化合物は、MnO、MnCO又はMn(OH)の何れかであることを特徴とする請求項6に記載の研磨剤。
  8. 請求項6又は7に記載の研磨剤を用いてガラス基板を研磨する工程を備える研磨方法
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