JP5933281B2 - 建物ユニット及びユニット建物 - Google Patents
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Description
本発明の第1の実施形態に係る建物ユニット12について、図1〜図3に基づいて説明する。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
ここで、第一の実施形態の変形例で、本発明ではない参考例について説明する。図4(A)には、床面材を外した状態の第1の参考例が正面図で示され、図4(B)には、床面材を外した状態の第2の参考例が正面図で示されている。図4(A)に示されるように、参考例としては、長辺側床梁134に欠損部36(図1参照)がない構成も採り得る。なお、図中の符号138は、第二床梁38に対応する床梁である。また、図4(A)の参考例の変形例である図4(B)に示されるように、参考例としては、第二床梁138の位置が長辺側床梁134の長手方向中央部に対応して配置される構成も採り得る。
次に、本発明の第2の実施形態に係る建物ユニット50について、図5及び図6を用いて説明する。図5には、本発明の第2の実施形態に係る建物ユニット50が斜視図にて示されており、図6には、図5の6−6線に沿った断面に相当する建物ユニット50の模式的な側断面図が示されている。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
次に、上記第2の実施形態の変形例について図7を参照しながら説明する。なお、この変形例は、ブレース62の長手方向端部の固定相手が上記第2の実施形態と異なる点が特徴であり、その他の部分は実質的に上記第2の実施形態と同様とされている。
次に、本発明の第3の実施形態について図8及び図9に基づいて説明する。なお、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については同一符号を付して説明を省略する。
本実施形態によれば、第一ユニット72で支持される第二床面材42の他に、第一ユニット72用の第三床面材82(一般床)を第二ユニット74の上部の床小梁78に支持させることができるので、高さの異なる床の設定が容易となっている。また、本実施形態では、一般床(第三床面材82)の高さ位置を第一ユニット72における通常の高さ位置よりも概ね長辺側床梁34の高さ分だけ下げられる。また、天井小梁76及び床小梁78は間隔をおいて水平方向及び上下方向にずれた位置で天井大梁80に固定されているので、上階の第一ユニット72に振動が作用しても、当該振動は、下階の第二ユニット74内に直接は伝達されない。すなわち、上階の歩行者音等の生活音(重量衝撃音、軽量衝撃音)が伝わりにくいので(遮音性の向上)、居住性が損なわれない。
次に、上記第3の実施形態の変形例について図10を参照しながら説明する。なお、図10は、第3の実施形態における図9に相当する断面図である。この変形例に係るユニット建物90では、図9に示される第三床面材82が支持される床小梁78が配設されず、図10に示されるように、第二ユニット74の天井小梁76の上面に第一ユニット72(図8参照)の床用とされた上階用床面材84が設置されている。他の点は、第3の実施形態と同様である。このような構成によっても、高さの異なる床の設定を容易にすることができる。
なお、図1及び図5等に示される第1、第2の実施形態では、第二床梁38、54は、第一床梁30が固定される角柱14の二本に溶接により固定されているが、第二床梁は、第一床梁が固定される複数の角柱のうちの一本に固定されていてもよい。また、第二床梁が前記角柱に固定されない構成とすることも可能である。
14 角柱
30 第一床梁
32 短辺側床梁
34 長辺側床梁
36 欠損部
38 第二床梁
40 第一床面材
42 第二床面材
44 ブレース
46 固定部材
48 凹部
50 建物ユニット
54 第二床梁
56 束
58 第一床面材
60 第二床面材
62 ブレース
68A 固定部材
68B 固定部材
70 ユニット建物
72 第一ユニット
74 第二ユニット
76 天井小梁
78 床小梁
80 天井大梁
82 第三床面材
84 上階用床面材
90 ユニット建物
Claims (11)
- 平面視で長手方向を有する矩形枠状部を構成し、一対の短辺側床梁と一対の長辺側床梁とを備えて床面材を支持可能であると共に、前記長辺側床梁が前記長手方向に分断されて欠損部が設けられた第一床梁と、
前記第一床梁と共に前記矩形枠状部を構成し、前記第一床梁の長手方向に沿って延在して長手方向の中間部が前記欠損部の上方側に設けられると共に長手方向の両端部が前記長辺側床梁における前記欠損部を挟んだ両側部分の上方側に設けられ、前記長辺側床梁における前記欠損部を挟んだ両側部分を連結して床面材を支持可能な第二床梁と、
を有する建物ユニット。 - 平面視で長手方向を有する矩形枠状部を構成し、一対の短辺側床梁と一対の長辺側床梁とを備えて床面材を支持可能であると共に、前記長辺側床梁が前記長手方向に分断されて欠損部が設けられた第一床梁と、
前記長辺側床梁における前記欠損部を挟んだ両側部分に立設された束と、
前記第一床梁と共に前記矩形枠状部を構成し、前記第一床梁の長手方向に沿って延在して長手方向の中間部が前記欠損部の上方側に設けられると共に長手方向の両端部が前記長辺側床梁における前記欠損部を挟んだ両側部分の上方側に設けられ、前記束によって前記長辺側床梁と連結されて床面材を支持可能な第二床梁と、
を有する建物ユニット。 - 前記束は、前記長辺側床梁の上面と、前記第二床梁の下面と、に接合されている、請求項2記載の建物ユニット。
- 前記長辺側床梁と前記第二床梁とを接続するブレースが設けられている、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の建物ユニット。
- 前記長辺側床梁と前記第二床梁とを接続すると共に前記長辺側床梁の上面の面方向に沿って配置されたブレースが設けられている、請求項1記載の建物ユニット。
- 前記ブレースの長手方向の端部を前記長辺側床梁の上面に固定する固定部材と、
前記第二床梁の下部に形成されて前記固定部材と嵌合される凹部と、
を有する請求項5記載の建物ユニット。 - 前記束と前記長辺側床梁との接合部又はその近傍と、前記束と前記第二床梁との接合部又はその近傍と、を接続するブレースが設けられている、請求項2又は請求項3に記載の建物ユニット。
- 前記第二床梁は、前記第一床梁が固定される複数の角柱のうちの少なくとも一本に固定されている、請求項1〜請求項7のいずれか1項に記載の建物ユニット。
- 前記長辺側床梁と前記第二床梁とは高さ方向の間隔が同一となるように設定されている、請求項1〜請求項8のいずれか1項に記載の建物ユニット。
- 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の建物ユニットであり、建物上階側の一部又は全部を構成する第一ユニットと、
前記第一ユニットの下方側に配置されて建物下階側の一部又は全部を構成し、上部には互いに平行な一対の天井大梁の間に天井小梁が架け渡された第二ユニットと、
前記第二ユニットの前記天井小梁の上面に設置され、前記第一ユニットの床用とされた上階用床面材と、
を有するユニット建物。 - 請求項1〜請求項9のいずれか1項に記載の建物ユニットであり、建物上階側の一部又は全部を構成する第一ユニットと、
前記第一ユニットの下方側に配置されて建物下階側の一部又は全部を構成し、上部には互いに平行な一対の天井大梁の間に、天井面材が下面に張られる天井小梁と、上階用の床面材を支持可能な床小梁と、が架け渡されると共に、
前記天井小梁及び前記床小梁が間隔をおいて水平方向及び上下方向にずれた位置で前記天井大梁に固定された第二ユニットと、
を有するユニット建物。
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