JP5929499B2 - 制御装置及びプログラム - Google Patents

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Description

この発明は、複数のパラメータの設定値を編集する機能を備えた制御装置及び、コンピュータをこのような制御装置として機能させるためのプログラムに関する。
従来から、幅広い電子装置において、複数の操作子を用いてユーザが複数のパラメータの設定値を編集できるようにすることが行われている。この場合において、パラメータの項目数が多い場合、その全てに対応する操作子を設けることはできないので、操作子とパラメータとの対応関係の設定についても、種々の提案がなされている。
例えば、特許文献1には、ミキシング装置においてユーザ定義キーを設け、ユーザの操作に応じてそのユーザ定義キーに所望のパラメータの項目を割り当てて、その割り当てた項目の設定値を編集するための操作子として機能させることが記載されている。
特許文献2には、楽音制御パラメータ設定装置において、ディスプレイ画面上の、複数の操作子のそれぞれと対応する位置にその操作子により編集可能なパラメータの項目を表示し、画面の切り換えに応じて、各操作子の操作により編集可能な項目を切り換え可能とすることが記載されている。
特開2008−42446号公報 特開平3−266893号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、ユーザは複数あるユーザ定義キーのそれぞれにパラメータの項目を1つ1つ割り当てなければならず、割り当て操作が面倒であるという問題があった。
また、特許文献2に記載の技術では、複数の操作子に一度にパラメータの項目を割り当てることができるが、割り当てる項目の組み合わせは、予め画面データの用意してある組み合わせに限られる。従って、操作子に割り当て可能な項目の種類や割り当ての柔軟性が十分とは言えなかった。
なお、このような問題は、楽音以外のパラメータの設定値を編集しようとする場合にも、同様に発生するものである。
この発明は、このような背景に鑑みてなされたものであり、複数の操作子に対し、各操作子で操作するパラメータの項目を、簡単な操作かつ高い自由度で割り当てられるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の制御装置は、複数の操作子と、上記複数の操作子のうち1つの指定を受け付ける第1の受付手段と、パラメータについて複数の項目の指定を受け付ける第2の受付手段と、上記第1の受付手段が指定を受け付けた操作子を基準として、上記複数の操作子のうち上記第2の受付手段が指定を受け付けた項目を割り当てる複数の操作子を決定する決定手段と、上記決定手段が決定した複数の操作子の各々に、上記第2の受付手段が指定を受け付けた複数の項目のいずれかを割り当てる割当手段と、
上記割当手段が行った割り当てに従い、上記複数の操作子の各々を、その操作子に割り当てた項目の設定値を操作するための操作子として機能させる手段とを設けたものである。
この発明は、装置として実現する他、システム、方法、プログラム、媒体等、任意の形式で実現することができる。
以上のようなこの発明の制御装置によれば、複数の操作子に対し、各操作子で操作するパラメータの項目を、簡単な操作かつ高い自由度で割り当てられるようにすることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータにプログラムを読み込ませて実行させることにより、同様な効果を得ることができる。
この発明の制御装置の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成を示す図である。 図1に示したDSPで実行される信号処理の構成をより詳細に示す図である。 図1に示したデジタルミキサの操作パネルの構成を示す図である。 ユーザ操作子の指定操作を検出した場合にデジタルミキサのCPUが実行する処理のフローチャートである。 同じくパラメータの指定操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 ユーザ操作子に割り当てるパラメータの項目の指定を受け付けるための画面の例を示す図である。 割り当て候補パラメータテーブルの例を示す図である。 パラメータグループテーブルの例を示す図である。 パラメータの割り当て実行指示を検出した場合の処理のフローチャートである。 操作子テーブルの例を示す図である。 ユーザ操作子の操作を検出した場合の処理のフローチャートである。 ユーザ操作子に対するパラメータの項目割り当ての具体例を示す図である。 その別の例を示す図である。 割り当て候補パラメータテーブルの別の例を示す図である。
以下、この発明を実施するための形態を図面に基づいて具体的に説明する。
まず、図1に、この発明の制御装置の実施形態であるデジタルミキサのハードウェア構成を示す。
図1に示す通り、デジタルミキサ10は、CPU11,フラッシュメモリ12,RAM13,外部機器入出力部(I/O)14,表示器15,電動フェーダ16,その他操作子17,波形I/O18,信号処理部(DSP)19を備え、これらがシステムバス20によって接続されている。
そして、CPU11は、このデジタルミキサ10の動作を統括制御する制御部であり、フラッシュメモリ12に記憶された所要のプログラムを実行することにより、波形I/O18における音響信号の入出力や表示器15における表示を制御したり、電動フェーダ16及びその他操作子17の操作を検出してその操作に従ってパラメータの値の設定/変更や各部の動作を制御したりといった処理を行う。
フラッシュメモリ12は、CPU11が実行する制御プログラム等を記憶する書き換え可能な不揮発性記憶部である。
RAM13は、一時的に記憶すべきデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶部である。
外部機器I/O14は、種々の外部機器を接続し入出力を行うためのインタフェースであり、例えば外部のディスプレイ、マウス、文字入力用のキーボード、操作パネル等を接続するためのインタフェースが用意される。そして、本体の表示器や操作子をごく単純な構成にしたとしても、これらの外部機器を活用することによりパラメータの設定/変更や動作指示を行うことができるようにすることも考えられる。
表示器15は、CPU11による制御に従って種々の情報を表示する表示部であり、例えば液晶パネル(LCD)や発光ダイオード(LED)によって構成することができる。
電動フェーダ16は、後述するフェーダのパラメータの操作を受け付けるための操作子であり、駆動部を備え、CPU11の制御によりつまみを自動で任意の位置に移動させることができる。
その他操作子17は、デジタルミキサ10に対する操作を受け付けるための電動フェーダ16以外の操作子であり、種々のキー、ボタン、ロータリーエンコーダ、スライダ、表示器15であるLCDに積層したタッチパネル等により構成できる。また、詳細は後述するが、その他操作子17には、ユーザがパラメータを割り当てて(パラメータの項目を割り当てて)そのパラメータの値を(その項目の設定値を)操作するための操作子として用いることができるユーザ操作子も含まれる。
なお、パラメータの「項目」とは、ユーザが個別に値を操作可能なパラメータの最小単位を指すものとする。
波形I/O18は、DSP19で処理すべき音響信号の入力を受け付け、また処理後の音響信号を出力するためのインタフェースである。
DSP19は、信号処理回路を含み、波形I/O18から入力する音響信号に対し、カレントデータとして設定されている各種処理パラメータに従って、ミキシング、イコライジング等の各種信号処理を施して波形I/O18に出力する信号処理部である。この処理に用いるパラメータを含むカレントデータは、RAM13上あるいはDSP19自身に備えるメモリ上に設けられたカレントメモリに記憶されており、ユーザは、表示器15と電動フェーダ16及びその他操作子17とを用いて、そのデータの値を確認したり、変更したりすることができる。
次に、図2に、図1に示したDSP19で実行される信号処理の構成をより詳細に示す。
この図に示すように、DSP19での信号処理は、入力パッチ110、入力ch(チャンネル)部120、バス部130、出力ch部140、出力パッチ150を有する。また、図2に示すアナログ入力部101、デジタル入力部102、アナログ出力部161、デジタル出力部162は、波形I/O18の機能と対応するものである。
そして、DSP19においては、入力パッチ110により、#1から#128まで128chある入力ch部120の入力chにそれぞれ、波形I/O18に入力端子と対応するように用意されたアナログ入力部101及びデジタル入力部102の入力ポートのいずれかをパッチ(結線)することができる。
各入力chでは、そのパッチされた入力ポートから入力する信号に対してアッテネータ,イコライザ等により信号処理を行った後、#1から#96まで96系統あるバス部130のミキシングバスのうちの任意のバスに対して処理後の信号を送出する。この送出については、入力chとバスの組み合わせ毎にオンオフ及びレベル調整を行うことが可能である。
また、各ミキシングバスでは、各入力chから入力する信号をミキシングし、各ミキシングバスと対応して#1から#96まで96ch設けられた出力ch部140の出力ch
に出力する。そして、各出力chでは、対応するミキシングバスから入力する信号に対してイコライザ、コンプレッサ等により信号処理を行う。
そして、出力パッチ150により、各出力chを、波形I/O18に出力端子と対応するように用意されたアナログ出力部161及びデジタル出力部162の出力ポートにパッチし、出力chによる処理後の信号をパッチ先の出力ポートに供給してそこから出力させる。
なお、DSP19に設けるこれらの各部による信号処理は、カレントメモリに記憶されている各パラメータの現在の設定値(カレントデータ)に基づいて制御される。また、各部の機能は、ソフトウェアによって実現してもハードウェアによって実現してもよい。
次に、図3に、デジタルミキサ10の操作パネルの概略構成を示す。
図3に示すようにデジタルミキサ10の操作パネル200には、第1chストリップ部210、タッチパネル230、第2chストリップ部240、第3chストリップ部250、ユーザノブ部260、ユーザキー部270、その他操作子部280を備えている。
第1〜第3chストリップ部210,240,250は、それぞれ8つずつのchストリップ220を備える。そして、各chストリップ220に、入力chあるいは出力chを割り当て、そのchストリップ220に含まれる各操作子を、その割り当てたchに関する操作を行うための操作子として用いることができる。
また、各chストリップ220は、ロータリーエンコーダ221、選択キー222、フェーダ223を備える。これらのうちロータリーエンコーダ221は、chに含まれるパラメータを割り当て、その割り当てられたパラメータの値を操作するために用いる操作子である。選択キー222は、chを選択するための操作子である。フェーダ223は、chのフェーダパラメータの値を調整するための操作子である。
次に、タッチパネル230は、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)画面を表示し、パラメータの値の設定や、操作子へのパラメータの割り当て等を含む各種操作を受け付けたり、デジタルミキサ10の動作状態あるいは現在設定されているパラメータの値を表示したりするための表示手段及び操作手段である。
ユーザノブ部260は、操作子として複数のノブを備えるセクションである。これらの各ノブには、ユーザが任意にパラメータを割り当て、そのパラメータの値を操作するための操作子として用いることができる。図3では、1番目から4番目までの4つのノブを設けた例を示している。
ユーザキー部270は、操作子として複数のキーを備えるセクションである。これらの各キーにも、ユーザが任意にパラメータの項目を割り当て、その項目の設定値を操作するための操作子として用いることができる。図3では、1番目から16番目までの16のキーを、4×4の二次元に配列して設けた例を示している。
その他操作子部280は、ここまで説明してきたもの以外の種々の機能を備えた操作子を配置したセクションである。
以上のデジタルミキサ10において特徴的な点の1つは、ユーザノブ部260及びユーザキー部270の操作子(これらをまとめて「ユーザ操作子」と呼ぶ)にパラメータの項目を割り当てる際の割り当て方式である。そこで、以下この点について詳細に説明する。
デジタルミキサ10は、ユーザ操作子に割り当てたいパラメータの項目及び割り当て先とするユーザ操作子の指定をユーザから受け付け、それらの指定がなされた状態で割り当ての実行指示を検出すると、指定されたユーザ操作子に、指定された項目を割り当てる。
このとき、割り当てるパラメータの項目として、複数の項目をまとめて指定することも可能である。そして、複数の項目がまとめて指定されている場合、デジタルミキサ10は、割り当て先として指定されている1つのユーザ操作子を基準として、パラメータの項目の割り当て先とする複数のユーザ操作子を自動的に決定し、その決定した各ユーザ操作子へ、指定された複数の項目を割り当てる。
ここで、図4に、ユーザ操作子の指定操作を検出した場合にデジタルミキサ10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
デジタルミキサ10のCPU11は、パラメータの割り当て先としてユーザ操作子の1つを指定する操作を検出すると、図4のフローチャートに示す処理を開始する。なお、この指定操作は、タッチパネル230に表示させたユーザ操作子の一覧画面に対する操作、その他操作子部280の操作子に対する操作、ユーザ操作子自体に対する操作等、任意の手法で受け付けることができる。この受け付けにおいて、CPU11は第1の受付手段として機能する。
そして、図4の処理において、CPU11は、指定された1のユーザ操作子の情報を適当なメモリに保持し(S11)、処理を終了する。この情報は、例えば該当する操作子のIDとすることが考えられる。
次に、図5に、パラメータの指定操作を検出した場合にデジタルミキサ10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
デジタルミキサ10のCPU11は、ユーザ操作子に割り当てるパラメータの項目として1又は複数の項目を指定する操作を検出すると、図5のフローチャートに示す処理を開始する。なお、この指定操作は、タッチパネル230に表示させた画面に対する操作、その他操作子部280の操作子に対する操作等、任意の手法で受け付けることができる。項目の指定は、複数の項目を含むグループを指定することにより行うこともできる。この受け付けにおいて、CPU11は第2の受付手段として機能する。
そして、図5の処理において、CPU11は、指定された1又は複数の項目の情報及びその指定の順序の情報を適当なメモリに保持し(S21)、処理を終了する。この項目の情報は、例えば項目のIDとすることが考えられる。
次に、図6に、ユーザ操作子に割り当てるパラメータの項目の指定を受け付けるための画面の例を示す。
図6に示すパラメータ指定画面300は、タッチパネル230に表示させるGUIであり、候補表示部310、指定パラメータ表示部320,指定ボタン331、解除ボタン332、OKボタン341、キャンセルボタン342を備える。
これらのうち候補表示部310は、ユーザ操作子に割り当てるパラメータの項目あるいはパラメータの項目のグループの候補リストを表示させるセクションである。図6の例では、末尾が「group」となっている候補がグループであり、それ以外の候補は単独の項目である。従って、図6の例ではリスト中にグループと単独の項目が混在しているが、グループのみ、あるいは単独の項目のみを表示したり、何を表示するのか選択できるようにしたりしてもよい。
いずれにせよ、候補表示部310においていずれかの候補を選択し、指定ボタン331を押下すると、その候補をユーザ操作子に割り当てるパラメータの項目として指定することができる。指定は、任意の数の項目あるいはグループについて行うことができる。カーソル311は、候補表示部310において選択されている項目あるいはグループを示す。
また、指定パラメータ表示部320は、指定ボタン331の操作により指定された項目のリストを表示するセクションである。グループが指定された場合には、そのグループの名称を表示してもよいが、図6の例では、グループに含まれる個々の項目の名称を表示している。
なお、指定パラメータ表示部320においていずれかの項目を選択し、解除ボタン332を操作すると、その項目の指定を解除することができる。
OKボタン341は、押下時点での項目の指定を確定させるためのボタンである。これが操作された場合に、CPU11は図5の処理を開始する。キャンセルボタン342は、項目の指定を行わずにパラメータ指定画面300を閉じるためのボタンである。
以上のパラメータ指定画面300においては、パラメータについて、任意の数の項目及びそのグループを、順序を付けて指定可能である。グループ内での項目の順序は予め規定しておくが、単独の項目間あるいはグループ間の順序は、例えば先に選択されたものが優先等のように適宜に調整する。
なお、候補表示部310に表示させる候補は、一例として、図7に示す割り当て候補パラメータテーブル及び図8に示すパラメータグループテーブルに登録しておくことができる。
図7に示す割り当て候補パラメータテーブルは、ユーザ操作子に割り当てることのできるパラメータの項目それぞれについて、その項目のIDと名称を登録したものである。
図8に示すパラメータグループテーブルは、ユーザ操作子に割り当てることのできるパラメータの項目のグループについて、そのグループのID及び名称と、そのグループに含まれる項目のIDを登録したものである。この項目のIDは、割り当て候補パラメータテーブルに登録されているものと同じものを用いる。
なお、このグループとしては、相互に関連のある複数の項目を含むものを登録するとよい。例えば、イコライザの1つのバンドのQ値(Q)、バンド中心周波数(FREQUENCY)、ゲイン値(GAIN)をグループとしたり、LOW、MID及びHIGHの3つのバンドのQ値をグループとする等である。
また、グループ内の項目については、何らかの手法で割り当ての順序を指定しておく。項目毎に順序を規定するデータを用意するだけでなく、所属パラメータIDの欄に登録されている項目を先頭(左側)のものから順に割り当てる、といった規則を別途規定しておく手法でも構わない。
また、ここで説明した例では、説明を簡単にするため、各項目がどのchのパラメータに係る項目であるかについては考慮していない。実際には、ch毎に異なる項目であるとして別々にパラメータIDを用意したり、ch番号とパラメータIDのセットでパラメータの項目を特定したりするとよい。また、異なるchに関する対応するパラメータをグループにすることも考えられる。1番目の入力chにおけるLOWバンドのゲイン値と、2番目の入力chにおけるLOWバンドのゲイン値と、3番目の入力chにおけるLOWバンドのゲイン値とをグループにする等である。
また、パラメータの項目の指定を受け付ける際に、全chのパラメータを全てリストにして表示するとリストが長大になってしまうので、パラメータの項目を特定する要素のうち、chの指定とそれ以外(どの信号処理コンポーネントにおける処理のどの部分を指定する値か、など)の指定とを別々に受け付けることも考えられる。この場合のchの指定は、数字の直接入力、選択キー222を用いた選択等、任意の手法により受け付けることができる。
また、ユーザノブとユーザキーのように、割り当て先として複数種類のユーザ操作子が考えられる場合、候補表示部310に、現在指定されているユーザ操作子に割り当てるに好適な項目のみ表示させられるよう、項目毎及び/又はグループ毎に、割り当て先として好適なユーザ操作子の種類の情報を持たせるようにしてもよい。このとき、必ずしも物理的な形状や操作法が異なるものだけでなく、配置セクションが異なるのみのものも、別の種類として扱うようにしてもよい。
また、1つのセクション内に設けるユーザ操作子は、全て同じ種類とし、そのセクションについて選択肢とした項目のどれをどの操作子に割り当てても同じように操作できることが好ましい。そして、割り当て先操作子の選択、割り当てる項目の選択及び割り当ての実行は、セクション毎に行う。図3の例では、ユーザノブ部260とユーザキー部270は、それぞれ異なるセクションである。
次に、図9に、パラメータの割り当て実行指示を検出した場合にデジタルミキサ10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
デジタルミキサ10のCPU11は、図4及び図5の処理で、指定されたユーザ操作子の情報及び1以上の指定された項目の情報が保持された状態でユーザ操作子に対するパラメータの割り当て実行が指示されると、図9のフローチャートに示す処理を開始する。割り当て実行の指示は、それ単独で受け付けてもよいし、項目の指定操作があった場合に図5の処理の終了後にこの操作が割り当て実行の指示でもあると認識するようにしてもよい。その他、任意の手法で受け付けることが考えられる。なお、図示はしていないが、指定されたユーザ操作子の情報及び指定された項目の情報のいずれかが保持されていない状態でパラメータの割り当て実行が指示された場合、エラーとして取り扱う。
図9の処理において、CPU11は、項目が複数指定されているか否か判断し(S31)、複数指定されていれば(Yes)、複数の項目に関する割り当て処理を行うべく、ステップS32以下に進む。この判断は、例えば保持されているパラメータIDの数に基づき行うことができる。
そして、まず指定されているユーザ操作子を基準として、指定されている項目を割り当てるユーザ操作子を決定する(S32)。この決定は、所定の規則に従って行う。例えば、指定されている操作子から始めて、IDが大きくなる方向(図3で下方向)に、割り当てるべき項目の数だけ割り当て先とする、等である。この規則は、常に同じであっても、ユーザが複数の候補から選べるようにしてもよい。他の規則としては、IDが小さくなる方向へ向かって割り当て先を選んだり、指定されている操作子が範囲の中心に来るように選んだりすることが考えられる。
また、ステップS32での決定では、指定されている項目の数(すなわち割り当てるべき項目の数)だけ割り当て先のユーザ操作子を選択するのが基本である。しかし、規則に従うと割り当てるべき項目の数だけ選択できない場合は、それより少ない数でもよい。例えば、ユーザ操作子が4つで、3番目が指定されている場合、IDが大きくなる方向へは、最大で2つしか選択することができない。このため、たとえ3つの項目を割り当てるべきであっても、2つしか割り当て先を選択することができないことになる。
次に、CPU11は、指定されている項目のうち、ステップS32で決定した各ユーザ操作子に割り当てる項目を決定する(S33)。ただし、ステップS33では割り当て自体はまだ行わない。また、ステップS33の決定も、所定の規則に従って行う。ステップS32で基準となったユーザ操作子から、IDが大きくなる方向へ順に、図5のステップS21で保持した指定の順序の情報に従って割り当てる、等である。この規則も、常に同じであっても、ユーザが複数の候補から選べるようにしてもよい。他の規則としては、基準となった操作子ではなくステップS32で実際に選択した操作子のうちIDの最も小さいユーザ操作子から割り当てを開始したり、IDが小さくなる方向へ順に割り当てたり、指定の順序の情報の逆順で割り当てたりすることが考えられる。
また、ステップS32において割り当てるべき項目の数だけユーザ操作子を選択できなかった場合、ステップS33でも、指定されている項目の一部については、割り当て先を決定できない。この場合、割り当て先を決定できなかった項目については、特段の措置を講ずることなく、操作子への割り当て自体を行わないこととする。
次に、CPU11は、ステップS32で決定した各ユーザ操作子に現在割り当てられているパラメータの項目及びそれらのいずれかの項目とグループの関係にある項目の割り当てを全て解除する(S34)。項目の割り当てを解除する、とは、その項目が割り当てられているユーザ操作子を、いずれの項目も割り当てない状態に戻すことを意味する。
この点について、ステップS32で決定した各ユーザ操作子そのものについては、指定された項目を新たに割り当てる際にそれまでの割り当てはもちろん解除することになる。しかし、項目をグループとして指定して割り当てた場合、その一部のみ割り当てが解除されると、その後割り当て状態を把握しづらくなってしまう。
そこで、グループとして指定して割り当てた項目については、新たな割り当てに伴ってその一部でも割り当てを解除する必要が生じた場合、グループ全体について割り当てを解除するようにしたものである。
その後、ステップS32で決定した各ユーザ操作子に、ステップS33で決定した項目をそれぞれ割り当てて(S35)、処理を終了する。
なお、ステップS34の処理とステップS35の処理を別々に行うことは必須ではなく、ステップS35での割り当てをそれまでの割り当てに上書きして行うことにより、割り当ての解除と新たな割り当てを兼ねるようにしてもよい。
図10に、この割り当ての内容を図7及び図8に示したパラメータID及びグループIDを用いて保持する操作子テーブルの例を示す。
図10に示すのは、IDが1から4の4つのユーザノブを備えたユーザノブ部260における割り当て内容を示す操作子テーブルの例である。このテーブルには、割り当て内容のデータとして、各操作子のIDと対応させて、その操作子に割り当てたパラメータの項目のIDである割当パラメータIDと、その項目が属するグループのIDである割当グループIDを登録する。
ここで登録するパラメータの項目のIDは、図7に示した割り当て候補パラメータテーブルあるいは図8に示したパラメータグループテーブルに登録されているIDである。また、グループのIDは、図8に示したパラメータグループテーブルに登録されているIDである。なお、同じパラメータの項目であっても、どのグループの項目として指定されたかにより、グループIDは異なることになる。IDが「1」及び「2」の操作子に対する割り当ての内容がこの例である。また、グループではなく単独の項目として指定された場合、「999」など、そのことを示すグループIDを登録する。
また、ステップS34では、図10の操作子テーブルの割当グループIDを参照して、どの範囲の項目が同じグループであるかを把握し、割り当てを解除する範囲を決定することができる。
また、図9の処理において、ステップS31で1つのみ(No)であった場合、指定されているユーザ操作子に現在割り当てられている項目及びその項目とグループの関係にある項目の割り当てを全て解除する(S36)。その後、指定されているユーザ操作子に、指定されている項目を割り当てて(S37)、処理を終了する。これらのステップS36及びS37の処理は、指定されているユーザ操作子以外に項目を割り当てる操作子を選択しない点が異なるが、ステップS34及びS35と同趣旨の処理である。
以上の処理において、CPU11は、ステップS32では決定手段として、S35では割当手段としてそれぞれ機能する。
次に、図11に、ユーザ操作子の操作を検出した場合にデジタルミキサ10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
デジタルミキサ10のCPU11は、いずれかのユーザ操作子の操作を検出すると、図11のフローチャートに示す処理を開始する。そして、カレントメモリに記憶されているパラメータの現在の設定値のうち、操作されたユーザ操作子に割り当てられている項目の設定値を、検出した操作内容に従って変更し(S41)、処理を終了する。どの項目の設定値を変更すればよいかは、パラメータの項目のユーザ操作子への割り当て内容に基づき把握することができる。例えば、図10に示した操作子テーブルを参照して把握することができる。
以上の処理により、CPU11は、各ユーザ操作子を、パラメータのうちその操作子に割り当てられている項目の設定値を操作するための操作子として機能させることができる。
次に、図12を参照しながら、図9の処理により行う割り当てについて、より具体的に説明する。図12は、パラメータの項目割り当ての具体例を示す図である。
図12に示す(a)から(e)の各例において、STEP_Aは、図9の処理開始前の状態を示す。STEP_Bは、図9のステップS32及びS33の終了後、STEP_CはステップS34の終了後、STEP_DはステップS35の終了後の状態をそれぞれ示す。
また、図12は、ユーザノブ部260の4つのユーザノブにパラメータの項目を割り当てる場合の例を示し、操作子内(ノブ内)に記載した「a」「b」等の文字は、そのノブに割り当てられている項目を示す。「a1」「a2」のように、1文字目のアルファベットが共通する記載は、それらの項目が1つのグループとして割り当てられていることを示す。さらに、ハッチングを付した操作子は、ユーザが項目の割り当て先として指定した操作子である(図4の処理で指定されたユーザ操作子の情報が保持されている)ことを示す。また、操作子の右側に示した「A1」「A2」等は、ユーザ操作子に割り当てる項目として選択された各項目の、図9のステップS33で決定された割り当て先を示す。
そして、(a)に示すのは、全てノブに単独の(グループ化されていない)項目が割り当てられている状態で、割り当て先として一番上のノブが指定され、割り当てる項目として「A1」と「A2」のグループが指定され、割り当て実行が指示された場合の例である。また、割り当て先ノブの選択は、指定されたノブを基準に、図で下方向へ行い、項目の割り当ては、先頭のパラメータを基準のノブに割り当て、以下順次図で下方向へ割り当てていくように割り当て規則が設定されているとする。
この場合、割り当てるべき項目は2つであるので、ステップS32では、指定されている一番上のノブと、その次のノブを割り当て先として決定することになる。また、ステップS33では、これらのノブにそれぞれ「A1」及び「A2」をこの順番で割り当てることを決定する(STEP_B)。
そして、ステップS34でこれらのノブに割り当てられている「a」及び「b」の割り当てを解除する。また、「a」又は「b」と同じグループの項目は他のノブに割り当てられていないため、他のノブについて割り当てを解除する必要はない(STEP_C)。
最後に、ステップS35で一番上のノブと2番目のノブにそれぞれ「A1」及び「A2」をこの順番で割り当てて、割り当て完了である(STEP_D)。
次に、(b)の例は、初めに、上3つのノブに、グループ化された「a1」〜「a3」の項目が割り当てられている点が(a)と異なる(STEP_A)。
この場合、ステップS34において、「A1」及び「A2」を割り当てるべき上2つのノブだけでなく、3番目のノブに対する項目の割り当ても解除することになる(STEP_C)。上2つのノブに割り当てられている「a1」及び「a2」とおなじグループの「a3」が、3番目のノブに割り当てられているためである。4番目のノブについては、「d」は「a1」及び「a2」のいずれとも同じグループでないため、割り当てを解除する必要はない。
このため、最終的な割り当て結果では、3番目のノブには項目が割り当てられていない状態となる(STEP_D)。
次に、(c)の例は、初めに、上から2番目と3番目のノブに、グループ化された「b1」及び「b2」の項目が割り当てられている点が(a)と異なる(STEP_A)。
この場合も、ステップS34において、「A1」及び「A2」を割り当てるべき上2つのノブだけでなく、3番目のノブに対する項目の割り当ても解除することになる(STEP_C)。2番目のノブに割り当てられている「b1」と同じグループの「b2」が、3番目のノブに割り当てられているためである。
このため、(c)の例でも、最終的な割り当て結果では、3番目のノブには項目が割り当てられていない状態となる(STEP_D)。
次に、(d)の例は、割り当て先として上から3番目のノブが指定され、割り当てる項目として「A1」〜「A3」の項目がこの順で指定されている点が、(c)と異なる。
この場合、割り当てるべき項目は3つであるので、ステップS32では、指定されている3番目のノブから下方向に3つのノブを選択すべきところである。しかし、下方向へは2つしか選択できないので、3番目と4番目のノブのみを割り当て先として選択することになる。また、ステップS33では、割り当て先のノブが2つしかなかったことを受けて、指定されている項目のうち先頭から2つの「A1」及び「A2」を、この順で3番目と4番目のノブに割り当てることを決定する(STEP_B)。図には「A3」も示しているが、その左側に対応する操作子がないのは、割り当て先がないことを示す。
ステップS34では、ステップS32で決定した3番目と4番目のノブに対する項目の割り当てを解除する。このとき、3番目のノブに割り当てられている「b2」と同じグループの「b1」が2番目のノブに割り当てられているため、その割り当ても解除する(STEP_C)。
そして、ステップS35で3番目のノブと一番下のノブにそれぞれ「A1」及び「A2」をこの順番で割り当てて、割り当て完了である(STEP_D)。従って、最終的な割り当て結果では、2番目のノブには項目が割り当てられていない状態となる。また、割り当てを指定された項目のうち「A3」は、どのノブにも割り当てられない。しかし、これは、ユーザの指定に従うと割り当て先のノブが用意できないためであるので、やむを得ない。また、ユーザもその結果を予測できるので、特に問題とはならない。
次に、(e)の例は、全てノブに単独の(グループ化されていない)項目が割り当てられている状態で、割り当て先として上から2番目のノブが指定され、割り当てる項目として「A1」〜「A3」の項目が指定され、割り当て実行が指示された場合の例である。また、割り当て先ノブの選択は、指定されたノブを基準に、図で上方向へ向かって行い、割り当てる項目のうち最後の項目を基準のノブに、以下順番を遡って図で上方向へ割り当てていくように、(a)〜(d)の場合とは異なる割り当て規則が設定されているとする。
この場合、割り当てるべき項目は3つであるので、ステップS32では、指定されている2番目のノブから上方向に3つのノブを割り当て先として選択すべきところであるが、上方向へは2つしか選択できないので、2番目と一番上のノブのみを選択することになる。また、ステップS33では、ノブを2つしか選択できなかったことを受けて、指定されている項目のうち末尾から2つの「A3」及び「A2」を、この順で2番目と一番上のノブに割り当てることを決定する(STEP_B)。図には「A1」も示しているが、その左側に対応する操作子がないのは、割り当て先がないことを示す。
そして、ステップS34でこれらのノブに割り当てられている「b」及び「a」の割り当てを解除する(STEP_C)。
最後に、ステップS35で2番目のノブと一番上のノブにそれぞれ「A3」及び「A2」をこの順番で割り当てて、割り当て完了である(STEP_D)。この場合、割り当てを指定された項目のうち「A1」は、どのノブにも割り当てられない。しかし、これは、(d)の場合と同様、特に問題とはならないと考えられる。
以上からわかるように、デジタルミキサ10によれば、ユーザは、割り当て先として操作子を1つ指定するだけで、パラメータについて予め指定した所望の複数の項目を、その操作子を基準とした近傍の複数の操作子に、それぞれ割り当てることができる。また、このとき割り当てる項目は、ユーザが任意に選択することができる。従って、複数あるユーザ操作子にそれぞれ項目を割り当てようとする場合でも、その1つ1つについて個別に割り当て操作を行う必要がなく、操作の負担が小さい。また、途中で操作を誤り、連続した操作子に項目を割り当てようとしたにも関わらず操作子をいくつか飛ばして割り当ててしまったり、逆に前の項目を割り当てた操作子に次の項目の割り当てを上書きしてしまったりするようなこともない。
さらに、図6及び図8に示したように、予め関連する項目のグループを用意しておき、割り当てる項目をそのグループ単位で指定できるようにすれば、一層操作性が向上する。すなわち、パラメータについて関連する項目をユーザ操作子にまとめて割り当てたいケースは頻繁にあると考えられるが、このような場合に、ユーザが項目を一つ一つリストから選択する必要がないので、簡単な操作で割り当て指示を行うことができる。さらに、項目を1つ1つ選択する場合に比べ、選択ミスも起こりにくい。
次に、図13に、図9の処理により行う割り当ての別の例として、ユーザキー部270に設けた16のユーザキーに対するパラメータの項目の割り当て例を示す。
図13に示す(a)及び(b)の各例において、STEP_Aは、図4の処理により指定されたユーザ操作子の情報が保持された状態を、STEP_Bは、図5の処理により指定された項目の情報及びその指定の順序の情報が保持されると共に、割り当てに用いる配置規則が指定された状態を、STEP_Cは、割り当てが完了した状態をそれぞれ示す。
なお、ユーザキー部270に設けたユーザキーには、1から16までの番号を付しているが、各キーの位置は縦横二次元の座標で規定される。
そして、図9のステップS32で選択する際に用いる配置規則も、二次元の配列で規定する。STEP_Bに記載があるが、(a)の例では、2×2の配列であるし、(b)の例では、左上を起点に縦と横にそれぞれ3つずつキーを並べた配列である。また、双方とも、「A」の位置が基準の位置である。すなわち、ステップS32では、「A」の位置を指定中操作子IDが示すキーの位置に重ねるようにして、規則で定めた配列と対応する各位置のキーを、項目を割り当てるキーとして決定する。
なお、STEP_Bに示す規則には、複数指定されている項目のそれぞれを、決定したキーにどの順で割り当てるかの情報も含まれる。最初の項目から順に、「A」「b」「c」・・・の位置に順に割り当てていく、というものである。この割り当てについては、一次元(順序の情報)で定されていればよい。また、規則で規定されるキーの数より指定されている項目の数が多い場合には、余った項目は割り当てをしないこととすればよい。図12の(d)や(e)と同様である。逆に、指定されている項目の数が少ない場合には、余るキーは、ステップS32で割り当て先としないようにするか、あるいは「パラメータの項目を何も割り当てない」という割り当てを行うようにすればよい。
以上のような配置規則を用意すれば、二次元に配列されたキーにも、図9の処理により、項目を割り当てることができる。
(a)の例では、割り当て先として左上端の「1」のキーが指定され、キーに割り当てる項目が4つ指定されるとする。この場合、STEP_Bに示す配置規則に従い、「A」の位置が「1」のキーの位置に来るようにして、「1」「2」「5」「6」の4つのキーを図9のステップS32で選択することになる。そして、これらのキーに対する項目の割り当てを解除し、指定されている4つの項目を新たに割り当てる。
もちろん、割り当てを解除した項目のいずれかと同一グループの項目が他のキーに割り当てられていれば、その項目の割り当ても解除する。
(b)の例では、割り当て先として左から3番目、上から2番目の「10」のキーが指定され、キーに割り当てる項目が5つ指定されるとする。そして、図9のステップS32では、STEP_Bに示す配置規則に従い、「A」の位置が「10」のキーの位置に来るようにして、「A」〜「e」と対応する5つのキーを選択しようとするが、「c」と対応するキーは、ユーザキーの配置エリアからはみ出してしまうため、選択することができない。これは、図12の(d)や(e)と同様である。
そしてこの場合、「c」と対応するキーに割り当てるはずの、5つ指定されているうち3番目の項目は、ユーザキーに割り当てることができない。
しかし、その他4つの「10」「11」「12」「14」のキーについては、これらのキーに対する項目の割り当てを解除し、指定されている5つの項目のうち1番目、4番目、5番目、2番目をそれぞれ新たに割り当てる(配置規則に従うとこの順になる)。
以上の通り、ユーザ操作子を二次元に配列した場合でも、割り当て先の操作子を1つ指定するだけで、二次元の配置規則を適用して、パラメータについて予め指定した所望の複数の項目を、その操作子を基準とした近傍の複数の操作子に、それぞれ割り当てることができる。
なお、図13に示したようなユーザキーの配置を、「1」から「16」までの一次元の配置であるとして、図12に示したユーザノブの場合と同様な配置規則を適用することも、もちろん可能である。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成、操作パネルの構成、操作子の配置、具体的な処理内容、画面の表示内容、操作方法、配置規則等が上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、図6に示した画面等で、ユーザが指定した2以上の項目を任意にグループ化できるようにしてもよい。この場合、その内容を図8に示したパラメータグループテーブルに登録しておけば、次からはそれらの項目をグループとして一括して指定することができる。また、図9のステップS34における割り当て解除に際しても、それらの項目が同じグループであるとみなすことができる。なお、1グループに含まれる項目の数に特に制限はない。
あるいは、図9の処理を行う際に、複数の項目あるいは複数のグループが指定されていた場合、それらをグループとしてパラメータグループテーブルに登録しなくても、それらの項目あるいはグループがユーザ操作子に割り当てられている間は、全体として1つのグループであるとしてステップS34の処理を行うようにしてもよい。この場合、臨時のグループIDを割り当てて図10に示した操作子テーブルに登録すればよい。
また、図7及び図8に示した例では、パラメータの項目にはパラメータIDを付し、項目のグループにはグループIDを付した。しかし、これらを形式としては区別せず、同列のIDとしてもよい。
この例を図14に示す。この場合、単独の項目と、項目のグループとを、全く同列に指定することができる。なおこの場合、グループにどの項目が含まれるのかは、別途管理する。また、このようにした場合でも、特定の桁の数字により、該当のIDが単独の項目を示すのか項目のグループを示すのかを区別できるようにすることもできる。図14の例では、単独の項目のIDは最上位の桁の数字を「0」と、グループのIDは最上位の桁の数字を「1」としている。
また、上述してきたIDを用いる方式の他、任意の方式で、ユーザに指定されたユーザ操作子やパラメータの項目を保持及び管理することができる。ID自体、用いることは必須ではない。
また、項目の配置規則については、全ての割り当てについて同じ規則を適用するようにしてもよいが、複数の規則を用意しておき、割り当てを行う際にユーザが任意に選択して適用できるようにしてもよい。あるいは、項目のグループと規則とを対応付けておき、あるグループの項目をユーザ操作子に割り当てる場合、そのグループと対応する規則があれば、自動的にその規則を用いるようにしてもよい。
ユーザ操作子の配列を二次元で扱う場合、配置規則で用意される割り当て先操作子の数と配置すべき項目の数とが大きくずれると、配置結果が不自然なものになってしまうが、グループと、そのグループに適した規則とを対応付けておくことにより、これを防止できると考えられる。
また、配置規則自体も、上述した実施形態のものに限られず、ユーザが指定した操作子を基準に、複数の項目の配置先となる複数のユーザ操作子を選択するアルゴリズムと、それらに項目を割り当てるアルゴリズムを規定したものであれば、任意のもので構わない。基準となる操作子あるいは項目が端部に来るような配置でなくても構わない。ユーザが配置規則を作成できるようにしてもよい。
また、ユーザ操作子の配置は、縦列やマトリクス状に限らず、横列や、円状など、任意の配置で構わない。ユーザ操作子も、ロータリーエンコーダやプッシュボタンに限られず、任意の形状あるいは操作方法のものでよい。
また、この発明は、デジタルミキサに限られず、電子楽器、シンセサイザ、音源装置、アンプ装置、レコーダ、エフェクタ等、任意の音響信号処理装置に適用可能であることはもちろん、それ以外でも、複数のパラメータの値を編集する機能を備えた任意の制御装置に適用可能である。
また、制御装置自身が、編集対象のパラメータの設定値を用いて何らかの処理を行うことも要しない。例えば、PC(パーソナルコンピュータ)が実行するDAW(デジタルオーディオワークステーション)アプリケーションに対する操作を行うためのフィジカルコントローラにこの発明を適用することも可能である。
フィジカルコントローラは、その操作パネルに備える操作子の操作に従い、PC上で実行させるDAWアプリケーションに対し、DAWアプリケーションが管理するパラメータの設定値を変更するよう要求することにより、その操作子を、DAWアプリケーションが管理するパラメータの設定値を変更するための操作子として機能させることができる。しかし、自らがそのパラメータの設定値に従って音響信号処理を行うわけではない。
しかし、この場合でも、このフィジカルコントローラにおいて、上述した実施形態の場合と同様な手法により、操作子にDAWアプリケーションのパラメータの項目を割り当て、その操作子を、その割り当てた項目の設定値を操作するための操作子として機能させることができる。
この場合において、制御装置であるフィジカルコントローラ自身が、編集対象のパラメータの設定値を記憶していることも必須ではない。
したがって、この発明は、物理的なあるいはGUI上の操作子を用いて複数項目の設定値を操作する、任意の電子装置あるいはそのリモートコントローラに適用可能であると言える。
また、この発明のプログラムは、コンピュータを上述の制御装置として機能させるためのプログラムとして構成することができる。このようなプログラムは、予めコンピュータのメモリに記憶させておく他、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録したり、ネットワークを介してダウンロードできるようにしたりして提供することもできる。そして、そのプログラムをインストールしてCPUに実行させるか、CPUにメモリあるいはダウンロードサーバからこのプログラムを取得させて実行させることにより、上述した各機能を実現させることができる。
また、以上述べてきた構成及び変形例は、矛盾しない範囲で適宜組み合わせて適用することも可能である。
以上の説明から明らかなように、この発明の制御装置及びプログラムによれば、複数の操作子に対し、各操作子で操作するパラメータの項目を、簡単な操作かつ高い自由度で割り当てられるようにすることができる。
従って、この発明を適用することにより、制御装置の操作性を向上させることができる。
10…デジタルミキサ、11…CPU、12…フラッシュメモリ、13…RAM、14…外部機器I/O、15…表示器、16…電動フェーダ、17…その他操作子、18…波形I/O、19…DSP、20…システムバス、101…アナログ入力部、102…デジタル入力部、110…入力パッチ、120…入力ch部、130…バス部、140…出力ch部、150…出力パッチ、161…アナログ出力部、162…デジタル出力部、200…操作パネル、210…第1chストリップ部、220…chストリップ、221…ロータリーエンコーダ、222…選択キー、223…フェーダ、230…タッチパネル、240…第2chストリップ部、250…第3chストリップ部、260…ユーザノブ部、270…ユーザキー部、280…その他操作子部、300…パラメータ指定画面、310…候補表示部、311…カーソル、320…指定パラメータ表示部、331…指定ボタン、332…解除ボタン、341…OKボタン、342…キャンセルボタン

Claims (2)

  1. 複数の操作子と、
    前記複数の操作子のうち1つの指定を受け付ける第1の受付手段と、
    パラメータについて複数の項目の指定を受け付ける第2の受付手段と、
    前記第1の受付手段が指定を受け付けた操作子を基準として、前記複数の操作子のうち前記第2の受付手段が指定を受け付けた項目を割り当てる複数の操作子を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した複数の操作子の各々に、前記第2の受付手段が指定を受け付けた複数の項目のいずれかを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段が行った割り当てに従い、前記複数の操作子の各々を、該操作子に割り当てた項目の設定値を操作するための操作子として機能させる手段とを備えることを特徴とする制御装置。
  2. コンピュータを、
    所定の複数の操作子のうち1つの指定を受け付ける第1の受付手段と、
    パラメータについて複数の項目の指定を受け付ける第2の受付手段と、
    前記第1の受付手段が指定を受け付けた操作子を基準として、前記複数の操作子のうち前記第2の受付手段が指定を受け付けた項目を割り当てる複数の操作子を決定する決定手段と、
    前記決定手段が決定した複数の操作子の各々に、前記第2の受付手段が指定を受け付けた複数の項目のいずれかを割り当てる割当手段と、
    前記割当手段が行った割り当てに従い、前記複数の操作子の各々を、該操作子に割り当てた項目の設定値を操作するための操作子として機能させる手段として機能させるためのプログラム。
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