JP5921987B2 - 蒸発燃料処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、蒸発燃料処理装置に関する。
従来、自動車の燃料タンク等からの蒸発燃料が大気に放出されるのを防止するために、蒸発燃料中の燃料成分を一時的に活性炭で吸着する蒸発燃料処理装置(以下、キャニスタともいう)が用いられている。
このようなキャニスタとして、タンクポートとパージポートと大気ポートを形成したケースを有し、該ケース内に活性炭を充填した吸着層を複数形成し、最もタンクポート側に位置する吸着層を構成する活性炭の粒径を、他の吸着層を構成する活性炭の粒径よりも小さくし、このキャニスタ内に充填される活性炭として、粒径の異なる2種類の活性炭が使用されているものが知られている特許文献1参照)。
特開2004−225550号公報
活性炭は粒径が小さいほど、燃料成分の吸着量が多いが、パージ後の燃料成分の残存量も多くなる。前記従来技術のキャニスタでは、2種類の活性炭を使用しているのみのため、粒径の異なる吸着層同士では、吸着層内に残存する燃料成分の濃度差が大きく、燃料成分の拡散が生じやすくなる。
また、前記従来技術のキャニスタでは、吸着層間にフィルタが設けられているだけのため、吸着層間の離間距離が短く、吸着層間で燃料成分の拡散が生じやすい。
そのため、大気ポート側へ燃料成分が拡散しやすく、燃料成分の大気への吹き抜けが生じる恐れがある。
そこで、本発明は、前記従来のキャニスタよりも大気ポートから外部への蒸発燃料成分の吹き抜けを低減する蒸発燃料処理装置を提供することを目的とするものである。
前記の課題を解決するために、請求項1記載の発明は、内部に流体が流通できる通路を形成し、該通路の一端側にはタンクポート及びパージポートを形成し、前記通路の他端側には大気ポートを形成し、前記通路内には、蒸発燃料成分を吸着できる粒状の吸着材を充填し、かつ、直列に配列した3つ以上の吸着層と、この隣り合う吸着層を離間させる離間部を有し、
各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失は、最もタンクポート側に位置する吸着層が最も大きく、最も大気ポート側に位置する吸着層が最も小さくし、
最もタンクポート側に位置する吸着層と最も大気ポート側に位置する吸着層との間に、充填された吸着材の単位体積当たりの圧力損失が、最もタンクポート側に位置する吸着層よりも小さく、最も大気ポート側に位置する吸着層よりも大きくなる吸着層を設け、
隣り合う吸着層における前記吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、大気ポート側が大きくならないようにし、
最も大気ポート側に位置する離間部の容積を、最も大気ポート側に位置する吸着層の容積より大きくしたことを特徴とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、タンクポート側に位置する吸着層から、大気ポート側に位置する吸着層に向かって段階的に小さくしたことを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、各吸着層に充填される吸着材の平均粒径は、最もタンクポート側に位置する吸着層が最も小さく、最も大気ポート側に位置する吸着層が最も大きくし、
最もタンクポート側に位置する吸着層と最も大気ポートに位置する吸着層との間に、充填された吸着材の平均粒径が、最もタンクポート側に位置する吸着層よりも大きく、最も大気ポート側に位置する吸着層よりも小さくなる吸着層を設け、
隣り合う吸着層における吸着材の平均粒径を、大気ポート側が小さくならないようにしたことを特徴とするものである。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、各吸着層に充填される吸着材の平均粒径を、タンクポート側に位置する吸着層から、大気ポート側に位置する吸着層に向かって段階的に大きくしたことを特徴とするものである。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか1項に記載の発明において、前記蒸発燃料処理装置において、最もタンクポート側に設けた吸着層は、破砕炭で構成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失は、最もタンクポート側に位置する吸着層が最も大きく、最も大気ポート側に位置する吸着層が最も小さくし、最もタンクポート側に位置する吸着層と最も大気ポートに位置する吸着層との間に、充填された吸着材の単位体積当たりの圧力損失が、最もタンクポート側に位置する吸着層よりも小さく、最も大気ポート側に位置する吸着層よりも大きくなる吸着層を設け、隣り合う吸着層における前記吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、同じか、大気ポート側が小さくなるようにしたことにより、パージ後における吸着層間の燃料成分の残存濃度の差を、前記従来のキャニスタよりも小さくすることができる。
また、この隣り合う吸着層を離間させる離間部を設けたことで、前記従来技術のキャニスタよりも、隣接する吸着層間での燃料成分の拡散を低く抑え、大気ポート側へ燃料成分が拡散することを抑制することができるため、燃料成分の大気への吹き抜けを低減することができる。
本発明の実施例1に係る蒸発燃料処理装置を説明するための概略図。 本発明の実施例2に係る蒸発燃料処理装置を説明するための概略図。
本発明を実施するための形態を図に基づいて説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例1を示す。
本発明の蒸発燃料処理装置1は、図1に示すように、ケース2を有し、該ケース2の内部には流体が流通できる通路3が形成され、前記ケース2における通路3の一端側端部にはタンクポート4とパージポート5が、他端側端部には大気ポート6が形成されている。
前記通路3には、蒸発燃料成分を吸着できる吸着材が充填された3つの吸着層、すなわち、第1吸着層11,第2吸着層12,第3吸着層13が、直列に配置されている。本実施例では、前記吸着材として活性炭を用いた。
前記ケース2内には、図1に示すように、前記タンクポート4とパージポート5に連通する主室21と、大気ポート6に連通する副室22が形成され、主室21と副室22は、大気ポート6側と反対側のケース2内に形成された空間23により連通し、流体が通路3内を流れる際には、空間23で折り返して略U字状に流れるようになっている。
前記タンクポート4は、図示しない燃料タンクの上部気室に連通し、前記パージポート5は、図示しないパージ制御弁(VSV)を介してエンジンの吸気通路へ接続されている。このパージ制御弁の開度は、電子制御ユニット(ECU)により制御され、エンジン運転中に、A/Fセンサ等の測定値等を基にしてパージ制御が行われる。前記大気ポート6は、図示しない通路を介して外部と連通している。
前記主室21内に、前記吸着材である活性炭11aを所定密度で充填して第1吸着層11が形成されている。この活性炭11aとしては、造粒炭や破砕炭を用いることができるが、本実施例においては破砕炭を用いた。なお、図においては、第1吸着層11が活性炭で構成されていることを分かりやすくするめに、造粒炭で記載した。
前記ケース2におけるタンクポート4とパージポート5との間には、ケース2における内側面から、前記第1吸着層11の一部にまで達する邪魔板15が設けられている。該邪魔板15により、タンクポート4とパージポート5間を流れる流体が、第1吸着層11を通って流通するようになっている。
前記第1吸着層11は、そのタンクポート4側を不織布等からなるフィルタ16で、パージポート5側は不織布等からなるフィルタ17で夫々覆われている。また、第1吸着層11の空間23側面には、その面全体を覆うウレタン等からなるフィルタ18が設けられ、該フィルタ18の下側には多数の連通穴を有するプレート19が設けられている。該プレート19は、スプリング等の付勢手段20によりタンクポート4側へ付勢されている。
前記副室22内の空間23側に、前記吸着材である活性炭12aを所定密度で充填して、第2吸着層12が形成されている。この活性炭12aとしては、造粒炭や破砕炭を用いることができるが、本実施例においては造粒炭を用いた。
第2吸着層12の空間23側には、その全体を覆うウレタン等からなるフィルタ26が設けられている。前記フィルタ26の空間23側には多数の連通穴を全面に略均等に設けたプレート27が設けられている。該プレート27は、スプリング等の付勢部材28により大気ポート6側へ付勢されている。
前記プレート19,27とケース2の蓋板30との間に前記空間23が形成され、該空間23により、前記第1吸着層11と第2吸着層12とが連通している。前記空間23は、第1吸着層11と第2吸着層12とを離間させる離間部を構成している。
前記副室22内の大気ポート6側に、前記吸着材である活性炭13aを所定密度で充填し、第3吸着層13が形成されている。この活性炭13aとしては、造粒炭や破砕炭を用いることができるが、本実施例においては造粒炭を用いた。第3吸着層13の大気ポート側には、その全体を覆う不織布等からなるフィルタ33が設けられている。
前記第2吸着層12の大気ポート6側端面と、第3吸着層13の空間23側端面との間には、吸着層12と13とを所定距離、離間させる離間部31が設けられている。離間部31の容積は、第2吸着層12と第3吸着層13の容積よりも大きく設定されている。
該離間部31の第2吸着層12側端部と、第3吸着層13側端部には、その全体を覆うウレタン等からなるフィルタ35,36が設けられている。このフィルタ35と36の間には、フィルタ35,36を所定距離、離間することができる空間形成部材37が設けられている。空間形成部材37の両吸着層12,13側端部には、通路3の通路断面積を減少する絞り部37a,37bが設けられている。該絞り部37a,37bとして、例えば、通路3の流路方向と直交する区画部材に複数の連通孔を形成したものを用いることができる。
前記離間部31内には、吸着材は設けられていない。なお、離間部31,32は、隣り合う吸着層が所定距離離間することができればよく、例えば、ウレタン等のフィルタのみで形成してもよいし、空間形成部材37のみで構成しても良い。
次に、前記吸着層11,12,13を構成する吸着材である活性炭11a,12a,13aについて説明する。
前記第3吸着層13を構成する吸着材である活性炭13aの平均粒径が、前記第2吸着層12を構成する吸着材である活性炭12aの平均粒径よりも大きく設定されている。また、前記第2吸着層12を構成する吸着材である活性炭12aの平均粒径は、前記第1吸着層11を構成する吸着材である活性炭11aの平均粒径よりも大きく設定されている。
すなわち、各吸着層11,12,13に充填される活性炭11a,12a,13aの平均粒径を、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に大きくなるようになっている。
これにより、前記第3吸着層13に充填される吸着材13aの単位体積当たりの圧力損失は、前記第2吸着層12に充填される吸着材12aの単位体積当たりの圧力損失よりも小さくなる。また、前記第2吸着層12に充填される吸着材12aの単位体積当たりの圧力損失は、前記第1吸着層11に充填される吸着材11aの単位体積当たりの圧力損失よりも小さくなる。
すなわち、各吸着層11,12,13に充填される活性炭11a,12a,13aの単位体積当たりの圧力損失は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に小さくなる。
前記の構成により、タンクポート4から蒸発燃料処理装置1内へ流入した蒸発燃料を含有する流体は、各吸着層11〜13内の吸着材で燃料成分が吸着された後、大気ポート6から大気へと放出される。
一方、エンジン運転中のパージ制御の際、電子制御ユニット(ECU)よりパージ制御弁が開放され、吸気通路内の負圧により大気ポートから蒸発燃料処理装置1内に吸入された空気は、前記とは逆方向に流れて、パージポート5からエンジンの吸気通路へ供給される。その際、各吸着層11〜13内の吸着材に吸着されていた燃料成分が脱離し、空気と共にエンジンへ供給される。
本発明の蒸発燃料処理装置1は、上記構造・構成を有することにより、以下の作用・効果を奏する。
活性炭は、粒径が大きくなるほど、蒸発燃料の燃料成分の吸着量が小さくなるとともに、パージ後の残存量も少なくなる。本発明では、各吸着層11,12,13に充填される活性炭11a,12a,13aの平均粒径を、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に大きくしたことで、最も大気ポート6側に位置する第3吸着層13のパージ後の燃料成分の残存量を、他の吸着層11,12よりも低く抑えることができる。
また、吸着層を3層設け、大気ポート6からタンクポート側に向かうほど、段階的に、その吸着層を構成する活性炭の平均粒径を小さくしたことで、パージ後の燃料成分の残存量を、大気ポート6からタンクポート側に段階的に大きくし、隣接する吸着層間での残存する燃料成分の濃度差を、前記従来技術のキャニスタよりも小さくすることができる。これにより、隣接する吸着層間での燃料成分の拡散を、前記従来技術のキャニスタよりも抑えることができる。
また、第2吸着層12と第3吸着層13間に、第2吸着層12と第3吸着層13の容積よりも大きな容積の離間部31を設け、第1吸着層11と第2吸着層12との間に、折り返しの空間23を設けた。この離間部31と空間23は、隣接する吸着層の間における燃料成分の拡散を抑制できるのに十分な空間であり、隣接する吸着層間での燃料成分の拡散を、より低く抑えることができる。
また、タンクポート4側ほど、吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失を大きくしたことにより、タンクポート4側ほど、蒸発燃料の滞留時間が長く、大気ポート6側ほど短くなることで、最も大気ポート6側に位置する第3吸着層13のパージ後の燃料成分の残存量を、他の吸着層11,12よりも低く抑えることができる。
このように、最も大気ポート6側に位置する第3吸着層13のパージ後の燃料成分の残存量を低く抑えると共に、大気ポート6側への燃料成分の拡散を抑えることができ、前記従来技術のキャニスタよりも燃料成分の大気への吹き抜けを低く抑えることができる。
[実施例2]
前記実施例1においては、ケース2内に、3つの吸着層11,12,13を設けたが、この吸着層の数を3つ以上であれば任意の数に設定することができる。各吸着層に充填される活性炭の平均粒径は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に大きくし、各吸着層に充填される活性炭の単位体積当たりの圧力損失は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に小さくなるように設定されている。
例えば、図2に示すように、通路3内に、4つの吸着層11,12,13,14を直列に設けた蒸発燃料処理装置41としてもよい。
蒸発燃料処理装置41は、図2に示すように、副室22内に、吸着材である活性炭12a,13a,14aを充填して形成した第2吸着層12,第3吸着層13,第4吸着層14の3つの吸着層を設けた。
前記第2吸着層12の大気ポート6側端面と、第3吸着層13の空間23側端面との間には、吸着層12と13とを所定距離、離間させる離間部31が設けられている。離間部31の容積は、第2吸着層12と第3吸着層13の容積よりも大きく設定されている。
前記第3吸着層13の大気ポート6側端面と、第4吸着層14の空間23側端面との間には、吸着層13と14とを所定距離、離間させる離間部32が設けられている。離間部32の容積は、第3吸着層13と第4吸着層14の容積よりも大きく設定されている。
前記第4吸着層14を構成する吸着材である活性炭14aの平均粒径は、前記第3吸着層13を構成する吸着材である活性炭13aの平均粒径よりも大きく設定されている。また、前記第3吸着層13を構成する吸着材である活性炭13aの平均粒径が、前記第2吸着層12を構成する吸着材である活性炭12aの平均粒径よりも大きく設定されている。また、前記第2吸着層12を構成する吸着材である活性炭12aの平均粒径は、前記第1吸着層11を構成する吸着材である活性炭11aの平均粒径よりも大きく設定されている。
すなわち、各吸着層11,12,13,14に充填される活性炭11a,12a,13a,14aの平均粒径を、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に大きくなるようになっている。
これにより各吸着層11,12,13,14に充填される活性炭11a,12a,13a,14aの単位体積当たりの圧力損失は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に小さくなる。
その他の部材は、前記実施例1と同様であるので、前記と同様の符号を付して説明を省略する。
また、本実施例2においても、前記実施例1と同様の作用、効果を奏する。
[実施例3]
前記実施例1,2においては、各吸着層に充填される活性炭の平均粒径は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に大きくし、各吸着層に充填される活性炭の単位体積当たりの圧力損失は、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6に位置する吸着層に向かって段階的に小さくなるように設定したが、各吸着層に充填される吸着材である活性炭の平均粒径は、最もタンクポート4側に位置する吸着層が最も小さく、最も大気ポート6側に位置する吸着層が最も大きくし、最もタンクポート4側に位置する吸着層と最も大気ポート6に位置する吸着層との間に、充填された吸着材の平均粒径が、最もタンクポート4側に位置する吸着層よりも大きく、最も大気ポート6側に位置する吸着層よりも小さくなる吸着層を設け、その隣り合う吸着層における吸着材の平均粒径を、同じか、大気ポート5側が大きくなるようにしてもよい。
例えば、図2に示すように吸着層が4つある蒸発燃料処理装置41において、第3吸着層13と第4吸着層14を構成する活性炭13aと14aの平均粒径を同じに設定し、各吸着層11,12,13,14を構成する活性炭11a,12a,13a,14aの平均粒径を、異なる3種類の平均粒径で構成しても良い。
また、図2に示すように吸着層が4つある蒸発燃料処理装置41において、第2吸着層12と第3吸着層13を構成する活性炭12aと13aの平均粒径を同じに設定し、各吸着層11,12,13,14を構成する活性炭11a,12a,13a,14aの平均粒径を、異なる3種類の平均粒径で構成しても良い。
その他の部材は、前記実施例1,2と同様であるので説明を省略する。
また、本実施例3においても、前記実施例1,2と同様の作用、効果を奏する。
[実施例4]
前記実施例1〜3では、各吸着層に充填された活性炭の単位体積当たりの圧力損失を変化させるために、吸着材である活性炭の平均粒径を変化させたが、他の方法により、各吸着層に充填された活性炭の単位体積当たりの圧力損失を、変化させて、各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失は、最もタンクポート4側に位置する吸着層が最も大きく、最も大気ポート6側に位置する吸着層が最も小さくし、最もタンクポート4側に位置する吸着層と最も大気ポート6に位置する吸着層との間に、充填された吸着材の単位体積当たりの圧力損失が、最もタンクポート4側に位置する吸着層よりも小さく、最も大気ポート6側に位置する吸着層よりも大きくなる吸着層を設け、隣り合う吸着層における前記吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、同じか、大気ポート側が小さくなるようにしてもよい。
更に、好ましくは、各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、タンクポート4側に位置する吸着層から、大気ポート6側に位置する吸着層に向かって段階的に小さくなるようにしてもよい。
例えば、活性炭の形状を変化させて、各吸着層における空間比率を変化させることでで、各吸着層に充填された活性炭の単位体積当たりの圧力損失を変化させることができる。
その他の部材は、前記実施例1〜3と同様であるので説明を省略する。
また、本実施例3においても、前記実施例1〜3と同様の作用、効果を奏する。
[その他の実施例]
3つ以上の吸着層を有し、各吸着層を構成する吸着材である活性炭が、前記実施例1〜4と同様の関係を成立すれば、蒸発燃料処理装置全体の形状や、吸着層、離間部、空間等の数及び形状、配列等は任意に設定することができる。
1,41 蒸発燃料処理装置
3 通路
4 タンクポート
5 パージポート
6 大気ポート
11,12,13,14 吸着層
23,31,32 離間部

Claims (5)

  1. 内部に流体が流通できる通路を形成し、該通路の一端側にはタンクポート及びパージポートを形成し、前記通路の他端側には大気ポートを形成し、前記通路内には、蒸発燃料成分を吸着できる粒状の吸着材を充填し、かつ、直列に配列した3つ以上の吸着層と、この隣り合う吸着層を離間させる離間部を有し、
    各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失は、最もタンクポート側に位置する吸着層が最も大きく、最も大気ポート側に位置する吸着層が最も小さくし、
    最もタンクポート側に位置する吸着層と最も大気ポート側に位置する吸着層との間に、充填された吸着材の単位体積当たりの圧力損失が、最もタンクポート側に位置する吸着層よりも小さく、最も大気ポート側に位置する吸着層よりも大きくなる吸着層を設け、
    隣り合う吸着層における前記吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、大気ポート側が大きくならないようにし、
    最も大気ポート側に位置する離間部の容積を、最も大気ポート側に位置する吸着層の容積より大きくしたことを特徴とする蒸発燃料処理装置。
  2. 各吸着層に充填される吸着材の単位体積当たりの圧力損失を、タンクポート側に位置する吸着層から、大気ポート側に位置する吸着層に向かって段階的に小さくしたことを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  3. 各吸着層に充填される吸着材の平均粒径は、最もタンクポート側に位置する吸着層が最も小さく、最も大気ポート側に位置する吸着層が最も大きくし、
    最もタンクポート側に位置する吸着層と最も大気ポートに位置する吸着層との間に、充填された吸着材の平均粒径が、最もタンクポート側に位置する吸着層よりも大きく、最も大気ポート側に位置する吸着層よりも小さくなる吸着層を設け、
    隣り合う吸着層における吸着材の平均粒径を、大気ポート側が小さくならないようにしたことを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料処理装置。
  4. 各吸着層に充填される吸着材の平均粒径を、タンクポート側に位置する吸着層から、大気ポート側に位置する吸着層に向かって段階的に大きくしたことを特徴とする請求項3記載の蒸発燃料処理装置。
  5. 前記蒸発燃料処理装置において、最もタンクポート側に設けた吸着層は、破砕炭で構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の蒸発燃料処理装置。
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