JP2015048841A - キャニスタ - Google Patents

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小林 敏行
Toshiyuki Kobayashi
敏行 小林
内野 雅志
Masashi Uchino
雅志 内野
義弘 浅沼
Yoshihiro Asanuma
義弘 浅沼
修一 江口
Shuichi Eguchi
修一 江口
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Abstract

【課題】ケーシングを大型化せずに、吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値を大きくする。
【解決手段】
第2のチャンバ30内に装填されたドレン側カートリッジ50は、長円形基部57を介して互いにU字形に連通するとともに、内部にハニカム活性炭51を含む第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53を有する。第1のサブチャンバ52は、小径部52bに連通口60が形成されており、連通口60及び流路32を介して第1のサブチャンバ52と中間カートリッジ70とが連通し、第2のサブチャンバ53は、上端の開口部62を介してドレンポート18に連通している。中間カートリッジ70からの蒸発燃料は、流路32を通って連通口60から第1のサブチャンバ52に流入して活性炭51に吸着され、次いで第2のサブチャンバ53を通って活性炭51に吸着される。最終的に空気は開口部62及びドレンポート18を通って大気へと排出される。
【選択図】図2

Description

本発明は、キャニスタに関し、特に、自動車の燃料タンクから蒸発した燃料を吸着して、その燃料をエンジン稼動時に燃焼させるキャニスタに関する。
自動車において、燃料タンク等の燃料系からの蒸発燃料が大気中に放出されるのを防止するためにキャニスタが用いられている。蒸発燃料の大気放散に関する規制は厳しく、この規則を遵守するため蒸発燃料の大気への放散量を減少させる必要がある。蒸発燃料の大気への放散量を少なくするためには、吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値を大きくすることが有効であることが知られている。このL/Dの値を大きくしたキャニスタとしては、例えば、特許文献1に開示されているものがある。
特許文献1に係るキャニスタは、燃料タンクに接続されるチャージポートと、エンジンのインテークマニホルドに接続されるパージポートと、大気に導通するドレンポートとがケーシングに設けられている。ケーシングの内部は、仕切壁によって、チャージポート及びパージポートに連通する第1のチャンバと、ドレンポートに連通する第2のチャンバとに隔成され、第1のチャンバの端部と第2のチャンバの端部とが連通路によって連通し、ケーシング内に略U字状の通路が形成されている。第1のチャンバでは、内部の空間全体に吸着材となる活性炭が充填されており、第2のチャンバではドレンポート側の端部に吸着材カートリッジが装填され、残部の空間に活性炭が充填されている。吸着材カートリッジは、第2のチャンバの断面積よりも断面積の小さい断面を有し、ここに活性炭が充填されている。これにより、より大きなL/Dの値が得られる。
特許第4589422号公報
近年、環境規制がより一層厳しくなってきており、蒸発燃料の大気への放散量をさらに減少させることが要求されている。さらには自動車のハイブリッド化等により、燃料蒸気を吸着した活性炭の再生に必要なパージ空気量を確保することが難しくなってきている。
特許文献1に開示されたキャニスタは、第2のチャンバの断面積よりも断面積の小さい断面を有する吸着材カートリッジ内に活性炭を充填したものを第2のチャンバ内に装填することにより、吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値を大きくし、これにより、蒸発燃料の大気への放散量を少なくするものであるが、蒸発燃料の大気への放散抑制性能をより一層向上させるためにL/Dをさらに大きくしようとすると、キャニスタが大型化してしまう。
このため、キャニスタを大型化することなく、低パージ空気量においても蒸発燃料の大気への放散を抑制することが可能なキャニスタが必要とされている。
この発明は、チャージポート及びパージポートを一端に備えた第1のチャンバと、ドレンポートを一端に備えた第2のチャンバと、が略U字状に接続されてなるケーシングを有し、各チャンバの内部に吸着材が配置されるキャニスタにおいて、
上記第2のチャンバは、ドレン側カートリッジが装填されたドレンポート側の第1の領域と、長手方向の残りの第2の領域と、に区分され、
上記ドレン側カートリッジは、互いに並列に配置された第1のサブチャンバ及び第2のサブチャンバを有し、吸着材を収容したこれらのサブチャンバが略U字状の流路を構成するように互いに接続されていることを特徴としている。
上記の構成においては、第2のチャンバの長手方向の一部の領域に設けられたドレン側カートリッジが略U字状の流路を構成するので、吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値がより大きくなる。
一つの好ましい態様では、上記第2のサブチャンバのドレンポート側の端部が上記ドレンポートに連通し、かつ上記第1のサブチャンバのドレンポート側の端部が、該ドレン側カートリッジと第2のチャンバの側壁面との間の間隙を介して、上記第2の領域に連通している。
また、好ましくは、上記第1のサブチャンバのドレンポート側端部の側面に、連通口が開口している。
このような構成では、例えば、蒸発燃料の吸着時において、第2の領域を通過した蒸発燃料は、上記間隙を通って第1のサブチャンバのドレンポート側端部に流入し、第2のサブチャンバへとU字形に流れる。
一つの好ましい態様では、上記第2の領域に、吸着材を収容した中間カートリッジが装填されている。
このような構成では、要求される仕様に応じて、ドレン側カートリッジと中間カートリッジの双方で吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値を適宜に設定することが可能となる。
本発明によれば、限られた寸法内で吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値をさらに大きくすることができ、キャニスタを大型化させることなく、蒸発燃料の大気への放散を効果的に減少させることができる。
本発明に係るキャニスタの縦断面図。 図1の線II−IIに沿った断面図。 ドレン側カートリッジの樹脂成型品単体での斜視図。 同じく上面図。 図4の線V−Vに沿った断面図。 ドレン側カートリッジの正面図。 ドレン側カートリッジの側面図。 ドレン側カートリッジの縦断面図。 吸着時の燃料蒸気の流れを示す説明図。 図9の断面に直交する面に沿った断面での説明図。 脱離時のパージガスの流れを示す説明図。 図11の断面に直交する面に沿った断面での説明図。 本発明のキャニスタの第2の実施例の縦断面図。 図13の断面に直交する面に沿った断面図。 本発明のキャニスタの第3の実施例の縦断面図。 図13の断面に直交する面に沿った断面図。
図1,図2に基づいて、本発明に係るキャニスタ10の一実施例について詳細に説明する。なお、以下の説明では、理解を容易にするために、図1の姿勢を基準として「上」「下」「左」「右」等の用語を用いることとするが、本発明のキャニスタ10は、図1の取付姿勢に限定されるものではない。
図1,図2に示すように、キャニスタ10は、合成樹脂材料によって一体に成形されたケーシング12を有する。ケーシング12は、図示しない燃料タンクに接続されるチャージポート14及び図示しないエンジン吸気部に接続されるパージポート16が上端に設けられている第1のチャンバ20と、大気に連通するドレンポート18が上端に設けられている第2のチャンバ30と、第1のチャンバ20の下端と第2のチャンバ30の下端とを互いに連通する連通路40と、を備える。これらの第1のチャンバ20、連通路40及び第2のチャンバ30により、ケーシング12の内部には略U字状に連続した通路が形成されている。なお、連通路40は、ケーシング12の下端開口に別体のカバー13を取り付けることにより通路状に構成されている。
断面矩形状をなす第1のチャンバ20は、チャージポート14及びパージポート16側の端部にそれぞれ配置された上部フィルター22と、連通路40側の端部に配置された下部フィルター23とによって画定された第1の空間部24を有する。下部フィルター23は多孔板25に支持されており、多孔板25は、スプリング27によって上方に付勢されている。第1の空間部24内には吸着材である粒状の活性炭29が充填されている。
断面矩形状をなす第2のチャンバ30は、第1のチャンバ20よりも断面が小さくなっており、第1のチャンバ20の断面積のほぼ2分1程度の断面積となっている。第2のチャンバ30の上部(ドレンポート18側)の領域にはドレン側カートリッジ50が装填されており、下部(連通路40側)の領域には、中間カートリッジ70が装填されている。中間カートリッジ70の下端には多孔板35に支持されたフィルター36が配置されており、多孔板35は、スプリング37によって上方に付勢されている。
中間カートリッジ70は、合成樹脂材料によって矩形の箱状に成形されており、下端の開口を上記フィルター36が覆っている。中間カートリッジ70の上面には、複数(例えば、4つ)の開口部76が開口形成されているとともに、ドレン側カートリッジ50との間に所定の間隔を確保するために、上方に突出した複数の橋脚72が立設されている。また、中間カートリッジ70の下端の外周面には第2のチャンバ30の側壁面31との間をシールするOリング75が配設されている。また、中間カートリッジ70の上端部には、開口部76を覆うようにウレタン等からなるフィルター78が配置されている。そして、上方のフィルター78と下方のフィルター36との間に画定された空間内に吸着材として粒状の活性炭71が充填されている。
次に、図3〜図8を参照して、ドレン側カートリッジ50について詳細に説明する。ドレン側カートリッジ50は、互いに並列に配置された円筒状の第1のサブチャンバ52と、円筒状の第2のサブチャンバ53と、が合成樹脂材料によって一体に成形されている。第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53の上端部には、水平方向に延在する端部壁54と、端部壁54と同一平面上において外側に延設された第1のフランジ55と、端部壁54上において上方に突出した長円形の取付部56と、が設けられている。
第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53の下端は長円形基部57に接続されており、この長円形基部57の下端に第2のフランジ58が設けられている。長円形基部57の下面は開口しており、この下面開口には、図6,図7に示すように、別体のカバー68が溶着されている。これにより、第1のサブチャンバ52と第2のサブチャンバ53とは、長円形基部57内の空間を介して互いに連通しており、ドレン側カートリッジ50内に略U字状に連続した通路が形成されている。
図3及び図5に示すように、第1のサブチャンバ52は、筒状の本体部52aと、端部壁54と本体部52aとの間に位置し、本体部52aよりも径が小さい小径部52bと、からなる。第1のサブチャンバ52の上端は、端部壁54によって閉塞されている。小径部52bの側面に、図5に示すように、周方向に並んだ複数(例えば、4つ)の矩形の連通口60が開口形成されている。同様に、第2のサブチャンバ53は、筒状の本体部53aと、端部壁54と本体部53aとの間に位置し、本体部53aよりも径が小さい小径部53bと、からなる。第2のサブチャンバ53の上端は、端部壁54に設けられた2つの半円形の開口部62によって開口している。また、第1のサブチャンバ52と異なり、小径部53bには、連通口60は設けられていない。
取付部56の外周面にはシール部材としてパッキン63が装着されている(図6〜図8参照)。また、図1,図2に示すように、第1のサブチャンバ52の小径部52bには、連通口60を覆うように、フィルター64aが装填されている。同様に、第2のサブチャンバ53の小径部53bには、第2のサブチャンバ53の開口部62を覆うように、フィルター64bが装填されている。そして、第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53内には、筒状のパッキン65及び筒状の緩衝材66とともに、吸着材として円柱状に成形されたハニカム活性炭51がそれぞれ装填されている。長円形基部57内には、下部フィルター67が装填されており、この下部フィルター67によって、ハニカム活性炭51の下端が支持されている。なお、各フィルター64a,64b,67は、いずれもウレタン等の発泡体から構成されている。
次に、図1,図2を参照して、ドレン側カートリッジ50及び中間カートリッジ70が第2のチャンバ30内に装填された状態について説明する。
第2のチャンバ30は、ドレンポート18が形成されている上端部分において段差状に断面が縮小している。この上端部分の内側には、長円形をなすカートリッジ支持壁80が形成されており、段差状をなす移行部分にショルダ部82が形成されている。ドレン側カートリッジ50は、パッキン63を備えた取付部56がカートリッジ支持壁80の内側に挿入され、第1のフランジ55がショルダ部82に当接して位置決めされている。ドレン側カートリッジ50の下部の第2のフランジ58の周縁及びカバー68の周縁は第2のチャンバ30の側壁面31から離れており、ドレン側カートリッジ50の周囲と第2のチャンバ30の側壁面31との間には間隙が存在する。この間隙が中間カートリッジ70とドレン側カートリッジ50との間の流路32となる。
次に、図9,図10を参照して、キャニスタ10における吸着時の蒸発燃料の流れについて説明する。
エンジン停止時等に燃料タンクから発生する蒸発燃料は、チャージポート14を介して第1のチャンバ20内に導入されて活性炭29によって吸着される。活性炭29によって吸着されなかった蒸発燃料は、さらに連通路40を介して中間カートリッジ70内に流入する。このとき、中間カートリッジ70の外周に設けられたOリング75により、第2のチャンバ30の側壁面31との間がシールされているため、蒸発燃料は、その間を通ることはなく、全て中間カートリッジ70内に流入する。中間カートリッジ70内に流入した蒸発燃料は、活性炭71によって吸着される。活性炭71によって吸着されなかった蒸発燃料は、中間カートリッジ70の上面に設けられた開口部76を通って、中間カートリッジ70から流出する。このとき、上方に位置するドレン側カートリッジ50の下端はカバー68によって封止されているため、中間カートリッジ70から流出した蒸発燃料は、矢印で示すように、カバー68にぶつかって前後左右へと流れを変える。
その後、蒸発燃料は、ドレン側カートリッジ50と第2のチャンバ30の側壁面31との間に画定された流路32を通って上方へと流れ、第1のサブチャンバ52の小径部52bに設けられた連通口60を通ってドレン側カートリッジ50、詳しくは第1のサブチャンバ52内に流入する。このとき、取付部56の外周面に装着されたパッキン63により、取付部56とカートリッジ支持壁80との間がシールされているため、蒸発燃料は、確実に連通口60を通ってドレン側カートリッジ50内に流入し得る。
第1のサブチャンバ52に流入した蒸発燃料は、第1のサブチャンバ52内のハニカム活性炭51によって吸着される。さらに下部フィルター67を通過した後、方向を転換して第2のサブチャンバ53に流入して上方へと流れ、第2のサブチャンバ53内のハニカム活性炭51によって吸着される。最終的には、浄化されたガスが、上端に設けられたフィルター64b及び開口部62を通って第2のサブチャンバ53から流出して、ドレンポート18から大気中に放出される。
次に、図11,図12を参照して、キャニスタ10における脱離時の空気(パージガス)の流れについて説明する。脱離時のパージガスの流れは、図示するように、基本的に吸着時の流れと逆方向の流れとなる。エンジン吸気系に生じる負圧によって、ドレンポート18から空気が吸入され、開口部62及びフィルター64bを通って第2のサブチャンバ53内に流入する。第2のサブチャンバ53に流入した空気は、下方へと流れ、下部フィルター67を通過した後、第1のサブチャンバ52に流入して上方へと流れて、第1のサブチャンバ52の連通口60を通ってドレン側カートリッジ50から流出する。次いで、空気(パージガス)は、ドレン側カートリッジ50と第2のチャンバ30の側壁面31との間に画定された流路32を通って下方へと流れ、中間カートリッジ70の上面に設けられた開口部76を通って、中間カートリッジ70に流入する。その後、中間カートリッジ70から、連通路40を介して第1のチャンバ20に流入して上方へと流れ、パージポート16を通してエンジンに吸入される。
このように、上記実施例によれば、第2のチャンバ30内に装填するカートリッジとして、第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53によってU字形の通路を形成するドレン側カートリッジ50を用いることにより、ケーシング12の限られた寸法内で吸着材層の長さLと有効断面直径Dの比L/Dの値をさらに大きくすることができる。特に、上記実施例では、ドレン側カートリッジ50と側壁面31との間の間隙を流路32として、ドレン側カートリッジ50側面の連通口60と中間カートリッジ70との間を連通させるようにしているので、中間カートリッジ70とドレンポート18との間の空間をより有効に利用して一対のハニカム活性炭51を配置することができる。
なお、上記各実施例では、ドレン側カートリッジ50は、第1のサブチャンバ52の小径部52b、第2のサブチャンバ53の小径部53b及び長円形基部57内に軸方向の厚さが大きなフィルター64a,64b,67をそれぞれ備えているが、これらのフィルター64a,64b,67は、吸着材がハニカム活性炭51である本実施例では、吸着材の流出を防止するためのものではなく、断面方向の流れの均等化のために付加されている。つまり、フィルター64a,64b,67により、ドレン側カートリッジ50内をUターン状に流れるガスの流れが断面方向に拡散されて、より均等な流れとなるようになっている。
また、上記実施例では、Oリング75を用いて中間カートリッジ70の下端の外周面と第2のチャンバ30の側壁面31との間をシールしているが、シール部材はOリングに限定されることなく、筒状のパッキン等の他のシール部材を用いてもよい。
以上、この発明の一実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限られず、種々の変更が可能である。
図13,図14を参照して、本発明の他の実施例について説明する。本実施例では、ドレン側カートリッジ50内の吸着材として、成形されたハニカム活性炭51の代わりに、粒径の大きな粒状の活性炭151を充填して使用している。なお、ドレン側カートリッジ50自体の構造及び中間カートリッジ70については、図1〜図12に示す実施例と同様である。
粒径の大きな粒状の活性炭151は、第1のサブチャンバ52の小径部52bに装填されたフィルター64a及び第2のサブチャンバ53の小径部53bに装填されたフィルター64bと、長円形基部57内に装填された下部フィルター67と、によって画定された空間内に充填されている。
次に、図15,図16を参照して、本発明のさらに別の実施例について説明する。本実施例は、第2のチャンバ30の下部に中間カートリッジ70に代えて、粒状の活性炭271を直接に充填するようにしたものである。なお、ドレン側カートリッジ50については、図1〜図12に示す実施例と同様である。
第2のチャンバ30内に装填されたドレン側カートリッジ50のカバー68に当接するよう中間フィルター278が配置されており、この中間フィルター278と下方のフィルター36との間の空間内に粒状の活性炭271が充填されている。フィルター36は多孔板35によって支持されており、多孔板35はスプリング37によって上方に付勢されている。
なお、キャニスタ10内に充填される吸着材としての活性炭29,51,71,151,271は、要求される仕様に応じて使い分けることができる。例えば、ある仕様では、第1のチャンバ20、中間カートリッジ70及びドレン側カートリッジ50の全てに高性能の活性炭を充填し、また、他の仕様では、ドレン側カートリッジ50にだけ高性能の活性炭を充填するなどが可能である。
また、本発明のキャニスタ10は、図示した取付姿勢に限定されるものではない。図1,図2等に示した姿勢では、第1のサブチャンバ52及び第2のサブチャンバ53を左右に並列に整列するようにキャニスタ10が縦置きとなっているが、第1のサブチャンバ52が上方に位置し、第2のサブチャンバ53が下方に位置するようにキャニスタ10を横置きに搭載することにより、重力効果による洩れ出し抑制の遅延効果を得ることができる。
10 キャニスタ
20 第1のチャンバ
29,51,71 活性炭
30 第2のチャンバ
40 連通路
50 ドレン側カートリッジ
52 第1のサブチャンバ
53 第2のサブチャンバ
57 長円形基部
60 連通口
70 中間カートリッジ

Claims (4)

  1. チャージポート及びパージポートを一端に備えた第1のチャンバと、ドレンポートを一端に備えた第2のチャンバと、が略U字状に接続されてなるケーシングを有し、各チャンバの内部に吸着材が配置されるキャニスタにおいて、
    上記第2のチャンバは、ドレン側カートリッジが装填されたドレンポート側の第1の領域と、長手方向の残りの第2の領域と、に区分され、
    上記ドレン側カートリッジは、互いに並列に配置された第1のサブチャンバ及び第2のサブチャンバを有し、吸着材を収容したこれらのサブチャンバが略U字状の流路を構成するように互いに接続されていることを特徴とするキャニスタ。
  2. 上記第2のサブチャンバのドレンポート側の端部が上記ドレンポートに連通し、かつ上記第1のサブチャンバのドレンポート側の端部が、該ドレン側カートリッジと第2のチャンバの側壁面との間の間隙を介して、上記第2の領域に連通していることを特徴とする請求項1に記載のキャニスタ。
  3. 上記第1のサブチャンバのドレンポート側端部の側面に、連通口が開口していることを特徴とする請求項2に記載のキャニスタ。
  4. 上記第2の領域に、吸着材を収容した中間カートリッジが装填されていることを特徴とする請求項1に記載のキャニスタ。
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