JP5915753B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、交流電源の電圧変動または交流電源の停電が発生しても、安定した電圧を負荷に供給することができる電力変換装置に関する。
図10は、特許文献1に開示されている常時インバータ給電方式の電力変換装置を説明するための図である。この電力変換装置は、交流電源の電圧を一旦直流電圧に変換し、直流電圧を再度交流電圧に変換して負荷に供給する。
図において、1は単相の交流電源、2はコンデンサ、3はコンバータ回路、41はインバータ回路、5はフィルタ回路、6は負荷である。
コンバータ回路3は、スイッチング素子Qp,Qnの直列回路、この直列回路に並列に接続されるコンデンサCp,Cnの直列回路およびリアクトルLで構成されている。リアクトルLは、スイッチング素子Qp,Qnの接続点と交流電源1の一端との間に接続されている。
インバータ回路41は、スイッチング素子直列回路と第1の双方向スイッチで構成されている。スイッチング素子直列回路は、スイッチング素子Q1,Q2を直列接続してなる回路である。第1の双方向スイッチは、スイッチ素子S1,S2を逆並列接続してなる回路である。スイッチング素子直列回路は、コンバータ回路3の直流出力端子間に接続されている。双方向スイッチは、交流電源1の一端とスイッチング素子Q1,Q2の直列接続点との間に接続されている。
フィルタ回路5は、リアクトルLf1とコンデンサCf1とを直列接続して構成されている。リアクトルLf1の一端は、スイッチング素子Q1,Q2の接続中点に接続されている。コンデンサCf1の一端は、コンデンサ直列回路の接続中点に接続されている。
負荷6は、リアクトルLf1とコンデンサCf1との接続点と交流電源1の他端との間に接続されている。
上記構成において、コンバータ回路3は、スイッチング素子Qp,Qnをオンオフさせて交流電源1の電圧を整流する。コンデンサCp,Cnは、この整流された電圧によって、所定電圧に充電される。所定電圧に充電されたコンデンサCp,Cnは、それぞれ直流電源を形成している。
インバータ回路41は、スイッチング素子Q1,Q2をオンオフさせて、コンデンサCp,Cnからなる直流電源の電圧を交流電圧Vuに変換する。また、インバータ回路41は、スイッチ素子S1,S2をオンオフさせて、交流電源1の電圧を交流電圧Vuに変換する。インバータ回路41から出力される交流電圧Vuには、高周波数成分が含まれている。
フィルタ回路5は、交流出力電圧に含まれる高周波数成分を除去して、出力電圧Vuの基本波成分である電圧Vloadを出力する。負荷6には、交流電圧Vloadが供給される。
次に、図11は、図10に示した電力変換装置のインバータ回路41にさらに第2の双方向スイッチを付加した電力変換装置である。第2の双方向スイッチは、スイッチ素子S3,S4を逆並列接続してなる回路である。この回路は、スイッチング素子Q1,Q2の接続点とコンデンサCp,Cnの接続点との間に接続されている。
この電力変換装置は、図10に示した電力変換装置の動作に加えて、スイッチ素子S3またはS4をオンオフさせることにより、ゼロ電圧を出力することができる。ゼロ電圧は、コンデンサCp,Cnの接続点の電位である。この動作により、この電力変換装置は、交流電源1の電圧が変動したときまたは停電したときも、負荷に所定の交流電圧を供給することができる。
例えば、上記構成からなる電力変換装置は、交流電源1の電圧Vrが低下したとき、昇圧動作を行うことにより、所定の交流電圧を出力する。図12は、交流電源1の電圧Vrが低下したとき、電力変換装置から出力される電圧Vuと負荷6に印加される電圧Vloadを示す図である。
昇圧動作において交流電圧Vuの正側半波を出力するとき、この電力変換装置は、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S1を交互にオンオフする。この動作により、交流電源1の電圧にコンデンサCpの電圧Vpが加算された電圧が出力される。また、交流電圧Vuの負側半波を出力するとき、この電力変換装置は、スイッチング素子Q2とスイッチ素子S2を交互にオンオフする。この動作により、交流電源1の電圧にコンデンサCnの電圧Vnが加算された電圧が出力される。
また、この電力変換装置は、交流電源1の電圧Vrが上昇したとき、降圧動作を行うことにより、所定の交流電圧を出力する。降圧動作において、交流電圧Vuの正側半波を出力するとき、スイッチ素子S1、S3を交互にオンオフする。また、交流電圧Vuの負側半波を出力するとき、この電力変換装置は、スイッチ素子S2,S4を交互にオンオフする。
また、交流電源1が停電したとき、この電力換装置は、バックアップ動作を行うことにより、所定の交流電圧を出力する。バックアップ動作において交流電圧Vuの正側半波を出力するとき、この電力変換装置は、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフする。また、この電力変換装置は、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S3とを交互にオンオフすることによっても、交流電圧Vuの正側半波を出力することができる。また、交流電圧Vuの負側半波を出力するとき、この電力変換装置は、スイッチング素子Q1,Q2を交互にオンオフする。また、この電力変換装置は、スイッチング素子Q2とスイッチ素子S4とを交互にオンオフすることによっても、交流電圧Vuの負側半波を出力することができる。図13は、このバックアップ動作時に、この電力変換装置から出力される電圧Vuと負荷6に印加される電圧Vloadの一例を示す図である。
また、この電力変換装置は、直送動作を行うとき、スイッチ素子S1,S2をオンして、交流電源1の電圧を出力する。
出力電圧Vuに含まれる高調波成分は、フィルタ回路5で除去される。したがって、フィルタ回路5からは、出力電圧Vuの基本波成分である電圧Vloadが出力される。
特開平10−075581号公報 国際公開WO2012/067167A1
上記の電力変換装置は、出力電流の最大値を、スイッチング素子およびスイッチ素子が制御できる電流の範囲内に制限しなければならない。この出力電流は、基本波電流にリプル電流を加えた電流である。
一方、この電力変換装置は、昇圧動作及びバックアップ動作において、スイッチング素子Q1,Q2を同じ周波数でオンオフ動作させる。リアクトルLf1に印加される電圧の変化幅は、バックアップ動作のように直流電源の電圧のみを用いて交流電圧を出力するときに最大となる。したがって、バックアップ動作時に、リアクトルLf1に流れるリプル電流が最大になる。すなわち、スイッチング素子Q1,Q2が制御する電流は、バックアップ動作時に最大となる。そのため、バックアップ動作時の条件でリプル電流が所定値になるように、リアクトルLf1のインダクタンス値が決定されるのが一般的である。
しかしながら、このようにして決めたリアクトルLf1のインダクタンス値は、昇圧動作時に必要とされるインダクタンス値に比べて、大きな値となる。リアクトルLf1のインダクタンス値を大きくするためには、コイルの巻数を増やす必要がある。コイルの巻数を増やすと、コイルの導体抵抗が増加し、リアクトルLf1の銅損が増加する。その結果、電力変換装置の効率が低下するという問題が生じる。また、リアクトルLf1が大きくなることにともない、電力変換装置が大型化するという問題がある。
本発明は、このような従来技術が有している問題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、リアクトルLf1のインダクタンス値を増加させることなく、直流電源の電圧のみを用いて交流電圧を出力する動作モード時のインバータ出力電流の最大値を、昇圧動作および降圧動作時のインバータ出力電流の最大値と略同じになるように、またはこれらの最大値より小さくなるようにすることができる電力変換装置を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明は、第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備える電力変換装置に適用される。
このインバータは、スイッチング素子直列回路と第1の双方向スイッチとリアクトルとを有している。スイッチング素子直列回路は、第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、直流電源直列回路の両端に接続される。第1の双方向スイッチは、一端が第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が交流電源の他端と接続される。リアクトルは、第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続される。
そして、この電力変換装置は、第1の制御モードと第2の制御モードと第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで、インバータを動作させることを特徴とする。第1の制御モードは、交流電源の電圧と直流電源直列回路の電圧とを用いて交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する制御モードである。第2の制御モードは、交流電源の電圧と直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも交流電源の電圧を用いることによって交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する制御モードである。第3の制御モードは、直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する制御モードである。
さらに、この電力変換装置は、第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させる周波数を、第1の制御モードのとき第1の周波数とし、第2の制御モードのとき第2の周波数とする。そして、この電力変換装置は、第3の制御モードのとき、第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させる周波数を、第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とすることを特徴としている。
この電力変換装置のインバータは、さらに、第1と第2のスイッチング素子の接続点と第1と第2の直流電源の接続点との間に接続される第2の双方向スイッチを備える構成を採ることもできる。
そして、この電力変換装置は、第1と第2の直流電源の電圧を、交流電源の電圧を用いて作られる電圧であって、かつ交流電源の電圧の振幅値よりも大きい電圧とすることができる。
また、本発明に係る電力変換装置は、インバータが第1または第2の制御モードのいずれかの制御モードと第3の制御モードとを有して動作するとき、第3の周波数を次のように定めることができる。
まず、この電力変換装置は、第3の制御モード時のインバータ出力電流の最大値が、第1または第2の制御モードにおいてインバータが出力する電流の最大値と略同じになるように、またはこの最大値より小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流が、その位相の近傍において第1または第2の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流と略同じ大きさになるように、またはこのリプル電流より小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時にリアクトルに印加される電圧変化幅を、その位相の近傍において第1または第2の制御モード時にリアクトルに印加される電圧変化幅で除して得られる係数を、第1の周波数に乗じて得られる周波数と略同じになるように、またはこの周波数より大きくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時にリアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差が、その位相の近傍において第1または第2の制御モード時にリアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差と略同じになるように、またはこの電圧時間積の差より小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
また、本発明に係る電力変換装置は、インバータが第1と第2と第3の制御モードを有して動作するとき、第3の周波数を次のように定めることができる。
まず、この電力変換装置は、第3の制御モード時のインバータ出力電流の最大値が、第1と第2の制御モード時のインバータ出力電流のいずれかの最大値と略同じ大きさとなるように、またはこの最大値よりも小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流が、その位相の近傍において第1と第2の制御モード時のインバータ出力電流のいずれかに含まれるリプル電流と略同じ大きさとなるように、またはこのリプル電流よりも小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時にリアクトルに印加される電圧変化幅を、その位相の近傍において第1と第2の制御モード時にリアクトルに印加される電圧変化幅のいずれかで除して得られる係数を、第1の周波数に乗じて得られる周波数と略同じになるように、またはこの周波数より大きくなるように、第3の周波数を定めることができる。
あるいは、この電力変換装置は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において第3の制御モード時にリアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差が、その位相の近傍において第1と第2の制御モード時にリアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差のいずれかと略同じとなるように、またはこの電圧時間積の差より小さくなるように、第3の周波数を定めることができる。
本発明によれば、リアクトルのインダクタンス値を増加させることなく、直流電源の電圧のみを用いて交流電圧を出力する動作モード時のインバータ出力電流の最大値を、昇圧動作および降圧動作時のインバータ出力電流の最大値と略同じになるように、またはこれらの最大値より小さくなるようにすることができる。
本発明を適用した第1の実施形態に係る電力変換装置の回路構成を説明するための図である。 インバータ回路の動作を説明するための図である。 昇圧モードの動作を説明するための図である。 バックアップモードの動作を説明するための図である。 キャリア信号の切り替わりを説明するための図である。 本発明を適用した第2の実施形態に係る電力変換装置の回路構成を説明するための図である。 インバータ回路の動作を説明するための図である。 昇圧モードの動作を説明するための図である。 バックアップモードの動作を説明するための図である。 従来技術に係る電力変換装置の構成を説明するための図である。 従来技術に係る電力変換装置の他の構成を説明するための図である。 従来技術に係る電力変換装置の昇圧モードを説明するための図である。 従来技術に係る電力変換装置のバックアップモードを説明するための図である。
本発明を適用した電力変換装置の第1の実施形態を、図1〜図5を用いて説明する。
図1は、第1の実施形態に係る電力変換装置の回路構成を説明するための図である。図において、1は交流電源、2はコンデンサ、30は直流電源直列回路、41はインバータ回路、5はフィルタ回路、6は負荷、100は制御回路である。
交流電源1は、端子Rと端子Sとを有する単相交流電源である。交流電源1の端子Rと端子Sとの間に、コンデンサ2が接続される。
直流電源直列回路30は、正側の直流電源Psp(第1の直流電源)と負側の直流電源Psn(第2の直流電源)とを直列接続してなる直流電源である。直流電源Pspと直流電源Psnの接続点は、中性点端子Oである。中性点端子Oは、直流電源直列回路30の中間電位を出力する端子である。交流電源1の電源端子Sは、この中性点端子Oに接続されている。
直流電源直列回路30は、例えば、図10に示したコンバータ回路3で構成することができる。また、交流電源1の電圧を用いて中間電位を含む3レベルの電位を出力することができれば、直流電源直列回路30は、他の方式によって構成された回路であってもよい。
インバータ回路41は、スイッチング素子直列回路と第1の双方向スイッチとで構成されている。
スイッチング素子直列回路は、スイッチング素子Q1,Q2を直列接続した回路である。このスイッチング素子直列回路は、直流電源直列回路30の正側端子Pと負側端子Nの間に接続される。スイッチング素子Q1,Q2の直列接続点は、交流出力端子U(第1の交流出力端子)に接続されている。交流出力端子V(第2の交流出力端子)は、中性点端子Oに接続されている。
第1の双方向スイッチは、スイッチ素子S1,S2を逆並列接続した回路である。この第1の双方向スイッチは、交流出力端子Uと電源端子Rとの間に接続されている。具体的には、スイッチ素子S1のコレクタ端子側が電源端子Rに接続される。また、スイッチ素子S1のエミッタ端子側が交流出力端子Uに接続される。
交流出力端子U,Vは、フィルタ回路5を介して負荷6に接続される。フィルタ回路5は、リアクトルLf1とコンデンサCf1の直列回路で構成されている。負荷6は、コンデンサCf1の両端に接続される。
ここで、スイッチング素子Q1,Q2は、ダイオードが逆並列に接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。しかし、スイッチング素子Q1,Q2は、このように構成された素子に限られない。スイッチング素子Q1,Q2は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)など、交流電源1の周波数に対して数10倍以上の高い周波数でオンオフ動作ができる他の半導体素子を用いて構成しても良い。
双方向スイッチは、一方のスイッチ素子をオンすることによって一方向に電流を流すことができる。また、双方向スイッチは、他方のスイッチ素子をオンすることによって他方向に電流を流すことができる。なお、双方向スイッチは、このような機能を発揮することができれば、他の構成によるものであっても良い。
上記電力変換装置において、直流電源直列回路30の正側端子Pは、直流電源Pspの正電位(以下、正電圧Vpという。)を出力する。直流電源直列回路30の負側端子Nは、直流電源Psnの負電位(以下、負電圧Vnという。)を出力する。交流電源1の電源端子Rは、交流電源1の電圧Vrを出力する。
インバータ回路41は、スイッチング素子Q1に電流を流すことで、交流出力端子U−V間以下、交流出力端子U−V間という。)に、正電圧Vpを出力する。また、インバータ回路41は、スイッチング素子Q2に電流を流すことで、交流出力端子U−V間に、負電圧Vnを出力する。また、インバータ回路41は、スイッチ素子S1,S2のいずれかに電流を流すことで、交流出力端子U−V間に、交流電源の電圧Vrを出力する。そして、インバータ回路41は、スイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1,S2のオンオフ動作を制御することによって、交流出力端子U−V間に、単相の交流電圧Vuを出力する。
ここで、本実施形態に係る電力変換装置は、少なくとも第1と第2と第3の制御モードを備えている。
第1の制御モードは、交流電源1の電圧Vrと直流電源直列回路30の電圧Vp,Vnを用いて、交流電圧Vrよりも高い所定の交流電圧Vuを出力するモードである。この第1の制御モードは、一般に、昇圧モードといわれる。昇圧モードでは、交流電源1の電圧が所定値以下に低下したとき、交流電源の電圧Vrに直流電源直列回路30の電圧Vp,Vnを重畳して、出力電圧Vuが所定電圧に維持される。
第2の制御モードは、交流電源1の電圧Vrと直流電源直列回路30の電圧Vp,Vnのうち少なくとも交流電圧Vrを用いて、交流電圧Vrよりも低い所定の交流電圧Vuを出力するモードである。この第2の制御モードは、一般に、降圧モードといわれる。
すなわち、第1と第2の制御モードは、交流電源1の電圧Vrが変動したとき、出力を所定電圧Vuに維持するための電圧補償モードである。
第3の制御モードは、直流電源直列回路30の電圧Vp,Vnを用いて、所定の交流電圧Vuを出力するモードである。交流電源1が停電したとき、電力変換装置は、第3の制御モードの1つであるバックアップモードで動作する。なお、第3の制御モードには、交流電源1が健全な状態で、直流電源直列回路30の電圧Vp,Vnを用いて所定の交流電圧Vuを出力するモードも含まれる。
また、本実施形態に係る電力変換装置は、交流電源1の電圧Vrをそのまま出力する直送モードも備えている。しかし、このモードは本発明に関係しないので、その説明を省略する。
本実施形態では、各制御モードにおいてスイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2をオンオフさせる動作は、制御期間ごとに行われる。この制御期間は、各素子をオンオフ動作させる周波数に対応した期間である。
また、この実施形態に係る電力変換装置は、各制御期間において、第1と第2の素子を定める。第1と第2の素子は、各制御モードとその動作条件に基づいて、スイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1,S2の中から予め選択された素子である。第1と第2の素子は、各制御期間において、交互にオンオフする。第1の素子がオンすると、交流出力端子U−V間に第1の電圧が出力される。また、第2の素子がオンすると、交流出力端子U−V間に第2の電圧が出力される。各制御期間において、この2レベルの電圧からなる電圧Vuは、交流電圧指令Vuに対応する電圧である。
インバータ回路41は、第1の制御モードのとき、第1の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。第1の周波数は、スイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1,S2が制御できる最大電流ImとリアクトルLf1のインダクタンス値に基づいて定められている。以下では、これらの素子が制御できる最大電流を、可制御電流Imとする。
インバータ回路41は、第2の制御モードのとき、第2の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。第2の周波数は、可制御電流ImとリアクトルLf1のインダクタンス値に基づいて定められている。
出力電流Iuの最大値が可制御電流Imより小さければ、第1と第2の周波数は、同じ周波数であっても良く、また異なる周波数であってもよい。
インバータ回路41は、第3の制御モードのとき、第3の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。各制御期間において、第1と第2の電圧の変化幅は、第3の制御モードのときに最大になる。したがって、第3の周波数を第1と第2周波数のうち高い方の周波数と同じにすると、出力電流Iuのリプル電流は、第3の制御モードのときに最大になる。
そこで、第3の周波数を、第1と第2周波数のうち高い方の周波数よりも所定倍高い周波数に設定する。このようにすることにより、第3の制御モード時の出力電流Iuの最大値を、第1と第2の制御モード時の出力電流Iuの最大値と略同じかまたはこれらの最大値よりも小さくすることができる。
以下では、昇圧モード(第1の制御モード)時とバックアップモード(第3の制御モード)時の電力変換装置の動作を用いて、本発明の説明をする。なお、降圧モード(第2の制御モード)時と第3の制御モード時の電力変換装置の動作の関係も、同様に考えることができる。
まず、図2、図3を用いて、昇圧モード時のインバータ回路41の動作を説明する。
図2は、インバータ回路41が昇圧モードで動作するときのスイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1,S2の制御信号を説明するための図である。制御回路100は、昇圧モードに属する各制御期間において、交流電圧指令Vuと交流電源1の電圧Vrの関係から、各素子の制御信号を生成する。
図において、「VrとVuの関係」欄は、「δ(領域)」欄に示す領域を判定するための条件を示している。「δ(領域)」欄は、「VrとVuの関係」欄の条件で判定した領域を示している。「α(パルス幅指令)」欄は、後述する第1の素子のパルス幅指令αを算出するための式を示している。「制御信号」欄は、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2の制御信号G1,G2およびGs1,Gs2の状態を示している。
電力変換装置は、次のように領域を判定するとともに、各素子の制御信号G1,G2およびGs1,Gs2の状態を定める。
交流電圧指令Vuと電圧Vrの関係が、Vu>Vrのとき、当該制御期間を領域11とする。領域11は、インバータ回路41が電圧Vuの正側半波を出力するための領域である。
また、交流電圧指令Vuと電圧Vrの関係が、Vu≦Vrのとき、当該制御期間を領域12とする。領域12は、インバータ回路41が電圧Vuの負側半波を出力するための領域である。
領域11および領域12におけるパルス幅指令αは次式(1),(2)を用いて算出される。
なお、領域11,12のそれぞれにおいて、第1の素子として選択される素子と第2の素子として選択される素子は、予め定められている。また、オンアーム素子またはオフアーム素子となる素子も、予め定められている。
図2において、「Hon」は、第1の素子に選択された素子の制御信号を示す。「Lon」は、第2の素子に選択された素子の制御信号を示す。制御信号「Lon」は、制御信号「Hon」のハイレベルとローレベルを反転した信号である。「H」は、オンアーム素子に選択された素子の制御信号を示す。「L」は、オフアーム素子に選択された素子の制御信号を示す。各信号がハイレベルのとき、対応する素子がオンする。また、各信号がローレベルのとき、対応する素子がオフする。
当該制御期間が領域11のとき、スイッチング素子Q1が第1の素子に選択され、スイッチ素子S2が第2の素子に選択される。また、スイッチ素子S1がオンアーム素子に選択され、スイッチング素子Q2がオフアーム素子に選択される。したがって、領域11における制御信号G1が「Hon」、制御信号Gs2が「Lon」となる。また、制御信号Gs1が「H」、制御信号G2が「L」となる。
また、当該制御期間が領域12のとき、スイッチング素子Q2が第1の素子に選択され、スイッチ素子S1が第2の素子に選択される。また、スイッチ素子S2がオンアーム素子に選択され、スイッチング素子Q1がオフアーム素子に選択される。したがって、領域12における制御信号G2が「Hon」、制御信号Gs1が「Lon」となる。また、制御信号Gs2が「H」、制御信号G1が「L」となる。
次に、図3を用いて、領域11において、インバータ回路41が電圧Vuの正側半波を出力するときの動作を説明する。なお、領域12においてインバータ回路41が電圧Vuの負側半波を出力するときの動作は、領域11における動作と同様に考えることができるので、その説明を省略する。
領域11では、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2が交互にオンオフ動作をする。スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2がオンオフする周波数を周波数f1A(第1の周波数)とする。また、周波数f1Aの周期をT1Aとする。
図3(a)は、当該制御期間が領域11のときの第1の素子の制御信号「Hon」を示している。制御信号「Hon」は、当該制御期間T1Aにおいて、時間T1AHの間オンし、その後、時間T1ALの間オフする信号である。時間T1AHは、上記式(1)によって算出されるパルス幅指令αに対応する時間である。例えば、時間T1AHは、当該制御期間の周期T1Aにパルス幅指令αを乗じて得ることができる。
図3(b)〜(e)は、それぞれ、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2のオンオフ状態を示している。図3(b)と図3(d)において斜線を施した部分は、当該素子において電流Iuが流れている期間を示している。なお、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2が交互にオンオフするとき、両方の素子が同時にオフする休止期間が存在する。しかし、説明を簡単にするため、図3では、休止期間を省略して記載している。
当該制御期間において、交流出力端子U−V間には、図3(f)に示す電圧Vuが出力される。電圧Vuは、当該制御期間T1Aの始点から時間T1AHの間正電圧Vpとなり、その後、時間T1ALの間交流電源1の電圧Vrになる。当該制御期間において、交流出力端子U−V間に出力される電圧Vuの平均値は、交流電圧指令Vuに等しい。
また、インバータ回路41から、図3(g)に示す電流Iuが出力される。電流Iuは、時間T1AHの間、直流電源直列回路30の正側端子P→スイッチング素子Q1→フィルタ回路5および負荷6→直流電源直列回路30の中性点端子Oの経路R1AHを流れる。このとき、電流Iuは漸増する。電流Iuは、時間T1ALの間、フィルタ回路5および負荷6→交流電源1→スイッチ素子S1→フィルタ回路5および負荷6の経路R1ALを流れる。このとき、電流Iuは漸減する。
以上の動作を各制御期間で行うことにより、電力変換装置は、交流電圧指令Vuに対応する交流電圧Vuを出力し、負荷に電力を供給することができる。
ここで、電流Iuは、上述のとおり、リアクトルLf1を流れる。そして、電流Iuの最大値と最小値との差が、リプル電流Ir1Aである。このリプル電流Ir1Aの最大値は、電流Iuが可制御電流Imより小さくなるように定められている。
このリプル電流Ir1Aは、リアクトルLf1のインダクタンス値およびリアクトルLf1に印加される電圧Vp,Vrとそれぞれの印加時間T1AH,T1ALによって定まる。また、リアクトルLf1に印加される電圧の印加時間は、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2がオンオフする周波数f1Aに対応する。
次に、図4を用いて、バックアップモード時に電圧Vuの正側半波を出力するときのインバータ回路41の動作を説明する。なお、インバータ回路41が電圧Vuの負側半波を出力するときの動作は、正側半波を出力する動作と同様に考えることができるので、その説明を省略する。
バックアップモードでは、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフ動作をする。スイッチング素子Q1,Q2がオンオフする周波数を周波数f1B(第3の周波数)とする。また、周波数f1Bの周期をT1Bとする。
図4(a)は、電圧Vuの正側半波を出力する制御期間における第1の素子の制御信号「Hon」を示している。制御信号「Hon」は、当該制御期間T1Bにおいて、時間T1BHの間オンし、その後、時間T1BLの間オフする信号である。時間T1BHは、後述の式(3)によって算出されるパルス幅指令αに対応する時間である。例えば、時間T1BHは、当該制御期間の周期T1Bにパルス幅指令αを乗じて得ることができる。
図4(b)〜(e)は、それぞれ、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2のオンオフ状態を示している。スイッチング素子Q1は、当該制御期間T1Bにおいて、制御信号Honに同期して、オンオフ動作を行う。スイッチング素子Q2およびスイッチ素子S1,S2はオフのままである。
図4(b)と図4(d)において斜線を施した部分は、当該素子において電流Iuが流れている期間を示している。
バックアップモードにおいて、電圧Vuの正側半波と負側半波を出力するときのパルス幅指令αは次式(3),(4)を用いて算出される。
当該制御期間において、交流出力端子U−V間には、図4(f)に示す電圧Vuが出力される。電圧Vuは、当該制御期間の始点から時間T1BHの間正電圧Vpとなり、その後、時間T1BLの間負電圧Vnになる。当該制御期間において、交流出力端子U−V間に出力される電圧Vuの平均値は、交流電圧指令Vuに等しい。
また、インバータ回路41から、図4(g)に示す電流Iuが出力される。電流Iuは、時間T1BHの間、直流電源直列回路30の正側端子P→スイッチング素子Q1→フィルタ回路5および負荷6→直流電源直列回路30の中性点端子Oの経路R1BHを流れる。このとき、電流Iuは漸増する。電流Iuは、時間T1BLの間、フィルタ回路5および負荷6→直流電源Psn→スイッチング素子Q2のダイオード→フィルタ回路5および負荷6の経路R1BLを流れる。このとき、電流Iuは漸減する。この電流Iuの最大値と最小値との差が、リプル電流Ir1Bである。
以上の動作を各制御期間で行うことにより、電力変換装置は、交流電源1が停電しても、交流電圧指令Vuに対応する交流電圧Vuを出力することができる。
ここで、電流Iuの基本波が最大となる位相の近傍に生じるリプル電流Ir1Bの増加を抑制する。そして、リプル電流Ir1Bが、昇圧モード時に同位相の近傍に生じるリプル電流Ir1Aと略同じになるようにする。そうすれば、バックアップモード時の電流Iuの最大値を、昇圧モード時の電流Iuの最大値と略同じにすることができる。
そのために、周波数f1Bを周波数f1Aよりも高い周波数に設定する。
例えば、バックアップモード時と昇圧モード時の当該制御期間における電圧変化幅の比に応じて、周波数f1Bを設定する。この場合、周波数f1Bを次式(5)で算出する。
このように周波数f1Bを設定すれば、時間T1BHが周波数f1Bに逆比例して短くなるため、リプル電流Ir1Bの増加を抑制することができる。したがって、リプル電流Ir1Bがリプル電流Ir1Aと略同じになるように、周波数f1Bを設定すればよい。
また、電流Iuの基本波が最大となる位相の近傍において、バックアップモード時の時間T1BH,T1BLそれぞれでリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差と、昇圧モード時の時間T1AH,T1ALそれぞれでリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差とが、略同じになるようにしても良い。例えば、次式(6)を満たすように周波数f1Bを設定する。
式(6)を満たすように周波数f1Bを設定すれば、バックアップモード時にリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差が、昇圧モード時に印加される電圧時間積の差と略同じになる。それゆえ、リプル電流Ir1Bの増加が抑制されて、リプル電流Ir1Bがリプル電流Ir1Aと略同じになる。
また、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2とリアクトルLf1の温度上昇が許容されるのであれば、周波数f1Bを上記の周波数よりも高い周波数とすることもできる。この場合、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、リプル電流Ir1Bをリプル電流Ir1Aより小さい電流にすることができる。
また、バックアップモードにおけるスイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1,S2とリアクトルLf1で発生する損失の合計が最小となるように、周波数f1Bを設定しても良い。
以上のようにすれば、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、バックアップモード時の電流Iuの最大値を、昇圧モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。また、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の大型化を抑制することができる。さらに、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の銅損の増加を抑制することができる。
図5は、交流電源1が瞬時停電したときに、キャリア信号Scを切り替える動作を説明するための図である。ここでは、キャリア信号Scを三角波で示している。
インバータ回路41が第1の制御モードで動作しているとき、キャリア信号Scの周波数は、周波数f1Aである。交流電源1が停電すると、インバータ回路41の動作はバックアップモード(第3の制御モード)に切り替わる。このとき、キャリア信号Scの周波数は、周波数f1Bに切り替わる。その後、交流電源1が復電すると、インバータ回路41の動作は第1の制御モードに戻る。このとき、キャリア信号Scの周波数は、再度、周波数f1Aとなる。
キャリア信号Scの切り替えは、キャリア信号の谷の点で行われる。これにより、キャリア信号Scの連続性と対称性が維持される。
通常、交流電源1の停電は短時間で回復する。したがって、この間、インバータ回路41が周波数f1Bで動作しても、発生損失の増加による温度上昇は問題とならない。
なお、電力変換装置が第2の制御モードで電圧Vuの正側半波を出力するとき、スイッチ素子S1が第1の素子に選択され、スイッチ素子S2が第2の素子に選択される。また、電力変換装置が第2の制御モードで電圧Vuの負側半波を出力するとき、スイッチ素子S2が第1の素子に選択され、スイッチ素子S1が第2の素子に選択される。そして、いずれの場合も、スイッチング素子Q1,Q2は、オフしている。
電力変換装置がこの第2の制御モードと第3の制御モードで動作するときの第3の周波数の設定は、上述した第1の制御モードと第3の制御モードで動作する場合と同様に考えることができる。この第3の周波数の設定により、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、第3の制御モード時の電流Iuの最大値を、第2の制御モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。
また、電力変換装置が、第1と第2と第3の制御モードで動作するとき、上記と同様の考え方で、第3の周波数を設定する。この第3の周波数の設定により、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、第3の制御モード時の電流Iuの最大値を、第1および第2の制御モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。
また、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の大型化を抑制することができる。さらに、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の銅損の増加を抑制することができる。
次に、本発明を適用した電力変換装置の第2の実施形態を、図6〜図9を用いて説明する。
図6は、第2の実施形態に係る電力変換装置の回路構成を説明するための図である。図において、1は交流電源、2はコンデンサ、30は直流電源直列回路、42はインバータ回路、5はフィルタ回路、6は負荷、101は制御回路である。図1に示した第1の実施形態と同じ構成要素については、同一の符号を付している。同一の符号を付した構成要素については、その説明を省略する。
本実施形態の特徴は、インバータ回路42が、インバータ回路41の構成に加えて、第2の双方向スイッチを備えていることである。第2の双方向スイッチは、スイッチ素子S3とスイッチ素子S4を逆並列に接続してなる回路である。
第2の双方向スイッチは、スイッチ素子S3のコレクタ側が、中性点端子Oに接続されている。また、スイッチ素子S3のエミッタ側が、交流出力端子Uに接続されている。したがって、スイッチ素子S3,S4のいずれかに電流が流れると、交流出力端子Uに中性点端子Oの電圧(ゼロ電圧Vz)が出力される。
インバータ回路42は、正電圧Vp,負電圧Vn,交流電圧Vrおよびゼロ電圧Vzの4レベルの電圧を用いて、交流出力端子U−V間に、単相の交流電圧Vuを出力する。交流電圧Vuは、交流電圧指令Vuに対応する電圧である。
ここで、本実施形態に係る電力変換装置は、第1の実施形態に係る電力変換装置と同様、少なくとも第1と第2と第3の制御モードとを備えている。第1と第2と第3の制御モードの機能は、第1の実施形態で説明した機能と同様である。したがって、これらのモードの機能の説明は省略する。
本実施形態では、各制御モードにおいてスイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4をオンオフさせる動作は、制御期間ごとに行われる。この制御期間は、各素子をオンオフ動作させる周波数に対応した期間である。
また、この実施形態に係る電力変換装置は、各制御期間において、第1と第2の素子を定める。第1と第2の素子は、各制御モードとその動作条件に基づいて、スイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1〜S4の中から予め選択された素子である。第1と第2の素子は、各制御期間において、交互にオンオフする。第1の素子がオンすると、交流出力端子U−V間に第1の電圧が出力される。また、第2の素子がオンすると、交流出力端子U−V間に第2の電圧が出力される。各制御期間において、この2レベルの電圧からなる電圧Vuは、交流電圧指令Vuに対応する電圧である。
インバータ回路42は、第1の制御モードのとき、第1の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。第1の周波数は、スイッチング素子Q1,Q2とスイッチ素子S1〜S4が制御できる可制御電流ImとリアクトルLf1のインダクタンス値に基づいて定められている。
インバータ回路42は、第2の制御モードのとき、第2の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。第2の周波数は、可制御電流ImとリアクトルLf1のインダクタンス値に基づいて定められている。
出力電流Iuの最大値が可制御電流Imより小さければ、第1と第2の周波数は、同じ周波数であっても良く、また異なる周波数であってもよい。
インバータ回路42は、第3の制御モードのとき、第3の周波数で、第1と第2の素子を交互にオンオフさせる。各制御期間において、第1と第2の電圧の変化幅は、第3の制御モードのときに最大になる。したがって、第3の周波数を第1と第2周波数のうち高い方の周波数と同じにすると、出力電流Iuのリプル電流は、第3の制御モードのときに最大になる。
そこで、第3の周波数を、第1と第2周波数のうち高い方の周波数よりも所定倍高い周波数に設定する。このようにすることにより、第3の制御モード時の出力電流Iuの最大値を、第1と第2の制御モード時の出力電流Iuの最大値と略同じかまたはこれらの最大値よりも小さくすることができる。
以下では、昇圧モード(第1の制御モード)時とバックアップモード(第3の制御モード)時の電力変換装置の動作を用いて、本発明の説明をする。なお、降圧モード(第2の制御モード)時と第3の制御モード時の電力変換装置の動作の関係も、同様に考えることができる。
まず、図7、図8を用いて、昇圧モード時のインバータ回路42の動作を説明する。
図7は、インバータ回路42が昇圧モードで動作するときのスイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4の制御信号を説明するための図である。制御回路101は、昇圧モードに属する各制御期間において、交流電圧指令Vuと交流電源1の電圧Vrの関係から、各素子の制御信号を生成する。
図において、各欄に記載されている記号の意味は、第1の実施形態に係る図2の場合と同様である。ただし、この図の「制御信号」欄には、スイッチ素子S3,S4の制御信号Gs3,Gs4の状態が追加されている。
電力変換装置は、次のように領域を判定するとともに、各素子の制御信号G1,G2およびGs1〜Gs4の状態を定める。
交流電圧指令Vuと電圧Vrの関係が、Vu>Vrのとき、当該制御期間を領域21とする。領域21は、インバータ回路42が電圧Vuの正側半波を出力するための領域である。
また、交流電圧指令Vuと電圧Vrの関係が、Vu≦Vrのとき、当該制御期間を領域22とする。領域22は、インバータ回路42が電圧Vuの負側半波を出力するための領域である。
領域21および領域22におけるパルス幅指令αは、次式(7),(8)を用いて算出される。
なお、領域21,22のそれぞれにおいて、第1の素子として選択される素子と第2の素子として選択される素子は、予め定められている。また、オンアーム素子またはオフアーム素子となる素子も、予め定められている。
図7において、「Hon」は、第1の素子に選択された素子の制御信号を示す。「Lon」は、第2の素子に選択された素子の制御信号を示す。制御信号「Lon」は、制御信号「Hon」のハイレベルとローレベルを反転した信号である。「H」は、オンアーム素子に選択された素子の制御信号を示す。「L」は、オフアーム素子に選択された素子の制御信号を示す。各信号がハイレベルのとき、対応する素子がオンする。また、各信号がローレベルのとき対応する素子がオフする。
当該制御期間が領域21のとき、インバータ回路42は、領域11におけるインバータ回路41と同様の動作をする。また、当該制御期間が領域22のとき、インバータ回路42は、領域12におけるインバータ回路41と同様の動作をする。
すなわち、領域21では、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2が交互にオンオフ動作をする。また、領域22では、スイッチング素子Q2とスイッチ素子S1が交互にオンオフ動作をする。ただし、領域21,22において、スイッチ素子S3,S4は、常にオフ状態ある。
次に、図8を用いて、領域21において、インバータ回路42が電圧Vuの正側半波を出力するときの動作を説明する。なお、領域22においてインバータ回路42が電圧Vuの負側半波を出力するときの動作は、領域21における動作と同様に考えることができるので、その説明を省略する。
領域21において、スイッチング素子Q1、Q2がオンオフする周波数を周波数f2A(第1の周波数)とする。また、周波数f2Aの周期をT2Aとする。
図8(a)は、当該制御期間が領域21のときの第1の素子の制御信号「Hon」を示している。制御信号「Hon」は、当該制御期間T2Aにおいて、時間T2AHの間オンし、その後、時間T2ALの間オフする信号である。時間T2AHは、上記式(7)により算出されるパルス幅指令αに対応する時間である。例えば、時間T2AHは、当該制御期間の周期T2Aにパルス幅指令αを乗じて得ることができる。
図8(b)〜(g)は、それぞれ、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4のオンオフ状態を示している。図8(b)と図8(d)において斜線を施した部分は、当該素子において電流Iuが流れている期間を示している。なお、本図においても、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2とが同時にオフする休止期間は省略している。
当該制御期間において、交流出力端子U−V間には、図8(h)に示す電圧Vuが出力される。電圧Vuは、当該制御期間T2Aの始点から時間T2AHの間正電圧Vpとなり、その後、時間T2ALの間交流電源1の電圧Vrになる。当該制御期間において、交流出力端子U−V間に出力される電圧Vuの平均値は、交流電圧指令Vuに等しい。
また、インバータ回路42から、図8(i)に示す電流Iuが出力される。電流Iuは、時間T2AHの間、直流電源直列回路30の正側端子P→スイッチング素子Q1→フィルタ回路5および負荷6→直流電源直列回路30の中性点端子Oの経路R2AHを流れる。このとき、電流Iuは漸増する。電流Iuは、時間T2ALの間、フィルタ回路5および負荷6→交流電源1→スイッチ素子S1→フィルタ回路5および負荷6の経路R2ALを流れる。このとき、電流Iuは漸減する。
以上の動作を各制御期間で行うことにより、電力変換装置は、交流電圧指令Vuに対応する交流電圧Vuを出力し、負荷に電力を供給することができる。
ここで、電流Iuは、上述のとおり、リアクトルLf1を流れる。そして、電流Iuの最大値と最小値との差が、リプル電流Ir2Aである。このリプル電流Ir2Aの最大値は、電流Iuが可制御電流Imより小さくなるように定められている。
このリプル電流Ir2Aは、リアクトルLf1のインダクタンス値およびリアクトルLf1に印加される電圧Vp,Vrとそれぞれの印加時間T2AH,T2ALによって定まる。また、リアクトルLf1に印加される電圧の印加時間は、スイッチング素子Q1とスイッチ素子S2がオンオフする周波数f2Aに対応する。
次に、図9を用いて、バックアップモード時に電圧Vuの正側半波を出力するときのインバータ回路42の動作を説明する。なお、インバータ回路42が電圧Vuの負側半波を出力するときの動作は、正側半波を出力する動作と同様に考えることができるので、その説明を省略する。
バックアップモードでは、スイッチング素子Q1,Q2が交互にオンオフ動作をする。スイッチング素子Q1,Q2がオンオフする周波数を周波数f2B(第3の周波数)とする。また、周波数f2Bの周期をT2Bとする。
図9(a)は、電圧Vuの正側半波を出力する制御期間における第1の素子の制御信号「Hon」を示している。制御信号「Hon」は、当該制御期間T2Bにおいて、時間T2BHの間オンし、その後、時間T2BLの間オフする信号である。時間T2BHは、後述の式(9)によって算出されるパルス幅指令αに対応する時間である。例えば、時間T2BHは、当該制御期間の周期T2Bにパルス幅指令αを乗じて得ることができる。
図9(b)〜(g)は、それぞれ、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4のオンオフ状態を示している。スイッチング素子Q1は、当該制御期間T2Bにおいて、制御信号Honに同期して、オンオフ動作を行う。スイッチ素子S4は、制御信号Honのハイレベルとローレベルを反転した信号に同期して、オンオフ動作をする。当該制御期間T2Bにおいて、スイッチ素子S3はオンし、スイッチング素子Q2およびスイッチ素子S1,S2はオフのままである。
図9(b)と図9(f)において斜線を施した部分は、当該素子において電流Iuが流れている期間を示している。
バックアップモードにおいて、電圧Vuの正側半波と負側半波を出力するときのパルス幅指令αは次式(9),(10)を用いて算出される。
当該制御信号において、交流出力端子U−V間には、図9(h)に示す電圧Vuが出力される。電圧Vuは、当該制御期間の始点から時間T2BHの間正電圧Vpとなり、その後、時間T2BLの間ゼロ電圧Vzになる。当該制御期間において、交流出力端子U−V間に出力される電圧Vuの平均値は、交流電圧指令Vuに等しい。
また、インバータ回路42から、図9(i)に示す電流Iuが出力される。電流Iuは、時間T2BHの間、直流電源直列回路30の正側端子P→スイッチング素子Q1→フィルタ回路5および負荷6→直流電源直列回路30の中性点端子Oの経路R2BHを流れる。このとき、電流Iuは漸増する。電流Iuは、時間T2BLの間、フィルタ回路5および負荷6→中性点端子O→スイッチ素子S3→フィルタ回路5および負荷6の経路R2BLを流れる。このとき、電流Iuは漸減する。この電流Iuの最大値と最小値との差が、リプル電流Ir2Bである。
以上の動作を各制御期間で行うことにより、電力変換装置は、交流電源1が停電しても、交流電圧指令Vuに対応する交流電圧Vuを出力することができる。
ここで、電流Iuの基本波が最大となる位相の近傍に生じるリプル電流Ir2Bの増加を抑制する。そして、リプル電流Ir2Bが、昇圧モード時に同位相の近傍に生じるリプル電流Ir2Aと略同じになるようにする。そうすれば、バックアップモード時の電流Iuの最大値を、昇圧モード時の電流Iuの最大値と略同じにすることができる。
そのために、周波数f2Bを周波数f2Aよりも高い周波数に設定する。
例えば、バックアップモード時と昇圧モード時の当該制御期間における電圧変化幅の比に応じて、周波数f2Bを設定する。この場合、周波数f2Bを次式(11)で算出する。
なお、直流電源Pspの電圧Vpと直流電源Psnの電圧Vnの絶対値は同じである。したがって、周波数f2Bは、直流電源Psnの電圧Vnを用いて算出することもできる。
このように周波数f2Bを設定すれば、時間T2BHが周波数f2Bに逆比例して短くなるため、リプル電流Ir2Bの増加を抑制することができる。したがって、リプル電流Ir2Bがリプル電流Ir2Aと略同じになるように、周波数f2Bを設定すればよい。
また、電流Iuの基本波が最大となる位相の近傍において、バックアップモード時の時間T2BH,T2BLそれぞれでリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差と、昇圧モード時の時間T2AH,T2ALそれぞれでリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差とが、略同じになるようにしても良い。例えば、次式(12)を満たすように周波数f2Bを設定する。
式(12)を満たすように周波数f2Bを設定すれば、バックアップモード時にリアクトルLf1に印加される電圧時間積の差が、昇圧モード時に印加される電圧時間積の差と略同じになる。それゆえ、リプル電流Ir2Bの増加が抑制されて、リプル電流Ir2Bがリプル電流Ir2Aと略同じになる。
また、スイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4とリアクトルLf1の温度上昇が許容されるのであれば、周波数f2Bを上記の周波数よりも高い周波数とすることもできる。この場合、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、リプル電流Ir2Bをリプル電流Ir2Aより小さい電流にすることができる。
また、バックアップモードにおけるスイッチング素子Q1,Q2およびスイッチ素子S1〜S4とリアクトルLf1で発生する損失の合計が最小となるように、周波数f2Bを設定しても良い。
以上のようにすれば、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、バックアップモード時の電流Iuの最大値を、昇圧モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。また、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の大型化を抑制することができる。さらに、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の銅損の増加を抑制することができる。
なお、第1の実施形態で示した図5と同様に、キャリア信号Scは、谷の点で切り替えることができる。これにより、キャリア信号Scの連続性と対称性が維持される。
また、通常、交流電源1の停電は短時間で復電するため、この間、インバータ回路42が周波数f2Bで動作しても、発生損失の増加による温度上昇は問題とならない。
なお、電力変換装置が第2の制御モードで電圧Vuの正側半波を出力するとき、スイッチ素子S1が第1の素子に選択され、スイッチ素子S3が第2の素子に選択される。また、電力変換装置が第2の制御モードで電圧Vuの負側半波を出力するとき、スイッチ素子S2が第1の素子に選択され、スイッチ素子S4が第2の素子に選択される。そして、いずれの場合も、他の素子はオフしている。ただし、これは一例であり、交流電源1の電圧を降圧することができれば、他の組合せで第1と第2の素子を選択しても良い。
電力変換装置がこの第2の制御モードと第3の制御モードで動作するときの第3の周波数の設定は、上述した第1の制御モードと第3の制御モードで動作する場合と同様に考えることができる。この第3の周波数の設定により、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、第3の制御モード時の電流Iuの最大値を、第2の制御モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。
また、電力変換装置が、第1と第2と第3の制御モードで動作するとき、上記と同様の考え方で、第3の周波数を設定する。この第3の周波数の設定により、リアクトルLf1のインダクタンス値を増やすことなく、第3の制御モード時の電流Iuの最大値を、第1および第2の制御モード時の電流Iuの最大値と略同じ、またはこれより小さい電流にすることができる。
また、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の大型化を抑制することができる。さらに、リアクトルLf1のコイルの巻数を増やす必要がないので、リアクトルLf1の銅損の増加を抑制することができる。
本発明を適用した電力変換装置は、瞬時電圧低下補償装置または無停電電源装置など、交流電源の電圧変動および交流電源の停電が発生しても、負荷に安定な電圧を供給するための装置に適用することができる。
1 交流電源
2 コンデンサ
3 コンバータ回路
30 直流電源直列回路
41,42 インバータ回路
5 フィルタ回路
6 負荷
100,101 制御回路

Claims (7)

  1. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが、前記第1または第2の制御モードのいずれかの制御モードと前記第3の制御モードとを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流が、前記位相の近傍において前記第1または第2の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流と略同じ大きさになるようにまたはこのリプル電流より小さくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  2. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが、前記第1または第2の制御モードのいずれかの制御モードと前記第3の制御モードとを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時に前記リアクトルに印加される電圧変化幅を、前記位相の近傍において前記第1または第2の制御モード時に前記リアクトルに印加される電圧変化幅で除して得られる係数を、前記第1の周波数に乗じて得られる周波数と略同じになるようにまたはこの周波数より大きくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが、前記第1または第2の制御モードのいずれかの制御モードと前記第3の制御モードとを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時に前記リアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差が、前記位相の近傍において前記第1または第2の制御モード時に前記リアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差と略同じになるようにまたはこの電圧時間積の差より小さくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが前記第1と第2と第3の制御モードを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時のインバータ出力電流に含まれるリプル電流が、前記位相の近傍において前記第1と第2の制御モード時のインバータ出力電流のいずれかに含まれるリプル電流と略同じ大きさとなるようにまたはこのリプル電流よりも小さくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが前記第1と第2と第3の制御モードを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時に前記リアクトルに印加される電圧変化幅を、前記位相の近傍において前記第1と第2の制御モード時に前記リアクトルに印加される電圧変化幅のいずれかで除して得られる係数を、前記第1の周波数に乗じて得られる周波数と略同じになるようにまたはこの周波数より大きくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  6. 第1と第2の直流電源を直列接続してなる直流電源直列回路の電圧と、第1と第2の直流電源の接続点にその一端が接続される交流電源の電圧とを用いて所定の交流電圧を出力するインバータを備え、
    前記インバータは、
    第1と第2のスイッチング素子を直列接続してなり、前記直流電源直列回路の両端に接続されるスイッチング素子直列回路と、
    一端が前記第1と第2のスイッチング素子の接続点に接続され、他端が前記交流電源の他端と接続される第1の双方向スイッチと、
    前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と負荷との間に接続されるリアクトルと、を有して、
    前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧とを用いて前記交流電源の電圧よりも高い所定の交流電圧を生成する第1の制御モードと、前記交流電源の電圧と前記直流電源直列回路の電圧のうち少なくとも前記交流電源の電圧を用いることによって前記交流電源の電圧よりも低い所定の交流電圧を生成する第2の制御モードと、前記直流電源直列回路の電圧を用いて所定の交流電圧を生成する第3の制御モードのうち、少なくとも第1の制御モードと第2の制御モードのいずれかと第3の制御モードとを含む2以上の制御モードで動作し、
    前記第1の制御モードで第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第1の周波数とし、
    前記第2の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を第2の周波数とし、
    前記第3の制御モードで前記第1と第2のスイッチング素子をオンオフ動作させるとき、そのオンオフ動作させる周波数を、前記第1と第2の周波数よりも高い第3の周波数とし、
    前記インバータが前記第1と第2と第3の制御モードを有して動作するとき、
    前記第3の周波数は、インバータ出力電流の基本波が最大となる位相の近傍において前記第3の制御モード時に前記リアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差が、前記位相の近傍において前記第1と第2の制御モード時に前記リアクトルに印加される2つのレベルの電圧それぞれの電圧時間積の差のいずれかと略同じとなるようにまたはこの電圧時間積の差より小さくなるように定められていることを特徴とする電力変換装置。
  7. 前記インバータは、さらに、前記第1と第2のスイッチング素子の接続点と前記第1と第2の直流電源の接続点との間に接続される第2の双方向スイッチを有していることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の電力変換装置。
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