JP4140244B2 - インバータ制御方法とその制御方法を用いた節電装置 - Google Patents
インバータ制御方法とその制御方法を用いた節電装置 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータ用をはじめとするインバータの制御方法と、交流電源の過剰な電圧を下げ、消費電力を小さくする機能を有する、家庭用あるいは業務用の節電装置におけるインバータの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、環境破壊や地球温暖化を防止するという観点から電力の有効利用および省エネルギー化が可能でかつ、供給される電圧の安定化を図り、端末器の保護が可能で、更に低コストな回路構成を実現できるインバータ制御方法が求められている。
【0003】
従来のこの種のインバータ制御方法について、図10〜図12を参照しながら説明する。
【0004】
図10に示すものは、特開平10−42559号公報に記載された昇降圧形電力調整装置で、ダイオード101aと101b、101cと101d、101eと101fからなる第1から第3の直列回路を並列接続して構成される3相ブリッジ回路のダイオード101a〜101fにはそれぞれスイッチング素子201a〜201fを逆並列に接続し、第1直列回路の接続点からリアクトル301aを介して、交流電源401の一方の端子を、第3直列回路の接続点からリアクトル301bを介して、負荷501の一方の端子を、第2直列回路の接続点には交流電源401、負荷501の各他方の端子をそれぞれ接続し、さらに、3相ブリッジ回路の+極、−極間にはコンデンサ601cを、また、交流電源401、負荷501と並列にそれぞれコンデンサ601a、601bを接続して構成される。この様な構成において図11及び図12のタイミングチャートにあるような制御方法で、交流電源に対して同位相かつ電圧振幅の任意出力、すなわち昇圧動作、降圧動作を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来のインバータ制御方法では、交流電源に対して同位相の出力電圧しか得られないという課題がある。
【0006】
また、入力電流の歪みが大きいので、フィルタ用のリアクトルが大きく、装置の大型化及び重量が増加するという課題がある。
【0007】
さらに、交流電源のゼロクロス付近でスイッチング素子のデューティ変化が大きい為、制御上ゼロクロス検出は高精度検出を要求され、コストが高くなるという課題がある。
【0008】
また、変圧器と組み合わせた際、すなわちインバータ制御方法を節電装置に応用した際には、交流電源を昇圧のみか降圧のみの制御しかできず、負荷側に対して安定した電源供給ができないという課題がある。
【0009】
本発明は上記課題を解決するもので、合計3本のアームすなわち6個のスイッチング素子にて、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの電圧出力を同相及び逆相の出力可能なインバータ制御方法を提供することを第1の目的とする。
【0010】
第2の目的は、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにし、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化を可能にすることができるインバータ制御方法を提供することにある。
【0011】
第3の目的は、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにし、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストのインバータ制御方法を提供することにある。
【0012】
第4の目的は、交流電源に対し正相、逆相のインバータ電圧出力が可能なインバータ制御方法を用い、交流電源の電圧低下が発生した際には昇圧し、電圧上昇が発生した際には降圧する機能を付随した節電装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のインバータ制御方法は上記目的を達成するために、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法としたものである。
【0014】
本発明によれば、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができる。
【0015】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0016】
本発明によれば、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの広範囲の電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができる。
【0017】
さらに、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0018】
本発明によれば、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができる。
【0019】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0020】
本発明によれば、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができる。
【0021】
さらに、交流電源と負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータを備え、前記双方向インバータにより前記負荷に印加する電圧を制御する節電装置において、前記双方向インバータは、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法を用いた節電装置としたものである。
【0022】
本発明によれば、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とするインバータ制御方法を用いたことで、交流電源の電圧低下が発生した際には昇圧し、電圧上昇が発生した際には降圧する機能を付随した節電装置を提供することにある。
【0023】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0024】
本発明によれば、節電装置において、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができる。
【0025】
さらに、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0026】
本発明によれば、節電装置において双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができる。
【0027】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成としたものである。
【0028】
本発明によれば、節電装置において、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータ電圧出力を可能とし、双方向インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧幅を拡大することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】
本発明のインバータ制御方法は上記目的を達成するために、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバ ータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法とすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができる作用を有する。
【0030】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの広範囲の電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができるという作用を有する。
【0031】
さらに、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができるという作用を有する。
【0032】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができるという作用を有する。
【0033】
さらに、交流電源と負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータを備え、前記双方向インバータにより前記負荷に印加する電圧を制御する節電装置において、前記双方向インバータは、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流 電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法を用いた節電装置にすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とするインバータ制御方法を用いたことで、交流電源の電圧低下が発生した際には昇圧し、電圧上昇が発生した際には降圧する機能を付随した節電装置を提供することができるという作用を有する。
【0034】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができるという作用を有する。
【0035】
さらに、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができるという作用を有する。
【0036】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータ電圧出力を可能とし、双方向インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧幅を拡大することができるという作用を有する。
【0037】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0038】
(実施例1)
以下、本発明の第1実施例(実施例1に対応)について、図1〜図4を参照しながら説明する。
【0039】
図1に双方向インバータ1の回路図を示す。図において、ダイオード2aと逆並列にスイッチング素子3a、ダイオード2bと逆並列にスイッチング素子3bを接続し、スイッチング素子3aと逆並列接続されたダイオード2aと、スイッチング素子3bと逆並列接続されたダイオード2bとを上下直列接続して第一アームとしてフルブリッジコンバータ専用アーム4を形成する。ダイオード2cと逆並列にスイッチング素子3c、ダイオード2dと逆並列にスイッチング素子3dを接続し、スイッチング素子3cと逆並列接続されたダイオード2cと、スイッチング素子3dと逆並列接続されたダイオード2dとを上下直列接続して第二アームとしてコンバータ/インバータ共通アーム5を形成する。ダイオード2eと逆並列にスイッチング素子3e、ダイオード2fと逆並列にスイッチング素子3fを接続し、スイッチング素子3eと逆並列接続されたダイオード2eと、スイッチング素子3fと逆並列接続されたダイオード2fとを上下直列接続して第三アームとしてフルブリッジインバータ専用アーム6を形成する。さらにダイオード2a、2bの接続点からリアクトル7a、ダイオード2c、2dの接続点からリアクトル7b、リアクトル7c、ダイオード2e、2fの接続点からリアクトル7dにそれぞれ接続している。さらにリアクトル7a、7bは交流電源に接続し、リアクトル7c、7dは負荷8に接続する。また、コンデンサ9aはリアクトル7a、7bの交流電源側に、コンデンサ9bはリアクトル7c、7dの負荷8側に接続し、コンデンサ9cはダイオード2aのカソード側とダイオード2bのアノード側にそれぞれ接続して構成する。
【0040】
図1の回路において、各アームが個別の変調率で動作した場合について説明する。
【0041】
前記の条件において、フルブリッジコンバータ専用アーム4のスイッチング素子3aのデューティをD1、フルブリッジコンバータ専用アーム4のスイッチング素子3bのデューティを1−D1、コンバータ/インバータ共通アーム5のスイッチング素子3cのデューティをD2、及びコンバータ/インバータ共通アーム5のスイッチング素子3dのデューティを1−D2、フルブリッジインバータ専用アーム6のスイッチング素子3eのデューティをD3、フルブリッジインバータ専用アーム6のスイッチング素子3fのデューティを1−D3、リアクトル7a、7bの合成リアクタンスをL1、リアクトル7c、7dの合成リアクタンスをL2とすると、交流電源電圧Vinは式1のように、負荷8側の電圧Voutは式2のように計算することができる。ただし、デッドタイムは無視している。
【0042】
【式1】
【0043】
【式2】
【0044】
なお、Vdcはコンデンサ9cの両端電圧のDCリンク電圧で、i1はリアクトル7a、7bに流れる電流、i2はリアクトル7c、7dに流れる電流である。ここで、個別の変調率で制御する変調率制御手段の制御フローについて、スイッチングパターンを交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutが同位相の場合と逆位相の場合の2つに分けて説明する。
【0045】
同位相の場合のタイミングチャートを図2に示す。図2に示すように、各アームの変調率とキャリア波との比較を定義し、交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutのそれぞれが正の半周期、交流電源Vinが双方向インバータ1の出力電圧Voutより大きい時、モードは4パターンある。スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンAと、3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがON、3fがOFFのパターンBと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンCと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンDである。また、交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutのそれぞれが負の半周期の時、同様にモードは4パターンある。スイッチング素子3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンEと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンFと、3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがOFF、3fがONのパターンGと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンHである。
【0046】
逆位相の場合のタイミングチャートを図3に示す。図3に示すように、交流電源Vinが正の半周期時で、かつ双方向インバータ1の出力電圧Voutが負の半周期の時、モードは4パターンある。スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンAと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがOFF、3fがONのパターンBと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンCと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンDである。また、交流電源Vinが負の半周期で、かつ双方向インバータ1の出力電圧Voutが正の半周期の時、同様にモードは4パターンある。すなわち、スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンEと、3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンFと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがON、3fがOFFのパターンGと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンHである。
【0047】
同位相の場合、図1中の各部の電圧、すなわち、スイッチング素子3bの両端電圧Va、スイッチング素子3dの両端電圧Vb、スイッチング素子3fの両端電圧VcにはVa>Vb、Vc>VbあるいはVa<Vb、Vc<Vbの2つの組合せがある。
【0048】
Va>Vb、Vc>Vbの場合、交流電源電圧が正の期間にスイッチング素子3a、3dがONの期間にスイッチング素子3eをONにすることにより、双方向インバータ1の出力電圧は正の電圧すなわちVc>Vbを印加することができる。従ってスイッチング素子3a、3dがONの期間の間にスイッチング素子3eをONさせることで交流電源の正の期間と同位相の双方向インバータ1の出力、すなわちVa>Vbの時にVc>Vbの双方向インバータ1の出力が可能となる。Va<Vb、Vc<Vbの場合は、スイッチング素子3b、3cがONの期間にスイッチング素子3fをONすることで交流電源の負の期間と同位相の双方向インバータ1の出力、すなわちVa<Vbの時にVc<Vbの双方向インバータ1の出力が可能となる。
【0049】
図4に示すように、スイッチング素子3a〜3fのスイッチングパターンを各T1〜T6し、キャリア周期をT、パターンA〜Dまでの各時間をTa〜Tdとした場合、同位相時の各モードにおける回路方程式は式3となる。
【0050】
【式3】
【0051】
式3の各式の両辺に各TaからTd倍し、総和を計算、整理すると式1となる。
【0052】
次に逆位相の場合、図1中の各部の電圧Va、Vb、VcにはVa>Vb、Vc<VbあるいはVa<Vb、Vc>Vbの2つの組合せがある。
【0053】
Va>Vb、Vc<Vbの場合、スイッチング素子3b、3cがONの期間にスイッチング素子3fをONにすることにより、交流電源の正の期間に双方向インバータ1の出力電圧は負の電圧すなわちVc<Vbを印加することができる。従ってスイッチング素子3b、3cがONの期間の間にスイッチング素子3fをONさせることで、交流電源に対して逆位相の双方向インバータ1の出力、すなわちVa>Vbの時にVc<Vbの双方向インバータ1の出力が可能となる。Va<Vb、Vc>Vbの場合は、スイッチング素子3a、3dがONの期間にスイッチング素子3eをONすることで、交流電源に対して逆位相の双方向インバータ1の出力、すなわちVa<Vbの時にVc>Vbの双方向インバータ1の出力が可能となる。逆位相時も同位相時と同様に式1を導くことができる。
【0054】
以上のように同位相、逆位相共にスイッチング素子3a〜3fをON/OFF比で制御することにより双方向インバータ1の出力電圧制御が可能となる。
【0055】
スイッチング素子3a〜3fのデューティD1、D2の決定方法については、式1、式2からデューティD1、D2により双方向インバータ1の入出力電圧は決定することができるため、デューティD1、D3の計算を行うと、式4のようになる。
【0056】
【式4】
【0057】
このようにキャリア信号との比較により、デューティD1〜D3を決定し、スイッチング素子3a〜3fを制御することとなる。
【0058】
以上のように本実施例によれば、交流電源に対してインバータは同位相、逆位相共に出力することができる。
【0059】
なお、本実施例においては、各アームの変調率とキャリア波の比較から各スイッチング素子のデューティを出力する際に正論理としたが、負論理であっても効果に差異はない。
【0060】
(実施例2)
以下、本発明の第2実施例(実施例2〜4に対応)について、図5及び図6を参照しながら説明する。
【0061】
なお、第1実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0062】
図1の回路において、スイッチング素子3aとスイッチング素子3d、スイッチング素子3bとスイッチング素子3cの各組合せが互いに符号を反転させた変調率でONしている状態において、双方向インバータ1の出力電圧目標値が双方向インバータ1の出力電圧限界を超えた場合について説明する。
【0063】
上記のスイッチング素子3aとスイッチング素子3dの組合せが変調率m_c、スイッチング素子3bとスイッチング素子3cの組合せが変調率−m_cすなわちスイッチング素子3a、3dの組み合わせの符号を反転した変調率で、かつ異なるタイミングでONしている状態の場合、交流電源電圧Vinは式5のように、負荷8側の電圧Voutは式6のように計算することができる。
【0064】
【式5】
【0065】
【式6】
【0066】
ここで、個別の変調率で制御する変調率制御手段の制御フローについて、スイッチングパターンを交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutが同位相の場合と逆位相の場合の2つに分けて説明する。
【0067】
同位相の場合のタイミングチャートを図5に示す。図5に示すように、交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutのそれぞれが正の半周期の時で、かつVout<Vinの時、モードは次の4パターンある。すなわち、スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンAと、3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがON、3fがOFFのパターンBと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンCと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンDである。また、交流電源Vinと双方向インバータ1の出力電圧Voutのそれぞれが負の半周期の時、同様にモードは4パターンある。スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンEと、3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンFと、3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがOFF、3fがONのパターンGと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンHである。
【0068】
逆位相の場合のタイミングチャートを図6に示す。図6に示すように、交流電源Vinが正の半周期時で、かつ双方向インバータ1の出力電圧Voutが負の半周期の時、モードは4パターンある。スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンAと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがOFF、3fがONのパターンBと、3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンCと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンDである。また、交流電源Vinが負の半周期で、かつ双方向インバータ1の出力電圧Voutが正の半周期の時、同様にモードは4パターンある。スイッチング素子3aがON、3bがOFF、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンEと、3aがOFF、3bがON、3cがON、3dがOFF、3eがON、3fがOFFのパターンFと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがON、3fがOFFのパターンGと、3aがOFF、3bがON、3cがOFF、3dがON、3eがOFF、3fがONのパターンHである。
【0069】
同位相の時に、双方向インバータ1の出力電圧目標値が出力限界値を超えている場合、すなわちフルブリッジインバータ専用アーム6の変調率が1あるいは−1を超えている場合は、変調率の超過分△mをフルブリッジコンバータ専用アーム4の変調率m_cnvとコンバータ/インバータ共通アーム5の変調率m_comから減算あるいは加算する。この減算あるいは加算した変調率からスイッチング素子3a〜3fを制御することにより、フルブリッジコンバータの入力電圧Vcnv、フルブリッジインバータの出力電圧Vinvは目標とする電圧にすることができる。また逆位相の時に、双方向インバータ1の出力電圧目標値が出力限界値を超えている場合、すなわちフルブリッジインバータ専用アーム6の変調率が1あるいは−1を超えている場合は、変調率の超過分△mをフルブリッジコンバータ専用アーム4の変調率m_cnvとコンバータ/インバータ共通アーム5の変調率m_comから減算あるいは加算する。この減算あるいは加算した変調率からスイッチング素子3a〜3fを制御することにより、Vcnv、Vinvは目標とする電圧にすることができる。
【0070】
以上のように本実施例によれば、同位相、逆位相共にインバータ出力電圧目標値が出力限界値を超えた場合に変調率を加算、減算することによりインバータ出力電圧は目標とする電圧を出力することができる。
【0071】
(実施例3)
以下、本発明の第3実施例(実施例5〜8に対応)について、図7〜図9を参照しながら説明する。
【0072】
なお、第1及び第2実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0073】
図7に示すように節電装置10は、図1に示す双方向インバータ1の一方を直列変圧器11の2次側巻線に、もう一方を交流電源に接続している。図において商用負荷12に供給される負荷電源電圧Vrは、交流電源電圧Vin、直列変圧器11の変圧比を10:1、双方向インバータ1の出力電圧をVinvとすると、式7で示すことができる。
【0074】
【式7】
【0075】
図8では、交流電源電圧214Vrms、出力設定電圧190Vrms、直列変圧器11の変圧比は約10:1、また直流電圧Vdcは380V、負荷条件は抵抗負荷5Ωにて個別の変調率で制御した一例である。双方向インバータ1の出力電圧ピーク値は直流電圧Vdcの380Vまで可能となっており、すなわち商用負荷12に供給する負荷電源電圧Vrは約190Vrmsの目標電圧となっている。
【0076】
図9では、交流電源電圧182Vrms、出力設定電圧190Vrms、直列変圧器11の変圧比は約10:1、また直流電圧Vdcは380V、負荷条件は抵抗負荷5Ωにて個別の変調率で制御した一例である。双方向インバータ1の出力電圧ピーク値は直流電圧Vdcの380Vから交流電源電圧182Vrmsを減算し、ピーク値は約118Vまで可能となっており、商用負荷12に供給する負荷電源電圧Vrは約190Vrmsの目標電圧となっている。
【0077】
以上のように本実施例によれば、交流電源に対して双方向インバータは同位相、逆位相共に電圧出力が可能とすることができ、直列変圧器により交流電源の電圧制御範囲がより広範囲とすることができる。
【0078】
【発明の効果】
以上の実施例から明らかなように本発明によれば、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、それぞれが個別の変調率で動作する構成とすることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができるという効果のあるインバータ制御方法を提供できる。
【0079】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの広範囲の電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とすることができるという効果のあるインバータ制御方法を提供できる。
【0080】
さらに、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができるという効果のあるインバータ制御方法を提供できる。
【0081】
また、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大することが可能とすることができるという効果のあるインバータ制御方法を提供できる。
【0082】
さらに、節電装置において、交流電源と負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータを備え、前記双方向インバータにより前記負荷に印加する電圧を制御する節電装置において、前記双方向インバータは、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、それぞれが個別の変調率で動作する構成とすることで、3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、電力損失が少なく、安価に、かつ交流電源に対して双方向インバータからの電圧出力を同位相、逆位相のインバータ電圧出力を可能とし、スイッチング素子のデューティ変化を滑らかにすることで、入力電流の歪みを抑え、フィルタ用のリアクトルの小型、軽量化と、入力電流の歪みを抑え、高精度のゼロクロス検出を必要とせず、低コストを可能とするインバータ制御方法を用いたことで、交流電源の電圧低下が発生した際には昇圧し、電圧上昇が発生した際には降圧する効果のある節電装置を提供できる。
【0083】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができるという効果のあるインバータ制御方法を用いた節電装置を提供できる。
【0084】
さらに、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータからの出力電圧を可能とし、インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧範囲を拡大することができるという効果のあるインバータ制御方法を用いた節電装置を提供できる。
【0085】
また、節電装置において、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更する構成とすることで、双方向インバータの出力電圧目標値が双方向インバータ出力電圧限界を超えた際に3つのアームのそれぞれを個別の変調率で動作させることで、同位相、逆位相の双方向インバータ電圧出力を可能とし、双方向インバータ出力電圧範囲を拡大する、すなわち節電装置の昇降電圧幅を拡大することができるという効果のあるインバータ制御方法を用いた節電装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1におけるインバータの回路図
【図2】 同インバータ出力(同位相)のタイミングチャート
【図3】 同インバータ出力(逆位相)のタイミングチャート
【図4】 同タイミングチャート拡大図
【図5】 本発明の実施例2における同位相時のタイミングチャート
【図6】 同逆位相時のタイミングチャート
【図7】 本発明の実施例3における節電装置の構成図
【図8】 節電装置の降圧制御波形例を示す図
【図9】 同節電装置の昇圧制御波形例を示す図
【図10】 従来のインバータ装置の一例を示す電気回路ブロック図
【図11】 同降圧時のタイミングチャート
【図12】 同昇圧時のタイミングチャート
【符号の説明】
1 双方向インバータ
2 ダイオード
3 スイッチング素子
4 フルブリッジコンバータ専用アーム
5 コンバータ/インバータ共通アーム
6 フルブリッジインバータ専用アーム
7 リアクトル
8 負荷
9 コンデンサ
10 節電装置
11 直列変圧器
12 商用負荷
Claims (4)
- スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法。
- フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更することを特徴とする請求項1記載のインバータ制御方法。
- 交流電源と負荷の間に1次巻線を配した直列変圧器と、出力側が前記直列変圧器の2次巻線に接続された双方向インバータを備え、前記双方向インバータにより前記負荷に印加する電圧を制御する節電装置において、前記双方向インバータは、スイッチング素子と逆並列したダイオードを上下に直列接続した第一アーム、第二アーム、第三アームと、前記第一アーム、第二アーム、第三アーム、コンデンサを相互に並列に接続し、交流電源と第一アームのダイオードの直列接続点との間、及び負荷と第三アームのダイオードの直列接続点との間にそれぞれ配したリアクトルを有する双方向インバータを構成し、前記第一アーム、第二アーム、第三アームはそれぞれフルブリッジコンバータ専用アーム、コンバータ/インバータ共通アーム、インバータ専用アームとして、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と同相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から、変調率の超過分をフルブリッジコンバータ専用アームの変調率とコンバータ/インバータ共通アームの変調率から減算あるいは加算した個別の変調率に変更することを特徴とするインバータ制御方法を用いた節電装置。
- フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アーム、及びフルブリッジコンバータ専用アームの下アームとコンバータ/インバータ共通アームの上アームが同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率で制御している状態において、双方向インバータの交流電源と逆相の出力電圧目標値がインバータ出力電圧限界を超えた場合に、フルブリッジコンバータ専用アームの上アームとコンバータ/インバータ共通アームの下アームは、同一変調率あるいは互いに符号を反転させた変調率から個別の変調率に変更することを特徴とする請求項3記載のインバータ制御方法を用いた節電装置。
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