JP5911790B2 - ホールプラグ - Google Patents

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Description

本発明は、被取付部材に穿設された貫通孔を覆い隠すホールプラグに関するものである。
従来、ホールプラグとしては、例えば、特許文献1がある。この従来技術では、ホールプラグが被取付部材に穿設された貫通孔に嵌合される取付部と、この取付部に一体的とされており貫通孔を塞ぐ蓋部と、を備えている。
特許第4740124号
しかしながら、特許文献1のホールプラグでは、貫通孔の閉塞性を確保するために、蓋部の周縁部位又は周縁部位近傍に、蓋部に外力を加えても周縁部位の大きさ形状を維持することのできる形状維持手段が設けられている。さらに、形状維持手段と取付部に一体的とされた中央部位との間には外力が加わったとき弾性座屈変形可能な弾発力付与手段が設けられており、この弾発力付与手段によって蓋部の周縁部位を貫通孔の周縁部位に密着接触させている。このため、貫通孔の閉塞性を確保するために蓋部に形成した形状維持手段と弾発力付与手段とによって、貫通孔を塞いだ状態で、被取付部材からのホールプラグの蓋部の突出量が大きくなる。
本発明は上記事実を考慮し、貫通孔の閉塞性を確保でき、且つ貫通孔を塞いだ状態で、被取付部材からの蓋部の突出量を小さくできるホールプラグを得ることを課題とする。
請求項1に記載の本発明のホールプラグは、被取付部材に穿設された貫通孔を覆う蓋部と、前記蓋部の裏面から延出され、前記貫通孔に挿入される胴部と、前記胴部の外周側に形成され、前記貫通孔の周縁部に係合する係合爪と、前記蓋部の表面における少なくとも、前記胴部と前記蓋部との接続部の外周側で且つ前記貫通孔より小径となる円形に形成され、前記蓋部が撓む際の基点となる第1溝部と、を有する。
請求項1に記載の本発明では、ホールプラグの蓋部の裏面から延出された胴部が、被取付部材に穿設された貫通孔に挿入され、ホールプラグの蓋部が、被取付部材に穿設された貫通孔を覆う。また、蓋部の表面における少なくとも、胴部と蓋部との接続部の外周側で且つ貫通孔より小径となる円形に第1溝部が形成されており、蓋部が貫通孔への挿入方向へ押圧され撓む際に、第1溝部が基点となって、蓋部の中央部が貫通孔に押し込まれる位置まで弾性変形し、胴部の外周側に形成された係合爪が貫通孔の周縁部に確実に係合する。また、蓋部が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部により、蓋部が貫通孔の周縁部の凹凸に追従することで貫通孔の閉塞性を確保できる。また、蓋部に形状維持手段と弾発力付与手段とを形成する構成に比べて、貫通孔を塞いだ状態で、被取付部材からのホールプラグの蓋部の突出量を小さくできる。
請求項2記載の本発明は請求項1に記載のホールプラグにおいて、前記第1溝部の外周側で且つ、前記貫通孔より大径となる円形に形成された第2溝部を有する。
請求項2記載の本発明では、蓋部が撓む際に、第1溝部と、第1溝部の外周側で且つ、貫通孔より大径となる円形に形成された第2溝部とが基点となって、蓋部が弾性変形するため、係合爪が貫通孔の周縁部にさらに確実に係合する。また、蓋部が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部と第2溝部とにより、蓋部が貫通孔の周縁部の凹凸に追従することで貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
請求項3記載の本発明は請求項2に記載のホールプラグにおいて、前記蓋部に放射状に形成され、前記第1溝部と前記第2溝部とを結ぶ第3溝部を有する。
請求項3記載の本発明では、蓋部が撓む際に、第1溝部と第2溝部に加えて、蓋部に放射状に形成され、第1溝部と第2溝部とを結ぶ第3溝部が基点となって、蓋部が弾性変形するため、係合爪が貫通孔の周縁部にさらに確実に係合する。また、蓋部が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部、第2溝部、第3溝部により、蓋部が貫通孔の周縁部の凹凸に追従することで貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
請求項4記載の本発明は請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグにおいて、前記胴部は、前記胴部の中心軸を挟んで前記蓋部の裏面から平行に延設された一対の平面状壁部と、前記一対の平面状壁部の先端部に連結された環状の先端部と、を有し、前記係合爪は、前記一対の平面状壁部と離間して設けられ、前記先端部の外周部にヒンジ部で前記一対の平面状壁部の方向へ弾性変形可能に連結された一対の第1爪部と、前記一対の平面状壁部の間に形成され前記先端部の外周部にヒンジ部で前記胴部の中心軸方向へ弾性変形可能に連結された一対の第2爪部と、からなる。
請求項4記載の本発明では、胴部が、胴部の中心軸を挟んで蓋部の裏面から平行に延設された一対の平面状壁部と、一対の平面状壁部の先端部に連結された環状の先端部と、を有し、係合爪が、一対の平面状壁部と離間して設けられ、先端部の外周部にヒンジ部で一対の平面状壁部の方向へ弾性変形可能に連結された一対の第1爪部と、一対の平面状壁部の間に形成され先端部の外周部にヒンジ部で胴部の中心軸方向へ弾性変形可能に連結された一対の第2爪部と、からなる。このため、成型する時の型抜きが、一対の第1爪部と一対の平面状壁部との間から金型を抜く方向と、一対の第2爪部の弾性変形方向に沿った金型の抜き方向と、が一致する。この結果、ホールプラグを成型する時の型抜きが容易になり生産性が向上する。
請求項1に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、貫通孔の閉塞性を確保でき、且つ貫通孔を塞いだ状態で、被取付部材からの蓋部の突出量を小さくできる。
請求項2に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、係合爪が貫通孔の周縁部にさらに確実に係合すると共に、貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
請求項3に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、係合爪が貫通孔の周縁部にさらに確実に係合すると共に、貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
請求項4に記載の本発明のホールプラグは、上記構成としたので、成型時に型抜きが容易になり、生産性が向上する。
本発明の一実施形態に係るホールプラグを示す蓋部側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグを示す胴部側から見た斜視図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグ示す第2爪部方向から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグを示す第1爪部方向から見た側面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグを示す胴部側から見た平面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグの貫通孔への挿入前の状態を示す図5の6−6断面線に沿った拡大側断面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグの蓋部に押圧力が作用した状態を示す図6に対応する断面図である。 本発明の一実施形態に係るホールプラグの貫通孔に取付けた状態を示す図6に対応する断面図である。 本発明の他の実施形態に係るホールプラグを示す蓋部側から見た平面図である。
(実施形態)
次に、本発明のホールプラグの一実施形態を図1〜図8に従って説明する。
なお、図中、同一又は対応する機能を有する部材(構成要素)には同じ符号を付して適宜説明を省略する。
図6に示すように、本実施形態のホールプラグ10は一例として合成樹脂で成形されており、被取付部材の一例としての自動車のボディパネル12に穿設された貫通孔14を閉塞できるようになっている。また、ボディパネル12の表面12Aには塗装12Bが施されており、塗装12Bは、貫通孔14の内周面とボディパネル12の裏面12Cにおける貫通孔14の周縁部にも施されている。
図1に示すように、ホールプラグ10は、貫通孔14(図6参照)を覆う円形の蓋部20を備えている。
図3に示すように、蓋部20の表面20Cの中央部20Aは平板状となっている。また、蓋部20の外周部(フランジ部)20Bは、内周側から外周側へ向かって、蓋部20の表面20C側から裏面20D側に向かって傾斜した傾斜面となっている。なお、蓋部20の表面20Cは、ホールプラグ10を貫通孔14に挿入する際に押圧する押圧面となっている。
図2に示すように、ホールプラグ10の蓋部20の裏面20Dにおける中央部には座部20Eが形成されており、この座部20Eから貫通孔14(図6参照)に挿入される胴部24が延出されている。また、胴部24は、胴部24の中心軸24Aを挟んで、蓋部20の座部20Eから中心軸24Aに沿って平行に立設された一対の平面状壁部26と、これらの一対の平面状壁部26の先端が連結された環状の先端部28と、を有している。なお、一対の平面状壁部26における長手方向(蓋部20の裏面20Dに沿った方向)の両端部26Aは、互いに接近する方向へ向かって円弧状に延設されている。
胴部24の先端部28の外周部には対向する位置に配置された係合爪としての一対の第1爪部32が、ヒンジ部34によって連結されている。また、先端部28の外周部における第1爪部32から周方向に沿って90度離間した位置には、係合爪としての一対の第2爪部36がヒンジ部38によって連結されている。なお、第2爪部36の幅方向中央部には肉抜き部37が形成されている。
図3に示すように、一対の第1爪部32は一対の平面状壁部26と離間して設けられており、第1爪部32と平面状壁部26との間には隙間が形成されている。従って、第1爪部32はヒンジ部34によって、図3に示す通常位置から、平面状壁部26に接近する方向(図3の矢印A方向)へ弾性変形可能となっている。
図5に示すように、一対の平面状壁部26の長手方向中央部には、一対の平面状壁部26を互い連結する中央壁部30が形成されている。また、胴部24の先端部28における第1爪部32のヒンジ部34の内周側には、ヒンジ部34に沿って矩形状の貫通孔50が形成されている。各貫通孔50の内周側には、一対の平面状壁部26の外側面と先端部28とを連結するリブ53が形成されている。なお、図3に示すように、これらのリブ53の側面視形状は三角形となっている。
図2に示すように、一対の第2爪部36は一対の平面状壁部26の両端部26Aの間に形成されている。従って、図4に示すように、第2爪部36はヒンジ部38によって、図4に示す通常位置から、一対の平面状壁部26の間に入り、胴部24の中心軸24A(図2参照)の方向(図4の矢印B方向)へ弾性変形可能となっている。
図3に示すように、第1爪部32の外周面32Aは、ヒンジ部34から蓋部20の外周側に向かって斜めに延出されている。このため、ホールプラグ10をボディパネル12の貫通孔14に挿入すると、第1爪部32の外周面32Aが貫通孔14の内縁部と摺動し、ヒンジ部34によって平面状壁部26に接近する方向(図3の矢印A方向)へ弾性変形するようになっている。そして、第1爪部32が貫通孔14を通過すると、ヒンジ部34の復元力によって第1爪部32が外側方向(図3の矢印A方向と反対方向)へ移動し、第1爪部32がボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に係合するようになっている。
図4に示すように、第2爪部36の外周面36Aは、ヒンジ部38から蓋部20の外周側に向かって斜めに延出されている。このため、ホールプラグ10をボディパネル12の貫通孔14に挿入すると、第2爪部36の外周面36Aが貫通孔14の内縁部と摺動し、ヒンジ部38によって胴部24の内側方向(図4の矢印B方向)へ弾性変形するようになっている。そして、第2爪部36が貫通孔14を通過すると、ヒンジ部38の復元力によって第2爪部36が外側方向(図4の矢印B方向と反対方向)へ移動し、第2爪部36がボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に係合するようになっている。
図1に示すように、蓋部20の表面20Cの中央部には円形の凹部52が形成されており、凹部52の外周方向には溝部としての第1溝部54が円形に形成されている。また、蓋部20の表面20Cにおける第1溝部54の外周方向には、溝部としての第2溝部56が円形に形成されている。さらに、蓋部20の表面20Cには、第1溝部54と第2溝部56とを結ぶ4本の溝部としての第3溝部58が放射状に形成されている。なお、4本の第3溝部58は蓋部20の周方向に沿って等間隔で形成されている。また、各第3溝部58の内側端部58Aは第1溝部54より内周側に突出しており、各第3溝部58の外側端部58Bは第2溝部56より外周側に突出し、蓋部20の外周端に達している。
図6に示すように、第1溝部54は、胴部24と蓋部20との接続部60の外周側で、且つ、貫通孔14より小径となる円形に形成されており、第1溝部54の溝に沿った方向から見た形状は台形状となっている。また、第2溝部56は第1溝部54の外周側で且つ、貫通孔14より大きい円形に形成されており、蓋部20の外周端に近い位置となっている。また、第2溝部56の溝に沿った方向から見た形状は台形状となっている。さらに、第1溝部54の断面積に比べて第2溝部56の断面積が小さくなっている。なお、図3に示すように、第3溝部58の溝に沿った方向から見た形状も台形状となっている。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用と効果について説明する。
本実施形態では、図6に示すように、ホールプラグ10の胴部24をボディパネル12の貫通孔14に挿入する。この際、ホールプラグ10の蓋部20の中央部20Aを貫通孔14への挿入方向(図6の矢印P方向)へ押圧する。ホールプラグ10の胴部24の先端部28が貫通孔14へ挿入されると、第2爪部36の外周面36Aが貫通孔14の内縁部と摺動し、ヒンジ部38によって胴部24の内側方向(図4の矢印B方向)へ弾性変形する。そして、図8に示すように、第2爪部36が貫通孔14を通過すると、ヒンジ部38の復元力によって第2爪部36が外側方向(図4の矢印B方向と反対方向)へ移動し、第2爪部36がボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に係合する。
同様に、第1爪部32の外周面32Aが貫通孔14の内縁部と摺動し、ヒンジ部34によって平面状壁部26に接近する方向(図3の矢印A方向)へ弾性変形する。そして、第1爪部32が貫通孔14を通過すると、ヒンジ部34の復元力によって第1爪部32が外側方向(図3の矢印A方向と反対方向)へ移動し、第1爪部32がボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に係合する。
この際、本実施形態のホールプラグ10では、第1溝部54が、蓋部20の表面20Cに、胴部24と蓋部20との接続部60の外周側で、且つ貫通孔14より小径となる円形に形成されている。このため、図7に示すように、蓋部20が貫通孔14への挿入方向(図7の矢印P方向)へ押圧され、蓋部20が撓む際に、第1溝部54が基点となって、蓋部20における第1溝部54より外周側の外周部(フランジ部)20Bが貫通孔14に押し込まれる位置まで弾性変形する。さらには、蓋部20の外周部20Bが逆反りする位置(図示省略)まで弾性変形する。この結果、第1爪部32と第2爪部36とがボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に確実に係合する。よって、塗装12Bの膜厚が厚い場合や、塗装12Bの膜厚の凹凸が激しい場合、さらには、ボディパネル12の裏面12Cに塗装溜まりができている場合等にも、第1爪部32と第2爪部36とをボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部に確実に係合させることができる。
そして、蓋部20が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部54が基点となって、蓋部20の外周部20Bが変形することで、蓋部20の外周部20Bが不均一な塗装面に追従するため、貫通孔14の閉塞性を確保できる。また、従来技術のように蓋部に形状維持手段と弾発力付与手段とを形成する構成に比べて、本実施形態では、図8に示すように、貫通孔14を塞いだ状態で、ボディパネル12からのホールプラグ10の蓋部20の突出量H1を小さくできる。
また、本実施形態のホールプラグ10では、蓋部20が撓む際に、第1溝部54と第2溝部56とが基点となって蓋部20が弾性変形する。このため、第1爪部32と第2爪部36とがボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部にさらに確実に係合する。また、蓋部20が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部54と第2溝部56とにより、蓋部20が貫通孔14の周縁部の凹凸に追従することで貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
また、本実施形態のホールプラグ10では、蓋部20が撓む際に、第1溝部54と第2溝部56に加えて第3溝部58が基点となって、蓋部20が弾性変形する。このため、第1爪部32と第2爪部36とがボディパネル12の裏面12Cの貫通孔14の周縁部にさらに確実に係合する。また、蓋部20が元の形状方向へ戻ろうとする際には、第1溝部54、第2溝部56、第3溝部58とにより、蓋部20が貫通孔14の周縁部の凹凸に追従することで貫通孔の閉塞性がさらに向上する。
また、本実施形態のホールプラグ10では、胴部24が、胴部24の中心軸24Aを挟んで蓋部20の裏面20Dから平行に延設された一対の平面状壁部26と、一対の平面状壁部26の先端部に連結された環状の先端部28と、を有している。また、第1爪部32が、一対の平面状壁部26と離間して設けられており、先端部28の外周部にヒンジ部34で一対の平面状壁部26の方向へ弾性変形可能に連結されている。また、第2爪部36が、一対の平面状壁部26の間に形成されており、先端部28の外周部にヒンジ部38で胴部24の中心軸24Aの方向へ弾性変形可能に連結されている。このため、ホールプラグ10を成型する時の型抜きが、一対の第1爪部32と一対の平面状壁部26との間から金型を抜く方向(図5の矢印K1方向)と、一対の第2爪部36の弾性変形方向に沿った金型の抜き方向(図5の矢印K2方向)と、が一致する。この結果、ホールプラグ10を成型する時の型抜きが容易になり、ホールプラグ10の生産性が向上する。
(その他の実施形態)
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記実施形態では、ホールプラグ10の蓋部20に第1溝部54、第2溝部56、4本の第3溝部58を形成したが、これに代えて、ホールプラグ10の蓋部20に第1溝部54のみを形成した構成としてもよい。また、ホールプラグ10の蓋部20に第1溝部54と第2溝部56のみを形成した構成としてもよい。
また、図9に示す他の実施形態のように、ホールプラグ10の蓋部20に第1溝部54、第2溝部56に加えて円形の溝部70を追加して3本の円形の溝部を有すると共に、第3溝部58の本数を8本として構成としてもよい。また、4本以上の円形の溝部を有する構成としてもよいし、第3溝部58の本数は4本や8本に限定されず、他の複数本や1本としてもよい。
また、上記実施形態では、第1溝部54、第2溝部56、第3溝部58の溝に沿った方向から見た形状を台形状としたが、これに代えて、第1溝部54、第2溝部56、第3溝部58の溝に沿った方向から見た形状を半円状や矩形状の他の形状としてもよい。
また、上記実施形態では、胴部24を一対の平面状壁部26と、これらの一対の平面状壁部26の先端が連結された環状の先端部28と、を有する構成としたが、これに代えて、胴部を円筒状との他の構成としてもよい。
また、上記実施形態では、係合爪を、一対の平面状壁部26と離間して設けられ、胴部24の先端部28の外周部にヒンジ部34で一対の平面状壁部26の方向へ弾性変形可能に連結された第1爪部32と、一対の平面状壁部26の間に形成され、胴部24の先端部28の外周部にヒンジ部38で胴部24の中心軸24A方向へ弾性変形可能に連結された第2爪部とした。これに代えて、例えば、係合爪を円筒状の外周部に周方向に沿って間隔を開けて形成され、胴部の中心軸方向へ弾性変形可能な他の係止爪としてもよい。
また、上記実施形態では、被取付部材の一例としての自動車のボディパネル12に形成された貫通孔14をホールプラグ10で閉塞する構成について説明したが、本発明のホールプラグ10は自動車のボディパネル12以外の被取付部材に形成された貫通孔を閉塞することも可能である。
10 ホールプラグ
12 ボディパネル(被取付部材)
14 貫通孔
20 蓋部
24 胴部
26 胴部の平面状壁部
28 胴部の先端部
32 第1爪部(係合爪)
34 第1爪部のヒンジ部
36 第2爪部(係合爪)
38 第2爪部のヒンジ部
54 第1溝部(溝部)
56 第2溝部(溝部)
58 第3溝部(溝部)
60 胴部と蓋部との接続部
70 溝部

Claims (4)

  1. 被取付部材に穿設された貫通孔を覆う蓋部と、
    前記蓋部の裏面から延出され、前記貫通孔に挿入される胴部と、
    前記胴部の外周側に形成され、前記貫通孔の周縁部に係合する係合爪と、
    前記蓋部の表面における少なくとも、前記胴部と前記蓋部との接続部の外周側で且つ前記貫通孔より小径となる円形に形成され、前記蓋部が撓む際の基点となる第1溝部と、
    を有するホールプラグ。
  2. 前記第1溝部の外周側で且つ、前記貫通孔より大径となる円形に形成された第2溝部を有する請求項1項に記載のホールプラグ。
  3. 前記蓋部に放射状に形成され、前記第1溝部と前記第2溝部とを結ぶ第3溝部を有する請求項2項に記載のホールプラグ。
  4. 前記胴部は、前記胴部の中心軸を挟んで前記蓋部の裏面から平行に延設された一対の平面状壁部と、前記一対の平面状壁部の先端部に連結された環状の先端部と、を有し、
    前記係合爪は、前記一対の平面状壁部と離間して設けられ、前記先端部の外周部にヒンジ部で前記一対の平面状壁部の方向へ弾性変形可能に連結された一対の第1爪部と、前記一対の平面状壁部の間に形成され前記先端部の外周部にヒンジ部で前記胴部の中心軸方向へ弾性変形可能に連結された一対の第2爪部と、からなる請求項1〜3の何れか1項に記載のホールプラグ。
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