JP5908774B2 - 電力需要家への低圧引込線の架線工法、撤去工法及びこれらに使用する引込工具 - Google Patents

電力需要家への低圧引込線の架線工法、撤去工法及びこれらに使用する引込工具 Download PDF

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Description

この発明は、最寄りの電柱から電力需要家の家屋等の引込点に低圧引込線を引き込む架線工法、当該引込線を撤去する工法及びこれらの工法に使用する引込工具に関するものである。
従来、配電工事では、各電力需要家へ電気を新規又は容量変更のため、図13及び図14に示すように、最寄りの電柱1から住宅等の引込点2まで引込線3の新設、張替を行っている。前記住宅等の引込点2は、前記電力需要家の敷地内の家屋等4の壁4aに設けたラック5である場合が多い。そして当該ラック5で引き留めた引込線3の端部に住宅等4の屋内線6を接続して家屋内に引き込みし、配電盤(図示省略)等に接続している。
この引込線3の新設、張替を行う箇所は、人の手が届かない高い位置にあるが、高所作業車を使えず、住宅敷地内で梯子を1台しかかけられない狭小地、傷つき易い住宅の壁等、作業を行う上で制約が多い。
従来、引込作業は、引込線3の一端を作り込んで、他端を地上から張り上げて架線する。電柱側、住宅側のどちら側を張り上げても良い。ただし、引込線3が他の住宅敷地を上空横断することがないように、電柱と電柱の間から分岐してから引き込む場合は、住宅の引込点2を破損させないように、住宅側を張り上げる作業手順となる。
この引込作業は、作業用ロープを用いて通信線等の空中の障害物を避けた後、図15に示すように、電柱1側から引込線3を下し、引込線3の一端を作業用ロープ7で結んだあと、図16に示すように、作業者は作業用ロープ7を持って住宅引込点2箇所へ立てかけた梯子8を上り、梯子8の上で作業用ロープ7を引き上げ、図17に示すように、引込点2にあるラック5に作業用ロープ7をラック5に対して縦方向に巻き付けて仮止めをする。ラック5に巻き付けた際に作業用ロープ7に弛みが入るため、引込線3とラック5の位置が合わないときにはやり直しをする。
この状態で、図18に示すように、引込線3の端部をラック5に巻いて折り返し、当該折り返し端部にバインド線等を巻き付けて引き留め、図14に示すように、住宅等4の屋内線6に接続した後、前記作業用ロープ7を外す。
また、図示は省略したが、引込線の張替えは前記作業用ロープを外すときに既設の引込線に結びかえ、当該作業用ロープに引込線の張力を移し、その引込線をラックから外すために切断し、前記作業用ロープを緩めながらゆっくり既設の引込線を地上に下す。
この一連の作業を、上記制約があるため作業者が一人で行うしかない。梯子の上はバランスを崩すと態勢を直しづらい上、引込線を張り上げる角度により作業者の体にかかる張力が変わる。また、引込線の張力がかかった作業用ロープを仮止めするために引込点にあるラックに作業用ロープを縦方向に巻き付けるが、一番張力がかかった状態で巻き付けるため、力の要る大変な作業である。作業用ロープを仮止めするまでは、その作業用ロープには張力が掛かっているので持っている手をはなすことができない。また、バランスを崩した際に、作業用ロープが緩み、引込線が下に落ちてしまい、通行人にぶつかってしまう可能性もあった。
そこで、特許文献1及び特許文献2に記載されているような、張線器を用いて、引込線を引込点まで引っ張ることが考えられる。この場合、引込線をカムラー(掴線器)で把持し、当該カムラーを張線器で引き寄せるため、引込線を引込点まで引き込む作業者の労力が軽減される。
実開平1−101775号公報 特開2006−130595号公報
しかしながら、一般に、張線器は引き込み幅が80cm程度と小さく、引込箇所で引込線を地面から引っ張り上げるには引き込み幅が足らない。また、張線器で引込線を張り上げた後、引込線端部に作業用ロープを結び付け、当該作業用ロープをラックに巻き付けて仮止めし、この状態で引込線をラックに回して引き留めなければならず、作業工程が増える。従って、このような、張線器及びカムラーの使用は、引込線の架線工法には適さない。
そこで、この発明は、これらの従来技術に鑑み、梯子の上での低圧引込線の架線又は撤去作業の安全性及び作業性の向上が図れる架線工法、撤去工法及びこれらの工法に使用する装置を提供することを目的としたものである。
請求項1の発明は、低圧引込線を電力需要家の家屋等に引き込む架線工法において、引込線の端部に一端を結びつけた作業用ロープの他端を、引込点箇所まで梯子に登って引き上げ、当該箇所で、作業用ロープの他端を引込工具の滑車に巻き付け、前記引込工具の他端は引込点のラックに揺動自在に係止し、当該引込工具から導出した作業用ロープの他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ及びこれに続く引込線を前記ラックに近づけ、この状態で引込線の端部をラックに巻き付けて引き留める工法であって、前記引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備え、前記搖動圧接片は前記滑車に巻き付けた作業用ロープを引き込み方向にのみ移動規制する手段を有する構成とした、電力需要家への低圧引込線の架線工法とした。
また、請求項2の発明は、電力需要家の家屋等に引き込んだ低圧引込線を、撤去する工法において、ラックに引き留めた引込線に作業用ロープの一端を結んで、他端を引込工具に巻き付け、当該引込工具の端部は揺動自在に前記ラックに係止し、この状態でラックに引き留めていた引込線の端部を切断し、当該作業用ロープの他端部を引込工具から送り出して作業用ロープを伸ばし、引込線を地上に下ろす工法であって、前記引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備え、前記搖動圧接片は前記滑車に巻き付けた作業用ロープを引き込み方向にのみ移動規制する手段及び当該搖動圧接片の移動規制を解除する手段を有する構成とした、電力需要家への低圧引込線の撤去工法とした。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の工法に使用する引込工具であって、引込線に一端が連結された作業用ロープの他端を滑車に掛けて手繰り寄せるものであり、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えた、引込工具とした。
また、請求項4の発明は、前記滑車に巻き付けた作業用ロープの引込方向にのみ回転規制するラチェット機構を前記滑車に設け、前記滑車を回転させるための工具を係止する係止部を設けた、請求項3に記載の引込工具とした。
また、請求項5の発明は、低圧引込線を電力需要家の家屋等に引き込む架線工法において、引込線の端部に一端を結びつけた作業用ロープの他端を、引込点箇所まで梯子に登って引き上げ、当該箇所で、作業用ロープの他端を引込工具の滑車に巻き付け、前記引込工具の他端は引込点のラックに揺動自在に係止し、当該引込工具から導出した作業用ロープの他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ及びこれに続く引込線を前記ラックに近づけ、この状態で引込線の端部をラックに巻き付けて引き留める工法において使用する引込工具であって、当該引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に支持する支持プレートと、前記滑車の双方向のいずれかの回転を規制するラチェット機構と、前記支持プレートの一側面に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な圧接ローラと、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えた、引込工具とした。また、請求項6の発明は、電力需要家の家屋等に引き込んだ低圧引込線を、撤去する工法において、ラックに引き留めた引込線に作業用ロープの一端を結んで、他端を引込工具に巻き付け、当該引込工具の端部は揺動自在に前記ラックに係止し、この状態でラックに引き留めていた引込線の端部を切断し、当該作業用ロープの他端部を引込工具から送り出して作業用ロープを伸ばし、引込線を地上に下ろす工法において使用する引込工具であって、当該引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に支持する支持プレートと、前記滑車の双方向のいずれかの回転を規制するラチェット機構と、前記支持プレートの一側面に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な圧接ローラと、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えた、引込工具とした。
また、請求項の発明は、前記回転軸と平行に、前記滑車から前記作業用ロープの介装可能な間隔を空けて前記支持プレートの一側面に片持ち梁状に支持されたガイドピンを備え、前記搖動カバーには、前記回転軸の自由端に係合可能な軸受部と、前記ガイドピンの自由端に係合可能なガイドピン受部とを有する、請求項3〜のいずれかに記載の引込工具とした。
また、請求項の発明は、少なくとも、前記滑車に対する、前記作業用ロープの他端側の接触状態及び離間状態の境界位置は、閉状態における前記搖動カバーにより被われている、請求項3〜のいずれかに記載の引込工具とした。
請求項1の発明によれば、作業者はラックに予め引込工具の一端を係止しておき、作業用ロープを持って梯子に上がり、梯子の上で、引込工具の搖動カバーを開けて、横から作業用ロープを滑車に掛け、搖動カバーを閉めて、作業用ロープを引っ張ればよく、作業者は任意の箇所で作業用ロープの引き込みを止めても、作業用ロープはその状態で係止され、引込工具から反対方向に送り出されることはない。従って、作業用ロープの手繰り寄せが容易である。また、引込線の張力は、引込工具が受け、作業者が受けることはないので作業者は常に手を離せないというような大きな労力を要しない。さらに、従来の如く、作業用ロープをラックに仮止めする必要もなく、手繰り寄せた引込線をそのままラックに引き留めることが出来る。従って、低圧引込線の架線作業が迅速かつ容易に行えて作業性が良く、さらに安全性が高い工法である。
また、請求項2の発明によれば、作業者はラックに予め引込工具の一端を係止しておき、引込線に作業用ロープの一端を接続し、上述と同様に、当該作業用ロープの他端を引込工具の滑車に掛け、作業用ロープを引込方向にのみ移動規制する装置の移動規制を解除し、作業用ロープを引込工具から容易に送り出すことが出来き、引込線を安全に地上に下すことが出来る。従って、低圧引込線の撤去作業が迅速かつ容易に行えて作業性が良く、さらに安全性が高い工法である。
また、請求項3の発明によれば、滑車の回転軸の自由端側において、搖動する搖動カバーが近接して少なくとも滑車の外側面の一部を被う状態と、搖動カバーが滑車から離間する状態との2つの状態を取り得るので、作業用ロープに張力が生じている状態でも作業用ロープの途中から滑車に掛け、また、外すことが出来る。そして、搖動カバーを開放した状態及び閉じた状態のいずれの状態においても、搖動圧接片により作業用ロープを圧接固定することが出来る。これにより、作業用ロープを大きく取り回す際には、当該工具から作業用ロープを一旦外すことが出来るので、作業が容易になり、作業効率の向上を図ることが出来る。また、片持ち梁状の回転軸の先端が搖動カバーによって固定されるので、全体の剛性が向上し、作業用ロープの張力に対して生じる応力が緩和されて耐久性が増す。この引込工具を用いれば、引込線の架線作業や撤去作業の安全性が高まり、作業効率が向上する。
また、請求項4の発明によれば、作業用ロープを引込工具で手繰り寄せ、さらに、少しの幅だけ手繰り寄せたい場合、手で作業用ロープを引っ張ると、引き込み幅が大きくなるが、滑車にラチェット機構を設けたため、当該滑車を手で、又は工具で回して、引込幅を微調整することができる。従って、より作業性が向上する。
また、請求項5及び6の発明によれば、滑車の双方向の回転を規制するラチェット機構と、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な圧接ローラを設けたため、引込線の架線作業で作業用ロープを引き込む場合も、また、撤去作業で作業用ロープを繰り出す場合も、引き込み又は送り出し速度をゆっくりでき、作業がより確実かつ安全である。
また、請求項の発明によれば、作業用ロープが介装可能な空間を設けたガイドピンが滑車の近傍に配置されるので、作業用ロープの脱落を防止して、作業用ロープを滑車上に良好な状態で案内し、安定して操作することが出来る。また、搖動カバーがガイドピンの自由端にも係合し、固定されるので、さらに剛性が増す。このため、支持プレートの反りを防止することが出来、滑車の耐久性を向上させることが出来る。
また、請求項の発明によれば、少なくとも、滑車への巻き込みが始まる作業用ロープの他端側領域が搖動カバーで被われているので他端側が引込線に引っ張られる際、作業者の手などが巻き込まれることを防止できる。
この発明の実施例1の架線工法における引込線の引き込み前の状態を示す概略側面図である。 この発明の実施例1の架線工法における引込線の引き込み状態を示す概略側面図である。 この発明の実施例1の撤去工法において引込線を作業用ロープ及び引込工具で支持した状態を示す概略側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の斜視図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の搖動カバーを開いた状態を示す斜視図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の滑車周辺を示す側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の搖動カバーを開けた状態の側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の搖動カバーを開けて、搖動圧接片の圧接を解除してロックした状態を示す側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の搖動カバーの閉状態でのロック状態を示す側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の他の例を示す要部平面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具の他の例を示すラチェット部分の説明側面図である。 この発明の実施例1の架線、撤去工法に使用する引込工具のさらに他の例を示すラチェット部分の説明側面図である。 この発明を使用する引込線箇所の側面図である。 この発明を使用する引込線の引込点箇所の拡大要部側面図である。 従来の引込線の架線工法の第1工程を示す側面図である。 従来の引込線の架線工法の第2工程を示す側面図である。 従来の引込線の架線工法の第3工程を示す要部側面図である。 従来の引込線の架線工法の第4工程を示す要部側面図である。
この発明は、低圧引込線を電力需要家の家屋等に引き込む架線工法において、引込線の端部に一端を結びつけた作業用ロープの他端を、引込点箇所まで梯子に登って引き上げ、当該箇所で、作業用ロープの他端を引込工具の滑車に巻き付け、前記引込工具の他端は引込点のラックに揺動自在に係止し、当該引込工具から導出した作業用ロープの他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ及びこれに続く引込線を前記ラックに近づけ、この状態で引込線の端部をラックに巻き付けて引き留める工法であって、前記引込工具は、支持プレートの一側面に片持ち式の滑車を回転自在に設け、当該滑車に巻きつけた作業用ロープを引込方向にのみに移動規制する装置を有し、前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う搖動カバーを開閉自在に前記支持プレートの一側面に軸支した構成とした、引込線の架線工法である。
これにより、梯子の上での低圧引込線の架線又は撤去作業の安全性及び作業性の向上が図れる。
以下、この発明の実施例1を図に基づいて説明する。まず、この発明の引込線の架線及び撤去工法に使用する引込工具Aについて説明する。
図4は、引込工具Aの斜視図である。引込工具Aは、支持プレート10の一側面から片持ち梁状の状態で固定された回転軸11を中心として滑車12が回転自在に取り付けられている。図4では、この滑車12に作業用ロープ7が掛けられた使用状態が示されている。
一方、滑車12と並んで、搖動圧接片13が設けられている。この搖動圧接片13は、支持プレート10に対して搖動可能に軸支されている。この搖動圧接片13は、下方側から滑車12に対して離接可能に搖動する。図4では詳細な構成については示されていないが、搖動圧接片13には、滑車12側に付勢する付勢手段(例えば、支持する軸に設けられるコイルばね等)が備えられている。また、搖動圧接片13の滑車12に面する側にはグリップ部13aが形成されている。これにより、滑車12に作業用ロープ7が掛けられた状態で搖動圧接片13を解放し、前記付勢手段の付勢に任せると、搖動圧接片13と滑車12との間に作業用ロープが挟持される。
この挟持状態では、作業用ロープ7を下方の他端7a側へ引き寄せることはできるが、逆に、引込線3と接続された一端7b側には、グリップ13aが食い込むので、移動不可能な状態と成る。
そして、滑車12の上方には、回転軸11と同様に、支持プレート10の一側面に対して片持ち梁状の状態でガイドピン14が固定されている。このガイドピン14は、滑車12の上側との間に作業用ロープ7を介装可能な程度に間隔を空けて設けられている。これにより、張力の生じた作業用ロープ7の一端7b側が伸びる方向に対して、引込工具Aの配置姿勢が変化した場合であっても、良好な状態で安定して滑車12に作業用ロープ7が掛かった状態を保持することが可能となる。
なお、図4の構成には設けられていないが、搖動圧接片13が滑車12から離間した状態をロックすることが出来、また、滑車12に作業用ロープ7を掛けた後、解除できるようなロック機構(後述)を設けておくと、作業効率が向上する。
次に、この引込工具Aの動作を図5について説明する。図5では、図4の引込工具Aにおいて搖動カバー15が開かれた時の状態が示されている。搖動カバー15は、前記支持プレート10の一側面に対して搖動自在に軸支されている。また、この搖動カバー15の自由端側面にはハンドル16が設けられ、作業者はこのハンドル16を持って片手でも搖動カバー15を開閉できる。
図5に示したように、滑車12の側方の搖動カバー15は下方に回動し、滑車12の側方を開放するので、作業用ロープ7を伸ばして電線等の端部を引き寄せる際、引込工具Aを作業用ロープ7から分離させることが出来る。このため、滑車12を回転させて長さを調節しながら作業用ロープ7を取り回す必要がない。すなわち、作業用ロープ7を大きく取り回したい場合は、作業用ロープ7を引込工具Aから取り外すことが出来るので、作業効率が飛躍的に向上する。
そして、搖動カバー15は滑車12の回転軸11の自由端11aとガイドピン14の自由端14aとをそれぞれ、軸受部15a及びガイドピン受部15bにおいて係合して固定するので、大きい張力が滑車12に加わった場合であっても、片持ち梁状に固定された回転軸11が引き寄せられて、支持プレート10が外側に反ってしまうようなことはない。さらに、作業用ロープ7の引き寄せ、又は繰り出し時における安全性の向上をも図ることが可能である。これについては図6で説明する。
図6は、引込工具Aの滑車12の周辺の側面図であり、滑車12の下方側面が、搖動カバー15により保護されている。すなわち、作業用ロープ7が滑車12から離間又は当接の状態に入れ替わる境界位置である隙間17及び18の部分に触れることが出来ないように、滑車12の一部が搖動カバー15により被われている。これにより、作業用ロープ7を引込線側に送り出すときに隙間17に作業者が手などを巻き込まれることを防止できる。同様に、作業用ロープ7を手元に手繰り寄せる際には、隙間18への巻き込みを防止することが可能である。
なお、上記実施例では滑車12の側面のうち、搖動カバー15により下方の一部が被われている構成を示したが、少なくとも、滑車12に対して作業用ロープ7が離間状態から接触状態に変わる境界位置を保護していれば、作業者が手などを巻き込まれることを防止できる。また、上記実施例では、滑車7の上方にガイドピン14が設けられている構成を示したが、作業用ロープ7の脱落を防止できる位置であれば、上方でなくても良い。
また、図7は、前記搖動圧接片13の開放状態をロックするロック機構19を示す。前記支持プレート10の一側面にロック機構19は設けられ、つまみ20を有する係止片21は、枠体19a内で摺動自在に設けられ、常時は、ばね22の付勢により、係止片21は枠体19aの一側に突出し、前記搖動圧接片13を押圧している。
また、搖動圧接片13の外周に設けた係止溝13bが、回転してくると、図8に示すように、係止溝13bに前記ロック機構19の係止片21がばね22の力により挿入される。これにより、搖動圧接片13は、滑車12から離れた位置で、ロック固定される構成となっている。当該ロックを解除するには、つまみ20をばね22の力に抗して引けば、係止片21が搖動圧接片13の係止溝13bから外れ、搖動圧接片13は、コイルばね等の付勢手段の力で、図8において、時計方向に回転し、滑車12の外周に圧接する。
また、図9は、前記搖動カバー15の閉鎖状態をロックする搖動カバーロック機構23を示す。当該搖動カバーロック機構23は、前記ロック機構19と略同じ構成であり、つまみ24が係止片25に設けられ、当該係止片25はばね26の力で常時、図9の左側に行くよう付勢され、搖動カバー15に設けた係止溝27に嵌合している。
従って、つまみ24を図9の右側方向に引くと、ロックが解除され、前記係止片25が搖動カバー15の係止溝27から外れ、この状態で、搖動カバー15を図9において、反時計方向に回して開くことが出来る。
次にこの引込工具Aを使った引込線の架線工法を説明する。
まず、図1に示すように、電力需要家の家屋等4の壁4aに設けたラック5に引込工具Aの一端をロープ28を介して搖動自在に係止する。そして、前記従来例の図15及び図16に示すように引込線3の端部に一端を結びつけた作業用ロープ7の他端を、引込点2箇所まで梯子8に登って引き上げ、当該箇所で、図4に示すように、作業用ロープ7の他端を引込工具Aの滑車12に巻き付ける。
これには、図5に示すように、搖動カバー15を開き、滑車12に側面から作業用ロープ7を掛けることが出来る。その際、搖動圧接片13の付勢手段の力に抗して搖動圧接片13を引っ張り、滑車12から離した状態で、前述のように、ロック機構19でロックし、滑車12に作業用ロープ7を掛ける。その後ロック機構19のロックを解除すると、付勢手段により搖動圧接片13は作業用ロープ7を圧接する。そして、搖動カバー15を閉じる。この様に搖動カバー15を閉じることにより、搖動カバーロック機構23が作動して、搖動カバー15は閉じた状態でロックされる。
そして、図2に示すように、当該作業用ロープ7の他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ7及びこれに続く引込線3を前記ラック5に近づけ、お互いの距離の微調整をし、この状態で引込線3の端部をラック5に巻き付けて作り込みをする。その後、作業用ロープ7を引込線3と引込工具Aから外し、また、ラック5から引込工具Aを外す。これにより引込線3の架線作業が終了する。
また、引込線3の撤去工法においては、ラック5に引込線3が引き留められた状態において、図3に示すように、引込工具Aの一端を前記ロープ28を介してラック5に搖動自在に係止し、前記引込線3に作業用ロープ7の一端を繋ぎ、他端を前記引込工具Aの滑車12に掛け、引込線3の張力を作業用ロープ7に預ける。この状態で引込線3の端部を切断する。その後、引込工具Aの搖動圧接片13をコイルばね等の付勢手段の力に抗して回転させ、滑車12から離し、この状態をロック機構19でロックする。
これにより作業用ロープ7及び滑車12はフリーになり、作業者はゆっくり作業用ロープ7を引込工具Aから送り出し、引込線3は地面に下される。その後、作業用ロープ7を引込線3から外し、また、作業用ロープ7を引き上げ引込工具Aから外し、引込工具Aをラック5から外す。この様にして、引込線3の撤去作業が終了する。
次に、前記引込工具Aの変形例である引込工具Bを図10及び図11に示す。この引込工具Bは、滑車12の一側にラチェット機構30を設け、また、滑車12と回転軸31が一体なものとなっており、回転軸31が支持プレート10の一側に片持ち梁状に回転自在に軸支されている。前記ラチェット機構30は、ラチェット歯車30aが滑車12の側面に設けられ、ラチェット爪30bが前記支持プレート10に設けられている。
そして前記回転軸31の自由端にはボルト頭32が設けられている。このボルト頭32に工具を被せて滑車12を、前記作業用ロープ7の引込方向にのみ回転させることができる。従って、作業者が作業用ロープ7を手で手繰り寄せた後、工具又は手で滑車12を回転させ、作業用ロープ7を少しずつ引き込むことができる。従って作業用ロープ7の微調整が行える。他の構成は引込工具Aと同じである。
また、図12は、引込工具Cを示すもので、上記引込工具Bと同様にラチェット機構30を備えており、前記引込工具A又はBの搖動圧接片13の代わりに、滑車12を常時押圧する押圧ローラ33を設けている。
この場合、ラチェット機構30は、双方向のどちらでもラチェット爪30bを変換でき、滑車12は時計方向でも、反時計方向の回転でもラチェット効果を有するものである。また、押圧ローラ33により、滑車12に掛けられた作業用ロープ7は滑車12に押し付けられ、回転制動がかかる。
従って、引込線を引き込む場合も、また、撤去する場合も、作業用ロープ7をゆっくりと引き込み、又は送り出すことが出来る。
なお、これらの引込工具A、B及びCは、この様な引込線の架線作業や撤去作業に限らず、変圧器等の機材の引き上げなどの際、ロープの引き込み、送り出しに幅広く使用できるものである。
A、B、C 引込工具
1 電柱 2 引込点
3 引込線 4 家屋等
4a 壁 5 ラック
6 屋内線 7 作業用ロープ
7a 他端 7b 一端
8 梯子
10 支持プレート 11 回転軸
11a 自由端 12 滑車
13 搖動圧接片 13a グリップ部
13b 係止溝 14 ガイドピン
14a 自由端 15 搖動カバー
16 ハンドル 17 隙間
18 隙間 19 ロック機構
20 つまみ 21 係止片
22 ばね 23 搖動カバーロック機構
24 つまみ 25 係止片
26 ばね 27 係止溝
30 ラッチェット機構 30a ラッチェット歯車
30b ラッチェット爪 31 回転軸
32 ボルト頭 33 押圧ローラ


Claims (8)

  1. 低圧引込線を電力需要家の家屋等に引き込む架線工法において、引込線の端部に一端を結びつけた作業用ロープの他端を、引込点箇所まで梯子に登って引き上げ、当該箇所で、作業用ロープの他端を引込工具の滑車に巻き付け、前記引込工具の他端は引込点のラックに揺動自在に係止し、当該引込工具から導出した作業用ロープの他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ及びこれに続く引込線を前記ラックに近づけ、この状態で引込線の端部をラックに巻き付けて引き留める工法であって、前記引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備え、前記搖動圧接片は前記滑車に巻き付けた作業用ロープを引き込み方向にのみ移動規制する手段を有する構成としたことを特徴とする、電力需要家への低圧引込線の架線工法。
  2. 電力需要家の家屋等に引き込んだ低圧引込線を、撤去する工法において、ラックに引き留めた引込線に作業用ロープの一端を結んで、他端を引込工具に巻き付け、当該引込工具の端部は揺動自在に前記ラックに係止し、この状態でラックに引き留めていた引込線の端部を切断し、当該作業用ロープの他端部を引込工具から送り出して作業用ロープを伸ばし、引込線を地上に下ろす工法であって、前記引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備え、前記搖動圧接片は前記滑車に巻き付けた作業用ロープを引き込み方向にのみ移動規制する手段及び当該搖動圧接片の移動規制を解除する手段を有する構成としたことを特徴とする、電力需要家への低圧引込線の撤去工法。
  3. 引込線に一端が連結された作業用ロープの他端を滑車に掛けて手繰り寄せるものであり、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に一側面で支持する支持プレートと、前記支持プレートの一側面に搖動可能に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な搖動圧接片と、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の工法に使用する引込工具。
  4. 前記滑車に巻き付けた作業用ロープの引込方向にのみ回転規制するラチェット機構を前記滑車に設け、前記滑車を回転させるための工具を係止する係止部を設けたことを特徴とする、請求項3に記載の引込工具。
  5. 低圧引込線を電力需要家の家屋等に引き込む架線工法において、引込線の端部に一端を結びつけた作業用ロープの他端を、引込点箇所まで梯子に登って引き上げ、当該箇所で、作業用ロープの他端を引込工具の滑車に巻き付け、前記引込工具の他端は引込点のラックに揺動自在に係止し、当該引込工具から導出した作業用ロープの他端部を引っ張って手繰り寄せ、作業用ロープ及びこれに続く引込線を前記ラックに近づけ、この状態で引込線の端部をラックに巻き付けて引き留める工法において使用する引込工具であって、当該引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に支持する支持プレートと、前記滑車の双方向のいずれかの回転を規制するラチェット機構と、前記支持プレートの一側面に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な圧接ローラと、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えたことを特徴とする、引込工具。
  6. 電力需要家の家屋等に引き込んだ低圧引込線を、撤去する工法において、ラックに引き留めた引込線に作業用ロープの一端を結んで、他端を引込工具に巻き付け、当該引込工具の端部は揺動自在に前記ラックに係止し、この状態でラックに引き留めていた引込線の端部を切断し、当該作業用ロープの他端部を引込工具から送り出して作業用ロープを伸ばし、引込線を地上に下ろす工法において使用する引込工具であって、当該引込工具は、前記滑車の回転軸を片持ち梁状に支持する支持プレートと、前記滑車の双方向のいずれかの回転を規制するラチェット機構と、前記支持プレートの一側面に軸支され、前記滑車との間に前記作業用ロープを圧接固定可能な圧接ローラと、前記回転軸の自由端側で前記滑車の外側面の少なくとも一部を被う位置へ離接可能となるように、前記支持プレートに搖動自在に軸支された搖動カバーとを備えたことを特徴とする、引込工具。
  7. 前記回転軸と平行に、前記滑車から前記作業用ロープの介装可能な間隔を空けて前記支持プレートの一側面に片持ち梁状に支持されたガイドピンを備え、前記搖動カバーには、前記回転軸の自由端に係合可能な軸受部と、前記ガイドピンの自由端に係合可能なガイドピン受部とを有することを特徴とする、請求項3〜6のいずれかに記載の引込工具。
  8. 少なくとも、前記滑車に対する、前記作業用ロープの他端側の接触状態及び離間状態の境界位置は、閉状態における前記搖動カバーにより被われていることを特徴とする、請求項3〜7のいずれかに記載の引込工具
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