JP5907330B2 - 電磁弁 - Google Patents
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Description
プランジャ18のスプール側端面から反スプール側端面に至るまで軸心方向に流体通路としての貫通孔20が形成され、該貫通孔20はその孔径をスプール端面側に孔20aに形成し、反スプール端面側を孔20bに形成し、孔20aの孔径が孔20bより小さくなっている(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、プランジャ60、18に一対の貫通孔の孔加工の深さは径の10倍程度となるため孔加工が困難でコストアップの原因となっていた。
ボディを介して前記スリーブに一体的に係合する固定鉄心と、
前記スリーブ内を往復動することにより前記流体流路を切り換えるスプールと、
前記スプールの軸心方向に直列に配置され前記ボディに摺動自在に嵌挿されたプランジャと、
前記プランジャを支持する円筒形状のコア及び電磁力を付与するコイルを保持する前記ボディと、
を備えた電磁弁において、
前記プランジャの軸心に偏心して前記スプール側端面及び反スプール側面を貫通するように設けられた貫通孔と、
前記プランジャの前記スリーブ側に前記貫通孔に平行して設けられた磁束バランス孔と、
を設け、
前記磁束バランス孔は孔の深さをコアからプランジャに磁束が流れ込む範囲に限定することを特徴とする。
本発明によれば、前記磁束バランス孔は孔の深さをコアからプランジャに磁束が流れ込む範囲に限定すると、該磁束バランス孔の孔加工時間を短縮し、かつプランジャに作用する電磁力の偏荷重の発生を抑制することができるので、好適である。
図1に示すように、電磁弁10はボディ12、コア13、プランジャ14、コイル21等を有する。この場合、ボディ12、コア13、プランジャ14は、磁性体材料で形成されている。なお、ソレノイド11は、ボディ12、コア13、プランジャ14、コイル21等より形成されている。
ボディ12はプランジャ14を軸心方向に摺動自在に収容しており、プランジャ14に嵌着したロッド15はコア13に装着された軸受機構16に移動自在に支持され、その先端部(図1で右端)をスプール31のシャフト40に当接させている。
コイル21と電気的に接続している図示しない端子から該コイル21に電流が供給されると、ボディ12、コア13、プランジャ14によって形成される磁気回路に磁束が流れ、コア13とプランジャ14との間に磁気吸引力が発生する。これにより、プランジャ14及びスプール31は矢印X方向に変位する。
さらに、プランジャ14のスプール側端面には貫通孔17の対向位置に該貫通孔17と同方向に止まり孔(磁束バランス孔)18を穿設している。この止まり孔18はコア13とプランジャ14間に作用する電磁力を対称に磁束バランスを保つ機能を備える。
すなわち、プランジャ14に貫通孔17のみが設けられている場合に該プランジャ14に作用する荷重は図2及び図3に示めすように、貫通孔17による電磁力Faの大きさは止まり孔18(図1参照)が設けられていない位置に発生する電磁力Fbより小さく、磁束バランスが保たれない。
なお、符号Fc及びFdは貫通孔17及び止まり孔18に対して直交するプランジャ14に作用する電磁力、すなわちプランジャ14に貫通孔17、止まり孔18が穿設されていない方向に作用する電磁力を示し、これらの電磁力Fc及びFdの大きさは略同じである。
しかし、プランジャ14に貫通孔17及び止まり孔18を設けることにより、貫通孔17に作用する電磁力Faと止まり孔18に作用する電磁力Fbとがバランスを保つようになっている。また、止まり孔18は孔の深さをコア13からプランジャ14に磁束が流れ込む範囲に限定することで、止まり孔18の孔加工時間を短縮し、かつプランジャ14に作用する電磁力の偏荷重の発生を抑制する。
スペーサ23は、図4及び図5に示めすようにプランジャ14の右側面に接触するようにロッド15に嵌合して溶接、かしめ加工により該ロッド15に固定しており、貫通孔17及び止まり孔18が臨設する部位は円周方向に切欠いて、該貫通孔17及び該止まり孔18が開口されている。
入力ポート32は、図示しないタンクからポンプによって供給される圧力流体が流入する機能を有する。出力ポート33は、図示しない自動変速機等の作動装置に圧力流体を供給するポートである。出力ポート33及びフィードバッグポート34は電磁弁10の外部
(図示しない)で連通しており、該出力ポート33から流出する圧力流体の一部がフィードバッグポート34に流入する。フィードバッグ室36はフィードバッグポート34と連通している。ドレーンポート35は、図示しないタンクに圧力流体を排出する機能を有する。
フィードバッグ室36はランド38とランド39との間に形成されており、該ランド38と39との外径差によりフィードバッグされた圧力流体が作用する受圧面積が異なる。よって、フィードバッグ室36の流体は矢印Y方向(反ソレノイド方向)にスプール31を押圧するように作用する。この場合、電磁弁10において出力される流体の一部をフィードバッグするのは、供給される流体の圧力、すなわち入力圧の変動により出力圧が変動することを防止するためである。
入力ポート32から出力ポート33に流入する圧力流体の流量は、スリーブ30の内周壁31aとランド38の外周壁との重合部分のシール長によって決定される。すなわち、シール長が短くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる流体の流量が増大し、シール長が長くなると入力ポート32から出力ポート33へ流れる流体の流量が減少する。同様に、出力ポート33からドレーンポート35へ流れる流体の流量は、スリーブ30の内周壁31bとランド37の外周壁とのシール長によって決定される。
電磁弁10は、コイル21に通電する電流値を制御することでソレノイド11がスプール31を反ソレノイド11の方向に押圧力を調整し、出力ポート33から流出する流体の油圧を調整する。コイル21に通電する電流値を増大させると、電流値に比例してコア13の電磁力が増大し、シャフト40がスプール31を反ソレノイド方向(矢印Y方向)に押す力が増大する。この電磁力によりプランジャ14からスプール31に作用する力、ばね部材40の弾発力、フィードバッグされる流体の圧力によってスプール31が反ソレノド方向(矢印Y方向)へ押される力が釣り合う位置でスプール31は停止する。したがって、コイル21に通電する電流値に比例して出力ポート33ら流出する圧力流体の油圧が低下する。
12 ボディ 13 コア
14 プランジャ 15 ロッド
16 軸受機構 17 貫通孔
18 止まり孔 21 コイル
22 樹脂成形体 23 スペーサ
30 スリーブ 31 スプール
32 入力ポート 33 出力ポート
34 フィードバックポート 35 ドレーンポート
36 フィードバック室 37〜39 ランド
40、41 シャフト
Claims (1)
- 円筒壁に複数の流体流路を有するスリーブと、
ボディを介して前記スリーブに一体的に係合する固定鉄心と、
前記スリーブ内を往復動することにより前記流体流路を切り換えるスプールと、
前記スプールの軸心方向に直列に配置され前記ボディに摺動自在に嵌挿されたプランジャと、
前記プランジャを支持する円筒形状のコア及び電磁力を付与するコイルを保持する前記ボディと、
を備えた電磁弁において、
前記プランジャの軸心に偏心して前記スプール側端面及び反スプール側面を貫通するように設けられた貫通孔と、
前記プランジャの前記スリーブ側に前記貫通孔に平行して設けられた磁束バランス孔と、
を設け、
前記磁束バランス孔は孔の深さをコアからプランジャに磁束が流れ込む範囲に限定することを特徴とする電磁弁。
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JP2011097974A JP5907330B2 (ja) | 2011-04-26 | 2011-04-26 | 電磁弁 |
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Family Applications (1)
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