JP5897645B2 - 機械先端点のたわみを低減するサーボ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電動機を使用した工作機械等の機械を制御する制御装置に関するものであって、特に工具でワークを加工する場合の加工点、すなわち電動機が駆動する被駆動体にある工具先端部分(機械先端点)の「たわみ」を低減する制御方法に関する。
一般的な工作機械等において、電動機で駆動する軸の制御システムとしては、電動機に備えられた検出器で制御を行うセミクローズドシステムと、工具先端部分(以下、「機械先端点」と言う)近くに別の検出器を持つフルクローズドシステムがある。
一般にコスト的な要求から、前者のセミクローズドシステムが多く使用されている。このシステムでは電動機と機械先端点との間の剛性が低い場合に、機械の弾性変形によって「たわみ」や「ねじれ」が発生し、指令に対して機械先端点の動きが偏差を持つと言う問題がある。
一方、より高精度な制御が必要とされる機械では、フルクローズドシステムが使用される。機械先端点の近くに検出器を配置することで、指令と機械先端点の動きの偏差を小さくすることが可能である。しかしながら、一般には工具先端部など、より機械先端点に近い位置に検出器を配置することは難しく、フルクローズドシステムであっても、指令に対して機械先端点の動きが偏差を持つ場合もある。
以上のように、機械の剛性が低く、セミクローズドシステムだけではなく、フルクローズドシステムであっても、機械の弾性変形による「たわみ」や「ねじれ」によって、指令に対して機械先端点の動きが偏差を持つ場合がある。このような偏差が発生すると加工精度が悪化するため、偏差を最小にするような制御が求められている。
従来、このような弾性変形による機械先端点の「たわみ」や「ねじれ」に対しては、大きく2つの方法が提案されている。一つは、フィードバック的な制御手法であって、電動機が持つ検出器のフィードバックや、より機械先端点に近い位置に配置可能な加速度センサのフィードバックを使って、機械先端点の動きを推定し、この推定結果を使って電動機を制御する方法である。もう一つは、フィードフォワード的な制御手法であって、機械剛性から「たわみ」や「ねじれ」を予測して指令を補正する方法や、指令の加速度などを制限し、機械先端点がたわまないように指令を修正する方法である。
例えば、機械先端点の近くに加速度センサを配置し、そのフィードバックから機械先端点の「たわみ」や「ねじれ」を推定し、学習制御を使って、指令と機械先端点の動きの偏差が最小となるように制御する方法が知られている(例えば、特許文献1)。さらに、加速度センサを使用せずに電動機が持つ検出器のフィードバックから機械先端点の「たわみ」や「ねじれ」を推定し、学習制御を使って、指令と機械先端点の動きの偏差が最小となるように制御する方法も開示されている。この従来技術では偏差を小さくする方法として学習制御を使っているために、上記のいずれの方法も指令の繰り返し性が必要であり、通常の指令では使用できないと言う課題があった。
特開2006−172149号公報
本発明は、フィードバック的な制御手法とフィードフォワード的な制御手法を組み合わせることで、通常の指令においても、機械先端点の「たわみ」や「ねじれ」を低減して、指令に対する機械先端点の動きとの偏差を小さくするサーボ制御装置を提供することを目的とする。
本発明の実施例に係るサーボ制御装置は、位置制御部及び速度制御部を備え、電動機の位置、速度を制御して工作機械の機械先端点の制御を行う制御装置であって、電動機で駆動される被駆動体または電動機の位置を検出する位置検出部と、電動機への位置指令と位置検出部からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を求める第1位置偏差計算部と、機械先端点のねじれ量を求めるねじれ推定部と、第1の位置偏差と推定されたねじれ量を加算して第2の位置偏差を求める第2位置偏差計算部と、第2の位置偏差を最小にするように、フィードフォワード制御の係数を決定する係数適応部と、決定された係数と電動機への位置指令を使って、フィードフォワード制御を行う高次フィードフォワード制御部と、を有することを特徴とする。
本発明の実施例に係るサーボ制御装置によれば、機械先端点の近くに加速度センサを配置し、そのフィードバックから機械先端点の「たわみ」や「ねじれ」を推定し、この推定結果と電動機に与えられる指令を使って、「たわみ」や「ねじれ」を小さくするように高次のフィードフォワード制御の係数を、最小二乗法や最急降下法などの手法を使って適応的に決定する。この高次のフィードフォワード制御は、指令の加速度を制限するように働くもので、結果的に「たわみ」や「ねじれ」を低減することができる。
本発明の実施例1に係るサーボ制御装置の構成図である。 本発明の実施例1に係るサーボ制御装置に備えられた高次のフィードフォワード制御器の構造を示す図である。 本発明の実施例1に係るサーボ制御装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2に係るサーボ制御装置の構成図である。 本発明の実施例2に係るサーボ制御装置に備えられたねじれ推定部の構造を示す図である。 本発明の実施例2に係るサーボ制御装置に正弦波状の指令を入力したときの指令と機械先端点の動きの偏差を数値シミュレーション結果である。 本発明の実施例2に係るサーボ制御装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例3に係るサーボ制御装置の構成図である。 本発明の実施例3に係るサーボ制御装置の動作手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明に係るサーボ制御装置について説明する。ただし、本発明の技術的範囲はそれらの実施の形態には限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶ点に留意されたい。
[実施例1]
まず、本発明の実施例1に係るサーボ制御装置について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1に係るサーボ制御装置の構成図である。本発明の実施例1に係るサーボ制御装置101は、位置制御部1及び速度制御部2を備え、電動機(モータ)20の位置、速度を制御して工作機械の機械先端点30の制御を行う制御装置であって、位置検出部3と、第1位置偏差計算部4と、ねじれ推定部5と、第2位置偏差計算部6と、係数適応部7と、高次フィードフォワード制御部8と、を備えている。
制御対象である機械先端点30は電動機20によって制御され、ねじれ21や摩擦22を考慮する必要がある。位置検出部3は、電動機(モータ)20の近傍に設けられ、電動機20で駆動される被駆動体または電動機の位置を検出し、位置フィードバックとして第1位置偏差計算部4に出力する。
第1位置偏差計算部4は、電動機20への位置指令と位置検出部3からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を求める。
ねじれ推定部5は、機械先端点30のねじれ量を求める。ねじれ量の算出方法については後述する。
第2位置偏差計算部6は、第1の位置偏差と推定されたねじれ量を加算して第2の位置偏差を求める。
係数適応部7は、第2の位置偏差を取得し、取得した第2の位置偏差と位置指令を用いて、第2の位置偏差を最小にするように最小二乗法や最急降下法などの手法を使って、高次のフィードフォワード制御の係数を決定する。
高次フィードフォワード制御部8は、係数適応部7によって決定された係数と電動機への位置指令を使って、フィードフォワード制御を行う。高次フィードフォワード制御部8によって計算された補正値は、加算器10によって、位置制御部1で位置ゲインが乗算された位置偏差に加算され、位置検出部3からの位置フィードバックを使って速度計算部9で計算された速度フィードバックを減算して速度指令を計算する。
速度制御部2は、計算された速度指令を取得して、アンプ11に対してトルク指令を出力する。アンプ11はトルク指令に従って電動機(モータ)20を駆動する。
ねじれ量の推定方法として種々の方法が考えられる。実施例1に係るサーボ制御装置においては、機械先端点30の加速度を検出する加速度検出部12を備えており、ねじれ推定部5は、加速度検出部12からフィードバックされる加速度に基づいて機械先端点30のねじれ量を推定している。
ねじれ推定部5は、加速度検出部12から取得した加速度フィードバックを2階積分して、低周波成分を除去するハイパスフィルタ処理をすることで、機械先端点30のねじれ分を推定する。
次に、係数適応部7による係数の計算方法について説明する。高次のフィードフォワード制御部は、図2に示すような複数の係数f0,f1,…,fNを持つFIR(Finite Impulse Response:有限インパルス応答)形のフィルタ構造となっており、以下の式で表される。
F(z)=f0 + f1*z-1 + f2*z-2 +…+ fN*z-N
係数適応部は、例えば最急降下法を使った場合、以下のアルゴリズムで計算を行う。
Figure 0005897645
ただし、fはフィルタ係数、eは偏差、ωは指令、mは0〜Nまでのフィードフォワード制御の次数を示す。
また、μ(n)は適応係数で、例えば以下の様な計算式で算出する。
Figure 0005897645
ただし、ηは定数である。
なお、本計算はサンプリング周期毎に行われるもので、上式はn回目の計算を示す。
高次フィードフォワード制御部8は、以上のようにして係数適応部7によって決定された係数と電動機への位置指令を使って、フィードフォワード制御を行う。
次に、本発明の実施例1に係るサーボ制御装置の動作手順について図3に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS101において、位置検出部3が位置フィードバックを取得する。検出した位置フィードバックは第1位置偏差計算部4に出力される。
次に、ステップS102において、第1位置偏差計算部4が、電動機20への位置指令と位置検出部3からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を計算する。
次に、ステップS103において、加速度検出部12がねじれ推定部5にフィードバックするための機械先端点30の加速度を検出する。検出した加速度のデータはねじれ推定部5に出力される。
次に、ステップS104において、ねじれ推定部5が、加速度検出部12からフィードバックされる加速度に基づいて機械先端点30のねじれ量を推定する。
次に、ステップS105において、第2位置偏差計算部6が、推定されたねじれ量と第1の位置偏差を加算して第2の位置偏差を計算する。
次に、ステップS106において、係数適応部7が、第2の位置偏差を取得し、第2の位置偏差と位置指令を用いて、第2の位置偏差を最小にするように最小二乗法や最急降下法などの手法を使って、高次のフィードフォワード制御の係数を決定し、適応する。
次に、ステップS107において、適応中の係数を使って、フィードフォワード制御を行う。
以上のように実施例1に係るサーボ制御装置によれば、機械先端点のねじれ量を推定して、このねじれ量を偏差に加算し、加算された偏差と位置指令から、偏差を最小とするように、高次のフィードフォワード制御の係数を適応的に決定している。その結果、適切な係数に適応することで、「たわみ」や「ねじれ」を引き起こさないようにフィードフォワード制御が速度指令を修正することができる。この方法では、ねじれ量の低減だけではなく、制御の応答の遅れも同時に補償することが可能で、結果的に位置指令に対して機械先端点の動きが偏差を持たないようになる効果がある。
[実施例2]
次に、本発明の実施例2に係るサーボ制御装置について図面を用いて説明する。図4は、本発明の実施例2に係るサーボ制御装置の構成図である。実施例2に係るサーボ制御装置102が、実施例1に係るサーボ制御装置101と異なっている点は、加速度センサの代わりに、電動機の速度を検出する速度検出部13と、電動機の電流を検出する電流検出部14と、をさらに備え、ねじれ推定部5は、電動機の速度及び電動機の電流から機械先端点30のねじれ量を推定する点である。実施例2に係るサーボ制御装置102の他の構成は、実施例1に係るサーボ制御装置101の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
実施例2に係るモータ制御装置において、ねじれ推定部5は、図5に示すように制御対象が2慣性系であることを想定したアルゴリズムでねじれ量を推定する。2慣性機械モデルの運動方程式(摩擦は無視)は以下のように与えられる。
Figure 0005897645
ただし、
J:イナーシャ
ω:速度
Kc:ばね定数
Tm:指令トルク
Td:外乱トルク=0
図5及び以下の式にある添え字のm及びLは、mはモータ側、Lは機械先端点(負荷)側、をそれぞれ示している。
従って、
ωm:モータ速度
ωL:機械先端点(負荷)の速度
Jm:モータイナーシャ
JL:機械先端点(負荷)のイナーシャ
θm:モータ位置
θL:機械先端点(負荷)の位置
である。
ねじれ量は以下のように推定する。
Figure 0005897645
ただし、θは位置を表す。
ここで、微分を避けるために時定数τのローパスフィルタを導入する。
Figure 0005897645
離散化Δθはねじれ量を表し、以下の式で与えられる。
Figure 0005897645
但し、F(z)はローパスフィルタである。
Tmは観測できないので、電流フィードバック(トルク指令)Iqを使う。但しKtは電動機のトルク定数である。
Figure 0005897645
本実施例では、実施例1と同様に、機械先端点のねじれ量を推定して、このねじれ量を偏差に加算し、加算された偏差と位置指令から、偏差を最小とするように、高次のフィードフォワード制御の係数を適応的に決定する。その結果、適切な係数に適応することで、「たわみ」や「ねじれ」を引き起こさないようにフィードフォワード制御が速度指令を修正する。この方法では、ねじれ量の低減だけではなく、制御の応答の遅れも同時に補償することが可能で、結果的に位置指令に対して機械先端点の動きが偏差を持たないようになる効果がある。
図6(a),(b)は、通常の制御を行った場合、及び本実施例によるサーボ制御装置を用いた場合のそれぞれの場合において、5Hzの正弦波状の指令を入力したときの指令と機械先端点の動きの偏差を数値シミュレーションで観測したグラフである。機械の固有振動数は15Hzとしている。図6(a)、(b)において、横軸は時間を表し、縦軸は偏差(=指令−機械先端点の動き)の大きさを表す。図6(a)に示すように、通常の制御方法の場合は、偏差を収束させることはできない。これに対して、本実施例に係るモータ制御装置を用いた場合には、加速度センサを使用しないで、ねじれ推定部を使った場合、時間と共にフィードフォワード制御の係数が最適化されるため、偏差が収束して行くことが確認できる。
次に、本発明の実施例2に係るサーボ制御装置の動作手順について図7に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS201において、位置検出部3が位置フィードバックを取得する。検出した位置フィードバックは第1位置偏差計算部4に出力される。
次に、ステップS202において、第1位置偏差計算部4が、電動機20への位置指令と位置検出部3からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を計算する。
次に、ステップS203において、速度検出部13が電動機の速度を検出するとともに、電流検出部14が電動機の電流を検出する。検出した速度値及び電流値はねじれ推定部5に速度フィードバック及び電流フィードバックとして出力される。
次に、ステップS204において、ねじれ推定部5が、速度フィードバックと、電流フィードバックから機械先端点30のねじれ量を推定する。
次に、ステップS205において、第2位置偏差計算部6が、推定されたねじれ量と第1の位置偏差を加算して第2の位置偏差を計算する。
次に、ステップS206において、係数適応部7が、第2の位置偏差を取得し、第2の位置偏差と位置指令を用いて、第2の位置偏差を最小にするように最小二乗法や最急降下法などの手法を使って、高次のフィードフォワード制御の係数を決定し、適応する。
次に、ステップS207において、適応中の係数を使って、フィードフォワード制御を行う。
以上のように実施例2に係るサーボ制御装置によれば、加速度検出部を機械先端点に設ける必要がないので、簡単な構成でねじれ量を推定することができる。
[実施例3]
次に、本発明の実施例3に係るサーボ制御装置について図面を用いて説明する。図8は、本発明の実施例3に係るサーボ制御装置の構成図である。実施例3に係るサーボ制御装置103が、実施例1に係るサーボ制御装置101と異なっている点は、加速度センサの代わりに、電動機の速度を検出する速度検出部13´を備え、ねじれ推定部5は、電動機20の速度と、電動機20へのトルク指令から機械先端点30のねじれ量を推定する点である。実施例3に係るサーボ制御装置103の他の構成は、実施例1に係るサーボ制御装置101の構成と同様であるので詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施例3に係るサーボ制御装置の動作手順について図9に示すフローチャートを用いて説明する。まず、ステップS301において、位置検出部3が位置フィードバックを取得する。検出した位置フィードバックは第1位置偏差計算部4に出力される。
次に、ステップS302において、第1位置偏差計算部4が、電動機20への位置指令と位置検出部3からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を計算する。
次に、ステップS303において、速度検出部13がねじれ推定部5にフィードバックするための電動機の速度を検出するとともに、速度制御部2がトルク指令を出力する。検出した速度値及びトルク指令は、ねじれ推定部5に出力される。
次に、ステップS304において、ねじれ推定部5が、速度フィードバックとトルク指令から機械先端点30のねじれ量を推定する。
次に、ステップS305において、第2位置偏差計算部6が、推定されたねじれ量と第1の位置偏差を加算して第2の位置偏差を計算する。
次に、ステップS306において、係数適応部7が、第2の位置偏差を取得し、第2の位置偏差と位置指令を用いて、第2の位置偏差を最小にするように最小二乗法や最急降下法などの手法を使って、高次のフィードフォワード制御の係数を決定し、適応する。
次に、ステップS307において、適応中の係数を使って、フィードフォワード制御を行う。
以上のように実施例3に係るサーボ制御装置によれば、加速度検出部を機械先端点に設ける必要がなく、さらに電流検出部を設ける必要がないので、簡単な構成でねじれ量を推定することができる。
1 位置制御部
2 速度制御部
3 位置検出部
4 第1位置偏差計算部
5 ねじれ推定部
6 第2位置偏差計算部
7 係数適応部
8 高次フィードフォワード制御部
9 速度計算部
10 加算器
11 アンプ
12 加速度検出部
20 電動機
30 機械先端点

Claims (4)

  1. 位置制御部及び速度制御部を備え、電動機の位置、速度を制御して工作機械の機械先端点の制御を行う制御装置であって、
    電動機で駆動される被駆動体または電動機の位置を検出する位置検出部と、
    電動機への位置指令と前記位置検出部からの位置フィードバックから、第1の位置偏差を求める第1位置偏差計算部と、
    機械先端点のねじれ量を求めるねじれ推定部と、
    前記第1の位置偏差と推定された前記ねじれ量を加算して第2の位置偏差を求める第2位置偏差計算部と、
    前記第2の位置偏差を最小にするように、フィードフォワード制御の係数を決定する係数適応部と、
    決定された前記係数と電動機への位置指令を使って、フィードフォワード制御を行う高次フィードフォワード制御部と、
    を有することを特徴とするサーボ制御装置。
  2. 機械先端点の加速度を検出する加速度検出部をさらに有し、
    前記ねじれ推定部は、前記加速度検出部からフィードバックされる加速度に基づいて機械先端点のねじれ量を推定する、請求項1に記載のサーボ制御装置。
  3. 電動機の速度を検出する速度検出部と、
    電動機の電流を検出する電流検出部と、をさらに備え、
    前記ねじれ推定部は、前記電動機の速度及び前記電動機の電流から機械先端点のねじれ量を推定する、請求項1に記載のサーボ制御装置。
  4. 電動機の速度を検出する速度検出部をさらに備え、
    前記ねじれ推定部は、前記電動機の速度と、電動機へのトルク指令から機械先端点のねじれ量を推定する、請求項1に記載のサーボ制御装置。
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