JP3351990B2 - ボールネジ駆動系の位置制御装置 - Google Patents

ボールネジ駆動系の位置制御装置

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JP3351990B2
JP3351990B2 JP13696897A JP13696897A JP3351990B2 JP 3351990 B2 JP3351990 B2 JP 3351990B2 JP 13696897 A JP13696897 A JP 13696897A JP 13696897 A JP13696897 A JP 13696897A JP 3351990 B2 JP3351990 B2 JP 3351990B2
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  • Numerical Control (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボールネジ駆動系の
位置制御装置、特に数値制御機械に適用されるボールネ
ジ駆動系のたわみ補償を行なうことのできる位置制御装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、ボールネジ駆動系の概略機構を
1軸分示したものである。サーボモータ100が回転す
ると、モータに結合された減速機構をなすギヤ列101
a,101bが回転する。尚、ギヤ101aと101b
の歯数比は1:nとなっている。ギヤ101bはボール
ネジのネジ部102(以降単にネジと称す)を回転さ
せ、この回転運動はボールネジナット103(以降単に
ナットと称す)により直線運動に変換され、ナットに結
合されたテーブル104、テーブルに積載されたワーク
105は、この変換によりボールネジ軸方向(以降単に
軸方向又はたて方向と称す)上を移動する。ボールネジ
は、モータ側及び反モータ側のベアリング(106aと
106b)とブラケット(107aと107b)により
支持されており、ブラケットは機械本体にリジットに結
合されている。モータ位置検出器108はモータに結合
されてモータ位置を検出すると同時に、間接的に制御対
象位置(以降テーブル位置と称す)も検出している。
【0003】Lはボールネジ全長を示し、距離xは、ネ
ジのモータ側端部からテーブル位置までの距離を表して
おり、テーブルのモータ側移動の極限ポイントにおける
距離xに対して、モータ側のネジ端部とギヤ軸部及びベ
アリング部間の距離は十分に短いものとし、ギヤ軸部か
らテーブル位置までの距離及びベアリング部からテーブ
ル位置までの距離についても同様に距離xで表してい
る。この様なボールネジを介してテーブル位置を駆動す
るボールネジ駆動系においては、サーボモータの位置,
速度,トルクを制御する事で間接的にテーブルの位置,
速度,推力が制御される。
【0004】図8は、ボールネジ駆動系を対象システム
とした場合の従来のセミクローズド位置制御装置のブロ
ック図である。位置制御装置には、上位装置(図示しな
い)より位置指令値Xが指令される。セミクローズド位
置制御では、モータ位置xmが位置帰還xfとなる。減
算器50は位置偏差X−xfを算出し、増幅器51で位
置ループゲインKv倍され、位置指令値Xを微分器57
で微分した速度指令値Vと加算器52で加算され速度指
令入力Vmaとなる。減算器54は、Vmaより、モー
タ位置xmを微分器53で微分して得たモータ速度vm
を減算し速度偏差V−vmを算出する。速度AMP部5
5により、速度偏差はPI(比例積分)増幅され、速度
指令値Vを微分器58で微分した加速度指令値Aに増幅
器59によりトルク指令変換定数K1倍した結果と加算
器56で加算され、トルク指令値τcaとなる。
【0005】パワー増幅部60は、電力増幅器(図示し
ない)とサーボモータ(ここでは図示しない)で構成さ
れており、トルク指令値τcaをモータ出力トルクτに
増幅するもので、その増幅率はトルク変換定数Ctで表
される。対象システム61は、図7に示したボールネジ
駆動系であり、モータによる送り位置xmは間接的にテ
ーブル位置を示している。ここで、微分器57,微分器
58,増幅器59はフィードフォワード系を構成してお
り、位置制御応答の高応答化を実現している。尚、図8
中の微分器のSは、微分動作を示すラプラス変換の演算
子である。
【0006】図9は、ボールネジ駆動系のトルク伝達を
説明するためモータ軸換算して表現したボールネジ駆動
系モデル図である。以下図7,図8と対比させて説明す
る。モータ出力トルクτは、モータ,ギヤ,ネジを介し
てテーブルに伝達される。Km,Kcは、それぞれモー
タ軸,ギヤ軸のねじり剛性である。Kb(x)は、ネジ
のモータ側ギヤ軸部からテーブル位置までの距離xにお
けるネジのねじり剛性であり、これらをまとめてモータ
とテーブル間に存在する総合ねじり剛性Ktと表してい
る。テーブル伝達トルクτrは、テーブルに伝達される
トルクで、ネジはこのトルク反力をたて方向に受ける。
【0007】Knはナットのたて剛性、Kbl(x),
Kbr(x)は、ネジのモータ側ベアリング部からテー
ブル位置までの距離xにおけるモータ側,反モータ側の
ネジのたて剛性である。Kgl,Kgrは同様にモータ
側,反モータ側のベアリングのたて(スラスト)剛性を
示し、Krl,Krrは、同様にモータ側,反モータ側
のブラケットを片持ちばりと捉えた時の曲げ剛性をたて
剛性に置き換えたものである。KslはKrl,Kg
l,Kbl(x)をまとめたモータ側に関するたて剛
性、KsrはKrr,Kgr,Kbr(x)をまとめた
反モータ側に関するたて剛性、Ksはこれら全てをまと
めたテーブルと機械本体間に存在する総合たて剛性であ
る。
【0008】τdは、テーブルから外部に作用する外乱
トルク(切削トルクや重力トルク)を示す。xmはモー
タによる送り位置、xLはボールネジ回転方向で表現さ
れるテーブル移動位置、xoはボールネジ軸方向で表現
されるテーブル初期位置を示し、結果的にテーブル実位
置xi(図示しない)は、xi=xL+xoで示され
る。ILは、負荷側慣性モーメント(テーブル+ワーク
の慣性モーメント)、Iaは、モータ側慣性モーメント
(モータ+ギヤ+ネジの慣性モーメント)を示してい
る。尚、トルク,剛性,位置,慣性モーメントは全てモ
ータ軸換算値で統一されている。
【0009】ここで、図9に示されたボールネジ駆動系
を図8で示した従来のセミクローズド位置制御装置で加
減速動作させる場合について考える。加減速時におい
て、テーブルには、テーブルの加速度を示す移動位置x
Lの2回微分値をaLとすると、
【数1】τr=IL・aL+τd で示されるテーブル伝達トルクτrが伝達されると同時
に、ボールネジ駆動系には、
【数2】xm−xL=τr/Kt xo=−τr/Ks で示されるたわみが発生する。つまり、モータによる送
り位置xmとテーブル実位置xiの間には数2より、
【数3】xm−xi=xm−(xL+xo)=xm−x
L−xo={(1/Ks)+(1/Kt)}τr で示される位置偏差が発生する事になる。この様に、加
減速時においてはモータによる送り位置xmとテーブル
実位置xiは一致せず、必然的にモータによる送り位置
xmを位置帰還xfとした従来のセミクローズド位置制
御装置では、目的であるテーブル実位置を位置指令値X
に従って高精度に制御する事は不可能である。
【0010】図10は、ボールネジ駆動系にリニアエン
コーダ等の直接位置検出器(図示しない)を装着して、
テーブル実位置xiを直接検出して位置帰還xfとする
従来のフルクローズド位置制御装置のブロック図を示し
たものである。これについては、前述した図8と同一部
分については同一名称及び番号を付して説明を省略す
る。この場合は、テーブル実位置を位置帰還としている
ため、加減速時において前述のボールネジ駆動系のたわ
みによる位置偏差が発生しても定常的には、テーブル実
位置を位置指令値Xに従って制御する事ができる。しか
しながら、この応答性は位置ループゲインKvにより決
定し、Kvが大きい程応答性が高くなるが、Kvはボー
ルネジ駆動系の総合剛性により設定値を制限されてしま
うため一般にあまり高くは設定できない。このため、加
減速時において、テーブル実位置を位置指令値Xに従っ
て高精度に制御する事は、たわみによる位置偏差の影響
で非常に困難である。
【0011】図11は、フルクローズド位置制御装置の
他の従来例を示すブロック図である。これについても、
図10と同様、前述した図8と同一部分については同一
名称及び番号を付して説明を省略する。このフルクロー
ズド位置制御装置では、減算器62により、テーブル実
位置xiからモータによる送り位置xmが減算される。
その出力には関数処理63が加えられ、処理後出力は加
算器64でモータによる送り位置xmと加算されて位置
帰還xfを作成している。ここで、関数処理63には、
移動平均処理や一次遅れ処理など、ステップ入力に対し
て時間の経過とともに出力が増大し定常的には入力=出
力となる様な関数G(s)が選ばれる。
【0012】この動作により、高周波な位置指令値Xに
対しては、位置帰還xf≒xmとし、低周波な位置指令
値Xに対しては、位置帰還xf≒xiとする事で、安定
性確保が困難なフルクローズド位置制御の安定性を維持
しつつ、定常的にはテーブル位置を直接制御しようとす
る制御方式である。この様な複合位置帰還を用いた場合
にも、加減速時においてボールネジ駆動系のたわみによ
り発生する位置偏差は、位置帰還xf≒xmなら前述の
図8同様に制御不可能であり、位置帰還xf≒xiとし
ても前述の図10同様に制御が非常に困難であるから、
結局、複合位置帰還を用いたフルクローズド位置制御装
置においても、加減速時において、テーブル位置を位置
指令値Xに従って高精度に制御する事は、たわみによる
位置偏差の影響で不可能あるいは非常に困難である事に
かわりはない。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】以上述べてきた様に、
ボールネジを介してテーブル位置を駆動するボールネジ
駆動系を位置制御する場合、従来のセミクローズド位置
制御装置やフルクローズド位置制御装置あるいは複合位
置帰還を用いたフルクローズド位置制御装置では、テー
ブルと機械本体間に存在する総合たて剛性と、モータと
テーブル間に存在する総合ねじり剛性に起因して、加減
速時に発生する、モータ位置とテーブル位置の位置偏差
となる動的たわみを高速に制御して、テーブル位置を位
置指令値に従って高精度に制御する事は不可能あるいは
非常に困難であるという問題があった。
【0014】本発明は、これらの問題を解消するために
なされたもので、本発明の目的は、加減速時において、
テーブルと機械本体間に存在する総合たて剛性と、モー
タとテーブル間に存在する総合ねじり剛性に起因して発
生する、モータ位置とテーブル位置の位置偏差となる動
的たわみを高速に制御する事で、テーブル位置を位置指
令値に従って高精度に制御できる位置制御装置を提供す
ることにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係る位置制御装
は、サーボモータによりボールネジを介して駆動され
る制御対象の位置を制御する位置制御装置において、
ールネジ駆動系の総合たて剛性(Ks)を出力する総合
たて剛性出力手段と、ボールネジ駆動系の総合ねじり剛
性(Kt)を出力する総合ねじり剛性出力手段と、負荷
側慣性モーメント(IL)を出力する負荷側慣性モーメ
ント出力手段と、前記総合たて剛性と、前記総合ねじり
剛性と、前記負荷側慣性モーメントと、加速度指令値と
に基づき、たわみ補償値を演算し出力するたわみ補償値
演算手段と、を備えるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を実施したセミク
ローズド位置制御装置のブロック図の1例である。図1
は、前述した従来例図8に対応させており、同一部分に
ついては同一名称及び番号を付して説明を省略する。本
発明による位置制御装置は、たわみ補償指令部1を具備
している。たわみ補償指令部1は、後述する上位装置か
らの指令情報や、位置制御装置の制御変数、及び対象シ
ステムであるボールネジ駆動系の内部パラメータに基づ
いて、加減速時に発生するモータ位置とテーブル位置間
の動的たわみを演算して、その補償量であるたわみ補償
値Xdf、その1回微分値であるたわみ速度補償値Vd
f、そのまた1回微分値であるたわみ加速度補償値Ad
fをトルク指令変換した、たわみトルク補償値τdfを
算出出力する。
【0017】以下図1に従って説明する。加減速時にお
けるたわみ量は、数1及び数3から、
【数4】xm−xi={(1/Ks)+(1/Kt)}
(IL・aL+τd) で示される。ここで、外乱トルクτdは、重力トルク等
定常的に一定値として作用するものであったり、切削ト
ルク等加減速トルクに対して十分に小さいため、加減速
時の位置精度問題に与える影響は極めて小さい。また、
テーブル位置を高精度に制御する事は、加速度指令値A
でテーブルを加速する事にほかならないから、たわみ補
償値Xdfは、数4から、
【数5】 Xdf={(1/Ks)+(1/Kt)}・IL・A として算出される。
【0018】たわみ補償指令部1内の補償量決定部2
は、パラメータ決定部3で決定されたボールネジ駆動系
の内部パラメータKs,Kt,ILに基づいて数5の演
算を実行するものである。加速度指令値Aは、総合たて
剛性Ksを逆数倍する増幅器4と、総合ねじり剛性Kt
を逆数倍する増幅器5で増幅され、それぞれの出力は加
算器6で加算される。加算器出力は、負荷側慣性モーメ
ントIL倍する増幅器7で増幅され、たわみ補償値Xd
fが出力される。位置指令値Xは、本質的にテーブル位
置を指令するものであるのに対して、位置帰還xf=x
mに対応する位置指令は、モータ送り位置を指令するも
のである必要があるため、XとXdfは加算器11で加
算され、モータ位置指令値に相当するたわみ補償後送り
位置指令値Xmとなる。
【0019】たわみ補償値Xdfは微分器8で微分さ
れ、たわみ速度補償値Vdfとなる。速度帰還vmに対
応する速度指令は、モータ速度を指令するものである必
要があるため、Vdfは加算器52で速度指令値V及び
増幅器51出力と共に加算され、モータ速度指令値に相
当する、たわみ補償後速度指令値Vmとなる。たわみ速
度補償値Vdfは微分器9で微分され、たわみ加速度補
償値Adfとなり、増幅器10によりトルク指令変換定
数K1倍され、たわみトルク補償値τdfとなる。τd
fは加算器56で加速トルク指令値K1・A及び速度A
MP部55出力と共に加算され、トルク指令値τcとな
る。
【0020】この様に、本発明では、たわみ補償値Xd
fに相当するモータ送り位置の応答の迅速化を図るた
め、速度指令及びトルク指令に対してフィードフォワー
ド処理を実行している。また、パラメータ決定部3か
ら、増幅器4,増幅器5,増幅器7に対して延びる帯矢
印KD及びILDは、各増幅器の増幅率を決定するボー
ルネジ駆動系の内部パラメータKs,Kt及びILの設
定動作を表している。
【0021】次にパラメータ決定部3の動作について説
明する。図2はパラメータ決定部3の構成を示すブロッ
ク図である。Ks決定部300とKt決定部301は、
それぞれ位置指令値Xに基づいて、総合たて剛性Ksと
総合ねじり剛性Ktを決定し出力する。図7で示したネ
ジのモータ側端部からテーブル位置までの距離xは、テ
ーブル位置を示すから、本質的に位置指令値Xに対応置
換して考えることができる。このため、図9より、総合
たて剛性Ksは位置指令値Xを用いて下式で表現でき
る。
【数6】Kbl(x)={(P/2π)^2}{(1/
n)^2}{π(d^2)E/4X} Kbr(x)={(P/2π)^2}{(1/n)^
2}{π(d^2)E/[4(L−X)]} 但し、Pはボールネジリード、dはネジ直径、Eはヤン
グ率を示し、^2は2乗を示す。
【数7】1/Ksl=(1/Krl)+(1/Kgl)
+(1/Kbl(x)) 1/Ksr=(1/Krr)+(1/Kgr)+(1/
Kbr(x))
【数8】 1/Ks={1/(Ksl+Ksr)}+(1/Kn) 両端支持の場合
【0022】尚、以上の例は、ボールネジの両端が軸方
向に支持され変位しない場合(以下、両端支持と称す)
について説明したもので、ボールネジの反モータ側端が
軸方向に支持されず反モータ側端で軸方向応力が発生し
ない場合(以下、片端支持と称す)については、数8は
次の数9で置き換えられる。
【数9】1/Ks={1/Ksl}+(1/Kn) 片端支持の場合 つまり、Ks決定部300は、テーブル位置により変動
しないパラメータ(P,n,d,E,L,Krl,Kr
r,Kgl,Kgr)を初期設定(図示しない)してお
き、位置指令値Xから数6,数7,数8または数9の一
連の演算を実行して総合たて剛性Ksを算出する。
【0023】一方、総合ねじり剛性Ktは位置指令値X
を用いて下式で表現できる。
【数10】Kb(x)={(1/n)^2}{π(d^
4)G/32X} 但し、Gは横弾性係数を示し、^2は2乗を、^4は4
乗を示す。
【数11】1/Kt=(1/Km)+(1/Kc)+
(1/Kb(x)) つまり、Kt決定部301は、テーブル位置により変動
しないパラメータ(n,d,G,Km,Kc)を初期設
定(図示しない)しておき、位置指令値Xから数10,
数11の一連の演算を実行して総合ねじり剛性Ktを算
出する。
【0024】図3は、Ks決定部300とKt決定部3
01の他の動作例について説明するための機構図であ
る。これについては、前述した図7と同一部分について
は同一名称及び番号を付して説明を省略する。固定部1
09は、機械本体にリジットに結合されており、機械本
体と同様剛体とする。ネジ部102の反モータ側端には
カップリング110を介して、ロータリーエンコーダ1
11が取り付けられている。この状態で、モータ100
にテーブルを反モータ側に移動させる方向の出力トルク
τを発生させ回転動作させると、モータ100及びテー
ブル104は動作できないため、この状態は前述の数
1,数2,数3式を、モータ出力トルクτを用いて次式
で表すことができる。
【0025】
【数12】τ=τr=τd
【数13】xm−xL=(1/Kt)τ
【数14】 xm−xi={(1/Ks)+(1/Kt)}τ ここで、xm−xLは、出力トルクτ発生前後のモータ
位置xmの変化量と、ロータリーエンコーダ111の変
化量の差として検出できる。つまり、出力トルクτと数
13により距離xにおける総合ねじり剛性Ktが算出で
きる。また、xm−xiは、出力トルクτ発生前後のモ
ータ送り位置xmの変化量として検出できるから、前述
のKtと数14及び出力トルクτにより、距離xにおけ
る総合たて剛性Ksが算出できる。
【0026】この一連の剛性測定動作をテーブル移動範
囲の複数点で、固定部109を機械本体上移動設置しな
がら実行すれば、総合たて剛性Ksと総合ねじり剛性K
tが、距離xに対して複数点で算出できる。Ks決定部
300とKt決定部301には、複数点の距離xに対す
る総合たて剛性Ksと総合ねじり剛性Ktを予め設定し
(図示しない)、Ks決定部300とKt決定部301
は、位置指令値Xに応じて、その軸方向上モータ側近接
設定点X1(X1≦X)のKs1とKt1、及び反モー
タ側近接設定点X2(X2>X)のKs2とKt2を用
いて、位置指令値Xに対する総合たて剛性Ksと総合ね
じり剛性Ktを、
【数15】Ks=Ks1+(Ks2−Ks1){(X−
X1)/(X2−X1)} Kt=Kt1+(Kt2−Kt1){(X−X1)/
(X2−X1)} の様に直線補間により算出してもよい。
【0027】また、以上の例ではKsとKtの算出動作
を、ネジのモータ側端部からテーブル位置までの距離x
の代わりに位置指令値Xを用いて説明しているが、位置
の応答遅れや駆動系のたわみによる位置偏差量が、剛性
の変化に与える影響は極めて小さいから、位置指令値X
の代わりにモータ送り位置xmや検出可能ならテーブル
実位置xiを用いてもよい。
【0028】次に図2に戻って、IL決定部302の動
作について説明する。等加速度期間抽出部303は、加
速度指令値Aを入力として、等加速度期間をON、非等
加速度期間をOFFとする2値信号SELを出力する。
外乱オブザーバ305は、ボールネジ駆動系を対象シス
テムとし、対象システム側の出力であるモータ速度vm
と、対象システム側の入力であるトルク指令値τcか
ら、公知のオブザーバ理論に基づき設計された外乱トル
クτdを推定する外乱オブザーバである。尚、外乱オブ
ザーバ305の内部パラメータは、Kt決定部301と
IL決定部302で同定されたKtやILが利用され
る。IL演算部304は、加速度指令値Aと、外乱オブ
ザーバ305から出力される外乱トルクτdとトルク指
令値τcから、負荷側慣性モーメントILを演算し出力
する。
【0029】以降、等加減速下での本発明例図1の位置
制御装置の動作について考える。モータ出力トルクτ
は、数1を用いて、
【数16】 τ=Ia・am+τr=Ia・am+IL・aL+τd 但し、amはモータ加速度を示す。と表される。ここ
で、τdは時間変化が小さいから、等加速度期間におけ
るamとaLは等しくなる。これは例えば、等加速下
(A>0)において、am>aLなら、たわみが増加し
τrが増加するからaLが増加し、逆にam<aLな
ら、たわみが減少しτrが減少するからaLが減少する
という定性的な現象から説明できる。
【0030】よって、等加減速下では、数16は、
【数17】τ=(Ia+IL)am+τd と表すことができる。つまり、等加減速下では、たわみ
は変動せず且つモータ出力トルクτも一定でよいから、
位置制御装置の動作は定常状態に近くなり、例えば増幅
器51の出力はフィードフォワード制御により理想的に
0となり、たわみ補償後速度指令値Vmについては、次
式が成立する。
【数18】Vm=V+Vdf=vm
【0031】再び図2に戻って、IL決定部302の動
作について継続説明する。図4は、等加速度期間抽出部
303の動作を説明するためのタイムチャートである。
上から、上位装置から指令される速度指令値V、加速度
指令値Aを示している。次のたわみ速度補償値Vdf
は、前述の様に、たわみ補償値Xdfの微分値である
が、数5で示した様にXdfは、加速度指令値Aの比例
形式となるため、Vdfは加速度指令値Aの微分形状と
なっている。このため、等加速度期間抽出部303の出
力である2値信号SELで示される、加速度指令値Aの
等加速度期間T1とT2のVdfは0となり、加速度指
令値Aの等加速度期間とV+Vdfの等加速度期間及び
等加速度期間内加速度は一致する。加えて数18式の関
係より、結局、加速度指令値Aの等加速度期間では、加
速度指令値Aとモータ加速度amが、
【数19】A=am となる。
【0032】以上のことから、等加速度期間抽出部30
3は、加速度指令値Aに対して、2値信号SELのON
/OFF条件を、
【数20】 (dA/dt=0)∩(A≠0)=1 :ON条件 (dA/dt=0)∩(A≠0)=0 :OFF条件 より決定し出力する。IL演算部304は、加速度指令
値Aの等加速度期間を示す2値信号SELのON期間に
おいて、加速度指令値Aと、外乱オブザーバ305から
出力される外乱トルクτdとトルク指令値τcから、数
17及び数19より得られる次式、
【数21】(Ia+IL)=(τ−τd)/A=(τc
・Ct−τd)/A に従って負荷側慣性モーメントILを演算し出力する。
【0033】以上、パラメータ決定部3の動作について
説明してきたが、IL決定部302で用いた加速度指令
値Aは上述のごとく、モータ速度vmの微分値であるモ
ータ加速度amを用いてもよい。また、等加速度期間で
は軸方向のたわみも変動せず一定であるから、
【数22】A=am=ai 但し、aiはテーブル実位置xiの2回微分値であるテ
ーブル加速度を示す。となり、テーブル加速度aiを用
いてもよい。
【0034】この様に、本発明によれば、テーブル位置
によって変化する総合たて剛性Ksと総合ねじり剛性K
t、及びワーク重量によって変化する負荷側慣性モーメ
ントILを、パラメータ決定部によりリアルタイムで同
定し、加減速時、モータとテーブル間に発生する動的な
たわみ量を、その発生メカニズムに基づいて算出し、そ
の等量をリアルタイムで、たわみ補償値Xdfとして出
力する補償量決定部を持っている。本来、テーブル位置
指令を示す位置指令値Xは、セミクローズド位置制御装
置においては、実質的にはモータ位置指令を示すから、
位置指令値Xに、たわみ補償値Xdfを加算する事で、
加減速時の動的なたわみ量を含む、モータに対するたわ
み補償後送り位置指令値Xmを作成している。これによ
り、モータ送り位置xmはたわみ補償後送り位置指令値
Xmに一致する様動作するため、結局、テーブル実位置
xiは本来の位置指令値Xに一致する様動作する。
【0035】加えて、たわみ補償指令部は、たわみ補償
値Xdfを微分した、たわみ速度補償値Vdf、及びそ
のまた微分値より演算した、たわみトルク補償値τdf
を算出出力するため、位置制御装置にVdfとτdfを
フィードフォワードする事により、たわみ補償値Xdf
に相当するモータ位置の、より高速な応答を図ることが
できる。
【0036】図5は、本発明を実施したフルクローズド
位置制御装置のブロック図の1例である。図5は、前述
した従来例図10及び本発明実施例図1に対応させてお
り、同一部分については同一名称及び番号を付して説明
を省略する。フルクローズド位置制御装置では、位置帰
還xfをテーブル実位置xiとしているから、位置指令
値Xは実質的にもテーブル位置指令を示す。このため、
フルクローズド位置制御装置に対しては、位置指令値X
の補償は行なわず、実質的にモータ速度に対する速度指
令を示す速度指令の段階で、たわみ速度補償値Vdfを
加算し、たわみ補償後速度指令値Vmを作成している。
また、たわみ速度を含むモータ速度vmの、より高速な
応答を図るため、トルク指令の段階でトルク補償値τd
fをフィードフォワードしている。
【0037】図6は、本発明を実施した複合位置帰還を
用いたフルクローズド位置制御装置のブロック図の1例
である。図6は、前述した従来例図11及び本発明実施
例図1,図5に対応させており、同一部分については同
一名称及び番号を付して説明を省略する。本発明におい
ては、図5の本発明実施形態とは異なり、たわみ補償値
Xdfを位置指令値Xに加算している。また、減算器6
2より出力される、テーブル実位置xiからモータ送り
位置xmの減算値(xi−xm)に対して、加算器12
により、たわみ補償値Xdfを加算し、その結果を関数
処理63に入力している。
【0038】この様な構成により、従来例図11の説明
で前述した様に、位置帰還xf≒xmとしてモータ送り
位置xmが位置帰還される、高周波な位置指令値Xに対
しては、たわみ補償値Xdfが加算されるため、位置制
御が理想的に動作すれば、
【数23】Xm=X+Xdf=xf≒xm となって、モータ送り位置xmは、たわみ補償後位置指
令値Xmに一致する様動作する。次に、G(s)≒1と
なる低周波な位置指令値Xに対しては、位置制御が理想
的に動作すれば、
【数24】Xm=X+Xdf=xf≒xm+(xi−x
m)+Xdf=xi+Xdf つまりは、X=xiとなって、定常的にはテーブル位置
を直接制御することができ、前述した従来の複合位置帰
還を用いたフルクローズド位置制御装置の制御目的を損
なうことなく、たわみ補償分を含むモータの高速な応答
を実現できる。
【0039】この様に、本発明によれば、セミクローズ
ド位置制御装置やフルクローズド位置制御装置あるいは
複合位置帰還を用いたフルクローズド位置制御装置に対
して、位置指令、速度指令、トルク指令の段階で、各制
御内容に合致したたわみ補償を実行する事で、各位置制
御装置それぞれの制御目的を損なうことなく、加減速時
に発生する動的たわみの補償分を含むモータの高速な応
答を実現することができ、結果として、加減速時におい
ても、テーブル位置を位置指令値に従って高精度に制御
することが可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、ボール
ネジを介してテーブル位置を駆動するボールネジ駆動系
を位置制御する場合において、テーブルと機械本体間に
存在する総合たて剛性と、モータとテーブル間に存在す
る総合ねじり剛性に起因して、加減速時に発生する、モ
ータ位置とテーブル位置の位置偏差となる動的たわみに
関し、テーブル位置によって変化する総合たて剛性Ks
と総合ねじり剛性Kt、及びワーク重量によって変化す
る負荷側慣性モーメントILをリアルタイムで同定し、
加減速時、発生する動的なたわみ量を、その発生メカニ
ズムに基づいて算出し、その等量をリアルタイムで、た
わみ補償量として出力する。
【0041】加えて、セミクローズド位置制御装置やフ
ルクローズド位置制御装置あるいは複合位置帰還を用い
たフルクローズド位置制御装置に対して、位置指令、速
度指令、トルク指令の段階で、各制御内容に合致した、
たわみ補償を実行する事で、各位置制御装置それぞれの
制御目的を損なうことなく、動的たわみの補償分を含む
モータの高速な応答が達成でき、従来位置制御装置では
不可能あるいは非常に困難であった加減速時における、
テーブル位置の高精度制御化を確実に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるセミクローズド位置制御装置の1
例を示すブロック図である。
【図2】本発明によるパラメータ決定部3の構成を示す
ブロック図である。
【図3】本発明によるKs決定部300とKt決定部3
01の動作例を説明するための機構図である。
【図4】本発明による等加速度期間抽出部303の動作
を説明するためのタイムチャートである。
【図5】本発明によるフルクローズド位置制御装置の1
例を示すブロック図である。
【図6】本発明による複合位置帰還を用いたフルクロー
ズド位置制御装置の1例を示すブロック図である。
【図7】ボールネジ駆動系の概略機構を1軸分示した機
構図である。
【図8】従来セミクローズド位置制御装置を示すブロッ
ク図である。
【図9】ボールネジ駆動系モデル図である。
【図10】従来フルクローズド位置制御装置を示すブロ
ック図である。
【図11】従来複合位置帰還を用いたフルクローズド位
置制御装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 たわみ補償指令部、2 補償量決定部、3 パラメ
ータ決定部、61 対象システム(ボールネジ駆動
系)、100 サーボモータ、101a ギヤ、101
b ギヤ、102 ボールネジ部、103 ボールネジ
ナット、104 テーブル、105 ワーク、106a
モータ側ベアリング、106b 反モータ側ベアリン
グ、107a モータ側ブラケット、107b 反モー
タ側ブラケット、108 モータ位置検出器、109
固定部、110 カップリング、111 ロータリーエ
ンコーダ、300 Ks決定部、301 Kt決定部、
302IL決定部、303 等加速度期間抽出部、30
4 IL演算部、305 外乱オブザーバ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボモータによりボールネジを介して
    駆動される制御対象の位置を制御する位置制御装置にお
    いて、ボールネジ駆動系の総合たて剛性(Ks)を出力する総
    合たて剛性出力手段と、 ボールネジ駆動系の総合ねじり剛性(Kt)を出力する
    総合ねじり剛性出力手段と、 負荷側慣性モーメント(IL)を出力する負荷側慣性モ
    ーメント出力手段と、 前記総合たて剛性と、前記総合ねじり剛性と、前記負荷
    側慣性モーメントと、加速度指令値とに基づき、たわみ
    補償値を演算し出力するたわみ補償値演算手段と、 を備える ことを特徴とするボールネジ駆動系の位置制御
    装置。
  2. 【請求項2】 前記たわみ補償値演算手段を構成する
    わみ補償指令部は、加速度指令値を、前記総合たて剛性
    出力手段を有するパラメータ決定部より出力される前記
    ボールネジ駆動系の総合たて剛性(Ks)の逆数倍する
    増幅器と、加速度指令値を、前記総合ねじり剛性出力手
    段を有する前記パラメータ決定部より出力される前記
    ールネジ駆動系の総合ねじり剛性(Kt)の逆数倍する
    増幅器と、両増幅器出力を加算する加算器と、当該加算
    器出力を、前記負荷側慣性モーメント出力手段を有する
    前記パラメータ決定部より出力される前記負荷側慣性モ
    ーメント(IL)倍する増幅器を持ち、当該増幅器出力
    として前記たわみ補償値が出力され、当該たわみ補償値
    から微分器を介して前記たわみ速度補償値が出力され、
    当該たわみ速度補償値から微分器とトルク指令変換定数
    (K1)倍する増幅器を介して前記たわみトルク補償値
    が出力される構成となっている事を特徴とする請求項1
    記載のボールネジ駆動系の位置制御装置。
  3. 【請求項3】 前記パラメータ決定部は、ボールネジ駆
    動系の総合たて剛性(Ks)を決定し出力するKs決定
    部と、ボールネジ駆動系の総合ねじり剛性(Kt)を決
    定し出力するKt決定部と、負荷側慣性モーメント(I
    L)を決定し出力するIL決定部から構成され、前記I
    L決定部は、等加速度期間抽出部から前記加速度指令値
    に従って発生する2値指令と、前記トルク指令値及びモ
    ータ速度を入力とし前記パラメータ決定部で決定された
    パラメータ(Kt及びIL)を使用した外乱オブザーバ
    から出力される外乱トルクと、前記加速度指令値とトル
    ク指令値から負荷側慣性モーメント(IL)を出力するI
    L演算部より構成される事を特徴とする請求項1又は2
    載のボールネジ駆動系の位置制御装置。
  4. 【請求項4】 制御対象の位置をモータ送り位置で代用
    して位置帰還とするセミクローズド位置制御装置におい
    て、前記たわみ補償指令部から出力される3つの補償値
    は、それぞれ、当該位置制御装置の位置指令値と速度指
    令値とトルク指令値に加算される事を特徴とする請求項
    1〜3のいずれか一つに記載のボールネジ駆動系の位置
    制御装置。
  5. 【請求項5】 制御対象の位置を直接的に検出する直接
    位置検出器を装備し、当該出力である制御対象位置より
    位置帰還を得るフルクローズド位置制御装置において、
    前記たわみ補償指令部から出力される、たわみ速度補償
    値と、たわみトルク補償値は、それぞれ、当該位置制御
    装置の速度指令値とトルク指令値に加算される事を特徴
    とする請求項1〜3のいずれか一つに記載のボールネジ
    駆動系の位置制御装置。
  6. 【請求項6】 制御対象の位置を直接的に検出する直接
    位置検出器を装備し、当該出力である制御対象位置とモ
    ータ送り位置の差を関数処理した結果とモータ送り位置
    を加算して位置帰還を得るフルクローズド位置制御装置
    において、前記たわみ補償値を前記制御対象位置とモー
    タ送り位置の差に加算する加算器を持ち、当該加算器出
    力に前記関数処理を行なう事を特徴とする請求項1〜3
    のいずれか一つに記載のボールネジ駆動系の位置制御装
    置。
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