JP5893103B1 - ボート型シェルタ、及びキャンピングカー - Google Patents

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Abstract

【課題】津波などの災害に遭った避難者を火災等の様々な危険から保護することができるとともに、避難者の生存を相応な期間に亘って確保することができるボート型シェルタを提供する。【解決手段】上部に開口部を有するボート状のシェルタ本体2と、少なくとも前記シェルタ本体の内部に避難者収容空間を形成するように前記開口部を覆う覆い部4と、逆浸透膜を有し、水を前記逆浸透膜に透過させることにより前記水から少なくとも塩分を除去する浄水装置と、前記覆い部に設けられ、周囲に放水するための水放出部6と、前記水放出部に放水用の水を送るポンプとを具備し、前記避難者収容空間に、座った姿勢で収容できる避難者の定員が多くとも8名であるような、比較的に小型のボート型シェルタである。【選択図】図1

Description

本発明は、津波などの災害時に避難者を護るためのボート型シェルタ、及びそのシェルタを含むキャンピングカーに関する。
従来より、津波などの災害時に避難者が溺れたり、水上の浮遊物に衝突して負傷したりするのを防ぐためのボート型のシェルタが提案されている(特許文献1〜3参照)。特許文献1〜3に係る提案は、浸水によりシェルタが沈むのを防止したり、シェルタが天地逆さまになったときなどにシェルタの姿勢を復帰させたりすることに関する改良を含んでいる。
また、ボート型のシェルタに関し、シェルタが沖合にまで流されてしまったときなどに、救助されるまでの避難者の生存を確保するために、数日分の水や食料をシェルタに備え付けておくことも提案されている(特許文献4参照)。
特開2014−69778号公報 特開2014−61737号公報 特開2013−67360号公報 特開2014−76793号公報
上述したとおり、従来より、ボート型のシェルタに関し、シェルタの沈没や転覆を防止することを目的とした提案と、災害の後に相応の期間に亘ってシェルタ内で避難者の生存を確保することを目的とした提案とがなされている。
ところが、津波の際には、水による被害は勿論のこと、火災による被害も多く発生する。そして、ボート型のシェルタにおいては、十分な浮力を得るために、木や樹脂などの軽量で引火しやすい材料が多く使用される。その結果、シェルタの周囲で火災が発生すると、容易にシェルタに引火してしまうことも考えられる。
また、相応の期間に亘って避難者の生存を確保することを目的とした提案に関し、数日分の水や食料をシェルタに備え付けておくことは、実際には不可能ではないかとの懸念がある。数日分の水ともなると、相当な重量と体積を有する。このため、小型のシェルタであれば、その貯蔵スペースをシェルタ内部に確保することは困難である。特許文献4にも、水や食料をシェルタに備蓄させるための具体的な方法については開示されていない。
さらに、相応の日数に亘ってシェルタ内の避難者の生存を確保するためには、最低限の水や食料をシェルタに備えさせるだけでは十分とはいえない。例えば特許文献1に示されたシェルタであれば、シェルタが沖合に流されてしまったときには、避難者は座ったままの姿勢を数日間に亘って保つことを余儀なくされることがありえる。また、特許文献4に記載されたシェルタにおいても、大部分の避難者は座ったままの姿勢を続けることが必要になる。座ったままの姿勢を長時間(例えば12時間以上)続けることによる弊害は、実際には避難者の命にかかわることがある。
長時間同じ姿勢を続けることにより静脈血栓塞栓症を発症することが懸念される。静脈血栓塞栓症は、「エコノミークラス症候群」としても知られており、発症すれば、動脈血中の酸素分圧が急激に低下し、呼吸困難を引き起こすことがある。また、静脈血栓塞栓症は特に高齢者に発症しやすいことが知られている。したがって、津波などの災害の際にシェルタ内に避難者が長時間閉じ込められる状況が有り得ることを考慮すると、シェルタ内部で避難者が比較的自由に姿勢を変えられる環境を整えることが重要であることが分かる。
さらに、ボート型シェルタについては、副次的ではあるが重要な問題として、一般家庭などにおけるシェルタの保管方法がある。そのようなシェルタは常時使用するものではないために、保管場所が次第に倉庫の奥などのすぐには取り出せないようなスペースになっていくことが懸念される。その結果、シェルタが緊急の用に立たなくなり、本来の機能を失ってしまうことも考えられる。
本発明は、上記したような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、第1に、津波などの災害に遭った避難者を火災等の様々な危険から保護することができるとともに、避難者の生存を相応な期間に亘って確保することができるボート型シェルタを提供することを目的としている。また、本発明は、第2に、ボート型シェルタの利用性を高めることができるキャンピングカーを提供することを目的としている。
請求項1に係る発明は、上部に開口部を有するボート状のシェルタ本体と、
少なくとも前記シェルタ本体の内部に避難者収容空間を形成するように前記開口部を覆う覆い部と、
逆浸透膜を有し、水を前記逆浸透膜に透過させることにより前記水から少なくとも塩分を除去する浄水装置と、
前記覆い部に設けられ、周囲に放水するための水放出部と、
前記水放出部に放水用の水を送るポンプとを具備し、前記避難者収容空間に、座った姿勢で収容できる避難者の定員が多くとも8名であるボート型シェルタに関する。なお、避難者収容空間については、例えば覆い部を立体的に形成することで、シェルタ本体の内部空間と開口部の上方の空間とを避難者収容空間にすることができる。
請求項2に係る発明は、前記シェルタ本体の内部に避難者が腰掛けるように水平に配置される腰掛用ボードと、
前記腰掛用ボードに腰掛けた避難者が前記シェルタ本体の内部で足を垂らすための足置きスペースと、
前記腰掛用ボードの下に配置され、前記足置きスペース側の側部に物の出し入れ口を有する収納部と、
前記出し入れ口を塞ぐ可動式の蓋板と、
前記蓋板が前記出し入れ口を塞いでいない状態で前記蓋板を前記足置きスペースの上方かつ前記腰掛用ボードと同じ高さで水平に支持する支持部とを具備し、
前記蓋板は、前記支持部により支持された状態で前記腰掛用ボードと協働してフラットな床面を形成することを特徴とする請求項1記載のボート型シェルタ。
なお、上記の「水平」という用語は、腰掛用ボードの姿勢を厳密な意味での水平に限定する趣旨ではない。上記「水平」は、避難者が腰掛けるのに好適な腰掛用ボードの姿勢を代表的に示す用語である。したがって、避難者が腰掛けることができる範囲内であれば、腰掛用ボードが水平面からある程度の角度傾いているような場合も本発明の射程範囲に入る。また、その場合の水平面はシェルタを静水に浮かせた状態で当該シェルタに対して決まる水平面である。
請求項3に係る発明は、前記支持部が前記腰掛用ボードを両端側で支持する一対の方形板材からなり、前記一対の方形板材が、前記蓋板を支持するときの第1姿勢と、前記出し入れ口を塞いでいるときの前記蓋板と平行な第2姿勢との間で揺動可能に前記出し入れ口の両側端部に設置されていることを特徴とする請求項1又は2記載のボート型シェルタ。
請求項4に係る発明は、前記収納部は、前記支持部により支持された前記蓋板、及び前記腰掛用ボードの少なくとも一方の上に置かれるシート状のクッションを収納可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のボート型シェルタ。
請求項5に係る発明は、前記シェルタ本体の内部に比重が水よりも小さい浮力発生物が配され、該浮力発生物が前記シェルタ本体の容積の50%以上を占めることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のボート型シェルタ。
請求項6に係る発明は、前記浮力発生物は、発泡スチロール、またはガスを内蔵する袋体であることを特徴とする請求項5記載のボート型シェルタ。
請求項7に係る発明は、前記浄水装置及び前記ポンプの少なくとも一方は手動式であることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のボート型シェルタ。
請求項8に係る発明は、前記覆い部の上面にソーラーパネルが設けられていることを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載のボート型シェルタ。
請求項9に係る発明は、請求項1乃至8いずれかに記載のボート型シェルタと、
前記ボート型シェルタが搭載された台車とを具備するキャンピングカー。
請求項1に係る発明によれば、浄水装置により例えば海水から飲用水を生成することができる。これにより、シェルタの内部に例えば数日分の分量の水を備蓄するためのスペースを確保することなしに、十分な分量の飲用水を避難者に供給することができる。したがって、相応の期間に亘って避難者の生存を確保することが容易になる。また、水の重量によりシェルタの浮力を犠牲にすることがなく、シェルタの沈没から避難者を保護することが容易になる。
また、水放出部によりシェルタの周囲に放水できるので、シェルタの周囲に火気があるときにシェルタを火災から保護することができる。したがって、シェルタの安全性を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、シェルタの床形状を、掘りごたつのように腰掛けることができる形状と、避難者が横たわることができるフラットな形状との間で自由に替えることができる。これにより、シェルタ内で避難者が取り得る姿勢の自由度を大きくすることができる。
また、避難者が横たわることができる床形状に容易に替えられるため、後で述べるキャンピングカー等にシェルタを容易に転用することができる。また、通常は利用されないシェルタ内部のスペースを有効利用して収納部を設けることができる。これにより、非常食や防寒具をシェルタに備えさせることも容易になる。
請求項3に係る発明によれば、収納部の蓋板を床材として使用するときに蓋板を水平に支持する支持部の保管場所を特に確保する必要がなく、容易にフラットな床面を形成することができる。
請求項4に係る発明によれば、快適に横たわることができる床を形成することが容易になる。
請求項5に係る発明によれば、シェルタ本体の内部に浸水しても、浮力発生物がシェルタ本体(船体)の容積の50%以上を占めることで、沈没を免れることが容易になる。
請求項6に係る発明によれば、発泡スチロール、または空気などのガスを内蔵する袋体などで浮力発生物を構成することで、簡易または安価に請求項5に係る発明による効果を得ることができる。
請求項7に係る発明によれば、電力が使用できない状況においても、飲用水を生成したり、避難者を火災から保護したり、消火活動を行ったりすることができる。
請求項8に係る発明によれば、ソーラーパネルの発電により携帯電話や懐中電灯を充電することができる。
請求項9に係る発明によれば、ボート型シェルタをキャンピングカーとして使用することで、ボート型シェルタの利用性を高めることができる。これにより、ボート型シェルタの使用頻度が高くなり、シェルタが緊急の場合に使用できないような状態で保管されるのを防止する効果も期待できる。したがって、ボート型シェルタの救命設備としての利用可能性(後述する)を高める効果も期待できる。
本発明の一実施形態に係るボート型シェルタの外観を示す斜視図である。 ボート型シェルタの(a)正面図、(b)上面図、及び(c)側面図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状が、避難者がシェルタ内部で座るのに好適な形状である基本状態を示す図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状を避難者がシェルタ内部で横たわるのに好適な形状に替える途中の状態(第1状態)を示す図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状を避難者がシェルタ内部で横たわるのに好適な形状に替える途中の状態(第2状態)を示す図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状を避難者がシェルタ内部で横たわるのに好適な形状に替える途中の状態(第3状態)を示す図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状を避難者がシェルタ内部で横たわるのに好適な形状に替える途中の状態(第4状態)を示す図である。 ボート型シェルタの床構造を示す斜視図であって、床形状を避難者がシェルタ内部で横たわるのに好適な形状に替えた状態を示す図である。 ボート型シェルタをキャンピングカーとして転用する場合に使用する台車の一例を示す斜視図である。 ボート型シェルタを図9の台車に搭載して構成されるキャンピングカーの正面図である。
以下、本発明に係るボート型シェルタ(以下、単にシェルタと称す)の好適な実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
図1、図2は本発明に係るシェルタの要部を示す図であって、図1は斜視図、図2は、正面図(a)、上面図(b)、及びA方向の側面図(c)である。
本発明に係るシェルタ1は、上部に開口部2aを有するボート状のシェルタ本体2と、少なくともシェルタ本体2の内部に避難者収容空間(以下、単に収容空間と称す)3を形成するように開口部2aを覆う覆い部4と、逆浸透膜を有し、水を逆浸透膜に透過させることにより水から少なくとも塩分を除去する浄水装置5と、覆い部4に設けられ、周囲に放水するための水放出部6と、水放出部6に放水用の水を送るポンプ7とを具備をしている。
シェルタ1は、収容空間3に、避難者を座った姿勢で無理なく収容できる定員が多くとも8名であるような小型のシェルタである。例えば、シェルタ1のシェルタ本体2の全長は4m以下、好ましくは3.5m以下、より好ましくは3m以下であり、全幅は3m以下、好ましくは2.5m以下、より好ましくは2m以下である。シェルタ1には、推進装置8を備えさせることができる。推進装置8は、発動機8aと、スクリュー8bとを有する。これにより、シェルタ1の移動を容易にすることができる。なお、図の簡略化のために、図1、図2(c)及び後述の図3〜図8には推進装置は示していない。
(シェルタ本体)
シェルタ本体2は、木製とすることができる。また、不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹脂、あるいは、エポキシ、ポリアミド、またはフェノール樹脂等からなる繊維強化プラスチック(FRP:Fiber Reinforced Plastics)からシェルタ本体2を形成することができる。また、シェルタ本体2の外側面の少なくとも一部を薄手のアルミニウム板やアルミニウム合金板等の金属板によりを覆うこともできる。
シェルタ本体2の底部2bは、喫水を小さくするために、平底に形成することが好ましい。これにより、津波などの災害時にもシェルタ1により比較的自由に水上を移動することができる。その結果、火災が発生しているような危険な場所から安全な場所に移動することが容易になる。また、シェルタ本体2の側部には、逃げ遅れた水上の避難者がシェルタに掴まることができるように綱2cが取り付けられている。
シェルタ本体2の内部には比重が水よりも小さい浮力発生物40(図2(c)参照)を配置することが好ましい。浮力発生物40は、シェルタ本体2(船体)の容積の50%以上を占めるように配置することが好ましい。これにより、シェルタ本体2の内部に浸水しても、シェルタ1が沈没するのを免れることができる。浮力発生物40は、発泡スチロール、または、空気、水素、及びヘリウムなどのガスを内蔵する袋体などから構成することができる。また、浮力発生物は、後で説明する収納部23などに設置することができる。
(覆い部)
覆い部4は、収容空間3に必要十分な高さを与えるように立体的に形成されている。覆い部4は、木やFRP等の樹脂から形成することができる。覆い部4の高さL1(図2(a)参照)は避難者がシェルタ内で座った姿勢を長時間に亘って無理なく保つことができる必要十分な高さに設定される。例えば高さL1は60cm以上、かつ1メートル以下であることが好ましい。これにより、シェルタ1の重心が高くなって、転覆の危険性が増大するのを防止することができる。このことに関連して、シェルタ1の全高L2は1.4〜2mであることが好ましい。
また、覆い部4の外形は、平らな天井を有する形状ではなく、蒲鉾状(特に図2(c)参照)の形状(シェルタ1の全長方向に垂直な面により覆い部を切断したときの断面形状が上側に突の円弧を描くような形状)にすることが好ましい。これにより、収容空間3の最大高さを大きくし、且つ覆い部4の上部の重量を小さくすることができる。したがって、避難者がシェルタ1内部で移動するときに、極端にかがんだ姿勢を保つ必要がなく、避難者の移動の自由度を大きくすることができる。また、シェルタ1の重心を低くすることができるために、転覆の危険性を最小限度にすることができる。さらに、例えシェルタ1が横波などで転覆しても、シェルタ1を通常の姿勢に復帰させるような復元力をシェルタ1に備えさせることができる。
このとき、覆い部4の天井の形状をシェルタ1の全長方向においても上側に突の円弧を描くような形状(図2(a)参照)にすることにより、より高い収容空間3の最大高さをより小さな覆い部4の重量で実現することができる。
ボート型シェルタが有すべき性能に関しては、海上における人命の安全のための国際条約(SOLAS条約:The International Convention for the Safety of Life at Sea)や、国際海事機関(IMO:International Maritime Organization)の国際救命設備コード(LSAコード:International Life-Saving Appliances Code)による基準がある。LSAコードは、救命設備の性能についての試験基準をMSC決議MSC.81(70)(救命設備の試験に関する勧告)として規定している。
なお、LSAコードは、元来、救命設備の基本性能を中心に規定してきた。しかし、近年、人的エラーの防止や操作の分かり易さが重視され、その観点からの性能要件がLSAコードに追加されている。すなわち、近年のLSAコードの性能評価における重要項目には、利用可能性:利用者が必要な時に救命設備を使用できるかどうか、搭載場所、数量、サイズが適当かどうか、船舶事故発生時においても利用できるかどうか、などがある。また、救命設備の信頼性:頑丈な構造、確実な作動、冗長性、安全率や、環境条件:波浪、風、船体運動、油、温度、湿度、日光等の海上で遭遇すると考えられる環境条件の中で保管された場合の耐環境性能も重視されている。
本発明のボート型シェルタの実施例については、大学機関において、上述の基準に準拠する検査を実施し、その結果、問題が無いことが確認されている。具体的には、船体基準寸法計測(Measurement of hull principle dimension)、浮力計測(Measurement of Buoyancy)、船体重量計測(Measurement of hull weight)、材料テスト(lifeboat maternal test)、過負荷テスト(lifeboat overload test)、衝撃・落下テスト(lifeboat impact and drop test)、座席強度テスト(lifeboat seating strength test)、乾舷・安定性テスト(lifeboat freeboard and stability test)、運転テスト(Operating test)、自動艇回復テスト(Self-right test)、及び水密テスト(Watertight test)などの各検査を実施している。
覆い部4の上部には、シェルタ1の周囲に放水するための水放出部6が設けられている。図示例の水放出部6は、管壁にシェルタ1の周囲(例えばシェルタ1の前方および側方)に向って開口する複数の水放出孔6aが適宜の間隔で設けられた中空パイプから形成されている。水放出部6は例えば手動式のポンプ7と図示しない配管により接続されている。
ポンプ7はシェルタ本体2の底部に開口する水取入れ口12から例えば海水を取り入れる。そして、ポンプ7は、水取入れ口12から取り入れた水を加圧して、上記配管を通して水放出部6に送る。ポンプ7により加圧された水を水放出部6に送ることで、水放出孔6aから適宜の勢いの水をシェルタ1の周囲に放出することができる。これにより、シェルタ1の周囲に火気がある場合に、それを消化することができ、避難者を火災から保護することができる。場合により、水害被害地の火災現場にシェルタ1で近接し、消火活動を行うこともできる。つまり、シェルタ1を消化艇として使用することもできる。
覆い部4の前部(図2(a)の右側の部分)は空気抵抗を小さくするように流線型に形成されている。また、覆い部4の前部には前方を確認するための窓4aを設けることができる。窓4aは強化硝子などの透明な部材により気密に塞ぐことができる。
覆い部4の後端部には垂直な壁部4bが形成されている。壁部4bには避難者が収容空間3に出入りするための出入り口3aを設けることができる。出入り口3aは扉4cにより開閉される。扉4cには覗き窓4dを設けることができる。覗き窓4dは強化硝子等により塞ぐことができる。また、覆い部4の側部にも必要に応じて1又は複数の覗き窓4eを設けることができる。覗き窓4eは強化硝子等により塞ぐことができる。なお、覆い部4の上面に、図1に示す如くソーラーパネルSを設けてもよく、携帯電話や懐中電灯の充電に好適である。
シェルタ本体2の開口部2aのうち、覆い部4の後端部の壁部4bよりも後ろ側の部分は、足場板13により覆われている。足場板13は、木や樹脂板、またはアルミニウム板、アルミニウム合金板等の金属板により形成することができる。
足場板13の下のシェルタ本体2の内部空間には浄水装置5及びポンプ7の設置スペースを設けることができる。これにより、シェルタ1の内部で通常は使用されないスペースを有効利用してシェルタ1に浄水装置5、及び放水用のポンプ7を設置することができる。
浄水装置5及びポンプ7のための水取入れ口12は、浄水装置5及びポンプ7の設置位置に近い、シェルタ本体2の後端部寄りの底部に設けることが好ましい。そして、水取入れ口12は、シェルタ本体2の後端部の底部に設けた凹部14に開口させることが好ましい。これにより、水取入れ口12に図示しないフィルタなどを装着した場合にも、そのフィルタが底部から突出することがなく、フィルタが外部の物に衝突して破損するのを防止することができる。これにより、浄水装置5やポンプ7に取り込まれる水に異物が混入するのを防止することができ、水放出部6の目詰まりなどを防止することができる。
(浄水装置)
浄水装置5は、水取入れ口12から取り入れた海水から塩分を除去して飲用水を生成するために使用される。浄水装置5には、逆浸透膜(Reverse Osmosis Membrane)を有するものが使用される。逆浸透膜は濾過膜の一種である。逆浸透膜を有する浄水装置5は、原理的にはイオンや塩類などの不純物を含む水を、浸透圧以上の圧力をかけて逆浸透膜に透過させることで、そのような不純物を濾し取るものである。これにより、海水から飲用水を生成することができる。また、逆浸透膜が有する微細な孔の径は、通常、現在知られている最小のウイルスよりも十分に小さい。これにより、水から病原菌やウイルスを除去することもできる。
逆浸透膜を有する浄水装置5においては、水から不純物を濾し取るために比較的に高い圧力(例えば数十気圧)で水を加圧する必要がある。そして、電力の得られない環境での使用も考えられるので、浄水装置5は、手動式の加圧ポンプを有することが好ましい。
(シェルタの床構造)
図3〜図8の例では、シェルタ本体2の内部に、収容空間3で避難者が向かい合わせで腰掛けることができるように、本体の幅方向の両側に水平な腰掛用ボード21が平行に配置されている。腰掛用ボード21の上にはシート状のクッション22が置かれている。腰掛用ボード21は複数(図2の例では3人)の避難者が並んで腰掛けることができる長さを有している。シェルタ1の定員は最大で8名であるので、腰掛用ボード21の長さは最大でも4人が並んで腰掛けるのに必要十分な長さである。
2つの腰掛用ボード21は例えば50〜70cm隔てて置かれており、その間には、腰掛用ボード21に腰掛けた避難者がシェルタ本体2の内部で足を垂らすための足置きスペース24が配置されている。そして、腰掛用ボード21の下には、収納部23が設けられている。収納部23は、2つの腰掛用ボード21の下にそれぞれ設けられる。収納部23にはシート状の予備のクッション29(図8参照)や防寒具を収納することができる。足置きスペース24の下部の足置き床41(図2(a)参照)は、スペーサ42により支えられている。
それぞれの収納部23は、物を出し入れするための出し入れ口23aを足置きスペース24側の側部にそれぞれ有している(図4、図5参照)。図3に示すように、出し入れ口23aは、通常時には、可動式の蓋板25により塞がれている。例えば蓋板25の上端部を腰掛用ボード21の足置きスペース24側の端部に蝶番等により取り付けることで、出し入れ口23aを容易に開閉することができる。これにより、図4に示すように、出し入れ口23aが開口している状態を保つことが容易になり、収納部23への物の出し入れが容易になる。なお、蓋板25の厚みは腰掛用ボード21の厚みと同じにすることが好ましい。
出し入れ口23aの両側端部には、一対の方形板材26が蝶番等により水平方向に揺動可能に取り付けられている。蓋板25が出し入れ口23aを塞いでいる状態で、一対の方形板材26は蓋板25よりも収納部23の内部側に位置しており、蓋板25により覆われている。
蓋板25を、出し入れ口23aを開口させるように上に移動させると(図4参照)、一対の方形板材26を水平方向に回動させることが可能になる。この状態で、出し入れ口23aの開口面と垂直な姿勢(第1姿勢の一例)になるように、一対の方形板材26を足置きスペース24の方に回動させる(図5参照)。これにより、出し入れ口23aが大きく開口し、収納部23への物の出し入れが容易になる。
物の出し入れが終了すると、一対の方形板材26を、例えば出し入れ口23aを塞いでいるときの蓋板25と平行な姿勢(第2姿勢)に戻し、その上から出し入れ口23aを蓋板25により塞ぐ。
ここで、一対の方形板材26は、上記第1姿勢(図5参照)で、上端面の高さが腰掛用ボード21の下面の高さと同じ高さになるように出し入れ口23aの側端部に取り付けることができる。このとき、方形板材26の下端面は足置き床41に当たるようにする。この状態で、一対の方形板材26により蓋板25を両端側で支持させるように、蓋板25を一対の方形板材26の上に置く(図6参照)。これにより、蓋板25が足置きスペース24の上方かつ腰掛用ボード21と同じ高さで水平に支持される。蓋板25の幅を適宜の幅に設定することで足置きスペース24の上を2つの蓋板25により全て覆うことができる。これにより、2つの腰掛用ボード21と、2つの蓋板25とでフラットな床面を形成することができる。
2つの腰掛用ボード21と、2つの蓋板25とで覆われていない部分は例えば方形の補助板27により覆うことができる。図示例では、シェルタ1の内部で前側に配置される方形板材26の上端部に、前側に突出するように突出部28を取り付けている(図5参照)。その突出部28の上に補助板27の一方の端部を置き、補助板27の他方の端部をシェルタ本体2の底部上面により支えている。これにより、隙間の無い床面を形成することができる(図7参照)。そして、2つの蓋板25及び補助板27の上面を覆うようにシート状の予備のクッション29を配置することで、全てがクッションにより覆われた床面をシェルタ内部に形成することができる(図8参照)。
以上の構成により、シェルタ1の床形状を、掘りごたつのように腰掛けることができる形状と、避難者が横たわることができるフラットな形状との間で自由に替えることができる。これにより、シェルタ1を、後で述べるように、キャンピングカーに転用したときに、シェルタ1の内部で睡眠をとることもできる。したがって、通常のテントよりも堅固であるシェルタ1の内部で眠ることができ、アウトドア・アクティビティの安全性を高めることも期待できる。
また、シェルタ1を本来の用途で使用するときにも、必要に応じてシェルタ1の床形状を、座るのに適した形状と、容易に横たわることができる形状との間で自由に替えることができる。これにより、津波等の災害の際に避難者の姿勢の自由度を大きくすることができる。
(キャンピングカー)
シェルタ1を自動車により牽引可能な台車に搭載することで、シェルタ1をキャンピングカーとして使用することができる。シェルタ本体2は底が平らであるために、容易に台車に搭載することができる。
図9に本発明のシェルタを搭載可能な台車の一例を示す。図10に、台車にシェルタを搭載することで構成されるキャンピングカーを示す。
台車31は、自動車(不図示である)の後部に台車31を連結する連結部32と、台車31の左右に設けられた一対のタイヤ33と、シェルタ1を載せる台34とを備えている。台34の両側部には、台34に載せたシェルタ1を固定するためのロープや鎖を繋ぐ突起34aが配されている。
平常時にはシェルタ1を台車31に乗せたままの状態で保存し、随時、キャンピングカー35として使用する。これにより、シェルタ1の利用性を高めることができる。一方、緊急時にはシェルタ1と台車31の結合を解除することで、シェルタ1を救命設備として使用することができる。
以上により、シェルタ1の救命設備としての利用可能性を高める効果も期待できる。
本発明に係るボート型シェルタは、避難者を水による被害だけではなく、火災等の様々な危険から保護することができる。したがって、津波等の災害の際に好適に使用される。
1 ボート型シェルタ
2 シェルタ本体
3 避難者収容空間
4 覆い部
5 浄水装置
6 水放出部
7 ポンプ
8 推進装置
9 車輪
10 車輪取付部
21 腰掛用ボード
22,29 クッション
23 収容部
24 足置きスペース
25 蓋板
26 方形板材(支持部)
31 台車
35 キャンピングカー

Claims (8)

  1. 上部に開口部を有するボート状のシェルタ本体と、
    少なくとも前記シェルタ本体の内部に避難者収容空間を形成するように前記開口部を覆う覆い部と、
    逆浸透膜を有し、水を前記逆浸透膜に透過させることにより前記水から少なくとも塩分を除去する浄水装置と、
    前記覆い部に設けられ、周囲に放水するための水放出部と、
    前記水放出部に放水用の水を送るポンプとを具備し、前記避難者収容空間に、座った姿勢で収容できる避難者の定員が多くとも8名であり、
    前記シェルタ本体の内部に避難者が腰掛けるように水平に配置される腰掛用ボードと、
    前記腰掛用ボードに腰掛けた避難者が前記シェルタ本体の内部で足を垂らすための足置きスペースと、
    前記腰掛用ボードの下に配置され、前記足置きスペース側の側部に物の出し入れ口を有する収納部と、
    前記出し入れ口を塞ぐ可動式の蓋板と、
    前記蓋板が前記出し入れ口を塞いでいない状態で前記蓋板を前記足置きスペースの上方かつ前記腰掛用ボードと同じ高さで水平に支持する支持部とを具備し、
    前記蓋板は、前記支持部により支持された状態で前記腰掛用ボードと協働してフラットな床面を形成することを特徴とするボート型シェルタ。
  2. 前記支持部が前記腰掛用ボードを両端側で支持する一対の方形板材からなり、前記一対の方形板材が、前記蓋板を支持するときの第1姿勢と、前記出し入れ口を塞いでいるときの前記蓋板と平行な第2姿勢との間で揺動可能に前記出し入れ口の両側端部に設置されていることを特徴とする請求項記載のボート型シェルタ。
  3. 前記収納部は、前記支持部により支持された前記蓋板、及び前記腰掛用ボードの少なくとも一方の上に置かれるシート状のクッションを収納可能に構成されていることを特徴とする請求項1または2いずれかに記載のボート型シェルタ。
  4. 前記シェルタ本体の内部に比重が水よりも小さい浮力発生物が配され、該浮力発生物が前記シェルタ本体の容積の50%以上を占めることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のボート型シェルタ。
  5. 前記浮力発生物は、発泡スチロール、またはガスを内蔵する袋体である請求項記載のボート型シェルタ。
  6. 前記浄水装置及び前記ポンプの少なくとも一方は手動式であることを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載のボート型シェルタ。
  7. 前記覆い部の上面にソーラーパネルが設けられていることを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載のボート型シェルタ。
  8. 請求項1乃至7いずれかに記載のボート型シェルタと、
    前記ボート型シェルタが搭載された台車とを具備するキャンピングカー。
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