JP5886727B2 - 電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電気コネクタに関する。
燃料電池の積層されたセルの各々に導通をとるのに電気コネクタ(以下、コネクタ)が用いられている(特許文献1)。
特許文献1のコネクタは、ハウジングの側方に側方嵌合間口を備えており、その側方嵌合間口に、燃料電池のコーナー部に形成された凸部が嵌合されると、ハウジング内の複数のコンタクトの各々に、燃料電池の板状のセルが1枚ずつ差し込まれる。狭い間隔で並ぶセルに対して、コンタクトは、セルの並ぶ方向に平行に形成される2列以上の各列に交互に、列方向の位置をずらして千鳥状に配置されている。
特願2012−051391号
特許文献1ではコンタクトを個別に収容するキャビティが、コンタクトと同様に千鳥状に配置されており、コンタクトの奥行き方向に起立してコンタクトを両側から保持するキャビティ区画部材同士の間には間隙が存在する。したがって、コネクタ前端に接触して少し曲がったセルが、その間隙を通じて、対応するコンタクトの隣の列のコンタクトに差し込まれるおそれがある。
そこで、本発明は、並べられる板の各々に導通されるコンタクトを備えるコネクタの誤嵌合を防止することを目的とする。
本発明の電気コネクタは、ハウジングと、ハウジングに、2列以上の各列に交互に、列方向の位置をずらして配置される複数のコンタクトと、ハウジングに一体に形成され、嵌合方向におけるハウジングの前端の位置から後側に向けて延在するロックアームと、を備えハウジングには、列方向に交差する方向に沿って、少なくとも、隣り合う列の一方の列のコンタクトと他方の列のコンタクトとの間に隔壁が形成され、ロックアームの前端部は、隣り合う隔壁の間に位置する空間の延長上に、嵌合方向の前方に向けて開放されたスリットを有する形態とされていることを特徴とする。
本発明によれば、一のコンタクトに対応する一の嵌合対象が、その対応するコンタクトの列とは隣の列のコンタクトに向かうのが隔壁により阻まれるので、誤嵌合を防止できる。
また、ロックアームの前端部を嵌合対象の端面よりも前方に位置させることができるので、コネクタを小型に維持しつつ、ロックアームの応力分散とロックの係り代の確保に必要なロックアームの長さを確保できる。これにより、信頼性を向上しながら、コネクタの小型化によってコストを抑えることができる。
本発明によれば、平板状の部材が並列に配置される構造に嵌合されるコネクタの誤嵌合を防止することができる。
本発明の実施形態に係るコネクタが燃料電池に嵌合された状態を示す斜視図である。 図1の要部拡大図であり、燃料電池のコーナー部およびコネクタを示す。 コネクタの斜視図である。 コンタクトの斜視図である。 ハウジングの前端を示す平面図である。 コンタクトおよび仕切壁を模式的に示す平面図である。 図6との比較例を示す図である。 コネクタを燃料電池に嵌合する手順を示す側面図である。 本発明の変形例を示す模式図である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
図1に示される燃料電池1は、所定ピッチで多数が積層される平板状のセル10を備え、略直方体状に形成されている。
各セル10の発電電圧に基づいて、燃料ガスや酸化剤ガスの供給量を制御したり、不良セルの発見等の検査を行うために、燃料電池1は、複数のセル10に一挙に導通をとる電気コネクタ(以下、コネクタ)2を介して制御装置や検査装置に接続される。このコネクタ2は、燃料電池1のコーナー部10Cに嵌合される。燃料電池1のセル10の積層方向Xには、複数のコネクタ2が並んでいる。
セル10は、電解質膜と、電解質膜の一方の面側に設けられるアノードと、電解質膜の他方の面側に設けられるカソードとを備え、平面略矩形状に形成されている。なお、電解質膜、アノードおよびカソードの図示は省略している。さらに、セル10はアノードおよびカソードを挟む一対のセパレータ11を備えている。
上記のように、セル10は、電解質膜、アノード、カソードおよび一対のセパレータ11を構成の単位とするが、隣接して配置されるセル10は、セパレータ11を共用する。
セル10の発電量を大きくとるため、セル10には大面積かつ連続した領域が与えられている。
コネクタ2が接続されるコーナー部10Cは、平面矩形の仮想セル領域(図8(B)の二点鎖線)に対して、燃料電池1の幅方向(図8の左右方向)および高さ方向(図8の上下方向)にオフセットされている。
セパレータ11は、アノードに水素ガス等の燃料ガスを供給する通路と、カソードに酸素ガス等の酸化剤ガスを供給する通路とを有している。このセパレータ11は、隣り合うセル10を隔てている。セパレータ11は、コーナー部10Cに形成されたセル10のL字状の切欠10L内に延在しており(ここでいうセル10は、電解質膜、アノードおよびカソードの意味)、この延在部分がセル電極11Aとされている。
コーナー部10Cは、コネクタ2のハウジング20を保持する保持部13と、保持部13に対して燃料電池1の幅方向の中央側に隣接する嵌合凸部15とを有している。
保持部13は、セル電極11Aにより形成されており、燃料電池1の上面U1に対してオフセットされている。上面U1から保持部13までのオフセット量は、コネクタ2の高さを考慮して設定されている。
嵌合凸部15は、保持部13よりも高さ方向に突出している。その上面U2は保持部13よりも高いが、燃料電池1の上面U1に対してオフセットされている。上面U1から上面U2までのオフセット量は、コネクタ2の連結梁43の高さを考慮して設定されている。
嵌合凸部15を形成するために、嵌合凸部15に隣接して係合溝14が形成されている。係合溝14は、上面U1から所定の深さで設けられている。この深さは、係合溝14に挿入されるコネクタ2の係合壁41の高さを考慮して設定されている。
係合溝14の燃料電池1幅方向の中央側は、上面U1に対して一段低められている。
また、嵌合凸部15には,保持部13側の側面から係合溝14側に向けて窪むロック溝15Aが形成されている。
保持部13、係合溝14、嵌合凸部15、およびロック溝15Aは、いずれもセル10の積層方向Xに連続して形成されており、各セル10は、その全てが同一の形状とされている。保持部13、係合溝14、嵌合凸部15、およびロック溝15Aが形成されることにより、コーナー部10Cにおいて、セル10はコネクタ2の形状に倣って切り取られた形状とされている。
次に、コネクタ2は、図3に示すように、セル電極11Aにそれぞれ電気的に導通される複数のコンタクト12(図4)を保持するハウジング20と、ハウジング20の側方に位置する側方嵌合間口Sとを備えている。側方嵌合間口Sは、ハウジング20に一体に形成されるU字状の嵌合アーム40により区画されている。コンタクト12に接続された電線19は、外部の回路基板に接続される。
なお、コネクタ2において燃料電池1に嵌合される側を前端側、それとは逆側(電線19が引き出される側)を後端側と定義して、以下説明する。
コンタクト12は、図4に示すように、電線19を接続するための電線取付部121と、燃料電池1のセル電極11Aに電気的に接続される導通部122とを含んで構成される。
導通部122は、互いに対向する一対の短冊状の接触部122A,122Bにより構成される。接触部122A,122Bの前端側は、互いに離れる向きに拡開しているので、接触部122A,122B間にセル電極11Aが誘い込まれて挟持される。
ハウジング20は、図3に示すように、複数のコンタクト12を保持するブロック状のハウジング本体22と、ハウジング本体22の側方に一体に形成され、燃料電池1に係止されるロック部材30とを備えている。
ハウジング本体22に形成されるキャビティ21内に個々に収容されるコンタクト12は、セル10の積層方向Xに沿った2列に交互に、列方向(積層方向X)の位置をずらして配置されている。これにより、狭いピッチで配置されるセル電極11Aに導通されるコンタクト12同士が干渉するのを回避している。
ハウジング本体22の詳細な構造については後述する。
ロック部材30は、ハウジング本体22の側面部に支持されるロックアーム31と、ロックアーム31に形成されるロック突起32と、ロックアーム31の後端側に連なるロック解除ノブ33とを有している。
ロックアーム31は、ハウジング本体22の側面部にほぼ沿って略板状に形成され、その板厚よりも厚い根本部31Aがハウジング本体22の前端近傍の側面部に連続している。根本部31Aの前端31Fは、コンタクト12の前端の位置とほぼ同じく、ハウジング20の最前端に位置している。その根本部31Aを含むロックアーム31の前端部311は、前端部311を積層方向Xに分けるように複数のスリット311Aが等間隔で平行に形成された櫛歯状の形態とされている。スリット311Aの各々に、セル電極11Aが収容される。
ロックアーム31の前端と後端との間に位置するロック突起32は、ロックアーム31と同様の幅で、ロックアーム31の側方嵌合間口Sに臨む面に突設されている。ロック突起32には、前端側に位置する斜面321と、その頂部321Aから反対側に下り、ロックアーム31の面よりは一段高い段部322とが形成されている。
ロック解除ノブ33は、ロックアーム31の後端に対して屈曲して形成されている。
嵌合アーム40は、ハウジング20の後端側から側方に向けて延設される連結梁43と、連結梁43の先端から前端に向けて屈曲する係合壁41と、ハウジング本体22に一体に設けられて、係合壁41に対向する板状の支柱42とを備えている。
一対の支柱42は、ロックアーム31を間に挟んで、ハウジング本体22の横方向(積層方向X)の両側面部に一体に形成されている。各支柱42は、ロックアーム31の前端部311に対向する位置からロック解除ノブ33に対向する位置まで延びている。支柱42の前端42Fもハウジング20の最前端に位置している。
係合壁41は、ハウジング本体22の横方向の寸法と同様の幅の板状に形成されている。
一対の連結梁43は、支柱42の後端側に連なっている。それら連結梁43,43の間には、ロック解除ノブ33が配置されている。
本実施形態では、コネクタ2の嵌合アーム40の内側にロックアーム31およびロック突起32が配置されているので、電線19や、配線作業用の治具等がロックアーム31およびロック突起32に接触したり引っ掛かったりし難い。これにより、ロックアーム31およびロック突起32が変形や破損から保護される。
さらに、ロック解除ノブ33を間に挟むように嵌合アーム40の連結梁43,43が設けられているので、ロック解除ノブ33も外力による変形や破損から保護される。
次に、図5および図6を参照し、コンタクト12およびその周辺の構造について説明する。
コンタクト12は、上述のように2列に千鳥状に配置されている。コンタクト12の一対の導通部122をなす接触部122A,122Bは、列方向(方向X)に対向している。コンタクト12がなす2列をA列、B列とすると、A列の任意の一のコンタクト12Aと、そのコンタクト12Aに隣り合うB列の2つのコンタクト12B1,12B2の間の位置Pとを結ぶ縦方向Yに沿って、接触部122A,122Bの間が開放されている。ハウジング本体22には、接触部122A,122Bの間を通る差込口INが縦方向Yに沿って形成されており、差込口INにセル電極11Aが挿入される。差込口INは、ハウジング本体22の縦方向Y両側ではスリット221として表れている(図3)。
ハウジング本体22の前端には、差込口INの幅に相当する間隔をおいてコンタクト12の奥行き方向に起立し、キャビティ21の前端側を形成する一対の部分壁210A,210Bが形成されている。なお、部分壁210A,210Bは、図6ではコンタクト12に重なり、現れていないので、その位置を矢印で示す。それらの部分壁210A,210Bの間にコンタクト12が保持されている。部分壁210A,210Bの前端は、接触部122A,122Bの前端に対向している。
A列の任意の一のコンタクト12Aの接触部122Aを保持する部分壁210Aと、そのコンタクト12Aに隣り合うB列のコンタクト12B1の接触部122Bを保持する部分壁210Bとは、略同一直線上に位置している。同様に、A列のコンタクト12Aの接触部122Bを保持する部分壁210Bと、そのコンタクト12Aに隣り合うB列のコンタクト12B2の接触部122Aを保持する部分壁210Aとは、略同一直線上に位置している。
上記の如く、A列のキャビティ21と、B列のキャビティ21が、列方向に繰り返し配置されている。
A列とB列に同数のキャビティ21が配置されており、キャビティ21が配置される平面領域Rは、ハウジング本体22の列方向の一端側ではA列側がB列側よりも突出し、他端側ではB列側A列側よりもが突出する形状となる。ハウジング本体22は、平面領域Rの形状に対応する形状とされていて、ハウジング本体22の一方の側面部がA列側で突出する段差状とされ、他方の側面部がB列側で突出する段差状とされている。それらの段差を互い違いに組み合わせることにより、全セル10に対して複数のコネクタ2でコンタクトする。
ハウジング本体22には、A列およびB列の方向に直交する縦方向Yに沿って、複数の隔壁23が互いに平行に形成されている。隔壁23は、部分壁210A,210Bと同様にコンタクト12の奥行き方向に、部分壁210A,210Bと同じ高さまで起立している。
隔壁23により、A列のコンタクト12Aの部分壁210Aと、B列のコンタクト12B1の部分壁210Bとが連結されている。それらの部分壁210A,210Bと隔壁23とは一体に形成されている。同様に、A列のコンタクト12Aの部分壁210Bと、B列のコンタクト12B2の部分壁210Aとが連結されている。それらの部分壁210A,210Bと隔壁23とは一体に形成されている。このように隔壁23を介して部分壁210A,210Bが一体化されると、単独の部分壁210A,210Bと比べて剛性が向上する。
隣り合う隔壁23と隔壁23の間には、コンタクト12に臨むコンタクト空間24が形成されている。コンタクト空間24は、差込口INを構成する。
仮に、上記の隔壁23が形成されていないとすると、図7に示すように、A列のコンタクト12と、B列のコンタクト12との間には間隙Gがあく。
したがって、嵌合時に少し撓んだセル電極11A(図7に二点鎖線で図示)が、間隙Gを通じて、正規嵌合対象であるコンタクト12の隣の列のコンタクト12の差込口INに挿入されるおそれがある。
しかし、本実施形態では、間隙Gの位置に形成されている隔壁23により、セル電極11Aの姿勢が縦方向Yに矯正されるので、セル電極11Aは正規のコンタクト12に嵌合する。
上記のように、隔壁23は、A列とB列の互いに近接するコンタクト12を隔て、セル電極11Aが隣列のコンタクトに誤って嵌合されるのを阻止する。そのためには、隔壁23は、A列とB列の間で、セル電極11Aの侵入を阻止するのに足りる長さで形成されていれば足り、部分壁210A,210Bと隔壁23との間に隙間があいていてもよい。
本実施形態の隔壁23は、A列、B列の間のみならず、コンタクト12が配置される平面領域Rの縦方向Yの一端部から他端部までの全体に亘り形成されている。
さらに、ハウジング本体22の列方向の両端側に位置する隔壁23(23S)が、嵌合アーム40の支柱42の前端42Fまで延びて支柱42と一体に形成されるとともに、中央部に位置する隔壁23(23M)が、ロックアーム31の櫛歯状の前端31Fにまで延びてロックアーム31と一体に形成されている。隔壁23Sと隔壁23Mの間の隔壁23は、ハウジング本体22から、嵌合アーム40の係合壁41(図3)側に向けて少し突出している。
上記の支柱42の前端42F、およびロックアーム31の前端31Fは、隔壁23の延長上に位置し、隔壁23と共に、嵌合時にセル電極11Aの姿勢を矯正する。
ロックアーム31のスリット311Aは、コンタクト空間24の延長上に位置しており、隔壁23の延長上には、ロックアーム31の前端部311の肉部311Bが位置している。
前端部311は、肉部311Bによってハウジング本体22に支持され、スリット311Aによってセル電極11Aを収容する。
もし、スリット311Aが形成されていないとすると、ロックアーム31の前端は、セル電極11Aへの干渉を避けるため、セル電極11Aの上端よりも上方(コネクタ2の後端側)に配置せざるを得ない。それによってロックアーム31の長さが短くなると、ロックアーム31の撓み量が小さくなり、ロックが不十分となるおそれがあるので、ロックアーム31をスリット311Aの長さだけ後方に延長すると、コネクタ2の背が高くなってしまう。
これに対して、本実施形態では、ロックアーム31の前端部311にセル電極11Aが収容されるスリット311Aが形成されていることで、ロックアーム31の前端をより前方に配置できる。これにより、ロックアーム31を後方に延長しなくても、同じ撓み量を得るのに必要なロックアーム31の長さを確保できる。
コネクタ2を燃料電池1に嵌合するときは、図8(A)に示すように、燃料電池1のコーナー部10Cに、図の上方からコネクタ2を接近させる。このとき、支柱42の前端およびロック部材30の前端を位置の目安として、側方嵌合間口Sに嵌合凸部15が合うように、コネクタ2を燃料電池1に対して位置決めをした上で、コネクタ2を燃料電池1に向けて押し込む。
このとき、支柱42の前端42F、ロックアーム31の前端31F、および隔壁23がセル電極11Aのガイドとなり、セル電極11Aの姿勢が積層方向Xと直交する縦方向Yに矯正されるので、セル電極11Aは、正規嵌合のコンタクト12の差込口INに対してまっすぐ差し込まれる。
そして、図8(B)に示すように、嵌合アーム40の内側の側方嵌合間口Sの奥まで嵌合凸部15が嵌合されると、嵌合アーム40の係合壁41が燃料電池1の係合溝14に挿入される。
上記の過程で、ロック突起32の斜面321が嵌合凸部15に接触して押されることでロックアーム31が図8(A)における反時計回りに撓む。そして、コネクタ2をさらに押し下げ、ロック突起32がロック溝15Aに嵌まるときにロックアーム31の撓みが復元する。ロック突起32の段部322が嵌合凸部15の側面に突き当てられるので、コネクタ2のがたつきを抑えられる。
コネクタ2と燃料電池1との嵌合を解除する際には、ロック解除ノブ33を図8(B)の時計回りに押圧すると、ロック突起32がロック溝15Aから抜け出るので、コネクタ2を燃料電池1の上方に取り外すことができる。
本実施形態によれば、複数のセル10が配列された燃料電池1にコネクタを嵌合するにあたり、セル10の積層方向Xとは直交する縦方向Yに沿った隔壁23で隣り合う列のコンタクト12を隔てているので、セル10の各々のセル電極11Aと各コンタクト12とを1対1で確実に対応させて誤嵌合を防止することができる。
それに加えて、隔壁23を介してキャビティ21をなす部分壁210A,210Bが連結されるので、強度を向上させることができる。
その上、ロックアーム31の前端部311にセル電極11Aが収容されるスリット311Aが形成されており、ロックアーム31の前端部311をセル電極11Aの上端よりも下方に位置させることができるので、コネクタ2を小型に維持しつつ、ロックアーム31の応力分散とロックの係り代の確保に必要なロックアーム31の長さを確保できる。これにより、信頼性を向上しながら、コネクタ2の小型化によってコストを抑えることができる。
本発明において、コンタクト12の列数は問わない。例えば図9に示すように、A列、B列、C列の3列に亘り、コンタクト12が千鳥状に配置された構成にも本発明を適用できる。
本発明のコネクタは、燃料電池以外にも、バスバーや、平板状の部材が並列に配置される構造に広く適用することができる。
本発明のコネクタは、ハウジングの側方に嵌合間口を形成するための嵌合アーム40を備えるものには限らず、嵌合相手に形成された嵌合間口に嵌合されるものであってもよい。
以上で述べた以外にも、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施の形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
1 燃料電池
2 コネクタ
10 セル
10C コーナー部
10L 切欠
11 セパレータ
11A セル電極
12 コンタクト
13 保持部
14 係合溝
15 嵌合凸部
15A ロック溝
19 電線
20 ハウジング
21 キャビティ
22 ハウジング本体
23 隔壁
24 コンタクト空間
30 ロック部材
31 ロックアーム
31A 根本部
31F 前端
32 ロック突起
33 ロック解除ノブ
40 嵌合アーム
41 係合壁
42 支柱
42F 前端
43 連結梁
121 電線取付部
122 導通部
122A,122B 接触部
210A,210B 部分壁
311 前端部
311A スリット
311B 肉部
G 間隙
IN 差込口
R 平面領域
S 側方嵌合間口
X 積層方向
Y 縦方向

Claims (1)

  1. ハウジングと、
    前記ハウジングに、2列以上の各列に交互に、列方向の位置をずらして配置される複数のコンタクトと
    前記ハウジングに一体に形成され、嵌合方向における前記ハウジングの前端の位置から後側に向けて延在するロックアームと、を備え、
    前記ハウジングには、列方向に交差する方向に沿って、少なくとも、隣り合う列の一方の列の前記コンタクトと他方の列の前記コンタクトとの間に隔壁が形成され
    前記ロックアームの前端部は、隣り合う前記隔壁の間に位置する空間の延長上に、前記嵌合方向の前方に向けて開放されたスリットを有する形態とされている、
    ことを特徴とする電気コネクタ。
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