JP2015035323A - バスバモジュール - Google Patents

バスバモジュール Download PDF

Info

Publication number
JP2015035323A
JP2015035323A JP2013165421A JP2013165421A JP2015035323A JP 2015035323 A JP2015035323 A JP 2015035323A JP 2013165421 A JP2013165421 A JP 2013165421A JP 2013165421 A JP2013165421 A JP 2013165421A JP 2015035323 A JP2015035323 A JP 2015035323A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus bar
case
electric wire
wire
wire connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013165421A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6317898B2 (ja
Inventor
池田 智洋
Tomohiro Ikeda
智洋 池田
和明 甲斐
Kazuaki Kai
和明 甲斐
知愛 井上
Tomochika Inoue
知愛 井上
尚憲 熊谷
Shoken Kumagai
尚憲 熊谷
土屋 豪範
Takenori Tsuchiya
豪範 土屋
浩一 長峰
Koichi Nagamine
浩一 長峰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp, Yazaki Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2013165421A priority Critical patent/JP6317898B2/ja
Publication of JP2015035323A publication Critical patent/JP2015035323A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6317898B2 publication Critical patent/JP6317898B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)

Abstract

【課題】結露等によって生じた液と電線の導体との接触を抑制するバスバモジュールを提供する。
【解決手段】バスバモジュールは、複数の電池の隣り合う正極と負極を接続してこれらの電池を直列に接続する複数のバスバと、これらのバスバとそれぞれ重ねられる複数の端子17と、これらの端子にそれぞれ接続される複数の電線18と、複数のバスバと複数の端子と複数の電線とを収容する樹脂製のケースを備える。端子は、バスバと重ねられるバスバ接触部29と、電線の導体と電気的に接続される電線接続部30を備え、ケースは、電線接続部の一部を当接支持する支持部45が形成され、この支持部を除いて電線接続部との間に空間51が形成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、バスバモジュールに係り、特に、バスバモジュールに収容される電線の防水性を向上させる技術に関する。
たとえば、特許文献1には、複数の電池を重ね合わせて直列に接続した電池集合体を電気自動車やハイブリッドカーなどの電源として用いる技術が開示されている。この種の電池集合体には、図7に示すように、隣り合う電池(図示せず)の正極と負極を接続する複数のバスバ101と、各バスバ101とそれぞれ重ねられる複数の電圧検出用端子103と、各電圧検出用端子103とそれぞれ接続される複数の電線105を、それぞれ樹脂製のケース107に収容して構成されるバスバモジュール109が取り付けられている。
ケース107は、各バスバ101とこれに重なる電圧検出用端子103をそれぞれ収容する複数の収容室111と、各電圧検出用端子103の圧着部(図示せず)とこの圧着部に圧着された電線105を収容する複数の電線収容室113と、電線収容室113から抜き出された複数の電線105を配索する電線配索路115が設けられている。
収容室111は、ケース107の底板から筒状に立ち上がる囲い壁117の内側に形成され、各バスバ101とこれに重なる電圧検出用端子103は、囲い壁117の内側に嵌め込まれて保持される。また、囲い壁117の内側の底板には、正極柱と負極柱が通される開口が設けられている。電線収容室113は、収容室111及び電線配索路115とそれぞれ連通され、ケース107の底板から立ち上がる一対の側壁119間に設けられている。電線配索路115は、ケース107の長手方向に沿って設けられている。
一方、この種のバスバモジュール109は、たとえば、結露等により生じた液滴(水滴など)が毛細管現象により電線105を伝って電線収容室113内に移動することがある。ところが、電線収容室113は、狭い空間に電圧検出用端子103の圧着部や電線105が密に収容されていることから、液滴が溜まり易く、たとえば電線105の芯線が長時間液に曝されるおそれがある。
これに対し、特許文献2では、図8に示す電圧検出用端子が開示されている。この電圧検出用端子121は、バスバ101と重ねられるバスバ接触部123と、電線105の芯線と接続される電線接続部125と、これらをつなぐ一対の連結部127を有して形成される。電線接続部125は、2対の圧接片129a,129bが起立して設けられ、これらの間に電線105が圧入されると、各圧接片129a,129bがそれぞれ電線105の絶縁被覆を突き破って芯線(導体)と電気的に接続されるようになっている。
図8の電圧検出用端子121は、たとえば、図9に示すように、バスバ接触部123がバスバ101と重ねられた状態で、図7に示すケース107の収容室111に収容される。圧接片129a,129bにそれぞれ圧接された各電線105は、収容室111の囲い壁117に沿って形成される電線収容部129にそれぞれ収容されて配索された後、電線配索路115に引き出される。これによれば、電線105の芯線と電線接続部125との接続部分の空間密度を小さくすることができ、しかも、芯線の露出面積を少なくできるから、電線105の芯線が液に曝されるのを抑制することができる。
ところで、特許文献2の場合、電圧検出用端子121は、電線接続部125に電線105を圧接するときの圧接方向に負荷がかかり、たとえば、電線接続部125を変形させたり、電圧検出用端子121が位置ずれをおこすおそれがある。このため、特許文献2では、図10に示すように、1対の溝側面133と溝底135とから形成されるケース107の収容溝137に電線接続部125を収容して支持する構造が採用されている。
特開2013−4501号公報 国際公開第2011/043261号
しかしながら、図10のように、収容溝137に電線接続部125を収容して支持する場合、結露等によって生じた液が、電線接続部125と収容溝137との隙間に溜まりやすくなる。これにより、電線接続部125は、長時間液に曝されることになり、また、隙間に溜まった液が電線接続部125を伝って圧接片129と接続される電線105の芯線と接触するおそれがある。
本発明は、液と電線の導体との接触を抑制することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係るバスバモジュールは、正極と負極が交互に配列された複数の電池の隣り合う正極と負極を接続してこれらの電池を直列に接続する複数のバスバと、これらのバスバとそれぞれ重ねられる複数の端子と、これらの端子にそれぞれ接続される複数の電線と、前記複数のバスバと前記複数の端子と前記複数の電線とを収容する樹脂製のケースとを有し、前記端子は、前記バスバと重ねられるバスバ接触部と、前記電線の芯線と電気的に接続される電線接続部とを備え、前記ケースは、前記電線接続部の一部を当接支持する支持部が形成され、この支持部を除いて前記電線接続部との間に空間が形成されてなるものとする。
これによれば、電線接続部と支持部が当接する面積を小さくすることができるから、電線接続部に沿って液が溜まるのを抑制することができる。よって、電線接続部を伝って電線の芯線に液が接触するのを防ぐことができる。
この場合において、前記ケースは、前記支持部を除いて、前記電線接続部と対向する位置に凹み又は開口が形成され、この凹み又は開口は、前記電線接続部と対向する位置の近傍まで連なって形成されるものとする。
これによれば、ケースの空間内に電線接続部を設けることができるから、電線接続部に付着した液を、空間を介して排出することができる。よって、電線接続部に沿って液が溜まるのをより確実に抑制することができる。
また、端子は、前記電線接続部から突出する弾性部材を有しており、前記弾性部材は、前記電線接続部を前記支持部と当接させたときに、前記ケースの前記支持部と交差して立ち上がる側壁と当接可能に形成され、前記ケースは、前記電線接続部を前記支持部に近づけたときに、前記弾性部材が乗り上げて弾性変形する突起部が前記側壁に設けられ、この突起部は、前記電線接続部が前記ケースに対して正規の位置に収容されたときに、前記弾性部材が弾性復帰して係合されるものとする。
これによれば、たとえば、電線を電線接続部に接続するときに、電線接続部が支持部側に押し付けられたとしても、弾性部材が側壁を押し付けることから、電線接続部の変形や位置ずれを抑制することができる。
また、前記端子は、前記バスバ接触部と前記電線接続部とが連結部を介して連なって形成され、前記バスバは、前記端子の前記バスバ接触部を重ね合わせたときに、前記連結部と対向する位置とその近傍を切欠いて形成されてなるものとする。
これによれば、連結部とバスバとの隙間を伝って液が移動するのを抑制することができるから、このような液が電線の芯線と接触するのを防ぐことができる。
本発明によれば、液と電線の導体との接触を抑制することができる。
本発明のバスバモジュールを電池集合体に取り付ける組み立て図である。 本発明のバスバモジュールの第1収容室を拡大して示す平面図である。 バスバに電圧検出用端子を重ね合わせた状態を示す斜視図である。 図2の裏面側の一部を拡大して示す平面図である。 ケースに収容された電線接続部の断面方向の拡大図である。 図3の裏面側の斜視図である。 従来のバスバモジュールの斜視図である。 従来の電圧検出用端子に電線を接続した状態を示す斜視図である。 従来のバスバモジュールの第1収容室を拡大して示す平面図である。 従来のケースに収容された電線接続部の断面方向の拡大図である。
以下、本発明が適用されるバスバモジュールについて、図面を参照して説明する。本実施形態のバスバモジュールは、たとえば、電動モータの駆動力によって走行する電気自動車や、エンジンと電動モータとの双方の駆動力で走行するハイブリッド車などに搭載され、電動モータに電力を供給する電源装置に適用されるものである。
図1に示すように、本実施形態のバスバモジュール11が取り付けられる電池集合体12は、複数の電池13をその配列方向に重ね合わせて直列に接続して構成される。図1において、矢印Xは、複数の電池13の配列方向、つまり、電池集合体12の長手方向を示す。本実施形態では、図1の右側を電池13の配列方向の奥側、左側を電池13の配列方向の手前側という。矢印Yは、各電池13及び電池集合体12の高さ方向を示す。本実施形態では、高さ方向が重力方向と平行になるように配置され、図1の矢印Yの下方向、つまり、重力方向を下側、矢印Yの上方向を上側という。また、矢印Zは、各電池13の幅方向、つまり、電池集合体12の幅方向を示す。
各電池13は、それぞれ直方体状に形成され、互いに反対側に位置する面(電極面)のうち一方の面から正極14が突出し、他方の面から負極15が突出している。各電極は、導電性の金属により円柱状に形成され、電極面から垂直に突出している。また、各電極には、それぞれねじ溝が形成されている。
電池集合体12は、隣り合う電池13の正極14と負極15が交互に直線状に配列される。この電池集合体12は、たとえば、直列に接続された偶数個の電池13の両端に位置する電池13のうち、一方の電池13の正極が総正極となり、他方の電池13の負極が総負極となる。なお、本実施形態では、正極14と負極15が各電池13の互いに反対側の面に設けられる例を説明するが、これに限られるものではなく、たとえば、正極14及び負極15が各電池13の1つの面(電極面)に設けられていてもよい。
バスバモジュール11は、複数のバスバ16と、各バスバ16とそれぞれ重ねられる複数の端子である電圧検出用端子17と、これらの電圧検出用端子17にそれぞれ接続される複数の電線18と、この複数のバスバ16と複数の電圧検出用端子17と複数の電線18をそれぞれ収容するケース19を有して構成される。
ケース19は、合成樹脂等の成形により形成され、各バスバ16とこのバスバ16と重なる各電圧検出用端子17とが収容される複数の第1収容室20を有している。各第1収容室20は、ケース19の底板21(図2)から筒状に立ち上がる囲い壁22の内側に形成されている。隣り合う第1収容室20は、互いに連結され、電池13の配列方向に並んで配置されている。第1収容室20の底板には、隣り合う電池13の正極14と負極15が通される図示しない電極穴が設けられている。各第1収容室20の下側には、電池13の配列方向に延びる電線配索路23が各第1収容室20と隣接して設けられている。電線配索路23は、矩形状の底板24と、底板24の側縁から互いに略平行に立ち上がる一対の側板25により形成されている。
バスバ16は、金属板にプレス加工を施して形成され、隣り合う電池13の正極14と負極15を接続することにより、複数の電池13を直列に接続するものである。このバスバ16は、図2に示すように、金属板に隣り合う正極14と負極15が通される一対のバスバ穴26a,26bが形成される。バスバ16は、第1収容室20の爪部27a〜27dに係止されて嵌め込まれ、底板21の図示しない貫通穴を通された正極14と負極15がそれぞれ一対のバスバ穴26a,26bに通され、この正極14と負極15にそれぞれナット28(図1)が螺合されることで、電池集合体12に固定される。
電圧検出用端子17は、金属板にプレス加工を施して形成され、図3に示すように、バスバ16と重ねられて接続されるバスバ接触部29と、電線18と電気的に接続される電線接続部30と、バスバ接触部29と電線接続部30を連結する一対の連結部31a,31bとが一体的に形成されている。この電圧検出用端子17は、バスバ16の電池13の配列方向の奥側に重ねて設けられている。
バスバ接触部29は、図3に示すように、板状に形成され、正極14又は負極15のいずれか一方が通される端子穴32と、回り止め用の開口部33が設けられている。なお、開口部33は、ケース19側から突出する図示しない突起部を嵌合させることにより、ナット28を締め付けるときの電圧検出用端子17の回転を規制するためのものであるが、図2に示すように、複数の爪部27で電圧検出用端子17を係止することにより、省略することもできる。
電線接続部30は、図3に示すように、底板34の幅方向の両端部からそれぞれ立設して、互いの間に電線18を位置付ける1対の側板35と、1対の側板35から内側に突出して、電線18の導体と電気的に接続される2対の接続片36a,36bと、底板34の幅方向の両端部からそれぞれ立設して、電線18の絶縁被覆をかしめて電線18を固定する1対のかしめ片37とが一体的に形成されている。
連結部31a,31bは、バスバ接触部29の互いに反対側の側面(電池13の配列方向の両側面)からそれぞれ略垂直に立ち上がり、電線接続部30の互いに反対側の側面(電池13の配索方向の両端面)と連なって形成されている。
ケース19は、図2に示すように、囲い壁22に沿って電線18を配索する電線配索部38が設けられている。この電線配索部38は、電池13の配列方向の奥側(図2の右側)の囲い壁22とこの囲い壁22の外側に対向して立設する外壁39との間に形成されている。
各第1収容室20には、それぞれ第2収容室40が隣接して設けられている。この第2収容室40は、囲い壁22の外側に設けられ、第1収容室20に収容されるバスバ16よりも上側に配置され、かつ、電圧検出用端子17の電線接続部30よりも電池13の配列方向の手前側に配置されている。第2収容室40は、第1収容室20と壁部41を隔てて設けられている。
壁部41は、囲い壁22と同様、ケース19の底板21から立ち上げて形成される。壁部41の上面には、電線接続部30を通した電線18の先端側の端部42を第2収容室40に案内する案内部43が設けられている。この案内部43は、電線18を押し付けて挟持する1対の挟持部44を有している。このように、第1収容室20と壁部41を隔てて設けられた第2収容室40に電線18の先端側の端部42を収容することにより、端部42に液が接触するのを防ぐことができる。
次に、本実施形態の特徴構成について説明する。本実施形態において、電圧検出用端子17は、バスバ接触部29がバスバ16に重ねられるとともに、電線接続部30がケース19に当接して支持されている。図4は、図2の右半分を裏側からみた図である。ケース19には、電線接続部30の電線18の配索方向と交差(略直交)する方向に延びる複数(2つ)の支持部45a,45bが設けられている。この支持部45a,45bは、ケース19に形成された矩形状の開口46を架け渡して形成される。すなわち、電線接続部30は、開口46内のケース19の支持部77a,77bにのみ底板34が当接されて支持され、支持部77a,77bに当接されない底板34の面は、開口46を臨むように配置されている。この開口46は、電線接続部30の周囲、つまり、電線接続部30と対向する位置(領域)の近傍まで連なるとともに、支持部45a,45bによって3つの領域に仕切られて形成される。図4の符号47は、ケース19の底板21に形成される電極穴を表している。
一方、図2に示すように、ケース19の表側は、連結部31a,31b間とバスバ接触部29と電線接続部30によって囲まれた底板21から、電池13の配列方向に沿って、第1突起部48が立ち上げられている。第1突起部48には、これと略直交するように一対の平板状の立設部49a,49bが互いに略平行に立ち上げられている(図5)。電線接続部30を挟んでケース19の上側の底板21には、電池13の配列方向に沿って、第2突起部50が立ち上げられている。すなわち、電線接続部30は、上下方向において第1突起部48と第2突起部50との間に配置される。
図5に示すように、ケース19には、開口46が設けられたことにより、ケース19の厚み方向に貫通する空間51が形成され、この空間51を横切るように、電線接続部30を接触支持する支持部45a,45bが設けられている。すなわち、ケース19は、支持部45を除いて、電線接続部30との間に空間51が形成されている。
また、電圧検出用端子17は、電線接続部30の底板34からバスバ接触部29と反対側に突出する弾性部材52を有している。この弾性部材52は、電線18の圧入方向(図5の矢印の方向)と反対側に屈曲して立ち上げて形成され、電圧検出用端子17の組み付け時において、支持部45と略直交し、空間51に面する側壁53と当接するようになっている。この側壁53には、電圧検出用端子17の組み付け方向(図5の下方向)に傾斜する傾斜面54と側壁53と略直交する係止面55とを有する突起部56が突出して設けられている。この突起部56は、支持部45に電線接続部30を近づけたときに、弾性部材52を押し付けるように設けられている。
このようにして構成されるケース19に電圧検出用端子17を組み付ける場合、電線接続部30は、空間51内に突出する突起部56の傾斜面54に沿って弾性部材52が乗り上げる。これにより、弾性部材52は、屈曲部分を支点として、内側(図5の右側)に折り返される方向に弾性変形する。そして、電線接続部30が空間51内の正規位置、たとえば、電線接続部30が支持部45a,45bと当接する位置に達したときに、弾性部材52の先端部は、突起部56の傾斜面54を乗り越えて弾性復帰する。これにより、弾性部材52の先端部は、側壁53と接触し、かつ、突起部56の係止面55と接触して係合されるため、電圧検出用端子17は、ケース19に係止された状態となる。
次に、ケース19に電線18を配索する手順を説明する。なお、ケース19には、バスバ16と電圧検出用端子17がそれぞれ収容されているものとする。まず、電線18を電圧検出用端子17の電線接続部30、具体的には、1対の接続片36a間と1対の接続片36b間の真上にそれぞれ配置する。また、この電線18の先端側を壁部41の案内部43の真上に配置する。そして、図示しない圧接用の工具を下降させ、電線18を1対の接続片36a間と1対の接続片36b間にそれぞれ圧入する。これにより、各接続片36は電線18の絶縁被覆を突き破って電線18の芯線(導体)に接続される。1対の側板35間に収容された電線18は、底板34と密着された状態となる(図3)。そして、1対のかしめ片37をかしめて電線18を固定した後、この電線18の基端側を折り曲げて電線配索部38に収容し、電線配索部38に通された電線18を電線配索路23に引き出して配索する。
一方、電線接続部30を通した電線18の先端側を1対の挟持部44間に押し込む。これにより、電線18は、1対の挟持部44間に挟持され、電線18の端部42は、第2収容室40に非接触で収容される。
以上述べたように、本実施形態では、ケース19を厚み方向に貫く空間51を形成し、その空間51を横切るように設けた支持部45a,45bに、電線接続部30の一部を当接させて支持するようにしているから、電線接続部30を当接支持する面積を少なくすることができる。これにより、電線接続部30の表面に液が溜まりにくくすることができ、また、仮に、電線接続部30の表面に液が溜まったとしても、隣り合う支持部45間は互いに離間して設けられているから、毛細管現象によって、電線接続部30を液が伝って移動するのを妨げることができる。よって、電線18の芯線、つまり、接続片36と接続される電線18の芯線に液が接触するのを抑制することができる。
また、ケース19の開口46は、電線接続部30と対向する領域の近傍まで連なって形成されているから、電線接続部30を空間51内に配置することができる。これにより、電線接続部30の表面に付着する液を開口46から排出することができるから、電線18の芯線に液が接触するのをより確実に抑制することができる。
また、本実施形態では、電線接続部30から延出させた弾性部材52の先端部を突起部56の係止面55と側壁53の両方にそれぞれ接触させて係止させている。このため、たとえば、図5に示すように、電線18を接続片36a間及び接続片36b間に圧入する際に、電線接続部30が矢印の方向に押し付けられた場合、電線接続部30にわずかの撓みが生じることによって弾性部材52が側壁53をより強く押し付けることから、電線接続部30の撓みを抑制することができ、電線接続部30の変形や位置ずれを防ぐことができる。
ところで、電圧検出用端子17は、バスバ接触部29がバスバ16と重なり合っていることから、結露等により生じた液がこれらの隙間に溜まりやすい構造となっている。この場合、バスバ接触部29とバスバ16との隙間に溜まった液が、毛細管現象によって連結部31a,31bを伝って電線接続部30まで移動した場合、電線18の芯線と接触するおそれがある。
図6に、バスバ16を電圧検出用端子17の裏側からみた構造を示す。図に示すように、バスバ16は、電圧検出用端子17のバスバ接触部29を重ね合わせたときに、連結部31a,31bと対向する位置とその近傍に、切欠き部57a,57bを有している。切欠き部57aは、連結部31aと対向する位置に設けられ、バスバ16の辺部を矩形状に切欠いて形成される。切欠き部57bは、連結部31bと対向する位置に設けられ、バスバ16の角部を円弧状に切り欠いて形成される。このように、バスバ16に切欠き部57a,57bを形成することにより、連結部31a,31bがバスバ16と接触するのを防ぐことができる。これにより、バスバ接触部29とバスバ16との間に溜まった液が、各連結部31を伝って、電線接続部30まで移動するのを抑制することができるから、電線18の芯線に液が接触するのを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、上記の実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものであり、本発明は上記の実施形態の構成にのみ限定されるものではない。本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、本発明に含まれることは勿論である。
たとえば、本実施形態では、電線接続部30とケース19との間に空間51を設けるべく、ケース19に開口46を形成する例を説明したが、空間51を形成することができるのであれば、開口46に代えて、たとえば、ケース19に凹み部を設けるようにしてもよい。また、開口46や凹み部の形状は、本実施形態の例に限定されるものではなく、少なくとも、電線接続部30と対向するケース19のいずれかの面に形成されていればよい。
また、本実施形態では、2つの支持部45a,45bを設ける例を説明したが、支持部の数は、これに限られるものではなく、1つでもよいし、3つ以上を設けてもよい。
また、本実施形態において、電線18は、隣り合う電池13間の電圧を検出する電圧検出用端子17と接続されるが、本発明は、その他の電線、すなわち、その他の機能を有する端子と接続される電線の防水構造としても、適用することができる。
11 バスバモジュール
12 電池集合体
13 電池
14 正極
15 負極
16 バスバ
17 電圧検出用端子
18 電線
19 ケース
20 第1収容室
21 底板
22 囲い壁
29 バスバ接触部
30 電線接続部
31a,31b 連結部
36a,36b 接続片
45a,45b 支持部
46 開口
51 空間
52 弾性部材
53 側壁
56 突起部
57 切欠き部

Claims (4)

  1. 正極と負極が交互に配列された複数の電池の隣り合う正極と負極を接続してこれらの電池を直列に接続する複数のバスバと、これらのバスバとそれぞれ重ねられる複数の端子と、これらの端子にそれぞれ接続される複数の電線と、前記複数のバスバと前記複数の端子と前記複数の電線とを収容する樹脂製のケースとを有し、
    前記端子は、前記バスバと重ねられるバスバ接触部と、前記電線の導体と電気的に接続される電線接続部とを備え、
    前記ケースは、前記電線接続部の一部を当接支持する支持部が形成され、この支持部を除いて前記電線接続部との間に空間が形成されてなるバスバモジュール。
  2. 前記ケースは、前記支持部を除いて、前記電線接続部と対向する位置に凹み又は開口が形成され、この凹み又は開口は、前記電線接続部と対向する位置の近傍まで連なって形成される請求項1に記載のバスバモジュール。
  3. 前記端子は、前記電線接続部から突出する弾性部材を有しており、
    前記弾性部材は、前記電線接続部を前記支持部と当接させたときに、前記ケースの前記支持部と交差して立ち上がる側壁と当接可能に形成され、
    前記ケースは、前記電線接続部を前記支持部に近づけたときに、前記弾性部材が乗り上げて弾性変形する突起部が前記側壁に設けられ、この突起部は、前記電線接続部が前記ケースに対して正規の位置に収容されたときに、前記弾性部材が弾性復帰して係合される請求項1又は2に記載のバスバモジュール。
  4. 前記端子は、前記バスバ接触部と前記電線接続部とが連結部を介して連なって形成され、
    前記バスバは、前記端子の前記バスバ接触部を重ね合わせたときに、前記連結部と対向する位置とその近傍を切欠いて形成される請求項1乃至3のいずれかに記載のバスバモジュール。
JP2013165421A 2013-08-08 2013-08-08 バスバモジュール Active JP6317898B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013165421A JP6317898B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 バスバモジュール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013165421A JP6317898B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 バスバモジュール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015035323A true JP2015035323A (ja) 2015-02-19
JP6317898B2 JP6317898B2 (ja) 2018-04-25

Family

ID=52543718

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013165421A Active JP6317898B2 (ja) 2013-08-08 2013-08-08 バスバモジュール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6317898B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106735096A (zh) * 2017-01-24 2017-05-31 浙江海悦自动化机械股份有限公司 一种汇流排铸焊模具
WO2018116822A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 バスバー、蓄電モジュール、および、配線モジュール
JP2018116814A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 矢崎総業株式会社 電線配索方法
JP2018125157A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 矢崎総業株式会社 バスバー保持構造
JP6440004B1 (ja) * 2018-03-26 2018-12-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 接続モジュール
JP2019003870A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 導体モジュール取付構造

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043261A1 (ja) * 2009-10-06 2011-04-14 矢崎総業株式会社 電池接続体
WO2011142213A1 (ja) * 2010-05-11 2011-11-17 矢崎総業株式会社 電池接続部材及び電池接続体
JP2013030342A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Yazaki Corp 電池パック
JP2013054940A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Toyota Motor Corp 電池接続ユニット及び電源装置
JP2013093237A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電池用配線モジュール
WO2013069525A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 電池配線モジュール
JP2013143181A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 配線モジュール
JP2014220128A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 矢崎総業株式会社 バスバモジュール

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011043261A1 (ja) * 2009-10-06 2011-04-14 矢崎総業株式会社 電池接続体
WO2011142213A1 (ja) * 2010-05-11 2011-11-17 矢崎総業株式会社 電池接続部材及び電池接続体
JP2013030342A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Yazaki Corp 電池パック
JP2013054940A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Toyota Motor Corp 電池接続ユニット及び電源装置
JP2013093237A (ja) * 2011-10-26 2013-05-16 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 電池用配線モジュール
WO2013069525A1 (ja) * 2011-11-11 2013-05-16 株式会社オートネットワーク技術研究所 電池配線モジュール
JP2013143181A (ja) * 2012-01-06 2013-07-22 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 配線モジュール
JP2014220128A (ja) * 2013-05-08 2014-11-20 矢崎総業株式会社 バスバモジュール

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018116822A1 (ja) * 2016-12-22 2018-06-28 株式会社オートネットワーク技術研究所 バスバー、蓄電モジュール、および、配線モジュール
JP2018106806A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 株式会社オートネットワーク技術研究所 バスバー、蓄電モジュール、および、配線モジュール
US10957895B2 (en) 2016-12-22 2021-03-23 Autonetworks Technologies, Ltd. Busbar, electricity storage module, and wiring module
JP2018116814A (ja) * 2017-01-17 2018-07-26 矢崎総業株式会社 電線配索方法
CN106735096A (zh) * 2017-01-24 2017-05-31 浙江海悦自动化机械股份有限公司 一种汇流排铸焊模具
JP2018125157A (ja) * 2017-01-31 2018-08-09 矢崎総業株式会社 バスバー保持構造
US10559803B2 (en) 2017-01-31 2020-02-11 Yazaki Corporation Bus bar holding structure
JP2019003870A (ja) * 2017-06-16 2019-01-10 矢崎総業株式会社 導体モジュール取付構造
JP6440004B1 (ja) * 2018-03-26 2018-12-19 株式会社オートネットワーク技術研究所 接続モジュール
JP2019169430A (ja) * 2018-03-26 2019-10-03 株式会社オートネットワーク技術研究所 接続モジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP6317898B2 (ja) 2018-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6317898B2 (ja) バスバモジュール
US9780351B2 (en) Wiring module
JP5494748B2 (ja) 電池用配線モジュール
US10431924B2 (en) Terminal and wiring module
JP5779010B2 (ja) バスバモジュール構造体
WO2016098607A1 (ja) 電池配線モジュール
WO2014014000A1 (ja) バスバモジュール
CN108140799B (zh) 蓄电模块和电池连接模块
JP2014093163A (ja) バスバモジュールの電線配索構造
US9508964B2 (en) Structure for holding voltage detecting terminal
JP6365437B2 (ja) 配線モジュールおよび蓄電モジュール
EP3098878B1 (en) Wiring module
JP6629140B2 (ja) 蓄電モジュール
US20180122574A1 (en) Power storage module
WO2014123023A1 (ja) 接続コネクタ及びセルモジュールのセル電極間接続構造
JP2013020815A (ja) 電池配線モジュール
JP2014146489A (ja) バスバモジュール及び電源装置
JP2013206840A (ja) 電圧検出用端子の接続構造
US11289775B2 (en) Battery wiring module including elastic joiners
JP7152364B2 (ja) 電線保持構造及びバスバーモジュール
JP6351395B2 (ja) バスバーモジュール
JP6158635B2 (ja) バスバモジュール
WO2016194803A1 (ja) 配線モジュール
US20210066696A1 (en) Battery wiring module
KR20180091444A (ko) 배터리팩 센싱 구조

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160719

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170419

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170516

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171030

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180306

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180402

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6317898

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250