JP5885452B2 - 露光装置 - Google Patents

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本発明は、回転するミラーと、前記ミラーによって反射された光を感光体へと導くレンズと、前記ミラーと前記レンズを収容する筺体から成るユニットを複数備える露光装置に関する。
複数の感光体上に異なる色のトナー像を形成してフルカラー画像を出力するプリンタが知られている。また、感光体上にトナー像へと現像される静電像を形成するためにレーザースキャナを採用する構成が知られている。
レーザースキャナは、回転して光を反射して走査するミラー(ポリゴンミラー)と、ポリゴンミラーによって反射された光を感光体へと導くレンズ、ポリゴンミラーやレンズを収容する筺体から成る。
ここで、ポリゴンミラーは筺体の中に配置されており、ポリゴンミラーの回転により生じる熱によって筺体は変形する。筺体が変形すると、筺体内部に配置されているポリゴンミラーやレンズの位置関係に微小なズレが生じ、結果として感光体上にレーザースキャナで形成される静電像に傾きや湾曲が生じてしまう。
とりわけ、複数のレーザスキャナで別の感光体へと露光する構成において、各レーザスキャナ内部の温度分布が異なると、各感光体上に形成される静電像が同じように変形(傾きや湾曲)しないため、色ズレが生じる。
そこで、特許文献1には色ずれを抑止させるため、レーザースキャナの筺体材質よりも熱伝導率の高い伝熱部材を用いて、各筺体内の温度分布を相似な分布となるようにする構成が開示されている。
具体的には、発熱源としてのポリゴンミラーが筺体中心から偏ったレーザースキャナにおいて、筺体内部のポリゴンミラーが配置されている側(高温部)の温度は配置されていない側(低温部)の温度よりも高くなる。そのような構成において、隣り合うレーザースキャナの高温部同士を伝熱部材で連結すると共に、低温部同士を異なる伝熱部材で連結することにより、各レーザースキャナ内部の温度分布を略相似にする構成が開示されている。
特開2005−305897号公報
特許文献1のように、各レーザースキャナ内部の温度分布を略相似な分布することにより、各感光体上に形成される静電像の歪みを略同一とすることで色ズレを低減できる。しかしながら、各レーザースキャナ内部の温度分布を略相似にしても、発熱に伴う静電像の歪み(幾何精度低下)自体を低減できるわけではない。
具体的には、発熱源としてのポリゴンミラーが筺体中心から偏ったレーザースキャナにおいて、筺体内部のポリゴンミラーが配置されている側(高温部)の温度は配置されていない側(低温部)の温度よりも高くなる。当然、筺体の高温部の変形量と低温部の変形量の差により筺体が歪み、レーザースキャナにより感光体上に形成される静電像の幾何精度が低下してしまう。
そこで、ポリゴンミラーの回転に伴い筺体内部に生じる温度差を低減することにより筺体の歪みを低減することを目的とする。
そこで、本発明の露光装置は、回転可能なミラーと、前記ミラーを収容する筐体を備え、前記ミラーの回転中心に対して前記筐体の第一面までの距離が前記第一面と対向する前記第二面までの距離よりも近いユニットを複数備える露光装置であって、前記複数のユニットのうち、互いに隣り合うユニットの第一面と第二面は前記筐体よりも熱伝導率の高い伝熱部材で連結されていることを特徴とする。
ポリゴンミラーの回転に伴い筺体内部に生じる温度差を低減することにより筺体の歪みを低減することができる。
画像形成装置の概略構成を説明するための図である。 レーザースキャナの構成を説明するための概略図である。 連結された光学箱について説明するための図である。 光学箱の連結部を説明するための拡大図である。 伝熱シミュレーション結果を示したグラフである。 連結された光学箱について説明するための図である。 連結された光学箱について説明するための図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則してさらに詳しく説明する。なお、画像形成装置の構成部品の寸法、材質、形状、及びその相対位置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
以下に、プリンタの概略構成について説明した後、本実施例のレーザースキャナについて詳しく説明する。
§1.{プリンタの概略構成について}
図1はタンデム方式のカラープリンタ(画像形成装置)100の概略構成を説明するための図である。
プリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応するトナー像を担持する像担持体としての感光ドラム101Y〜101Kを備える。また、プリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対応する露光装置としてのレーザースキャナ110Y〜Kを備える。
感光体ドラム101Y〜Kはそれぞれ矢印方向に回転し、その回転方向に一次帯電器102Y〜K、現像器103Y〜Kが配置されている。各感光体ドラム101Y〜101Kは、対応する帯電手段としての一次帯電器102Y〜102Kにより表面が帯電処理される。そして、帯電処理された各感光ドラムに対して、露光装置としてのレーザースキャナ110Y〜110Kはレーザビーム(113Y〜113K)を照射(走査)する。露光により感光体上に形成された静電像は、現像手段としての現像器103Y〜103Kによりトナー像へと現像される。
現像された各色のトナー像は中間転写体としての中間転写ベルト121に転写され、転写されずに感光体ドラム101Y〜101K上に残ったトナーはクリーニング装置104Y〜Kにより清掃される。
中間転写ベルト上に重ねられたフルカラーのトナー像は、カセット131から搬送された記録材としての用紙132上に転写される。具体的には、カセット131から給紙された用紙132はレジストローラ対まで給紙ローラ対及び給紙ガイドにより搬送される。そして画像形成タイミングに合わせて、レジストローラ対は二次転写部へ用紙を搬送する。
中間転写ベルト121に担持されたトナー像は転写ローラ124により記録材としての用紙へと転写される。また、用紙上に転写されたトナー像は定着ユニット141により記録材へと定着され、画像が定着された用紙は排紙ローラによって装置外部へと排出される。
以上が、プリンタ100の概略構成に関する説明である。続いて本実施例の露光装置としてのレーザースキャナのについて詳しく説明する。
§2.{レーザースキャナについて}
続いて、本実施例の回転する多面鏡としてのポリゴンミラーを収容したユニットとしてのレーザースキャナ単体について詳しく説明する。
■(光学箱内部の各要素の配置関係について)
図2は本実施例のレーザースキャナ110内部を説明するための概略図である。レーザースキャナ110は光源としての半導体レーザ112、光偏向器としての回転可能するポリゴンミラー114、レンズ115やミラー116などの光学素子と、これらを収納する筐体としての光学箱111から成る。
プリンタ100へ入力された画像情報に応じて、半導体レーザ112は駆動されレーザビーム113が高速回転するポリゴンミラー114へ照射される。ポリゴンミラー114により偏向反射されたレーザビーム113はレンズ115やミラー116により感光体へと導かれる。
ここで、高速回転するポリゴンミラー114は光学箱111の中央から図2の左側に偏って配置されている。これは、ポリゴンミラー114を光学箱111の中央に配置すると、半導体レーザ112から感光体101へ至る光路長を確保するために光学箱内部の空間を有効利用できないためである。
上述のように、ポリゴンミラー114が図2中の左側に偏って配置された構成において、ポリゴンミラー114の回転に伴いポリゴンミラー114近傍で温度が上昇する。ここで、ポリゴンミラーの回転に伴う発熱を約4W、筺体111の構成材料をアルミ(具体的にはアルミ合金)とした場合、ポリゴンミラー近傍の高温部とミラー116近傍の低温部の間には約2℃の温度差が生じこととなる。以上が、レーザースキャナ単体の詳細な構成と、光学箱内部の温度分布に関する説明である。なお、筺体として用いる材料は熱伝導性が高い材料を用いることにより温度差を低減できるものの、容易に高い幾何精度の筺体を作れることの方が重要視される。そのため、本実施例の筺体は切削性等に優れ高い幾何精度の筺体を容易に作成できるアルミ合金を用いた。
■(温度分布を緩和するための光学箱の連結について)
図3は本実施例に係るレーザースキャナの配置を説明するための図である。図3の(A)は、複数のレーザースキャナの配置を説明するための平面図である。また、図3の(B)は、図3の(A)中のA−A’断面でレーザースキャナを切断した断面図である。
本実施例のレーザースキャナ110Y〜110Kはそれぞれポリゴンミラーの回転軸中心が筐体中央から外れた位置に配置されている。具体的には、レーザースキャナ110の回転中心は図3の(A)において筐体の中心から幅方向に左側に配置されている。ここで、それぞれの光学箱内のポリゴンミラーの回転中心が近い側の筐体面を第一面(高温面)、第一面と対向する面を第二面(低温面)とする。言い換えると、ポリゴンミラーの回転中心から筐体の第一面(高温面)までの距離は第一面と対向する第二面(低温面)までの距離よりも近い。
図3の(A)、(B)に示すように、本実施例の露光装置はレーザースキャナ110Mの第一面(高温面)と隣合うレーザースキャナ110Yの第二面(低温面)が隣合うように配置されている。また、レーザースキャナ110Mの第二面(低温面)と隣り合うレーザースキャナ110Cの第一面(高温面)が隣り合うように配置されている。
言い換えると、レーザースキャナ110Y〜Kは横列配置されており、その横列方向に対して垂直である各筺体111の二面を筺体側面と定義する。そのとき、各筺体111内のポリゴンミラー114と筺体側面の位置関係は、一方の筺体側面に対して近く、他方の筺体側面に対して遠くなるようにポリゴンミラー114は配置されている。
続いて、筐体の材料よりも熱伝導率が高い伝熱部材151による光学箱の連結について説明する。本実施例のレーザースキャナ110Y〜110Kは伝熱部材151で連結されている。具体的には、レーザースキャナ110Yの低温面とレーザースキャナ110Mの高温面が伝熱部材151で連結されている。同様に、レーザースキャナ110Mの低温面とレーザースキャナ110Cの高温面、レーザースキャナ110Cの低温面とレーザースキャナ110Kの高温面が伝熱部材151により連結されている。
なお、各レーザースキャナ110Y〜110Kの筺体としての光学箱111Y〜111Kをプリンタ本体の枠体へ取り付けるための取付け部152を備え、各取付け部152の上に伝熱部材151がネジで固定されている。
これにより、伝熱部材151は各筺体111Y〜111K側面に接触固定され、筐体間の熱分布を緩和させるように熱を伝導する。各筺体111Y〜111Kの隣接箇所は、一方の筺体111の光偏向器114に近い筺体側面と、他方の筺体111の光偏向器114から遠い筺体側面を伝熱部材151により連結された構成となる。これにより、複数のレーザースキャナ110Y〜110Kは伝熱部材を介して一体として連結される。各筺体としての光学箱111内において、光偏向器としてのポリゴンミラー114の発熱により、光偏向器114に近い筺体側面は高温面となり、光偏向器から遠い筺体側面は低温面となる。前述のように伝熱部材151で各レーザースキャナを連結することにより、レーザースキャナの低温側面が隣合う他のレーザースキャナの高温側面に対し冷却効果を及ぼす。同様に、レーザースキャナの高温側面が隣り合うレーザースキャナの低温面側に対して加熱効果を及ぼす。
■(伝熱連結部の構成について)
図4は伝熱部材151の取付け図を示す。図4の(A)はレーザースキャナ同士を連結するために伝熱部材151を一つ用いた例を示す。伝熱部材151は110の筺体側面に設けられた取付け部152に対しネジで固定されている。また、伝熱部材151、取付け部152、筺体側面のそれぞれの接触面は熱伝導グリース153が均一に塗布されており、二物体間の熱伝導性を高めている。
隣合うレーザースキャナ間で熱を伝導するための伝熱部材は図4の(A)の構成に限らない。例えば図4の(B)に示すように隣り合う筐体同士を連結するために2つの伝熱部材を用いてもよい。具体的には、伝熱部材151を取付け部152に対し上下二つの電熱部材を用い、二つの伝熱部材151は同じネジで固定部に固定してもよい。図4の(B)に示す構成では図4の(A)に示す構成に比べて伝熱部材151を多く用いることで熱伝導性を高めることができる。なお、本実施例では伝熱部材は各筐体の高さ方向と奥行き方向の略中央で隣り合う筐体同士を連結している。
■(伝熱シミュレーション結果について)
前述の通り、本実施例の露光装置は隣り合うレーザースキャナの高温部と低温部を伝熱部材で連結する構成を採用した。上述の構成においてどのような熱伝導率の部材を用いることによりレーザースキャナ内部の温度差をどの程度低減できるかについてシミュレーション結果を用いて説明する。なお下記結果はレーザースキャナの筐体を0.5mm間隔の点で区切り有限要素法を用いて解析した。
伝熱シミュレーションの結果、ポリゴンミラー114の回転に伴い生じる発熱量のおよそ1/4がその筺体111の高温側面から伝熱部材151を通して他方の筺体111の低温側面に伝わり、筺体隣接箇所の温度差が均一になる。これにより、各筺体111の左右側面の温度差を約2℃から約0.5℃以内にまで低減させることができる。
しかし、各筺体111の隣接箇所の温度は均一になるが、筺体111内の発熱をその筺体111の隣り合う別の筺体へと繰り返し伝熱させているため、伝熱部材151により一体化された筺体間において、最両端に位置する筺体面の温度は均一でない。つまり、最両端に位置する筺体面のうち、ポリゴンミラー114に近い筺体側面が高温になり、ポリゴンミラー114に遠い筺体側面が筺体間の隣接箇所と比較し低温となる。
そこで、一体化された筺体間において最両端に位置する筺体側面のうち、光偏向器としてのポリゴンミラー114に近い筺体側面(図の場合筺体111Yの左側面)に対し冷却手段としての冷却ファン161が設けられている。一方、ポリゴンミラー114から遠い筺体側面(図の場合筺体111Kの右側面)に対し加熱手段としてのヒータ171が設けられている。
これにより、一体化された筺体間において最両端に位置する筺体側面のうち、高温側面に対して冷却、一方で低温側面に対し加熱をおこなうことにより、これら二面と他の筺体間の隣接箇所の温度差を低減することができる。なお、一つの設計例としては、設けた冷却ファン161の風速を約1.3m/sに調整して強制空冷をおこない、一方、ヒータ171の発熱量を約1Wに調整して加熱をおこなうとする。
伝熱シミュレーション結果より、全ての筺体111の左右側面の温度差を約0.3℃以内にまで低減させることができる(図5参照)。これにより、複数の筺体間で生じる温度差及び各筺体内で生じる内部温度差を低減し、筺体の熱歪による色ずれを低減させることができる。また、低コスト化を踏まえて、ヒータ171の代わりに断熱材を用いることができる。
この場合、一般的なグラスウール断熱材(熱伝導率:約0.04W/mK)を筺体側面全域に配置し、断熱材の厚さを約10cmにするとヒータと同様の効果が得られる。また、厚さを2〜3cm程度にしても、全ての筺体111の左右側面の温度差を約0.4℃以内にまで低減させることができ、コストを抑えることができる。
■(伝熱部材と筐体内温度差について)
伝熱部材151は、熱伝導率の高い金属板(例えば純アルミ等)や沸騰熱伝達を利用したヒートパイプ等の熱輸送手段を用いることが望ましい。この場合、伝熱部材151の各筺体側面との接触面積は、二物体間を高熱伝導グリース153で介していれば小さくてもよく、例えば、幅30mm、厚さ10mm程度の接触面積でも十分な均熱効果が得られる。なお、ヒートパイプを用いることでさらに各筺体間の温度差を約0.1℃以下に低減させることができる。
本実施例の構成により、各光走査装置間の温度差だけでなく光走査装置内部の温度分布を低減させることができる。
図5は実施前、伝熱部材151を取り付けた場合、及び伝熱部材を取付けさらに冷却及び加熱したとき本実施例において、各筺体111の筺体左側面と筺体右側面の温度上昇に関する伝熱シミュレーション結果をそれぞれ示している。前記のように、実施前は、筺体左右側面間の温度差は約2℃であったのに対し、本実施例の場合は約0.3℃にまで低減させることができる。
Figure 0005885452
表1は伝熱部材151として異なる熱伝導率の材料を用いた場合における伝熱シミュレーションの結果を示す表である。表1中の温度差とは、全てのレーザースキャナ110の筺体側面を比較した際の温度上昇の差を表している。なお、伝熱部材151の材質に合わせて、冷却ファン161の風速とヒータ171の発熱量を調節することで温度差を低減させることができる。
以下に本実施例について説明する。なお、実施例1と同一の構成については同一符号を付すことにより重複する説明は適宜省略する。実施例1では、伝熱部材によって連結した光学箱のうち、伝熱部材によって連結されていない端部に専用のヒータを設けた。しかしながら光学箱の端部を加熱するために専用のヒータを設ける構成ではコストが増加する。そのため、本実施例ではコストを抑制するために、ヒータによる加熱の代わりに定着装置の排熱を利用した。
以下に、具体的に構成について説明する。図6は本実施例に係るレーザースキャナの配置を説明するための図である。本実施例では、伝熱部材151より一体化された複数のレーザースキャナ110の最両端に位置する筺体側面のうち、ポリゴンミラー114の回転軸から遠い面側(低温面)に定着器を配置した。
具体的には、図6の(A)に示すように光学箱の底面に光学箱の過熱を防ぐため、複数のレーザースキャナのうち右側端部のレーザースキャナのみに断熱部材172を設けた。これにより、定着ユニットからの熱を適切に受け取ってヒータによる加熱を最小限に抑えることができる。
また上述の構成を変形した例として定着装置からの熱量を調整する構成について説明する。図6の(B)は加熱手段としての定着器141の排熱を低温側面のみに伝わらせるための構成である。具体的は、定着装置からの熱を並列された光学箱端部の低温面側へと導くためのダクト181を設けている。このダクト181の形状や角度は低温側面の加熱に必要な熱量を考慮した形状になっている。
以下に本実施例について説明する。なお、実施例1と同一の構成については同一符号を付すことにより重複する説明は適宜省略する。実施例1では、伝熱部材によって連結した光学箱のうち、伝熱部材によって連結されていない端部に専用の冷却ファンを設けた。しかしながら光学箱の端部を加熱するために専用のファンを設ける構成ではコストが増加する。そのため、本実施例ではプリンタ内部の各部へとエアを導くための吸気ファンや内部からエアを排気する排気ファンを用いて、エアを端部に当てることでコストを抑制した。
具体的には、図7に示すように伝熱部材で連結された複数のレーザースキャナ110の並列された光学箱端部の高温面側から熱を奪うために、プリンタ100内の空気循環のために用いられた冷却手段としての吸気用ファン181を配置した。具体的には、レーザースキャナ110Yのポリゴンミラー114に近い筺体側面付近に吸気用ファン181を配置した。
100 プリンタ (画像形成装置)
110 レーザースキャナ (露光装置)
111 光学箱 (筺体)
114 ポリゴンミラー (光偏向器/回転多面鏡)
151 熱伝導板 (伝熱部材)
152 連結突起 (取付部)
161 冷却ファン (冷却手段)
171 ヒータ (加熱手段)

Claims (3)

  1. 回転可能なミラーと、前記ミラーを収容する筐体を備え、前記ミラーの回転中心に対して前記筐体の第一面までの距離が前記第一面と対向する前記第二面までの距離よりも近いユニットを複数備える露光装置であって、
    前記複数のユニットのうち、互いに隣り合うユニットの第一面と第二面は前記筐体よりも熱伝導率の高い伝熱部材で連結されていることを特徴とする露光装置。
  2. 前記複数のユニットのうち、隣りのユニットと対向しない第二面は加熱手段により加熱されると共に、
    前記複数のユニットのうち、隣り合うユニットと対向しない第一面は冷却手段により冷却されることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記ユニットには、前記ミラーで反射した光を集光するレンズを備え、前記レンズは前記ミラーよりも第二面に近い側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
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