JP7238419B2 - 搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、搬送装置及び画像形成装置に関するものである。
従来、加熱手段を通過したシートに接触して搬送するローラ部と、ローラ部を支持するローラ軸とを有する搬送ローラと、ローラ部の熱を逃がす手段を備えた搬送装置が知られている。
特許文献1には、上記ローラ部の熱を逃がす手段として、搬送ローラをヒートパイプで構成し、搬送ローラの軸方向端部にローラ軸よりも大径な円柱形状の放熱部を設けて、搬送ローラのローラ部の熱を、放熱部で放熱することで、ローラ部の熱を逃がすものが記載されている。
しかしながら、特許文献1においては、装置の大型化や装置のコストアップにつながるという課題があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、加熱手段を通過したシートに接触して搬送するローラ部と、前記ローラ部を支持するローラ軸とを有する搬送ローラと、前記ローラ部の熱を逃がす手段とを備えた搬送装置において、前記ローラ部の熱を逃がす手段は、一端が前記ローラ軸に当接する熱伝導性部材であり、前記ローラ部は、ゴム材料で構成され、軸方向において、所定の間隔を開けて複数設けられており、前記熱伝導性部材の一端を、前記ローラ軸のローラ部間に当接させたことを特徴とするものである。
本発明によれば、装置の大型化を避けた上で、ローラ部の熱を逃がすことが可能となる。
本実施形態に係る画像形成装置の概略構成図。 排紙駆動ローラと、熱伝導性部材としての放熱部材とを示す概略斜視図。 排紙駆動ローラの概略断面図。 画像形成装置の筐体の一部と、定着装置と原稿読取部と排紙ローラ対と、放熱部材と示す概略斜視図。 筐体の概略斜視図。 変形例1の概略斜視図。 変形例2の概略斜視図。 放熱部を軸受部にカシメ固定した例を示す図。 変形例2の放熱部材を、ローラ軸のローラ部間に当接させる例を示す図。 軸受部をすべり軸受にした概略構成図である 変形例3の概略斜視図。 変形例4の概略斜視図。 排紙従動ローラのローラ部の熱を放熱部材で逃がすようにした一例を示す図。
以下、本発明に係る現像装置を中間転写方式のタンデム型のフルカラー画像形成装置(以下、単に「画像形成装置」という。)に適用した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の概略構成図である。図1を用いて画像形成装置1の概略について説明する。この画像形成装置1は、その本体上部から、自動原稿搬送装置3、原稿読取部4を備えている。原稿読取部4の下方には、画像形成済みの記録媒体としての記録紙Pを積載するスタック部5を備えている。スタック部5の下方には、原稿読取部4によって読み取った原稿画像に基づいて画像を形成する画像形成部2と、画像形成部2に記録紙Pを給紙する給紙部6とを備えている。
自動原稿搬送装置3は原稿束から原稿を1枚ずつ分離して原稿読取部4のコンタクトガラス上に自動給紙し、原稿読取部4によりコンタクトガラス上に搬送された原稿を読み取る。
画像形成部2は、複数の支持ローラに張架され、図中反時計回りに表面移動する中間転写ベルト17を備えている。中間転写ベルト17の下側の張架面に対して、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する作像ユニット10Y、10C、10M、10Kが並列に配置されている。各作像ユニット10Y、10C、10M、10Kは、各色のトナー像が形成される感光体11Y、11C、11M、11Kを備えている。感光体11Y、11C、11M、11Kの周りには、それぞれ帯電装置、現像装置13Y、13C、13M、13K、感光体クリーニング装置等を備えている。
中間転写ベルト17の各感光体11Y、11C、11M、11Kに対向位置の内周面に接するよう、1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kを備えている。また、中間転写ベルト17の表面移動方向に関して、1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kよりも下流側の外周面に接するよう、2次転写ローラ18を備えている。さらに、2次転写ローラ18よりも下流側の中間転写ベルト17の外周面に接するよう、ベルトクリーニング装置を備えている。2次転写ローラ18の上方には、定着装置20を備えている。定着装置20は、熱源内包型の定着ローラ20aと、これに向けて加圧される加圧ローラ20bとを備えている。
各作像ユニット10Y、10C、10M、10Kの下方には、各感光体11Y、11C、11M、11Kにレーザ光を照射するための光書込ユニット19を備えている。また、中間転写ベルト17の上方には、トナー補給装置30が設けられている。トナー補給装置30には、各色(イエロー、シアン、マゼンタ、ブラック)に対応した4つのトナーカートリッジ(トナー容器)が着脱自在(交換自在)に設置されている。このトナー補給装置30におけるトナーカートリッジ以外の部分は、トナーカートリッジから排出されるトナーを現像装置13Y、13C、13M、13Kに搬送するトナー搬送装置である。
給紙部6は、積層された複数枚の記録紙Pを収容する給紙カセット7と、積層された複数枚の記録紙Pからその最上位に位置する記録紙Pを画像形成部2に向けて給紙する給紙ローラ8と備えている。
上記構成の画像形成装置1の画像形成動作を説明する。
各作像ユニット10では、各色トナー像の形成がおこなわれる。各感光体11の回転とともに、まず帯電装置で感光体11の表面を一様に帯電する。次いで、光書込ユニット19から、原稿読取部4によって読み取った原稿の画像データを色毎に分解した画像情報データに基づくレーザ光を各感光体11上に照射し、静電潜像を形成する。その後、各現像装置13によりトナーを静電潜像に付着させ可視像化することで各感光体11上に各色トナー像を形成する。
各感光体11Y、11C、11M、11K上の各色トナー像を、1次転写ローラ14Y、14C、14M、14Kにより中間転写ベルト17上に順次転写して、重ね合せカラートナー像を形成する。トナー画像転写後の各感光体11Y、11C、11M、11K上の表面は感光体クリーニング装置15Y,15C,15M、15Kで残留トナーを除去して清掃し、再度の画像形成に備える。
一方、給紙部6では、給紙カセット7に収容された記録紙Pを1枚づつ分離して給紙ローラ8にて画像形成部2に向けて送り出し、レジストローラ9に突き当てて止める。そして、画像形成部2のトナー像形成のタイミングに合わせて、レジストローラ9に突き当てて止めた記録紙Pを中間転写ベルト17と2次転写ローラ18との間の2次転写部に送り出す。2次転写部では、中間転写ベルト17上の重ね合せカラートナー像が供給された記録紙Pに転写される。
トナー像が転写された記録紙Pは、加熱手段としての定着装置20に送られる。定着装置20は、送り込まれてきた記録紙Pを、熱源内包型の定着ローラ20aと、これに向けて加圧される加圧ローラ20bとの当接による定着ニップに挟み込んで加熱及び加圧する。この作用により、記録紙P上のフルカラー画像のトナーが軟化して、記録紙Pの表面に定着せしめられる。その後、記録紙Pは、排紙駆動ローラ21と排紙従動ローラ25とからなる排紙ローラ対26によりスタック部5へ排出される。一方、トナー像転写後の中間転写ベルト17の表面はベルトクリーニング装置で残留トナーを除去して清掃し、再度の画像形成に備える。
なお、本実施形態では、各作像ユニット10は、感光体11、帯電装置、現像装置13、感光体クリーニング装置とが共通の支持体上に支持され、プリンタ本体に対して一体的に着脱自在に構成されたプロセスカートリッジの形態をとっている。このようなプロセスカートリッジの形態とすることで、メンテナンス性を向上させることができる。
定着装置20を通過した記録紙Pは、定着装置20により加熱され温度が上昇する。そのため、定着装置20を通過した記録紙Pを搬送する排紙ローラは、温度上昇した記録紙Pから熱が伝播する。連続通紙枚数が多いと、排紙ローラの温度が上昇し続け、定着した記録紙画像面のトナーが一部再溶融することで、コロ跡になるなどの画像影響が発生する場合がある。
従来において、ローラ部をヒートパイプで構成し、搬送ローラの軸端部に設けた放熱部とローラ部との間の熱移動をすばやく行なうことで、ローラ部の温度上昇を抑制するものもあるが、装置のコストアップに繋がるおそれがある。
そこで、本実施形態においては、排紙ローラのローラ軸に熱伝導性部材としての放熱部材を当接させるという簡素な構成で、ローラ部の熱を逃がすようにした。以下、本画像形成装置の特徴部について具体的に説明する。
図2は、排紙駆動ローラ21と、熱伝導性部材としての放熱部材22とを示す概略斜視図である。
図2に示すように、記録紙上の定着直後の画像に接触する排紙駆動ローラ21は、ゴムで構成されたローラ部21aが、金属からなるローラ軸21bの中央付近に、所定の間隔を開けて2つ設けられている。そして、高熱伝導性部材で構成された板状の放熱部材22の一端が、ローラ軸21bの外径面に当接している。記録紙Pからローラ部21aの表面へ移動した熱は、ローラ軸21bを介して放熱部材22へ移動し、放熱部材22により放熱される。このように、板状の放熱部材22を、ローラ軸21bに当接させるという簡素な構成で、ローラ部21aの熱をローラ軸21bを介して逃がすことができ、排紙駆動ローラ21をヒートパイプで構成して、排紙駆動ローラ21の軸端部の設けた放熱部へローラ部の熱を移動させて、ローラ部の熱を逃がすものに比べて、装置のコストダウンを図ることができる。また、放熱部材22を、ローラ軸の適当な箇所に当接させればよく、装置の空いたスペースに放熱部材22を這い回すことが可能となり、装置のレイアウト上の制約が小さく、装置の大型化を抑制することができる。
また、放熱部材22をローラ軸21bの外径面に当接させることで、放熱部材をローラ軸21bの軸端部に、放熱部材を当接させたものに比べて、ローラ部21aから放熱部材までの熱移動距離を短くすることができる。これにより、ローラ部21aの熱を、ローラ軸21bを介してすばやく放熱部材22へ移動させることができ、放熱部材22で放熱することができる。これにより、ローラ部やローラ軸の温度上昇を良好に抑制することができ、記録紙Pの画像表面のトナーの一部が、再溶融するのを抑制することができ、画像にコロ跡ができるなどの画像の悪化を抑制することができる。
また、放熱部材22を、ローラ軸21bの外径面に当接させることで、各ローラ部21aから放熱部材22への熱移動距離をほぼ均等にすることができ、両方のローラ部21aからほぼ均等に放熱部材へ熱を移動させることができ、複数のローラ部21aを均等に温度低下させることができる。
図3は、排紙駆動ローラ21の概略断面図である。
排紙駆動ローラ21の排紙ローラ部のローラ軸21bの直径φdは、10mm以上とし、なるべく大きい方が好ましい。ローラ軸の直径φdを、大きくすることで、ローラ部21aとの接触面積を増やすことができ、ローラ部21aからローラ軸21bへの熱伝導効率を高めることができ好ましい。さらに、ローラ軸21bの直径φdを大きくすることで、ローラ軸21bの熱容量を大きくすることができ、ローラ軸21bの温度上昇を抑制することができる。これにより、ローラ部21aからローラ軸21bへの熱伝導効率の低下を抑制することができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができ好ましい。
また、ローラ部21aの直径φDはなるべく小さくして、ローラ部21aの厚みを8mm以下にする(φD≦φd+8)にするのが好ましい。ローラ部21aは、ゴム材料で構成されており、熱伝導率が金属に比べて低く熱が移動し難い。そのため、ローラ部21aの厚みを8mm以下とし、なるべく薄くすることで、ローラ部21aの表面へ移動した記録紙Pの熱を、すばやくローラ軸21bへ移動させることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができ、好ましい。
また、ローラ部21aを、ゴム材料で構成することで、排紙従動ローラ25が当接した際にローラ部21aが弾性変形して所定のニップ幅が形成される。このように、所定のニップ幅を有することで、高い搬送力を保つことができる。また、所定のニップ幅を有することで、記録紙Pの画像にかかるローラ部からの圧力が低減される。これにより、画像にコロ跡が発生しにくくすることができる。
図4は、画像形成装置の筐体40の一部と、定着装置20と原稿読取部4と排紙ローラ対と、放熱部材22と示す概略斜視図である。
図4に示すように、放熱部材22の他端は、筐体40にネジ止めされた金属からなる原稿読取部4を支持するスキャナ支持部材としてのスキャナブラケット46にネジ止めされている。このように、放熱部材22を筐体40の金属部材に接続することで、放熱部材22へ移動したローラ部21aの熱を、スキャナブラケット46へ移動させることができ、スキャナブラケット46からも放熱することができる。
図5は、筐体の概略斜視図である。
筐体40は、底板47、画像形成装置の手前側の左右方向両端に立設された支柱ステー41,42、画像形成装置の奥側に配置され、感光体、現像ローラ、搬送ローラなどの画像形成装置に設けられた回転体を回転駆動する駆動装置などを保持する側板43を備えている。また、2本の支柱ステー41,42にネジ止めされた左右方向に伸びる手前側梁ステー45a、45b、前後方向に伸びる複数の前後梁ステー44a,44b、44c,44d,44eなどを有している。
これら、筐体40を構成する各部材(支柱ステー41,42、側板43、手前側梁ステー45a、45b、前後梁ステー44a,44b、44c,44d,44e、底板47)は、金属で構成されている。従って、放熱部材22の他端を、筐体40にネジ止めされたスキャナブラケット46にネジ止めすることで、スキャナブラケット46から筐体40へと移動させることができる。筐体40全体でローラ部の熱を放熱することができる。また、放熱部材22を熱容量の大きい筐体40に接続することで、放熱部材22の温度上昇を抑制することができ、連続通紙枚数が大量であっても、放熱部材22の温度上昇を抑制でき、ローラ部の熱を良好に放熱部材22へ移動させることができる。
本実施形態では、筐体40に放熱部材22を接続しているが、金属からなり、熱容量の大きな部品であればよく、例えば、排紙駆動ローラ21を備える画像形成部2に対して、外部部材となる原稿読取部4の筐体や、自動原稿搬送装置3の筐体に接続してもよい。
次に、変形例について説明する。
[変形例1]
図6は、変形例1の概略斜視図である。
図6に示すように、この変形例1は、複数の放熱部材22をローラ軸21bの外径面に当接させたものである。このように、複数の放熱部材22をローラ軸21bの外径面に当接させることで、ローラ軸から放熱部材への伝熱効率を高めることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができる。
2つの放熱部材のうち、装置奥側に配置された放熱部材22の他端は、図5で示す筐体40のAで囲んだ部分に配置された図4に示すスキャナブラケット46に締結し、装置手前に配置された放熱部材22の他端は、図5で示す筐体40のAで囲んだ部分に締結される。
また、一つの放熱部材22に、ローラ軸に当接する複数の当接部を、軸方向に所定の間隔を開けて設け、ローラ軸の軸方向複数個所で、熱を放熱部材22へ移動できるようにしてもよい。かかる構成としても、ローラ軸21bから放熱部材22への伝熱効率を高めることができる。
[変形例2]
図7は、変形例2の概略斜視図である。
この変形例2は、ローラ軸21bを回転自在に支持する軸受部材27を介して放熱部材22をローラ軸21bに当接させたものである。
この変形例2は、放熱部材22を放熱部22bと軸受部22aとで構成したものである。排紙駆動ローラ21は、回転駆動するため、図2や図6に示した構成の場合、放熱部材22がローラ軸21bに摺動することになり、摺動音が発生するおそれがある。一方、この変形例2では、放熱部材22が、軸受部22aを備えることで、放熱部材22とローラ軸21bとの間で摺動音が発生するのを防止することができる。また、ローラ軸21bと放熱部材22との接触面積を増やすことができ、ローラ軸21bから放熱部材22への伝熱効率を高めることができる。
放熱部22bは、板状の部材であり、軸方向外側に湾曲し、軸方向に弾性変形可能な板バネ部122を有しており、その板バネ部122には、軸受部22aの装置側板49の嵌合穴49aに嵌合する嵌合穴部49aに嵌合する嵌合部121が貫通する貫通孔123が設けられている。軸受部22aは、玉軸受けなどの金属からなる転がり軸受である。
軸受部22aの嵌合部121を放熱部22bの嵌合穴部49aに貫通させて、嵌合部121を装置側板49の嵌合穴49aに嵌合する。その嵌合の際に放熱部22bの板バネ部122を、軸受部22aにより装置側板49側へ押圧して板バネ部122を弾性変形させることで、放熱部22bを軸受部22aに当接させることで、軸受部22aと放熱部22bとを熱的に接続する。これにより、ローラ部21aの熱が、ローラ軸21bから軸受部22aを介して放熱部22bに伝導し、放熱部22で放熱することができる。
また、図8に示すように、放熱部22bを軸受部22aにカシメ等により固定してもよい。また、図9に示すように、放熱部22bと軸受部22aとからなる放熱部材22を、ローラ部間に設けてもよい。
また、軸受部22aは、図10に示すように、内部にグリスGが封入されたすべり軸受としてもよい。グリスGによりローラ軸21bと軸受部22aとの密着性を高めることができ、ローラ軸21bから放熱部材22への伝熱効率を高めることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができる。
[変形例3]
図11は、変形例3の概略斜視図である。
この変形例3は、排紙駆動ローラ21のローラ軸21bを、カーボングラファイトで構成したものである。この変形例3では、ローラ部21aが挿入される箇所、放熱部材22の軸受部22aが挿入される軸端部を除き、十字断面にして軽量化を図っている。また、金属軸と同様に、円断面にし、十字断面より断面積が大きくなることに伴う、伝熱効率のアップを図ってもよい。また、この変形例3では、軸受部22aの外周面の一部に平面状の放熱部22bが取り付けられる取り付け面124を有しており、放熱部22bは、この取り付け面124にネジなどにより取り付けられている。
カーボングラファイトは、金属の中でも熱伝導率が比較的高い銅に比べて、約2~5倍のものがあり、ローラ軸21bをカーボングラファイトで構成することで、ローラ部21aの熱を、ローラ軸21bを介してすばやく放熱部材22へ伝導させることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができる。
また、軸受部22aと放熱部22bと有する放熱部材22をカーボングラファイトで構成してもよい。放熱部材22をカーボングラファイトで構成することで、ローラ部21aの熱をすばやく放熱することができる。また、放熱部材22をカーボングラファイトで構成することで、モールドなどで成形することができるため、金属に比べて形状の自由度を高めることができる。
[変形例4]
図12は、変形例4の概略斜視図である。
この変形例4は、放熱部材22の他端に、複数のフィン122cが形成された空冷部22cを設け、この空冷部22cを、筐体40に設けたファン100により空冷するようにしたものである。このように、放熱部材22を空冷することで、放熱効果を高めることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができる。また、放熱部材22のファン100から送られた空気が当たる空冷部に複数のフィン122cを設けて、表面積を大きくすることで効率よく空冷することができる。
ファン100は、画像形成装置の別のユニットを冷却するために備えられていることが一般的であるため、放熱部材22を適切に配置して(這い回して)、装置内のファン100による空気の送風路に空冷部22cを設けることで、新たなファンを追加することなく放熱させることが可能となる。また、この図12では、装置側板49の外側に位置するローラ軸に放熱部材22の一端を当接さえているが、ローラ軸21bの装置側板49より内側の箇所に放熱部材22の一端を当接させてもよい。
また、排紙従動ローラ25のローラ軸の外径面に放熱部材を当接させて、排紙従動ローラ25のローラ部の熱を放熱部材で逃がすようにしてもよい。
図13は、排紙従動ローラ25のローラ部の熱を放熱部材で逃がすようにした一例を示す図である。
この図13に示す例では、排紙従動ローラ25の従動ローラ部25aが、従動ローラ軸25bに対して回転自在に支持された構成となっており、従動ローラ軸25bの従動ローラ部25a間に従動放熱部材28を当接させたものである。この図13では、従動ローラ軸25bは、従動ローラ部25aとともに回動しないので、従動放熱部材28と従動ローラ軸25bとの間で摺動音が発生することがない。
なお、従動ローラ軸25bが、従動ローラ部25aと一体的に回動する構成においては、変形例2と同様、従動放熱部材に軸受部を設けることで、従動放熱部材と従動ローラ軸25bとの間で摺動音が発生するのを防止することができる。しかし、図13に示すように、従動ローラ部25aが、従動ローラ軸25bに対して回転自在に支持された構成とし、従動ローラ軸が回転しない構成とすることで、従動放熱部材に軸受部を設ける必要がなくなり、簡素な構成とすることができ好ましい。
排紙従動ローラ25についても、記録紙Pから熱が移動して温度上昇する。そのため、両面印刷時において、記録紙の第一面に形成された画像が、高温の排紙従動ローラ25に接触した場合に、画像表面のトナーの一部が再溶融して画像に従動ローラ部25aのコロ跡が発生するおそれがある。従って、排紙従動ローラ25についても、従動ローラ軸25bの外径面に従動放熱部材28を当接させて従動ローラ部25aの熱を従動放熱部材28により放熱することで、従動ローラ部25aの温度上昇を抑制することができる。これにより、両面印刷時における第一面に形成された画像にコロ跡が生じるのを抑制することができる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様1)
定着装置20などの加熱手段を通過したシートに接触して搬送するローラ部21aと、ローラ部21aを支持するローラ軸21bとを有する排紙駆動ローラ21など搬送ローラと、ローラ部の熱を逃がす手段とを備えた搬送装置において、ローラ部21aの熱を逃がす手段は、一端がローラ軸21bに当接する放熱部材22などの熱伝導性部材である。
これによれば、放熱部材22などの熱伝導性部材の一端をローラ軸21bに当接させるという簡素な構成で、ローラ部21aの熱を、ローラ軸21bを介して熱伝導性部材へ逃がすことができる。また、熱伝導性部材の他端を、装置内の空いたスペースに適宜這い回すことができ、装置の大型化を抑制することができる。これにより、ローラ部21aの熱を逃がす手段として、排紙駆動ローラ21などの搬送ローラをヒートパイプで構成し、軸端部に放熱部を設ける特許文献1に記載の構成に比べて、装置の大型化や装置のコストアップを抑制することができる。
(態様2)
態様1において、ローラ部21aは、ゴム材料で構成され、軸方向において、所定の間隔を開けて複数設けられており、放熱部材22などの熱伝導性部材の一端を、ローラ軸21bのローラ部間に当接させた。
これによれば、2つのローラ部のうち、一方のローラ部から放熱部材22までの熱伝導性部材までの熱移動距離と、他方のローラ部から熱伝導性部材までの熱移動距離とを同一にすることができ、両方のゴムローラ部から均等に熱伝導性部材へ熱を移動させることができる。これにより、複数のゴムローラ部間で温度差が生じるのを抑制することができる。
(態様3)
態様1または2において、放熱部材22などの熱伝導性部材の他端は、当該搬送装置が搭載される本体装置の筐体または、本体装置の外部の部材に熱的に接続されている。
これによれば、実施形態で説明したように、搬送ローラのローラ部21aの熱を、本体装置の筐体または本体装置の外部の部材からも放熱することができ、ローラ部の温度上昇を抑制することができる。また、放熱部材22などの熱伝導性部材を、本体装置の筐体または、本体装置の外部の部材に熱的に接続することで、熱容量を大きくすることができ、放熱部材の温度上昇が抑制され、連続通紙枚数が大量であっても、良好に、ローラ部の熱を放熱部材へ移動させることができ、ローラ部の温度上昇を抑制することができる。
(態様4)
態様1乃至3いずれかにおいて、ローラ軸21bの直径は、10mm以上であり、ローラ部21aの直径をD、前記ローラ軸の直径をdとしたとき、D=d+8mm以下である。
これによれば、実施形態で説明したように、ローラ軸21bの直径を10mm以上とすることで、ローラ軸21bの熱容量を大きくすることができ、ローラ部21aから熱が移動したときのローラ軸21bの温度上昇を抑えることができる。また、ローラ部21aとローラ軸21bとの接触面積を増やすことができる。これにより、ローラ部21aからローラ軸21bへの伝熱効率を高めることができる。
さらに、ローラ部21aの直径をD、前記ローラ軸の直径をdとしたとき、D=d+8mm以下とすることで、ローラ部21aの表面へ移動した記録紙Pの熱を、すばやくローラ軸21bへ移動させることができ、ローラ部21aの温度上昇を抑制することができる。
(態様5)
態様1乃至4いずれかにおいて、放熱部材22などの熱伝導性部材の一端が、軸受部22aを有する。
これによれば、変形例2で説明したように、放熱部材22などの熱伝導性部材とローラ軸21bとの間で摺動音が発生するのを防止することができる。
(態様6)
態様1乃至5いずれかにおいて、ローラ軸21bおよび放熱部材22などの熱伝導性部材の少なくとも一方が、カーボングラファイト製である。
これによれば、ローラ軸21bおよび放熱部材22などの熱伝導性部材の両方が金属の場合に比べて、放熱効率を高めることができる。
(態様7)
態様1乃至6いずれかにおいて、放熱部材22などの熱伝導性部材を空冷するファン100などの空冷手段を備える。
これによれば、放熱部材22などの熱伝導性部材がファン100などの空冷手段により空冷されることで、放熱効率を高めることができ、ローラ部の温度上昇を抑制することができる。
(態様8)
シートに画像を記録する画像記録手段と、これによって記録された画像をシートを加熱して定着せしめる定着手段と、定着手段から送り出されたシートを搬送する搬送手段とを備える画像形成装置において、搬送手段として、態様1乃至7いずれかの搬送装置を用いた。
これによれば、実施形態で説明したように、シートなどの記録紙に形成された画像にコロ跡が生じるのを抑制することができる。
2 :画像形成部
3 :自動原稿搬送装置
4 :原稿読取部
10 :作像ユニット
20 :定着装置
20a :定着ローラ
20b :加圧ローラ
21 :排紙駆動ローラ
21a :ローラ部
21b :ローラ軸
22 :放熱部材
22a :軸受部
22b :放熱部
22c :空冷部
25 :排紙従動ローラ
25a :従動ローラ部
25b :従動ローラ軸
26 :排紙ローラ対
28 :従動放熱部材
40 :筐体
46 :スキャナブラケット
47 :底板
100 :ファン
122c :フィン
G :グリス
P :記録紙
特開2006-225115号公報

Claims (7)

  1. 加熱手段を通過したシートに接触して搬送するローラ部と前記ローラ部を支持するローラ軸とを有する搬送ローラと、
    前記ローラ部の熱を逃がす手段とを備えた搬送装置において、
    前記ローラ部の熱を逃がす手段は、一端が前記ローラ軸に当接する熱伝導性部材であり、
    前記ローラ部は、ゴム材料で構成され、軸方向において、所定の間隔を開けて複数設けられており、
    前記熱伝導性部材の一端を、前記ローラ軸のローラ部間に当接させたことを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1に記載の搬送装置において、
    前記熱伝導性部材の他端は、当該搬送装置が搭載される本体装置の筐体または、前記本体装置の外部の部材に熱的に接続されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項1または2に記載の搬送装置において、
    前記ローラ軸の直径は、10mm以上であり、
    前記ローラ部の直径をD、前記ローラ軸の直径をdとしたとき、D≦d+8mmであることを特徴とする搬送装置。
  4. 請求項1乃至3いずれか一項に記載の搬送装置において、
    前記熱伝導性部材の一端が、軸受部であることを特徴とする搬送装置。
  5. 請求項1乃至4いずれか一項に記載の搬送装置において、
    前記ローラ軸および前記熱伝導性部材の少なくとも一方が、カーボングラファイト製であることを特徴とする搬送装置。
  6. 請求項1乃至5いずれか一項に記載の搬送装置において、
    前記熱伝導性部材を空冷する空冷手段を備えることを特徴とする搬送装置。
  7. シートに画像を記録する画像記録手段と、
    これによって記録された画像をシートを加熱して定着せしめる定着手段と、
    定着手段から送り出されたシートを搬送する搬送手段とを備える画像形成装置において、
    前記搬送手段として、請求項1乃至6いずれか一項に記載の搬送装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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