JP4402009B2 - 光学装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置で用いられる光学装置に関する。
従来の技術を、図10〜図12を用いて説明する。図10はカラー画像をプリントする画像形成装置(プリンタ)である。
画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像を形成するための感光ドラム(像担持体)20を備える。感光ドラム20は導電体に感光層を塗布したものである。また、画像形成装置は、光学装置21、現像器22、中間転写ベルト23、シート(記録材;転写材)を格納する給紙カセット24、定着器25、排紙トレー26、帯電器27を備える。
画像形成動作は、次のように行われる。まず、帯電器27が感光ドラム20の表面を一様に帯電する。不図示の画像読取装置もしくはパーソナルコンピュータ等から入力された画像情報に基づいて、光学装置21がレーザ光を照射し、感光ドラム20上に静電潜像を形成する。次に現像器22が、摩擦帯電されたトナーを感光ドラム20上の静電潜像に付与することで、トナー像を形成する。4つの感光ドラム20でそれぞれ形成された各色のトナー像は、中間転写ベルト23上に順次転写される。このように重ね合わされたトナー像(未定着像)は、給紙カセット24から搬送されたシートに再転写され、定着器25から熱と圧力を付与されることでシート上に定着される。画像形成後のシートは排紙トレー26上に積載される。
図11は図10の画像形成部を示した図である。図11の光学装置は、4つの感光ドラム(像担持体)を一括して露光する構成を有するものである。なお、この構成の他にも、1つの感光ドラムのみを露光する構成の光学装置や、2つの感光ドラムを露光する構成の光学装置等がある。
一般に、光学装置は、レーザ光(光ビーム)を偏向走査するポリゴンミラー(回転多面鏡)29、レーザ光を等速走査および感光ドラム上でスポット結像させるfθレンズ30a,30b、レーザ光を所定の方向へ反射する反射ミラー31を有する。画像情報に基づいて光源から出射された光ビームは、ポリゴンミラー29、fθレンズ30a,30b、反射ミラー31を経て感光ドラム上に導かれる。ポリゴンミラー29は、ポリゴンモータ(不図示)に固定されており、ポリゴンモータによって回転駆動される。これらの部品は光学箱32内に収容されている。各部品はビスやバネで光学箱32に取り付けられている。光学箱32に上蓋33を取り付けることで光学装置内部を密閉し、塵埃の侵入を防いでいる。
図12は光学装置を図11の矢印A方向から見た図である。図12では、反射ミラーおよび光学箱の図示が省略されている。画像形成時、ポリゴンミラー29は図中矢印a方向に回転し、光源34から出射された光ビームを偏向走査する。図12の光学装置では、2つのfθレンズ30a,30bが、ポリゴンミラーに対し対称配置されており、2つの光源34から出射した光ビームはそれぞれポリゴンミラー29によって偏向走査され、各光路専用のfθレンズ30a,30b及び反射ミラーを介して、感光ドラムへと導かれる。
ポリゴンミラーを有する光学装置では、ポリゴンモータの発熱による昇温が問題となる
。モータの熱が周囲に配置されたレンズ等の光学部品を熱膨張させ、スポット変動、倍率変化、照射位置変動等を招き、画像品質を低下させるからである。
この問題に対して従来は次のような手法が提案されている。特許文献1に記載されているようにポリゴンモータの基板裏面に取り付けた鋼板によって基板の熱を吸熱し、その鋼板の他端部から熱を機外に放出するものである。
このような構成であっても、ポリゴンモータ近傍では使用頻度によっては放熱する熱量よりも発熱する熱量が上回り、温度が上昇する。その結果、熱がポリゴンの回転に伴いレンズ等の光学部品に吹き付けられることになる。これにより、吹き付けられたレンズ等は熱膨張を生ずることになる。そのため、ポリゴンモータの使用頻度によらずポリゴンモータ近傍の熱の影響を小さくすることが好ましい。
それに対して、ポリゴンモータからの熱がレンズ等に吹き付けられないようにするため、特許文献2、特許文献3に記載されているようにポリゴンミラー部をレンズ等の光学部品から仕切り、仕切り部の内部でポリゴンミラー部の熱を外部に放熱する構成がある。
特開平11−242177号公報 特開2000−2854号公報 特開平10−123447号公報
しかし、ポリゴンミラー部をレンズ等の光学部品等から仕切る構成にすると、新たに仕切るための部品が必要となり、部品点数が増えると共に、光学装置が大型化する問題が発生する。そのため、回転多面鏡であるポリゴンミラーを回りの光学部品から仕切らなくても、光学部品に対するポリゴンモータから発生する熱の影響を小さくすることが好ましい。
そこで本発明の目的は、回転多面鏡と光学部品とを仕切らなくとも、光学部品側の回転多面鏡からの熱の影響を小さくすることである。
上記目的を達成するために本発明では、以下の構成を採用する。
本発明の第態様は、
未定着像を形成する未定着像形成手段と、未定着像を記録材上に定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
回転して第一光ビームと第二光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、
偏向走査された前記第一光ビームを第一像担持体上に結像するための第一光学部品と、
前記回転多面鏡に対して前記第一光学部品と反対側に配置され、偏向走査された第二光ビームを第二像担持体上に結像するための第二光学部品と、
光学装置の内部から露出部に延伸しており、光学装置の内部の熱を前記露出部に伝導させ前記露出部から放熱させる放熱部材であって、前記回転多面鏡の回転により前記回転多面鏡からそれぞれ前記第一及び第二光学部品側に向かう空気の熱を放熱するための第一及び第二放熱部材と、
を有する光学装置であって
前記第一及び第二放熱部材は前記第一光学部品と前記第二光学部品との間に設けられ、前記第一放熱部材と前記第二放熱部材とは前記回転多面鏡を介して対向する位置にあ光学装置を備え、
前記第一光学部品は、前記第二光学部品よりも前記定着手段に近くなるように配置され、
前記第一放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第一光学部品よりも上流側でかつ前記第二光学部品よりも下流側に配置され、
前記第二放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第二光学部品よりも上流側でかつ前記第一光学部品よりも下流側に配置され、
前記第一放熱部材の表面積は、前記第二放熱部材の表面積よりも大きくなるように構成され、前記第一放熱部材の放熱量は、前記第二放熱部材の放熱量よりも大きいことを特徴とする画像形成装置である。
本発明の第態様は、
未定着像を形成する未定着像形成手段と、未定着像を記録材上に定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
回転して第一光ビームと第二光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、
偏向走査された前記第一光ビームを第一像担持体上に結像するための第一光学部品と、
前記回転多面鏡に対して前記第一光学部品と反対側に配置され、偏向走査された第二光ビームを第二像担持体上に結像するための第二光学部品と、
光学装置の内部から露出部に延伸しており、光学装置の内部の熱を前記露出部に伝導させ前記露出部から放熱させる放熱部材であって、前記回転多面鏡の回転により前記回転多面鏡からそれぞれ前記第一及び第二光学部品側に向かう空気の熱を放熱するための第一及び第二放熱部材と、
を有する光学装置であって、
前記第一及び第二放熱部材は前記第一光学部品と前記第二光学部品との間に設けられ、前記第一放熱部材と前記第二放熱部材とは前記回転多面鏡を介して対向する位置にある光学装置を備え、
前記第一光学部品は、前記第二光学部品よりも前記定着手段に近くなるように配置され、
前記第一放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第一光学部品よりも上流側でかつ前記第二光学部品よりも下流側に配置され、
前記第二放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第二光学部品よりも上流側でかつ前記第一光学部品よりも下流側に配置され、
前記第一放熱部材と前記回転多面鏡との間隔は、前記第二放熱部材と前記回転多面鏡との間隔より小さくなるように構成され、前記第一放熱部材の放熱量は、前記第二放熱部材の放熱量よりも大きいことを特徴とす画像形成装置である。
本発明によれば、簡易な構成で、光学装置内部の熱の空気伝搬を抑制できるので、回転多面鏡と光学部品とを仕切らなくとも、光学部品側の回転多面鏡からの熱の影響を小さくすることができる。
また、複数の光学系を備えた光学装置において、簡易な構成で、環境温度の偏りに起因する光学系毎の昇温度合の偏りを緩和し、色ズレの発生を抑制することができる。
以下に図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。なお、以下に述べる光学装置は、電子写真方式の複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる。画像形成装置の構成及び光学装置の全体構成については、図10、図11に示す構成の他、公知の構成を採用することができるので、ここでは説明を割愛する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光学装置の要部を示す斜視図であり、図2は、ポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す模式図であり、図3は、蓋及び冷却部材の構成を示す図である。
この光学装置(走査光学装置)は、光ビームを偏向走査するポリゴンミラー1(回転多面鏡)と、ポリゴンミラー1で偏向走査された光ビームを感光ドラム(像担持体)上に結像するためのレンズ2(光学部品)と、これらを格納する光学箱4(筐体)及び蓋5と、ポリゴンミラー1の回転によりレンズ2に吹き付けられる空気流を冷却する放熱部材である冷却部材3と、を備える。
この光学装置では、図2に示すように、ポリゴンミラー1が矢印a方向に回転し、レーザ光源から出射された光ビームXをY1からY2の範囲に偏向走査する。以下、レンズ2よりもポリゴンミラー1の回転方向上流側の領域を「走査開始側領域」、レンズ2よりもポリゴンミラー1の回転方向下流側の領域を「走査終了側領域」とよぶ。
ポリゴンミラー1の回転時には、ポリゴンミラー1の周囲に空気流が発生する(図2の「風の流れ」参照)。ポリゴンモータの回転駆動により発生する熱は、この空気流によって光学装置内部に拡散される。ポリゴンミラー1とレンズ2の間には仕切りが設けられていないため、ポリゴンミラー1の回転により温かい空気はレンズ2側にも流れ、その一部の空気はレンズ2に直接吹き付けられる。
ポリゴンモータ自体の昇温や、その周囲の部品を介する熱伝導については、例えば、ポリゴンモータの軸部にヒートシンク等を取り付けることで抑制可能である。しかしながら、軸部を冷却しても、ポリゴンモータのコイルや駆動IC等から発生した熱が上記空気流により空気伝搬する昇温要因を解決することができない。
そこで本実施形態では、このような熱の空気伝搬を抑制するために、走査開始側領域のポリゴンミラー1の近傍に、アルミ等の金属、また金属以外であっても熱伝導率の高い材
料で構成された冷却部材3を設けている。冷却部材3は、ポリゴンミラー1の近傍(つまり、ポリゴンミラー1の回転によりレンズ2に吹き付けられる空気流の中)に配置される冷却部と、光学箱4と蓋5からなる光学装置の外部に露出する露出部とを有する。露出部は光学装置内部よりも低温の空間に露出していることから、空気伝搬したポリゴンモータの熱(つまり、空気流の熱)が冷却部にて吸収され、露出部にて装置外に放熱される。冷却部材3の材質は熱伝導率が高いものであればよく、例えばアルミ板や鋼板といった単一材料でもよいし、ペルチェ素子のようなものであってもよい。
冷却部材3の配置について詳しく説明する。冷却部材3は、空気流による光学部品(レンズ2)への熱伝搬を抑制するものであるから、レンズ2に吹き付けられる空気流の中に設けられる。冷却部材3の一部(冷却部)はこの空気流の上流側でポリゴンミラー1に沿って配置される。具体的には、図2に示すように、ポリゴンミラー1及びポリゴンモータの側方、走査開始側領域に冷却部材3の冷却部が配置される。冷却部材3の冷却部は、ポリゴンミラー1が光ビームを反射する反射部の近傍までポリゴンミラー1の回転方向に延伸している。特に本実施形態では、ポリゴンミラー1の回転面内において、レンズ2の中心(光軸中心)とポリゴンミラー1の回転中心を結んだ線と、冷却部材3の中心とポリゴンミラー1の回転中心を結んだ線とが、略直交するような位置関係に、冷却部材3が配置されている。
冷却部材3はポリゴンミラー1による空気流を冷却するため、ポリゴンミラー1から離れるほど冷却効果が小さくなる。また、ポリゴンモータの熱による影響が最も大きいのがレンズ2である。よって、冷却部材3の冷却部は、レンズ2よりもポリゴンミラー1の近くに配置されていることが好ましい。具体的には、図4に示すように、ポリゴンミラー1の回転中心と冷却部材3の間の距離をr1、ポリゴンミラー1の回転中心とレンズ2の有効走査範囲(破線部分)の間の最大距離をr2としたとき、r1<r2となるように冷却部材3が配置されているとよい。
このような配置によれば、レンズ2に向かう空気流がポリゴンミラー1と冷却部材3との間を流れることとなり、冷却部材3によって空気流の熱を効果的に吸収することができる。その結果、レンズ2の昇温を抑制できる。本実施形態では、冷却部がポリゴンミラー1の形状に倣う弧形状を有しているので、ポリゴンミラー周辺の熱を略均等に吸収でき、良好な冷却効果が得られる。なお、冷却部の形状は弧形状に限らず、平板状などでも構わない。
冷却部材3の表面積が大きいほど冷却効果は高くなる。したがって、表面積をアップさせるために、冷却部材によってポリゴンミラー1の周囲の大部分を覆う構成であってもいい(例えば、走査開始側だけでなく、背面側あるいは走査終了側まで冷却部材を設ける。)。ただし、そのときには、少なくとも冷却部材の一部分は走査開始領域側のポリゴンミラーの近傍に配置されている必要がある。また、図5に示すように冷却部材3を複数の板状体から構成したり、図6に示すように冷却部材3の冷却部に複数のリブ(フィン)7を設けたりすることも好ましい。なお、リブは、空気の流れに平行に設けるとよい。
冷却部材3は、光学装置の蓋5もしくは光学箱4に取り付けられる。図3は、一例として、光学装置を密閉するために光学箱4に取り付けられる蓋5に、冷却部材3を一体的に設けた構成を示している。図3(a)は、蓋5のみを上方からみた斜視図であり、図3(b)は、図3(a)のA−A線における光学装置の模式的な断面図である。この例の冷却部材3は、インサート成形によって樹脂製の蓋5に一体化されており、その下端部(冷却部)が蓋5の内側に突き出し、上端部(露出部)が蓋5の外側に突き出している。この蓋5を光学箱4に固定することで、冷却部材5の下端部(冷却部)がポリゴンミラー1の近傍に配置される。
ただし、冷却部材の取付方法は図3の例に限らない。例えば、光学箱に冷却部材を固定し、蓋に設けた孔から冷却部材の上端部を装置外部に露出させる構成でもよい。また、インサート成形によって光学箱に冷却部材を一体化し、冷却部材の下端部を光学箱の底面や側壁から装置外部に露出させてもよい。あるいは、光学箱と蓋とで冷却部材を挟むことによって冷却部材を固定するようにしてもよい。また、放熱部材を蓋に一体的に取り付け、蓋全体または放熱部材が取り付けられている部分を放熱材料と同じ材料または熱伝導率の高い材料にして、その部分が放熱部材の露出部を兼ねる構成であっても問題ない。
冷却部材3の放熱効率を高めるために、冷却部材の露出部を強制冷却することも好ましい。例えば、図7に示すように、光学装置外部にダクト6(流路)を形成し、このダクト6内に冷却部材3の露出部が露出するようにし、ファン等の冷却風をダクト6に通して冷却部材3を強制冷却するとよい。これにより、冷却部材3の冷却効果がさらに向上する。なお、冷却部材3の露出部の形状は、必ずしも冷却部の形状と同じである必要は無く、図7に示すような平板状でもよい。また、冷却部材3の放熱を助けるために、露出部に複数のリブ(フィン)を設けることも好ましい。
以上述べたように本実施形態によれば、走査開始側領域に冷却部材3を設けるといった簡易な構成で、レンズ2に吹き付けられる空気流を効果的に冷却できるので、回転多面鏡と光学部品とを仕切らなくとも、光学部品側の回転多面鏡からの熱の影響を小さくすることができる。したがって、スポット変動、倍率変化、照射位置変動等を抑制でき、高品位な画像形成が可能となる。
(第2実施形態)
図8は、本発明の第2実施形態に係る光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す図である。
本実施形態の光学装置は、光ビームX,X′を偏向走査するポリゴンミラー1(回転多面鏡)と、ポリゴンミラー1で偏向走査された光ビームY1〜Y2を感光ドラム(第一像担持体)上に結像させる第1レンズ2(第一光学部品)と、ポリゴンミラー1で偏向走査された光ビームY1′〜Y2′を他の感光ドラム(第二像担持体)上に結像させる第2レンズ2′(第二光学部品)と、ポリゴンミラー1、第1及び第2レンズ2,2′を格納する光学箱及び蓋と、ポリゴンミラー1の回転により第1レンズ2に吹き付けられる空気流を冷却する冷却部材3と、を備える。第2レンズ2′は、ポリゴンミラー1に対し第1レンズ2とポリゴンミラーに対して反対側の位置に配置されている。
この光学装置は、複数の感光ドラムを有する画像形成装置に適用される。複数のレーザ光源から出射された複数の光ビームX,X′(第一、第二光ビーム)は、単一のポリゴンミラー1によって偏向され、第1レンズ2もしくは第2レンズ2′を経て各々感光ドラムに導かれる。すなわち、図8中、ポリゴンミラーの左側の走査光学系では、a方向に回転するポリゴンミラー1が光ビームXをY1からY2の範囲に偏向走査し、ポリゴンミラーの右側の走査光学系では、ポリゴンミラー1が光ビームX′をY1′からY2′の範囲に偏向走査する。
ポリゴンミラー1の周囲に複数の光学系が配された光学装置では、光学系間の環境温度(周辺温度)の違いが色ズレの発生原因となる。図8の例では、光学装置の左方に定着器などの熱源が存在しており、装置右側に比べて左側のほうが環境温度が高くなっている(以下、熱源から遠く環境温度の低い側を「低温側」、熱源に近く環境温度の高い側を「高温側」とよぶ。)。このような環境温度の勾配により、高温側に配置された第1レンズ2は、低温側に配置された第2レンズ2′に比べて温度が高くなりやすい。そうすると、左
右の光学系間でスポット変動、倍率変化、照射位置変動等のバラツキが生じ、色ズレが発生するのである。
そこで本実施形態では、空気流による熱の伝搬を抑制するとともに、上述したような光学系間の温度差を是正するために、第1レンズ2よりもポリゴンミラー1の回転方向上流側であって、且つ、第2レンズ2′よりもポリゴンミラー1の回転方向下流側に、冷却部材3を設けている。冷却部材3の構成は第1実施形態と同様である。
上記構成により、高温側の第1レンズ2に吹き付けられる空気流が冷却されるため、第1レンズ2の昇温を抑制できる。しかも、高温側の空気流のみを冷却しているため、第1レンズ2と第2レンズ2′の間の温度の偏りが緩和される。よって、左右の光学系の温度差を十分小さくでき、倍率や照射位置等のバラツキを抑制し、色ズレの発生を抑制することが可能となる。
(第3実施形態)
図9は、本発明の第3実施形態に係る光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す図である。
第2実施形態では、高温側の第1レンズ2(第一光学部品)に吹き付けられる空気流を冷却する冷却部材3(第一放熱部材)だけを設けたが、第3実施形態では、低温側の第2レンズ2′(第二光学部品)に吹き付けられる空気流を冷却する第2冷却部材3′(第二放熱部材)をさらに設ける。それ以外の構成は第2実施形態のものと同様である。
第2冷却部材3′は、図9に示すように、第2レンズ2′(第二光学部品)よりもポリゴンミラー1の回転方向上流側であって、且つ、第1レンズ2(第一光学部品)よりもポリゴンミラー1の回転方向下流側に配置されている。
第1冷却部材と第2冷却部材のポリゴンミラーからの間隔はほぼ等しく、第2冷却部材3′の表面積は冷却部材3よりも小さくなっており、その結果、第2冷却部材3′の放熱具合が冷却部材3よりも小さくなっている。つまり、第1冷却部材3、第2冷却部材3′の冷却部は、ポリゴンミラー1に対してそれぞれの光レーザの走査が開始する側に対応してポリゴンミラー1に沿って配置されており、第1冷却部材3と第2冷却部材3′の放熱具合(放熱量、冷却効果)は互いに異なっている。両冷却部材3,3′の放熱具合の差は、上述した環境温度の勾配に起因する光学系間の温度差をちょうど無くすように、すなわち、定着器等の熱源に近い光学部品の方に向かう空気の熱を放熱する冷却部材3の放熱量が他方の冷却部材3′の放熱量よりも大きくなるように、設定されていることが好ましい。
上記構成により、左右の光学系の温度をほぼ等しくでき、色ズレの発生をより一層抑制することが可能となる。
第2冷却部材3′の材質や形状についても、第1実施形態の冷却部材3と同様の構成を採用することで、同様の効果を得ることができる。
なお、本実施例では、放熱部材の表面積を異ならせることで放熱部材による放熱具合(放熱量)を異ならせる構成であったが、その他に、放熱部材の回転多面鏡からの距離(間隔)を異ならせることで、同じ構成の放熱部材であっても放熱具合を異ならせることができる。
以上、本発明により、回転多面鏡と光学部品とを仕切らなくとも、光学部品側の回転多
面鏡からの熱の影響を小さくすることができる。
第1実施形態に係る光学装置の要部を示す斜視図。 第1実施形態に係る光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す模式図。 第1実施形態に係る光学装置の蓋及び冷却部材の構成を示す図。 ポリゴンミラー、レンズ、冷却部材の位置関係を示す図。 冷却部材の変形例を示す図。 冷却部材の変形例を示す図。 冷却部材を強制冷却するための構成例を示す図。 第2実施形態に係る光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す模式図。 第3実施形態に係る光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す模式図。 画像形成装置の構成を示す図。 従来の光学装置の構成を示す図。 従来の光学装置のポリゴンミラー近傍の部品配置と風の流れを示す模式図。
符号の説明
1 ポリゴンミラー(回転多面鏡)
2 レンズ(光学部品、第一光学部品)
2′ 第2レンズ(第二光学部品)
3 冷却部材(放熱部材、第一放熱部材)
3′ 第2冷却部材(第二放熱部材)
4 光学箱
5 蓋
6 ダクト
7 リブ(フィン)

Claims (2)

  1. 未定着像を形成する未定着像形成手段と、未定着像を記録材上に定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
    回転して第一光ビームと第二光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、
    偏向走査された前記第一光ビームを第一像担持体上に結像するための第一光学部品と、
    前記回転多面鏡に対して前記第一光学部品と反対側に配置され、偏向走査された第二光ビームを第二像担持体上に結像するための第二光学部品と、
    光学装置の内部から露出部に延伸しており、光学装置の内部の熱を前記露出部に伝導させ前記露出部から放熱させる放熱部材であって、前記回転多面鏡の回転により前記回転多面鏡からそれぞれ前記第一及び第二光学部品側に向かう空気の熱を放熱するための第一及び第二放熱部材と、
    を有する光学装置であって
    前記第一及び第二放熱部材は前記第一光学部品と前記第二光学部品との間に設けられ、前記第一放熱部材と前記第二放熱部材とは前記回転多面鏡を介して対向する位置にあ光学装置を備え、
    前記第一光学部品は、前記第二光学部品よりも前記定着手段に近くなるように配置され、
    前記第一放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第一光学部品よりも上流側でかつ前記第二光学部品よりも下流側に配置され、
    前記第二放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第二光学部品よりも上流側でかつ前記第一光学部品よりも下流側に配置され、
    前記第一放熱部材の表面積は、前記第二放熱部材の表面積よりも大きくなるように構成され、前記第一放熱部材の放熱量は、前記第二放熱部材の放熱量よりも大きいことを特徴とする画像形成装置
  2. 未定着像を形成する未定着像形成手段と、未定着像を記録材上に定着する定着手段と、を有する画像形成装置において、
    回転して第一光ビームと第二光ビームを偏向走査する回転多面鏡と、
    偏向走査された前記第一光ビームを第一像担持体上に結像するための第一光学部品と、
    前記回転多面鏡に対して前記第一光学部品と反対側に配置され、偏向走査された第二光
    ビームを第二像担持体上に結像するための第二光学部品と、
    光学装置の内部から露出部に延伸しており、光学装置の内部の熱を前記露出部に伝導させ前記露出部から放熱させる放熱部材であって、前記回転多面鏡の回転により前記回転多面鏡からそれぞれ前記第一及び第二光学部品側に向かう空気の熱を放熱するための第一及び第二放熱部材と、
    を有する光学装置であって
    前記第一及び第二放熱部材は前記第一光学部品と前記第二光学部品との間に設けられ、前記第一放熱部材と前記第二放熱部材とは前記回転多面鏡を介して対向する位置にあ光学装置を備え、
    前記第一光学部品は、前記第二光学部品よりも前記定着手段に近くなるように配置され、
    前記第一放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第一光学部品よりも上流側でかつ前記第二光学部品よりも下流側に配置され、
    前記第二放熱部材は、前記回転多面鏡の回転方向における前記第二光学部品よりも上流側でかつ前記第一光学部品よりも下流側に配置され、
    前記第一放熱部材と前記回転多面鏡との間隔は、前記第二放熱部材と前記回転多面鏡との間隔より小さくなるように構成され、前記第一放熱部材の放熱量は、前記第二放熱部材の放熱量よりも大きいことを特徴とする画像形成装置
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