JP5876863B2 - 複合アンテナ装置 - Google Patents

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Description

本発明は複合アンテナ装置に関し、特に、複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置に関する。
従来から、複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナは存在する。複合アンテナは、アンテナ素子を配置するスペースに特に問題がなければある程度自由に設計可能であるが、例えば車両に搭載可能な低背型のアンテナ場合、高さ制限やケース内の小さいスペースに収めなければいけない等、種々の制限があり、十分なアンテナ性能を得るのは難しかった。近年の車両には安全性や快適性を求め様々な情報機器の搭載が進められている。それに伴い、種々の周波数帯の信号を用いる必要があり、各周波数帯に適したアンテナ素子を設ける必要があるが、低背型のアンテナのケース内のスペースが小さい場合、各アンテナ素子は互いにアンテナ素子同士が影響し合って、特にAM周波数帯では良好なアンテナ特性を得られないという問題点があった。
このような問題を解決するために、特許文献1に開示の技術では、AM/FMアンテナの第1アンテナ素子の性能が単体時に比べて低下してしまうのを軽減するため、第1アンテナ素子先端にトップ容量部を設けてアンテナ容量を稼ぎ、性能低下を抑えている。また、コイル部を用いて第1アンテナ素子とBand−III/L−Bandの第2アンテナ素子とを電気的に遮断すると共に、FM周波数帯ではトップ容量部と第1アンテナ素子とコイル部が共振アンテナとして、AM周波数帯では非共振アンテナとして動作するように構成している。
特開2012−199865号公報
しかしながら、上述の特許文献1の技術では、各アンテナ素子のアイソレーションを取るために第1アンテナ素子と第2アンテナ素子のクリアランスを10mm以上開ける必要があった。また、アイソレーションの関係でBand−IIIアンテナ特性とFMアンテナ特性がトレードオフの関係となっていた。したがって、両方の性能向上が望まれていた。また、近年さらにアンテナの小型化が求められているため、設置スペースのさらなる縮小化が求められていた。この際、さらにアイソレーションが取り難くなり、性能低下が問題となり得ていた。また、トップ容量部をさらに大型化することも考えられるが、大きくするとトップ容量部とBand−IIIアンテナとのアイソレーションが問題となり、Band−IIIのアンテナ性能が低下する問題もあった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、アンテナ素子を複数の周波数帯で共用することで小型化が可能であり、素子数も減らせるのでコストダウンが可能であり、アンテナ設計も容易な複合アンテナ装置を提供しようとするものである。
上述した本発明の目的を達成するために、本発明による複合アンテナ装置は、共通給電部に接続され、第1周波数帯用のエレメントの一部として機能する第1同調コイル部と、共通給電部に接続され、第1周波数帯よりも高い第2周波数帯用のエレメントの一部として機能する第2同調コイル部と、第1同調コイル部と第2同調コイル部が共通給電部に接続される側と反対側の端部に接続され、第1周波数帯及び第2周波数帯用のエレメントの一部として機能すると共に、第1周波数帯よりも低い第3周波数帯用のエレメントとしても機能する共通トップ容量部と、を具備するものである。
ここで、第1同調コイル部は、第1周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能すれば良い。
また、第2同調コイル部は、第2周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能すれば良い。
さらに、共通給電部とは異なる給電部に接続され、第2周波数帯よりも高い第4周波数帯用のエレメントを具備しても良い。
また、第1同調コイル部又は第2同調コイル部の一部は、第2周波数帯よりも高い第4周波数帯用のエレメントとしても機能するものであっても良い。
また、第1同調コイル部及び/又は第2同調コイル部は、コイルとコンデンサの直列接続回路又は並列接続回路からなっても良い。
また、第1同調コイル部及び/又は第2同調コイル部の軸方向が、シャークフィン形状のカバーの稜線に沿って配置されても良い。
また、第1同調コイル部と第2同調コイル部が、所定のコイルを介して共通トップ容量部に接続されても良い。
本発明の複合アンテナ装置には、アンテナ素子を複数の周波数帯で共用することで小型化が可能であり、素子数も減らせるのでコストダウンが可能であり、アンテナ設計も容易であるという利点がある。
図1は、本発明の複合アンテナ装置の構成を説明するための等価回路図である。 図2は、本発明の複合アンテナ装置の具体的な配置構成を説明するための一部断面概略図である。 図3は、本発明の複合アンテナ装置の他の具体的な配置構成を説明するための概略側面図である。 図4は、本発明の複合アンテナ装置の他の例を説明するための等価回路図である。 図5は、本発明の複合アンテナ装置のさらに他の例を説明するための等価回路図である。
以下、本発明を実施するための形態を図示例と共に説明する。図1は、本発明の複合アンテナ装置の構成を説明するための等価回路図である。図示の通り、本発明の複合アンテナ装置は、第1同調コイル部10と、第2同調コイル部20と、共通トップ容量部30とから主に構成されている。
第1同調コイル部10は、第1周波数帯、例えばFM周波数帯用のエレメントの一部として機能するものである。FM周波数帯は、例えば76MHz〜90MHz帯、又は88MHz〜108MHz帯である。第1同調コイル部10は、共通給電部1に接続される。第1同調コイル部10は、例えば物理的にヘリカル状に巻回された線材からなるものである。ここで、第1同調コイル部10のコイルの線材は太く、コイル径は大きいほうが好ましい。また、基板上にエッチング等で螺旋状になるようにパターンニング形成されたコイルパターンであっても良い。さらに、コイルは、メアンダ型やフラクタル型、スパイラル型等の分布定数素子、また、チップコイル等の集中定数素子等、アンテナの共振周波数を調整可能なインダクタであれば良い。共通給電部1は、第1周波数帯や後述の第2周波数帯、第3周波数帯の各エレメントに対する共通の給電部である。共通給電部1の後段では、複数の異なる周波数帯の信号が重畳された単一の線路からそれぞれの周波数帯に分けて各チューナに入力するための分波器が用いられる。
第2同調コイル部20は、第1周波数帯よりも高い第2周波数帯、例えばデジタルオーディオ放送(DAB(Digital Audio Broadcasting))のBand−III用のエレメントの一部として機能するものである。Band−IIIの周波数帯は、例えば174MHz〜240MHz帯である。第2同調コイル部20も、例えば物理的にヘリカル状に巻回された線材からなるものである。ここで、第2同調コイル部20のコイルの線材は太く、コイル径は大きいほうが好ましい。また、基板上にエッチング等で螺旋状になるようにパターンニング形成されたコイルパターンであっても良い。さらに、コイルは、メアンダ型やフラクタル型、スパイラル型等の分布定数素子、また、チップコイル等の集中定数素子等、アンテナの共振周波数を調整可能なインダクタであれば良い。第2同調コイル部20も、共通給電部1に接続される。本発明の複合アンテナ装置では、このように共通給電部1に第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20が接続されている。
なお、上述の例では、第2周波数帯として例えばDAB用の周波数帯を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えばデジタルテレビジョン放送(DTV)用の周波数帯、即ち、470MHz〜710MHz帯等であっても良い。このように、本発明の複合アンテナ装置は、DAB複合アンテナ装置だけでなく、DTV複合アンテナ装置等にも適用可能である。
共通トップ容量部30は、第1周波数帯及び第2周波数帯用のエレメントの一部として機能すると共に、第1周波数帯よりも低い第3周波数帯、例えばAM周波数帯用のエレメントとしても機能するものである。AM周波数帯は、例えば526.5kHz〜1606.5kHz帯である。共通トップ容量部30は、第1同調コイル部10と第2同調コイル部20が共通給電部1に接続される側と反対側の端部に接続されている。即ち、共通トップ容量部30は、容量装荷アンテナとして機能するものである。共通トップ容量部30により静電容量を持たせることで、第1周波数帯用のエレメントや第2周波数帯用のエレメントを短縮している。
即ち、本発明の複合アンテナ装置では、共通給電部1と共通トップ容量部30の間で、第1同調コイル部10と第2同調コイル部20が並列に接続される構成となっている。
このような構成の複合アンテナ装置では、共通トップ容量部30を3つの周波数帯のアンテナとして共用している。即ち、第1同調コイル部10と共通トップ容量部30とで、共振アンテナとしてFM周波数帯を受信するように構成されている。また、第2同調コイル部20と共通トップ容量部30とで、共振アンテナとしてBand−IIIの周波数帯を受信するように構成されている。そして、共通トップ容量部30が、容量アンテナとしてAM周波数帯を受信するように構成されている。
また、第1同調コイル部10は、第1周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能するように構成されている。即ち、第1同調コイル部10は、FM周波数帯のみを通すように構成されている。そして、第2同調コイル部20は、第2周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能するように構成されている。即ち、第2同調コイル部20は、Band−IIIの周波数帯のみを通すように構成されている。このように、第1同調コイル部10や第2同調コイル部20は、所謂トラップコイルとして機能すれば良い。
そして、第1同調コイル部10のFM周波数帯の受信性能をより上げるために、第2同調コイル部20側に信号がさらに流れないように、第2同調コイル部20をバンドパスフィルタとしても良い。そこで、第2同調コイル部20を、例えばコイルとコンデンサの直列接続回路からなるバンドパスフィルタとして構成しても良い。そして、直列接続回路の共振周波数をBand−IIIの周波数帯に合わせる。これにより、この直列接続回路の共振周波数付近の信号のみが第2同調コイル部20側に流れるようになり、FM周波数帯の信号は第1同調コイル部10側に効率良く流れるようになる。なお、コンデンサについては、チップコンデンサ等の集中定数素子の他、基板上にエッチング等で平行平板状になるようにパターンニング形成されたコンデンサパターンや、スタブ型、インターデジタル型等に形成された分布定数素子であっても良い。
また、同様に、第2同調コイル部20のBand−IIIの受信性能をより上げるために、第1同調コイル部10側に信号がさらに流れないように、第1同調コイル部10をバンドパスフィルタとしても良い。そこで、上述と同様に、第1同調コイル部10を、例えばコイルとコンデンサの直列接続回路からなるバンドパスフィルタとして構成しても良い。そして、直列接続回路の共振周波数をFM周波数帯に合わせる。これにより、この直列接続回路の共振周波数付近の信号のみが第1同調コイル部10側に流れるようになり、Band−IIIの信号は第2同調コイル部20側に効率良く流れるようになる。
さらに、第1同調コイル部10や第2同調コイル部20は、コイルとコンデンサの直列接続回路でなく、コイルとコンデンサの並列接続回路で構成されても良い。
ここで、本発明の複合アンテナ装置では、アンテナ全体が垂直成分、第1同調コイル部10が傾斜成分、共通トップ容量部30が水平成分に対応するため、種々の送信偏波に対応可能である。
図2は、本発明の複合アンテナ装置の具体的な配置構成を説明するための一部断面概略図であり、図2(a)が側面図であり図2(b)が背面図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示例は、所謂シャークフィンアンテナに本発明の複合アンテナを適用した場合の配置例である。図示の通り、共通トップ容量部30は、例えば傘状の金属片からなれば良い。具体的には、共通トップ容量部30は、頂部31と、頂部31の両側から斜面とされた側部32が形成された、断面形状が山形に形成されたものである。第1同調コイル部10と第2同調コイル部20は、頂部31の先端近傍に電気的に接続されている。図示例では、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20の軸方向は、ベース部50に対して垂直方向を向いている。そして、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20は、ベース部50側に近すぎると無効容量が増加し得るため、ベース部50からは離しつつ、共通トップ容量部30の内側内部に入り込まないように配置されれば良い。例えば、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20は、ベース部50の上に固定部52を用いて固定されれば良い。また、給電部1の後段には、アンプ回路や分波器等が載置されたアンプ基板53が配置される。そして、これらはシャークフィン形状のカバー51により覆われている。
また、図3は、本発明の複合アンテナ装置の他の具体的な配置構成を説明するための概略側面図である。図中、図2と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示例は、所謂シャークフィンアンテナに本発明の複合アンテナを適用した場合の他の配置例である。図示の通り、この例では、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20の軸方向が、シャークフィン形状のカバーの稜線に沿って配置されている。そして、シャークフィンアンテナの後方頂部付近に共通トップ容量部30が配置されている。このように配置することで、よりアンテナ特性を向上させることが可能となる。なお、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20のどちらか一方の軸方向が、シャークフィン形状のカバーの稜線に沿って配置されるように構成されても良い。
さらに、図4に示されるように、他のエレメントを配置しても良い。図4は、本発明の複合アンテナ装置の他の例を説明するための等価回路図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図1に示される例では、3つの周波数帯域の信号を受信可な例を示したが、図3に示される例では、さらに、第2周波数帯よりも高い第4周波数帯、例えばDABのL−Bandの周波数帯の信号も受信可能に構成したものである。L−Bandの周波数帯は、例えば1.4GHz帯である。これは、例えば、第1同調コイル部10の一部が、第4周波数帯用のエレメント40として機能するように構成されている。即ち、第1同調コイル部10の第1コイル11と、そこに共通給電部1から接続される配線の線路長を伸ばし、この部分を第4周波数帯用のエレメント40として用いている。第4周波数帯であるL−Bandは、周波数が高く、エレメント長が短く済むため、第1同調コイル部10の一部を第4周波数帯用のエレメント40として用いることが可能となる。また、第2同調コイル部20の一部が、第4周波数帯用のエレメント40として機能するように構成されても良い。このように、例えばL−Bandの周波数帯のように高い周波数帯の場合には、このような構成であってもアンテナ特性としては十分な性能が得られる。
上述の図示例では、第1同調コイル部の一部や第2同調コイル部の一部を、第4周波数帯用のエレメントとして用いている。即ち、第4周波数帯用のエレメントも、共通給電部に接続されている。しかしながら、本発明はこれに限定されず、第4周波数帯用のエレメントは、共通給電部とは異なる給電部に接続されても良い。即ち、例えば図2に示されるように、L−Band用のエレメント40を第2給電部2に接続し、空きスペース、例えばシャークフィン形状の先端側の空きスペース等に配置しても良い。第4周波数帯用のエレメントは、共通トップ容量部と接触しなければ、どこに配置しても良い。
上述の図示例では、第1同調コイル部10を用いて第1周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとして機能させ、第2同調コイル部20を用いて第2周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとして機能させていた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、所定のコイルをさらに用いて設計により自由度を持たせることが可能である。図5は、本発明の複合アンテナ装置のさらに他の例を説明するための等価回路図である。図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表している。図示例では、第1同調コイル部10と第2同調コイル部20が、第3コイル60を介して共通トップ容量部30に接続されている。即ち、共通トップ容量部30の直下に第3コイル60を接続し、第3コイル60を介して第1同調コイル部10と第2同調コイル部20が並列接続されている。なお、一例として、第2同調コイル部20側は、コンデンサ61を用いて第2コイル21とコンデンサ61の直列接続回路からなる例を示した。
このように構成すると、共振周波数の調整とフィルタリングする周波数帯域の調整とを同時に満たすように、第1同調コイル部10及び第2同調コイル部20を設計し易くなる。即ち、図示例では、第1周波数帯に対しては、フィルタについては第1同調コイル部10を所定のインダクタンスとなるように設計しつつ、共振周波数の調整については、第1コイル11と第3コイル60とを合わせて所定のインダクタンスとなるように設計すれば良い。また、第2周波数帯に対しては、フィルタについてはコンデンサ61のキャパシタと第2コイル21を所定のインダクタンスとなるように設計しつつ、共振周波数の調整については、第2コイル21と第3コイル60とを合わせて所定のインダクタンスとなるように設計すれば良い。
本発明では、FM周波数帯とBand−IIIの周波数帯のように、周波数帯が近い場合に特に有効である。従来のアンテナ装置では、アイソレーションの問題で周波数帯が近い場合には、一方の性能を上げると他方の性能が下がるといったように、トレードオフの関係にあった。さらに、小型化が求められることでアイソレーションが取り難くなり、それぞれの性能が低下していた。しかしながら、本発明の複合アンテナ装置では、アイソレーションの問題がないため、アイソレーションを無視してアンテナ設計が可能となる。また、アイソレーションを無視できるため、アンテナ素子を密に配置できるので小型化も可能となる。また、アンテナ素子のための同調コイルとトラップコイルとを共用しているため、この分、部品点数を削減できるのでコストダウンも可能である。さらに、給電部を共通給電部とし1点で給電しているため、別々に給電する場合と比べて、一方の同調コイル部に流れるべき信号が他方の同調コイル部に流れてしまうといったロスが生じないので、この部分でのアンテナ特性の低下はない。
また、上述のアンテナ以外に、別途GPSアンテナやTELアンテナ等を配置しても良い。本発明の複合アンテナ装置は小型化が可能なため、ケース内のスペースが増えるので、これらの他のアンテナを効率良く配置可能となる。
なお、本発明の複合アンテナ装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 共通給電部
2 第2給電部
10 第1同調コイル部
11 第1コイル
20 第2同調コイル部
21 第2コイル
30 共通トップ容量部
31 頂部
32 側部
40 第4周波数帯用のエレメント
50 ベース部
51 カバー
52 固定部
53 アンプ基板
60 第3コイル
61 コンデンサ

Claims (8)

  1. 複数の周波数帯の信号を受信可能な複合アンテナ装置であって、該複合アンテナ装置は、
    一方の端部が共通給電部に接続される第1同調コイル部であって、第1周波数帯用のエレメントの一部として機能する第1同調コイル部と、
    一方の端部が共通給電部に接続される第2同調コイル部であって、第1周波数帯よりも高い第2周波数帯用のエレメントの一部として機能する第2同調コイル部と、
    前記第1同調コイル部と第2同調コイル部が共通給電部に接続される一方の端部側と反対側の他方の端部に接続され、第1周波数帯及び第2周波数帯用のエレメントの一部として機能すると共に、第1周波数帯よりも低い第3周波数帯用のエレメントとしても機能する共通トップ容量部と、
    を具備することを特徴とする複合アンテナ装置。
  2. 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、前記第1同調コイル部は、第1周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能することを特徴とする複合アンテナ装置。
  3. 請求項1に記載の複合アンテナ装置において、前記第2同調コイル部は、第2周波数帯以外の周波数帯を減衰させるフィルタとしても機能することを特徴とする複合アンテナ装置。
  4. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の複合アンテナ装置であって、さらに、共通給電部とは異なる給電部に接続され、第2周波数帯よりも高い第4周波数帯用のエレメントを具備することを特徴とする複合アンテナ装置。
  5. 請求項1乃至請求項3の何れかに記載の複合アンテナ装置において、第1同調コイル部又は第2同調コイル部の一部は、第2周波数帯よりも高い第4周波数帯用のエレメントとしても機能することを特徴とする複合アンテナ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1同調コイル部及び/又は第2同調コイル部は、コイルとコンデンサの直列接続回路又は並列接続回路からなることを特徴とする複合アンテナ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1同調コイル部及び/又は第2同調コイル部の軸方向が、シャークフィン形状のカバーの稜線に沿って配置されることを特徴とする複合アンテナ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れかに記載の複合アンテナ装置において、前記第1同調コイル部と第2同調コイル部が、所定のコイルを介して共通トップ容量部に接続されることを特徴とする複合アンテナ装置。
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