JP5874424B2 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、カラー画像データの画像処理を行う画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラムに関する。
従来、カラー画像で輝度が同じとなる色をモノクロ印刷された画像で区別することができなかった。そこで、特許文献1では、カラー画像データの色情報を分離した各三原色成分に基づいて元のカラー画像データに対応させた模様を生成させる手法が提案されている。特許文献1に記載の手法によれば、元のカラー画像における色の違いが、異なる模様となって出力画像に反映される。この出力画像を印刷することによって、カラー画像をモノクロ印刷しても同カラー画像上で異なる色を把握することができるようになる。
特開平11−17961号公報
しかしながら、特許文献1に記載の手法は、各三原色成分に色相、彩度、輝度等に基づいて模様を生成するため、膨大な数の種類の模様が生成されることになる。このため、ユーザーは、模様の種類を判別可能な特徴部が類似する模様を区別し難く、元のカラー画像における色の違いが分かり難くなる。また、面積が小さい領域に特許文献1に記載の手法を適用した場合、模様の種類によっては領域内にその模様の種類を判別可能な特徴部の全てを表現することができない場合があり、この場合には、模様の種類の判別ができず、元のカラー画像の色を認識することが困難になっていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、前記模様種類決定部で決定される前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と前記領域設定部で設定される前記領域との位置関係が補正される位置補正部と、前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部と、を備え、前記領域における前記特徴部の適用位置が、前記位置補正部によって前記領域の重心に向けて補正されることを特徴とする画像処理装置。
この画像処理装置によれば、元の画像の所定の領域における模様の特徴部の適用位置が領域の重心に向けて補正される。したがって、ユーザーは、面積が小さい所定の領域においても模様の種類を容易に判別して、色の違いを区別することができる。また、元の画像は、元の画像の色情報に対応する模様が適用された画像データとして生成され直される。したがって、生成され直された画像データに表される模様の種類を判別することによって元の画像における色の違いを容易に区別することができる。
[適用例2]上記画像処理装置において、前記領域が前記特徴部を表わすことが可能な最小単位以上である場合に、前記特徴部の適用位置の補正が行われることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、模様が表れる領域が小さくても、ユーザーは、模様から色の対応関係を容易に区別することができる。
[適用例3]上記画像処理装置において、前記色情報に対応して前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が、前記画像データ生成部によって変更されることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、元画像の色情報に対応して画像データの前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が変更されるので、ユーザーは、元画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
[適用例4]上記画像処理装置において、前記色情報と、前記色情報の数よりも少ない数の前記模様とを対応させた対応情報を記憶させる記憶部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、画像の色情報に対応する模様が一義的に決定されるため、画像データの生成処理の負荷を低減するとことができる。また、画像の色情報に対して模様の種類の数を少なくすることができるので、模様の種類を判別可能な特徴部が類似する可能性を抑制できるため、ユーザーは、元の画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
[適用例5]上記画像処理装置において、前記領域が、凡例を示す領域であることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、グラフと凡例との色対応関係を容易に把握可能な画像データを得ることができる。
[適用例6]上記画像処理装置において、前記画像データは、モノクロの画像データであることを特徴とする画像処理装置。
この構成によれば、ユーザーが、元のカラー画像における色の違いを容易に区別可能なモノクロ画像データを得ることができる。
[適用例7]上記画像処理装置において、画像の色情報に対応して所定の模様を決定するステップと、前記画像における所定の領域を設定するステップと、決定された前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と設定された前記領域との位置関係を補正するステップと、前記画像と前記模様とを含む画像データを生成するステップと、を含み、前記領域における前記特徴部の適用位置を前記領域の重心に向けて補正することを特徴とする画像処理方法。
[適用例8]コンピューターを、画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、前記画像における所定の領域が設定される領域設定部と、前記模様種類決定部で決定される前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と、前記領域設定部で設定される前記領域と、の位置関係が補正される位置補正部と、前記画像と前記模様とを含む画像データが生成される画像データ生成部、として機能させ、前記領域における前記特徴部の適用位置を前記位置補正部によって前記領域の重心に向けて補正することを特徴とする画像処理プログラム。
これらの画像処理方法および画像処理プログラムによれば、元の画像の所定の領域における模様の特徴部の適用位置が領域の重心に向けて補正される。したがって、ユーザーは、面積が小さい所定の領域においても模様の種類を容易に判別して、色の違いを区別することができる。また、元の画像は、元の画像の色情報に対応する模様が適用された画像データとして生成され直される。したがって、生成され直された画像データに表される模様の種類を判別することによって元の画像における色の違いを容易に区別することができる。
本実施形態に係る印刷システムの概略構成を示した図である。 画像処理装置のソフトウェア構成を示した図である。 色相環上の色相とハッチ模様との対応例を示した図である。 模様選択テーブルの一例を示した図である。 ハッチ模様の割り当て方法を説明する説明図である。 ハッチ模様を適用した結果を示した図である。 ハッチ模様の特徴部を説明する説明図である。 ハッチ模様を適用した結果を示した図である。 位置補正処理を施した結果を示した図である。 画像処理装置が行う処理の流れを示したフローチャートである。 ハッチ模様の割り当て方法を説明する説明図である。 位置補正処理の概念図である。 モノクロ画像の印刷結果の一例を示した図である。 変形例5の説明図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。なお、本実施形態では、画像処理装置の一例としてのコンピューターを含む印刷システムについて説明する。
図1は、印刷システム1の概略構成を示した図である。図1に示すように、印刷システム1は、コンピューター10と、印刷装置20と、を含み、コンピューター10と印刷装置20とは相互にデータ通信可能に接続されている。
印刷装置20は、用紙等の媒体に印刷する印刷エンジン21と、印刷エンジン21の動作等を制御するコントローラー22と、を備えている。印刷装置20は、コントローラー22の制御によって、コンピューター10から印刷ジョブを受信する処理、印刷ジョブに従う印刷を印刷エンジン21に実行させる処理等を行う。
コンピューター10は、例えば、印刷装置ドライバーがインストールされた汎用のパーソナルコンピューターであり、印刷装置20に対して印刷ジョブを送信する印刷装置20のホスト装置である。このコンピューター10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、ハードディスクドライブ14と、読取装置15と、通信I/F16と、を備えている。なお、コンピューター10のこれらの構成は、バス17に接続されており、バス17を介して相互にデータ通信可能に構成されている。
CPU11は、コンピューター10の各構成を制御する制御装置である。ROM12はコンピューター10を制御するための所定のプログラム等が記録された不揮発性のメモリー、RAM13はワーキングメモリー等として用いられる汎用のメモリーである。
ハードディスクドライブ14には、印刷装置20のドライバープログラムDP、後述する模様選択テーブルPTおよび模様データPDが予め格納されている。ドライバープログラムDPは、ドライバープログラムDPを記録した記録媒体Mによってコンピューター10に供給され、ハードディスクドライブ14には、読取装置15が記録媒体Mから読み出したプログラムが格納される。なお、記録媒体Mの例としては、CD−ROM、DVD−ROM等の光ディスクの他、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、USBメモリー、メモリーカード等の可搬性記録媒体を挙げることができる。さらに、記録媒体Mには、模様選択テーブルPTおよび模様データPDが記録されており、ドライバープログラムDPとともに模様選択テーブルPTおよび模様データPDがハードディスクドライブ14に格納される。もっとも、ドライバープログラムDP、模様選択テーブルPTおよび模様データPDがコンピューター10に供給される形態としてはこれに限られることなく、例えば、電気通信回線や光通信回線を介して所定のサーバーから供給されるようにしてもよい。
通信I/F16は、ケーブルまたは無線通信によって印刷装置20と接続するインターフェイス部分である。印刷装置20とコンピューター10との通信は、通信I/F16を介して行われる。
また、コンピューター10のCPU11が、ハードディスクドライブ14に格納されたドライバープログラムDPを読み出して実行することによって印刷装置ドライバーがインストールされる。これによって、コンピューター10は画像処理装置100として機能する。
次に、画像処理装置100について説明する。図2は、画像処理装置100のソフトウェア構成を示した図である。図2に示すように、画像処理装置100は、アプリケーション30と、印刷装置ドライバー40と、を有している。
アプリケーション30は、文書作成ソフトウェアやウェブブラウザー等、印刷装置20に対する印刷要求元となるソフトウェアである。アプリケーション30は、印刷要求および印刷の対象とするカラー画像データを生成して印刷装置ドライバー40に受け渡す。
印刷装置ドライバー40は、印刷装置20による印刷を制御するためのソフトウェアである。印刷装置ドライバー40は、アプリケーション30から受け取った印刷要求およびカラー画像データから、印刷装置20が処理可能なデータ形式の印刷データを生成し、通信I/F16を介して印刷装置20に印刷データを送信する。これによって、印刷装置ドライバー40は印刷装置20に印刷を実行させる。
また、本実施形態の印刷装置ドライバー40は、元の画像データであるカラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換することによって、元のカラー画像における色の違いをハッチングの模様によって区別可能なモノクロ画像として印刷装置20に印刷させる機能を有している。このハッチ模様付きモノクロ印刷の機能を実現するため、印刷装置ドライバー40は、模様種類決定部41と、領域設定部42と、位置補正部43と、模様濃度決定部44と、モノクロ画像データ生成部(画像データ生成部)45と、を有している。なお、印刷装置ドライバー40のこれらの構成は、CPU11がドライバープログラムDPを実行することによって機能している。
模様種類決定部41は、カラー画像データのカラー画像の色情報、特に色相情報に応じて、カラー画像データの画像領域に対して適用するハッチ模様を決定する処理を行う。なお、本実施形態では、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等のハッチ模様を単色の濃度で表した複数種類のハッチ模様が用いられる。
図3は、色相とハッチ模様との対応例を示した図である。図3に示すように、色の色相環を色相について区画した色領域ごとに、予め決められたハッチ模様が割り当てられている。図3の例では、色相環上における色相は12の色領域に区画され、各色領域には、ハッチ模様として、縦線、横線、斜め線、格子線、斜め格子線等の模様が予め割り当てられている。模様種類決定部41は、複数種類のハッチ模様から、カラー画像の色相に応じて、適用するハッチ模様を選択する。もっとも、本実施形態では、複数のハッチ模様から、色相に応じて異なる模様のハッチ模様を選択するようにしているが、明度や彩度に応じて異なる模様のハッチ模様を選択するようにしてもよい。
領域設定部42は、カラー画像の画像領域において、上述したハッチ模様を適用する対象となる対象領域を設定する処理を行う。
位置補正部43は、ハッチ模様を対象領域に対して移動させる位置補正処理を行う。この位置補正処理についての詳細な説明は後述することとする。
模様濃度決定部44は、カラー画像データのカラー画像の色、特に明度に応じて、ハッチ模様の濃度を決定する処理を行う。なお、本実施形態のハッチ模様は、ハッチ模様自体の前景領域と、前景であるハッチ模様に対しての背景となる背景領域と、を含んでいる。模様濃度決定部44は、前景領域における単色の濃度(以下、「前景濃度」という)、および背景領域における単色の濃度(以下、「背景濃度」という)を決定する。
モノクロ画像データ生成部45は、模様種類決定部41によって決定されたハッチ模様を有するとともに、模様濃度決定部44によって決定された背景濃度および前景濃度を有するハッチ模様を、カラー画像の画像領域のうちの対象領域に適用する処理を行う。これによって、モノクロ画像データ生成部45は、適用したハッチ模様によって表されるハッチ模様付きのモノクロ画像データを生成する。
また、上述した模様種類決定部41および模様濃度決定部44による処理は、模様選択テーブル(対応情報)PTおよび模様データPDに従って行われる。次に、カラー画像データをハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換する手法を説明するため、模様選択テーブルPTおよび模様データPDについて説明する。なお、以下の説明においては、カラー画像データは、カラー画像の各画素について、R(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の各色を8ビットの階調値「0〜255」で表すRGB値を有するものとする。モノクロ画像データは、モノクロ画像の各画素について、K(ブラック)の色を8ビットの階調値「0〜255」で表したK値、すなわちK単色の濃度を有するものとする。さらに、カラー画像データのRGB値に関して、(R,G,B)=(255,255,255)が白、(R,G,B)=(0,0,0)が黒に対応し、K値に関して、K=0が黒、K=255が白に対応するものとする。もっとも、本実施形態では、上述したカラー画像データおよびモノクロ画像データを例に挙げて説明することとするが、カラー画像データおよびモノクロ画像データのデータ形式としてはこれに限られるものではない。
図4は、模様選択テーブルPTの一例を示した図である。図4に示すように、模様選択テーブルPTには、カラー値であるRGB値に対して、模様種類、前景濃度および背景濃度が予め対応付けられている。
模様選択テーブルPTの模様種類の欄には、図3にて述べたように、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等の複数種類のハッチ模様のうち、カラー値に対応させるハッチ模様の種類が指定されている。ハッチ模様の種類は、色情報の1つでもあるカラー値の組み合わせの数よりも少ない数が指定されている。すなわち、カラー画像の色情報が決まれば、それに対応するハッチ模様の種類も一義的に決定されるため、モノクロ画像データの生成処理の負荷を低減するとことができるように指定されている。また、画像の色情報に対してハッチ模様の種類の数を少なくすることができるので、類似するハッチ模様の種類の数を抑制できることとなり、ユーザーは、元のカラー画像の色とハッチ模様によって表されるハッチ模様付きのモノクロ画像データとの対応関係を容易に判別することができるように指定されている。前景濃度の欄には、カラー値に対応させる前景濃度の値が指定されている。背景濃度の欄には、カラー値に対応させる背景濃度の値が指定されている。なお、前景濃度や背景濃度の値は、ハッチ模様を適用する前後で、適用する領域の平均明度が等しくなるように予め定められている。これによって、元画像の色情報に対応してモノクロ画像データの前記模様の濃度または/および前記画像の濃度が変更されるので、ユーザーは、元画像の色の対応関係を容易に判別することができる。
この模様選択テーブルPTによって、カラー画像のRGB値に対応するハッチ模様の種類、前景濃度および背景濃度が定まる。すなわち、カラー画像データをモノクロ画像データに変換する際、模様種類決定部41は、模様選択テーブルPTを参照して、カラー画像データの画像領域に対して、模様選択テーブルPTの模様種類の欄に指定されたハッチ模様のハッチ模様を選択する。模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、ハッチ模様の背景濃度を、模様選択テーブルPTの背景濃度の欄によって指定された濃度に決定するとともに、ハッチ模様の前景濃度を、模様選択テーブルPTの前景濃度の欄に指定された前景濃度に決定する。
一方、模様データPDには、縦線、横線、格子線、斜め線、斜め格子線等の模様種類ごとに、該当するハッチ模様の画像データが予め定められている。ハッチ模様は、例えば、縦横8×8画素等の所定サイズの画像であり、少なくとも、ハッチ模様の画像領域において背景の領域と前景の領域とを示す情報が含まれている。したがって、後述するように、模様濃度決定部44は、模様データPDを参照することによって、カラー画像の画像領域に対してハッチ模様を適用した場合に、その画像領域において注目する画素が、背景領域と前景領域とのいずれに該当するかを判断することが可能となっている。
次に、カラー画像にハッチ模様Pを適用する処理の概要について説明する。ここでは、図5(a)に示すように、画像全域に(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値を有するカラー画像CPを例にして説明する。
カラー画像CPにハッチ模様Pを適用する処理においては、まず、図5(a)に示すように、カラー画像CPの画像領域をハッチ模様Pと同じサイズで区画した単位領域UAごとに、ハッチ模様Pが割り当てられる。このとき、単位領域UAに対して割り当てるハッチ模様Pの種類は、模様選択テーブルPTに従って決められる。図4に示した模様選択テーブルPTによれば、カラー画像のRGB値、すなわち(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値に対応する模様種類は「格子線」であるため、図5(a)のカラー画像CPに対して「格子線」のハッチ模様Pが適用される。したがって、図5(b)に示すように、カラー画像CPを変換したモノクロ画像MPには、単位領域UAごとに格子線のハッチ模様Pが適用される。
なお、図4の模様選択テーブルPTによれば、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値に対応する模様種類は「なし」になっている。すなわち、カラー画像の画像領域のうち、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値を有する領域に対してはハッチ模様Pが適用されることなく、(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域に対してハッチ模様Pが適用される。そこで、領域設定部42は、カラー画像の画像領域のうち、(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域を、ハッチ模様Pを適用する対象とする対象領域TAとして設定する(図6参照)。
また、図4に示した模様選択テーブルPTによれば、(R,G,B)=(255,0,0)に対して前景濃度はK=128、背景濃度はK=186と対応付けされているので、図5(b)に示すように、モノクロ画像MPの前景領域FAの濃度はK=128、背景領域BAの濃度はK=186となる。こうして、模様選択テーブルPTおよび模様データPDによって定まるハッチ模様Pが単位領域UAに対して適用される。なお、本実施形態では、このようにテーブルに従う処理とすることによって、ハッチ模様Pをカラー画像CPの対象領域TAに適用する処理の高速化を図るようにしている。
ここで、上述したようにカラー画像CPの単位領域UAごとにハッチ模様Pを当て嵌めるようにしてハッチ模様を適用する場合、ハッチ模様が見難くなることがあった。図6(a)は、カラー画像CPの一部の対象領域TAが(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値、他の領域が(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値を有するカラー画像CPの一例を示している。図6(a)に示すカラー画像CPに対して、単位領域UAごとに格子線のハッチ模様Pを適用した場合、図4の模様選択テーブルPTに従えば、(R,G,B)=(0,0,0)のカラー値に対してはハッチ模様Pが適用されないため、(R,G,B)=(255,0,0)のカラー値を有する対象領域TAについてのみ格子線のハッチ模様Pが適用されることになる。また、図6(a)の例では、対象領域TAは4つの単位領域UAに分かれているので、単位領域UAごとにハッチ模様Pを適用した場合、図6(b)に示すように、格子線を構成する線が交差する部分の全て(後述する「特徴部」)が対象領域TA内に表れない場合がある。このため、ユーザーにとっては、対象領域TAの画像のみからではモノクロ画像MPのハッチ模様Pの種類を判別し難くなり、ハッチ模様の種類から元のカラー画像の色を区別することが困難になる。
図7は、ハッチ模様Pにおける特徴部CAの一例を示した図である。図7(a)は格子線のハッチ模様P、図7(b)は横線のハッチ模様Pの一例を示している。ハッチ模様Pの特徴部CAとは、ハッチ模様Pの領域のうち、ユーザーに対してハッチ模様の種類を判別可能とする一部の領域のことをいう。例えば、格子線のハッチ模様Pの場合、格子線を構成する線が交差する部分を中心とする所定サイズの領域が特徴部CAとなる。横線のハッチ模様Pの場合であれば、横線を構成する線の一部を中心とする所定サイズの領域が特徴部CAとなる。これらの特徴部CAは、ユーザーが、特徴部CA内の模様のみからハッチ模様Pの種類を判別できるよう定められている。すなわち、特徴部CAとは、格子線、横線等のハッチ模様Pの法則性が表れた領域である。
図8は、グラフを表すカラー画像に対して、位置補正処理を行うことなく、ハッチ模様Pを適用した場合の処理例を示した図である。図8(a)に示すように、グラフを表す領域GAについては、グラフを構成する色領域G1〜G4ごとに、グラフの色に対応するハッチ模様P1〜P4が割り当てられる。また、グラフの凡例領域LAの拡大図である図8(b)に示すように、凡例領域LAについても、グラフに用いられた色との対応関係を示す凡例の色領域L1〜L4のそれぞれについて、グラフに用いられた色に対応するハッチ模様P1〜P4が割り当てられる。
しかしながら、一般に、グラフに用いられた色との対応関係を示す凡例の色領域L(L1〜L4)の面積は、グラフを表す領域GAの面積よりも小さいため、凡例の色領域Lには、例えば、図5に示したパッチ模様Pの一部しか反映されないことが生じ得る。図8(b)の例では、色領域L1、L4については、ハッチ模様Pを構成する線の全てが表わされておらず、グラフに用いられた色と凡例との対応関係が判断できなくなっている。色領域L2については、ハッチ模様Pを構成する線の全てが表されているものの、色領域L2の重心からはずれた周辺領域に位置している。色領域L3については、ハッチ模様Pを構成する線の一部しか表されておらず、さらに、表れた線についても色領域の重心からはずれた周辺領域に位置している。これらの理由のため、ユーザーにとっては、凡例領域LAの色領域L1〜L4に表されたハッチ模様Pを判別し難く、グラフと凡例との対応付けが困難になる。
そこで、本実施形態では、ハッチ模様Pの特徴部CAを、図8の例における色領域L1〜L4の小さい領域については、模様が見易くなるようハッチ模様を移動させるようにしている。このため、位置補正部43は、ハッチ模様Pの特徴部CAを、ハッチ模様を適用する対象となる対象領域TAの重心に向けてシフトさせる位置補正処理を行う。
したがって、上述した位置補正処理が行われることによって、図9に示すように、ハッチ模様Pの特徴部CAが対象領域TAの重心(対象領域TAの輪郭での一次モーメントが0であるような点であり、対象領域TAが点対称となる形状の領域である場合は、対象領域TAの中心)に位置したモノクロ画像MPが生成されることになる。
次に、以上に説明した画像処理装置100が行う処理について図10のフローチャートに従って詳細に説明する。
例えば、印刷装置ドライバー40が、アプリケーション30からカラー画像データをモノクロ印刷する旨の印刷指示を受け取ると、図10の処理が開始される。処理を開始すると、模様種類決定部41は、カラー画像データの画像領域に対して注目画素を設定し(ステップS10)、カラー画像データから注目画素のRGB値を取得する(ステップS11)。
次に、模様種類決定部41は、模様選択テーブルPTを参照して、取得したRGB値に対応する模様種類を決定する(ステップS12)。
次に、領域設定部42は、注目画素を含む対象領域TAを設定する処理を行う(ステップS13)。ここでは、注目画素周辺の画素をスキャンして、ハッチ模様Pを適用すべきカラーの画像領域を対象領域TAとして特定する処理が行われる。本実施形態では、模様選択テーブルPTに従い(R,G,B)=(0,0,0)以外のカラー値を有する領域が対象領域TAとなる。例えば、図8にて述べたグラフのカラー画像の例であれば、グラフと凡例との色対応関係を表す色領域Lが対象領域TAとして設定される。もっとも、対象領域TAを設定する方法としては、これに限られることなく、注目画素を設定する前のタイミングでカラー画像全体をスキャンすることによって対象領域TAを設定するようにしてもよい。また、対象領域TAの判定方法としては(R,G,B)=(0,0,0)以外の領域を対象領域TAとすることに限られることなく、例えば、所定のRGB値よりも大きいRGB値を有する領域を対象領域TAと判定してもよい。
次に、位置補正部43は、注目画素を含む対象領域TAが所定サイズよりも小さいか否かの判定を行う(ステップS14)。
注目画素を含む対象領域TAが所定サイズ以上の大きさであった場合(ステップS14:No)、位置補正処理を行うことなく、ステップS16に進んで、模様濃度決定部44は、注目画素がハッチ模様Pの背景に対応するか否かを判断する。図5にて説明したように、ハッチ模様Pは、カラー画像の画像領域のうち単位領域UAごとに割り当てられるので、ここでは、注目画素の座標が、単位領域UAごとに割り当てられるハッチ模様Pにおいて背景に該当する位置にあるのか、前景に該当する位置にあるのかを判定する。具体的には、図11に示すように、注目画素の座標を(a,b)、ハッチ模様Pの大きさをN×N画素とすると、ハッチ模様Pにおける注目画素の相対座標(x,y)は、次式(1)、(2)によって求められる。模様濃度決定部44は、模様データPDにあるハッチ模様Pの画像データを参照して、注目画素の相対座標(x,y)がハッチ模様Pにおける背景と前景のいずれに該当するかを判断する。なお、下記の式において、「mod」は除算した余りを返す演算子である。
x=a mod N …(1)
y=b mod N …(2)
注目画素が背景に該当する場合(ステップS16:Yes)、模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、注目画素のRGB値に対応する背景濃度のK値を取得する(ステップS17)。一方、注目画素が前景領域に該当する場合(ステップS16:No)、模様濃度決定部44は、模様選択テーブルPTを参照して、注目画素のRGB値に対応する前景濃度のK値を取得する(ステップS18)。図11の例では、注目画素(a,b)に対応する相対座標(x,y)は、ハッチ模様Pの前景領域FAに該当しているので、注目画素に対して前景濃度のK値が取得されることになる。
一方、ステップS14の判断において、注目画素を含む対象領域TAが所定サイズよりも小さかった場合(ステップS14:Yes)、位置補正部43は位置補正処理を行う(ステップS15)。図12は、位置補正処理の概念図である。図12に示すように、位置補正処理を行わない場合において単位領域UAに対して割り当てたハッチ模様Pの特徴部CAの中心座標を(X1,Y1)、対象領域TAの重心座標を(X2,Y2)とすると、次式(5)、(6)によって、特徴部CAと対象領域TAとの位置ずれ量(ΔX,ΔY)が求まる。位置補正処理では、この位置ずれ量(ΔX,ΔY)を補正量として、ハッチ模様Pを移動させることによって、ハッチ模様の特徴部TAの中心を、対象領域TAの重心にシフトさせる。
ΔX=X2−X1…(5)
ΔY=Y2−Y1…(6)
位置補正処理が行われると、模様濃度決定部44は、注目画素が、シフト後のハッチ模様Pの背景に対応するかを判断して(ステップS16)、背景に対応する場合は(ステップS16:Yes)、模様選択テーブルPTを参照して、背景濃度を取得する(ステップS17)。背景に対応しない、すなわち前景に対応する場合は(ステップS16:No)、模様選択テーブルPTを参照して、前景濃度を取得する(ステップS18)。
ステップS17またはステップS18において、模様濃度決定部44が背景濃度または前景濃度のK値を取得すると、モノクロ画像データ生成部45は、モノクロ画像の画像領域のうち注目画素に対応する画素に、取得した濃度のK値を反映させる(ステップS19)。これによって、注目画素に対応するモノクロ画像の画素は、ステップS12にて決定した種類のハッチ模様Pに対応する濃度のK値を有することとなる。
なお、上述した位置補正処理は、注目画素の座標変換によっても実現されうる。例えば、図12にて説明したように、ハッチ模様Pを位置ずれ量(ΔX,ΔY)分の補正量をシフトさせる場合、模様データPDの画像データを参照して、注目画素の相対座標(x,y)を補正量分移動させた座標が、背景領域BAであるか前景領域FAであるかを判定することによって、注目画素が背景領域BAであるか前景領域FAであるかを判定することができる。このように、模様データPDを参照する際に用いる座標の座標変換によって位置補正処理を実現した場合、シフトしたハッチ模様Pの画像データを実際に生成する場合に比べると、位置補正処理に要する演算量が低減し、処理が高速化する。
注目画素に対して、背景または前景の濃度が反映されると、モノクロ画像データ生成部45は、カラー画像の全画素についてステップS10〜S19の処理が行われたか否かを判断する(ステップS20)。全画素について処理を終えていない場合(ステップS20:No)、ステップS10に戻って、例えば、注目画素をラスター方向にスキャンすることによって新たな注目画素を設定し、新たな注目画素に対してステップS11以降の処理を行う。全画素について処理を終えると(ステップS20:Yes)、モノクロ画像の全画素について、ステップS12にて決定された種類のハッチ模様Pに対応する濃度のK値を有した状態となるため、モノクロ画像データ生成部45は、このモノクロ画像のモノクロ画像データを生成する(ステップS21)。生成されたモノクロ画像データは、印刷装置ドライバー40によって印刷装置20に出力される(ステップS22)。これによって、アプリケーション30から受け渡されたカラー画像データのモノクロ印刷として、カラー画像の色に応じたハッチ模様付きのモノクロ画像が印刷される。
図13に、モノクロ画像の印刷結果の一例を示す。図13に示すように、位置補正処理によって、凡例領域LAに含まれる各色領域L’(L1’〜L4’)には、図8(b)にて説明した位置補正処理を行わない場合に比べると、色領域L’の重心に、ハッチ模様P1〜P4の特徴部CAを構成する線が描かれた印刷結果となる。
本実施形態の画像処理装置100によれば、カラー画像データから、カラー画像の色に応じたハッチ模様Pのハッチングが施されたモノクロ画像データが生成される。また、位置補正処理によって、ハッチ模様Pが適用される対象領域TAには、ハッチ模様の特徴部CAが対象領域TAの重心にシフトされる。これによって、図13に示したように、対象領域TAの重心に、ハッチ模様Pの特徴部CAが表れることになる。したがって、ユーザーは、面積が小さい所定の領域においても模様の種類を容易に判別して、色の違いを区別することができるようになり、ユーザー利便性が向上する。
また、元の画像は、元の画像の色情報に対応する模様が適用された画像データとして生成され直される。したがって、生成され直された画像データに表される模様の種類を判別することによって元の画像における色の違いを容易に区別することができるようになり、ユーザー利便性が向上する。
以上、本発明に係る一実施形態について説明したが、本発明はこれらの形態に限られることなく、その趣旨並びに特許請求の範囲を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはもちろんである。以下、変形例について説明する。
(変形例1)上記実施形態では、位置補正処理において、ハッチ模様Pの特徴部CAと対象領域TAとの位置ずれ量分だけ移動させることによって、特徴部CAを対象領域TAの重心にシフトさせるようにしたが、これに限られることなく、特徴部CAを対象領域TAの重心に向けて近づけるようにシフトさせるようにしてもよい。例えば、ハッチ模様Pの特徴部CAが、対象領域TAの重心から所定の距離となる範囲内に入るようにハッチ模様を移動させるようにしてもよい。
(変形例2)上記実施形態では、所定サイズよりも小さい対象領域TAに対して、位置補正処理を行うようにしたが、位置補正処理を施す領域の決め方としてはこれに限られない。サイズに関わらずに全対象領域に対して位置補正処理を施すようにしてもよいし、例えば凡例領域LA等の領域の種別を判別して、種別に応じて位置補正処理を施してもよい。
(変形例3)上記実施形態では、カラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換する場合について説明したが、変換後の画像データとしてはモノクロ画像データに限られることなく、カラー画像データであってもよい。例えば、RGB形式のカラー画像データを、CMYK形式のカラー画像データに変換する場合であれば、印刷装置等によってハッチ模様付きのカラー画像を印刷することができ、この印刷結果は、色だけでなく、ハッチ模様によって元のカラー画像の色が表されることになる。また、RGB形式のカラー画像データを、ハッチ模様付きのRGB形式のカラー画像データに変換する場合であれば、ディスプレイ等の表示装置にハッチ模様付きのカラー画像を表示させることができる。このように、ハッチ模様付きのカラー画像とすることによって、健常者だけでなく、色覚障害者を含む様々なユーザーにとっても、ハッチ模様から色の違いを区別することができるようになる。
(変形例4)上記実施形態では、対象領域TAが所定サイズよりも小さい場合に、位置補正処理を行うようにしたが、さらに、模様の種類を判別可能な最小サイズよりも対象領域TAが小さい場合、位置補正処理を行わないようにすることが望ましい。このようにすれば、対象領域TAが小さいため、位置補正処理を行ったとしても模様を判別できなくなる場合には位置補正の処理が省かれることになるので、さらに効率的に処理できるようになる。
(変形例5)上記実施形態では、コンピューター10側の処理によって、カラー画像データを、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに変換するようにしたが、印刷装置の内部処理によって変換するようにしてもよい。例えば、図14に示すように、印刷装置のコントローラー22が、模様種類決定部41、領域設定部42、位置補正部43、模様濃度決定部44、モノクロ画像データ生成部45および印刷処理部23を有する画像処理装置として機能する。コンピューターから送信されるカラー画像データに対して、模様種類決定部41、位置補正部43、模様濃度決定部44およびモノクロ画像データ生成部45は、上記実施形態と同様の処理を行う。印刷処理部23は、ハッチ模様付きのモノクロ画像データに対してハーフトーン処理等を施して、印刷エンジン21に出力することによって、元のカラー画像における色の違いを区別可能なモノクロ画像が印刷される。
また、コンピューターと印刷装置とが協働してモノクロ画像データに変換するようにしてもよい。例えば、図14に示すシステムにおいて、コンピューターの印刷装置ドライバー40は、模様選択テーブルPTを参照して、模様種類、背景濃度、前景濃度等のパラメーターを指定した指定情報を付加したカラー画像データを印刷装置に送信する。印刷装置の模様種類決定部41は、カラー画像データに付加された指定情報に従って模様種類を決定し、模様濃度決定部44は指定情報に従って背景濃度および前景濃度を決定するようにしてもよい。
(変形例6)上記実施形態では、カラー画像に適用する模様としてハッチ模様Pを用いるようにしたがこれに限られない。所定の規則性を有する模様であればハッチ模様以外の模様を適用するようにしてもよい。
(変形例7)上記実施形態では、カラー画像に適用するハッチ模様Pをグラフに用いられた色と凡例との対応関係を示す色領域のそれぞれについて割り当てるようにしたがこれに限られない。領域内に模様の全てを表現することができずに模様の一部しか表現されないような面積が小さい領域であれば、上記実施形態を適用してもよい。また、図表で使用する記号等の意味を説明するための領域や図表に描画されている内容について、上記実施形態を適用してもよい。このようにすれば、模様や内容が表れる領域が小さくても、ユーザーは、模様から色の対応関係を容易に区別することができる。
1…印刷システム、10…コンピューター、20…印刷装置、21…印刷エンジン、22…コントローラー、30…アプリケーション、40…印刷装置ドライバー、41…模様種類決定部、42…領域設定部、43…位置補正部、44…模様濃度決定部、45…画像データ生成部としてのモノクロ画像データ生成部、100…画像処理装置、PT…対応情報としての模様選択テーブル、PD…模様データ、P…ハッチ模様、CA…特徴部、TA…対象領域。

Claims (8)

  1. 画像の色情報に対応して所定の模様を決定する模様種類決定部と、
    前記画像における所定の領域を処理対象に設定する領域設定部と、
    前記模様種類決定部で決定される前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と前記領域設定部で設定される前記領域との位置関係を補正する位置補正部と、
    前記画像と前記模様とを含む画像データを生成する画像データ生成部と、を備え、
    前記位置補正部は、前記処理対象の領域が所定サイズより小さい場合に、前記領域における前記特徴部の適用位置を、前記領域の重心に向けて補正することを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記位置補正部は、前記領域が前記特徴部を表わすことが可能な最小単位以上である場合に、前記特徴部の適用位置の補正を行うことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、
    前記画像データ生成部は、前記色情報に対応して前記模様の濃度または/および前記画像の濃度を変更することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記色情報と、前記色情報の数よりも少ない数の前記模様とを対応させた対応情報を記憶させる記憶部をさらに備えることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記領域が、凡例を示す領域であることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像処理装置において、
    前記画像データは、モノクロの画像データであることを特徴とする画像処理装置。
  7. 画像の色情報に対応して所定の模様を決定するステップと、
    前記画像における所定の領域を処理対象に設定するステップと、
    決定された前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と設定された前記領域との位置関係を補正するステップと、
    前記画像と前記模様とを含む画像データを生成するステップと、を含み、
    前記処理対象の領域が所定サイズより小さい場合に、前記領域における前記特徴部の適用位置を前記領域の重心に向けて補正することを特徴とする画像処理方法。
  8. コンピューターを、
    画像の色情報に対応して所定の模様が決定される模様種類決定部と、
    前記画像における所定の領域を処理対象に設定する領域設定部と、
    前記模様種類決定部で決定される前記模様が備える前記模様の種を判別可能な特徴部と、前記領域設定部で設定される前記領域と、の位置関係を補正する位置補正部と、
    前記画像と前記模様とを含む画像データを生成する画像データ生成部、として機能させ、
    前記処理対象の領域が所定サイズより小さい場合に、前記領域における前記特徴部の適用位置を前記位置補正部によって前記領域の重心に向けて補正することを特徴とする画像処理プログラム。
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