JP5868299B2 - ネットワーク装置 - Google Patents

ネットワーク装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5868299B2
JP5868299B2 JP2012200079A JP2012200079A JP5868299B2 JP 5868299 B2 JP5868299 B2 JP 5868299B2 JP 2012200079 A JP2012200079 A JP 2012200079A JP 2012200079 A JP2012200079 A JP 2012200079A JP 5868299 B2 JP5868299 B2 JP 5868299B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clock
time
transmission
unit
time synchronization
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012200079A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014057179A (ja
Inventor
糸川 直樹
直樹 糸川
大司 滿永
大司 滿永
映之 中西
映之 中西
核 上條
核 上條
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2012200079A priority Critical patent/JP5868299B2/ja
Publication of JP2014057179A publication Critical patent/JP2014057179A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5868299B2 publication Critical patent/JP5868299B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Small-Scale Networks (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Description

本発明は、同期イーサネットに対応した、時刻同期機能搭載ネットワーク装置に関するものである。
近年、ネットワークを経由したパケットベースの時刻配信技術が注目されている。特に、エンドユーザのネットワークアクセスとしては主流となりつつあるモバイル端末系の高速無線通信において、ハンドオーバー時の通信切断を防ぐ為に基地局間の高精度な時刻同期(サブマイクロ秒オーダー)が要求されており、GPS(Global Positioning System)衛星からの時刻配信が利用できない地下などのケースにおいては、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)1588で規定されるPrecision Time Protocol(以下、PTPとする)というパケットベースの時刻配信技術の適用が、この要求精度を満足する有力な技術として検討されている。特に通信用途のPTPを規定するものとしてITU−T(International Telecommunication Union Telecommunication Standardization Sector) G.8265でTelecom Profileという適用形態が提案されている。
また、広域ネットワークへのイーサネット(登録商標、以下同じ)適用が拡大する中で、SDH(Synchronous Digital Hierarchy)等の同期系レガシーネットワークをイーサネットに収容する需要が拡大している。これを実現する技術の例としては、MEF8(Metro Ethernet Forum)の勧告にあるような、SDH信号をイーサネットフレームにカプセル化する Circuit Emulation Service(以下、CESとする)の規定がある。この時、本来非同期であるイーサネットを経由した場合でも、同期ネットワークの通信が、データのスリップ無く疎通する為には、エンド−エンドの装置間が同一のクロック周波数で動作している必要がある。これについては、ITU−T G.8261において規定される同期イーサネット(Synchronous Ethernet)の適用が有効である。同期イーサネットに対応した装置は、網側に位置するネットワーク装置とのイーサネット接続からクロックを再生し、自身の基準クロックとする。更にこのクロックをユーザ側装置との接続において送信クロックとして用いることで、ネットワークの上流から下流へとクロック周波数を配信することが可能である。また、同期イーサネットで配信されるクロックの品質情報を網側装置から配下の装置に向かってパケットで通知するための、Ethernet Synchronization Messaging Channel(以下、ESMCとする)と呼ばれるプロトコルがITU−T G.8264にて規定されている。
上記に述べた、PTPによる時刻同期と同期イーサネットの両方の機能を具備したネットワーク装置については、特開2011−139198号公報(特許文献1)にて提案されている。特許文献1では、同期イーサネットによる網同期機能と、PTPで取得・維持する時刻からクロック周波数を再生する機能を具備するネットワーク装置で、回線断により、同期イーサネットによるクロック周波数取得が不可能となった場合に、別ポートでPTPによって取得している時刻からクロック周波数を再生することで、網同期の信頼性を向上するシステムについて記載されている。また、この公報には、「
また、伝送路から抽出した装置クロックを装置内時計のカウントアップにも利用することで、PTPによる時刻同期機能が断になった場合でも、各伝送装置の時刻に用いられるカウント精度を維持することができる」と記載されている。
特開2011−139198号公報
一般的に、主信号が疎通するイーサネットの経路においてPTPパケットの送受信が行われるので、一台のマスタ装置が多数のスレーブ装置と、揺らぎの少ない高精度の時刻同期を維持するためには、相当量の帯域(数Mbit/s等)を必要とし、その結果、主信号のスループットを低下させる。よって、スレーブ装置で時刻が維持できる体勢が整えば、PTPパケットの送受信を停止するのが望ましいと考えられる。
特許文献1に依れば、同期イーサネットとPTPによる時刻同期の両方の機能を具備したマスタ装置とスレーブ装置がある場合に、マスタ装置から時刻を取得したスレーブ装置は、マスタ装置から同期イーサネットで受信しているクロック周波数で装置内時計をカウントアップすることにより、PTPのパケット送受信が無くても時刻を維持することが可能である。
しかし、特許文献1ではPTPのパケット送受信が停止できると判断して実施するためのシステムが無く、装置故障やネットワーク障害によるPTPパケット断以外に、積極的にPTPのパケット送受信の停止・再開を制御することが無かった。
上記課題を解決するために本発明は、自装置の時刻を保持する時計部と、信号を送受信する送受信部と、送受信部にて受信した信号からクロックを抽出し、抽出したクロックを自装置内クロックとして出力するクロック再生部と、送受信部にて受信した信号のうち時刻同期信号を送受信する時刻同期信号処理部と、送受信部にて受信した信号のうちクロック再生部にて抽出したクロックの品質を特定するクロック品質信号を受信するクロック品質処理部と、時刻同期信号とクロック品質信号とに基づいて、時刻同期信号の送信を停止する送信停止要求を時刻同期信号処理部へ送信する送受信要否制御部とを有し、時計部は、クロック再生部にて出力された自装置内クロックに基づいて自装置の時刻をカウントし、時刻同期信号処理部は、受信した時刻同期信号に含まれる時刻に基づいて自装置の時刻を修正し、送信停止要求を受信すると、時刻同期信号の送信を停止することを特徴とする装置を有する。
本発明によれば、マスタ装置は、スレーブ装置が時刻同期を完了した時点からPTPパケットの送受信を停止するので、時刻同期を維持しながらも主信号のスループットを圧迫せず、時刻同期対応ネットワークの品質を改善することが出来る。また、PTPパケットの送受信を停止することで、マスタ装置、スレーブ装置内のPTP送受信機能ブロックの動作を停止することが出来、消費電力を低減することが出来る。
ネットワーク構成図である。 実施例1のマスタ装置の機能ブロック構成図である。 実施例1の同期イーサネット対応L2SWの機能ブロック構成図である。 実施例1のスレーブ装置の機能ブロック構成図である。 実施例1のスレーブ装置のPTP送受信要否判定制御部のブロック構成図である。 実施例1のPTPパケット停止・再開に関わる制御のシーケンス図である。 実施例1のスレーブ装置の動作手順(1)のフローチャート図である。 実施例1のスレーブ装置の動作手順(2)のフローチャート図である。 実施例2のスレーブ装置の動作手順のフローチャート図である。 実施例3のスレーブ装置の動作手順のフローチャート図である。 実施例3の各装置間のシーケンス図である。 実施例1のクロック系統切り替えを説明する図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本実施例のネットワーク構成図である。アンテナ2にて受信されたGPS衛星1からの信号は、GPS受信機3によって、10MHzクロック、1PPS(Pulse Per Second)信号、ToD(Time−Of−Day)のインタフェースに変換されて出力される。1PPSは時刻の秒の位相を配信する1秒毎のパルス信号である。ToDはRS232C(Recommended Standard 232 C)のシリアルインタフェースで、1PPSと同期して1秒毎に出力され、NMEA(National Marine Electronics Association)フォーマットで位置情報、時刻情報を配信する。
10MHzクロック、1PPS、ToDを受信したマスタ装置4はイーサネットで接続した配下の装置に対して、同期イーサネットでクロック周波数およびクロック周波数の品質を表すクロック品質を含むESMCパケット10を配信し、PTPマスタ機能によってPTPパケット9を用いて時刻を配信する。また、L2SW6はマスタ装置4から送信されたESMCパケット10を終端し、自身の周波数同期状態に応じて改めてESMCパケット10を生成し、更に配下のスレーブ装置7に送信する。
マスタ装置4から送信されるPTPパケット9についてはL2SW6を透過し、スレーブ装置7にて終端し、マスタ装置4とスレーブ装置7の間でPTPパケット9の送受信をして時刻を一致させる構成とする。1台のマスタ装置4は複数台のスレーブ装置7とPTPパケット9の送受信を行うことが出来る。特に、マスタ装置4からスレーブ装置7へ向かって送信するPTPパケット9はユニキャストかマルチキャストを選択することが出来る。逆にスレーブ装置7からマスタ装置4へ向かうPTPパケット9はユニキャストで送信される。よって、マスタ装置4とL2SW6の間の経路では、全スレーブ装置7からのPTPパケット9が多重化されて到着することになる。主信号については、上位ネットワーク5からL2SW6、スレーブ装置7を介在して、ユーザ機器8へ疎通する。L2SW6−スレーブ装置7間の経路では主信号とPTPパケット9が多重化されて疎通することになる。スレーブ装置7は、配下のユーザ機器8に対してはマスタ装置4として振舞うことが出来、ESMC生成機能、PTPマスタ機能を具備して、ユーザ機器8へ、周波数同期、時刻同期を配信することが出来る。
同期イーサネットでは、PTP同様、イーサネットインタフェースの両端の装置がそれぞれマスタ、スレーブの役割に分かれ、スレーブ装置7が受信信号からクロックを抽出し、自装置内の基準クロック、イーサネット送信クロックに適用することによって、マスタ装置4のクロック周波数に同期して動作することが出来る。図1では、マスタ装置4からL2SW6へイーサネットインタフェースを介してクロック周波数を配信し、さらにこのクロック周波数をL2SW6からスレーブ装置7、ユーザ機器8へと配信している。このスレーブ装置7はマスタ装置4から受信したクロック周波数を送信クロックに使用するので、更に配下に接続したユーザ機器8に対してはマスタの役割となって、クロック周波数を配信する。この様に、上位ネットワーク側の装置から下流の末端装置に向かってクロック周波数を伝達することが出来る。
この装置構成は一例であって、マスタ装置4とスレーブ装置7がPTPで時刻同期し、同期イーサネットで周波数同期している構成であれば、特にL2SW6が介在する必要も無く、メディアコンバータシステムや、PON(Passive Optical Network)システムをベース構成と考えても構わない。
図2に実施例1の機能ブロック構成図を示す。図2(A)は、マスタ装置4の機能ブロック構成図を、図2(B)は、同期イーサネット対応L2SW6の機能ブロック構成図を、図2(C)は、スレーブ装置7の機能ブロック構成図を示す。
図2(A)のマスタ装置4の時刻取得ブロック422では、GPS受信機3から受信した10MHzクロック、1PPS、ToDから時刻を取得する。取得した時刻は装置内部時計423に反映される。PTPマスタ終端部424、PTPマスタ生成部425は、装置内部時計423の時刻を元に、スレーブ装置7とのPTPパケット9のやり取りを行うブロックである。クロック再生部430では、GPS受信機3の10MHzクロックから、装置内基準クロック、内部時計カウントクロック、イーサネット送信クロックを生成し供給する。装置内基準クロックとは、装置内の各機能部が動作する際に基準となるクロックのことである。カウントクロックとは、内部時計が時刻を刻む際に基準となる時刻カウント用のクロックのことである。イーサネット送信クロックとは、外部装置間のイーサネット接続においてPHY426がデータを送信する際のクロックであり、GPS受信機3から受信した10MHzクロックから再生したクロックを使用する。
ESMC生成部428では、10MHzクロック入力監視427の判定(入力断監視、周波数異常監視など)にもとづいてクロック品質を格納したESMCパケット10を生成し配下へ送信する。PTPパケット9とESMCパケット10はPTP−ESMC多重部429において多重化され、PHY(PHYsical)ポート426から配下のスレーブ装置へ送信される。
図2(B)の同期イーサネット対応L2SW6では、スイッチ部631において、各PHYポート626から入ってきたイーサネットフレームの送信元MAC(Media Access Control)アドレスからPHYポート626に接続している装置のMACアドレスを学習し、送信先MACアドレスに該当するPHYポート626へイーサネットフレームを転送するという主要機能に加え、主信号―ESMC振り分け部632においてマスタ装置4および上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置(図示せず)から各PHYポート626で受信するESMCパケットを抽出し、ESMC終端部634にてESMCパケット10を終端して各PHYポート626の受信クロックの品質を判定し、その結果を以て受信クロック選択部635においてマスタとするクロックを選択する。この選択クロックからクロック再生部630で生成したクロックを装置内基準クロック、イーサネット送信クロックとして適用する。
なお、受信クロックの品質判定には、例えば、ESMCのプロトコルに規定されているデータフィールドに格納されるQL TLV内のSSM(Synchronization Status Message)コードを用いることができる。SSMコードには、EEC−Option I(ITU−T G.8262)のクロックに適用される品質レベル(Quality level(QL))が含まれる。このQLを用いて、例えば、マスタ装置4および上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置がGPSレシーバ出力のような信頼できるクロックに同期している場合は、マスタ装置4または上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置からクロック品質が高いことを意味するQL_PRCを受信し、下位装置であるスレーブ装置7にクロック周波数とQL_PRCのESMCパケット10を送信する。
一方、マスタ装置4および上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置からQL_PRCよりも低品質を表すQL_DNUを受信している場合、あるいは、マスタ装置4および上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置とリンク出来ていない状態では、当該L2SW6は自身の自走クロック(マスタ装置4または上位ネットワーク5に存在する他のマスタ装置と同期していないフリーランのクロック(図示せず))で同期し、スレーブ装置7にもQL_DNUのESMCパケット10を送信する。
また、ESMC生成部628にて、新たに選択クロックの品質を反映したESMCパケット10を生成して、主信号―ESMC多重部633にて主信号と多重化し、マスタ装置4以外の各PHYポート626へ送信する。図2(B)では、上位ネットワーク5からの主信号とマスタ装置4からのPTPパケット9が多重化されて、複数のスレーブ装置7へ分配される場合を取り上げている。
図2(C)のスレーブ装置7では、L2SW6からPHYポート726aで受信したパケットを振り分け部737にて下り主信号、ESMCパケット10、PTPパケット9に振り分ける。下り主信号はユーザ機器8側へ透過させ、ESMC生成部728で生成されたESMCパケット10と、主信号―ESMC多重部742にて多重化されて、PHYポート726bからユーザ機器8へ転送される。ESMC終端部734では、振り分け部737で振り分けられたESMCパケット10を受信し、受信したESMCパケット10のSSMコードを解析し、ESMCパケット10より抽出したクロックの品質(クロック品質)を判定する処理を行う。PTPスレーブ終端部740は、振り分け部737で振り分けられた受信PTPパケット9を受信し終端する処理を行う。
また、PTPスレーブ生成部739は、PTPパケット9を生成し送信する処理を行う。生成されたPTPパケット9は、主信号―PTP多重部736にて上り主信号と多重化されて、PHYポート726aからマスタ装置4側へ転送される。これらのPTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740では、マスタ装置4とのPTPパケット9のやり取りを通じてマスタ装置4の時刻を取得する。取得したマスタ装置4の時刻を基にスレーブ装置7の時刻を算出、または修正して内部時計723に反映する。内部時計723は、スレーブ装置7の時刻を保持し、カウントクロックにて時刻をカウントする。クロック入力監視部738では、リンク断、クロック周波数異常を監視し、クロックの正常性(クロック正常性)を判定する。
クロック周波数異常の監視について、例えば、受信したイーサネット信号のクロックと自装置の水晶振動子743による自走クロックとを比較監視し、これらのクロックの周波数の差が予め設定された閾値を越えるとイーサネット信号のクロックはクロック周波数異常と判定する。自走クロックは、自走クロックを出力する自走クロック出力部である自装置の水晶振動子743に基づいており、マスタ装置4などと同期していないフリーランのクロックであり、自装置独自のクロックである。クロック再生部730は、後述するように、セレクタによって選択されたリファレンスクロックに同期したノイズの少ないクロックを再生し、これを自装置の装置内基準クロック、内部時計723のカウントクロック、イーサネット送信クロックとして分配する。
なお、クロック再生部では、例えば、電圧制御水晶発振器(VCXO:Voltage Controlled Crystal Oscillator)等を使用し、リファレンスクロックと、VCXO出力から分周してリファレンスクロックに周波数を合わせたクロックとで位相比較を行い、その結果をVCXOの電圧制御にフィードバックすることにより、常にリファレンスクロックに同期した所望の周波数のクロックを出力するPLL回路を具備し、VCXO電圧制御にローパスフィルタの機能を有することにより、リファレンスクロックのジッタノイズを低減したクロックを出力する。
本実施例の要となるPTP送受信要否判定制御部741を図3に示す。PTP送受信要否判定制御部741では、PTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740で算出した、装置内時計723の時刻とマスタ装置4の時刻との誤差(Tm)の上限値を運用者によって自装置にあらかじめ設定され格納する時刻誤差上限値格納メモリ7411と、装置内時計723の時刻とマスタ装置4の時刻との時刻誤差(Tm)を監視し、装置内時計723の時刻とマスタ装置4の時刻との時刻誤差(Tm)と時刻誤差上限値格納メモリ7411に格納される誤差の上限値との比較を行う時刻誤差比較部7412と、時刻誤差比較部7412より誤差上限値との比較結果を受信し、クロック入力監視部738からクロック正常性の情報とESMC終端部734からクロック品質の情報とを受信し、PTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740にPTP停止要求またはPTP再開要求を出すPTP停止可否判定部7413を備える。また、後述するようにPTP停止可否判定部7413はクロック再生部730へクロックの抽出を停止する指示を与える。
時刻誤差比較部7412は、装置内時計723の時刻とマスタ装置4の時刻との誤差(Tm)をモニタし、時刻誤差上限値格納メモリ7411に格納される時刻誤差の上限値との比較を行い、比較結果をPTP停止可否判定部7413へ送信する。PTP停止可否判定部7413は、受信した比較結果より時刻誤差が上限値以下または上限値より小さいか否かを判定し、受信したクロック正常性の情報よりクロックは正常であるか異常であるか判定し、クロック品質の情報より抽出したクロックの品質が適正であるか否か判定し、時刻誤差が上限値以下または上限値より小さい、かつ、クロックを正常に受信し、クロックの品質が適正である場合、PTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740にPTP停止要求を送信する。また、PTP停止要求を送信した後、クロックに異常が発生、または、クロックの品質が適正ではなくなった場合には、PTP再開要求を送信する。クロックに異常が発生、または、クロックの品質が適正ではなくなった場合には、クロック再生部730に対して、イーサネット受信信号のクロックからクロックを抽出することを停止し、内部時計723からのクロックからクロックを抽出する変更指示を与える(後述)。
また、図2(c)にもどり、このスレーブ装置7も配下のユーザ機器8へ更に時刻、クロック周波数を配信する為に、マスタとしての機能を具備してもよく、その場合は、装置内時計723の時刻を送信するPTPマスタ生成部、PTPマスタ終端部とを具備する。
ここで、クロック系統切り替えについて説明する。図10は、クロック系統切り替えを説明する図である。セレクタ751は、PTP送受信要否判定制御部741からの指示によって、リファレンスクロックとして入力するクロックをPHYポート726aのイーサネット受信信号のクロックや水晶振動子743の自走クロック、内部時計723から出力されるクロックから選択する。セレクタ751にて選択されたクロックは、クロック再生部730に出力され、クロック再生部730にてクロックの抽出および再生され、再生されたクロックはセレクタ752および各機能ブロックへ出力される。セレクタ752は、PTP送受信要否判定制御部741からの指示によって、レファレンスクロックとして、クロック再生部730からのクロックか水晶振動子743からのクロックかを選択し、内部時計723へ出力する。
上位装置からの受信クロックに同期イーサネットで同期する場合、つまり、PHYポート726からの回線抽出クロックが正常に受信できている場合は、セレクタ751にて網受信クロックがリファレンスクロックとして選択され、クロック再生部730へ出力する。そして、クロック再生部730からの出力を装置内基準クロックとして、セレクタ752、PHYポート726等に配信する。この場合、セレクタ752は、PTP送受信要否判定制御部741よりクロック再生部730からのクロックを選択するように指示されるので、内部時計723は、網受信クロックに同期したクロックでカウントクロックを動かし、時刻を刻み装置内の各ブロックへ時刻を分配する。
装置内の自走クロックに同期する場合、つまり、PHYポート726からの回線抽出クロックが正常でない場合は、セレクタ751にて装置内に持つ水晶振動子743からの自走クロックがリファレンスクロックとして選択され、クロック再生部730へ出力される。また、自走クロックは、セレクタ752にも出力され、セレクタ752は、PTP送受信要否判定制御部741より水晶振動子743からのクロックを選択するように指示されるので、内部時計723は、自走クロックに同期したクロックでカウントクロックを動かし、時刻を刻み装置内の各ブロックへ時刻を分配する。この場合、クロック再生部730から出力されてセレクタ752へ入力するクロックと、セレクタ752へ直接入力するクロックは、ともに水晶振動子743からの自走クロックであるので、セレクタ752は、PTP送受信要否判定制御部741よりクロック再生部730からのクロックを選択するように指示されてもよい.
時刻同期の時刻から再生したクロックに同期する場合、つまり、PHYポート726からの回線抽出クロックは正常に受信できていないが、PTPパケットによる時刻同期の誤差が予め設定した限界値内に収まっている場合は、PTP送受信要否判定制御部741からの指示によってセレクタ752にて水晶振動子743からの自走クロック(例えば、10MHz)が時刻カウント用のカウントクロックとして選択され、内部時計723ではこの自走クロックでカウンタを動かしながら、PTPパケット終端部で算出された時刻を反映して、定期的(例えば、1ms間隔)に時刻のズレを修正し、時刻を維持する。また、内部時計723は、自身の時刻をもとに一定の周期(例えば、100μs)で刻むクロックを出力し、これがセレクタ751にてリファレンスクロックとして選択され、クロック再生部730へ出力される。そして、クロック再生部730からの出力を装置内基準クロックとして各ブロックに分配する。
PTPパケットによる時刻修正を反映した内部時計723から出力されるクロックを装置内基準クロックとして各ブロックに分配することで、PHYポート726からの回線抽出クロックよりクロックの精度は劣るものの、フリーランで動作する水晶振動子743からの自走クロックよりも良い精度のクロックの精度となる。
なお、以降では、セレクタ751はクロック再生部730に含まれ、セレクタ752は、内部時計723に含まれるとして説明するが、図10のように独立していてもよい。
図4は、実施例1のPTPパケット停止・再開に関わる制御のシーケンス図である。PTPによる時刻同期で送受信される主なパケットの種類は、Sync message、Delay Req message、 Delay Resp message、 Signaling messageがある。Signaling messageは様々な設定要求、通知にも使用される。なお、ここで挙げた以外のパケットを送受信してもよい。ここでは、IEE1588で規定される所定の手続き(例えば、BMC(Best Master Clock)アルゴリズムや、ユニキャスト・ネゴシエーション)を経て各装置のマスタ・スレーブの役割が決定し、マスタ装置4−スレーブ装置7間の関係構築が完了し、ユニキャスト通信が可能となった状態以降を説明する。
スレーブ装置7は、マスタ装置4に対して、Sync message、 Delay Resp messageを自装置のMACアドレス、IP(Internet Protocol)アドレスに向けてユニキャストで送信するよう要求するユニキャスト送信要求である、Signaling message(Sync−request)を送信(11)し、Signaling message(Delay Resp−request)を送信する(12)。マスタ装置4は、Signaling message(Sync−request)、Signaling message(Delay Resp−request)を受信すると、スレーブ装置7からのユニキャスト送信要求を認識し、スレーブ装置7に対してSignaling message(Sync−grant)を送信し(13)、Signaling message(Delay Resp−grant)を送信する(14)。
マスタ装置4は、Sync messageをスレーブ装置7へ送信する(15)。この際、Sync messageを送信したマスタ装置4の送信時刻(T1)をSync messageに格納して送信する。スレーブ装置7は、Sync messageを受信すると、Sync messageを受信したスレーブ装置7の到着時刻(T2)とSync messageとを取得する。取得したT1およびT2が同時であれば、(T2−T1)がマスタ装置4の内部時計に対するスレーブ装置7の内部時計の時刻誤差(Tm)となるが、実際には、Sync messageが到着するまでの伝送路遅延(d)が存在するため、(T2−T1)は時刻誤差(Tm)に伝送路遅延(d)を含んだ値となる。
(T2−T1)=Tm+d
次に、スレーブ装置7は、スレーブ装置7の内部時計でT3という時刻にDelay Req messageをマスタ装置4へ送信する(16)。マスタ装置4は、マスタ装置4の内部時計で、Delay Req messageが到達したT4という時刻を、Delay Resp messageに格納してスレーブ装置7に送信する(17)。Delay Req messageとDelay Resp messageは共通ヘッダ内のsequence IDにて関連付けられているため、スレーブ装置7は、T3に送信したDelay Req messageがT4に到達したことを認識することが出来る。ここで、Sync messageと同様に、(T4―T3)はスレーブ装置7に対するマスタ装置4の時計の誤差(−Tmで表される)に伝送路遅延(d)を含んだ値となる。
(T4―T3)=−Tm+d
スレーブ装置7はSync messageからDelay Resp messageまでの一連の動作でT1、T2、T3、T4の時刻を保持しているため、Tm、dを以下のように算出することが出来る。
Tm={(T2−T1)−(T4−T3)}/2
d={(T2−T1)+(T4−T3)}/2
スレーブ装置7は、マスタ装置4の内部時計に対する自身の内部時計の時刻誤差(Tm)を知ることが出来たので、時刻を修正し、マスタ装置4と時刻同期することが出来る。
上記のプロセスでは、Sync messageからDelay Resp messageまでの一連の動作の中で上り方向(スレーブ装置7からマスタ装置4方向)と下り方向(マスタ装置4方向からスレーブ装置7)の伝送路遅延(d)が等しいことを前提にしている。よって、主信号と多重されるポイントや、複数のスレーブ装置7からのPTPパケット9が同時に到着するポイントにて、待ち合わせによる遅延変動が発生すると、上記計算から求めたTmは真の値からずれてしまい、同期精度を低下させることになる。このような変動に対する精度向上の方策はIEEE 1588の範囲外であり、個別の実装によるものとなる。例えば、時刻同期シーケンスを何度も継続的に繰り返す中で、積算された誤差値を統計的に処理して真の値を見積もるというような演算処理を適用することが考えられる。
また、Two−Stepモードという特定のモードでは、マスタ装置4はSync messageにはマスタ装置4の送信時刻(T1)を格納せず送信し、Sync message送信後にマスタ装置4よりSync messageが送信された送信時刻(T1)を格納したFollow Up messageを送信することでマスタ装置4の送信時刻(T1)をスレーブ装置7に通知してもよい。
ところで、同期イーサネットによるクロック周波数同期が実現できていない系においては、マスタ装置4の内部時計をカウントするクロック周波数と、スレーブ装置7のそれとがずれているので、1回のPTP同期シーケンスから次の回までの間に、時刻誤差が拡大していく。時刻誤差を拡大させないためには、頻繁に一連の同期シーケンスを実施する必要があり、結果としてパケットレートが増加して主信号スループットを圧迫してしまうこととなる。しかし、同期イーサネットでマスタ装置4とスレーブ装置7が周波数同期している状況の下では、それぞれの内部時計が同じ速度で進むので、一旦時刻一致(時刻同期)ができれば、継続的なPTPパケット9の送受信が無くても時刻同期を維持することが出来る。
また、ESMCパケット10には、一定の周期で送信するinformationというメッセージタイプと、クロック同期状態の変化があったときに送信するeventというメッセージタイプがある。PTPと異なり、ESMCは時刻同期精度に影響を与えるわけではないので、必要なタイミングで状態通知が出来ているのであれば、頻繁に送信する必要は無い。可能であればeventメッセージだけで状態変化だけを通知し、主信号スループットへの影響を最小限に抑えることも考えられる。
スレーブ装置7は、自装置の内部時計の時刻誤差とあらかじめ設定された誤差の上限値と比較し、内部時計の時刻誤差が誤差の上限値以下(18)であれば、マスタ装置4に対するSignaling messageの送信を停止する(19)。そして、同期イーサネットで受信しているGPS時刻源由来のクロックによって自装置の内部時計をカウントし時刻同期を維持する(20)。
この状態において、スレーブ装置7で抽出したクロックに周波数異常が検出される、あるいは受信したESMCパケット10のSSMコードがQL−PRC以外の状態に変化した(受信したクロック品質が低下した)場合(21)、クロックだけで時刻同期を維持できないと判断し、スレーブ装置7は、マスタ装置4に対するSignaling message(Sync−request)を送信(22)し、Signaling message(Delay Resp−request)を送信する(23)。
マスタ装置4は、Signaling message(Sync−request)、Signaling message(Delay Resp−request)を受信すると、Signaling message(Sync−grant)を送信し(24)、Signaling message(Delay Resp−grant)を送信する(25)。さらに、マスタ装置4は、マスタ装置4の送信時刻(T1)を格納したSync messageをスレーブ装置7へ送信する(26)。
スレーブ装置7は、Delay Req messageをマスタ装置4へ送信する(27)。マスタ装置4は、マスタ装置4の内部時計で、Delay Req messageが到達した時刻T4を格納したDelay Resp messageをスレーブ装置7に送信する(28)。以上のように、PTPパケット9による時刻同期を再開する。
実施例1のPTP停止・再開に関わる制御について、スレーブ装置7の動作手順を図5のフローチャートに示す。
スレーブ装置7がネットワークに参加した(S1100)後、BMCアルゴリズムにより、スレーブの役割が確定し(S1101)、Signaling messageをマスタ装置4に送信して、ユニキャスト・ネゴシエーションを含むPTP時刻同期プロセスを開始する(S1102)。PTP時刻同期プロセスとは、PTPパケット9による時刻同期の一連の時刻同期シーケンスを言う。一連の時刻同期シーケンスを繰り返すことにより、スレーブ装置7の時刻誤差(Tm)は減少して行く。
スレーブ装置7内のPTP送受信要否判定制御部741の時刻誤差モニタ部7412は、時刻誤差があらかじめ時刻誤差上限値格納メモリ7411に設定された誤差の上限値以下と判定し、その判定結果をPTP停止可否判定部7413へ送信し(S1103)、かつ、PTP停止可否判定部7413は、クロック入力監視部738から同期イーサネットで受信しているクロックの周波数に異常が無いと通知され、ESMC終端部734からSSMコードとしてQL−PRCの通知を受けているならば(S1104のYES)、PTPパケット9の送受信を停止することが可能と判断し、一連のSignaling messageの送信を停止する要求であるPTP停止要求をPTP停止可否判定部7413からPTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740に送信する。
PTP停止要求を受信したPTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740は、マスタ装置4への一連のSignaling messageの送信を停止する(S1105)。この際、Signaling messageの送信に関わる機能部への電力供給を止めることで、消費電力の低減を図ることができる。これによりマスタ装置4側もSignaling messageの送信を停止し、PTPパケット9の送受信が停止する。
スレーブ装置7は、PTP送受信停止モードに入り、クロック再生部730が、同期イーサネットによるGPS時刻源由来のクロックを抽出し、抽出したクロックを装置内時計のカウントクロックとして分配し、内部時計723は分配されたカウントクロックによって時計をカウントし、時刻同期を維持する(S1106)。
もし、この状態において、スレーブ装置7のクロック入力監視部738が、同期イーサネットからのクロックに周波数異常を検出し、クロック正常性の情報としてクロック異常をPTP停止可否判定部7413へ通知する、あるいはESMC終端部734が、受信したESMCパケット10のSSMコードがQL−PRC以外の状態に変化したことをPTP停止可否判定部7413へ通知することにより、同期イーサネットからのクロックだけで時刻同期を維持できないと判断した場合(S1107のYES)、PTP停止可否判定部7413は、クロック再生部730に、同期イーサネットからのクロック抽出を停止する指示を与え、PTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740へPTP再開要求を送信する。PTP再開要求を受信したPTPスレーブ生成部739、PTPスレーブ終端部740は、マスタ装置4への一連のSignaling messageの送信を開始する(S1102)。
スレーブ装置7はマスタ装置4にSignaling messageを送信することにより、PTPパケット9による時刻同期の再開を要求し、これを受信したマスタ装置4による、Sync messageの送信再開を受けて、スレーブ装置7は、Delay Req messageの送信を再開し、マスタ装置4よりDelay Resp messageを受信する。以上によりスレーブ装置7は、マスタ装置4と再度PTPパケット9によるPTP時刻同期プロセスに入り(S1102)、やがてスレーブ装置7の時刻誤差が上限値以下となる(S1103)。同期イーサネットより抽出したクロックが正常化(S1104のYES)していれば、再びPTPパケット9の送信停止の手続きに入る(S1105)。
また、スレーブ装置7の時刻誤差モニタ部7412において時刻誤差が時刻誤差上限値格納メモリ7411の上限値以下である通知をPTP停止可否判定部7413へ送信し(S1103)、PTP停止可否判定部7413は、クロック入力監視部738から同期イーサネットで受信しているクロックの周波数に異常があると通知され、ESMC終端部734からSSMコードとしてQL−PRC以外通知を受けている場合(S1104のNO)、PTP停止可否判定部7413は、クロック再生部730に、同期イーサネットからのクロック抽出を停止する指示を送信し、PTPパケット9によりマスタ装置4に時刻同期した内部時計723(この場合、同期イーサネットからのクロックのクロック再生部730への入力を停止し、水晶振動子743の自走クロックをクロック再生部730へ入力しているので、自走クロックに同期しており、フリーランとなっているカウントクロックでカウント)から時刻に同期したクロックを抽出し再生する指示を送信し、指示を受信したクロック再生部730は、同期イーサネットからのクロック抽出を停止し、PTPパケット9によりマスタ装置4に時刻同期した内部時計723からクロックを抽出し再生し装置内基準クロック、送信クロックに適用する(S1108)。
図6は、PTPパケット9停止時に、単にスレーブ装置7からのSignaling messageの送信を停止するのではなく、PTPパケット停止要求を一般的なTLVフォーマットで明示的に格納したSignaling messageをスレーブ装置7が送信するフローチャートである。図5と同じ動作処理には、同じ符号を付与し、説明を繰り返さない。
PTP送受信要否判定制御部741のPTP停止可否判定部7413は、クロック入力監視部738から同期イーサネットで受信しているクロックの周波数に異常が無いと通知され、ESMC終端部734からSSMコードとしてQL−PRCの通知を受けているならば(S1104のYES)、Signaling messageにPTPパケット停止要求のTLVフォーマットを追加してマスタ装置7に送信する要求であるPTP停止要求をPTPスレーブ生成部739へ送信する。PTP停止要求を受信したPTPスレーブ生成部739は、Signaling messageにPTPパケット停止要求のTLVフォーマットを追加してマスタ装置4へ送信する(S1200)。スレーブ装置7は、このパケットを受信したマスタ装置4より、PTP停止了解を同様にTLVフォーマットで格納したSignaling messageを、受信(S1201)後、マスタ装置4への一連のSignaling messageの送信を停止する。
これらのTLVフォーマットはPTPパケット9のフィールドの中で、例えば、TLV Type:2byte、Length:2byte、PTP stop request/grant:2byteの6byteで表現される。
(実施例2)
図7は、実施例1のスレーブ装置7の動作手順に時刻チェックの手順を加えたフローチャートである。図5および図6と同じ動作処理には、同じ符号を付与し、説明を繰り返さない。
実施例1の手順に従って、PTPパケット9の送受信を停止し抽出クロックのカウントによってスレーブ装置7が時刻を維持している(S1106)状況において、PTP送受信要否判定制御部741は、ある特定の契機で、スレーブ装置7がSignaling messageをマスタ装置4に送信し、PTPによる時刻取得の一連のシーケンスを1回ないし数回実施する(S1301)ことにより、スレーブ装置7は時刻誤差(Tm)を再計算して、受信クロックのみで維持してきた時刻がマスタ装置4の時刻とどれだけずれているかをチェックする。その結果、時刻誤差の上限値以下(S1302のNO)であれば、時刻維持に問題がないとして、再びPTP停止状態に戻る。もし、時刻誤差が上限値を上回る場合(S1302のYES)は、スレーブ装置7がPTP再開要求のSignaling messageをマスタに送信し継続的なPTP時刻同期プロセスを再開し、配下装置へは、SSMコードがQL−DNUのESMCパケット10を配信する(S1303)。時刻誤差があらかじめ設定された誤差の上限値以下に収束する(S1304)と、PTPパケット9によりマスタ装置4に時刻同期した内部時計からクロックを再生し、装置基準クロック、送信クロックに適用する(S1305)。
マスタ装置4側のクロック再生部430の故障等により、スレーブ装置7においてクロック周波数異常の検出、QL−PRC以外のESMC受信が無くて、受信クロックが正常に見えているとしても、前記の時刻同期の誤差増大が発生する場合も考えられる。この場合でも、時刻誤差増大を検出することにより、クロック品質は信頼できないと判断して、時刻同期後の内部時計から再生したクロックを基準クロック、送信クロックに適用してもよい。また、S1301にてスレーブ装置7がチェック用にSignaling messageを送信する特定の契機は以下の様なタイミングが有効であると考える。トラフィックが疎になる時間帯(運用者によりあらかじめ設定されるか、トラフィック情報を蓄積、解析して動的に決定)と、運用者がネットワーク管理端末を操作することによる実施命令のときである。
(実施例3)
図8は、実施例1、2のスレーブ装置7の動作手順において、スレーブ装置7によるPTPパケット9の送受信を開始後に時刻誤差が上限値以下に収束するまで、PTPパケット9が疎通する経路の主信号およびその他のパケット疎通を閉塞し、通常より高頻度でPTPパケット9の送受信を実施するフローチャートである。図5と同じ動作処理には、同じ符号を付与し、説明を繰り返さない。PTPパケット9以外のパケットが通らず、待ち合わせによる遅延変動が発生しないので、短時間で高精度の時刻同期状態をまず実現してから、PTP送受信停止モードに入るとともに主信号の疎通を開始することができる。
図8では、マスタ装置4とスレーブ装置7が直結している構成を想定しており、ネットワーク設置の段階で、スレーブ装置7がネットワークに参加した(S1100)後、時刻同期が収束するまで、PTP送受信要否判定制御部741は、マスタ装置4と接続しているイーサネットポートへのPTPパケット9以外の送信を停止する(S1500)。Signaling messageをマスタ装置4に送信して、高パケットレートのPTP時刻同期プロセスを開始する(S1501)。時刻誤差が制限時間内に上限値以下に収束したら(S1502のYES)、クロック入力監視部738から同期イーサネットで受信しているクロックの周波数に異常が無いと通知され、ESMC終端部734からSSMコードとしてQL−PRCの通知を受けているならば(S1503のYES)、PTPパケット9の送受信を停止することが可能と判断し、スレーブ装置7のPTP送受信要否判定制御部741はPTPパケット9の送受信を停止し、主信号の転送を開始する(S1504)。これにより、PTP送受信停止モードに入り、スレーブ装置7は同期イーサネット抽出によるGPS時刻源由来のクロックによって内部時計をカウントし、時刻同期を維持する(S1505)。
この状態において、スレーブ装置7で抽出クロックに周波数異常が検出される、あるいは受信したESMCパケット10のSSMコードがQL−PRC以外の状態に変化したことにより、クロックだけで時刻同期を維持できないと判断した場合(S1506のYES)、スレーブ装置7はSignaling messageをマスタ装置4に送信し、通常パケットレートのPTP時刻同期プロセスを開始する(S1507)。スレーブ装置7の時刻誤差が上限値以下に収束する(S1508)と、PTPパケット9によりマスタ装置4に時刻同期した内部時計(この場合、自走クロックに同期したカウントクロックでカウント)から時刻に同期したクロックを再生し、装置基準クロック、送信クロックに適用する(S1509)。
また、図1のようにマスタ装置4・スレーブ装置7間にL2SW6を中継させて、複数のスレーブ装置(#1〜#n)7が接続する場合に、PTPパケット9以外のパケット疎通があるとL2SW6内のスイッチ部631で待ち合わせによる遅延変動が発生し、これが補正されずに時刻誤差になる。
よって、L2SW6にも内部で主信号多重化の経路を一時的に閉塞する手段が必要である。具体的には、図9のシーケンス図で示すように、システム内のマスタ・スレーブ関係が確立したら、マスタ装置4は、以下で説明する初回同期手順(1601〜1604)を開始する。マスタ装置4は、L2SW6に全スレーブ装置7のMACアドレスを通知するとともに、L2SW6のスレーブ装置(#1)7以外の他ポート閉塞を要求する(1601)。
L2SW6はこれを受けて、マスタ装置4とスレーブ装置(#1)7が接続されているポート以外のポートからのパケットの転送を停止し(1602)、マスタ装置4とスレーブ装置(#1)7に閉塞了解通知を返す。マスタ装置4とスレーブ装置(#1)7もPTP経路へのPTPパケット9以外の転送を停止する。次に、マスタ装置4はスレーブ装置(#1)7とPTP時刻同期プロセス(11〜17)を開始し、スレーブ装置(#1)7が時刻同期収束すると、スレーブ装置(#1)7とのPTP時刻同期プロセスを停止し、次のスレーブ装置(#2)7とのPTP時刻同期プロセスを開始する。この処理を全スレーブ装置7と順番に行う。また、この手続きでは1台のスレーブ装置7がマスタ装置4と占有的にPTP時刻同期プロセスを行う時間に制限時間を決め、その時間内にあらかじめ設定された値以下に時刻誤差が収束しなくても、PTP時刻同期プロセスを停止して次のスレーブ装置7のプロセスに移行する(1603)。
最後のスレーブ装置(#n)7のPTP時刻同期プロセスが完了したら(1604)、マスタ装置4と全スレーブ装置7はPTPパケット9の送受信を停止し、PTPパケット9以外のパケットの疎通を開始する。マスタ装置4は初回同期手順の終了をL2SW6に通知し(1605)、L2SW6はこれを受けて、ポート閉塞を解除し、全ポートからのパケットの転送を開始し、通常動作に入る(1606)。先に説明したように、時刻誤差が上限値以下であれば、PTP送受信停止モードに入り、スレーブ装置7は同期イーサネット抽出によるGPS時刻源由来のクロックによって内部時計をカウントし、時刻同期を維持する。
また、あるスレーブ装置7が先のPTP時刻同期プロセスにおいて、制限時間内に時刻誤差の収束に達しなかった場合は、全スレーブ装置7のPTP時刻同期プロセスが終了した後、このスレーブ装置7のみ初回同期手順時よりも送受信レートを低下してPTP時刻同期プロセスを再開し、やむを得ず、定常的にPTPパケット9の送受信を行うものとして、主信号の疎通を開始する手順としてもよい。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(SolidStateDrive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
4 マスタ装置
5 上位ネットワーク
6 同期イーサネット対応L2SW
7 スレーブ装置
8 ユーザ装置
422 時刻取得部
423 装置内部時計
424 PTPマスタ終端部
425 PTPマスタ生成部
426 PHYポート
427 10MHzクロック入力監視部
428 ESMC生成部
429 PTP―ESMC多重部
430 クロック再生部
631 スイッチ部
632 主信号―ESMC振り分け部
633 主信号―ESMC多重部
634 ESMC終端部
635 受信クロック選択部
736 主信号―PTP多重部
737 主信号―PTP−ESMC振り分け部
738 クロック入力監視部
739 PTPスレーブ生成部
740 PTPスレーブ終端部
741 PTP送受信要否判定制御部
742 主信号―ESMC多重部

Claims (4)

  1. 自装置の時刻を保持する時計部と、
    信号を送受信する送受信部と、
    前記送受信部にて受信した前記信号からクロックを抽出し、抽出した前記クロックを自装置内クロックとして出力するクロック再生部と、
    前記送受信部にて受信した前記信号のうち時刻同期信号を送受信する時刻同期信号処理部と、
    前記送受信部にて受信した前記信号のうち前記クロック再生部にて抽出した前記クロックの品質を特定するクロック品質信号を受信するクロック品質処理部と、
    前記時刻同期信号に含まれる前記時刻および前記自装置の時刻の差と所定の値とを比較し、前記差が前記所定の値以下または前記所定の値より小さい場合で、前記特定した前記クロックの品質が所定の品質以上または前記所定の品質より高品質であるときに、前記時刻同期信号の送信を停止する送信停止要求を前記時刻同期信号処理部へ送信する送受信要否制御部とを有し、
    前記時計部は、
    前記クロック再生部にて出力された前記自装置内クロックに基づいて前記自装置の時刻をカウントし、
    前記時刻同期信号処理部は、
    受信した前記時刻同期信号に含まれる時刻に基づいて前記自装置の時刻を修正し、
    前記送受信要否制御部より前記送信停止要求を受信すると、前記時刻同期信号の送信停止を表す停止要求を追加した前記時刻同期信号を他の装置に送信し、前記他の装置より送信停止了解を表す停止了解が追加された前記時刻同期信号を受信すると、前記時刻同期信号の送信を停止する
    ことを特徴とする装置。
  2. 受信した前記信号のクロックに異常が発生しているか否かを判定するクロック監視部を有し、
    前記送受信要否制御部は、
    前記時刻同期信号処理部が前記時刻同期信号の送信を停止している間に、前記クロック監視部より前記信号のクロックに異常が発生していることを表す異常通知を受信すると、前記時刻同期信号の送信を再開する送信再開要求を前記時刻同期信号処理部へ送信し、
    前記時刻同期信号処理部は、
    前記送信再開要求を受信すると、前記時刻同期信号の送信を再開する
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  3. 自走クロック出力部と、受信した前記信号のクロックに異常が発生しているか否かを判定するクロック監視部とを有し、
    前記時計部は、前記自装置の時刻に基づいて所定周期のクロックを出力し、
    前記送受信要否制御部は、
    前記時刻同期信号に含まれる前記時刻および前記自装置の時刻の前記差が前記所定の値以下または前記所定の値より小さい場合で、前記クロック品質信号より特定した前記クロックの品質が前記所定の品質より低品質であるときに、前記クロック再生部へ前記送受信部にて受信した前記信号からのクロック抽出を停止し、前記時計部からの前記所定周期のクロックを抽出する変更指示を送信し、前記時計部へ前記自走クロック出力部からの前記自走クロックに基づいて前記自装置の時刻をカウントする指示を送信し、
    前記クロック再生部は、
    前記変更指示を受信すると、前記信号からのクロック抽出を停止し、前記時計部からの前記所定周期のクロックを抽出し、抽出した前記所定周期のクロックを前記自装置内クロックとして出力する
    ことを特徴とする請求項に記載の装置。
  4. 通信装置と、
    前記通信装置と信号を送受信する他の通信装置とを備え、
    前記通信装置は、
    自装置の時刻を保持し、
    前記他の通信装置より受信した前記信号からクロックを抽出し、
    受信した前記信号から前記クロックの品質を特定するクロック品質信号を抽出し、
    抽出した前記クロックを自装置内クロックとして出力し、
    前記自装置内クロックに基づいて前記自装置の時刻をカウントし、
    受信した前記信号から時刻同期信号を抽出し、
    抽出した前記時刻同期信号に含まれる時刻に基づいて前記自装置の時刻を修正し、
    抽出した前記時刻同期信号に含まれる前記時刻および前記自装置の時刻の差と所定の値とを比較し、前記差が前記所定の値以下または前記所定の値より小さい場合で、抽出した前記クロック品質信号により特定した前記クロックの品質が所定の品質以上または前記所定の品質より高品質であるときに、前記時刻同期信号の送信を停止する送信停止要求を送信し、前記送信停止要求を受信すると、前記時刻同期信号の送信停止を表す停止要求を追加した前記時刻同期信号を他の装置に送信し、
    前記他の装置より送信停止了解を表す停止了解が追加された前記時刻同期信号を受信すると、前記他の通信装置への前記時刻同期信号の送信を停止する
    ことを特徴とする通信システム。
JP2012200079A 2012-09-12 2012-09-12 ネットワーク装置 Expired - Fee Related JP5868299B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200079A JP5868299B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 ネットワーク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012200079A JP5868299B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 ネットワーク装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014057179A JP2014057179A (ja) 2014-03-27
JP5868299B2 true JP5868299B2 (ja) 2016-02-24

Family

ID=50614143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012200079A Expired - Fee Related JP5868299B2 (ja) 2012-09-12 2012-09-12 ネットワーク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5868299B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112153393A (zh) * 2020-10-08 2020-12-29 刘风华 一种基于弱网环境下的音视频处理方法及人工智能服务中心

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016088449A1 (ja) * 2014-12-05 2016-06-09 古野電気株式会社 基準信号発生装置
KR101698419B1 (ko) * 2016-06-17 2017-01-20 주식회사 유캐스트 Lte 기지국 sfn 시작 시각 획득 방법 및 장치
JP2018137619A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 大井電気株式会社 同期用無線装置
CN112511255B (zh) * 2020-11-23 2022-09-09 中国联合网络通信集团有限公司 一种时间同步方法及装置
CN113612565B (zh) * 2021-07-09 2024-03-15 芯来智融半导体科技(上海)有限公司 一种开发调试***、握手方法和装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003110562A (ja) * 2001-09-27 2003-04-11 Nec Eng Ltd 時刻同期システム及び時刻同期方法
JP5560706B2 (ja) * 2009-12-28 2014-07-30 富士通株式会社 ノード装置
EP2683110B1 (en) * 2011-03-03 2020-09-23 Nec Corporation Synchronization system, synchronization method, first synchronization device, second synchronization device, and computer program

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112153393A (zh) * 2020-10-08 2020-12-29 刘风华 一种基于弱网环境下的音视频处理方法及人工智能服务中心
CN112153393B (zh) * 2020-10-08 2021-08-17 南京硅基智能科技有限公司 一种基于弱网环境下的音视频处理方法及人工智能服务中心

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014057179A (ja) 2014-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5868299B2 (ja) ネットワーク装置
KR100648566B1 (ko) Atm 장치간 통신 지원 시스템, 데이터 송신 지원 장치, 데이터 송신 방법, 및 기록 매체
US9112629B2 (en) Configuration of synchronisation network having synchronization trails for time sync and frequency sync
CN101951312B (zh) 基于e1链路的双向时频同传方法及主从装置
US7876792B2 (en) Network element clocking accuracy and stability monitoring over a packet-switched network
CN102843205B (zh) 一种基于精确时间协议的时间同步收敛的方法和装置
US9763207B2 (en) Timing synchronization device and timing synchronization control method
CN101741853B (zh) 时钟时间同步的方法、线卡单板和网络设备
US8565270B2 (en) Phase and frequency re-lock in synchronous ethernet devices
Magee Synchronization in next-generation mobile backhaul networks
CN102013931A (zh) 时间同步方法及***、从属定时设备及主定时设备
CN101005349B (zh) 一种时钟同步方法和***
US9641269B2 (en) Apparatus and method for synchronizing clocks among communication devices
JP5650072B2 (ja) 周波数・時刻同期方法および周波数・時刻同期装置
JP5167862B2 (ja) クロック同期システム、クロック同期方法、プログラム、及び記録媒体
CN108183762B (zh) RapidIO网络***和RapidIO网络***的时间同步方法
JP2018088646A (ja) 時刻同期装置及び時刻同期方法
JP6274918B2 (ja) 通信システム
JP2014519282A (ja) パケット経路の信号劣化の検出方法、装置及びシステム
JP6127613B2 (ja) 通信システム、宅側装置、通信制御方法および局側装置
JP2016034065A (ja) 制御装置及びネットワークシステム
JP7381514B2 (ja) 情報通信システム及び情報通信装置
US20240204897A1 (en) Hybrid clock synchronization
US20230163869A1 (en) Controller which adjusts clock frequency based on received symbol rate
JPH06327072A (ja) ディジタル網同期方式

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151008

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151027

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160105

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5868299

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees