JP5862875B2 - シート装置 - Google Patents

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本発明は、シート装置に関する。
従来、後方に配置された後列シートへの乗降性の向上や荷室スペースの拡大等を目的として、前方への移動や回動等が可能な車両用シートが利用されている。
例えば、シートクッションの後端部を上方に持ち上げながら前端部を下方に回動させることでシートクッションをシートバックの前面に沿うように起立させる車両用シートが知られている(特許文献1)。この車両用シートでは、シートクッションが起立された状態でシートを前方に移動させることにより、シートの後方にスペースが確保される。
また、シートクッションの後側が跳ね上げられると共にシートバックが前倒しされることにより、シート前後幅を小さくする車両用シート装置も知られている(特許文献2)。
また、シートクッションの前端近傍を支持する前脚部の下端を中心としてシート全体を前方に跳ね上げ回動させる車両用シートも知られている(特許文献3)。このようにシート全体を前方に跳ね上げた状態から、前脚部の上端を中心としてシートクッションを後方に倒すことにより、フロアに形成された凹部内にシートクッションが収納される。この状態で更にシートバックをシートクッションに向かって前倒させることにより、シートバックの背面が略水平となり、シートがダイブダウンされた状態となる。
また、下フロアのガイドレールにスライド自在に取り付けられた支持部材によりシートクッションが支持され、下フロアよりも上方の上フロアのガイドレールにスライド自在に取り付けられた受け部材によりシートバックが支持される車両のシート構造も知られている(特許文献4)。このシート構造では、シートクッション及びシートバックがそれぞれ折り畳まれ、下フロアに収容可能となっている。
特開2006−240562号公報 特開2008−030657号公報 特開2002−193003号公報 特開2005−047359号公報
ここで、特許文献1に記載の車両用シートを前後方向に移動させる場合、シートクッションとシートバックとを支持するシート支持部材をフロア上のレールに沿って移動させる必要があった。この場合、シート支持部材の前後方向の可動範囲はフロア上にレールを配置可能な範囲に限定される。その結果、例えばフロアに段差が形成されているためにシート前方にレールを配置できない場合にはシート支持部材を十分に前方に移動させることができず、後列シートへの乗降性の向上や荷室スペースの拡大が不十分となる可能性があった。また、シートクッションをシートバックの前面に沿うように起立させた後、シートを前方に移動させるという2段階の操作が行われなければシートの後方にスペースを確保することができず、操作が煩雑となっていた。
また、特許文献2に記載の車両用シート装置では、シートクッション及びシートバックのいずれもベース部材に回動可能に取り付けられているに過ぎず、シートの前後幅をベース部材の前後幅よりも小さくすることができなかった。このため、後列シートへの乗降性の向上や荷室スペースの拡大が不十分となる可能性があった。
また、特許文献3に記載の車両用シートでは、前方に跳ね上げられたシートを後方に戻す際に、後列シートの乗員の足が挟まれる可能性があった。また、シートを前方に跳ね上げるための付勢力を付与するシリンダを設ける等、機構が複雑になる場合があった。
また、特許文献4に記載の車両のシート構造では、シートクッション及びシートバックの折り畳み機構が複雑であり、これらを折り畳む際の手順が煩雑となっていた。また、折り畳まれたシートクッション及びシートバックを収容するため、シート前方における下フロアに広いスペースを確保する必要があり、シート配置の制約となる可能性があった。
このように従来のシート装置においては、後方に配置された後列シートへの乗降性、荷室スペースの拡大、操作時の安全性、機構の単純さ、あるいは操作性等について更なる改良の余地があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、安全性や良好な操作性を確保しつつ、後方に配置された後列シートへの乗降性の向上や荷室スペースの拡大を実現可能なシート装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明によれば、シート装置は、車両のフロア上に配置されたシート装置であって、車両の一部又シート基部に取り付けられたシートクッションと、このシートクッションの後部に配置されたシートバックと、シートクッションの後部が前後方向に揺動可能なように、シートクッションを車両の一部又シート基部に連結する前側連結手段と、シートバックを前後方向に移動可能に支持するスライド機構と、シートクッションの後部がその前部に対して上下方向に揺動可能なように、且つ、シートバックが前後方向に移動可能なように、シートバックをシートクッションの後部に連結する後側連結手段と、シートバックを前方へ倒すことが可能なように、シートバックの下部を支持するシートバック支持手段と、シートクッションの後部が着座位置から下降揺動することを規制するシートクッションの後部に取り付けられた規制手段と、を有し、前側連結手段は、シートクッションの前部が前側下方に揺動可能なように、シートクッションを車両の一部又シート基部に連結する前側リンクを備え、後側連結手段は、シートクッションがほぼ水平状態に保持された状態でシートバックを前方へ倒し且つ前方に移動させることにより、シートクッション及びシートバックが下方に移動するダイブダウン動作が可能なように、シートクッションとシートバックを連結する後側リンクを備え、規制手段は、シートクッションから車幅方向に突出したピンであり、後側連結手段の後側リンクは、凹部を備えたS字形状であり、ピンとS字形状の凹部とが接触することにより、ダイブダウン動作が可能となることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、シートクッション後部の上下方向の揺動に連動してシートバックが前後方向にスライドされる。これにより、シートクッション後部を持ち上げるという簡易な操作のみで、シートクッションを起立させつつシートバックを十分前方に移動させることができる。また、シートバック等を上方に跳ね上げる動作が必要とされないので、後列シートの乗員の足が挟まれることを防止できる。即ち、安全性や良好な操作性を確保しつつ、ウォークイン時における後席への乗降性の向上や荷室スペースの拡大を実現することができる。また、座面を略水平に保ったままシートクッションを前下方に移動させ、このシートクッションに重なるようにシートバックを前倒させること(いわゆるダイブダウン)ができるので、ウォークイン時における後席への乗降性の向上と、ダイブダウンによる荷室スペースの拡大とを両立させることができる。また、シートクッションの後部が着座位置から下降揺動することが規制手段により規制されるので、着座位置におけるシート装置の使用とダイブダウンによる荷室スペースの拡大とを容易に両立することができる。また、簡易な構成により、ダイブダウン動作及びシートクッションの支持を実現することができる。
また、本発明において、好ましくは、シート基部は、車両のフロア上を前後方向に移動可能である。
このように構成された本発明においては、シートクッション及びシート基部を更に前方に移動させることができ、ウォークイン時における後席への乗降性の向上や荷室スペースの拡大を一層確実に実現することができる。
また、本発明において、好ましくは、車両のシート装置が設置されるフロアの前方領域には、下方に延びる段差部が形成されている。
このように構成された本発明においては、シートクッションを前後方向に移動させるためのレールをシートクッションの前方に設けることが困難であっても、シートクッションを起立させつつシートバックを十分前方に移動させることができ、ウォークイン時における後席への乗降性の向上や荷室スペースの拡大を実現することができる。
本発明によるシート装置によれば、安全性や良好な操作性を確保しつつ、後方に配置された後列シートへの乗降性の向上や荷室スペースの拡大を実現することができる。
本発明の実施形態によるシート装置を備えた車両を示す側面図である。 本発明の実施形態によるシート装置の乗員の着座位置にある状態を示す側面図である。 本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への初期の移行動作を示す側面図である。 本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への中間の移行動作を示す側面図である。 本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への最終の移行動作を示す側面図である。 本発明の実施形態によるシート装置のダイブダウン時の状態を示す側面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるシート装置を説明する。
まず、図1により、本発明の実施形態に係るシート装置を備えた車両について説明する。図1は、本発明の実施形態によるシート装置を備えた車両を示す側面図である。
図1に示すように、車両1には、車室内の下方にフロア6が設けられている。このフロア6上には、前方から後方に向けて、1列目シート12、2列目シート14、3列目シート16が順番に配置されている。2列目シート14及び3列目シート16が配置される領域の前方には、前方に向けて低くなる段差部6a、6bがそれぞれ形成されている。
1列目シート12の車幅方向に対応した車両1の側部には、前方サイドドア2用の側面開口部2aが形成され、さらに、同様に、2列目シート14の車幅方向に対応した位置には、後方サイドドア4用の側面開口部4aが形成されている。しかしながら、3列目シート16の車幅方向に対応した位置には、サイドドアがないため、開口部は形成されていない。そのため、3列目シート16に着座する乗員は、後方サイドドア4用の側面開口部4aから、車両1内に乗り込むようになっている。
以下、本発明のシート装置を2列目シート14に適用した実施形態について説明する。なお、1列目シート12又は3列目シート16に本発明の実施形態によるシート装置を適用してもよい。
図2は、本発明の実施形態によるシート装置の乗員の着座位置にある状態を示す側面図である。図2に示すように、2列目シート14は、シートクッション20、シートバック22、及び、ベース32を備えている。ここで、図2に示すように、2列目シート14において、シートクッション20がほぼ水平となり且つシートバック22が起立する位置を着座位置と呼ぶ。
2列目シート14のベース32は、シートクッション20の左右両側下方に配置され、このベース32は、ベース用スライド機構34を介して、フロア6に取り付けられている。ベース用スライド機構34は、フロア6に取り付けられたロアーレール34aと、ベース32に取り付けられたアッパーレール34bを備え、ベース32が、フロア6上を前後方向に移動可能となっている。
シートクッション20は、前方連結機構24によりベース32と結合されている。この前方連結機構24は、シートクッション20の前方内部に車幅方向に延びるシートクッション軸24aと、このシートクッション軸24aの両端にそれらの各上端が連結された一対の前側リンク24bと、各ベース32の前方内部に車幅方向に延び且つ前側リンク24bの下端に連結された一対のベース軸24cとを備えている。
前側リンク24bは、後述するウォークイン動作時には、シートクッション軸24aに対してはロックされているので回動できないようになっており、一方、ベース軸24cに対しては回動自在となっている。このため、ウォークイン動作時、前方連結機構24により、シートクッション20がベース32と結合されているので、ベース軸24cを軸として、シートクッション20の後部が上下方向に揺動可能となる。また、後述するダイブダウン動作時には、前側リンク24bは、シートクッション軸24a及びベース軸24cの両方に対しては回動自在となっている。このため、ダイブダウン動作時には、シートクッション20が前下方に移動可能となる。
シートバック22は、シートバック連結機構28を介して、べース32上に配置されている。具体的には、シートバック22の下部内部には、車幅方向に延びるリクライニング軸28aが設けられ、このリクライニング軸28aの両端に一対のシートバック連結部材28bが取り付けられ、このシートバック連結部材28bの下端には、シートバック用スライド機構26が設けられている。このシートバック用スライド機構26は、ベース32に取り付けられたロアーレール26aと、シートバック連結部材28bに取り付けられたアッパーレール26bを備えている。これにより、シートバック22は、リクライニング軸28aを中心にして前後方向に揺動可能であり、且つ、シートバック用スライド機構26により、シートバック22単独で前後方向に移動可能となっている。
次に、シートクッション20の後部とシートバック22の下部とを連結する後方連結機構30が、2列目シート14の左右両側に、設けられている。この後方連結機構30は、シートバック22の内部を車幅方向に延びるシートバック軸30aと、シートクッション20の内部を車幅方向に延びるシートクッション軸30bと、これらのシートバック軸30aの両端と、シートクッション軸30bの両端とを、それぞれ、回動自在に連結する一対の後側リンク30cとを備えている。ここで、後側リンク30cは、S字形状であり、その前方側に、凹部30dを形成している。
また、シートクッション20には、このシートクッション20の座面がほぼ水平な状態において後側リンク30cの凹部30dの上方に位置し且つ凹部30dに当接するピン36が取り付けられている。このピン36が、後側リンク30cの凹部30dと当接することにより、シートクッション20の後部が着座位置より下方に沈み込まないようになっている。
次に、図2乃至図5により、上述した本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン動作を説明する。
図3は本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への初期の移行動作を示す側面図である。図4は本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への中間の移行動作を示す側面図である。図5は本発明の実施形態によるシート装置のウォークイン時への最終の移行動作を示す側面図である。これらの各図において、1列目シート12のシートバック及び後方サイドドア4用の側面開口部4aが仮想線で表されている。
図3乃至図5においては、前側リンク24bがシートクッション軸24aに対してはロック機構(図示省略)によりロックされており、一方、ベース軸24cに対しては回動自在となっており、これにより、ベース軸24cを軸としてシートクッション20の後部が上下方向に揺動可能となっている場合について説明する。なお、前側リンク24bがベース軸24cに対してはロック機構(図示省略)によりロックされており、一方、シートクッション軸24aに対しては回動自在となっており、これにより、シートクッション軸24aを軸としてシートクッション20の後部が上下方向に揺動可能なようにしてもよい。
また、図3乃至図5においては、リクライニング軸28aを中心とするシートバック22の揺動がロック機構(図示省略)により制限されている場合について説明する。
図2に示した着座位置からシートクッション20の後部が上方に持ち上げられると、図3に示すように、ベース軸24cを中心としてシートクッション20の後部が前上方に揺動する。このとき、シートクッション20のピン36は後側リンク30cの凹部30dから上方に離脱する。シートクッション20の後部と共にシートクッション軸30bが前上方に移動することにより、後側リンク30cが左側面視で時計回りに回動しつつ前方に移動し、この後側リンク30cによりシートバック22が着座位置(即ち図2で示された位置)から前方に牽引される。
図3に示した位置から更にシートクッション20の後部が上方に持ち上げられると、図4に示すように、ベース軸24cを中心としてシートクッション20の後部が図3の位置から更に前上方に揺動する。シートクッション20の後部と共にシートクッション軸30bが前上方に移動することにより、後側リンク30cが左側面視で時計回りに回動しつつ前方に移動し、この後側リンク30cによりシートバック22が図3で示した位置から更に前方に牽引される。シートバック軸30aとシートクッション軸30bとの位置関係、及び後側リンク30cの長さ(即ちシートバック軸30aとシートクッション軸30bとの間の距離)を適切に設計することにより、図4に示すように、シートバック22に沿うように起立したシートクッション20にシートバック22を密着させることができる。これにより、シートバック22を十分前方に移動させることができ、ウォークイン時における後方サイドドア4用の側面開口部4aから3列目シート16への乗降性を向上させることができる。また、シートバック22やベース32を上方に跳ね上げる動作が必要とされないので、3列目シート16の乗員の足が挟まれることを防止できる。
図4に示した位置からシートクッション20の後部が後下方に押し下げられると、ベース軸24cを中心としてシートクッション20の後部が後下方に揺動する。シートクッション20の後部と共にシートクッション軸30bが後下方に移動することにより、後側リンク30cが左側面視で反時計回りに回動しつつ後方に移動し、この後側リンク30cによりシートバック22が図3に示した位置を経由して図2に示した着座位置まで後方に押し戻される。着座位置までシートクッション20の後部が後下方に押し下げられると、シートクッション20のピン36が後側リンク30cの凹部30dに上方から当接する。このようにシートクッション20がピン36を介して後側リンク30cにより支持されるので、着座位置から更に下方にシートクッション20が下降することはない。
図2乃至図4を参照して説明したように、シートクッション20の後部の上下方向の揺動に連動してシートバック22が前後方向にスライドされる。これにより、シートクッション20の後部を持ち上げるという単一操作のみで、シートクッション20を起立させつつシートバック22を十分前方に移動させることができる。即ち、良好な操作性を確保しつつ3列目シート16への乗降性を向上させることができる。
また、シートクッション20の後部がその前部に対して上下方向に揺動可能であればよく、シートクッション20を前後方向に移動させるためのレールをシートクッション20の前方に設ける必要がない。従って、図2乃至図4に示したように、2列目シート14が設置されるフロア6の前方領域に、下方に延びる段差部6aが形成されている場合でも、シートクッション20を起立させつつシートバック22を十分前方に移動させることができ、3列目シート16への乗降性を向上させることができる。
また、図5に示すように、図4に示した位置からベース32を前方にスライドさせることもできる。即ち、図4に示した位置からシートクッション20やシートバック22が前方に押されると、ベース32がベース用スライド機構34によりフロア6上を前方にスライドする。これにより、シートクッション20及びベース32を図4に示した位置から更に前方に移動させることができ、3列目シート16への乗降性を更に向上させることができる。
図6は、本発明の実施形態によるシート装置のダイブダウン時の状態を示す側面図である。図2に示した着座位置において、シートクッション軸24aに対して前側リンク24bをロックしているロック機構(図示省略)を解除すると共に、リクライニング軸28aに対してシートバック22をロックしているロック機構(図示省略)を解除する。この状態でシートバック22の上部を前方に押し出すと、図6に示すように、リクライニング軸28aを中心としてシートバック22の上部が前下方に揺動する。シートバック22と共にシートバック軸30aが前下方に移動することにより、後側リンク30cが前下方に移動し、この後側リンク30cの凹部30dに当接しているピン36が前下方に移動する。これと共に、前側リンク24bがベース軸24cを中心として左側面視で反時計回りに回動することにより、図6に示すように、シートクッション20は座面が略水平に保たれたまま前下方に移動する。
このように、座面を略水平に保ったままシートクッション20を前下方に移動させ、このシートクッション20に重なるようにシートバック22を前倒させること(いわゆるダイブダウン)ができるので、図2乃至図5に示した動作によるウォークイン時における3列目シート16への乗降性の向上と、ダイブダウンによる荷室スペース8の拡大とを両立させることができる。
最後に、シート装置の変形例について説明する。
図2乃至図6では、ベース32が、ベース用スライド機構34によりフロア6上を前後方向にスライド可能にフロア6に設置されている場合について説明したが、ベース用スライド機構34を省略し、ベース32がフロア6と一体に形成されていてもよい。
また、図2乃至図6では、シートクッション軸24a、前側リンク24b、及びベース軸24cを備えている前方連結機構24により、シートクッション20がベース32と結合されている場合について説明したが、リンクを省略し、シートクッション20が単独の軸によりベース32と結合されるようにしてもよい。この場合、座面を略水平に保ったままシートクッション20を前下方に移動させることができないため、図6に示したようなダイブダウン動作は行えないものの、図2乃至図5に示したような2列目シート14の動作を一層簡易な構成で実現することができる。
1 車両
2 前方サイドドア
2a、4a 側面開口部
4 後方サイドドア
6 フロア
6a、6b 段差部
8 荷室スペース
12 1列目シート
14 2列目シート
16 3列目シート
20 シートクッション
22 シートバック
24 前方連結機構
24a シートクッション軸
24b 前側リンク
24c ベース軸
26 シートバック用スライド機構
26a ロアーレール
26b アッパーレール
28 シートバック連結機構
28a リクライニング軸
28b シートバック連結部材
30 後方連結機構
30a シートバック軸
30b シートクッション軸
30c 後側リンク
30d 凹部
32 ベース
34 ベース用スライド機構
34a ロアーレール
34b アッパーレール
36 ピン

Claims (3)

  1. 車両のフロア上に配置されたシート装置であって、
    車両の一部又シート基部に取り付けられたシートクッションと、
    このシートクッションの後部に配置されたシートバックと、
    シートクッションの後部が前後方向に揺動可能なように、シートクッションを上記車両の一部又シート基部に連結する前側連結手段と、
    上記シートバックを前後方向に移動可能に支持するスライド機構と、
    シートクッションの後部がその前部に対して上下方向に揺動可能なように、且つ、シートバックが前後方向に移動可能なように、シートバックをシートクッションの後部に連結する後側連結手段と、
    上記シートバックを前方へ倒すことが可能なように、シートバックの下部を支持するシートバック支持手段と、
    上記シートクッションの後部が着座位置から下降揺動することを規制するシートクッションの後部に取り付けられた規制手段と、を有し、
    上記前側連結手段は、シートクッションの前部が前側下方に揺動可能なように、シートクッションを上記車両の一部又シート基部に連結する前側リンクを備え、
    上記後側連結手段は、シートクッションがほぼ水平状態に保持された状態でシートバックを前方へ倒し且つ前方に移動させることにより、シートクッション及びシートバックが下方に移動するダイブダウン動作が可能なように、シートクッションとシートバックを連結する後側リンクを備え、
    上記規制手段は、シートクッションから車幅方向に突出したピンであり、上記後側連結手段の後側リンクは、凹部を備えたS字形状であり、上記ピンとS字形状の凹部とが接触することにより、ダイブダウン動作が可能となることを特徴とするシート装置。
  2. 上記シート基部は、車両のフロア上を前後方向に移動可能である請求項に記載のシート装置。
  3. 上記車両のシート装置が設置されるフロアの前方領域には、下方に延びる段差部が形成されている請求項1又は2に記載のシート装置。
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