JP5589368B2 - 車両のシート装置 - Google Patents

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Description

本発明は、後席において複数のシートバックが車幅方向に連ねて配置された車両のシート装置に関する。
現在流通するハッチバック式等の後部に荷室を有する車両では、後席のシートバックを前方へ倒す(前倒させる)ことが可能となっている。後席のシートバックを前倒させる場合、後部の荷室を拡大することができるため、より大型又はより多くの荷物を積むことが可能になる。
一般的に、この種のシートバックは、例えばシートバックの上端部に設けられた前倒操作部を操作することにより、シートバックを起立状態に維持するためのロックが解除され、ばねの付勢力等により前倒するようになっている。
上記の前倒操作部の操作は、通常は車室内においてシートバックの前側から行われるが、比較的荷室の狭い車両では、リフトゲートを開いた状態で車両の後側で荷物の積み込み作業を行いながら、後席のシートバックの後側から該シートバックに設けられた前倒操作部を操作してシートバックを前倒させることが可能である。
ところが、ステーションワゴン車など、広い荷室を有する車両では、後部の開口部から後席のシートバックまでの距離が長いため、車両の後側からシートバックに設けられた前倒操作部を操作することは困難である。そのため、そのような車両では、先に車室内でシートバックの前倒操作を行った後、車両の後方に回り込んで荷物の積み込み作業を行わなければならない。
そこで、例えば特許文献1に開示されているように、上記のような広い荷室を有する車両であっても、該車両の後側から後席のシートバックを前倒させることができるように、荷室の側壁に遠隔操作部が設けられることがある。この場合、車両の後側において荷物の積み込み作業を行っているときであっても、遠隔操作部を操作することにより後席のシートバックを容易に前倒させることができる。
ところで、一般的に、車両の後席では、個別に前倒可能な2つのシートバックが車幅方向に連ねて設けられ、これら2つのシートバックの横幅は6:4の比率とされることが多い。この場合、後席のシートバックの倒し方としては、右のシートバックのみを倒すパターン、左のシートバックのみを倒すパターン、及び、両方のシートバックを倒すパターンの3つのパターンがあり、荷物の大きさや乗車人数等に応じて適宜選択される。
しかし、このように後席のシートバックを2つとした場合、後席の左右両側に乗員が乗車しようとすると左右いずれのシートバックを倒すこともできず、荷室の拡大を図ることができない問題がある。
この問題に鑑みて、特許文献2には、後席において、シートバックの横幅が例えば4:2:4の比率となるように3つのシートバックを車幅方向に連ねて配置する構成が開示されている。この場合、後席のシートバックの倒し方として、7つのパターンから選択することができるため、利便性の向上を図ることができる。特に、中央のシートバックのみを倒す場合は、該中央のシートバックの上方空間まで拡大された荷室に長尺の荷物を積み込みつつ、左右のシートを利用して後席に2人の乗員が乗車できるため、後席のシートバックが2つである場合には不可能な使用状態を実現することができる。
特開平10−86716号公報 特開2001−26229号公報
ところで、特許文献2の技術のように後席に3つのシートバックを設ける場合にも、上述の遠隔操作部を荷室の側壁に設けることで、さらなる利便性の向上を図ることができる。
この場合、シートバック毎に対応させて、3つの遠隔操作部を設けることが考えられる。しかし、シートバック毎に遠隔操作部を設けると、2つのシートバックを前倒させたいときには2つの遠隔操作部の操作が必要となり、全てのシートバックを前倒させたいときには3つの遠隔操作部の操作が必要となるため、操作に手間がかかる。
一方、シートバックの前倒パターン毎に遠隔操作部を設けるようにすれば、1回の操作により、所望のパターンでシートバックを前倒させることができる。しかし、3つのシートバックの前倒パターンは上述のように7通りあるため、全ての前倒パターンに対応させるためには7つの遠隔操作部を設けなければならない。そうすると、部品点数が増えるとともに、各遠隔操作部がどの前倒パターンに対応しているのかが使用者に分かり難くなるため、必ずしも利便性は向上しない。
そこで、本発明は、後席において複数のシートバックが車幅方向に連ねて配置された車両において、シートバックを前方へ倒すときの利便性の向上を図ることを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明に係る車両のシート装置は、次のように構成したことを特徴とする。
まず、本願の請求項1に記載の発明は、
車室内空間の後部に設けられた荷室よりも前方に、前倒可能に、且つ、車幅方向に連ねて右側から順に配置された右側シートバック、中央シートバック及び左側シートバックと、
前記右側シートバックが前倒するように操作するために該右側シートバックに配設された右側シートバック前倒操作部と、
前記左側シートバックが前倒するように操作するために該左側シートバックに配設された左側シートバック前倒操作部と、
前記中央シートバックが前倒するように操作するために該中央シートバックに配設された中央シートバック前倒操作部と、
前記右側シートバックが前倒するように遠隔操作するために該右側シートバックから離れて設けられた右側遠隔操作部と、
前記左側シートバックが前倒するように遠隔操作するために該左側シートバックから離れて設けられた左側遠隔操作部と、
前記右側シートバックと前記中央シートバックとを連結する右側の連結機構と、
前記左側シートバックと前記中央シートバックとを連結する左側の連結機構と、
前記右側シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構を解除して、前記右側シートバックを単独で前倒させる右側シートバック前倒機構と、
前記左側シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記左側の連結機構を解除して、前記左側シートバックを単独で前倒させる左側シートバック前倒機構と、
前記中央シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構と前記左側の連結機構とを解除して、前記中央シートバックを単独で前倒させる中央シートバック前倒機構と、
前記右側遠隔操作部が操作されたとき、前記左側の連結機構を解除して、前記右側シートバックと連動して前記中央シートバックを前倒させる右側シートバック遠隔操作機構と、
前記左側遠隔操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構を解除して、前記左側シートバックと連動して前記中央シートバックを前倒させる左側シートバック遠隔操作機構と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、
前記中央シートバックが前倒するように遠隔操作するために該中央シートバックから離れて設けられた中央シートバック遠隔操作部を備え、
該中央シートバック遠隔操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構と前記左側の連結機構とを解除して、前記中央シートバックを単独で前倒させる中央シートバック遠隔操作機構を備えたことを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記請求項2に記載の発明において、
前記中央シートバック遠隔操作部は、前記荷室の側壁に配設されていることを特徴とする。
またさらに、請求項4に記載の発明は、前記請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、
前記右側遠隔操作部及び前記左側遠隔操作部は、前記荷室の側壁に配設されていることを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の発明において、
前記右側及び左側の連結機構は、該連結機構により連結された前倒状態のシートバックの一方が起立するとき、他方のシートバックが連動して起立するように連結状態を維持することを特徴とする。
さらに、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、
前記右側及び左側の連結機構は、該連結機構により連結されるシートバックの上下方向中央よりも上側に配設されていることを特徴とする。
まず、請求項1に記載の発明によれば、各シートバックに配設された前倒操作部を操作すると、該前倒操作部が配設されたシートバックを個別に前倒させることができる。一方、シートバックから離れて設けられた遠隔操作部を操作すると、隣り合う複数のシートバックを同時に前倒させることができるため、1回の操作により効率的に荷室を拡大することができる。すなわち、請求項1に記載の発明によれば、前倒操作部または遠隔操作部のいずれを操作するかによって、使用者のニーズに応じた異なる倒れ方でシートバックを前倒させることができ、乗車人数や荷室の使い勝手を考慮した乗員の好みに合ったシートの倒し方を実現できる。
より具体的に、請求項1に記載の発明によれば、各シートバックに配設された前倒操作部を操作すると、車幅方向に連ねて配設された3つのシートバックのうち、前倒させたいシートバックのみを個別に前倒させることができる。一方、シートバックから離れて設けられた遠隔操作部により、上記3つのシートバックのうち右側または左側のシートバックを前倒操作すると、中央シートバックが連動して前倒するため、1回の操作により効率的に荷室を拡大することができる。つまり、乗員がシートバックの近傍からシートバックを前倒操作する際は、乗員の好みにあったより細かなシートアレンジが可能になると共に、シートバックから離れた位置からシートバックを前倒操作する際は、複数のシートバックを前倒させることができ、乗員が複数のシートバックを前倒させたいときに操作の手間を省くことができる。
さらに、請求項に記載の発明において、請求項に記載の発明を適用すれば、遠隔操作によって、中央シートバックのみを前倒させることができる。よって、左右のシートバックを利用して乗員が乗車した状態であっても、遠隔操作により中央シートバックのみを前倒させて、該前倒状態の中央シートバックの上方空間まで荷室を容易に拡大することができる。
請求項3及び4に記載の発明によれば、遠隔操作部が荷室の側壁に配設されているため、荷室に荷物を積み込む際に遠隔操作部を容易に操作することができる。
請求項5に記載の発明によれば、シートバックを起立させるときに、該シートバックに連結されたシートバックが連動して起立するため、隣り合う複数のシートバックを効率的に起立させることができる。
請求項6に記載の発明によれば、隣り合うシートバックが、該シートバックの中央部よりも上側で連結されるため、起立状態のシートバックの剛性を高めることができ、走行中のシートバックのがたつきを軽減することができる。
本発明の実施形態に係るシート装置を備えた車両を示す側面図である。 リアシートを示す斜視図である。 前倒機構および遠隔操作機構を示す背面図である。 全てのシートバックが起立した状態においてリアシートを後方から見た斜視図である。 左側シートバックの前倒機構が作動した状態を示す背面図である。 左側シートバックのみを前倒させた状態においてリアシートを後方から見た斜視図である。 中央シートバック遠隔操作機構または中央シートバックの前倒機構が作動した状態を示す背面図である。 左側シートバック遠隔操作機構が作動した状態を示す背面図である。 左側シートバックと中央シートバックを前倒させた状態においてリアシートを後方から見た斜視図である。 中央シートバックが前倒した状態で更に左側シートバックを前倒させる途中の状態を示す背面図である。 中央シートバックと左側シートバックとが前倒した状態において中央シートバックのみを起立させるために中央シートバックの前倒機構を作動させた状態を示す背面図である。 ロック機構を示す側面図である。 連結機構を示す側面図である。 スライドストライカ引き込み機構を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るシート装置を備えた車両1を示す。図1に示すように、車両1は、フロアパネル10上に配設されたフロントシート2と、フロアパネル10上においてフロントシート2よりも後側に配設されたリアシート4とを有する。また、車室内空間21の後部には、リアシート4の後方に荷室22が形成されている。
図1および図2に示すように、リアシート4は、フロアパネル10上に取り付けられたシートクッション6と、車幅方向に連ねて配置された複数のシートバック7〜9とを有する。本実施形態では、シートバック7〜9として、車幅方向中央部に配設された中央シートバック8と、該中央シートバック8の車幅方向両側にそれぞれ隣接して配設された右側シートバック9および左側シートバック7とが設けられている。シートバック7〜9の下端部は、フロアパネル10から立ち上がる左右一対の支持部材12間に跨って車幅方向に沿って配設されたシャフト14により回転可能に支持されている。そのため、各シートバック7〜9は、シャフト14を中心として回動可能となっており、起立状態と前倒状態との間で切換可能となっている。なお、図2(b)は、中央シートバック8のみが前倒した状態を示している。
図3に示すように、各シートバック7〜9の両側部には、該シートバックを起立状態で車体に固定するロック機構70,76、又は、該シートバックを該シートバックに隣接するシートバックに連結する連結機構90,96がそれぞれ設けられている。具体的には、左側シートバック7を起立状態で車体の側壁24に固定する左側のロック機構70が、左側シートバック7の左側部に設けられ、右側シートバック9を起立状態で車体の側壁26に固定する右側のロック機構76が、右側シートバック9の右側部に設けられている。また、左側シートバック7と中央シートバック8とを連結する左側の連結機構90は、左側シートバック7の右側部および中央シートバック8の左側部に設けられ、右側シートバック9と中央シートバック8とを連結する右側の連結機構96は、右側シートバック9の左側部および中央シートバック8の左側部に設けられている。
なお、本実施形態では、シートバック7〜9が起立した状態において、ロック機構70,76及び/又は連結機構90,96の連結状態を維持することでシートバック7〜9の起立状態を維持し、ロック機構70,76及び/又は連結機構90,96の連結状態を解除することでシートバック7〜9を前倒させる構成について説明するが、本発明において、ロック機構70,76及び連結機構90,96は必ずしも設ける必要がない。すなわち、例えば、シートバック7〜9の起立状態を維持させたり前倒させたりするための機構を、各シートバック7〜9とシートクッション6との連結部に設ける場合にも、本発明を適用することができる。
ロック機構70,76は、車体の側壁24,26に突設されたストライカ72,78と、該ストライカ72,78に係脱可能なように右側および左側のシートバック7,9に設けられたラッチ74,80とを有する。
図12を参照しながら、ロック機構70,76の構成について更に具体的に説明する。なお、ここでは、左側のロック機構70について説明するが、右側のロック機構76も同様の構造を有する。
図12に示すように、ストライカ72は、例えば平面視U字状の棒材であり、車体の側壁26に固定された取付けプレート79に突設されている。一方、左側シートバック7の左側部には、例えば平面視コ字形の支持プレート84が固定されており、該支持プレート84には、車幅方向に延びるシャフト86が支持されている。ラッチ74は、シャフト86に対して回動可能に支持されており、シャフト86を中心として回動することで、ストライカ72に対して係脱するようになっている。
図3に戻って、連結機構90,96は、中央シートバック8の側部に出没可能に突設されたスライドストライカ92,98と、該スライドストライカ92,98に係脱可能なように右側および左側のシートバック7,9に設けられたラッチ94,100とを有する。
図13を参照しながら、連結機構90,96の構成について更に具体的に説明する。なお、ここでは、左側の連結機構90について説明するが、右側の連結機構96も同様の構造を有する。
図13に示すように、中央シートバック8の左側面には凹部102が形成されている。スライドストライカ92は、凹部102に収容された支持プレート104と、該支持プレート104から外側へ突出する棒状の係止部105とを有する。支持プレート104と凹部102の底面との間にはばね106が介装されており、該ばね106の伸縮により、スライドストライカ92が車幅方向にスライド可能となっている。また、中央シートバック8の側面には、凹部102を塞ぐようにしてカバー108が取り付けられており、これにより、支持プレート104の脱落が防止される。カバー108の中央部には挿通穴110が形成されており、該挿通穴110を通してスライドストライカ92の係止部105が出没可能となっている。
一方、左側シートバック7の右側部には、例えば平面視コ字形の支持プレート112が固定されており、該支持プレート112に、車幅方向に延びるシャフト116が支持されている。ラッチ94は、シャフト116に対して回動可能に支持されており、シャフト116を中心として回動することで、突出状態のスライドストライカ92に対して係脱するようになっている。
図3に示すように、このように構成された連結機構90,96は、シートバック7〜9の上下方向中央よりも上側に配設されている。そのため、起立状態のシートバック7〜9の剛性を高めることができ、走行中のシートバック7〜9のがたつきを軽減することができる。
また、各シートバック7〜9には、該シートバック7〜9を単独で前倒させる前倒機構31,35,39が配設されている。
左側シートバック7の前倒機構31は、該前倒機構31が作動するように操作される前倒操作部32と、該前倒操作部32と左側のロック機構70のラッチ74とを連結するワイヤ33と、前倒操作部32と左側の連結機構90のラッチ94とを連結するワイヤ34と、を有する。前倒操作部32は、上方から押し込み操作されるプッシュボタン式の操作部であり、左側シートバック7の例えば左端部上面に配設されている。該前倒操作部32が操作されると、ワイヤ33を介して、左側のロック機構70のラッチ74の基端部が押し込まれることで、該ラッチ74が図12における時計回り方向に回動し、これにより、ラッチ74とストライカ72との係合が外れて、ロック機構70が解除される。また、このとき、ワイヤ34を介して、左側の連結機構90のラッチ94の基端部が押し込まれることで、該ラッチ94が図13における反時計回り方向に回動し、これにより、ラッチ94とスライドストライカ92との係合が外れて、連結機構90が解除される。このように左側のロック機構70と左側の連結機構90とが解除されると、左側シートバック7は、図5に示すように車体に対する固定状態と中央シートバック8に対する連結状態とが解除されて、図示しないばねの付勢力により、図6に示すように前倒するようになっている。
また、右側シートバック9の前倒機構39は、該前倒機構39が作動するように動作される前倒操作部40と、該前倒操作部40と右側のロック機構76のラッチ80とを連結するワイヤ41と、前倒操作部40と右側の連結機構96のラッチ100とを連結するワイヤ42と、を有する。前倒操作部40は、左側シートバック7の前倒操作部32と同様、上方から押し込み操作されるプッシュボタン式の操作部であり、右側シートバック9の例えば右端部上面に配設されている。該前倒操作部40が操作されると、左側シートバック7の前倒操作部32が操作されるときと同様の動作により、右側のロック機構76と右側の連結機構96とが解除され、右側シートバック9は図示しないばねの付勢力により前倒する。
さらに、中央シートバック8の前倒機構35は、該前倒機構35が作動するように操作される前倒操作部36と、該前倒操作部36と左側の連結機構90のスライドストライカ92とを連結するワイヤ37と、前倒操作部36と右側の連結機構96のスライドストライカ98とを連結するワイヤ38とを有する。前倒操作部36は、車幅方向に沿った軸を中心として上方へ回動操作されるレバー式の操作部であり、中央シートバック8の例えば背面上端部に配設されている。該前倒操作部36が操作されると、ワイヤ37,38を介して、左右のスライドストライカ92,98が車幅方向内方へ引き込まれることで、これらのスライドストライカ92,98とラッチ94,100との係合が外れて、左右の連結機構90,96が解除される。このように、左右の連結機構90,96が解除されると、中央シートバック8は、図7に示すように左側および右側のシートバック7,9との連結状態が解除されて、図示しないばねの付勢力により前倒するようになっている。
このように、各前倒機構31,35,39は、前倒操作部32,36,40が操作されたとき、該前倒操作部32,36,40が設けられたシートバック7〜9の両側部において、ロック機構70,76又は連結機構90,96をそれぞれ解除するようになっている。そのため、前倒機構31,35,39を用いることにより、各シートバック7〜9を個別に前倒操作することができ、リアシート4のシートバック7〜9を所望のパターンで前倒させることができる。つまり、乗員がシートバック7〜9の近傍からシートバック7〜9を前倒操作する際は、乗員の好みにあったより細かなシートアレンジが可能になる。
また、車両1には、シートバック7〜9が前倒するように遠隔操作するための遠隔操作部52,56,60が、シートバック7〜9から離れて設けられている。さらに、車両1には、遠隔操作部52,56,60が操作されたときにシートバック7〜9を前倒させる遠隔操作機構51,55,59が設けられている。本実施形態において、遠隔操作機構51,55,59は、左側シートバック7が前倒するように遠隔操作するための左側シートバック遠隔操作機構51と、右側シートバック9が前倒するように遠隔操作するための右側シートバック遠隔操作機構59と、中央シートバック8が前倒するように遠隔操作するための中央シートバック遠隔操作機構55とで構成されている。
左側シートバック遠隔操作機構51は、該左側シートバック遠隔操作機構51が作動するように操作される左側遠隔操作部52と、該左側遠隔操作部52と左側のロック機構70のラッチ74とを連結するワイヤ53と、左側遠隔操作部52と右側の連結機構96のスライドストライカ98とを連結するワイヤ54とを有する。左側遠隔操作部52は、レバー式の操作部であり、荷室22の左側の側壁24に配設されている(図4参照)。
左側遠隔操作部52が操作されると、ワイヤ53を介して左側のロック機構70のラッチ74の基端部が引き込まれることで、該ラッチ74が図12における時計回り方向に回動し、これにより、ラッチ74とストライカ72との係合が外れて、ロック機構70が解除される。また、このとき、ワイヤ54を介して、右側の連結機構96のラッチ100の基端部が引き込まれることで、該ラッチ100が図13における反時計回り方向に回動し、これにより、ラッチ100とスライドストライカ98との係合が外れて、連結機構96が解除される。さらに、このとき、左側の連結機構90は解除されない。すなわち、左側遠隔操作部52が操作されると、図8に示すように、左側シートバック7と中央シートバック8との連結状態が維持されつつ、車体に対する左側シートバック7の固定状態と、中央シートバック8と右側シートバック9との連結状態とが解除される。よって、図9に示すように、左側シートバック7と中央シートバック8とが、図示しないばねの付勢力により、連動して前倒する。
図3に戻って、右側シートバック遠隔操作機構59は、該右側シートバック遠隔操作機構59が作動するように操作される右側遠隔操作部60と、該右側遠隔操作部60と右側のロック機構76のラッチ80とを連結するワイヤ61と、右側遠隔操作部60と左側連結機構90のスライドストライカ92とを連結するワイヤ62とを有する。右側遠隔操作部60は、レバー式の操作部であり、荷室22の右側の側壁26に配設されている(図4参照)。
右側遠隔操作部60が操作されると、左側遠隔操作部52が操作されたときと同様の動作により、側の連結機構96が解除されずに、右側のロック機構76と左側の連結機構90とが解除される。よって、右側シートバック9と中央シートバック8とが、図示しないばねの付勢力により、連動して前倒する。
このように、左側遠隔操作部52または右側遠隔操作部60が操作されると、隣り合う複数のシートバック7,8(又は8,9)が連動して前倒する。すなわち、シートバック7〜9から離れた位置からシートバックを前倒操作する際は、複数のシートバック7,8(又は8,9)を前倒させることができ、乗員が複数のシートバック7,8(又は8,9)を前倒させたいときに操作の手間を省くことができる。そのため、1回の操作により効率的に荷室22を拡大することができ、荷室22へ荷物を積み込む際の利便性を高めることができる。
中央シートバック遠隔操作機構55は、該中央シートバック遠隔操作機構55が作動するように操作される中央遠隔操作部56と、該中央遠隔操作部56と左側の連結機構90のラッチ94とを連結するワイヤ57と、中央遠隔操作部56と右側の連結機構96のスライドストライカ98とを連結するワイヤ58とを有する。中央遠隔操作部56は、レバー式の操作部であり、荷室22の例えば左側の側壁24に配設されている(図4参照)。
中央遠隔操作部56が操作されると、ワイヤ57,58を介して左右の連結機構90,96のスライドストライカ92,98が車幅方向内方へ引き込まれることで、スライドストライカ92,98とラッチ94,100との係合が外れて、左右の連結機構90,96が解除される。すなわち、中央遠隔操作部56が操作されると、図7に示すように、中央シートバック8と左右のシートバック7,9との連結状態が解除され、中央シートバック8のみが、図示しないばねの付勢力により前倒する。
したがって、本実施形態によれば、左右のシートバック7,9を利用して乗員が乗車した状態であっても、遠隔操作により中央シートバック8のみを前倒させて、該前倒状態の中央シートバック8の上方空間まで荷室22を容易に拡大することができる。
続いて、図10及び図14を参照しながら、スライドストライカ引き込み機構120,150の構成について説明する。スライドストライカ引き込み機構120,150は、中央シートバック8のみが前倒した状態において左側シートバック7又は右側シートバック9を前倒させる場合、または中央シートバック8のみが起立した状態において左側シートバック7又は右側シートバック9を起立させる場合に、その左側シートバック7又は右側シートバック9の前倒又は起立を可能にするために、突出状態のスライドストライカ92,98を車幅方向内方へ引き込むための機構であり、中央シートバック8と左側シートバック7との連結部と、中央シートバック8と右側シートバック9との連結部とにそれぞれ設けられている。
左右のスライドストライカ引き込み機構120,150は同一の構造を有するため、ここでは、左側のスライドストライカ引き込み機構120について具体的に説明する。
図10に示すように、スライドストライカ引き込み機構120は、中央シートバック8の左側面の下端部に出没可能に設けられたピン122と、中央シートバック8の内部に設けられ、ピン122の出没状態に応じてスライドストライカ92を出没させるようにピン122とスライドストライカ92とを連結するリンク機構135と、突出状態のピン122の先端と係合可能なように左側シートバック7の右側面の下端部に設けられた凹部134とを有する。
ピン122は、中央シートバック8の左側面に形成された凹部124に収容されるフランジ126を有し、該フランジ126と凹部124の底面との間に介装されたばね128の伸縮に応じて車幅方向にスライド可能となっている。
図14に示すように、中央シートバック8の左側面には凹部124を塞ぐカバー130が取り付けられている。該カバー130の中央部には、フランジ126よりも小径の挿通穴132が形成されており、該挿通穴132を通して、ピン122の先端が出没可能となっている。
図10に示すように、リンク機構135は、ピン122の出没状態に応じて回動するように下端部においてピン122の基端に当接して設けられたリンク部材136と、所定位置に配設されたプーリ138に巻回され、リンク部材136の上端部とスライドストライカ92とに連結されたワイヤ140とを有する。リンク機構135は、ピン122の突出状態においてはスライドストライカ92を突出させ、ピン122を引き込んだ状態においてはスライドストライカ92を引き込むように設けられている。
図14に示すように、左側シートバック7の凹部134は、中央シートバック8の姿勢と左側シートバック7の姿勢とが同一であるときにピン122の先端と係合可能な位置に設けられている。
また、中央シートバック8又は左側シートバック7が前倒または起立する途中において、中央シートバック8の姿勢と左側シートバック7の姿勢が近似しているとき、ピン122の先端は左側シートバック7の右側面に押し込められるようになっており、この状態において、スライドストライカ92は、リンク機構135により車幅方向内方へ引き込まれた状態が維持される。
さらに、中央シートバック8の姿勢と左側シートバック7の姿勢が完全に異なり、ピン122の先端が左側シートバック7の右側面から外れているとき、ピン122およびスライドストライカ92は突出した状態となる。
よって、例えば、中央シートバック8のみが前倒した状態では、左右のスライドストライカ92,98が突出した状態となる。この状態で左側シートバック7を更に前倒させる場合、この前倒の途中の段階で、左側のピン122が左側シートバック7の右側面に押し込まれて左側のスライドストライカ92が引き込まれた状態となるため、このスライドストライカ92に干渉することなく、左側シートバック7の前倒を完了させることができる。左側シートバック7が完全に前倒すると、左側のピン122が左側シートバック7の凹部134に係合し、これに伴い、左側のスライドストライカ92が突出状態となってラッチ94に係合されて、中央シートバック8と左側シートバック7とが連結された状態となる。
このように連結された前倒状態の中央シートバック8及び左側シートバック7の一方を起立させると、他方のシートバックも連動して起立する。同様に、中央シートバック8と右側シートバック9とが前倒した状態、又は、3つのシートバック7〜9が全て前倒した状態においても、いずれか1つのシートバックを起立させると、残りのシートバックも連動して起立するようになっている。よって、複数のシートバックを効率的に起立させることができる。
なお、複数のシートバック7〜9が前倒した状態において、各シートバックを個別に起立させることも可能である。この場合、起立させたいシートバックに設けられた前倒操作部32,36,40を操作して連結機構90,96を解除することで、各シートバックを個別に起立させることができる。例えば、図11に示すように、中央シートバック8と左側シートバック7とが前倒した状態において、中央シートバック8のみを起立させたい場合は、中央シートバック8の前倒操作部36を操作して、左側の連結機構90を解除することで、中央シートバック8を個別に起立させることができる。
以上、上述の実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、リアシートにおいて3つのシートバックが並べて配設された構成について説明したが、本発明は、リアシートのシートバックが4つ以上である場合にも適用可能である。
以上のように、本発明によれば、後席において複数のシートバックが車幅方向に連ねて配置された車両において、シートバックを前方へ倒すときの利便性の向上を図ることが可能となるから、この種の車両の製造産業分野において好適に利用される可能性がある。
1 車両
2 フロントシート
4 リアシート
7 左側シートバック
8 中央シートバック
9 右側シートバック
22 荷室
24,26 荷室の側壁
31 左側シートバックの前倒機構
32 左側シートの前倒操作部
35 中央シートバックの前倒機構
36 中央シートの前倒操作部
39 右側シートバックの前倒機構
40 右側シートの前倒操作部
51 左側シートバック遠隔操作機構
52 左側シートバック遠隔操作部
55 中央シートバック遠隔操作機構
56 中央シートバック遠隔操作部
59 右側シートバック遠隔操作機構
60 右側シートバック遠隔操作部
70,76 ロック機構
90,96 連結機構

Claims (6)

  1. 車室内空間の後部に設けられた荷室よりも前方に、前倒可能に、且つ、車幅方向に連ねて右側から順に配置された右側シートバック、中央シートバック及び左側シートバックと、
    前記右側シートバックが前倒するように操作するために該右側シートバックに配設された右側シートバック前倒操作部と、
    前記左側シートバックが前倒するように操作するために該左側シートバックに配設された左側シートバック前倒操作部と、
    前記中央シートバックが前倒するように操作するために該中央シートバックに配設された中央シートバック前倒操作部と、
    前記右側シートバックが前倒するように遠隔操作するために該右側シートバックから離れて設けられた右側遠隔操作部と、
    前記左側シートバックが前倒するように遠隔操作するために該左側シートバックから離れて設けられた左側遠隔操作部と、
    前記右側シートバックと前記中央シートバックとを連結する右側の連結機構と、
    前記左側シートバックと前記中央シートバックとを連結する左側の連結機構と、
    前記右側シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構を解除して、前記右側シートバックを単独で前倒させる右側シートバック前倒機構と、
    前記左側シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記左側の連結機構を解除して、前記左側シートバックを単独で前倒させる左側シートバック前倒機構と、
    前記中央シートバック前倒操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構と前記左側の連結機構とを解除して、前記中央シートバックを単独で前倒させる中央シートバック前倒機構と、
    前記右側遠隔操作部が操作されたとき、前記左側の連結機構を解除して、前記右側シートバックと連動して前記中央シートバックを前倒させる右側シートバック遠隔操作機構と、
    前記左側遠隔操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構を解除して、前記左側シートバックと連動して前記中央シートバックを前倒させる左側シートバック遠隔操作機構と、を備えたことを特徴とする車両のシート装置。
  2. 前記中央シートバックが前倒するように遠隔操作するために該中央シートバックから離れて設けられた中央シートバック遠隔操作部を備え、
    該中央シートバック遠隔操作部が操作されたとき、前記右側の連結機構と前記左側の連結機構とを解除して、前記中央シートバックを単独で前倒させる中央シートバック遠隔操作機構を備えたことを特徴とする請求項に記載の車両のシート装置。
  3. 前記中央シートバック遠隔操作部は、前記荷室の側壁に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の車両のシート装置。
  4. 前記右側遠隔操作部及び前記左側遠隔操作部は、前記荷室の側壁に配設されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の車両のシート装置。
  5. 前記右側及び左側の連結機構は、該連結機構により連結された前倒状態のシートバックの一方が起立するとき、他方のシートバックが連動して起立するように連結状態を維持することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の車両のシート装置。
  6. 前記右側及び左側の連結機構は、該連結機構により連結されるシートバックの上下方向中央よりも上側に配設されていることを特徴とする請求項5に記載の車両のシート装置。
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