JP5856547B2 - 車両端部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両端部構造に関し、特に、フォグランプ等の灯体の周囲に設けられる化粧部材を車両の端部に取り付けるための構造に関する。
従来、フォグランプ等の灯体は、所定の範囲を照らすことができるように光軸の向きを調整した状態で、車両の前端又は後端に取り付けられている。このとき、走行荷重や走行振動等によって光軸がずれないように、適切な支持剛性を有する部位(例えばバンパフェイス等)に灯体を固定するのが望ましい。
例えば、特許文献1,2には、バンパフェイスの表面にタッピングビスが露出するのを防止するために、バンパフェイスの裏面側からタッピングビスで灯体を固定する構造が開示されている。
また、特許文献3には、灯体をバンパフェイスに表面側からタッピングビス等で取り付け、このタッピングビス等を覆うように、化粧部材(ガーニッシュ)をバンパフェイスに表面側から係止爪のみで取り付けた構造が開示されている。
また、特許文献4,5には、メンテナンス性向上のために、化粧部材自体に灯体を取り付け、灯体が取り付けられた化粧部材をバンパフェイスに表面側から係止爪のみで取り付けた構造が開示されている。
また、特許文献6,7には、メンテナンス性向上のために、バンパフェイスに対して灯体を車両下方のみからボルト等で締結固定する構造が開示されている。
特開2001−58551号公報 実開昭60−5944号公報 特表2011−523609号公報 特開2008−247363号公報 特開2010−12927号公報 特開2007−297000号公報 特開2000−211451号公報
しかし、特許文献1,2に記載の構造では、バンパフェイスの裏面側からタッピングビスで灯体を固定しているので、例えば灯体の交換や整備の際に、バンパフェイスを車体から取り外す必要があるため、メンテナンス性が低下するという問題がある。
また、特許文献3に記載の構造では、ガーニッシュが係止爪のみでバンパフェイスに固定されているので、ガーニッシュの支持剛性が不足し、走行時の振動や衝撃でガーニッシュがずれたり外れたりするおそれがある。さらに、特許文献4,5に記載の構造では、ガーニッシュのずれに伴い、灯体の光軸がずれるという問題がある。一方、ガーニッシュがずれたり外れたりしないように係止爪の支持剛性を上げると、ガーニッシュが取り外し難くなりメンテナンス性が低下するという問題がある。
また、特許文献6,7に記載の構造では、バンパフェイスに対して灯体を車両下方のみからボルト等で締結固定しているので、灯体の支持剛性が不足し、走行時の振動や衝撃によって灯体の光軸がずれるおそれがある。
本発明は、これらの問題に鑑みて成されたものであり、灯体のメンテナンス性を損なうことなく、化粧部材の支持剛性の向上を図ることが可能な車両端部構造を提供することを課題とする。
本発明に係る車両端部構造は、車両の端部で車幅方向に延在し、開口部を有するバンパ部材と、前記開口部に設置され、前記開口部よりも小さい外形を有する灯体と、前記バンパ部材に固定され、前記開口部と前記灯体との隙間を閉塞する化粧部材と、前記化粧部材の裏面から前記バンパ部材の内方に延出する取付片と、前記車両の下方から前記取付片を前記灯体に固定する螺合部材と、を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、化粧部材の裏面からバンパ部材の内方に延出する取付片が、螺合部材によって車両の下方から灯体に固定されているので、化粧部材の支持剛性が高まり、走行振動等による化粧部材のずれや脱落等が抑制される。また、車両の端部で車幅方向に延在するバンパ部材の開口部に、開口部よりも小さい外形を有する灯体が設置されているので、例えば走行振動等に耐え得る支持剛性を有するようにバンパ部材に灯体を固定した場合でも、開口部を通して灯体の整備を行うことができるので、バンパ部材を車両から取り外す必要がなく、メンテナンス性を損うことがない。
また、前記取付片は、前記化粧部材の裏面から前記灯体側に延出する延出部と、前記延出部の先端に設けられた平面視略U字状の係止部と、を有し、前記係止部は、前記螺合部材に嵌合した状態で前記灯体に固定される構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、前記した作用効果に加えて、化粧部材の裏面から灯体側に延出する延出部の先端に設けられた平面視略U字状の係止部が、螺合部材に嵌合した状態で灯体に固定されるので、螺合部材によって係止部を灯体に強固に固定することができると共に、車体の下側から螺合部材を緩めることで、係止部の係止状態を容易に解除して、バンパ部材から化粧部材を容易に取り外すことができる。
また、前記バンパ部材の裏面に固定され、前記灯体と前記開口部との隙間を跨いで前記灯体を支持する灯体ブラケットをさらに備え、前記灯体は、前記灯体ブラケットに対して、前記開口部を通して着脱自在に固定されている構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、バンパ部材の裏面に固定され、灯体と開口部との隙間を跨いで灯体を支持する灯体ブラケットをさらに備え、灯体は、灯体ブラケットに対して、開口部を通して着脱自在に固定されているので、灯体ブラケットを介してバンパ部材の裏面に灯体を強固に固定することができる上に、開口部を通して灯体ブラケットに灯体を着脱することができる。そのため、バンパ部材と灯体ブラケットの支持剛性、及び、灯体ブラケットと灯体の支持剛性を、走行振動等に耐え得るように強化したとしても、バンパ部材を車両から外すことなく灯体の整備をすることができるので、メンテナンス性を損うことがない。
また、前記螺合部材は、ボルト部材とこのボルト部材に接合されたワッシャとからなり、前記灯体ブラケットは、前記螺合部材の車両下方に、前記ワッシャを受ける受け部を備えた構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、螺合部材はボルト部材に接合されたワッシャを有し、灯体ブラケットは螺合部材の車両下方にワッシャを受ける受け部を備えるので、整備の際、螺合部材を落下紛失することがなくなり、メンテナンス性が一層向上する。
また、前記灯体は、前記灯体ブラケットに設けられた孔部に挿入されて前記孔部の下縁に係止する爪部を備え、前記ワッシャが前記受け部に当接した状態で前記螺合部材がさらに回転することで、前記爪部が前記孔部の下縁から上方に離間する構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、ワッシャが前記受け部に当接した状態で螺合部材をさらに回転させることで、爪部が孔部の下縁から上方に離間して爪部と孔部との係止状態が解除されるので、灯体を灯体ブラケットから取り外し難い場合でも、灯体や灯体ブラケットを損傷することなく容易かつ確実に灯体を取り外すことができる。
また、前記灯体は、前記灯体ブラケットに設けられた他の孔部に挿入されて前記他の孔部の上縁に係止する他の爪部を備える構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、螺合部材を回転させることによって一方の爪部と孔部の係止状態が解除されても、他方の(他の)爪部の係止状態は解除されないので、螺合部材の回転によって灯体がいきなり脱落してしまう事態を防止することができる。
また、前記化粧部材は、前記取付片に対応する位置に工具挿入孔を備えた構成とするのが好ましい。
このような構成によれば、化粧部材の取付片に対応する位置に工具挿入孔を備えたので、車両下方から螺合部材を取り外した後、工具挿入孔から工具を挿入して取付片を操作することで、化粧部材をバンパ部材から確実かつ容易に取り外して、灯体のメンテナンスを行うことができる。
本発明によれば、灯体のメンテナンス性を損なうことなく、化粧部材の支持剛性の向上を図ることが可能な車両端部構造を提供することができる。
本実施形態に係る車両端部構造の全体斜視図である。 車両端部構造の分解斜視図である。 車両端部構造の左側のフォグランプ付近の拡大斜視図である。 (a)は開口部の正面図であり、(b)は開口部を裏面側からみた斜視図である。 (a)はフォグランプの正面図であり、(b)はフォグランプを裏面側からみた斜視図である。 (a)はガーニッシュを正面側からみた斜視図であり、(b)は、ガーニッシュを裏面側からみた斜視図である。 (a)は灯体ブラケットを正面側からみた斜視図であり、(b)は灯体ブラケットを裏面側からみた斜視図である。 フォグランプを灯体ブラケットに取り付けた状態を裏面側からみた斜視図である。 螺合部材の斜視図である。 図8のA部を右後方からみた拡大斜視図である。 図3に示すXI−XI矢視の断面図である。 フォグランプを取り外す動作の説明図である。 フォグランプを取り外す動作の説明図である。 フォグランプを取り外す動作の説明図である。 フォグランプを取り外す動作の説明図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図15を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、方向を説明する場合は、車両の運転者からみた前後左右上下に基づいて説明する。なお、車幅方向と左右方向は同義である。
図1は、本実施形態に係る車両端部構造の全体斜視図である。図2は、車両端部構造の分解斜視図である。図3は、車両端部構造の左側のフォグランプ付近の拡大斜視図である。なお、図3においては、説明の便宜のため、バンパフェイス10を省略して開口部11を仮想線(2点鎖線)で描くとともに、ガーニッシュ30を分離して描いている。
図1乃至図3に示すように、本実施形態に係る車両端部構造1は、バンパ部材であるバンパフェイス10に、灯体であるフォグランプ20と化粧部材であるガーニッシュ30とを取り付けるための構造である。車両端部構造1は、バンパフェイス10と、バンパフェイス10の開口部11に設置されたフォグランプ20と、フォグランプ20と開口部11との隙間S(図5(a)参照)を塞ぐガーニッシュ30と、バンパフェイス10の裏面に固定されてフォグランプ20を支持する灯体ブラケット40と、を主に備えている。以下、各部材について詳細に説明するが、各部材は左右対称な構造であるので、車両Cの左側の構造について説明し、右側の構造の説明を省略する。
図1、図2に示すように、バンパフェイス10は、衝撃吸収部材であるバンパビーム及びアブソーバ(図示せず)を被覆して、車両Cの前端部の意匠面を構成する樹脂製部材である。バンパフェイス10は、車幅方向の中央部よりも左右端部の方が車両後方に位置するように湾曲している。バンパフェイス10の左右端部には、フォグランプ20を設置するための開口部11がそれぞれ形成されている。また、左右の開口部11の間には、エンジンルームにエアを取り込むためのエアインテーク12が設けられている。
図4の(a)は開口部の正面図であり、(b)は開口部を裏面側からみた斜視図である。
図4(a)に示すように、開口部11は、フォグランプ20を露出させるための貫通孔であり、正面視で長辺を上側にした略台形状に形成されている。開口部11の周縁には、後記するガーニッシュ30の爪部37(図3参照)と係合する爪受部13が複数設けられている。また、図4(b)に示すように、開口部11の周縁の裏面側の適所には、後記する灯体ブラケット40の固定部46(図3参照)を締結固定するための円筒状のボス部14が複数突設されている。
図5の(a)は、フォグランプの正面図であり、(b)はフォグランプを裏面側からみた斜視図である。
図3及び図5(a)に示すように、フォグランプ20は、バンパフェイス10の開口部11に設置される照明器具である。フォグランプ20は、開口部11に対して挿脱可能なように、正面視で開口部11よりも小さい外形に形成されている。そのため、開口部11の周縁とフォグランプ20との間には環状の隙間Sが形成されている。フォグランプ20は、開口部11に対して上寄りに配置されているため、環状の隙間Sの下側部分が幅広になっている。
図5(b)に示すように、フォグランプ20は、裏面側のハウジング部21と、正面側のレンズ部22と、ハウジング部21とレンズ部22との間に収容されたランプ(図示せず)と、を有している。ハウジング部21の裏面の上側には、後記する灯体ブラケット40に係合する2つの爪部23が設けられている。2つの爪部23は、ハウジング部21の裏面であって互いに左右に離間した位置から後方に突出している。なお、右側(車内側)の爪部23は、下向きの突起を有しており、左側(車外側)の爪部23は、上向きの突起を有している。これにより、フォグランプ20が灯体ブラケット40から脱落し難くなる。また、ハウジング部21の下端には、後記する灯体ブラケット40に固定される2つの固定部24が設けられている。2つの固定部24は、ハウジング部21の下端であって互いに左右に離間した位置から下方に突出しており、フォグランプ20の正面側に露出している(図5(a)参照)。また、固定部24は、ボルトを挿通するための貫通孔24aを有している。さらに、ハウジング部21の裏面の右下端には、後記する螺合部材50を螺合するための螺合部25が設けられている。螺合部25は、ハウジング部21の裏面から後方に延出する平板状の部位であり、中央にねじ穴25aが設けられている。また、螺合部25には、側面視で略コ字状の座金25bが嵌合固定されている。
図6の(a)はガーニッシュを正面側からみた斜視図であり、(b)は、ガーニッシュを裏面側からみた斜視図である。
図3及び図6(a)(b)に示すように、ガーニッシュ30は、フォグランプ20と開口部11との隙間S(図5(a)参照)を閉塞する四角枠状の化粧部材である。ガーニッシュ30は、上辺部31と、下辺部32と、右辺部33と、左辺部34と、これらに囲われた窓部35と、下辺部32の裏面に設けられた取付片36と、を主に有している。下辺部32は、他の部位に比較して幅広に形成されている。窓部35は、フォグランプ20のレンズ部22を車体前部に露出させるための開口である。
図6(b)に示すように、ガーニッシュ30の裏面には、複数の爪部37が突設されている。本実施形態では、爪部37は、上辺部31の裏面に3つ設けられており、下辺部32、右辺部33及び左辺部34の裏面に1つずつ設けられている。これらの爪部37がバンパフェイス10の開口部11に設けられた爪受部13(図4参照)と係合することによって、ガーニッシュ30がバンパフェイス10に固定される。また、下辺部32の裏面には、ガーニッシュ30をフォグランプ20に固定するための取付片36が設けられている。
取付片36は、後記する螺合部材50(図9参照)でフォグランプ20に固定される例えば金属製の板状部材である。取付片36は、下辺部32の裏面から開口部11を通ってバンパフェイス10の内方(つまりフォグランプ20側)に延出する延出部36aと、延出部36aの先端に設けられた平面視略U字状の係止部36bと、延出部36aの基端側に設けられた固定部36cと、を有している。
延出部36aは、開口部11(図4参照)に対するガーニッシュ30の挿脱方向に対して直交する方向(下辺部32に対しては斜め方向)に延出している。係止部36bは、後記する螺合部材50に嵌合する部位であり、略U字状の溝部の向きが挿脱方向と略平行となるように形成されている。固定部36cは、延出部36aの基端側から下向きに折り曲げられた平板状の部位であり、下辺部32にタッピングビス等で固定されている。ちなみに、本実施形態では、開口部11に対するガーニッシュ30の挿脱方向は車両Cの前後方向に一致し、延出部36aの延在方向は、車幅方向(左右方向)に一致している。
また、下辺部32には、取付片36を螺合部材50から取り外すときに工具を差し込むための工具挿入孔38が形成されている。工具挿入孔38は、取付片36に対応する位置に、より詳しくは、工具挿入孔38から差し込んだ工具で係止部36bを操作できる位置に設けられている。
図7の(a)は灯体ブラケットを正面側からみた斜視図であり、(b)は灯体ブラケットを裏面側からみた斜視図である。図8は、フォグランプを灯体ブラケットに取り付けた状態を裏面側からみた斜視図である。
図3、図7(a)(b)及び図8に示すように、灯体ブラケット40は、バンパフェイス10の裏面に固定され、隙間Sを跨いでフォグランプ20を支持する支持部材である。灯体ブラケット40は、四角枠状の枠状部41と、バンパフェイス10の裏面に固定される固定部46と、フォグランプ20を支持する上側支持部47及び下側支持部48と、螺合部材50の落下を防止するための受け部49と、を主に有している。
枠状部41は、上枠部42と下枠部43と右枠部44と左枠部45とからなり、前後方向に所定の幅寸法を有している。枠状部41の内方には、フォグランプ20が配置されている。
固定部46は、開口部11の周縁の裏面側に突設されたボス部14(図4(b)参照)にタッピングビス等で固定される部位である。固定部46は、枠状部41の前端側から枠状部41の内方に向かって突出形成されている。固定部46は、上枠部42及び下枠部43の右寄りの部位と、左枠部45の下寄りの部位と、の合計3か所に設けられている。なお、左枠部45の上寄りの部位には、開口部11の周縁に引掛けられる引掛部46aが設けられている。
上側支持部47は、フォグランプ20の裏面に突設された2つの爪部23(図5(b)参照)に係合する部位であり、上枠部42に互いに左右に離間して2つ設けられている。上側支持部47は、側面視で略逆L字状に形成されており、上枠部42の後端側から隙間Sを跨いでフォグランプ20の裏面まで下向きに延出している。上側支持部47の先端には、爪部23を挿入して係止するための長方形状の孔部47aが形成されている。右側の孔部47aの下縁には、右側の爪部23の下向きの突起が係止し、左側の孔部47aの上縁には、左側の爪部23の上向きの突起が係止している(図8参照)。また、孔部47aは、爪部23が上下に移動可能なように、爪部23よりも上下方向の寸法が若干大きく形成されている(図11参照)。
下側支持部48は、フォグランプ20の下端に突設された2つの固定部24(図5参照)を固定する部位であり、下枠部43に互いに左右に離間して2つ設けられている。下側支持部48は、側面視で略L字状に形成されており、下枠部43の後端側から隙間Sを跨いで固定部24の背後まで上向きに延出している。下側支持部48の先端には、ボルトを挿通するためのボルト孔48aが設けられており、ボルト孔48aの裏面にはボルトに螺合するナット48bが溶接固定されている。
受け部49は、後記する螺合部材50の下方に配置されて、螺合部材50の脱落を防止する部位である。受け部49は、側面視で略逆L字形状に形成されており、その中央部にはドライバー等を挿通させるための挿通孔49aが設けられている。なお、受け部49の下方の下枠部43にも挿通孔43aが設けられている。受け部49は、下枠部43から上方に延出する脚部49bに支持されている。受け部49の前端部は、下方に向かって折れ曲がっているので、ガーニッシュ30を取り付けるときに取付片36が受け部49の下方に誤って挿入されることを抑制できる。これにより、ガーニッシュ30の取付時の作業性が向上する。
図9は、螺合部材の斜視図である。図10は、図8のA部を右後方からみた拡大斜視図である。
図9、図10に示すように、螺合部材50は、ガーニッシュ30の取付片36をフォグランプ20の螺合部25に締結固定するための部材である。螺合部材50は、ボルト51と、このボルト51の軸部51aに溶接固定されたワッシャ52と、を備えている。ボルト51の軸部51aの長さ寸法は、螺合部25と受け部49の間隔よりも大きく形成されている。ワッシャ52は、螺合部材50を緩めたときに受け部49に当接する大きさに形成されている。
図10に示すように、フォグランプ20の螺合部25には、螺合部材50の軸部51aが下側から螺合されている。また、螺合部25とワッシャ52との間には、取付片36の係止部36bが挟持されている。係止部36bのU字状の溝部(図6(b)参照)は、軸部51aに嵌合している。螺合部材50の下方には、受け部49が配置されている。螺合部材50の頭部は、受け部49の挿通孔49aから下方に向かって露出しており、ドライバー等の工具で操作できるようになっている。
本実施形態に係る車両端部構造1は、基本的に以上のように構成されるものであり、次に、車両端部構造1の作用効果について、図11乃至図15(適宜図1乃至図10)を参照して詳細に説明する。図11は、図3に示すXI−XI矢視の断面図である。図12乃至図15は、フォグランプを取り外す動作の説明図である。
図11に示すように、ガーニッシュ30の裏面の適所には爪部37が設けられており、爪部37はバンパフェイス10の開口部11の周縁に設けられた爪受部13に係合している。また、ガーニッシュ30の下辺部32の裏面には取付片36が設けられており、取付片36は開口部11を通ってフォグランプ20の下端に設けられた螺合部25の下方まで延出している。そして、延出部36aの先端に設けられた係止部36bは、螺合部材50の軸部51aに嵌合した状態で、螺合部25とワッシャ52に挟持されている。これにより、ガーニッシュ30は、バンパフェイス10に爪部37が係合するだけでなく、取付片36が螺合部材50によってフォグランプ20に固定されるので、ガーニッシュ30の支持剛性が高まり、走行振動等によるガーニッシュ30のずれや脱落を抑制することができる。また、ガーニッシュ30は、タッピングビス等で正面から固定されていないので、意匠性を向上することができる。
また、フォグランプ20は、開口部11よりも小さい外形を有しており(図5(a)参照)、バンパフェイス10の正面側から開口部11に挿入された状態で、バンパフェイス10の裏面に固定された灯体ブラケット40に支持されている。そのため、例えば走行振動等に耐え得る支持剛性を有するようにフォグランプ20を灯体ブラケット40に固定した場合でも、開口部11を通してフォグランプ20の交換などのメンテナンスを行うことができるので、バンパフェイス10を車体から取り外す必要がなく、メンテナンス性を損なうことがない。
フォグランプ20のメンテナンスを行う際は、図12に示すように、まず、車両Cの下方から挿入したドライバーDで螺合部材50を緩める。これにより、取付片36の固定状態が解除される。このとき、螺合部材50の下方には、受け部49が配置されているため、螺合部材50を緩めすぎて螺合部材50が落下紛失するのを防止できる。また、受け部49は、挿通孔49aを有しているのでドライバーDの挿通を妨げることがない。
次に、図13に示すように、バンパフェイス10の爪受部13からガーニッシュ30の爪部37を抜き取りながら、ガーニッシュ30を前方に引くことで、開口部11からガーニッシュ30を取り外す。このとき、ガーニッシュ30の下辺部32に形成した工具挿入孔38から工具を挿入して取付片36を操作すれば、螺合部材50の軸部51aから取付片36を確実かつ容易に取り外すことができる。このようにして開口部11からガーニッシュ30を取り外すことで、フォグランプ20と開口部11の隙間Sからフォグランプ20の固定部24(図5参照)が露出する。
次に、この隙間Sから工具を挿入して、フォグランプ20の固定部24(図5参照)と灯体ブラケット40の下側支持部48(図7参照)との締結状態を解除する。この後、フォグランプ20の爪部23を灯体ブラケット40の上側支持部47の孔部47aから引き抜くが、爪部23が孔部47aから抜け難い場合がある。このような場合は、図14に示すように、車両Cの下方からドライバーDをもう一度挿入して、ワッシャ52が受け部49に当接した状態の螺合部材50をさらに回転させる。そうすると、螺合部材50は受け部49によって下方への移動が規制されているので、螺合部材50の軸部51に対して螺合部25が上方に移動し、これに伴ってフォグランプ20が全体的に上側に移動する。このとき、螺合部25の上方に位置する右側の爪部23も上方に移動して孔部47aの下縁から離間するので、右側の爪部23の下向きの突起と孔部47aの下縁との係合状態が解除されて抜け易くなる。なお、左側の爪部23は、突起が上向きに形成されており(図8参照)、上記の動作によって抜け易くなることがないので、フォグランプ20が一気に脱落するのを防止することができる。
そして、図15に示すように、フォグランプ20の爪部23を上側支持部47の孔部47aから引き抜くとともに、フォグランプ20を斜め下方向に引き出すことで、バンパフェイス10を取り外すことなく、フォグランプ20を開口部11から容易に取り外すことができる。なお、フォグランプ20を取り付ける際は、この逆の手順を行えばよい。このように、本実施形態に係る車両端部構造1によれば、フォグランプ20のメンテナンス性を損なうことなく、ガーニッシュ30の支持剛性の向上を図ることができる。
以上、本実施形態に係る車両端部構造1について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、灯体ブラケット40をバンパフェイス10と別体に構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、灯体ブラケット40(特に、灯体ブラケット40の上側支持部47及び下側支持部48)をバンパフェイス10に一体的に形成してもよい。
また、本実施形態では、車両Cの前端に設けたフロントバンパに適用した場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば車両後端のリアバンパに設けられたリアフォグランプ周辺の構造に適用してもよい。
また、本実施形態では、ガーニッシュ30の挿脱方向を車両Cの前後方向に一致させるとともに、取付片36の延在方向を車両Cの車幅方向(左右方向)に一致させたが、本発明はこれに限定されるものではなく、ガーニッシュ30を開口部11に取り付けたときに、取付片36の係止部36bが螺合部材50に嵌合するように、取付片36をフォグランプ20側に延出させればよい。
1 車両端部構造
10 バンパフェイス(バンパ部材)
11 開口部
20 フォグランプ(灯体)
23 爪部
30 ガーニッシュ(化粧部材)
36 取付片
36a 延出部
36b 係止部
38 工具挿入孔
40 灯体ブラケット
47 上側支持部
47a 孔部
50 螺合部材
51 ボルト(ボルト部材)
52 ワッシャ

Claims (7)

  1. 車両の端部で車幅方向に延在し、開口部を有するバンパ部材と、
    前記開口部に設置され、前記開口部よりも小さい外形を有する灯体と、
    前記バンパ部材に固定され、前記開口部と前記灯体との隙間を閉塞する化粧部材と、
    前記化粧部材の裏面から前記バンパ部材の内方に延出する取付片と、
    前記車両の下方から前記取付片を前記灯体に固定する螺合部材と、を備えることを特徴とする車両端部構造。
  2. 前記取付片は、前記化粧部材の裏面から前記灯体側に延出する延出部と、前記延出部の先端に設けられた平面視略U字状の係止部と、を有し、
    前記係止部は、前記螺合部材に嵌合した状態で前記灯体に固定されることを特徴とする請求項1に記載の車体端部構造。
  3. 前記バンパ部材の裏面に固定され、前記灯体と前記開口部との隙間を跨いで前記灯体を支持する灯体ブラケットをさらに備え、
    前記灯体は、前記灯体ブラケットに対して、前記開口部を通して着脱自在に固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車体端部構造。
  4. 前記螺合部材は、ボルト部材とこのボルト部材に接合されたワッシャとからなり、
    前記灯体ブラケットは、前記螺合部材の車両下方に、前記ワッシャを受ける受け部を備えたことを特徴とする請求項3に記載の車体端部構造。
  5. 前記灯体は、前記灯体ブラケットに設けられた孔部に挿入されて前記孔部の下縁に係止する爪部を備え、
    前記ワッシャが前記受け部に当接した状態で前記螺合部材がさらに回転することで、前記爪部が前記孔部の下縁から上方に離間することを特徴とする請求項4に記載の車両端部構造。
  6. 前記灯体は、前記灯体ブラケットに設けられた他の孔部に挿入されて前記他の孔部の上縁に係止する他の爪部を備えることを特徴とする請求項5に記載の車両端部構造。
  7. 前記化粧部材は、前記取付片に対応する位置に工具挿入孔を備えたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の車体端部構造。
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