JP5849875B2 - 電極の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、金属箔を巻取りロールを用いて巻き取りながら金属箔の少なくとも片面に塗布された活物質合剤を乾燥させて金属箔に活物質層を形成する電極の製造方法に関する。
蓄電装置の一種である二次電池としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などが知られている。例えば、リチウムイオン二次電池では、金属箔に活物質層が形成された正極の電極及び負極の電極を積層、或いは捲回して各電極が層状構造をなす電極体を形成し、これら電極体をケースに収容した構成とされている。
活物質層は、活物質、導電剤、及びバインダを混合したペースト状の活物質合剤を金属箔の表面に塗布し、塗布された活物質合剤を乾燥させて形成される(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、活物質合剤の乾燥は、バット(金属箔)を遠赤外線乾燥装置(乾燥炉)内で搬送させ、遠赤外線ヒータを活物質合剤に照射して行われる。そして、遠赤外線乾燥装置内をバットの搬送方向に沿ってA〜Dゾーンに分け、各ゾーンでの遠赤外線ヒータの温度を段階的に制御することで、活物質合剤を短時間で、かつ均一に乾燥させている。
特開2003−272612号公報
ところで、電極の生産性を高めることが望まれているが、生産性を高めるために、活物質合剤の乾燥を短時間で完了させることが考えられる。しかし、乾燥を短時間で完了させるために乾燥炉での加熱温度を高くすると、活物質層の表面に導電剤やバインダが偏析する不具合が生じて、得られた電極の性能が低下してしまい好ましくない。また、生産性を高めるために、乾燥炉での金属箔の滞在時間を短くすること(搬送速度を速めること)が考えられる。しかし、滞在時間を短くすると乾燥炉で活物質合剤を乾燥させる時間が短くなり、活物質層に乾燥不十分な部位が生じてしまう。
本発明は、活物質層に不具合を発生させることなく電極の生産性を高めることができる電極の製造方法を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、金属箔を巻取りロールを用いて巻き取りながら前記金属箔の少なくとも片面に塗布された活物質合剤を乾燥させて前記金属箔に活物質層を形成する電極の製造方法であって、前記活物質合剤が塗布された前記金属箔を乾燥炉内に配置して前記活物質合剤を乾燥させる一次乾燥工程と、前記一次乾燥工程後、前記乾燥炉の出口以降に配置した乾燥機により、前記一次乾燥工程を通過した前記金属箔を巻き取りながら前記活物質合剤を乾燥させる二次乾燥工程と、を有することを要旨とする。
これによれば、一次乾燥工程で活物質合剤を乾燥した後、二次乾燥工程では、金属箔が乾燥炉から出てきてから以降に乾燥機によって活物質合剤を乾燥させるようにした。このため、一次乾燥工程において、加熱温度を高くし過ぎず、かつ活物質合剤の乾燥炉での滞在時間を可能な限り短くしても、二次乾燥工程を設けることで、活物質合剤の乾燥を確実に行い、活物質層に不具合が生じることを防止できる。一次乾燥工程は、一般的に行われる活物質合剤の乾燥工程であり、活物質合剤の乾燥をほぼ完了させる工程である。そして、この一次乾燥工程が、電極の生産性を左右する。すなわち、乾燥炉での金属箔の滞在時間(活物質合剤を乾燥させる時間)が短くなれば電極の生産性が高められる。また、二次乾燥工程は、乾燥炉の出口以降で、活物質合剤の乾燥がほぼ完了した金属箔を巻き取るために行われる工程であり、金属箔の巻取り工程は電極の生産性を左右しない工程である。そして、この生産性を左右しない巻取り工程を乾燥工程に活用することで、電極の生産性を高めつつも活物質合剤の乾燥を確実に行うことができ、活物質層に不具合が生じることを防止することができる。
また、前記二次乾燥工程は、前記巻取りロールで巻き取られた前記金属箔の前記活物質合剤を乾燥させるものでもよい。
これによれば、巻取りロールで巻き取られた金属箔の活物質合剤を乾燥させて二次乾燥工程を行うことで、巻取りロールによる金属箔の巻取り工程を有効活用して電極を効率良く形成することができる。
また、前記二次乾燥工程を加熱により行ってもよい。
これによれば、一次乾燥工程、及び二次乾燥工程は活物質合剤を加熱することによって行われる。このため、一次乾燥工程、及び二次乾燥工程を例えば、自然乾燥によって行う場合と比べると、活物質合剤の乾燥を効率良く行うことができる。
また、前記二次乾燥工程は、前記巻取りロールの外側に設けられた前記乾燥機としての外部乾燥機、及び前記巻取りロールの内部に設けられた前記乾燥機としての内部乾燥機を用いて行ってもよい。
これによれば、内部乾燥機は、巻取りロールの内側から巻取りロールを介して活物質合剤を乾燥させる。巻取りロールへの金属箔の巻取り開始から巻取り厚さが所定の厚みになるまでは、内部乾燥機によって巻取りロールを介して活物質合剤を直接乾燥することができ、活物質合剤を効率良く乾燥することができる。また、巻取りロールへの金属箔の巻取り厚さが所定の厚みになってから以降は、巻取り厚さ分だけ、巻き取られたばかりの活物質合剤が内部乾燥機から遠くなるため、内部乾燥機による活物質合剤の乾燥効率が低下する。この巻き取られたばかりの活物質合剤が内部乾燥機から遠くなることは、外部乾燥機に近くなることでもあるため、外部乾燥機によって活物質合剤の乾燥を行うことで、その乾燥を効率良く行うことができる。
また、前記二次乾燥工程は、前記外部乾燥機による外部乾燥と、前記内部乾燥機による内部乾燥を切換えて行ってもよい。
これによれば、内部乾燥機による内部乾燥と、外部乾燥機による外部乾燥とに切換えて活物質合剤の乾燥を行うことで、巻取りロールに巻き取られる全ての活物質合剤を効率良く乾燥することができる。また、内部乾燥機による乾燥効率が低下したら内部乾燥機をOFFにするとともに外部乾燥機をONにして、使用する乾燥機を切換えることで両方の乾燥機を併用する場合と比べて二次乾燥工程での電力消費を抑えることができる。
また、前記二次乾燥工程での前記活物質合剤の加熱温度は、前記一次乾燥工程での前記活物質合剤の加熱温度より低く設定されていてもよい。
これによれば、一次乾燥工程では、活物質合剤を乾燥させる時間の短縮化を図ることができ、活物質層の割れ(塗膜割れ)を防止しながら活物質層を形成することができる。
本発明によれば、活物質層に不具合を発生させることなく電極の生産性を高めることができる。
二次電池の外観を示す斜視図。 電極組立体の構成要素を示す分解斜視図。 製造装置を示す模式図。 乾燥炉及び巻取りロールでの加熱温度及び滞在期間を示す図。 巻取りロールでの巻取り期間と、内部乾燥機及び外部乾燥機のON/OFFの関係を示す図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池22において、金属製のケース23には電極組立体25が収容されている。ケース23は、缶本体となる直方体状の本体部材24と、本体部材24の開口部を閉塞する矩形平板状の蓋部材26とからなる。本体部材24と蓋部材26は、何れも金属製(例えば、ステンレスやアルミニウム)である。また、本実施形態の二次電池22は、その外周が角型をなす角型電池である。また、本実施形態の二次電池22は、リチウムイオン電池である。
電極組立体25には、当該電極組立体25から電気を取り出すための正極端子27と負極端子28が電気的に接続されている。そして、これらの正極端子27と負極端子28は、蓋部材26を貫通してケース23の外部に露出されている。また、正極端子27及び負極端子28には、ケース23から絶縁するためのリング状の絶縁リング29aがそれぞれ取り付けられている。
図2に示すように、電極組立体25は、正極電極10と負極電極11と、を備える。正極電極10は、矩形状の正極用の金属箔(本実施形態ではアルミニウム箔)13と、その正極用の金属箔13の両面に形成された活物質層14とを有する。正極用の活物質層14は、正極用の金属箔13の両面に、正極用の活物質粒子を含む活物質合剤を塗布し、乾燥させることで形成されている。負極電極11は、矩形状の負極用の金属箔(本実施形態では銅箔)17と、その負極用の金属箔17の両面に形成された負極用の活物質層18とを有する。負極用の活物質層18は、負極用の金属箔17に、負極用の活物質粒子を含む活物質合剤を塗布し、乾燥させることで形成されている。各活物質層14,18を形成する活物質合剤は、活物質粒子、バインダ、及び導電剤(導電助剤)を含み、スラリー状をなす。なお、導電剤はバインダに分散されている。
電極組立体25は、正極電極10と負極電極11の間を絶縁するセパレータ12を介在させて層状をなす積層体とされている。電極組立体25は、複数枚の正極電極10と複数枚の負極電極11を積層して構成される。すなわち、電極組立体25には、正極電極10と、負極電極11と、セパレータ12とからなる組が複数組、設けられている。
正極電極10の縁部の一部には、正極用の金属箔13からなる正極タブ15が形成されている。正極タブ15は、電極組立体25を構成する各正極電極10において同位置に同一形状で形成されている。負極電極11の縁部の一部には、負極用の金属箔17からなる負極タブ19が形成されている。負極タブ19は、負極電極11の縁部に形成されている。また、負極タブ19は、電極組立体25を構成する各負極電極11において同位置に同一形状で形成されている。
電極組立体25を構成する正極電極10は、それぞれの正極タブ15が積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。同様に、電極組立体25を構成する負極電極11は、それぞれの負極タブ19が、正極タブ15と重ならないように積層方向に沿って列状に配置されるように積層される。そして、複数の正極タブ15は、電極組立体25における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。また、複数の負極タブ19も同様に、電極組立体25における積層方向の一端から他端までの範囲に集められる。
集められた正極タブ15には、正極端子27が電気的に接合される。一方、集められた負極タブ19には、負極端子28が電気的に接続される。正極端子27及び負極端子28は、抵抗溶接によって正極タブ15及び負極タブ19に接合される。抵抗溶接は、接合対象を、正負一対の溶接用電極を挟み込んで溶着する方式である。
次に、製造装置30を用いた正極電極10の製造方法について説明する。なお、負極電極11は、正極電極10とは活物質及び金属箔の材料が異なるが、製造装置30での活物質合剤の塗布の仕方、及び金属箔の搬送の仕方は同じであるため、負極電極11の製造方法の詳細な説明は省略する。
まず、正極電極10を製造するために用いられる製造装置30について説明する。
図3に示すように、製造装置30は、金属箔供給部31を備えるとともに、この金属箔供給部31には、供給ロール32が回転可能に支持されている。供給ロール32には、長尺帯状の正極用の金属箔13が巻装されている。金属箔供給部31は図示しない制御機構を備え、この制御機構によって、供給ロール32に巻装された金属箔13は供給ロール32から送り出される。また、製造装置30は、金属箔巻取部33を備えるとともに、この金属箔巻取部33には巻取りロール34が回転可能に支持されている。巻取りロール34は、図示しない駆動モータによって駆動され、供給ロール32から送り出された金属箔13を巻き取る。本実施形態では、巻取りロール34は一定の回転速度で回転し、一定の速度で金属箔13を巻き取る。このため、金属箔13は一定の搬送速度で金属箔供給部31と金属箔巻取部33の間を搬送される。また、製造装置30は、金属箔供給部31から金属箔巻取部33に送られる金属箔13を下側から支持する複数のサポートロール35を備える。
製造装置30は、供給ロール32から送り出された金属箔13の表面に活物質合剤を塗布する塗布部40を備える。塗布部40は、金属箔13の両面に活物質合剤を吐出するスリットダイ41を一対備え、供給ロール32から巻取りロール34に向けて搬送される金属箔13の両面に活物質合剤を塗布する(塗布工程)。活物質合剤は、金属箔13の搬送方向に所定間隔をあけて、間欠的に塗布される。
製造装置30は、金属箔供給部31と金属箔巻取部33との間に位置するトンネル状の乾燥炉42を備える。乾燥炉42は、図示しないヒータ等の熱源によって乾燥炉42内を加熱するものであり、熱源を制御することにより乾燥炉42の内部温度を調節可能に構成されている。そして、供給ロール32から送り出された金属箔13は乾燥炉42内を通過して巻取りロール34に巻き取られるとともに、塗布部40で金属箔13に塗布された活物質合剤は、乾燥炉42の入口から出口に至るまでの間、すなわち乾燥炉42内に滞在する間、乾燥炉42で加熱、乾燥される。
乾燥炉42は、活物質合剤が、金属箔13とともに巻取りロール34に巻き取られる前に、活物質合剤を乾燥させ、活物質合剤の乾燥をほぼ完了させるものであり、乾燥炉42で一次乾燥工程が行われる。乾燥炉42では、活物質合剤に含まれるバインダ及び導電剤が、後に得られる活物質層14の表面側に偏析しないような温度まで加熱される(例えば100℃〜150℃)。ただし、正極電極10の生産性を高めるためには、乾燥炉42での加熱温度は、偏析しない範囲でできるだけ高い温度に設定されることが望ましい。また、乾燥炉42での一次乾燥工程は、巻取りロール34での金属箔13の巻取りによって、活物質合剤上に金属箔13が重ねられたとき、重ねられた金属箔13に活物質合剤が転写されない程度まで活物質合剤が乾燥するまで行われる。乾燥炉42には、制御装置50が信号接続され、この制御装置50によって上記熱源が制御されることにより、乾燥炉42での加熱温度が調節されるようになっている。
金属箔巻取部33は、巻取りロール34内に設けた乾燥機としての内部乾燥機43を備える。内部乾燥機43は、巻取りロール34に巻き取られた金属箔13を、巻取りロール34の内側から加熱して活物質合剤を乾燥させるものである。内部乾燥機43には、制御装置50が信号接続されるとともに、制御装置50によって内部乾燥機43による加熱温度、及びON/OFFが制御可能になっている。
また、金属箔巻取部33は、巻取りロール34から離れた位置に乾燥機としての外部乾燥機44を備える。外部乾燥機44は、熱源44aと、この熱源44aに向けて送風する送風機44bとを備える。送風機44bは、熱源44aを挟んで巻取りロール34と反対側に配置されている。よって、送風機44bから送られた風は、熱源44aの熱を受け取って温風となって巻取りロール34に向けて送られる。外部乾燥機44には、制御装置50が信号接続されるとともに、制御装置50によって外部乾燥機44による加熱温度、及びON/OFFが制御可能になっている。また、金属箔巻取部33には、検出部51が設けられるとともに、この検出部51は制御装置50に信号接続されている。そして、巻取りロール34に巻き取られた金属箔13の厚み(巻取り厚さ)が、予め設定された所定の厚さを越えると、検出部51は制御装置50に向けて検出信号を出力する。
内部乾燥機43及び外部乾燥機44は、金属箔13が巻取りロール34に巻き取られていく間に活物質合剤を乾燥させるために設けられている。すなわち、内部乾燥機43及び外部乾燥機44は、乾燥炉42の出口以降に配置されて乾燥炉42での一次乾燥工程に次いで行われる二次乾燥工程を行うものである。そして、二次乾燥工程は、巻取りロール34内の内部乾燥機43だけでなく、巻取りロール34とは別体の外部乾燥機44を併用して行われる。内部乾燥機43及び外部乾燥機44による二次乾燥工程では、活物質合剤を十分に乾燥させて活物質合剤の乾燥を完了させ、活物質層14を形成するために行われる。また、内部乾燥機43及び外部乾燥機44は、活物質の熱による膨張及び収縮をほとんど発生させず、活物質層14の割れ(塗膜割れ)を発生させないような加熱温度で加熱を行う(例えば60℃〜80℃)。
図4に示すように、乾燥炉42と、巻取りロール34(内部乾燥機43及び外部乾燥機44)とでは、巻取りロール34の方が乾燥炉42より加熱温度が低く設定されている。また、乾燥炉42と巻取りロール34とでは、巻取りロール34の方が、活物質合剤の滞在時間が長くなっている。すなわち、乾燥炉42で活物質合剤を乾燥させる時間と、巻取りロール34で内部乾燥機43及び外部乾燥機44で活物質合剤を乾燥させる時間とでは、巻取りロール34で活物質合剤を乾燥させる時間の方が長くなっている。したがって、活物質合剤は、乾燥炉42では、高い温度及び短時間で加熱、乾燥され、巻取りロール34では、乾燥炉42より低い加熱温度で長い時間をかけてゆっくり加熱、乾燥される。
金属箔巻取部33において、活物質合剤が塗布された金属箔13の巻取りロール34での巻取り開始時をT1とし、金属箔13の巻取り終了時をT3とする。また、巻取り開始時T1と、巻取り終了時T3の間であり、金属箔13の巻取りロール34での巻取り厚さが所定厚さを越えるタイミングをT2とする。そして、T1〜T2の期間を巻取りロール34による巻取り前期とするとともに、T2〜T3の期間を巻取りロール34による巻取り後期とする。
T1〜T2の巻取り前期は、巻取りロール34による巻取り開始から金属箔13が所定の巻取り厚さまで巻き取られるまでの期間であり、内部乾燥機43の熱が巻き取られた金属箔13を介して活物質合剤に伝わり、活物質合剤を乾燥できる期間である。よって、巻取り前期では、内部乾燥機43による内部乾燥によって活物質合剤の乾燥が行われる。T2〜T3の巻取り後期は、巻取り前期以降から巻取り終了までの期間であり、巻取りロール34に金属箔13が所定の巻取り厚さよりも多く巻き取られていく期間である。この巻取り後期では、巻取りロール34に巻き取られた金属箔13のうち、巻取りロール34の外側に巻かれた金属箔13に塗布された活物質合剤には、内部乾燥機43の熱が伝わりにくくなる。このため、巻取り後期は、内部乾燥機43よりも外部乾燥機44の方が、活物質合剤を効率良く乾燥できる期間である。よって、巻取り後期では、外部乾燥機44による外部乾燥によって活物質合剤の乾燥が行われる。
図5に示すように、二次乾燥工程において、T1〜T2の期間(巻取り前期)では、制御装置50によって内部乾燥機43がONされるとともに外部乾燥機44はOFFされて内部乾燥機43だけで活物質合剤の乾燥が行われる。T2〜T3の期間(巻取り後期)では、制御装置50によって内部乾燥機43がOFFされるとともに外部乾燥機44はONされて外部乾燥機44だけで活物質合剤の乾燥が行われる。
次に、本実施形態の作用を説明する。
まず、供給ロール32から引き出された金属箔13の一端を巻取りロール34に固定するとともに、金属箔13をサポートロール35に支持させる。そして、供給ロール32の制御機構及び巻取りロール34の駆動モータを駆動させ、供給ロール32によって金属箔13を供給させるとともに、巻取りロール34によって金属箔13を一定の巻取り速度で巻き取らせる。また、制御装置50は、乾燥炉42内の温度を一次乾燥を行う所定温度に調節する。さらに、制御装置50は、巻取りロール34内の内部乾燥機43をONさせるとともに、外部乾燥機44をONさせずOFFのままにしておく。
そして、金属箔13が搬送されていくと、スリットダイ41では金属箔13の両面に向けて活物質合剤が吐出され、活物質合剤が金属箔13の両面に塗布される。その後、金属箔13が巻取りロール34に巻き取られるのに伴い、金属箔13に塗布された活物質合剤は乾燥炉42に向けて搬送され、乾燥炉42内に配置される。そして、活物質合剤は、乾燥炉42の入口から出口に到達するまでの間、乾燥炉42内で加熱され、活物質合剤の一次乾燥工程が行われる。
次に、乾燥炉42を出た活物質合剤は、金属箔13が巻取りロール34に巻き取られるのに合わせて巻取りロール34に向けて搬送され、その巻取りロール34で二次乾燥工程が行われる。すなわち、活物質合剤の乾燥がほぼ完了した後も、巻取りロール34による金属箔13の巻取り時間を利用して活物質合剤の乾燥が行われる。
二次乾燥工程の巻取り前期では、巻取りロール34に金属箔13が巻き取られている間中、内部乾燥機43の熱が巻取りロール34及び金属箔13を介して活物質合剤に伝わり、活物質合剤の乾燥が連続して行われる。巻取りロール34に金属箔13が所定の巻取り厚さ分だけ巻き取られ、検出部51が検出信号を制御装置50に出力すると(巻取り後期になると)、制御装置50は内部乾燥機43をOFFさせるとともに、外部乾燥機44をONさせる。そして、外部乾燥機44における熱源44aの熱を奪った空気(温風)が、巻取りロール34に巻き取られた金属箔13の活物質合剤に向けて送られる。すると、巻取り後期では、巻取りロール34に金属箔13が巻き取られている間中、外部乾燥機44から送られた熱風の持つ熱が活物質合剤に伝わり、活物質合剤の乾燥が連続して行われる。その後、活物質合剤の乾燥が完了すると活物質層14が形成される。負極電極11においても同様の作用を得ることができる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)活物質合剤の乾燥を、乾燥炉42で行う一次乾燥工程と、巻取りロール34内の内部乾燥機43、及び巻取りロール34外の外部乾燥機44で行う二次乾燥工程とで行うようにした。二次乾燥工程は、乾燥炉42での一次乾燥工程を経た金属箔13を巻取りロール34で巻き取る際に行うものであり、金属箔13の巻取り工程は正極電極10の生産性に関与しない工程である。そして、巻取りロール34で二次乾燥工程を行うことで、一次乾燥工程後の活物質合剤を乾燥して活物質層14を確実に形成することができる。なお、負極電極11の活物質層18も同様に確実に形成することができる。したがって、一次乾燥工程での活物質合剤の乾燥時間を可能な限り短くすることで正極電極10及び負極電極11の生産性の向上を図ることができ、二次乾燥工程を行うことで活物質層14,18に乾燥不十分な部位が生じることを防止することができる。
(2)二次乾燥工程では、巻取りロール34に巻取られた金属箔13,17の活物質合剤を乾燥するようにした。巻取りロール34による金属箔13,17の巻取りは、乾燥炉42での活物質合剤の乾燥後に行われる工程であるため、巻取りロール34による金属箔13,17の巻取り工程を有効活用して正極電極10及び負極電極11を効率良く形成することができる。
(3)一次乾燥工程、及び二次乾燥工程は活物質合剤を加熱乾燥することによって行われる。このため、一次乾燥工程、及び二次乾燥工程を例えば、自然乾燥によって行う場合と比べると、活物質合剤の乾燥を効率良く行うことができる。
(4)二次乾燥工程は、巻取りロール34の外側に設けられた外部乾燥機44、及び巻取りロール34の内部に設けられた内部乾燥機43を用いて行う。巻取りロール34への金属箔13,17の巻取り開始から巻取り厚さが所定の厚さになるまで(巻取り前期)は、内部乾燥機43によって活物質合剤の乾燥が行われる。このため、巻取り前期では、内部乾燥機43からの熱を巻取りロール34を介して活物質合剤に効率良く伝えることができ、活物質合剤を効率良く乾燥することができる。また、巻取りロール34への金属箔13,17の巻取り厚さが所定の厚みになってから以降(巻取り後期)は、外部乾燥機44によって活物質合剤の乾燥が行われる。このため、巻取り後期では、内部乾燥機43からの熱が伝わりにくい活物質合剤を外部乾燥機44によって効率良く乾燥することができる。
(5)二次乾燥工程は、金属箔13,17の巻取り前期では内部乾燥機43に切換えて活物質合剤の乾燥を行い、巻取り後期では外部乾燥機44に切換えて活物質合剤の乾燥を行うようにした。よって、巻取り後期のように内部乾燥機43からの熱が活物質合剤に伝わりにくいときに内部乾燥機43をOFFにし、外部乾燥機44だけで活物質合剤の乾燥を行うことで、製造装置30での電力消費を抑えることができる。また、内部乾燥機43と外部乾燥機44を併用して二次乾燥工程を行う場合と比べると、二次乾燥工程での消費電力を抑えることができる。
(6)二次乾燥工程での活物質合剤の加熱温度は、一次乾燥工程での活物質合剤の加熱温度より低く設定される。このため、一次乾燥工程では、活物質合剤を乾燥させる時間の短縮化を図ることができ、二次乾燥工程では、活物質層14,18の割れ(塗膜割れ)を防止しながら活物質層14,18を形成することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 実施形態では、巻取り前期は内部乾燥機43だけで活物質合剤の乾燥を行い、巻取り後期は外部乾燥機44だけで活物質合剤の乾燥を行ったが、内部乾燥機43と外部乾燥機44の制御は上記内容に限定されない。例えば、巻取り前期及び巻取り後期で内部乾燥機43及び外部乾燥機44を併用して活物質合剤の乾燥を行ってもよい。
○ 実施形態では、二次乾燥工程は内部乾燥機43及び外部乾燥機44を備えるものとしたが、二次乾燥工程は、内部乾燥機43のみを備えるものであったり、外部乾燥機44のみを備えるものであってもよい。
○ 実施形態では、内部乾燥機43及び外部乾燥機44を加熱乾燥タイプとしたが、内部乾燥機43及び外部乾燥機44のいずれか一方を加熱乾燥タイプとし、他方を冷却乾燥タイプとしてもよい。
○ 実施形態では、二次乾燥工程において、活物質合剤を加熱により乾燥させたが、活物質合剤の乾燥は冷却乾燥によって行ってもよい。
○ 実施形態では、二次乾燥工程を巻取りロール34で行ったが、二次乾燥工程は、金属箔13,17が乾燥炉42の出口から巻取りロール34に巻き取られる前までの間に完了してもよいし、金属箔13,17が巻取りロール34に巻き取られる前から開始して巻取りロール34に巻取られてからも続けてもよい。
○ 実施形態では、検出部51によって金属箔13,17の巻取り厚さが所定厚さを越えたことが検出されると、乾燥機を内部乾燥機43から外部乾燥機44に切換えるようにしたが、切換えのタイミングを検出する方法は適宜変更してもよい。例えば、巻取りロール34による金属箔13,17の巻取り開始から経過した時間を計測し、所定厚さ巻き取られたと推定される時間が経過したら乾燥機を切換えてもよい。この場合、供給ロール32に巻装される金属箔13,17の量は一定であり、かつ金属箔13,17の搬送速度も一定であるため、内部乾燥機43による内部乾燥が有効な時間(金属箔13,17が巻き取られる時間のうちT1〜T2の時間)を簡単に設定することができる。よって、検出部51を用いずに乾燥機の切換えを行うことができる。又は、巻取りロール34に巻き取られた金属箔13,17の最外層の金属箔13,17の温度を計測し、その温度が所定温度より低くなったら乾燥機を切換えてもよい。
○ 実施形態では、金属箔13,17を挟んでスリットダイ41を一対設け、活物質合剤を金属箔13,17の両面に塗布したが、スリットダイ41を一つだけ設け、活物質合剤を金属箔13,17の片面に塗布してもよい。
○ 正極電極10、負極電極11及びセパレータ12の形状を変更してもよい。例えば、正面視正方形に形成してもよい。また、正極電極10及び負極電極11と、正極端子27及び負極端子28の接合形態は、実施形態の構成に限らず、任意に変更してもよい。
○ 製造される正極電極10及び負極電極11は、実施形態のような積層型の電極組立体25を有する二次電池22に限らず、帯状の正極電極及び負極電極を捲回して層状に積層した捲回型の電極組立体25を有する二次電池に適用してもよい。
○ 製造される正極電極10及び負極電極11は、電気二重層コンデンサ等の他の蓄電装置に適用してもよい。
○ 二次電池22は、リチウムイオン二次電池であったが、これに限らず、他の二次電池であってもよい。要は、正極活物質層と負極活物質層との間をイオンが移動するとともに電荷の授受を行うものであれば良い。
10…正極電極、11…負極電極、13,17…金属箔、14,18…活物質層、34…巻取りロール、42…乾燥炉、43…乾燥機としての内部乾燥機、44…乾燥機としての外部乾燥機。

Claims (6)

  1. 金属箔を巻取りロールを用いて巻き取りながら前記金属箔の少なくとも片面に塗布された活物質合剤を乾燥させて前記金属箔に活物質層を形成する電極の製造方法であって、
    前記活物質合剤が塗布された前記金属箔を乾燥炉内に配置して前記活物質合剤を乾燥させる一次乾燥工程と、
    前記一次乾燥工程後、前記乾燥炉の出口以降に配置した乾燥機により、前記一次乾燥工程を通過した前記金属箔を巻き取りながら前記活物質合剤を乾燥させる二次乾燥工程と、を有する電極の製造方法。
  2. 前記二次乾燥工程は、前記巻取りロールで巻き取られた前記金属箔の前記活物質合剤を乾燥させる請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 前記二次乾燥工程を加熱により行う請求項1又は請求項2に記載の電極の製造方法。
  4. 前記二次乾燥工程は、前記巻取りロールの外側に設けられた前記乾燥機としての外部乾燥機、及び前記巻取りロールの内部に設けられた前記乾燥機としての内部乾燥機を用いて行う請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の電極の製造方法。
  5. 前記二次乾燥工程は、前記外部乾燥機による外部乾燥と、前記内部乾燥機による内部乾燥を切換えて行う請求項4に記載の電極の製造方法。
  6. 前記二次乾燥工程での前記活物質合剤の加熱温度は、前記一次乾燥工程での前記活物質合剤の加熱温度より低く設定される請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の電極の製造方法。
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