JP2017091726A - 電極板の製造装置および製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電極板の製造装置および製造方法に関し、電極材料の乾燥を促進しながらマイグレーションの発生を抑制する。【解決手段】集電箔3に電極材料4が接着されてなる電極板の製造装置であって、集電箔3の上方に離隔して設けられ、集電箔3の上面に塗布されたスラリー状の電極材料4を乾燥させる乾燥装置30と、集電箔3と接触して設けられ、乾燥装置30と並行して電極材料4を加熱する加熱装置40と、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、集電箔に電極材料が接着されてなる電極板の製造装置および製造方法に関する。
従来、リチウムイオン電池やニッケル水素電池といった二次電池が車両や携帯型電子機器などの電源として利用されている。これらのうち、リチウムイオン電池のケース内には、正極板および負極板(以下、これらを総称して電極板という)がセパレータを介して交互に重ね合わされた状態で収容されている。電極板は、電極活物質,導電助剤および結着剤を溶媒とともに攪拌してスラリー状にした電極材料を、集電箔の表面に塗布した後に赤外線や温風などで乾燥させることによって形成,製造される。
ところで、上述のように電極板を製造する過程においてスラリー状の電極材料を急激に乾燥させると、溶媒が一気に蒸発することで塗膜内に対流が生じ、これにより結着剤が偏在する現象(いわゆるマイグレーション)を生じることがある。マイグレーションの発生は、電極材料の剥離や内部抵抗の増加の要因となり、電池の品質を低下させる虞がある。そのため、マイグレーションの発生を抑制する種々の手法が提案されている。
例えば、電極材料を温風で乾燥させる場合に、最初は低温の風を用い、次第に風の温度を上昇させていくという手法が知られている。この手法を用いれば、電極材料の急激な温度上昇が抑えられるため、マイグレーションの発生を抑制しうる。また、特許文献1には、基材(集電箔)上の塗膜(電極材料)を乾燥させる乾燥炉において、乾燥の初期段階では塗膜から蒸発した溶媒を排気しないでおくという手法が提案されている。特許文献1の手法によれば、乾燥の初期段階に乾燥炉内が飽和蒸気圧に近づくため、溶媒の蒸発が阻害されて塗膜の急激な乾燥が抑制され、ひいてはマイグレーションの発生を防止できるとされている。
特開2012-97917号公報
しかしながら、上述の手法は何れも、電極材料の急激な乾燥を抑制することでマイグレーションの発生を抑制するものであるため、電極材料の乾燥に要する時間が長くなるという課題がある。このため、乾燥作業の長期化や乾燥装置の大型化等を招き、電極板の製造コストが増加する虞がある。
本件は、上記のような課題に鑑み創案されたものであり、電極板の製造装置および製造方法に関し、電極材料の乾燥を促進しながらマイグレーションの発生を抑制することを目的の一つとする。なお、この目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本件の他の目的として位置づけることができる。
(1)ここで開示する電極板の製造装置は、集電箔に電極材料が接着されてなる電極板の製造装置であって、前記集電箔の上方に離隔して設けられ、前記集電箔の上面に塗布されたスラリー状の前記電極材料を乾燥させる乾燥装置と、前記集電箔と接触して設けられ、前記乾燥装置と並行して前記電極材料を加熱する加熱装置と、を備える。ここでいう「前記乾燥装置と並行して前記電極材料を加熱する」とは、前記乾燥装置が前記電極材料を乾燥させるのと同時に、前記加熱装置が当該電極材料を加熱することを意味する。
(2)前記加熱装置が、前記集電箔の上面に接触して設けられた第一接触部と、前記集電箔の下面に接触して設けられた第二接触部と、を有することが好ましい。
(3)前記乾燥装置が、前記電極材料に向けて温風を送る送風装置であることが好ましい。この場合、前記送風装置と前記加熱装置とが、互いに等しい熱流量を前記電極材料に与えることが好ましい。すなわち、前記送風装置によって前記電極材料に与えられる熱流量と、前記加熱装置によって前記電極材料に与えられる熱流量と、が互いに等しいことが好ましい。ここでいう「熱流量」とは、前記電極材料に加えられる単位時間あたりの熱量を意味する。
(4)本製造装置が、前記集電箔を所定の経路上で搬送する搬送装置を備えることが好ましい。この場合、前記乾燥装置は、前記経路に沿って配置されることが好ましい。また、前記加熱装置は、前記経路上で搬送される前記集電箔とともに移動することが好ましい。
(5)前記加熱装置が、前記電極材料に与える熱流量を前記経路の下流側ほど増大させることが好ましい。
(6)前記搬送装置は、前記加熱装置が設けられた領域の直上流における前記経路に配置されたローラを有することが好ましい。この場合、前記搬送装置が、帯形状の前記集電箔を前記ローラで支持するとともに、少なくとも前記領域内では張力によって前記集電箔を保持しつつ搬送することが好ましい。
(7)また、ここで開示する電極板の製造方法は、集電箔の上面にスラリー状の電極材料を塗布する塗布ステップと、前記塗布ステップ後に、前記集電箔の上方に離隔して設けられた乾燥装置によって前記電極材料を乾燥させる乾燥ステップと、前記乾燥ステップと並行に、前記集電箔と接触して設けられた加熱装置によって前記電極材料を加熱する加熱ステップと、を備える。すなわち、本製造方法では、前記塗布ステップの実施後に、前記乾燥ステップと前記加熱ステップとを同時に実施する。
(8)前記加熱ステップでは、前記集電箔の両面を通じて前記電極材料を加熱することが好ましい。
(9)前記乾燥ステップでは、前記乾燥装置から前記電極材料に向けて温風を送ることが好ましい。この場合、前記加熱ステップでは、前記乾燥ステップにおいて前記乾燥装置から前記電極材料に与える熱流量と等しい熱流量を前記電極材料に与えることが好ましい。すなわち、前記温風によって前記電極材料に与えられる熱流量と、前記加熱装置によって前記電極材料に与えられる熱流量と、が互いに等しいことが好ましい。
(10)前記加熱ステップでは、前記電極材料に与える熱流量を次第に増大させることが好ましい。
集電箔の上面に塗布されたスラリー状の電極材料を、集電箔の上方から乾燥させる乾燥装置と、集電箔を通じて加熱する加熱装置とによって並行に(同時に)乾燥させるため、電極材料の乾燥を促進しながらマイグレーションの発生を抑制することができる。
実施形態に係る電極板の模式的な斜視図である。 実施形態に係る電極板の製造装置の模式的な全体図である。 図2の電極板の製造装置における要部の上面図である。 図3のA−A断面図である。 変形例に係る電極板の製造装置おける要部の上面図である。 図5のB−B断面図である。
図面を参照して、実施形態としての電極板の製造装置および製造方法について説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまでも例示に過ぎず、以下の実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。本実施形態の各構成は、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができるとともに、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせることが可能である。
[1.構成]
[1−1.電極板]
本実施形態に係る電極板の製造装置および製造方法は、図1に示す電極板2を製造する装置および方法である。この電極板2は、リチウムイオン電池やニッケル水素電池といった二次電池のケース内に設けられる正極板または負極板であり、集電箔3の表面(両面)に電極材料4が接着されてなる。図1では、構成を見やすくするために、電極板2の厚み方向長さ(以下「厚み」という)を長くしている。
集電箔3は、薄いシート状の導電体であり、例えば10〜15μmのほぼ均一な厚みを持つ。本実施形態の集電箔3は、幅方向長さに比べて長手方向長さが非常に長い帯形状(長尺状)に形成され、何重にも巻回されてロール形状とされる。
電極材料4は、電極活物質層の原料であり、電極(正極または負極)の活物質と導電助剤と結着剤とが溶媒と均等に混ぜ合わされてスラリー状(ペースト状)に調製されたものである。電極材料4は、集電箔3の表面に塗布されたのち、溶媒が蒸発する(乾燥する)ことで集電箔3の表面に結着(固着)して電極活物質層となる。電極活物質層は、集電箔3の片面または両面に設けられ、例えば100〜180μmの厚みに形成される。
図1に示すように、電極材料4は、集電箔3の幅方向の両側の端部3A,3Aを除いた中央部3Bに接着され、集電箔3の長手方向に沿って延設される。電極材料4が接着されない(すなわち電極活物質層が形成されない)集電箔3の端部3A,3Aは、集電体(図示略)と溶着される部位であり、この集電体が電池ケースの外部に露出して設けられる電極(図示略)に接続される。そのため、集電箔3の各端部3Aは、電池の種類に応じてその大きさや形状が適宜設定(加工,除去)される。
集電箔3の具体的な材料としては、アルミニウム,アルミ合金,銅などが挙げられる。また、電極材料4に含まれる正極活物質の具体例としては、コバルト酸リチウム(LiCoO2),マンガンスピネル(LiMn2O4),ニッケル酸リチウム(LiNiO2)などが挙げられ、負極活物質の具体例としては、グラファイトをはじめとするカーボン材料や、ケイ素系合金材料などが挙げられる。また、導電助剤としては、カーボン材料を適用しうる。さらに、結着剤の具体例としては、ポリフッ化ビニルデン(PVdF),ポリテトラフルオロエチレン(PTFE),カルボキシメチルセルロース(CMC),スチレン-ブタジエンゴム(SBR)などが挙げられる。また、溶媒の具体例としては、水,N-メチルピロリドン(NMP)などが挙げられる。
[1−2.製造装置]
図2に示すように、本実施形態に係る電極板2の製造装置1は、帯形状の集電箔3をその長手方向に沿って搬送しながら、集電箔3の一方の表面にスラリー状の電極材料4を塗布するとともに塗布した電極材料4を乾燥させるものである。製造装置1は、集電箔3を所定の経路上で搬送する搬送装置10と、集電箔3の表面に電極材料4を塗布する塗布装置20と、塗布装置20で塗布された電極材料4を乾燥させて電極活物質層とする乾燥装置30及び加熱装置40とを備える。
以下、集電箔3が搬送装置10によって搬送されるときに通過する経路を搬送経路といい、集電箔3が搬送される方向を搬送方向という。塗布装置20,乾燥装置30及び加熱装置40は、この搬送経路に設けられる。より具体的には、乾燥装置30及び加熱装置40は、塗布装置20の搬送方向下流側において、同一の領域10A内に設けられる。以下、乾燥装置30及び加熱装置40が配置される領域10Aを「乾燥領域10A」と呼ぶ。乾燥領域10Aは、搬送方向に沿う範囲であり、集電箔3上の電極材料4に熱を加えて、乾燥,固着させる領域である。つまり、集電箔3は、搬送経路を進むときに、まず塗布装置20において電極材料4が塗布されたのち、乾燥装置30及び加熱装置40(乾燥領域10A)へと同時に進入する。
搬送装置10は、搬送経路を規定する複数のローラ11〜17を備える。集電箔3は、これらのローラ11〜17に表面を接触させながら搬送される。すなわち各ローラ11〜17は、集電箔3をガイドするガイドローラであり、円筒状または円柱状に形成されて回転可能に設置される。集電箔3は、搬送経路において隣り合うローラ11〜17の相互間では、張力により平面状に保持される。
各ローラ11〜17の回転軸は、互いに平行に配置される。これらのローラ11〜17のうちの少なくとも何れか一つは、図示しないモータから伝達される動力により一定の回転速度で回転し、集電箔3を移動させる。また、これらのローラ11〜17のうちの残りのものは、移動する集電箔3に追従して回転する。以下、各ローラ11〜17について順に説明する。
巻き出しローラ11は、搬送経路の上流端に位置し、集電箔3を搬送方向に送り出す。また、巻き取りローラ12は、搬送経路の下流端に位置し、電極材料4が接着された集電箔3を巻き取る。バックアップローラ13は、塗布装置20と対向して設けられ、電極材料4が塗布される集電箔3を裏面側(塗布装置20と逆側)から支える。
入口ローラ14は、塗布装置20の下流かつ乾燥領域10Aの上流に配置される。また、出口ローラ15は、乾燥領域10Aの下流に配置される。さらに、支持ローラ16(ローラ)は、搬送経路における入口ローラ14と乾燥領域10Aとの間に位置し、乾燥領域10Aの直上流に設けられる。また、補助ローラ17は、集電箔3の搬送を補助するものであり、巻き出しローラ11とバックアップローラ13との間の搬送経路、及び、出口ローラ15と巻き取りローラ12との間の搬送経路において複数箇所に配置される。
本実施形態の入口ローラ14,出口ローラ15及び支持ローラ16は、製造装置1において同一の高さ位置となるように、水平方向に並んで配置され、集電箔3を下方から支持する。これらのローラ14〜16は何れも、集電箔3の裏面(バックアップローラ13が接触した面)に接触する。つまり、集電箔3は、電極材料4が塗布された面を上方に向けた状態で乾燥領域10Aに進入し、張力により平面状に保持されながら乾燥領域10Aを通過する。
塗布装置20は、集電箔3に向けて電極材料4を吐出するダイコータ21と、電極材料4を収容するタンク22と、タンク22内の電極材料4をダイコータ21へ圧送するポンプ23とを備える。ダイコータ21は、集電箔3の幅方向長さよりも短く形成されたスリット21aを有する。このスリット21aは、バックアップローラ13と微小な隙間を介して対向するとともにバックアップローラ13の回転軸と平行に延びるように設置される。
タンク22には、上述の各成分(電極活物質,導電助剤,結着剤および溶媒)が均等に混ざり合ったスラリー状の電極材料4が収容される。ポンプ23は、一定の圧力で電極材料4を圧送する。これにより、ダイコータ21のスリット21aから一定量の電極材料4が排出され、スリット21aとバックアップローラ13との隙間を通過する集電箔3に対して略均一な厚みで電極材料4が塗布される。
乾燥装置30は、集電箔3の上面に塗布された電極材料4を温風や赤外線などにより乾燥させるものである。乾燥装置30は、集電箔3の上方に離隔するとともに、支持ローラ16と出口ローラ15との間の搬送経路に沿って設けられて、電極材料4を上側から乾燥させる。本実施形態の乾燥装置30は、集電箔3の上面の電極材料4に向けて温風を送る送風装置であり、排出する温風の温度を変更,調節する機能を有する。乾燥装置30は、集電箔3の急激な乾燥を抑制するために、乾燥領域10Aの上流端では温風の温度を低く調節する。また、乾燥装置30は、搬送経路の下流側ほど温風の温度を上昇させる。つまり、乾燥装置30は、電極材料4に与える熱流量(単位時間あたりの熱量)を搬送経路の下流側ほど増大させる。
加熱装置40は、集電箔3と接触して設けられ、集電箔3の上面に塗布された電極材料4を乾燥装置30と並行して乾燥させるものである。本実施形態の加熱装置40は、乾燥領域10A内において所定速度で移動(循環)するコンベヤ45に装着され、搬送経路上で搬送される集電箔3とともに移動する。コンベヤ45は、乾燥領域10A内における集電箔3の高さ位置と同一の高さ位置において、乾燥領域10Aの上流端から下流端に向かって移動し、下流端に達すると下方へと移動したのち上流端に向かって移動し、上流端において上方へと移動して再び元の位置に戻る。コンベヤ45の速度は、集電箔3の搬送速度と同一の速度である。すなわち、加熱装置40は、集電箔3と接触した状態を保ちつつ、集電箔3が搬送される速度と同じ速度で搬送経路に沿って移動する。
図3に示すように、本実施形態のコンベヤ45は、集電箔3の幅方向の両側(以下、左右ともいう)のそれぞれに配置され、各コンベヤ45には、複数の加熱装置40が搬送方向に沿って等間隔に配置される。すなわち、左右一対の加熱装置40が等しい間隔をあけてコンベヤ45に装着される。本実施形態の加熱装置40は、コンベヤ45に対し、幅方向へ移動可能に設けられる。左右一対の加熱装置40は、支持ローラ16等と同一の高さ位置に移動すると、集電箔3の左右の端部3Aにそれぞれ接触するように幅方向内側へと移動する。このとき加熱装置40は、集電箔3の中央部3Bには接触しない位置で停止する。加熱装置40はこの状態のまま乾燥領域10Aの下流端まで移動し、下流端に到達すると、幅方向外側へと移動して集電箔3を離す。
図4に示すように、本実施形態の加熱装置40は、断面がコ字状に形成された金属製のクリップである。コ字状の断面において対向する二つの部位41,42は、集電箔3の厚みよりも僅かに短い距離だけ互いに離隔するように形成される。加熱装置40は、これらの部位41,42が集電箔3の端部3Aを上下方向において挟み込むように設けられる。以下、集電箔3の上方に設けられる部位41を第一接触部41といい、集電箔3の下方に設けられる部位42を第二接触部42という。なお、図4では、電極板2の構成を見やすくするために電極板2の厚みを大きくしている。
第一接触部41は、例えば略直方体形状に形成される。第一接触部41は、集電箔3の上面に接触配置される接触面41aと、接触面41aから集電箔3の幅方向内側に向かって上り傾斜したガイド面41bとを有する。接触面41aは、集電箔3の上面に隙間なく接触しうるように、集電箔3の上面の形状に応じて形成される。本実施形態の接触面41aは、滑らかな平面状に形成されている。また、ガイド面41bは、集電箔3の上面を第一接触部41の接触面41aに適切に接触させるためのものであり、集電箔3の端部3Aを第一接触部41と第二接触部42との間へと案内する機能を有する。
第二接触部42は、上述の第一接触部41と上下対称な形状に形成される。すなわち、第二接触部42は、集電箔3の下面に接触配置される接触面42aと、接触面42aから集電箔3の幅方向内側に向かって下り傾斜したガイド面42bとを有する。第二接触部42の接触面42a及びガイド面42bは、上述した第一接触部41の接触面41a及びガイド面41bと同様に形成されて同様の機能を有するものであるため、ここでは重複する説明を省略する。
加熱装置40は、第一接触部41及び第二接触部42のそれぞれに内蔵された発熱体43を備える。発熱体43は、電極材料4を加熱するための熱源であり、例えば、給電されることで発熱するPTCヒータや電熱線などである。本実施形態の発熱体43は、図示しない制御装置によって電流値が変更,制御されることで発熱量が調節される。加熱装置40は、乾燥領域10Aの上流端に位置するときには発熱体43の発熱量が小さくなるように電流値が制御される。そして、加熱装置40が搬送方向下流側へ移動するに連れて、発熱体43の発熱量が徐々に増大するように制御される。つまり、加熱装置40は、電極材料4に与える熱流量を搬送経路の下流側ほど増大させる。これにより、集電箔3の急激な乾燥が抑制される。
また、本実施形態では、発熱体43の発熱量が、乾燥装置30から排出される温風の温度に応じて調節される。具体的には、乾燥装置30からの温風によって電極材料4に与えられる熱流量と、加熱装置40によって電極材料4に与えられる熱流量とが互いに等しくなるように、発熱体43の発熱量が調節される。なお、発熱体43の発熱量に応じて(熱流量が等しくなるように)、乾燥装置30から排出される温風の温度を調節してもよい。あるいは、乾燥装置30及び加熱装置40を共に制御してもよい。
左右の加熱装置40は、コンベヤ45とともに乾燥領域10Aの上流端において上方へ移動すると、支持ローラ16を通過した直後の集電箔3に対して幅方向の外側から接近し、上下のガイド面41b,42bで集電箔3の端部3Aを第一接触部41と第二接触部42との間に案内して、集電箔3の端部3Aの上下両面に接触する。これにより、発熱体43の熱が集電箔3の端部3Aの上下両面を通じて集電箔3上の電極材料4に伝達され(図4中の黒矢印参照)、電極材料4が集電箔3側(下側)から加熱される。
[2.製造方法]
次に、上述の製造装置1を用いて電極板2を製造する方法について説明する。
図2に示すように、まず、巻き出しロール11から集電箔3を搬送方向へ送り出し、集電箔3を搬送経路に沿って移動させる。そして、集電箔3がダイコータ21とバックアップローラ13との隙間を通るときに、集電箔3の一方の表面に電極材料4を塗布する(塗布ステップ)。その後、集電箔3の電極材料4が付着した面を上側に向けて、集電箔3を搬送する。
続いて、乾燥装置30から集電箔3上の電極材料4に向けて温風を吹き付け、電極材料4を乾燥させる(乾燥ステップ,図2及び図4中の白抜き矢印参照)。このとき、電極材料4に吹き付ける温風の温度を次第に上昇させる。すなわち、乾燥装置30からの温風により電極材料4に与える熱流量を次第に増大させる。
また、上述の乾燥装置30による乾燥と並行して(同時に)、加熱装置40の第一接触部41及び第二接触部42を集電箔3の上面及び下面にそれぞれ接触させ、集電箔3の上下両面を通じて電極材料4を加熱する(加熱ステップ,図4中の黒矢印参照)。このとき、発熱体43の発熱量を、乾燥装置30の温風の温度に応じて次第に増大させる。すなわち、加熱装置40によって電極材料4に与える熱流量を、乾燥装置30の温風により電極材料4に与えられる熱流量に合わせて次第に増大させる。乾燥ステップ及び加熱ステップにより、電極材料4の乾燥が上下二方向から速やかに進行し、マイグレーションの発生が抑制されながら、乾燥が完了する。
そして、一方の表面に電極活物質層が形成された集電箔3を巻き取りローラ12で巻き取る。これで、片面に電極活物質層を有する電極板2が完成する。次に、同様の手順で、集電箔3の他方の表面にも電極材料4を接着する。すなわち、集電箔3の他方の表面に電極材料4を塗布し、その後、この電極材料4を乾燥装置30と加熱装置40とで並行して乾燥させる。これにより、両面に電極活物質層を有する電極板2が完成する。
[3.効果]
(1)上述の製造装置1によれば、集電箔3の上方に離隔して設けられた乾燥装置30と並行して、集電箔3と接触して設けられた加熱装置40によりスラリー状の電極材料4を加熱するため、電極材料4の乾燥を促進しながらマイグレーションの発生を抑制することができる。つまり、上述の加熱装置40を設けることで集電箔3の上面に塗布された電極材料4を集電箔3側から加熱することができるため、電極材料4を上方から乾燥させる乾燥装置30と集電箔3を通じて加熱する加熱装置40とで、電極材料4を二方向から乾燥させることができる。これにより、塗膜内に対流が生じて電極材料4中の溶媒が偏ることを抑制することができ、結着剤の偏在、すなわちマイグレーションの発生を抑制することができる。
また、加熱装置40を集電箔3に接触させて設けることで、加熱装置40と電極材料4との間の熱損失を少なくすることができ、電極材料4を効率よく加熱することができる。そのため、電極材料4の乾燥をより促進することができる。このように、上述の製造装置1によれば、電極材料4の乾燥を促進することができるため、乾燥作業の迅速化や乾燥装置30の小型化を実現することができ、電極板2にかかる製造コストの削減に寄与することができる。
(2)上述の加熱装置40によれば、第一接触部41と第二接触部42とで集電箔3の上下両面を通じて電極材料4を加熱するため、集電箔3の片面を通じて電極材料4を加熱する場合と比べて、加熱装置40の熱を電極材料4に伝え易くすることができる。また、集電箔3の片面から加熱する場合には、加熱していないもう一方の面から熱が放出されうるが、両面から加熱すれば熱損失を減らすことができる。これらにより、電極材料4の乾燥をより促進することができる。また、第一接触部41と第二接触部42とで集電箔3を挟むため、加熱装置40と集電箔3との密着力を高めることができる。これによっても、加熱装置40の熱を電極材料4に伝え易くすることができ、電極材料4の乾燥をより促進することができる。
(3)上述の製造装置1では、乾燥装置30が電極材料4に向けて送る温風の温度と加熱装置40の発熱体43の発熱量とが、互いに等しい熱流量を電極材料4に与えるように調節される。このように、乾燥装置30と加熱装置40とが互いに等しい熱流量を電極材料4に与えることで、電極材料4を二方向から略均等に乾燥させることができる。そのため、マイグレーションの発生をより適切に抑制することができる。
(4)乾燥装置30を搬送経路に沿って配置することで、集電箔3を搬送しながら集電箔3上の電極材料4を乾燥させることができる。また、加熱装置40を集電箔3とともに移動させることで、集電箔3を搬送するときの加熱装置40と集電箔3との接触状態を適切に保つことができ、集電箔3を搬送しながら電極材料4を集電箔3側からも適切に乾燥させることができる。これらにより、電極材料4の乾燥をより促進することができる。
(5)加熱装置40から電極材料4に与える熱流量を下流側ほど増大させることで、例えば電極材料4に与える熱流量を上流側で小さく抑えて集電箔3の急激な温度上昇を抑制しつつ、電極材料4の乾燥にかかる時間を短縮することができる。つまり、乾燥作業を迅速化することができるとともに、乾燥装置30を小型化することができ、電極板2にかかる製造コストを削減することができる。また、搬送方向上流側では電極材料4に与える熱流量を小さく抑え、下流に行くほど熱流量を増大させていく構成とすれば、マイグレーションの発生を効果的に抑制しつつ、乾燥を完了させることができる。さらに、上述のように集電箔3を搬送しながら電極材料4を乾燥させる場合には、搬送経路の短縮化(製造装置1の小型化)も実現することができることから、装置コストの削減にも寄与することができる。
(6)搬送経路における加熱装置40の直上流に支持ローラ16を設けることで、乾燥領域10Aに進入する直前の集電箔3の位置を安定させることができる。これにより、乾燥領域10Aにおいて集電箔3が張力によって保持されながら搬送される場合に、加熱装置40を集電箔3に対してより適切に接触させることができ、電極材料4の乾燥をより促進することができる。
(7)上述の加熱装置40によれば、第一接触部41と第二接触部42とが一体に形成されているので、第一接触部41と第二接触部42とを一体的に移動させることができ、これらを別々に移動させる場合と比べて省スペース化を図ることができる。つまり、上述の加熱装置40によれば、第一接触部41を移動させる機構と第二接触部42を移動させる機構とを別々に設ける場合と比べて、第一接触部41と第二接触部42とを移動させる機構が一つで済む分、省スペース化を図ることができる。
[4.変形例]
上述した実施形態に関わらず、それらの趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。本実施形態の各構成は、必要に応じて取捨選択することができ、あるいは適宜組み合わせてもよい。
上述の実施形態では、加熱装置40がクリップである場合を例示したが、これに代えて、例えば図5及び図6に示すような加熱装置50を適用してもよい。なお、以下の変形例では、上述の実施形態で説明した要素に対応する要素や同一の要素に同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図6では、図4と同様に、電極板2の厚みを大きくしている。
図5に示すように、本変形例に係る加熱装置50は、上述の加熱装置40の第一接触部41と第二接触部42とを別体で形成するとともに、これらをベルト(コンベヤ)状に形成したものである。この加熱装置50は、集電箔3の幅方向の両側において、搬送方向に沿って延設されている。加熱装置50は、集電箔3の上方に設けられる左右一対の第一接触部51と、集電箔3の下方に設けられる左右一対の第二接触部52とを備える。これらの第一接触部51と第二接触部52とは、金属により何れも等しい形状に形成されている。すなわち、本変形例に係る加熱装置50は、互いに等しい形状に形成された金属製の四つのベルトで構成されている。
本変形例に係る第一接触部51と第二接触部52とは、互いに別体で設けられ、個々に、搬送経路上で搬送される集電箔3とともに移動する。これらの第一接触部51及び第二接触部52は、上述の第一接触部41及び第二接触部42からガイド面41b,42bをそれぞれ省略した形状である。第一接触部51は、集電箔3の上面に接触して設けられる下面(接触面)51aを有し、第二接触部52は、集電箔3の下面に接触して設けられる上面(接触面)52aを有する。
また、加熱装置50は、第一接触部51及び第二接触部52のそれぞれに内蔵された複数の発熱体53を備える。発熱体53は、第一接触部51及び第二接触部52の延設方向に沿って等間隔に並んで設けられる。各発熱体53は、上述の発熱体43と同様に構成,制御される。
このように構成された加熱装置50によれば、第一接触部51と第二接触部52とが集電箔3の長手方向に沿って延設されたベルト状であるため、集電箔3との接触面積を広くすることができ、集電箔3の加熱を促進することができる。また、加熱装置50によれば、第一接触部51と第二接触部52とが別体であるため、第一接触部51と第二接触部52とを互いに独立して移動させることができ、集電箔3を上下から容易に挟み込むことができる。また、加熱装置50によれば、上述の実施形態と同様の構成からは同様の作用,効果を得ることができる。
なお、加熱装置50に備えられる発熱体53の形状,個数は上述のものに限られない。例えば、発熱体53を第一接触部51及び第二接触部52に沿って延設し、発熱体53の発熱量が搬送方向において一定となるようにしてもよい。この場合、発熱体53の個数を低減できるとともに、発熱量を制御するための制御構成を簡素化することができる。
また、例えば第一接触部41,51及び第二接触部42,52を互いに近づける方向に付勢する弾性部材を設けて、第一接触部41,51及び第二接触部42,52と集電箔3との密着力を高めるようにしてもよい。この場合、加熱装置40,50の熱が集電箔3により伝わり易くなることから、電極材料4の乾燥をより促進することができる。
また、上述の加熱装置40,50は少なくとも集電箔3に接触して電極材料4を加熱するものであればよく、その個数は特に限定されない。例えば、加熱装置40,50は、集電箔3の左右の何れか一方に設けられてもよい。また、加熱装置50は、集電箔3の上下の何れか一方に設けられてもよい。つまり、第一接触部51及び第二接触部52の何れか一方が省略されてもよい。
また、例えば、集電箔3を搬送するローラを乾燥領域10A内に設け、このローラを温めておくことにより集電箔3上の電極材料4を加熱するようにしてもよい。つまり、集電箔3を搬送するローラが乾燥領域10A内に設けられる場合には、このローラを加熱装置として利用してもよい。
また、加熱装置40,50から電極材料4に与えられる熱流量は、電極材料4を適切に加熱しうるように設定されればよく、例えば、一定であってもよいし、所定量以上となるように制御されてもよい。乾燥装置30から電極材料4に与えられる熱流量も同様に、電極材料4を適切に乾燥させうるように設定されればよい。
また、乾燥装置30と加熱装置40,50とは、互いに異なる熱流量を電極材料4に与えるものであってもよい。例えば、乾燥装置30が排出する温風の温度を搬送経路の下流側ほど上昇させ、加熱装置40,50の発熱量を搬送方向において一定にしてもよい。あるいは、乾燥装置30が排出する温風の温度を搬送方向において一定とし、加熱装置40,50の発熱量を下流側ほど増大させてもよい。
また、上述の実施形態では、乾燥装置30が送風装置である場合を例示したが、乾燥装置は、少なくとも、集電箔3の上方に離隔して設けられ、集電箔3の上面に塗布された電極材料4を乾燥させるものであればよい。例えば、乾燥装置30は、集電箔3の上面に塗布された電極材料4に向けて赤外線を送る赤外線ヒータであってもよいし、赤外線ヒータと送風装置とを組み合わせたものであってもよい。
また、上述の実施形態では、帯形状の集電箔3を搬送しながら電極材料4を塗布するとともに、塗布した電極材料4を乾燥させる場合を例示したが、集電箔3の形状は帯形状でなくてもよい。また、製造装置1が、搬送装置10によって集電箔3を搬送しながら塗布,乾燥を行う装置でなくてもよい。例えば、静止している集電箔3の表面に電極材料4を塗布した後に、乾燥装置30と加熱装置40,50とで並行して電極材料4を乾燥させてもよい。この場合、上述の製造装置1から搬送装置10を省略可能であるとともに、加熱装置40,50を移動させずに静止させればよい。また、集電箔3の表面に電極材料4を予め塗布しておき、乾燥装置30と加熱装置40,50とで並行して電極材料4を乾燥させるようにしてもよい。この場合、上述の製造装置1から塗布装置20を省略可能である。
1 製造装置
2 電極板
3 集電箔
4 電極材料
10 搬送装置
16 支持ローラ(ローラ)
20 塗布装置
30 乾燥装置(送風装置)
40,50 加熱装置
41,51 第一接触部
42,52 第二接触部

Claims (10)

  1. 集電箔に電極材料が接着されてなる電極板の製造装置であって、
    前記集電箔の上方に離隔して設けられ、前記集電箔の上面に塗布されたスラリー状の前記電極材料を乾燥させる乾燥装置と、
    前記集電箔と接触して設けられ、前記乾燥装置と並行して前記電極材料を加熱する加熱装置と、
    を備えたことを特徴とする、電極板の製造装置。
  2. 前記加熱装置が、前記集電箔の上面に接触して設けられた第一接触部と、前記集電箔の下面に接触して設けられた第二接触部と、を有する
    ことを特徴とする、請求項1記載の電極板の製造装置。
  3. 前記乾燥装置が、前記電極材料に向けて温風を送る送風装置であって、
    前記送風装置と前記加熱装置とが、互いに等しい熱流量を前記電極材料に与える
    ことを特徴とする、請求項1又は2記載の電極板の製造装置。
  4. 前記集電箔を所定の経路上で搬送する搬送装置を備え、
    前記乾燥装置は、前記経路に沿って配置され、
    前記加熱装置は、前記経路上で搬送される前記集電箔とともに移動する
    ことを特徴とする、請求項1〜3の何れか1項に記載の電極板の製造装置。
  5. 前記加熱装置が、前記電極材料に与える熱流量を前記経路の下流側ほど増大させる
    ことを特徴とする、請求項4記載の電極板の製造装置。
  6. 前記搬送装置は、前記加熱装置が設けられた領域の直上流における前記経路に配置されたローラを有し、帯形状の前記集電箔を前記ローラで支持するとともに少なくとも前記領域内では張力によって前記集電箔を保持しつつ搬送する
    ことを特徴とする、請求項4又は5記載の電極板の製造装置。
  7. 集電箔の上面にスラリー状の電極材料を塗布する塗布ステップと、
    前記塗布ステップ後に、前記集電箔の上方に離隔して設けられた乾燥装置によって前記電極材料を乾燥させる乾燥ステップと、
    前記乾燥ステップと並行に、前記集電箔と接触して設けられた加熱装置によって前記電極材料を加熱する加熱ステップと、
    を備えたことを特徴とする、電極板の製造方法。
  8. 前記加熱ステップでは、前記集電箔の両面を通じて前記電極材料を加熱する
    ことを特徴とする、請求項7記載の電極板の製造方法。
  9. 前記乾燥ステップでは、前記乾燥装置から前記電極材料に向けて温風を送り、
    前記加熱ステップでは、前記乾燥ステップにおいて前記乾燥装置から前記電極材料に与える熱流量と等しい熱流量を前記電極材料に与える
    ことを特徴とする、請求項7又は8記載の電極板の製造方法。
  10. 前記加熱ステップでは、前記電極材料に与える熱流量を次第に増大させる
    ことを特徴とする、請求項7〜9の何れか1項に記載の電極板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023007988A1 (ja) * 2021-07-29 2023-02-02 東レエンジニアリング株式会社 基材加熱装置、基材加熱方法、塗工装置および塗工方法
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DE102023112717A1 (de) 2022-05-23 2023-11-23 Sintokogio, Ltd. Pulvertransferwalzenvorrichtung und Pulvertransferverfahren

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