JP5846052B2 - 電気接続箱 - Google Patents
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Description
また、シール部材に対する嵌入室の内壁からの反力を弾性付勢手段で高めることが可能になり、より高いシール性を生じさせることができる。
・前記嵌入室に嵌め入れられた前記シール部材は、前記嵌入室の内壁に密着している。
このようにすれば、嵌入室に嵌め入れられたシール部材は、嵌入室の内壁からの反力により、高いシール性を生じさせることが可能になる。
このようにすれば、ハウジング内に浸入した水を排水溝から外部に逃がすことが可能になる。
このようにすれば、シール部材を収容部材と共にケーシングに収容すれば、当該シール部材を嵌入室に嵌め入れることが可能になるため、シール部材を嵌入室へ嵌め入れる作業を容易にすることが可能になる。
このようにすれば、端子付き電線を載置した一方の分割部材に、他方の分割部材を嵌め合わせた状態として嵌入室に嵌め入れればよいため、電気接続箱の組み付け工程を簡素化することが可能になる。
このようにすれば、一対の分割部材が嵌め合わされた状態に保持する作業、及び、この状態から嵌入室への嵌め入れ作業を容易にすることが可能になる。
このようにすれば、シール部材の内面側については、軟質樹脂によりシール性を高めることができると共に、シール部材の外面側については、硬質樹脂により被係止部及び係止部の強度を高めることが可能になる。
このようにすれば、シール部材の内面側については、軟質樹脂によりシール性を高めることができると共に、シール部材の外面側については、硬質樹脂により、例えば、ハウジングにシール部材に係止して抜け止めする構成を設けた場合の係止の強さを高めることが容易になる。
このようにすれば、例えば、端子付き電線に係止して抜け止めする場合と比較して、シール部材を直接的に抜け止めすることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図15を参照して説明する。
本実施形態における電気接続箱10は、例えば、電気自動車やハイブリット自動車等の車両に配されており、電源(図示せず)と、ランプ、ホーン等の車載電装品(図示せず)との間に配されて、過電流が生じた際に電流を遮断する機能を有するものである。この電気接続箱10は、車両のエンジンルーム内に電線12を下側(図3の右方を上方、左方を下方)に向けて配置されるが、以下では、説明上、上下方向については、図5を基準とし、図5の左方を前方、右方を後方として説明する。
電線12は、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる導体部13を樹脂製の絶縁被覆14(絶縁層)で被覆したものであり、その端末部においては、絶縁被覆14が剥き取られて導体部13が露出されている。電線12は、銅合金製の導体部に代えてアルミニウム又はアルミニウム合金製を使用することで、軽量化や低コスト化が図られている。なお、図1等では電線12の後方側は図面上省略されている。
電線接続部21は、電線12の導体部13をかしめつけて圧着接続する一対のバレル片21Aと、電線12を保持する一対の保持片21Bとからなる。
各収容部材22Bは、図2に示すように、その前面側の凹設された部分に開口部25を有し、開口部25の下方において幅狭とされた部分は、図示しないヒューズの端子を挿通可能な挿通溝26Aとされている。
収容室23は、ハウジング22の前後方向を連通する空間を有している。
収容室23の略前半部分は、端子15における端子接続部16が収容されるとともに、収容室23の略後半部分は、シール部材31が嵌め入れられる嵌入室30とされている。
収容室23の内壁には、各端子15の被係合部20に対応する位置に、後端部から前方に突出するように延びる抜け止め係合部28が設けられている。
この嵌入室30に複数の端子付き電線11に装着されたシール部材31が嵌め入れられると、シール部材31の外面が嵌入室30の内壁に密着する。
凹部34,35は、その前端が端子付き電線11の電線接続部21の前方に配され、後端が電線12の絶縁被覆14の部分となるように分割部材32,33の全長に亘って形成されている。
一方の分割部材32には、被係止部37が設けられるとともに、他方の分割部材33には、被係止部37に係止して一対の分割部材32,33が嵌め合わされた状態に保持する係止部38が設けられている。
被係止部37は、係止爪38Bの段差部分が係止して一対の分割部材32,33が嵌め合わされた状態に保持する段差部37Aを有する。被係止部37に係止部38が係止することで、端子付き電線11の端子15と電線12との接続部分がシール部材31で覆われた状態に保持される。
シール部材31の分割部材32,33を開いた状態で、端子付き電線11の電線接続部21から電線12の絶縁被覆13に至る部分を一方の分割部材32に嵌め込み(図15)、他方の分割部材33を嵌め合わせて被係止部37に係止部38を係止させる。
これにより、端子付き電線11にシール部材31が装着されて一体となり、端子付き電線11の前方の端子接続部16及び被係合部20がシール部材31の前方に露出状態で突き出るとともに、端子付き電線11の後方に延出された電線12がシール部材31の後方に露出状態で突き出た状態となる(図8)。
次に、端子付き電線11にシール部材31が装着された状態で下方に収容部材22Bを重ね合わせ状態としてハウジング22の収容室23に前方側から挿入する。そうすると、端子接続部16の部分が収容室23に挿通された後、シール部材31が収容室23の後方の嵌入室30に嵌め入れられていく(挿入されていく)。
これにより、電気接続箱10が形成される。
(1)本実施形態によれば、ハウジング22の嵌入室30に嵌め入れられたシール部材31により、複数の端子付き電線11における端子15と電線12との接続部分が一括して覆われるため、当該接続部分への水分の浸入を防止できる。よって、簡素な構成で、電線12と端子15との接続部分の腐食を防止することが可能となる。
このようにすれば、嵌入室30に嵌め入れられたシール部材31は、嵌入室30の内壁27からの反力により、高いシール性を生じさせることが可能になる。
このようにすれば、ハウジング22内に浸入した水を排水溝29から外部に逃がすことが可能になる。
このようにすれば、シール部材31を収容部材22Bと共にケーシング22Aに収容すれば、当該シール部材31を嵌入室30に嵌め入れることが可能になるため、シール部材31を嵌入室30へ嵌め入れる作業を容易にすることが可能になる。
このようにすれば、シール部材31に対する嵌入室30の内壁27からの反力を弾性付勢手段24Bで高めることが可能になり、より高いシール性を生じさせることができる。
このようにすれば、端子付き電線11を載置した一方の分割部材32,33に、他方の分割部材32,33を嵌め合わせた状態として嵌入室30に嵌め入れればよいため、電気接続箱10の組み付け工程を簡素化することが可能になる。
このようにすれば、一対の分割部材32,33が嵌め合わされた状態に保持する作業、及び、この状態から嵌入室30への嵌め入れ作業を容易にすることが可能になる。
このようにすれば、シール部材31の内面側については、軟質樹脂によりシール性を高めることができると共に、シール部材31の外面側については、硬質樹脂により被係止部37及び係止部38の強度を高めることが可能になる。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)シール部材31が装着される端子付き電線11の数は、上記実施形態の個数に限られない。また、シール部材31は、横並びの端子15を一括して覆うものであったが、上記実施形態における上下方向に延びる収容室及び嵌入室を設け、上下方向に並んだ端子付き電線11を一括して覆うようにしてもよい。
また、ハウジング22側に係合突部28Aを設けない構成とすることでハウジング22の形状を簡素化でき、係合突部28Aの外観検査等を省略できるため、低コスト化を実現することが可能になる。
11…端子付き電線
12…電線
15…端子
16…端子接続部
20…被係合部
21…電線接続部
22…ハウジング
22A…ケーシング
22B…収容部材
23…収容室
24B…弾性付勢手段
27…内壁
28…抜け止め係合部
29…排水溝
30…嵌入室
31,41…シール部材
32,33…分割部材
34,35…凹部
36…ヒンジ部
37…被係止部
38…係止部
39,40…抜け止め係止部
Claims (9)
- 複数の電線の端末部にそれぞれ端子が取付けられてなる複数の端子付き電線と、前記複数の端子を収容するハウジングと、を備える電気接続箱であって、
前記複数の端子付き電線における前記各端子と前記各電線との接続部分を一括して覆うシール部材を備え、
前記ハウジングには、前記端子付き電線における前記接続部分を覆った状態の前記シール部材が嵌め入れられる嵌入室が設けられているとともに、前記シール部材の外周面を弾性力で付勢可能な弾性付勢手段が備えられており、
前記弾性付勢手段は、撓み変形可能な板状である電気接続箱。 - 前記嵌入室に嵌め入れられた前記シール部材は、前記嵌入室の内壁に密着している請求項1に記載の電気接続箱。
- 前記嵌入室の内壁と、前記シール部材における前記内壁と対向する部分との少なくとも一方には、水を外部に逃がすための排水溝が設けられている請求項1又は請求項2に記載の電気接続箱。
- 前記ハウジングは、ケーシングと、前記ケーシングに収容される収容部材とを備えており、前記ケーシングの内壁と前記収容部材との間に前記嵌入室が形成されている請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記シール部材は、一対の分割部材を嵌め合わせて構成されている請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記シール部材は、前記一対の分割部材を接続するヒンジ部と、一方の前記分割部材における前記ヒンジ部とは異なる側に設けられる被係止部と、他方の前記分割部材に設けられ前記被係止部に係止して前記一対の分割部材が嵌め合わされた状態に保持する係止部とを備える請求項5に記載の電気接続箱。
- 前記シール部材は、前記接続部分を覆う内面側が軟質樹脂で形成され、外面側が硬質樹脂で形成されており、
前記被係止部及び前記係止部は、前記硬質樹脂の部分に形成されている請求項6に記載の電気接続箱。 - 前記シール部材は、前記接続部分を覆う内面側が軟質樹脂で形成され、外面側が硬質樹脂で形成されている請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載の電気接続箱。
- 前記シール部材には、前記ハウジングに係止して当該シール部材を抜け止めする抜け止め係止部が形成されている請求項1ないし請求項8のいずれか一項に記載の電気接続箱。
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