JP2015026593A - コネクタおよびハウジング - Google Patents

コネクタおよびハウジング Download PDF

Info

Publication number
JP2015026593A
JP2015026593A JP2013245910A JP2013245910A JP2015026593A JP 2015026593 A JP2015026593 A JP 2015026593A JP 2013245910 A JP2013245910 A JP 2013245910A JP 2013245910 A JP2013245910 A JP 2013245910A JP 2015026593 A JP2015026593 A JP 2015026593A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminal
nut
housing
connector
lance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2013245910A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6024991B2 (ja
Inventor
岡安 恭志
Yasushi Okayasu
恭志 岡安
ゆかり 田中
Yukari Tanaka
ゆかり 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2013245910A priority Critical patent/JP6024991B2/ja
Priority to US14/305,385 priority patent/US9287649B2/en
Priority to CN201410268340.2A priority patent/CN104241915B/zh
Publication of JP2015026593A publication Critical patent/JP2015026593A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6024991B2 publication Critical patent/JP6024991B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/424Securing in base or case composed of a plurality of insulating parts having at least one resilient insulating part
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R11/00Individual connecting elements providing two or more spaced connecting locations for conductive members which are, or may be, thereby interconnected, e.g. end pieces for wires or cables supported by the wire or cable and having means for facilitating electrical connection to some other wire, terminal, or conductive member, blocks of binding posts
    • H01R11/11End pieces or tapping pieces for wires, supported by the wire and for facilitating electrical connection to some other wire, terminal or conductive member
    • H01R11/26End pieces terminating in a screw clamp, screw or nut

Landscapes

  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】コネクタを前後方向に小型化する。【解決手段】本発明のコネクタ10は、ナット装着孔43が形成された板状の接続部42を有する端子40と、この端子40を収容可能な端子収容部21が形成されたハウジング20と、ボルト孔45を有し、このボルト孔45がナット装着孔43と同軸をなして連通するように接続部42に一体に取り付けられたナット44と、ハウジング20に形成され、ナット44の外縁部に後方から係止して接続部42を抜け止めするランス29と、端子収容部21に形成され、端子40に突出して形成された突出部47に前方から係止して接続部42の前止まりを行う前止まり部23とを備えた構成としたところに特徴を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、ナットを備えたコネクタおよびハウジングに関する。
従来、ボルト孔が形成された板状の接続部を有する端子と、この端子を収容可能なキャビティが形成されたハウジングとを備えたコネクタとして、例えば下記特許文献1に記載のものが知られている。この端子の接続部には、キャビティ内に形成されたランスが係止する係止孔が形成されている。この係止孔の前方にボルト孔が配されている。一方、コネクタと嵌合可能な相手側コネクタは、端子の接続部が接続される端子台を有しており、この端子台は、ボルト孔が形成されたバスバーと、このバスバーの下側に配置されたナットとを有している。したがって、コネクタと相手側コネクタを嵌合させると、端子の接続部が端子台のバスバー上に配置され、各ボルト孔にボルトを通してナットに締め付けることにより、端子とバスバーが導通可能に接続される。
特開2008−300329号公報
しかしながら、上記のコネクタでは、接続部にボルト孔と係止孔を前後方向に並んで設ける必要があるため、接続部が前後方向に長くなる。また、当然のことながら、端子を収容するキャビティが前後方向に長くなるため、ハウジングが前後方向に長くなり、コネクタが前後方向に長くなってしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタを前後方向に小型化することを目的とする。
本発明のコネクタは、ナット装着孔が形成された板状の接続部を有する端子と、この端子を収容可能な端子収容部が形成されたハウジングと、ボルト孔を有し、このボルト孔がナット装着孔と同軸をなして連通するように接続部に一体に取り付けられたナットと、ハウジングに形成され、ナットの外縁部に後方から係止して接続部を抜け止めする係止部と、端子収容部に形成され、端子に突出して形成された突出部に前方から係止して接続部の前止まりを行う前止まり部とを備えた構成としたところに特徴を有する。
このような構成によると、係止部がナットの外縁部に後方から係止するようにしているため、従来のように係止部が係止する係止孔をボルト孔とは別に形成しなくてもよく、接続部を前後方向に短くすることができる。したがって、端子を収容する端子収容部を前後方向に短くすることができ、コネクタを前後方向に小型化することができる。
本発明の実施の態様として、以下の構成が好ましい。
係止部は、片持ち状をなして前方に突出するランスとされ、そのランスの前端は、端子収容部の前端開口よりも前方に位置している構成としてもよい。
このような構成によると、ナットを接続部の前端部に取り付けた場合であっても、ナットの外縁部にランスを係止させやすくなる。
突出部は、接続部の側縁から側方に突出して形成され、前止まり部は、端子収容部の前端開口の内周側壁に形成されている構成としてもよい。
このような構成によると、端子収容部の前端開口、すなわち全周に亘って壁が形成されている箇所に前止まり部を設けているから、突出部から前止まり部に強い力がかかっても、端子収容部の前端開口の内周側壁が開き変形することはなく、接続部の前止まりを強固に行うことができる。
ハウジングは、金属製の筐体に貫通して形成された取付孔に嵌合可能な嵌合部と、金属製のシールドシェルが装着されるシールドシェル装着部とを有し、ハウジングのうち取付孔から筐体の外部に突出した部分は、シールドシェルによって囲まれている構成としてもよい。
このような構成によると、衝突試験の際にシールドシェルと筐体とによってハウジングを保護することができる。これにより、ハウジングが破損して端子同士が短絡することを回避できる。
また、本発明は、ナットと突出部を有する端子を収容するハウジングであって、ナットの外縁部に後方から係止して端子を抜け止めする係止部と、突出部に前方から係止して端子の前止まりを行う前止まり部とを備えた構成としてもよい。
本発明によれば、コネクタを前後方向に小型化することができる。
実施形態1におけるコネクタの平面図 コネクタの正面図 図1におけるA−A線断面図 図3における一部拡大断面図 端子を端子収容部に挿入して前止まりが行われる様子を上方から見た断面図 図5における一部拡大断面図 端子を端子収容部に挿入する前の様子を側方から見た断面図 ランスを斜め前方から見た斜視図 実施形態2におけるランスを斜め前方から見た斜視図 ランスを前方から見た正面図 ランスがナットの外縁部に係止した状態を上方から見た平面図 ランスがナットの外縁部に係止した状態を側方から見た断面図 実施形態3におけるコネクタを斜め前方から見た斜視図 コネクタの平面図 コネクタの背面図 図14におけるB−B線断面図 図16の断面位置においてコネクタを機器の取付孔に嵌合させた状態を示した断面図 図14におけるC−C線断面図 図15におけるD−D線断面図 一対の半割体を閉じた状態におけるバックリテーナを斜め前方から見た斜視図 一対の半割体を開いた状態におけるバックリテーナの正面図 一対の半割体を閉じた状態におけるバックリテーナの正面図 一対の半割体を開いた状態におけるバックリテーナの背面図 一対の半割体を閉じた状態におけるバックリテーナの背面図 一対の半割体を閉じた状態におけるバックリテーナの平面図 一対の半割体を閉じた状態におけるバックリテーナの側面図
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図8の図面を参照しながら説明する。本実施形態におけるコネクタ10は、図1に示すように、複数の電線Wと、合成樹脂製のハウジング20と、金属製のシールドシェル30と、複数の端子40とを備えて構成されている。このコネクタ10は、図示しない機器の取付孔に嵌合可能とされている。このような取付孔は、一般に、金属製の筐体に貫通して形成されている(例えば図17の筐体1、取付孔2を参照)。なお、以下の説明では取付孔に対するコネクタ10の嵌合および離脱方向を前後方向とし、取付孔に嵌合する側(図1における図示右側)を前側とする。
電線Wは、複数の金属素線を束ねてなる芯線W1と、この芯線W1を覆う絶縁被覆W2とからなる。芯線W1は銅または銅合金製とされ、絶縁被覆W2は樹脂製とされている。電線Wの端末にて絶縁被覆W2を皮剥ぎすることで芯線W1が露出され、この露出された芯線W1に端子40が接続されている。
端子40は、図5に示すように、電線Wの芯線W1に圧着されるバレル部41と、このバレル部41の前方に形成された接続部42とを備え、この接続部42にはナット装着孔43が貫通して形成されている。ナット装着孔43の孔縁部には、ナット44が一体に取り付けられている。詳細には図4に示すように、ナット44はボルト孔45を有しており、このボルト孔45がナット装着孔43と同軸をなし、かつ、ボルト孔45とナット装着孔43が連通するように、ナット44の段付部46がナット装着孔43の内側に圧入されている。
ハウジング20は、図5に示すように、端子40を収容可能な端子収容部21を有している。この端子収容部21には、端子40が後方から挿入可能とされており、端子40の挿入方向と直交する方向に複数の端子収容部21が並んで配設されている。端子収容部21は前端開口22を有し、端子40は、接続部42の前端部が前端開口22から前方に突出した姿勢で端子収容部21に収容されている。
端子収容部21の前端開口22の内周側壁には、一対の前止まり部23が突出して形成されている。一方、接続部42の両側縁には、一対の突出部47が側方に突出して形成されている。接続部42を端子収容部21の前端開口22に挿入すると、各突出部47が各前止まり部23に後方から当接することで、接続部42の前止まりがなされる。ここで、端子収容部21の前端開口22は、図2に示すように、全周に亘って壁が形成されているため、各突出部47が各前止まり部23に当接した際に、前端開口22の内周側壁が開き変形することが抑制され、確実に接続部42の前止まりが行われる。
ハウジング20の端子収容部21には、図3に示すように、接続部42の後端部(突出部47と対応する部分)、バレル部41、および電線Wの端末部が収容されている。電線Wの端末部には、円環状をなすゴム栓50が嵌着され、このゴム栓50の後方には、バックリテーナ60が装着されている。ゴム栓50は、電線Wの絶縁被覆W2の外周面と端子収容部21の内周面との間に挟持されている。これにより、端子収容部21の内部がシール状態に保持される。
また、バックリテーナ60は、端子収容部21の後端部に形成されたロック孔24に係止可能なロック突部61を有している。ロック突部61がロック孔24に嵌まって係止することで、バックリテーナ60が端子収容部21から後方に抜けることが抑制され、このバックリテーナ60によってゴム栓50が後方に抜けることが抑制される。図3に示すように、バックリテーナ60には、電線Wを個別に挿通させる電線挿通孔62が形成されており、隣り合う一対の電線挿通孔62の間には、これらを仕切る隔壁63が形成されている。
ハウジング20のうち機器の取付孔に嵌合する嵌合部25の外周面には、シールリング51が嵌着されている。このシールリング51は、嵌合部25の外周面と取付孔の内周面との間に挟持されることで、コネクタ10と機器の筐体との間をシール状態に保持するものである。
ハウジング20の外周面のうち嵌合部25の後側には、シールドシェル装着部26が形成されている。シールドシェル装着部26は、嵌合部25よりも小さい高さ寸法を有しており、嵌合部25とシールドシェル装着部26の間には段差26Aが形成されている。
シールドシェル30は、シールドシェル装着部26の外周面に外嵌されるかしめ筒部31と、このかしめ筒部31の前縁から径方向外側に広がる段差係止面32とを備えて構成されている。さらに、図1に示すように、段差係止面32の上縁には、機器の筐体にボルト締結される取付部33が前方に張り出し形成されている。
かしめ筒部31は横長の楕円形状をなし、シールドシェル装着部26に対して後方から組み付けられる。図3に示すように、シールドシェル装着部26の後端部には、かしめ筒部31の後縁に後方から係止するシェル係止片27が形成されている。かしめ筒部31をシールドシェル装着部26に後方から組み付けると、段差係止面32がシールドシェル装着部26の段差26Aに係止して前止まりがなされ、シェル係止片27がかしめ筒部31の後縁に係止して後方への抜け止めがなされる。これにより、シールドシェル30のかしめ筒部31がシールドシェル装着部26の外周面に嵌着された状態に保持される。
かしめ筒部31の外周には、複数の電線Wを一括して覆う編組線(図示せず)の端末が被せられるようになっている。この編組線の外周にかしめリング34を装着してかしめることにより、編組線がかしめ筒部31の外周に圧着されるようになっている。
ハウジング20における端子収容部21の前方には、接続部42に組み付けられたナット44を支持するナット支持部28が形成されている。このナット支持部28は、端子収容部21の前端開口22から前方に突出する形態をなしている。また、図2に示すように、ナット支持部28は上面開口の凹状をなし、ナット支持部28の底面には、図示しないボルトの軸部を逃がす逃がし孔28Aが形成されている。この逃がし孔28Aは、図3に示すように、ナット支持部28の基端部に形成されたランス29の前方に位置している。また、ランス29の前端は、端子収容部21の前端開口22よりも前方に位置している。
ランス29は、端子収容部21の前端下面から片持ち状をなして前方に突出する形態をなしている。また、ランス29の上面には、図8に示すように、ナット44の外縁部における側縁44Aに後方から係止する係止突起29Aが形成されている。また、ランス29における係止突起29Aの前面下端には、解除突起29Bが前方に突出して形成されている。治具を解除突起29Bに引っ掛けてランス29を下方に撓ませることにより、係止突起29Aとナット44の外縁部との係止状態を解除可能とされている。
図7に示すように、ランス29は、ナット支持部28とほぼ同じ高さに位置している。また、係止突起29Aは、図5に示すように、前止まり部23よりも前方に位置しており、ハウジング20の外部に臨んで配されている。図2に示すように、ランス29の周囲には、同ランス29を保護する保護壁28Bが形成されており、この保護壁28Bは、ナット支持部28の底面を下方に膨出させることで形成されている。
図3に示すように、ナット44の外縁部に係止突起29Aを後方から係止させた状態では、接続部42の前端とナット支持部28の前端とが揃うようになっており、図2に示すように、接続部42がナット支持部28の上面開口を塞ぐように配置される。また、ナット44のボルト孔45は、ナット支持部28の逃がし孔28Aと重なるように配置される。
本実施形態は以上のような構成であって、続いてコネクタ10の組立方法を説明する。まず、シールドシェル30をハウジング20に装着し、電線Wの端末において絶縁被覆W2を皮剥ぎして、芯線W1を露出させる。この露出させた芯線W1をバレル部41に載置し、このバレル部41をかしめることで芯線W1に圧着させる。次に、この端子40を端子収容部21に対して後方から挿入する。すると、接続部42の前端が端子収容部21の前端開口22を通ってハウジング20の外部に突出する。このとき、ナット44の外縁部がランス29を下方に撓ませながら前方へ移動し、係止突起29Aを乗り越えると、ランス29が弾性的に復帰してナット44の外縁部に後方から係止した状態になる。これにより、端子40は、後方に抜け止めされた状態に保持される。
次に、シールドシェル30のかしめ筒部31の外周面に編組線を被せ、この編組線の外周にかしめリング34を配してこれをかしめる。すると、編組線がかしめ筒部31とかしめリング34との間で挟持され、編組線がかしめ筒部31に固定されるとともに、シールドシェル30に導通可能に接続される。この後、ハウジング20の嵌合部25を機器の取付孔に嵌合させ、接続部42と筐体内の端子とをボルト締結し、シールドシェル30の取付部33を機器の筐体にボルト締結する。こうして、コネクタ10が取付孔に嵌合した状態に保持される。
以上のように本実施形態では、係止部(ランス29)がナット44の外縁部に後方から係止するようにしているため、従来のように係止部が係止する係止孔をボルト孔とは別に形成しなくてもよく、接続部42を前後方向に短くすることができる。したがって、端子40を収容する端子収容部21を前後方向に短くすることができ、コネクタ10を前後方向に小型化することができる。
係止部は、片持ち状をなして前方に突出するランス29とされ、そのランス29の前端は、端子収容部21の前端開口22よりも前方に位置している構成としてもよい。このような構成によると、ナット44を接続部42の前端部に取り付けた場合であっても、ナット44の外縁部にランス29を係止させやすくなる。
突出部47は、接続部42の側縁から側方に突出して形成され、前止まり部23は、端子収容部21の前端開口22の内周側壁に形成されている構成としてもよい。このような構成によると、端子収容部21の前端開口22、すなわち全周に亘って壁が形成されている箇所に前止まり部23を設けているから、突出部47から前止まり部23に強い力がかかっても、端子収容部21の前端開口22の内周側壁が開き変形することはなく、接続部42の前止まりを強固に行うことができる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9ないし図12の図面を参照しながら説明する。本実施形態では、実施形態1のランス29に代えて、ランス129が形成されたハウジング120を備えたコネクタ110を例示している。なお、実施形態1と同じ構成については実施形態1と同一の符号を使用し、実施形態1と同じ構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。
本実施形態のランス129は、図9および図10に示すように、片持ち状をなして前方に突出する形態をなしている。ランス129の上面には、ナット44の外縁部に後方から係止する係止突起29Aが形成されている。また、ランス29における係止突起29Aの前面下端には、解除突起29Bが前方に突出して形成されている。さらに、解除突起29Bの両側縁部には、一対の側壁部29Cが上方に突出して形成されている。この側壁部29Cは、係止突起29Aの前面にも連結されている。側壁部29Cの上端は、係止突起29Aの上端よりも下方に位置している。また、解除突起29Bが前方に向かうほど下方に向かう傾斜面とされているのに対して、側壁部29Cの上面は、前方に延びる水平面とされている。
端子40を端子収容部21に後方から挿入すると、図11に示すように、ナット44の外縁部のうち側縁44Aに対して係止突起29Aが後方から係止する。また、ナット44の外縁部のうち下縁44Bに対して一対の側壁部29Cが下方から係止する。図12に示すように、側壁部29Cは、自然状態においてナット44に対して当接するようになっており、端子40を端子収容部21に挿入していく過程で、ナット44がランス129の係止突起29Aを乗り越えてランス129が弾性的に復帰したときに、一対の側壁部29Cがナット44の下縁44Bを勢いよく叩打する。このときに発生する打撃音と振動等によってナット44がランス129によって正規に係止されたことを検知できる。したがって、端子40の半挿入を防止した上で、端子挿入フィーリングを向上させることができる。
<実施形態3>
次に、本発明の実施形態3を図13ないし図26の図面を参照しながら説明する。本実施形態のコネクタ210は、実施形態1のバックリテーナ60の形状を一部変更したものであって、実施形態1と同じ構成については実施形態1と同一の符号を使用し、実施形態1と同じ構成、作用、および効果については重複するため、その説明を省略する。
本実施形態のバックリテーナ160は、図20ないし図22に示すように、ヒンジで連結された一対の半割体162を互いに組み付けることで構成されている。バックリテーナ160には、複数の電線Wを通す複数の電線挿通孔163が形成されている。各電線挿通孔163の周囲には、環状の抜け止め部164が形成されており、隣り合う一対の抜け止め部164が連結部165によって互いに連結されている。図16に示すように、ゴム栓50は、抜け止め部164によって後方へ抜けることが防止されている。
図26に示すように、一対の半割体162の合わせ面には、互いに噛み合う前後一対の位置決め突起166A、166Bがそれぞれ形成されている。図21に示すように、上側の半割体162において、図示右側の抜け止め部164の下端右側に位置する合わせ面には、紙面奥側に配された後側位置決め突起166Bが形成され、同下端左側に位置する合わせ面には、紙面手前側に配された前側位置決め突起166Aが形成されている。この前側位置決め突起166Aは、図示右側の抜け止め部164の下端左側から図示中央の抜け止め部164の下端右側に亘って形成されている。同様にして、図示中央の抜け止め部164の下端左側から図示左側の抜け止め部164の下端右側からに亘って後側位置決め突起166Bが形成され、図示左側の抜け止め部164の下端左側には、前側位置決め突起166Aが形成されている。
図22および図24に示すように、一対の半割体162を互いに組み付けると、上側の半割体162の前側位置決め突起166Aと下側の半割体162の後側位置決め突起166Bとが噛み合うとともに、上側の半割体162の後側位置決め突起166Bと下側の半割体162の前側位置決め突起166Aとが噛み合うことにより、一対の半割体162が前後方向に位置ずれすることが防止される。
図22に示すように、抜け止め部164の上下両端部には、一対のロック突部161が形成されている。このロック突部161は、図16に示すように、本実施形態のハウジング220のシールドシェル装着部226に形成されたロック孔224に係止することで、バックリテーナ160をシールドシェル装着部226内に保持する部分である。
本実施形態のバックリテーナ160は、実施形態1のバックリテーナ60よりも前後方向に短く形成されている。このため、ロック突部161は、実施形態1のロック突部61よりも前方に位置しており、これに伴ってロック孔224も、実施形態1のロック孔24よりも前方に位置している。一方、シールドシェル装着部226の内部におけるロック孔224の後方には、ロック突部161を導入するための導入溝226Bが後方に開口して形成されている。また、シールドシェル装着部226の内部空間の前後寸法は、バックリテーナ160の前後寸法よりも長めに形成されているため、バックリテーナ160の後方には、電線Wが自由に動ける空間Sが確保されている。したがって、空間Sの後方で電線Wを急に曲げる必要がある場合に、電線Wが空間Sから後方に飛び出す寸法を小さく抑えることができる。
電線Wが急に曲げられた場合、電線Wの反力が発生するため、バックリテーナ160には大きな力がかかることになる。しかしながら、その場合であっても、図18に示すように、一対の半割体162の合わせ面において前側位置決め突起166Aと後側位置決め突起166Bが互いに噛み合っており、かつ、上下一対の押さえ壁25Aによって一対の半割体162が上下方向から挟持されているため、一対の半割体162が前後方向にずれてしまうことが防止される。
次に、コネクタ210の機器に対する取付構造について、図17の図面を参照しながら説明する。機器の筐体1には、取付孔2が貫通して形成されている。ハウジング220の嵌合部25を取付孔2に嵌合させると、シールドシェル装着部226が取付孔2から筐体1の外部に突出した状態となる。しかしながら、シールドシェル装着部226は、シールドシェル30の取付部33によって囲まれているため、衝突試験によって破損することはなく、隣り合う一対の端子40同士が短絡したり、端子40がシールドシェル30に接触したりするおそれはない。なお、当然のことながら、筐体1の取付孔2の内部に収容された嵌合部25および端子40についても筐体1によって囲まれているため、衝突試験によって破損することはない。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では係止部として撓み可能なランスを例示しているが、本発明によると、端子のナットがハウジングに係止されるものであれば、ランスに限定しなくてもよい。
(2)上記実施形態ではランスの前端が端子収容部21の前端開口22よりも前方に位置しているものの、本発明によると、ランスの前端が端子収容部21の前端開口22と同じ位置にあってもよい。
(3)上記実施形態では突出部47が接続部42の側縁から側方に突出して形成されているものの、本発明によると、接続部の一部を切り起こすことで突出部を設けてもよい。
1…筐体
2…取付孔
10、110、210…コネクタ
20、120、220…ハウジング
21…端子収容部
22…前端開口
23…前止まり部
25…嵌合部
26、226…シールドシェル装着部
29、129…ランス(係止部)
30…シールドシェル
40…端子
42…接続部
43…ナット装着孔
44…ナット
45…ボルト孔
47…突出部
W…電線

Claims (5)

  1. ナット装着孔が形成された板状の接続部を有する端子と、
    この端子を収容可能な端子収容部が形成されたハウジングと、
    ボルト孔を有し、このボルト孔が前記ナット装着孔と同軸をなして連通するように前記接続部に一体に取り付けられたナットと、
    前記ハウジングに形成され、前記ナットの外縁部に後方から係止して前記接続部を抜け止めする係止部と、
    前記端子収容部に形成され、前記端子に突出して形成された突出部に前方から係止して前記接続部の前止まりを行う前止まり部とを備えたコネクタ。
  2. 前記係止部は、片持ち状をなして前方に突出するランスとされ、そのランスの前端は、前記端子収容部の前端開口よりも前方に位置していることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記突出部は、前記接続部の側縁から側方に突出して形成され、前記前止まり部は、前記端子収容部の前端開口の内周側壁に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記ハウジングは、金属製の筐体に貫通して形成された取付孔に嵌合可能な嵌合部と、金属製のシールドシェルが装着されるシールドシェル装着部とを有し、前記ハウジングのうち前記取付孔から前記筐体の外部に突出した部分は、前記シールドシェルによって囲まれていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載のコネクタ。
  5. ナットと突出部を有する端子を収容するハウジングであって、
    前記ナットの外縁部に後方から係止して前記端子を抜け止めする係止部と、
    前記突出部に前方から係止して前記端子の前止まりを行う前止まり部とを備えたハウジング。
JP2013245910A 2013-06-17 2013-11-28 コネクタおよびハウジング Active JP6024991B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013245910A JP6024991B2 (ja) 2013-06-17 2013-11-28 コネクタおよびハウジング
US14/305,385 US9287649B2 (en) 2013-06-17 2014-06-16 Connector and housing
CN201410268340.2A CN104241915B (zh) 2013-06-17 2014-06-16 连接器及壳体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013126469 2013-06-17
JP2013126469 2013-06-17
JP2013245910A JP6024991B2 (ja) 2013-06-17 2013-11-28 コネクタおよびハウジング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015026593A true JP2015026593A (ja) 2015-02-05
JP6024991B2 JP6024991B2 (ja) 2016-11-16

Family

ID=52019591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013245910A Active JP6024991B2 (ja) 2013-06-17 2013-11-28 コネクタおよびハウジング

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9287649B2 (ja)
JP (1) JP6024991B2 (ja)
CN (1) CN104241915B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022014462A1 (en) * 2020-07-15 2022-01-20 Yazaki Corporation Connector

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6492929B2 (ja) * 2015-04-23 2019-04-03 住友電装株式会社 コネクタ
JP6459942B2 (ja) * 2015-12-10 2019-01-30 住友電装株式会社 シールドシェル及びシールドコネクタ
JP6791493B2 (ja) * 2016-08-31 2020-11-25 日本圧着端子製造株式会社 コネクタハウジング、及びコネクタ
JP6766605B2 (ja) * 2016-11-10 2020-10-14 株式会社オートネットワーク技術研究所 機器用コネクタ
JP6749232B2 (ja) * 2016-12-27 2020-09-02 ホシデン株式会社 レセプタクルコネクタおよびカメラユニット
JP6779123B2 (ja) * 2016-12-27 2020-11-04 ホシデン株式会社 レセプタクルコネクタおよびコネクタ
US11152833B2 (en) * 2018-07-23 2021-10-19 Borgwarner Inc. Electrical device having compact connector assembly suited for high power applications
KR20200035665A (ko) * 2018-09-27 2020-04-06 현대모비스 주식회사 모터용 블록 터미널 및 그 제조방법
JP7115349B2 (ja) * 2019-02-11 2022-08-09 住友電装株式会社 コネクタ
JP7044744B2 (ja) * 2019-08-23 2022-03-30 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP1677817S (ja) * 2020-08-27 2021-01-25 電気コネクタ
JP1677818S (ja) * 2020-08-27 2021-01-25 電気コネクタ用ハウジング
KR20220109963A (ko) * 2021-01-29 2022-08-05 현대모비스 주식회사 모터용 터미널 블록

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126163A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱のナット保持構造
JPH09308051A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2002270254A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 端子金具及びコネクタ
JP2004327185A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Yazaki Corp 端子台

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1160303A (en) * 1981-01-09 1984-01-10 William R. Bailey Electrical connector with contact retention tabs
JP4941740B2 (ja) 2007-06-04 2012-05-30 住友電装株式会社 コネクタ
JP5194609B2 (ja) * 2007-07-26 2013-05-08 住友電装株式会社 機器用コネクタ
JP5095446B2 (ja) * 2008-03-05 2012-12-12 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN101635407A (zh) * 2008-07-23 2010-01-27 Smk株式会社 防水式连接器及中继连接器
CN101709851B (zh) * 2009-11-19 2012-09-26 海洋王照明科技股份有限公司 具有螺母防脱结构的灯具
ES2576828T3 (es) * 2010-08-13 2016-07-11 Tyco Electronics Amp Italia S.P.A. Protección de dedos para un cabezal de 90º
JP5885013B2 (ja) * 2010-09-22 2016-03-15 株式会社オートネットワーク技術研究所 コネクタ
JP5651436B2 (ja) * 2010-11-15 2015-01-14 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP5531935B2 (ja) * 2010-12-03 2014-06-25 住友電装株式会社 コネクタ
JP5861289B2 (ja) * 2011-07-13 2016-02-16 住友電装株式会社 コネクタ

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126163A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱のナット保持構造
JPH09308051A (ja) * 1996-05-20 1997-11-28 Sumitomo Wiring Syst Ltd 電気接続箱
JP2002270254A (ja) * 2001-03-12 2002-09-20 Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk 端子金具及びコネクタ
JP2004327185A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Yazaki Corp 端子台

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022014462A1 (en) * 2020-07-15 2022-01-20 Yazaki Corporation Connector
JP2022018268A (ja) * 2020-07-15 2022-01-27 矢崎総業株式会社 コネクタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6024991B2 (ja) 2016-11-16
CN104241915A (zh) 2014-12-24
US20140370737A1 (en) 2014-12-18
CN104241915B (zh) 2017-08-25
US9287649B2 (en) 2016-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6024991B2 (ja) コネクタおよびハウジング
JP6065228B2 (ja) コネクタ
JP5310010B2 (ja) シールドコネクタ
JP6480898B2 (ja) コネクタ
EP2670005B1 (en) Connector and method of manufacturing it
JP6061148B2 (ja) コネクタ
JP2012128966A (ja) 防水コネクタ
JP2011018579A (ja) コネクタ
WO2012157503A1 (ja) 防水コネクタ
JP5585106B2 (ja) コネクタ装置
JP2015005432A (ja) シールドコネクタ
JP2007103044A (ja) シールドコネクタ
JP5170013B2 (ja) シールドコネクタ
JP5278078B2 (ja) コネクタ
JP5780433B2 (ja) コネクタ
JP4941740B2 (ja) コネクタ
JP6194848B2 (ja) コネクタ
JP4317483B2 (ja) 機器用コネクタ
JP3947094B2 (ja) 機器用シールドコネクタ
JP5206530B2 (ja) コネクタ
JP2018010771A (ja) コネクタの保護構造およびワイヤハーネス
JP2023044003A (ja) コネクタ
JP5817672B2 (ja) コネクタ
JP6227579B2 (ja) コネクタの防水構造
JP2023128744A (ja) 端子及びコネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160915

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6024991

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150