JP5840282B1 - 回転電機 - Google Patents

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Abstract

【課題】この発明は、横B端子の係合部と係合する突起部を、保護カバーに比べて厚みが厚いインバータユニットのケースに設け、横B端子に高負荷トルクが作用しても、横B端子の回動を確実に阻止できる回転電機を得る。【解決手段】横B端子が、扁平部をスペーサから突出する横B端子接続用ボルトの軸部に装着されて横B端子接続用ボルトの軸心と直交する方向に突出し、軸部に装着されたナットの締め付け力により、バスバーと電気的に接続され、係合部が、横B端子にケース側に突出するように設けられ、一対の突起部が、係合部の横B端子接続用ボルトの軸心を中心とする円周方向の両側に位置するようにケースに設けられ、係合部に当接して横B端子の横B端子接続用ボルトの軸心周りの回動を規制する。【選択図】図4

Description

この発明は、例えば電動機や発電機などの回転電機に関し、特に回転電機の、径方向に引き出された電力入出力端子(以下、横B端子という)の回り止め構造に関するものである。
従来の回転電機では、横B端子に設けられた係合体を、保護カバーの横B端子引き出し部に形成された嵌合部に嵌合させて、横B端子の扁平部を整流器の正極側ヒートシンクに締着固定する際や外部ハーネスを横B端子に締着固定する際の横B端子の回動を阻止していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−34429号公報
従来の回転電機では、肉薄の樹脂成形体で作製される保護カバーに、横B端子の係合体が嵌合される嵌合部を設けている。そこで、横B端子の扁平部を整流器の正極側ヒートシンクに締着固定する際や外部ハーネスを横B端子に締着固定する際に、高負荷トルクが横B端子に作用すると、嵌合部が係合部を介して伝達される高負荷トルクを受けきれず、保護カバーが損傷するという課題があった。
この発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、横B端子の係合部と係合する突起部を、保護カバーに比べて厚みが厚いインバータユニットのケースに設け、横B端子に高負荷トルクが作用しても、横B端子の回動を確実に阻止できる回転電機を得ることを目的とする。
この発明による回転電機は、ハウジングに支持された回転軸に固着されて上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子、および上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに保持された固定子を有するモータ部と、直流電力と交流電力との間の電力変換を行う複数のパワーモジュール、中央穴を有する平板状に作製され、一面を軸方向外方に向けて上記回転軸を上記中央穴に通して上記回転軸と直交するように配設され、上記複数のパワーモジュールが上記一面上に周方向に並んで搭載されたヒートシンク、上記ヒートシンクの上記一面に固定された絶縁樹脂製のケース、および上記ケースの外周部に形成された横B端子取付穴内に露呈するように上記ケースと一体になっており、上記横B端子取付穴内の露呈部に形成された貫通穴を有し、上記複数のパワーモジュールの正極に電気的に接続されたバスバーを備えたインバータアッセンブリと、上記横B端子取付穴内に上記バスバーと重なって露呈するように上記ケースと一体になっており、上記貫通穴と同軸に、かつ上記貫通穴より小径に形成された圧入穴を有する金属プレートと、上記金属プレートの上記圧入穴に上記バスバーと反対側から圧入されて、上記貫通穴から突出する横B端子接続用ボルトと、上記貫通穴から突出する上記横B端子接続用ボルトの軸部に装着された金属製の筒状のスペーサと、扁平部を上記スペーサから突出する上記横B端子接続用ボルトの軸部に装着されて上記横B端子接続用ボルトの軸心と直交する方向に突出し、上記軸部に装着されたナットの締め付け力により、上記バスバーと電気的に接続される横B端子と、上記横B端子に上記ケース側に突出するように設けられた係合部と、上記係合部の上記横B端子接続用ボルトの軸心を中心とする円周方向の両側に位置するように上記ケースに設けられ、上記係合部に当接して上記横B端子の上記横B端子接続用ボルトの軸心周りの回動を規制する一対の突起部と、を備える。
この発明によれば、係合部と当接して横B端子の回動を阻止する突起部がケースに設けられているので、突起部が保護カバーに形成される場合に比べて、突起部の剛性が高められる。そこで、突起部が、損傷することなく、横B端子に作用する高負荷トルクを受けることができ、横B端子の回動を確実に阻止できる。
この発明の実施の形態1に係る回転電機を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリが装着される前の状態を示す縦断面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリを示す平面図である。 この発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部回りを示す要部平面図である。 図4のV−V矢視断面図である。 図4のVI−VI矢視断面図である。 この発明の実施の形態2に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図である。 図7のVIII−VIII矢視断面図である。 この発明の実施の形態3に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図である。 図9のX−X矢視断面図である。 この発明の実施の形態4に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図である。
以下、本発明による回転電機の好適な実施の形態につき図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1に係る回転電機を示す縦断面図、この発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリが装着される前の状態を示す縦断面図、図3はこの発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリを示す平面図、図4はこの発明の実施の形態1に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部回りを示す要部平面図、図5は図4のV−V矢視断面図、図6は図4のVI−VI矢視断面図である。
図1から図3において、回転電機100は、モータ部110と、インバータアッセンブリ120と、を備えている。
モータ部110は、それぞれ略椀形状の金属製のフロントブラケット2とリヤブラケット3とからなるハウジング1と、フロントブラケット2とリヤブラケット3に軸受8,9を介して回転可能に支持された回転軸4に固定されてハウジング1の内部に配設された回転子5と、軸方向の両側からフロントブラケット2とリヤブラケット3に挟持されて、回転子5を囲繞するようにハウジング1に保持された固定子10と、フロントブラケット2から突出する回転軸4の端部に固着されて、内燃機関と双方向にトルクを授受するプーリ13と、リヤブラケット3から突出する回転軸4の端部の外周面に配設され、回転子5の界磁巻線7に界磁電流を供給する一対のスリップリング14と、ブラシホルダ15に保持されて、一対のスリップリング14に摺動する一対のブラシ16と、軸受9とスリップリング14との間に回転軸4と同軸に配設され、回転子5の回転状態を検出する磁極位置検出センサ19と、を備える。
回転子5は、界磁鉄心6と、界磁鉄心6内に配設された界磁巻線7と、を備え、界磁鉄心6の軸心位置に挿入された回転軸4に固着されて、ハウジング1内に回転可能に配設される。そして、ファン17,18が界磁鉄心6の軸方向の両端面に固着されている。
固定子10は、円環状の固定子鉄心11と、固定子鉄心11に装着された固定子巻線12と、を備える。
磁極位置検出センサ19は、回転軸4の軸受9とスリップリング14との間に固着されたセンサロータ19aと、センサロータ19aを囲繞するように配設されたセンサステータ19bと、を備える。
インバータアッセンブリ120は、駆動時の固定子電流の供給および発電時の固定子電流の整流を行うためのスイッチング素子およびその周辺回路からなる6つのパワーモジュール20と、界磁電流を制御するためのスイッチング素子およびその周辺回路からなる界磁モジュール21と、銅、アルミニウムなどの良熱伝導性金属材料を用いて中央穴22aを有する環状の平板に作製され、パワーモジュール20と界磁モジュール21が絶縁層(図示せず)を介して一面に周方向に1列に並んで搭載されたヒートシンク22と、パワーモジュール20と界磁モジュール21の電力系の端子と接続されるターミナルがインサート成形された電気絶縁性の樹脂製のケース23と、パワーモジュール20と界磁モジュール21を制御するための制御回路が構成された制御モジュール24と、を備える。そして、磁極位置検出センサ19のセンサステータ19bが、ヒートシンク22に装着され、磁極位置検出センサ19の信号線が制御モジュール24に接続される。
パワーモジュール20および界磁モジュール21は、それぞれ、スイッチング素子などを配線用リードフレームに搭載し、全体を樹脂成形して作製される。ケース23は、パワーモジュール20、界磁モジュール21および制御モジュール24を囲むようにヒートシンク22の一面に装着される。そして、ケース23にインサート成形されたターミナル23aの一端がパワーモジュール20の交流出力端子20aに溶接により接合され、インバータアッセンブリ120のマイナス端子23bがヒートシンク22にねじ止めされて電気的に接続される。防水用樹脂25が、ケース23内に充填され、パワーモジュール20、界磁モジュール21、制御モジュール24および電気接続部が防水保護される。
コネクティングボード26は、固定子巻線12の口出し線12aとパワーモジュール20を接続するためのターミナル26aをインサート成形して構成され、リヤブラケット3の軸方向外側にねじで固定されている。そして、口出し線12aがリヤブラケット3から軸方向外側に引き出され、ターミナル26aの一端に溶接などにより接合される。
ブラシホルダ15は、ヒートシンク22の回転軸4が通る中央穴22a内に配置されて、ねじによりヒートシンク22に固定される。そして、インバータアッセンブリ120は、ヒートシンク22の一面を軸方向外方に向けて、回転軸4を中央穴22a内に通して、ヒートシンク22の一面が回転軸4と直交するように、リヤブラケット3の軸方向外側に装着される。そこで、コネクティングボード26にインサート成形されたターミナル26aの他端がケース23にインサート成形されたターミナル23aの他端にねじで固定され、電気的に接続される。その後、保護カバー27が、インバータアッセンブリ120を内部に収納するように、装着される。
つぎに、横B端子部の構造について図3から図6を参照しつつ説明する。
横B端子取付穴28が、図3に示されるように、ケース23の外周側に形成されている。さらに、一対の突起部29が、図3に示されるように、ケース23の横B端子取付穴28の外側に離間して形成されている。外部のバッテリの正極側に接続されるバスバー30が、図3に示されるように、ケース23にインサート成形されている。バスバー30は、パワーモジュール20の正極入力端子に電気的に接続され、その端部がケース23の外周側に形成された横B端子取付穴28内に露出している。金属プレート31は、図5および図6に示されるように、ケース23にインサート成形され、横B端子取付穴28内に、ケース23の厚み方向にバスバー30と重なって露出している。金属プレート31の横B端子取付穴28内の露出部には、横B端子接続用ボルト32が圧入される圧入穴31aが形成されている。さらに、バスバー30の横B端子取付穴28内の露出部には、横B端子接続用ボルト32の軸部より大径の貫通穴30aが圧入穴31aと同軸に形成されている。
横B端子接続用ボルト32は、図5および図6に示されるように、頭部32aと、軸部32bと、軸部32bの頭部32aと反対側に形成された取付用ねじ部32cと、を備える。横B端子33は、図6に示されるように、端子用ねじ部33aと、端子用ねじ部33aの根元に一体に形成された、ハーネス接続台座を構成する鍔部33bと、扁平部33cと、鍔部33bと扁平部33cとを連結する連結部33dと、を備え、端子用ねじ部33a、鍔部33bの端子用ねじ部側の面、および扁平部33cが露出するようにインサート成形されている。そして、樹脂部33eに埋設された連結部33dは、図6に示されるように、L字状に曲げ成形され、端子用ねじ部33aの軸心が扁平部33cの平坦面と直交している。さらに、一対の突起部29間に嵌め込まれる係合部33fが樹脂部33eに突出するように形成されている。
そして、横B端子接続用ボルト32が、バスバー30と反対側から金属プレート31の圧入穴31aに圧入される。ついで、金属製の筒状のスペーサ34がバスバー30の貫通穴30aから突出する横B端子接続用ボルト32の軸部32bに装着され、さらに横B端子33の扁平部33cが軸部32bに装着される。その後、ナット35が横B端子接続用ボルト32の取付用ねじ部32cに螺着される。そして、ナット35を締め付けることで、横B端子33が横B端子接続用ボルト32を介してインバータアッセンブリ120に取り付けられる。そして、ナット35の締着力により、バスバー30とスペーサ34とが圧接され、スペーサ34と扁平部33cとが圧接されて、横B端子33がスペーサ34を介してバスバー30と電気的に接続される。また、係合部33fが一対の突起部29間に嵌め込まれ、横B端子33の横B端子接続用ボルト32の軸心周りの回動が規制される。さらに、絶縁性キャップ36がナット35の締着部を覆うように、樹脂部33eに装着され、横B端子33とバスバー30との電気的接続部が絶縁保護される。
なお、図示していないが、インバータアッセンブリ120は、横B端子接続用ボルト32の軸心が回転軸4の軸心と平行となるように、リヤブラケット3に取り付けられる。横B端子33は、連結部33dにより、横B端子接続用ボルト32から径方向外方に変位した後、軸方向外方に延びるように構成される。そして、バッテリハーネス(図示せず)が、横B端子33の端子用ねじ部33aに装着され、端子用ねじ部33aに螺着されたナット(図示せず)を締着して、横B端子33、スペーサ34およびバスバー30を介してパワーモジュール20の正極入力端子に電気的に接続される。
つぎに、このように構成された回転電機100の動作について説明する。
回転電機100は、プーリ13およびベルト(図示せず)を介してエンジンのクランク軸(図示せず)に連結されている。そして、バッテリ(図示せず)の正極が横B端子33に接続される。また、フロントブラケット2とリヤブラケット3が接地されアース電位に保持されている。制御モジュール24は、界磁モジュール21を制御して回転子5の界磁巻線7に流す界磁電流を調整する。そして、回転電機100は、エンジンを始動するための電動機能と、発電のための電動機能とを有している。
ここで、エンジンの始動時には、直流電力がバッテリから横B端子33、スペーサ34およびバスバー30を介してパワーモジュール20に給電される。そして、制御モジュール24がパワーモジュール20のスイッチング素子をON/OFF制御し、直流電力が三相交流電力に変換される。この三相交流電力が、ターミナル23a,26aおよび口出し線12aを介して固定子巻線12に供給される。そして、界磁モジュール21により界磁電流が供給されている回転子5の界磁巻線7に回転磁界が与えられ、回転子5が回転駆動される。この回転子5の回転トルクが回転軸4、プーリ13およびベルトを介してエンジンに伝達され、エンジンが点火、始動される。
一方、エンジンが始動されると、エンジンの回転トルクがクランク軸、ベルトおよびプーリ13を介して回転電機100に伝達される。これにより、回転子5が回転され、固定子巻線12に三相交流電圧が誘起される。そこで、制御モジュール24がパワーモジュール20のスイッチング素子をON/OFF制御し、固定子巻線12に誘起された三相交流電力を直流電力に変換し、バッテリや電気負荷に供給される。
なお、磁極位置検出センサ19の信号出力は、制御モジュール24に送られ、回転子5の回転位置検出に用いられ、回転電機100の発電動作およびエンジンの始動動作時の制御情報として利用される。
ここで、バッテリハーネスは、横B端子33の端子用ねじ部33aに装着され、端子用ねじ部33aに螺着されたナットを締着して、横B端子33に取り付けられる。そして、例えば、横B端子33を横B端子接続用ボルト32に締着するナット35の回転方向と、バッテリハーネスを横B端子33に締着するナットの回転方向とが、ともに、図4中時計回りとする。そこで、バッテリハーネスを固定するナットの締着動作により、横B端子33が、図4中、横B端子接続用ボルト32の軸心を中心に時計回りに回動し、ナット35の締着力を緩めるように作用する。
この実施の形態1によれば、横B端子33は、扁平部33cをスペーサ34から突出する横B端子接続用ボルト32の軸部32bに装着されて横B端子接続用ボルト32の軸心と直交する方向に突出し、取付用ねじ部32cに螺着されたナット35の締め付け力により、バスバー30と電気的に接続されている。横B端子33の樹脂部33eからケース23側に突出する係合部33fが、ケース23に形成された一対の突起部29間に嵌合されている。これにより、横B端子33の横B端子接続用ボルト32の軸心周りの回動が、係合部33fが突起部29に当接することで阻止されるので、ナット35の締着力の緩みの発生を抑制でき、横B端子33とバスバー30との電気的接続の信頼性が向上される。
また、一対の突起部29がケース23に設けられているので、突起部29を薄肉の保護カバー27に形成する場合に比べて、突起部29の剛性が高くなる。そこで、横B端子33の扁平部33cを横B端子接続用ボルト32に締着固定する際やバッテリハーネスを横B端子33に締着固定する際に、高負荷トルクが横B端子33に作用しても、一対の突起部29が損傷するような事態の発生を抑制できる。
また、横B端子33の扁平部33cを横B端子接続用ボルト32に締着固定する際に、ナット35の締着による高負荷トルクが、係合部33fを介して突起部29に受け止められるので、ナット35による締着力を大きくすることができる。
ここで、金属プレート31がアルミニウムやアルミニウム合金で作製されているので、軽量化が図られる。さらに、圧入締め代の寸法バラツキが大きい場合でも、圧入荷重のバラツキを低減できるので、横B端子接続用ボルト32の安定した圧入が可能となり、生産性が向上できる。
また、係合部33fと突起部29との嵌合部では、寸法公差の関係上、係合部33fと突起部29とが接している、あるいは微少な隙間を有している。実施の形態1では、係合部33fを含めた樹脂部33eがケース23と同じ樹脂材料で作製されているので、係合部33fと突起部29との線膨張係数が同じとなり、熱収縮や熱膨張による係合部33fおよび突起部29の寸法差がなくなる。そこで、係合部33fと突起部29との間の隙間が広がって、ナット35による締着が緩むことが防止される。あるいは、係合部33fと突起部29との間に圧縮作用が発生し、係合部33fや突起部29が損傷することが防止される。
実施の形態2.
図7はこの発明の実施の形態2に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図、図8は図7のVIII−VIII矢視断面図である。なお、図7中、横B端子接続用ボルト32および横B端子33が省略されている。
図7および図8において、金属プレート31は、その一部が一対の突起部29内に配置されるようにケース23にインサート成形されている。
なお、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されている。
したがって、実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
この実施の形態2によれば、ケース23にインサート成形された金属プレート31の一部が延びて一対の突起部29内に入り込んでおり、突起部29の剛性が高められる。そこで、突起部29が高負荷トルクを受け止めることができるので、ナット35による締着力を大きくできるとともに、ナット35の締着力の緩みの発生を防止することができる。
実施の形態3.
図9はこの発明の実施の形態3に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図、図10は図9のX−X矢視断面図である。なお、図9中、横B端子接続用ボルト32および横B端子33が省略されている。
図9および図10において、ケース23が、横B端子取付穴28を挟む両側で、ねじ37をヒートシンク22と反対側から金属プレート31を貫通させてヒートシンク22に締着して、ヒートシンク22に固定されている。このとき、金属プレート31は、ねじ37が通される大径のねじ挿入穴31bを備え、ヒートシンク22と電気的に絶縁されている。
なお、他の構成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
したがって、実施の形態3においても、上記実施の形態2と同様の効果が得られる。
この実施の形態3によれば、ねじ37が金属プレート31を貫通してヒートシンク22に締着されているので、樹脂製のケース23を損傷させることなく、ヒートシンク22に強固に固定できる。そこで、インバータアッセンブリ120の耐振性が向上される。さらに、横B端子部に応力が作用しても、金属プレート31が変形しないので、金属プレート31に重なっているバスバー30の部位の変形の発生が抑制され、バスバー30と横B端子33との電気的接続の信頼性が向上される。
実施の形態4.
図11はこの発明の実施の形態4に係る回転電機におけるインバータアッセンブリの横B端子部周りを示す要部平面図である。なお、図11では、横B端子接続用ボルト32および横B端子33が省略されている。
図11において、係合部33fと突起部29とが、横B端子33の横B端子接続用ボルト32の軸心周りの回動時に、面接触するように構成されている。
なお、他の構成は上記実施の形態3と同様に構成されている。
したがって、実施の形態4においても、上記実施の形態3と同様の効果が得られる。
この実施の形態4によれば、横B端子33の横B端子接続用ボルト32の軸心周りの回動時に、係合部33fと突起部29とが面接触するので、高負荷トルクを面で受けることができる。そこで、高負荷トルクを点で受ける場合に比べ、応力集中が緩和され、係合部33fおよび突起部29の樹脂部のへたりや打痕の発生が抑制される。
1 ハウジング、4 回転軸、5 回転子、10 固定子、20 パワーモジュール、22 ヒートシンク、22a 中央穴、23 ケース、28 横B端子取付穴、29 突起部、30 バスバー、30a 貫通穴、31 金属プレート、31a 圧入穴、31b ねじ挿入穴、32 横B端子接続用ボルト、33 横B端子、33f 係合部、34 スペーサ、35 ナット、37 ねじ、110 モータ部、120 インバータアッセンブリ。

Claims (6)

  1. ハウジングに支持された回転軸に固着されて上記ハウジング内に回転可能に配設された回転子、および上記回転子を囲繞するように上記ハウジングに保持された固定子を有するモータ部と、
    直流電力と交流電力との間の電力変換を行う複数のパワーモジュール、中央穴を有する平板状に作製され、一面を軸方向外方に向けて上記回転軸を上記中央穴に通して上記回転軸と直交するように配設され、上記複数のパワーモジュールが上記一面上に周方向に並んで搭載されたヒートシンク、上記ヒートシンクの上記一面に固定された絶縁樹脂製のケース、および上記ケースの外周部に形成された横B端子取付穴内に露呈するように上記ケースと一体になっており、上記横B端子取付穴内の露呈部に形成された貫通穴を有し、上記複数のパワーモジュールの正極に電気的に接続されたバスバーを備えたインバータアッセンブリと、
    上記横B端子取付穴内に上記バスバーと重なって露呈するように上記ケースと一体になっており、上記貫通穴と同軸に、かつ上記貫通穴より小径に形成された圧入穴を有する金属プレートと、
    上記金属プレートの上記圧入穴に上記バスバーと反対側から圧入されて、上記貫通穴から突出する横B端子接続用ボルトと、
    上記貫通穴から突出する上記横B端子接続用ボルトの軸部に装着された金属製の筒状のスペーサと、
    扁平部を上記スペーサから突出する上記横B端子接続用ボルトの軸部に装着されて上記横B端子接続用ボルトの軸心と直交する方向に突出し、上記軸部に装着されたナットの締め付け力により、上記バスバーと電気的に接続される横B端子と、
    上記横B端子に上記ケース側に突出するように設けられた係合部と、
    上記係合部の上記横B端子接続用ボルトの軸心を中心とする円周方向の両側に位置するように上記ケースに設けられ、上記係合部に当接して上記B端子の上記横B端子接続用ボルトの軸心周りの回動を規制する一対の突起部と、を備える回転電機。
  2. 上記金属プレートは、その一部が上記一対の突起部内に配置されている請求項1記載の回転電機。
  3. 上記金属プレートはアルミ製である請求項2記載の回転電機。
  4. 上記一対の突起部が、ねじを上記ヒートシンクと反対側から上記金属プレートを貫通して上記ヒートシンクに締着して固定されている請求項2又は請求項3記載の回転電機。
  5. 上記係合部と上記一対の突起部は、上記係合部の上記横B端子接続用ボルトの軸心周りの回動の際に、面接触するように構成されている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回転電機。
  6. 上記係合部と上記突起部は、同じ樹脂材料で作製されている請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の回転電機。
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