JP5830772B2 - 車両用パワースライドドアの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、アイドルストップ車に搭載されるパワースライドドアの制御装置に関する。
従来より、ワンボックスカーなどの車両では、後部座席用のドアとしてスライドドアが採用されている。スライドドアを採用することで、出入口の開口面積を拡大でき、乗降性を向上させることができる。また、ユーザがスライドアを開閉する負担をなくすために、スライドドアをモータにより開閉させるようにしたパワースライドドアが採用されることも多い。特に、最近では、左右両側にパワースライドドアを採用した車両も市販されている。
パワースライドドアは、ドアの重量が大きいことから、その開閉動作に大電流を消費する。特に左右両側にパワースライドドアを備えた車両では、同時に左右両側のパワースライドドアを作動させると、消費電流が過大となり、バッテリーの電圧低下を引き起こす可能性がある。
アイドルストップ車は、アイドルストップ制御装置により、ブレーキペダルが踏まれている等の所定のエンジン停止条件が成立することでエンジンを自動停止し、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えられる等の所定の再始動条件が成立することで自動的にエンジンを再始動する。一般に、アイドルストップ制御装置は、過大な電気負荷が発生することにより、バッテリーの電圧が所定値以下になると、自動停止させていたエンジンを再始動させるようになっている。過大な電気負荷を発生させる要因としては、エアコン、ヘッドランプ、パワースライドドアなどがある。特に左右両側のパワースライドドアを同時に作動させた場合の電気負荷は大きく、バッテリー電圧を大きく降下させる要因となる。
図2は、パワースライドドアを全開状態から全閉させるまでのドア移動速度Sと、パワースライドアを作動させるために必要な消費電流iと、バッテリーの電圧Vの変化を示したタイムチャートの一例である。このタイムチャートに示すように、パワースライドドア作動中の消費電流iおよびバッテリー電圧Vは、スライドドアの全開(又は全閉)から全閉(全開)に至るまでの間に順次作動するパワースライドドアの構成デバイスの動作状態により変動する。特に、パワースライドドア作動直後や作動終了直前などで消費電流がピークを形成し易い。
なお、特許文献1には、パワースライドドアの開閉スイッチがオンされた時に、バッテリーが所定電圧値を下回っている場合、パワースライドドアを作動させないようにしたパワースライドドアの制御装置が開示されている。
特開平9−125817号公報
ところで、アイドルストップ制御装置がエンジンを自動停止している状態で、パワースライドドアを作動させ、その作動の途中で、パワースライドドアによる電流消費に起因して、バッテリー電圧が低下し、エンジンが自動的に再始動すると、ユーザが違和感を感じる場合がある。一方、常にエンジンの再始動を懸念して、パワースライドドアの作動を禁止するような制御を行えば、使用性の面で支障をきたすことも考えられる。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、パワースライドドアを備えるアイドルストップ車において、自動停止したエンジンをパワースライドドアの作動途中で再始動させることなく、かつ、パワースライドドアの作動を禁止する必要がなく、使用性を低下させることもない車両用パワースライドドアの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の車両用パワースライドドアの制御装置は、アイドルストップ制御装置によるエンジン自動停止中にパワースライドドアを作動させるためのスイッチがオンされ、パワースライドドア作動時の最大電圧降下量と推定された値を現在のバッテリー電圧から差し引いた値が所定の閾値を下回っている場合、パワースライドドアの作動に先立ってエンジンが再始動するように、前記アイドルストップ制御装置にエンジンの再始動を要求する再始動要求手段を備えることを特徴としている。

かかる構成を備える車両用パワースライドドアの制御装置によれば、エンジンの自動停止中にパワースライドドアを作動させるためのスイッチがオンされた場合、パワースライドドアの作動に先立ってエンジンが再始動するので、ユーザが違和感を感じることなく、バッテリー電圧不足を回避することができる。
既述の車両用パワースライドドアの制御装置において、前回のパワースライドドア作動時のバッテリーの最大電圧降下量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段が記憶している前回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量に基づいて、今回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量を推定する推定手段と、をさらに備え、前記再始動要求手段は、現在のバッテリー電圧から前記推定手段が推定した今回の最大電圧降下量を差し引いた値が所定の閾値を下回る場合に限り、前記再始動の要求を行う、ものとすることが望ましい。
かかる構成を備える車両用パワースライドドアの制御装置によれば、バッテリー電圧が不十分である場合にのみ、パワースライドドアの作動に先立ってエンジンが再始動される。
本発明によれば、自動停止したエンジンがパワースライドドアの作動途中で再始動することによりユーザが違和感を感じるようなことがなくなり、かつ、パワースライドドアの作動を禁止する必要がなく、使用性を低下させることもない。
本発明の実施形態に係る車両用パワースライドドアの制御装置が適用されたシステム構成図である。 パワースライドドアを全開から全閉まで作動させた際のドアの移動速度、ドアの作動に費やされる消費電流、およびバッテリー電圧を示すタイムチャートである。 パワースライドドア制御装置がアイドルストップ制御装置と連携して実行するパワースライドドアの開閉制御の手順を示すフローチャートの一部である。 パワースライドドア制御装置がアイドルストップ制御装置と連携して実行するパワースライドドアの開閉制御の手順を示すフローチャートの一部である。
以下、本発明の実施の形態に係る車両用パワースライドドアの制御装置について説明する。図1に、車両用パワースライドドアの制御装置、アイドルストップ制御装置等が適用されたシステムの構成例を示す。このシステムが適用される車両は、後部座席の左右両側にパワースライドドアが設けられ、アイドルストップ機能を備える車両である。アイドルストップ機能は、アイドルストップ電子制御装置(以下「IDS_ECU1」という。)により実行されるものであり、ブレーキペダルが踏まれる等の所定のエンジン停止条件が成立することでエンジンを自動停止し、ブレーキペダルからアクセルペダルに踏み換えられる等の所定のエンジン再始動条件が成立することで自動的にエンジンを再始動するものである。
パワースライドドアの制御装置は、後部座席の側に設けられたスライドドアの開閉制御を行うものであり、パワースライドドア電子制御装置10(以下「PSD_ECU10」という。)と、このPSD_ECU10に接続されたスライドドアモータユニット20、スライドドアロックユニット30、ラッチリリースアクチュエータ40、パワースライドドアメインスイッチ50、パワースライドドア開閉スイッチ60などで構成されている。
PSD_ECU10としては、左側のパワースライドドアを制御するもの(以下「左側PSD_ECU10L」ともいう。)と、右側のパワースライドドアを制御するもの(以下「右側PSD_ECU10R」ともいう。)とが車両に搭載されている。なお、図1では、右側PSD_ECU10に接続されている各種のデバイスの図示を省略している。
前記スライドドアモータユニット20は、駆動用モータ21、電磁クラッチ22、ドアセンサ23等で構成されている。駆動用モータ21は、スライドドアを開閉駆動するものであり、電磁クラッチ22は、駆動用モータ21からスライドドアへの開閉駆動力を断接するものであり、ドアセンサ23は、ドア位置等の各種のドアの状態を検出するものである。
前記スライドドアロックユニット30は、クローザモータ31、フルラッチスイッチ32、ハーフラッチスイッチ33、ポールスイッチ34等で構成されている。クローザモータ31は、半ドア状態から全閉状態までスライドドアを閉駆動させるものであり、フルラッチスイッチ32は、スライドドアが全閉状態より開いているか(フルラッチ状態にあるか)否かを検出ものであり、ハーフラッチスイッチスイッチ33は、スライドドアが半ドア状態より開いているか(ハーフラッチ状態にあるか)否かを検出するものである。また、ポールスイッチ34は、ポールがラッチと係合しているか否かを検出するものである。
前記ラッチリリースアクチュエータ40は、電動モータからなり、スライドドアの全開位置および全閉位置でのロック状態を解除させるものである。パワースライドドアメインスイッチ50は、パワースライドドアを作動可状態(ON状態)又は作動不可状態(OFF状態)に切り替えるためのものであり、このスイッチ50をON状態にした上で、パワースライドドア開閉スイッチ60を操作(オン)することで、パワースライドドアの開閉を行うことができる。
左側PSD_ECU10L、右側PSD_ECU10RおよびIDS_ECU1は、CAN(Control Area Network)等の車内ネットワーク70を介して互いに通信可能に接続されている。また、同ネットワーク70には、エンジンを制御するためのエンジンECU2、オートエアコンを制御するためのオートエアコンECU3なども接続されている。各ECUは車内ネットワーク70を介して互いに各種の情報を授受可能となっている。
つぎに、PSD_ECU10がIDS_ECU1と連携して実行するパワースライドドアの開閉制御について説明する。
図2は、一方のパワースライドドアを全開状態から全閉させるまでのドア移動速度Sと、当該一方のパワースライドアを作動させるために必要な消費電流iと、バッテリーの電圧Vの変化を示したタイムチャートの一例である。このタイムチャートは、車両を勾配のない場所に駐車してドアに外力を一切加えない状態、つまり外乱のない状態でドアを全開状態から全閉状態まで作動させた場合を示している。他方のパワースライドドアを全開状態から全閉状態まで作動させた場合も上記と同様のタイムチャートを形成するものとする。
図2のタイムチャートの区間A、区間Bおよび区間Cにおいては、消費電流iがピークを形成するとともに、電圧降下が生じている。区間Aにおける消費電流iの上昇および電圧降下は、ラッチリリースアクチュエータ(モータ)40、電磁クラッチ22、駆動用モータ21の作動によるものである。区間Bにおける消費電流iの上昇は、スライドドアの機械的な摺動抵抗の一時的な増加により駆動用モータ21の消費電流が一時的に増加することによるものである。区間Cにおける消費電流iの上昇と、電圧降下は、クローザモータ31の作動およびドア移動停止による駆動用モータ21の拘束電流によるものである。なお、図示しないが、パワースライドドアを全閉状態から全開させるまでのドア移動速度Vと、そのパワースライドアを作動させるために必要な消費電流i等をタイムチャートに表した場合でもドアの作動開始直後と作動終了直前に比較的大きなピークが現れる。
ところで、IDS_ECU1は、バッテリー電圧Vが所定の閾値を下回ると、エンジンECU2に車内ネットワーク70を介してエンジンの再始動を要求する情報を送信し、これを受けたエンジンECU2は、自動停止中のエンジンを再始動させる。したがって、エンジンの自動停止中にパワースライドドアが作動し、その作動途中で区間A〜Cに示すような電圧降下が生じると、スライドドアの作動中にIDS_ECU1がエンジンを再始動してしまい、ユーザが違和感を感じてしまう。
このような事態の発生を防止するために、PSD_ECU10は、IDS_ECU1によるエンジンの自動停止中にパワースライドドアを作動させるためのスイッチがオンされ、所定の条件が成立している場合であれば、パワースライドドアの作動に先立ってIDS_ECU1にエンジンの再始動を要求する。ここで、前記所定の条件は、各PSD_ECU10L,10Rが前回の自身側(右側又は左側)のパワースライドドアの作動時の最大電圧降下量Vdropに基づいて、今回の自身側又は両側のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量V´dropを推定し、この推定値を現在のバッテリー電圧から差し引いた値が所定の閾値A(又はB)を下回っている場合に成立するものとする。各PSD_ECU10L,10Rは、バッテリー電圧Vを常時監視しており、パワースライドドアが作動する度に、最大電圧降下量Vdropを自身のメモリに記憶し、動作種別(左側ドアの開動作、右側ドアの開動作、左側ドアの閉動作、左側ドアの開動作)ごとに直近(前回)の最大電圧降下量を記憶保持している。なお、直近以外の最大電圧降下量の情報は削除される。
各PSD_ECU10L,10Rは、車内ネットワーク70を介して各種ECUから得られる情報に基づいて車内における消費電流も監視しており、その消費電流が所定の閾値B(又はD)を超えている場合は、消費電流を下げるべく、作動している機器のうち一時的に停止しても問題のないもの(例えばオートエアコンなどの補機類)を、パワースライドドアの作動前に、休止する。これにより、エンジンを再始動させることなくパワースライドドアを作動でき、併せて、パワースライドドアの作動により更に消費電流が過大になって急激なバッテリーの電圧降下が起こることを回避する。
以下、各PSD_ECU10L,10RがIDS_ECU1と連携して実行するパワースライドドアの開閉制御の具体的手順について、図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、ステップST1においてPSD_ECU10は、アイドルストップ機能によるエンジン自動停止中であるか否かを判定する。この判定は、PSD_ECU10がIDS_ECU1にその旨を問い合わせることで可能となる。ここで肯定判定をした場合は、ステップST2に移り、否定判定した場合は、一旦本ルーチンを抜けた後、繰り返し本判定を行う。
ステップST2において、PSD_ECU10は、両側のパワースライドドア開閉スイッチ60の入力(オン)が所定時差以内にあったか否かを判定する。つまり、互いに近いタイミングで両側のパワースライドドアの作動要求があったか否かを判定する。両側のPSD_ECU10L,10Rは、自身側のパワースライドドア開閉スイッチ60の入力があれば、その入力があった旨を相手側PSD_ECU10に通知するので、各PSD_ECU10においてパワースライドドア開閉スイッチ60の入力が所定時差以内にあったか否かが判定可能となっている。本ステップST2において、肯定判定をした場合は、ステップST3に移り、否定判定した場合は、ステップST16に移る。
ステップST3において、PSD_ECU10は、前回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量Vdropのうち今回と同じ動作種別(左側ドアの開動作、右側ドアの開動作、左側ドアの閉動作又は左側ドアの開動作)のものVLdrop,VRdropを読み出す。そして、ステップST4において、PSD_ECU10は、今回パワースライドドアを作動させた場合に予測される最大電圧降下量V´Ldrop,V´Rdropを読み出した前回の最大電圧降下量VLdrop,VRdropに基づいて推定する。本実施形態では、前回の最大電圧降下量VLdrop,VRdropが今回の最大電圧降下量と同値であると推定するが、前回の最大電圧降下量VLdrop,VRdropにその他の電圧変動要因を加算したものを今回の電圧降下量として推定ようにしてもよい。
ステップST5において、現在のバッテリー電圧Vから左側のパワースライドドアによる推定最大電圧降下量V´Ldropおよび右側のパワースライドドアによる推定最大電圧降下量V´Rdropを差し引いて得られる値が所定の閾値Aを下回っているか否かを判定する。ここで肯定判定をした場合は、ステップST6に移り、否定判定した場合は、ステップST8に移る。
ステップST6において、PSD_ECU10は、IDS_ECU1に対してエンジンの再始動を要求する。これにより、IDS_ECU1はエンジンECU2に対してエンジンの始動を要求し、エンジンが再始動される(ステップST7)。
ステップST8において、PSD_ECU10は、バッテリー消費電流が所定の閾値Bを超えているか否かを判定する。ここで肯定判定をした場合は、ステップST9に移り、否定判定した場合は、左右のPSD_ECU10により、直ちに、パワースライドドアが作動する(ステップST15)。
ステップST9において、PSD_ECU10は、オートエアコンECU3に対してオートエアコンの休止を要求し、これにより、オートエアコンECU3はオートエアコン休止する(ステップST10)。
ステップST11において、PSD_ECU10は、パワースライドドアを作動させ、パワースライドドアの作動終了後に(ステップST12:YES)、オートエアコンECU3に対してオートエアコンの再始動を要求する(ステップST13)。これにより、オートエアコンECU3はオートエアコン再始動させる(ステップST14)。
つぎに、ステップST2において否定判定をした場合のその後の処理動作について説明する。ステップST2において否定判定をした後、ステップST16において、PSD_ECU10は、自身側(一方)のみのパワースライドドアの作動要求であるか否かを判定する。ここで、肯定判定した場合はステップST17に移り、否定判定した場合は、本ルーチンを一旦抜ける。
ステップST17において、PSD_ECU10は、前回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量Vdropのうち今回と同じ動作種別のものVLdrop又はVRdropを読み出す。そして、ステップST18において、PSD_ECU10は、今回パワースライドドアを作動させた場合に予測される最大電圧降下量V´Ldrop又はV´Rdropを読み出した前回の最大電圧降下量VLdrop又はVRdropに基づいて推定する。
ステップST19において、現在のバッテリー電圧Vから自身側のパワースライドドアによる推定最大電圧降下量V´Ldrop又はV´Rdropを差し引いて得られる値が所定の閾値Cを下回っているか否かを判定する。ここで肯定判定をした場合は、ステップST20に移り、否定判定した場合は、ステップST22に移る。
ステップST20において、PSD_ECU10は、IDS_ECU1に対してエンジンの再始動を要求する。これにより、IDS_ECU1はエンジンECU2に対してエンジンの始動を要求し、エンジンが再始動される(ステップST21)。
ステップST22において、PSD_ECU10は、バッテリー消費電流が所定の閾値Dを超えているか否かを判定する。ここで肯定判定をした場合は、ステップST9に移り、否定判定した場合は、直ちに、パワースライドドアを作動させる(ステップST15)。
なお、既述のバッテリー電圧の閾値A,C、バッテリー消費電流の閾値B,Dには、エンジンの再始動に支障をきたさないような値が実験等により求められて適用されることが望ましい。
以上に説明した本発明の実施形態に係る車両用パワースライドドアの制御装置によれば、アイドルストップ機能によるエンジンの自動停止中にパワースライドドアを作動させるためのスイッチがオンされ、バッテリーの電圧が所定値より低い場合には、パワースライドドアの作動に先立ってエンジンが再始動するので、ユーザが違和感を感じることなく、バッテリー電圧不足を回避することができる。
また、パワースライドドアを作動させる前に、バッテリー消費電流をチェックして、その値が所定値を超えている場合には、一時的に休止しても問題のない補機類(オートエアコン)が休止され、その間にパワースライドドアが作動するので、パワースライドドアの作動により、バッテリー消費電流が過大となって急激なバッテリーの電圧降下が起きることが回避される。
本発明は、例えば、パワースライドドアが設けられたアイドルストップ車に適用することができる。
1 IDS_ECU(アイドルストップ制御装置)
10 PSD_ECU
10L 左側PSD_ECU
10R 右側PSD_ECU
60 パワースライドドア開閉スイッチ(パワースライドドアを作動させるためのスイッチ)
70 車内ネットワーク

Claims (2)

  1. アイドルストップ制御装置によるエンジン自動停止中にパワースライドドアを作動させるためのスイッチがオンされ、パワースライドドア作動時の最大電圧降下量と推定された値を現在のバッテリー電圧から差し引いた値が所定の閾値を下回っている場合、パワースライドドアの作動に先立ってエンジンが再始動するように、前記アイドルストップ制御装置にエンジンの再始動を要求する再始動要求手段を備えることを特徴とする車両用パワースライドドアの制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両用パワースライドドアの制御装置において、
    前回のパワースライドドア作動時のバッテリーの最大電圧降下量を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段が記憶している前回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量に基づいて、今回のパワースライドドア作動時の最大電圧降下量を推定する推定手段と、
    を備え、
    前記再始動要求手段は、現在のバッテリー電圧から前記推定手段が推定した今回の最大電圧降下量を差し引いた値が所定の閾値を下回る場合に限り、前記再始動の要求を行う、ことを特徴とする車両用パワースライドドアの制御装置。
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