JP2014163095A - 車両用ドア制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の傾斜の有無に応じて、傾斜があるときにクラッチ保持手段によりスライドドアをクラッチ保持し、傾斜がないときにはクラッチ保持しないようにし、クラッチ保持手段による蓄電装置の電力の浪費を軽減できるようにする。
【解決手段】車両が所定量以上傾斜していないときには、電磁クラッチ12bによるクラッチ保持をしなくてもスライドドアは停止状態を維持できることから、バッテリ9により給電駆動される電磁クラッチ12bを、車両が所定量以上傾斜していないときには駆動しない。こうすることで、電磁クラッチ12bへの給電を控えてバッテリ9の省電力化を図って車両の燃費向上を図ることができる。一方、車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときには、電磁クラッチ12bを給電駆動してスライドドアをクラッチ保持し、ユーザが次の動作に移るまでスライドドアを停止状態に確実に維持して安全性を確保する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドア開閉操作に基づき、車両のスライドドアを自動開閉する車両用ドア制御装置に関する。
一般に、ワンボックスタイプやミニバンタイプの車両では、モータ等を備えたドア開閉手段の駆動力により後部のサイドドアをスライドして自動的に開閉するいわゆるオートスライドドアと称される車両用ドア制御装置が採用されている。この種の車両用ドア制御装置は、例えばスライドドア開閉用モータと、スライドドア開閉用モータに接離自在に設けられ接続時にスライドドア開閉モータの駆動力をスライドドアに伝達する電磁クラッチとを有するドア開閉手段を備え、スライドドアの自動開閉または手動開閉を選択するためのメインスイッチにより自動開閉を選択することにより、ドア開閉手段が制御されてスライドドアが自動開閉される。
また、このような車両用ドア制御装置では、手動開閉時およびスライドドアの自重による自然落下時に、スライドドアが必要以上の速度で開閉することを防止するために、ドア開閉手段の電磁クラッチにより、手動開閉時や自然落下時にスライドドアの開閉速度を所定速度以下に抑制する制御を行うことが提案されている(特許文献1参照)。
特開平8−270315号公報(段落0004,0014〜0016および図4参照)
ところで、上記した特許文献1に記載の従来装置では、スライドドアの開閉速度が制限されるため、スライドドアの閉動作時に乗員や荷物等が挟み込まれるおそれは防止できるが、スライドドアの開閉動作中にユーザによるドア開閉操作がある場合や、何らかの異常が発生した場合に、電磁クラッチを接続保持してスライドドアを停止状態に維持する制御を行うようにすることも考えられている。
しかし、このように電磁クラッチを接続保持してスライドドアを停止状態に維持するには、車両に搭載されたバッテリ等の蓄電装置により電磁クラッチに給電し続ける必要が生じ、蓄電装置に負荷がかかって蓄電装置の電力の消耗を招くという新たな問題が生じる。
本発明は、車両の傾斜の有無に応じて、傾斜があるときにクラッチ保持手段によりスライドドアを停止保持し、傾斜がないときにはクラッチ保持しないようにし、クラッチ保持手段による蓄電装置の電力の浪費を軽減できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用ドア制御装置は、ドア開閉操作に基づき、車両のスライドドアを自動的に開閉するドア開閉手段と、前記車両が所定量以上傾斜しているかどうかを検出する傾斜検出手段と、前記ドア開閉手段による前記スライドドアの開閉動作の途中で、予め定められた停止条件が成立したときに前記ドア開閉手段による前記スライドドアの開閉動作を停止させる停止手段と、前記車両に搭載された蓄電装置からの給電により駆動され、前記停止手段により開閉途中で停止した前記スライドドアに予め定められた所定時間クラッチ通電して前記スライドドアを停止状態に維持する停止維持手段とを備え、前記ブレーキ手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していないことが検出されたときには前記スライドドアをクラッチ保持せず、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していることが検出されたときに前記スライドドアをクラッチ保持するものであることを特徴としている(請求項1)。
また、前記スライドドアの移動を検知する移動検知手段をさらに備え、前記停止維持手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していないことが検出されても、前記移動検知手段により前記スライドドアの移動が検知されたときには、前記スライドドアをクラッチ保持して前記スライドドアを前記所定時間停止状態に維持するようにしてもよい(請求項2)。
また、前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段をさらに備え、前記停止保持手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していることが検出されたときに、前記蓄電量検出手段により検出される前記蓄電量の多少に応じて前記クラッチ通電時間である前記所定時間を長短に変更するようにしてもよい(請求項3)。
請求項1に係る発明によれば、車両が所定量以上傾斜していないときには、停止維持手段によるクラッチ保持をしなくてもスライドドアは停止状態を維持するため、傾斜検出手段により車両が所定量以上傾斜していないことが検出されたときには、蓄電装置により給電駆動される停止維持手段を駆動しないようにして、停止維持手段への給電を控えて蓄電装置の省電力化を図ることにより蓄電装置の電力浪費を軽減することができ、車両の燃費向上を図ることができる。一方、傾斜検出手段により車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときには、停止維持手段を給電駆動してスライドドアをクラッチ保持することにより、ユーザが次の動作に移るまでスライドドアを停止状態に確実に維持して安全性を確保することができる。
また、請求項2に係る発明によれば、車両が所定量以上傾斜しておらず、スライドドアを停止状態に維持するために停止維持手段を駆動する必要のないときであっても、移動検知手段により、停止中の車両走行による慣性のほか、風や振動など何らかの原因によるユーザの意図に反したスライドドアの移動が検知されたときには、停止維持手段に給電駆動してスライドドアをクラッチ保持し、スライドドアを所定時間停止状態に維持するため、停止しているはずのスライドドアが停止中の車両走行による慣性、風や振動などにより勝手に移動することを未然に防止することができ、より一層安全性を高めることができる。
また、請求項3に係る発明によれば、傾斜検出手段により車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときに、蓄電量検出手段により検出される蓄電量の多少に応じてクラッチ通電時間を長短に変更するため、停止維持手段による蓄電装置の電力消費をより軽減することができ、蓄電装置の寿命が無闇に短縮されるのを防止することができる。
本発明に係る車両用ドア制御装置の一実施形態のブロック図である。 図1の動作説明図である。 図1の動作説明用フローチャートである。 図1の動作説明用フローチャートである。
次に、本発明をより詳細に説明するため、本発明の一実施形態について、図1のブロック図、図2の動作説明図、図3および図4のフローチャートを参照して詳述する。
図1に示すように、本実施形態の車両用ドア制御装置は、自車の車速を検出する車速センサ部1と、フットブレーキが踏まれていることを検出するフットブレーキセンサ部2と、パーキングブレーキが操作されていることを検出するパーキングブレーキセンサ部3と、自車のシフトレバーがP(パーキング)レンジにあることを検出するPレンジセンサ部4と備えており、これら車速センサ部1、フットブレーキセンサ部2、パーキングブレーキセンサ部3およびPレンジセンサ部4からの信号に基づき、後述するスライドドアECU(Electronic Control Unit)により、自車が走行していない非走行状態つまり停止状態にあるのか、走行状態にあるのかが検出される。
なお、車速センサ部1は、車速センサからの信号を直接取得する構成に限らず、図示しないABS(Antilock Brake System)ECUからCAN(Controller Area Network)通信により車速信号を受信して車速を検出するものであってよい。
また、図1に示すように、スライドドアのラッチ(ロック)を検出するドアラッチスイッチ5を備えており、このドアラッチスイッチ5からの信号に基づき、後述するスライドドアECUにより、スライドドアが閉状態であるのか開状態であるのかが検出される。
さらに、図1に示すように、スライドドアを自動開閉または手動開閉を選択するためのメインスイッチ6を備えており、ドライバ等がメインスイッチ6をオンすると自動開閉信号がスライドドアECUに入力され、メインスイッチ6をオフすると手動開閉信号がスライドドアECUに入力される。
また、スライドドアを開または閉するためのドア開閉スイッチ7を備えており、このドア開閉スイッチ7は、スライドドアのアウターハンドルおよびインナーハンドルに設けられて車外および車内から操作されるハンドルスイッチと、インストルメントパネルに設けられて主としてドライバにより操作されるインパネ開閉スイッチと、いわゆるキーフリーシステムにおけるドライバ携帯用のリモートコントローラに設けられたリモコン開閉スイッチとを総称するものである。そして、ハンドルスイッチ、インパネ開閉スイッチ、リモコン開閉スイッチのいずれかのドア開操作およびドア閉操作があれば、これらのスイッチの操作による開操作信号および閉操作信号が後述するスライドドアECUに入力されるようになっている。
ところで、図1に示すように、車両には蓄電装置であるバッテリ9が搭載され、車両に搭載された各種電気・電子機器にバッテリ9から給電される。そして、バッテリ9の残量である蓄電量がスライドドアECUにより検出されるようになっている。
さらに、図1に示すように、後部のスライドドアを自動的に開閉するドア開閉手段12を備えている。このドア開閉手段12は、バッテリ9により給電駆動されるスライドドア開閉用モータ12aと、同じくバッテリ9により給電駆動される電磁クラッチ12bと、ベルトおよびローラを有するドア駆動機構12cとを備え、スライドドア開閉モータ12aに電磁クラッチ12bが接離自在に設けられており、メインスイッチ6がオンされて自動開閉が選択されると、電磁クラッチ12bがスライドドア開閉用モータ12aに接続され、スライドドア開閉モータ12aの駆動力が電磁クラッチ12bを介してドア駆動機構12cに伝達され、ドア駆動機構12cによりスライドドアが開閉方向にスライドされる。一方、メインスイッチ6がオフされて手動開閉が選択されているときには、スライドドア開閉用モータ12aの駆動力がスライドドアに伝達されることはない。
また、図1に示すように、車両の重力加速度に応じた検出信号を後述するスライドドアECUに出力するGセンサ部14を備えており、Gセンサ部14およびスライドドアECUにより、車両が予め定められた所定量以上傾斜しているかどうかが検出される。このようなGセンサ部14およびスライドドアECUによる車両の傾斜検出機能が、本発明における傾斜検出手段に相当する。
さらに、図1に示すように、スライドドアの位置を検出するドア位置センサ部15を備えるとともに、ドア位置センサ部15によりスライドドアの半ドア状態や挟み込みの発生などの異常発生が検出されると、ドライバや乗員に対して異常を報知するブザーを駆動するブザー駆動部16を備えている。このとき、ドア位置センサ部15により検出されるスライドドアの位置が変化すれば、後述するスライドドアECUによりスライドドアの移動が検知され、このようなドア位置センサ部15およびスライドドアECUによるスライドドアの移動の検知機能が、本発明における移動検知手段に相当する。
また、図1に示すように、マイクロコンピュータ構成のスライドドアECU18を備えており、このスライドドアECU18により、上記した各センサ部1〜4,14,15および各スイッチ5〜7からの信号に基づき、ドア開閉手段12が制御されるとともに、ブザー駆動部16が制御されて各種の報知音を発生する。
ところで、メインスイッチ6のオンにより自動開閉が選択され、自動開閉によるスライドドアの開閉動作の途中において、スライドドアECU18により、ユーザによる開閉動作の停止操作や、挟み込み等の異常による開閉動作の停止などの予め定められた停止条件が成立したかどうかの判定がなされるようになっており、このとき停止条件が成立すれば、スライドドアECU18によりスライドドア開閉モータ12aが停止制御されてスライドドアの駆動力の発生が停止される。このようなスライドドアECU18およびスライドドア開閉モータ12aによるスライドドアの停止制御機能が、本発明における停止手段に相当する。
また、上記したように、スライドドアの開閉動作の途中において所定の停止条件が成立してスライドドアが停止されたときに、Gセンサ部14およびスライドドアECU18により、車両が予め定められた所定量以上傾斜しているかどうかが検出される。このとき、図2(a)に示すように、坂路によって車両が所定量以上傾斜していれば、電磁クラッチ12bがスライドドアECU18により制御され、開閉動作の途中で停止されたスライドドアに予め定められた所定のta時間(例えば、数分間)、電磁クラッチ12bに通電されてクラッチ保持されることよりスライドドアが停止状態に維持される。一方、図2(b)に示すように、平坦路で車両が所定量以上傾斜していないときには、電磁クラッチ12bに通電されることはない。
ところで、スライドドアの開閉動作の途中において所定の停止条件が成立してスライドドアが停止されたときに車両が予め定められた所定量以上傾斜していれば、電磁クラッチ12bの通電によりスライドドアがクラッチ保持されて停止状態に維持されるが、車両の所定量以上の傾斜が検出されたときに、バッテリ9の蓄電量(残量)が通常の規定量以上であるべきところが予め定められた所定量以下に低下していれば、電磁クラッチ12bへの通電時間が上記した所定時間よりも短いtb時間(例えば、1分間)に変更される。
一方、車両が所定量以上傾斜していなければ、原則的に電磁クラッチ12bに通電されることはないが、停止しているはずのスライドドアの位置が、ドア位置センサ部15およびスライドドアECU18により移動していると検知されると、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bに通電されてスライドドアがクラッチ保持され、スライドドアが所定のta時間(数分間)停止状態に維持されるようになっている。このような電磁クラッチ12bおよびスライドドアECU18によるクラッチ保持制御機能が、本発明における停止維持手段に相当する。
次に、スライドドアの開閉動作の途中において所定の停止条件が成立してスライドドアが停止されたときのスライドドアECU18の制御手順について、図3および図4のフローチャートを参照して説明する。
図3に示すように、スライドドアECU18によりドア開閉手段12が制御されてスライドドアが開閉され(ステップS1)、スライドドアの開閉動作中にユーザによるドア開閉スイッチ7による開閉動作の停止操作や、挟み込み等の異常による開閉動作の停止などの予め定められた停止条件が成立すると(ステップS2)、Gセンサ部14の検出信号に基づきスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜しているかどうかの判定がなされる(ステップS3)。
そして、ステップS3の判定結果がYESであれば、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bが保持制御されてブレーキ力の付与が開始され(ステップS4)、ブレーキ力の付与開始から所定のta時間(例えば、3分)が経過したか否かの判定がなされ(ステップS5)、この判定結果がYESであれば、スライドドアECU18による電磁クラッチ12bの制御が停止されて電磁クラッチ12bが開放されるとともに、スライドドアECU18によりブザー駆動部16が制御されてブレーキ力が開放される旨を報知する所定のブザー音が発生され(ステップS6)、ブレーキモードに移行する(ステップS7)。
このブレーキモードには、強ブレーキモードと、断続ブレーキモードがあり、強ブレーキモードでは、自動開閉中のメインスイッチ6のオフや一部の異常によりスライドドアを一定時間電磁クラッチ12bに通電してクラッチ保持させ、その後電磁クラッチ12bの通電をオフしてスライドドアをフリー状態にしたのち、スライドドアが一定速度以上になれば電磁クラッチ12bに通電してクラッチを繋いでスライドドアにブレーキをかけて減速させる制御が行われる。一方、断続ブレーキモードでは、スライドドアの移動量(または移動速度)を検知するドア位置センサ部15(例えば、ホールセンサなど)が故障した場合に、強ブレーキモードを適用できなくなるため、電磁クラッチ12bへの通電を断続的にオン・オフすることを繰り返して、スライドドアにブレーキをかけて減速させる制御が行われる。
このようなブレーキモード(ステップS7)の処理が実行されて、スライドドアが全開または全閉になれば動作は終了する。
一方、上記したステップS5の判定結果がNOであれば、ユーザによるドア開閉スイッチ7の操作による開閉要求があるか否かの判定がなされ(ステップS8)、この判定結果がNOであれば上記したステップS4に戻り、判定結果がYESであればスライドドアECU18によりドア開閉手段12が制御されて、ユーザの開閉要求に応じてスライドドアが開閉作動され(ステップS9)、その後ステップS7に移行してブレーキモード処理が実行されたのち、動作は終了する。
ところで、上記したステップS3の判定結果がNO、つまり車両が所定量以上傾斜していないと判定された場合には、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bはスライドドア開閉用モータ12aから切り離されてスライドドアはフリー状態となり(ステップS10)、その後ユーザによるドア開閉スイッチ7の操作による開閉要求がなく、かつ、ドア位置センサ部15によりスライドドアの移動がないかどうかの判定がなされ(ステップS11)、この判定結果がNOであれば、Gセンサ部14の検出信号に基づきスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜しているかどうかの判定がなされる(ステップS12)。
一方、ステップS11の判定結果がYESであれば、ユーザによるドア開閉スイッチ7の操作による開閉要求があるか否かの判定がなされ(ステップS13)、この判定結果がNOであれば上記したS10に戻り、判定結果がYESであれば、スライドドアECU18によりドア開閉手段12が制御されて、ユーザの開閉要求に応じてスライドドアが開閉作動され(ステップS14)、その後動作は終了する。
ところで、上記したステップS12の判定結果がYESであれば上記したステップS4に移行し、判定結果がNOであれば、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bが保持制御されてブレーキ力の付与が開始され(ステップS15)、ブレーキ力の付与開始から、ステップS5のta時間よりも短いtc時間(例えば、2分)が経過したか否かの判定がなされ(ステップS16)、この判定結果がNOであれば、ユーザによるドア開閉スイッチ7の操作による開閉要求があるか否かの判定がなされ(ステップS17)、この判定結果がNOであれば上記したステップS15に戻り、判定結果がYESであれば、スライドドアECU18によりドア開閉手段12が制御されて、ユーザの開閉要求に応じてスライドドアが開閉作動され(ステップS18)、その後動作は終了する。
一方、上記したステップS16の判定結果がYESであれば、再びGセンサ部14の検出信号に基づきスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜しているかどうかの判定がなされ(ステップS19)この判定結果がNOであれば、上記したステップS10に戻り、判定結果がYESであれば、ステップS15で電磁クラッチ12bが通電制御されてクラッチ保持が開始されてからta時間が経過したか否かの判定がなされ(ステップS20)、この判定結果がYESであれば上記したステップS6に戻り、判定結果がNOであれば、ユーザによるドア開閉スイッチ7の操作による開閉要求があるか否かの判定がなされる(ステップS21)。
そして、ステップS21の判定結果がYESであれば、スライドドアECU18によりドア開閉手段12が制御されて、ユーザの開閉要求に応じてスライドドアが開閉作動され(ステップS22)、その後動作は終了し、ステップS21の判定結果がNOであれば、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bが通電制御されてクラッチ保持が開始され(ステップS23)、その後ステップS20に戻る。
ところで、図3に示す制御と並行して、図4に示すようなバッテリ9の蓄電量(残量)に基づく制御が実行される。
すなわち、図4に示すように、スライドドアECU18により電磁クラッチ12bが通電制御されてクラッチ保持が開始され(ステップS41)、蓄電量検出手段からの検出信号に基づき、スライドドアECU18により、バッテリ9の蓄電量(残量)が予め定められた所定量以下であるか否かの判定がなされ(ステップS42)、この判定結果がNOであれば、YESになるまでステップS42の判定が繰り返され、判定結果がYESになれば、その後所定のtb時間(例えば、1分)が経過したか否かの判定がなされ(ステップS43)、この判定結果がNOであれば上記したステップS41に戻る。
一方、ステップS43の判定結果がYESになれば、スライドドアECU18による電磁クラッチ12bの制御が停止されて電磁クラッチ12bが開放されるとともに、スライドドアECU18によりブザー駆動部16が制御されてクラッチ保持開放される旨を報知する所定のブザー音が発生され(ステップS44)、その後、図3のステップS7と同様のブレーキモード処理が実行されたのち(ステップS45)、動作は終了する。
したがって、上記した実施形態によれば、車両が所定量以上傾斜していないときには、電磁クラッチ12bへの給電によりスライドドアをクラッチ保持しなくてもスライドドアは停止状態を維持するため、バッテリ9により給電駆動される電磁クラッチ12bを、Gセンサ部14およびスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜していないことが検出されたときには駆動せず、電磁クラッチ12bへの給電を控えてバッテリ9の省電力化を図ることにより、バッテリ9の電力浪費を軽減することができ、車両の燃費向上を図ることができる。
また、Gセンサ部14およびスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときには、電磁クラッチ12bを給電駆動してスライドドアをクラッチ保持することにより、ユーザが次の動作に移るまでスライドドアを停止状態に確実に維持して安全性を確保することができる。
また、車両が所定量以上傾斜しておらず、スライドドアを停止状態に維持するために電磁クラッチ12bを駆動する必要のないときであっても、ドア位置センサ部15およびスライドドアECU18により、風や振動など何らかの原因によるスライドドアの移動が検知されたときには、電磁クラッチ12bに給電駆動してスライドドアをクラッチ保持し、スライドドアを所定時間停止状態に維持するため、停止していたはずのスライドドアが風や振動などにより勝手に移動することを未然に防止でき、より一層安全性を高めることが可能になる。
また、Gセンサ部14およびスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときに、蓄電量検出手段10により検出されるバッテリ9の蓄電量(残量)の多少に応じて電磁クラッチ12bへの通電時間を長短に変更するため、電磁クラッチ12bによるバッテリ9の電力消費をより軽減することができ、バッテリの寿命がむやみに短縮されるのを防止することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
上記した実施形態では、スライドドアの開閉動作途中でスライドドアが停止されたときに、Gセンサ部14およびスライドドアECU18により車両が所定量以上傾斜していることが検出されたときには、電磁クラッチ12bを給電駆動してスライドドアをクラッチ保持するようにした場合について説明したが、車両が傾斜していてもクラッチ保持する制御を行わなくてもよい。
また、上記した実施形態では、スライドドアの開閉動作途中でスライドドアが停止されたときに、車両が所定量以上傾斜しておらず、スライドドアを停止状態に維持するために電磁クラッチ12bを駆動する必要のないときであっても、ドア位置センサ部15およびスライドドアECU18により、停止中の車両走行による慣性のほか、風や振動など何らかの原因によるスライドドアの移動が検知されたときには、電磁クラッチ12bに給電駆動してスライドドアをクラッチ保持する場合について説明したが、スライドドアの移動が検知されてもクラッチ保持する制御を行わなくてもよい。
また、上記した実施形態では、スライドドアの開閉動作途中でスライドドアが停止されたときに電磁クラッチ12bに給電してスライドドアをクラッチ保持してスライドドアの停止状態を維持するようにしたが、電磁クラッチ12b以外のバッテリ9を消耗する停止維持手段によりスライドドアを停止状態に維持するようにしても構わない。
また、蓄電装置は上記したバッテリ9に限定されるものではなく、キャパシタ等の蓄電装置であっても、本発明を同様に実施することができる。
9 …バッテリ(蓄電装置)
10 …蓄電量検出手段
12 …ドア開閉手段
12a …スライドドア開閉用モータ(停止手段)
12b …電磁クラッチ(停止維持手段)
14 …Gセンサ部(傾斜検出手段)
15 …ドア位置センサ部(移動検知手段)
18 …スライドドアECU(停止手段、停止維持手段、傾斜検出手段、移動検知手段)

Claims (3)

  1. ドア開閉操作に基づき、車両のスライドドアを自動的に開閉するドア開閉手段と、
    前記車両が所定量以上傾斜しているかどうかを検出する傾斜検出手段と、
    前記ドア開閉手段による前記スライドドアの開閉動作の途中で、予め定められた停止条件が成立したときに前記ドア開閉手段による前記スライドドアの開閉動作を停止させる停止手段と、
    前記車両に搭載された蓄電装置からの給電により駆動され、前記停止手段により開閉途中で停止した前記スライドドアに予め定められた所定時間クラッチ通電して前記スライドドアを停止状態に維持する停止維持手段とを備え、
    前記ブレーキ手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していないことが検出されたときには前記スライドドアをクラッチ保持せず、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していることが検出されたときに前記スライドドアをクラッチ保持するものであることを特徴とする車両用ドア制御装置。
  2. 前記スライドドアの移動を検知する移動検知手段をさらに備え、
    前記停止維持手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していないことが検出されても、前記移動検知手段により前記スライドドアの移動が検知されたときには、前記スライドドアをクラッチ保持して前記スライドドアを前記所定時間停止状態に維持することを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア制御装置。
  3. 前記蓄電装置の蓄電量を検出する蓄電量検出手段をさらに備え、
    前記停止保持手段は、前記傾斜検出手段により前記車両が前記所定量以上傾斜していることが検出されたときに、前記蓄電量検出手段により検出される前記蓄電量の多少に応じて前記クラッチ通電時間である前記所定時間を長短に変更することを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア制御装置。
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