JP5830452B2 - 自動車の車体後部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車の車体後部構造に関するものである。
自動車の車体後部の構造は従来より各種形式のものが提案され、かつ実用化されている(例えば、特許文献1及び2参照)。以下に、自動車の車体後部構造の一例とその欠点を図面を参照して詳細に説明する。
図1は自動車の一例を示す側面図であり、図6は従来の自動車の車体後部構造を示す、図1におけるA−A線拡大断面図である。これらの図及び他の図における矢印Frは、自動車の前進方向を示し、矢印Wは、自動車の車幅方向を示しており、本明細書における「前」又は「後」なる文言は、自動車の前進方向を基準とした前後を意味する。また、図6における符号Iは自動車の車内を示し、符号Oは車外を示している(図2、図5及び図9においても同じ)。図1及び図6に示した自動車の車体1は、車幅方向における左側の部分と右側の部分が左右対称に構成されているので、以下の説明では、主として、右側の車体部分の構成のみを明らかにする。これは、後述する本発明の実施形態の説明においても同様とする。
図1及び図6に示した自動車の車体1は、その車体1の上部を構成するルーフパネル2と、車室の床面を構成するフロアパネル3を有していると共に、車体1の後部における車幅方向側部の外板を構成するクォータパネル4を有している。図6に示すように、クォータパネル4の上部はルーフパネル2の車幅方向外端部にスポット溶接により固着されている。
図における×印は、スポット溶接の打痕を模式的に表わしており、また図1においてはクォータパネル4を明示するために、そのクォータパネル4にハッチングを付してあるが、このハッチングは断面を表わしたものではない。
図7は、従来の車体1の後部を車外側から見た斜視図であり、図8はその車体1の後部を車内側から見た斜視図であって、これらの図においては、上述したルーフパネルとフロアパネルとクォータパネルの図示を省略してある。
図6乃至図8に示すように、車体1は、さらに図1に示した後輪5用のホィールハウス6を有し、このホィールハウス6は、ホィールハウスアウタパネル7と、そのホィールハウスアウタパネル7よりも車幅方向内側に位置するホィールハウスインナパネル8により構成され、そのホィールハウスアウタパネル7とホィールハウスインナパネル8の上部は互いに重ね合わされ、その重ね合わせ部9がスポット溶接によって一体に固着されている。このように、ホィールハウスインナパネル8は、ホィールハウスアウタパネル7に一体に固着されている。このようにして構成されたホィールハウス6に、それ自体周知にように図1に示した後輪5が収納される。また、図6に示したように、上述のフロアパネル3は、その車幅方向外端部が、ホィールハウスインナパネル8にスポット溶接によって一体に固着され、前述のクォータパネル4の下部は、ホィールハウスアウタパネル7にスポット溶接によって固着されている。
なお、図7及び図8においては、図を判りやすくするため、ホィールハウスアウタパネル7にはハッチングを付し、ホィールハウスインナパネル8にも、ホィールハウスアウタパネル7に付したハッチングと逆向きの斜線のハッチングを付してあるが、これらのハッチングは、当然、断面を示したものではない(図3及び図4においても同じ)。
また、車体1は、図6乃至図8に示すように、クォータパネル4よりも車幅方向内側に位置しているルーフサイドパネル10を有している。このルーフサイドパネル10は、図6に示すように、クォータパネル4に対して隙間をあけて位置していて、そのクォータパネル4にスポット溶接によって固着されている。また、このルーフサイドパネル10の上部は、クォータパネル4の上部と共に、ルーフパネル2の車幅方向外端部にスポット溶接によって一体に固着されている。しかも、このルーフサイドパネル10の下部11は、前述のホィールハウスアウタパネル7の上部にスポット溶接によって固着されて一体化されている。
図7及び図8に示したルーフサイドパネル10の前側のピラー部12と、図1に示したクォータパネル4の前側のピラー部13とが、互いにスポット溶接により固着されて、車体1のCピラー14を構成し、図7及び図8に示したルーフサイドパネル10の後側のピラー部15と、図1に示したクォータパネル4の後側のピラー部16とが、互いにスポット溶接により固着されて、車体1のDピラー17を構成している。
図6に示すように、ホィールハウスインナパネル8の上部の前後方向中間部には切欠18が形成され、この切欠18は、ホィールハウスガセット19により覆われている。このホィールハウスガセット19は、図示していないリヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられるダンパー取付部20(図8も参照)を有している。図示した例では、図6に示すように、ホィールハウスガセット19に取付孔21が形成され、この取付孔21に整合する孔を有する皿状部材22がホィールハウスガセット19に溶接により固着されていて、その取付孔21と皿状部材22の孔によって、ダンパー取付部20が構成されている。
上述のようにダンパー取付部20を有しているホィールハウスガセット19は、図6及び図8に示すように、ルーフサイドパネル10よりも車幅方向内側に位置していて、その周囲のフランジ部が、ルーフサイドパネル10の下部11と、ホィールハウスインナパネル8とにスポット溶接によって固着されている。図8に示した例では、ホィールハウスガセット19は、ホィールハウスアウタパネル7にもスポット溶接によって固着されている。かかるホィールハウスガセット19は、ルーフサイドパネル10やホィールハウスインナパネル8の板厚よりも大きな板厚を有していて、ホィールハウスインナパネル8とルーフサイドパネル10を強固に固定連結している。
図9は、図6のIX−IX線拡大断面図であり、この図と図6及び図7に示すように、ルーフサイドパネル10の車外側の面とホィールハウスアウタパネル7の車外側の面には、ほぼU字形の横断面形状を有するルーフサイド補強パネル23が配置されている。そのルーフサイド補強パネル23は、その周辺のフランジ部がスポット溶接によってルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7に固着されている。かかるルーフサイド補強パネル23は前述のホィールハウスガセット19に対向して位置し、しかも上下方向に長く延びていて、ルーフパネル2の近傍にまで達している。かかるルーフサイド補強パネル23と、ルーフサイドパネル10とによって内部に空間Sが区画された閉断面の骨格が構成されている。
上述した車体1を構成する各パネル2,3,4,7,8,10,19,23は、鋼板をプレス成形することにより形成された成形品より成る。
ここで、自動車が走行した際、前述のリヤサスペンションのダンパーから、ホィールハウスガセット19のダンパー取付部20に大きな外力が加えられる。図10の(a),(b)は、上述した従来の自動車の車体1の概略横断面図であり、ここに示した車体1の各パネルには、図1乃至図9に示した各符号を付してある。
今、図10の(a)に示すように左右のダンパー取付部20,20Aに、各ダンパーから矢印F,FAで示した互いに逆向きの外力がそれぞれ加えられると、その力は車体1の全体に伝えられて、車体1は図10の(b)に示したようにねじれ変形する。その際、ダンパーからの外力は、ホィールハウスガセット19に及ぼされるが、このホィールハウスガセット19は板厚が大きく、その剛性が高いため、ホィールハウスガセット19に大きな荷重が加えられても、そのガセット19が大きく変形することはない。しかも、そのホィールハウスガセット19に加えられた力はルーフサイドパネル10に伝えられるが、このルーフサイドパネル10には、ルーフサイド補強パネル23が固着され、そのルーフサイド補強パネル23とルーフサイドパネル10とによって、内部が中空な剛性の大きな骨格が構成されているので、ルーフサイドパネル10の変形も抑えられる。また、ルーフサイドパネル10に伝えられた力は、上下に延びるルーフサイド補強パネル23の角部(稜線)31(図7及び図9)を通して、車体1の上部に伝えられるので、力が車体1の全体に分散されて、車体1の変形が抑えられる。
上述のようにリヤサスペンションのダンパーからの荷重は剛性の大きなホィールハウスガセット19に入力し、次いでルーフサイド補強パネル23によって補強されて剛性の高められたルーフサイドパネル10に伝えられるので、車体1が大きくねじれ変形することを阻止することができる。このように、従来の車体1も、そのねじり剛性が高められるように構成されているのであるが、従来の車体後部構造は、ホィールハウスガセット19の他に、大型で重量の大なるルーフサイド補強パネル23を必要とするため、車体1の全体の重量が大きくなり、そのコストが上昇する欠点を免れない。
特開平11−348826号公報 特開2006−62443号公報
本発明の目的は、ルーフサイド補強パネルがなくとも、車体のねじり剛性を高く保つことができ、ルーフサイド補強パネルを省くことによって、車体の重量とそのコストを低減できる自動車の車体後部構造を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するため、車体の上部を構成するルーフパネルと、ホィールハウスアウタパネルとそのホィールハウスアウタパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ホィールハウスアウタパネルに固着されたホィールハウスインナパネルより成る後輪用のホィールハウスと、車体の後部における車幅方向側部の外板を構成すると共に、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、下部が前記ホィールハウスアウタパネルに固着されたクォータパネルと、車室の床面を構成していると共に、車幅方向外端部が前記ホィールハウスインナパネルに固着されたフロアパネルと、前記クォータパネルよりも車幅方向内側に位置していると共に、該クォータパネルに固着され、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、かつ下部が前記ホィールハウスアウタパネルに一体化されているルーフサイドパネルと、リヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられるダンパー取付部を有していると共に、前記ルーフサイドパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ルーフサイドパネルと前記ホィールハウスインナパネルとに固着され、該ルーフサイドパネルとホィールハウスインナパネルの板厚よりも大きな板厚を有しているホィールハウスガセットとを具備し、前記ルーフサイドパネルには、車内側から見て車幅方向外方に窪んでいて、上下方向に延びている凹部が形成され、該凹部の底壁の車内側の面に前記ホィールハウスガセットが固着され、該ホィールハウスガセットには、前記ルーフサイドパネルに形成された凹部に連続して延びるガセット凹溝が形成されている自動車の車体後部構造を提案する(請求項1)。
また、上記請求項1に記載の自動車の車体後部構造において、前記ルーフサイドパネルに形成された凹部内に位置するホィールハウスガセットの部分が、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置のシートベルトリトラクタを固定するためのリトラクタ固定部として構成され、ルーフサイドパネルに形成された凹部が前記シートベルトリトラクタの収納空間として利用されるように構成されていると有利である(請求項2)。
さらに、本発明は、上記目的を達成するため、車体の上部を構成するルーフパネルと、ホィールハウスアウタパネルとそのホィールハウスアウタパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ホィールハウスアウタパネルに固着されたホィールハウスインナパネルより成る後輪用のホィールハウスと、車体の後部における車幅方向側部の外板を構成すると共に、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、下部が前記ホィールハウスアウタパネルに固着されたクォータパネルと、車室の床面を構成していると共に、車幅方向外端部が前記ホィールハウスインナパネルに固着されたフロアパネルと、前記クォータパネルよりも車幅方向内側に位置していると共に、該クォータパネルに固着され、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、かつ下部が前記ホィールハウスアウタパネルに一体化されているルーフサイドパネルと、リヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられるダンパー取付部を有していると共に、前記ルーフサイドパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ルーフサイドパネルと前記ホィールハウスインナパネルとに固着され、該ルーフサイドパネルとホィールハウスインナパネルの板厚よりも大きな板厚を有しているホィールハウスガセットとを具備し、前記ルーフサイドパネルには、車内側から見て車幅方向外方に窪んでいて、上下方向に延びている凹部が形成され、該凹部の底壁の車内側の面に前記ホィールハウスガセットが固着され、前記ルーフサイドパネルに形成された凹部内に位置するホィールハウスガセットの部分が、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置のシートベルトリトラクタを固定するためのリトラクタ固定部として構成され、ルーフサイドパネルに形成された凹部が前記シートベルトリトラクタの収納空間として利用される自動車の車体後部構造を提案する(請求項3)。
本発明に係る車体後部構造においても、ルーフサイドパネルとホィールハウスインナパネルが、板厚が大きく、従って剛性と強度の大なるホィールハウスガセットによって強固に連結され、自動車の走行時にリヤサスペンションのダンパーからの荷重が剛性の高いホィールハウスガセットに入力される。これにより車体のねじれ変形が効果的に抑えられる。また、ホィールハウスガセットに伝達された力は、ルーフサイドパネルに伝えられ、ルーフサイドパネルに形成された上下方向に延びる凹部の角部(稜線)を通して車体の上部に伝達されるので、その力が車体の全体に分散され、これによって車体全体のねじれ変形を抑えることができる。
また、ルーフサイドパネルに形成された凹部によって、そのルーフサイドパネルの剛性が高められ、しかもその凹部の底壁は、車幅方向外方に突出しているので、車体のねじり剛性は一層高められる。さらに、リヤサスペンションからの荷重がホィールハウスガセットを介してルーフサイドパネルに伝達されたとき、車体の車幅方向外側に位置するルーフサイドパネルの凹部の底壁には大きな応力が発生するが、その凹部の底壁の面に、剛性の大なるホィールハウスガセットが固着されているので、このホィールハウスガセットが、凹部の底壁を押さえ付ける作用をなし、これによって凹部の底壁が大きく変形することを阻止できる。このようにして、従来は必須の構成要素であったルーフサイド補強パネルが設けられていなくとも、車体のねじり剛性を高く保つことができ、車体に対してリヤサスペンションから大きな荷重が加えられたときも、車体が大きくねじれ変形することを阻止できる。車体のねじり剛性を高く保ちつつ、ルーフサイド補強パネルを省略でき、車体の重量とそのコストを低減することができるのである。
自動車の一例を示す側面図であって、従来技術の説明と、本発明に係る実施形態の説明に供した図である。 図1に示した自動車の車体をA−A線に沿って切断した拡大断面図であって、本発明に係る一実施形態の車体後部構造を示した図であり、シートベルトリトラクタを付加し、かつ内装材の一部を二点鎖線で付加して示した図である。 図2に示した車体後部構造を車外側から見た斜視図であって、図を判りやすくするため、車体を構成するルーフパネルとクォータパネルとフロアパネルの図示を省略した図である。 図2に示した車体後部構造を車内側から見た斜視図であって、図3と同様に、車体を構成するルーフパネルとクォータパネルとフロアパネルの図示を省略した図である。 図2のV−V線拡大断面図である。 図1のA−A線に沿って切断した図2と同様な断面図であって、従来の車体後部構造を示す図である。 従来の車体後部構造を車外側から見た斜視図であって、図2と同様に車体を構成するルーフパネルとクォータパネルとフロアパネルの図示を省略し、シートベルトリトラクタを付加して示した図である。 従来の車体後部構造を車内側から見た斜視図であって、図7と同様に、車体を構成するルーフパネルとクォータパネルとフロアパネルの図示を省略した図である。 図6のIX−IX線拡大断面図である。 リヤサスペンションから車体に荷重が加えられたときに、車体がねじれ変形することを示した概略説明断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って詳細に説明する。
本実施形態に係る車体後部構造を備えた自動車の外観は、先の従来技術を説明した際に用いた図1に示したところと変わりはない。よって、本実施形態の説明にも図1を参照することにする。
図1乃至図4に示した本発明に係る車体後部構造の基本構成は、図6乃至図8を参照して先に説明した従来の車体後部構造と実質的に変わりはない。すなわち、本例の車体後部構造も、図1及び図2に示すように、車体1の上部を構成するルーフパネル2と、車体1の後部における車幅方向側部の外板を構成するクォータパネル4を有している。このクォータパネル4は、その上部が、ルーフパネル2の車幅方向外端部にスポット溶接によって固着されている。
さらに、本例の車体後部構造は、図2乃至図4に示すように、後輪5(図1)用のホィールハウス6を有し、このホィールハウス6は、ホィールハウスアウタパネル7と、そのホィールハウスアウタパネル7よりも車幅方向内側に位置するホィールハウスインナパネル8より成る。そして、この場合も、ホィールハウスインナパネル8は、ホィールハウスアウタパネル7との重ね合わせ部9(図4)において、ホィールハウスアウタパネル7にスポット溶接によって固着されている。またクォータパネル4の下部は、ホィールハウスアウタパネル7にスポット溶接によって固着されている。
また、本例の車体後部構造も、図2に示すように、車室の床面を構成するフロアパネル3を有し、このフロアパネル3は、その車幅方向外端部がホィールハウスインナパネル8にスポット溶接によって固着されている。
さらに、本例の車体後部構造は、前述のクォータパネル4よりも車幅方向内側に位置しているルーフサイドパネル10を有し、そのルーフサイドパネル10は、クォータパネル4にスポット溶接によって固着されている。しかも、そのルーフサイドパネル10の上部が、クォータパネル4の上部と共に、ルーフパネル2の車幅方向外端部にスポット溶接によって固着されている。
また、このルーフサイドパネル10は、その下部がホィールハウスアウタパネル7に一体化されているが、本例の車体後部構造においては、ルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7がスポット溶接によって固着されているのではなく、ルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7とが一体の1枚のパネルにより形成されている。ルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7が、1枚の素材パネルを一体にプレス成形することによって、1つの成形品として形成されているのである。これにより、ルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7の全体の剛性を一層高めることができるが、この点は本発明の必須の構成ではなく、従来と同様に、ルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7を別々に成形し、その両成形品をスポット溶接によって固着してルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7を一体化することもできる。
また、本例の車体後部構造も、図2及び図4に示すように、ホィールハウスインナパネル8の上部に形成された切欠18を覆うように配置されたホィールハウスガセット19を有し、このホィールハウスガセット19は、従来と同様に、ルーフサイドパネル10よりも車幅方向内側に位置していて、その周辺のフランジ部がルーフサイドパネル10とホィールハウスインナパネル8とにスポット溶接によって固着されている。
前述のようにルーフサイドパネル10とホィールハウスアウタパネル7を別々の部材として成形し、これらをスポット溶接によって一体に固着するように構成する場合には、従来と同様に、ホィールハウスガセット19を、スポット溶接によって、ルーフサイドパネル10とホィールハウスインナパネル8とにそれぞれ固着し、かつそのホィールハウスガセット19をホィールハウスアウタパネル7にも固着することができる。
また、ホィールハウスガセット19は、従来のホィールハウスガセットと全く同じく構成されたダンパー取付部20を有し、そのホィールハウスガセット19に形成された取付孔21と該ガセット19に固着された皿状部材22に形成された孔とに図示していないリヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられる。また、本例のホィールハウスガセット19も、ルーフサイドパネル10やホィールハウスインナパネル8の板厚よりも大きな板厚を有している。
本例の車体後部構造の他の基本構成も、図6乃至図8を参照して先に説明した従来の車体後部構造と変わりはない。図2乃至図4における従来と代わりのない部分には、図6乃至図8に付した符号と同一の符号を付してある。また、本来の車体1を構成する各パネル2,3,4,7,8,10,19も、例えば鋼板をプレス成形した成形品より成る。
本例の車体後部構造の従来の車体後部構造と本質的に異なるところは、先ず、図2及び図3から明らかなように、従来、必須の構成要素であってルーフサイド補強パネル23(図7)が設けられておらず、その代わりに、図2乃至図5に示したように、ルーフサイドパネル10に、車内側から見て車幅方向外方に窪んでいて、上下方向に延びている凹部24が形成されていて、図2、図4及び図5に示すように、その凹部24の底壁25の車内側の面に、板厚が大きく形成された前述のホィールハウスガセット19の上部がスポット溶接によって固着されている点である。
自動車が走行すると、従来の車体後部構造の場合と同様に、図示していないリヤサスペンションのダンパーからの荷重がホィールハウスガセット19に加えられる。このとき、ホィールハウスガセット19は、板厚が大きく、その剛性が高いので、ホィールハウスガセット19に大きな荷重が加えられても、そのホィールハウスガセット19が大きく変形することはない。これによって車体全体のねじれ変形が抑えられる。また、ホィールハウスガセット19に加えられた力がルーフサイドパネル10に伝達されると、その力は、ルーフサイドパネル10に形成された上下方向に延びる凹部24の角部(稜線)32(図3及び図4)を通して車体1の上部に伝えられ、当該力が車体の上部に伝達されるので、図7に示した従来のルーフサイド補強パネル23が設けられていなくとも、ルーフサイドパネル10に伝えられた力を車体1の全体に分散させることができ、これによって車体全体のねじれ変形を抑えることができる。
また、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24によって、そのルーフサイドパネル10の剛性が高められており、しかも凹部24の底壁25は、車幅方向外方に突出した位置を占めているので、車体全体のねじり剛性が一層高められる。一般に、車体を構成するパネルが、車体の車幅方向中心(図10には、この中心を符号CLを付して示してある)から車幅方向外方に離れて位置していればいるほど、車体のねじり剛性は高められる。本例のルーフサイドパネル10の凹部24の底壁25は、車体1の車幅方向中心から車幅方向外方に大きく離れて位置しているので、車体1の全体のねじり剛性が一層高められるのである。
その反面、リヤサスペンションのダンパーから車体に対して外力が加えられたとき、車体の車幅方向中心から車幅方向外方に大きく離れて位置するパネルには、一般に、大きな応力が発生する。このため、ルーフサイドパネル10の凹部24の底壁25には、大きな応力が発生する。ところが、その凹部24の底壁25には、剛性の大なるホィールハウスガセット19の上部が強固に固着されているので、ホィールハウスガセット19が凹部24の底壁25を強く押さえ付ける働きをなす。このため、その底壁25に大きな応力が発生しても、当該底壁25が大きく変形することを阻止することができる。
上述のように、本例の車体1には、従来の車体後部構造に必須の構成要素であったルーフサイド補強パネルが設けられていないのであるが、車体1のねじり剛性が高く保たれ、リヤサスペンションから車体1に対して大きな荷重が加えられても、車体1が大きくねじれ変形することはない。車体1のねじり剛性を高く保ちながら、従来必須であったルーフサイド補強パネルを省略でき、これによって車体の重量とそのコストを低減できるのである。
また、本例の車体後部構造においては、図2、図4及び図5に示すように、ホィールハウスガセット19に、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24に連続して延びるガセット凹溝26が形成されている。このため、リヤサスペンションのダンパーからホィールハウスガセット19に加えられた力は、そのガセット凹溝26の角部33を通して、ルーフサイドパネル10の凹部24の角部32に伝えられ、その角部32を通して車体上部に伝達される。このため、ホィールハウスガセット19に加えられた力を効果的に車体1の全体に亘って分散することができる。
また、図4及び図5に示すように、剛性の大なるホィールハウスガセット19の上部がルーフサイドパネル10の凹部24に密着して嵌合している。このため、ルーフサイドパネル10の凹部24が大きく開拡するように変形することを防止できる。互いに嵌合したルーフサイドパネル10の凹部24の面とホィールハウスガセット19の面の間に接着剤を介在させて、これらの面を接合すれば、この効果をより一層確実なものにすることができる。
ところで、図1に示した自動車には、その車室内に図示していないリヤシートが配置されている。しかも、この自動車には、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置が設けられている。このシートベルト装置は、そのウェビングを巻き取るシートベルトリトラクタを有しており、このシートベルトリトラクタには、大きな荷重が加えられる可能性があるので、シートベルトリトラクタを車体に対して強固に固定支持する必要がある。
このため、従来は、図7及び図8に示すように、ホィールハウスアウタパネル7に、そのパネル7よりも板厚の大きなブラケット27を溶接によって固着し、そのブラケット27に図示していないボルトとナットによってシートベルトリトラクタ28を固定支持していた。ところが、この構成によると、板厚の大きなブラケット27が必要となるだけでなく、次に説明する理由によってルーフサイドパネル10に切欠29を形成する必要がある。
図8に示したホィールハウスアウタパネル7とルーフサイドパネル10の車内側の近傍には、図示していない内装材が位置しているが、シートベルトリトラクタ28がこの内装材に干渉することを避ける必要がある。このため、従来はルーフサイドパネル10に切欠29を形成し、その切欠29にシートベルトリトラクタ28を配置していた。もしも、ルーフサイドパネル10に切欠29を形成しないとすると、シートベルトリトラクタ28とルーフサイドパネル10との干渉を防止するために、そのシートベルトリトラクタ28を、図8に示した位置よりも車内側に配置する必要があるが、このようにすると、今度はそのシートベルトリトラクタ28が内装材に干渉してしまうので、その内装材を車室内側に突出した形状に形成して、その内装材とシートベルトリトラクタ28との干渉を防止しなければならない。ところが、このように内装材を車室内側に突出形成したとすれば、それだけ車室内の有効な居住空間が狭められる。
そこで、従来は、ルーフサイドパネル10に切欠29を形成して、ここにシートベルトリトラクタ28を配置し、シートベルトリトラクタ28をルーフサイドパネル10と内装材に干渉させずに、しかも内装材を車室内側に突出させずに車室内の居住空間を減少させないようにしていたのである。ところが、ルーフサイドパネル10に、このような切欠29を形成すれば、ルーフサイドパネル10の剛性、ひいては車体1のねじり剛性が低下する欠点を免れない。
そこで、本例の自動車においては、図2及び図4に示すように、シートベルトリトラクタ28が、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24内に位置するホィールハウスガセット19の上端部にボルトとナットとによって固定されている。シートベルトリトラクタ28は、ブラケットを介することなく、直にホィールハウスガセット19に固定されているが、このホィールハウスガセット19は、その板厚が大きく設定され、その剛性と強度が大きくなっているので、このホィールハウスガセット19に直にシートベルトリトラクタ28を固定すれば、シートベルトリトラクタ28を車体に対して強固に固定支持することができる。しかもシートベルトリトラクタ28は、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24に収納されているので、そのルーフサイドパネル10に、従来のような切欠を形成する必要はなく、しかも内装材30を車室内側に突出形成する必要もない。このため、ルーフサイドパネル10の剛性を低下させず、しかも車室内の有効な居住空間を狭めることもない。
上述のように、本例の自動車の車内後部構造においては、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24内に位置するホィールハウスガセット19の部分が、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置のシートベルトリトラクタ28を固定するためのリトラクタ固定部として構成され、ルーフサイドパネル10に形成された凹部24がシートベルトリトラクタ28の収納空間として利用されているのである。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこの実施形態に限定されることなく、各種改変して構成できるものである。
1 車体
2 ルーフパネル
3 フロアパネル
4 クォータパネル
5 後輪
6 ホィールハウス
7 ホィールハウスアウタパネル
8 ホィールハウスインナパネル
10 ルーフサイドパネル
19 ホィールハウスガセット
20 ダンパー取付部
24 凹部
25 底壁
26 ガセット凹溝
28 シートベルトリトラクタ
W 車幅方向

Claims (3)

  1. 車体の上部を構成するルーフパネルと、ホィールハウスアウタパネルとそのホィールハウスアウタパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ホィールハウスアウタパネルに固着されたホィールハウスインナパネルより成る後輪用のホィールハウスと、車体の後部における車幅方向側部の外板を構成すると共に、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、下部が前記ホィールハウスアウタパネルに固着されたクォータパネルと、車室の床面を構成していると共に、車幅方向外端部が前記ホィールハウスインナパネルに固着されたフロアパネルと、前記クォータパネルよりも車幅方向内側に位置していると共に、該クォータパネルに固着され、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、かつ下部が前記ホィールハウスアウタパネルに一体化されているルーフサイドパネルと、リヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられるダンパー取付部を有していると共に、前記ルーフサイドパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ルーフサイドパネルと前記ホィールハウスインナパネルとに固着され、該ルーフサイドパネルとホィールハウスインナパネルの板厚よりも大きな板厚を有しているホィールハウスガセットとを具備し、前記ルーフサイドパネルには、車内側から見て車幅方向外方に窪んでいて、上下方向に延びている凹部が形成され、該凹部の底壁の車内側の面に前記ホィールハウスガセットが固着され、該ホィールハウスガセットには、前記ルーフサイドパネルに形成された凹部に連続して延びるガセット凹溝が形成されている自動車の車体後部構造。
  2. 前記ルーフサイドパネルに形成された凹部内に位置するホィールハウスガセットの部分が、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置のシートベルトリトラクタを固定するためのリトラクタ固定部として構成され、ルーフサイドパネルに形成された凹部が前記シートベルトリトラクタの収納空間として利用される請求項1に記載の自動車の車体後部構造。
  3. 車体の上部を構成するルーフパネルと、ホィールハウスアウタパネルとそのホィールハウスアウタパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ホィールハウスアウタパネルに固着されたホィールハウスインナパネルより成る後輪用のホィールハウスと、車体の後部における車幅方向側部の外板を構成すると共に、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、下部が前記ホィールハウスアウタパネルに固着されたクォータパネルと、車室の床面を構成していると共に、車幅方向外端部が前記ホィールハウスインナパネルに固着されたフロアパネルと、前記クォータパネルよりも車幅方向内側に位置していると共に、該クォータパネルに固着され、上部が前記ルーフパネルの車幅方向外端部に固着され、かつ下部が前記ホィールハウスアウタパネルに一体化されているルーフサイドパネルと、リヤサスペンションのダンパー上部が取り付けられるダンパー取付部を有していると共に、前記ルーフサイドパネルよりも車幅方向内側に位置し、かつ該ルーフサイドパネルと前記ホィールハウスインナパネルとに固着され、該ルーフサイドパネルとホィールハウスインナパネルの板厚よりも大きな板厚を有しているホィールハウスガセットとを具備し、前記ルーフサイドパネルには、車内側から見て車幅方向外方に窪んでいて、上下方向に延びている凹部が形成され、該凹部の底壁の車内側の面に前記ホィールハウスガセットが固着され、前記ルーフサイドパネルに形成された凹部内に位置するホィールハウスガセットの部分が、リヤシートに着座した乗員用のシートベルト装置のシートベルトリトラクタを固定するためのリトラクタ固定部として構成され、ルーフサイドパネルに形成された凹部が前記シートベルトリトラクタの収納空間として利用される自動車の車体後部構造。
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