JP2016107966A - 自転車用制御装置 - Google Patents

自転車用制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016107966A
JP2016107966A JP2015147177A JP2015147177A JP2016107966A JP 2016107966 A JP2016107966 A JP 2016107966A JP 2015147177 A JP2015147177 A JP 2015147177A JP 2015147177 A JP2015147177 A JP 2015147177A JP 2016107966 A JP2016107966 A JP 2016107966A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assist motor
bicycle
control
driving force
assist
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015147177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6277157B2 (ja
Inventor
裕輔 西川
Yusuke Nishikawa
裕輔 西川
康弘 土澤
Yasuhiro Tsuchizawa
康弘 土澤
真 臼井
Makoto Usui
真 臼井
謝花 聡
Satoshi Shaka
聡 謝花
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2015147177A priority Critical patent/JP6277157B2/ja
Priority to CN201810551440.4A priority patent/CN108528617B/zh
Priority to CN201510694732.XA priority patent/CN105667693B/zh
Priority to TW104136030A priority patent/TWI650267B/zh
Priority to TW104136031A priority patent/TWI644830B/zh
Priority to CN201510737786.XA priority patent/CN105667701B/zh
Priority to US14/945,975 priority patent/US9908587B2/en
Priority to US14/946,001 priority patent/US9663187B2/en
Priority to DE102015015496.6A priority patent/DE102015015496A1/de
Priority to DE102015015506.7A priority patent/DE102015015506A1/de
Publication of JP2016107966A publication Critical patent/JP2016107966A/ja
Priority to US15/876,682 priority patent/US10773770B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP6277157B2 publication Critical patent/JP6277157B2/ja
Priority to US16/861,933 priority patent/US11072390B2/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】自転車の走行状況に応じたアシストモータの制御を行うことができる自転車用制御装置を提供する。【解決手段】自転車用制御装置は、人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力状態が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、前記制御部は、自転車のクランクが停止状態から回転するとき、および前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、前記第1制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、自転車用制御装置に関する。
人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置が知られている(例えば特許文献1)。この自転車用制御装置は、人力駆動力に応じて、走行補助のための走行補助力を決定している。
特開2001−10581号公報
自転車の走行状況、例えば、自転車がオンロードを走行するときとオフロードを走行するときとでは、アシストモータに対する要求が異なる。このため、自転車の走行状況に応じたアシストモータの制御が求められている。
本発明の目的は、自転車の走行状況に応じたアシストモータの制御を行うことができる自転車用制御装置を提供することである。
〔1〕本発明の一形態に従う自転車用制御装置は、人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力状態が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、自転車のクランクが停止状態から回転するとき、および前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、前記第1制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する。
〔2〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、自転車のクランクが停止状態から回転するとき、前記第1制御状態における前記人力駆動力が増加するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が増加するときの前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する。
〔3〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときに、前記第1制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する。
〔4〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記クランクの回転速度が、所定の第1速度以上である所定の第2速度を超えているときに、前記第1制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が減少するとき前記アシストモータの応答速度よりも遅くなるように、前記アシストモータの出力を制御する。
〔5〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、自転車に取り付け可能な操作部をさらに含み、前記制御部は、前記操作部によって前記第1制御状態および前記第2制御状態を選択的に設定する。
〔6〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、外部装置と通信可能な通信部をさらに含み、前記制御部は、前記外部装置によって前記第1制御状態および前記第2制御状態を選択的に設定する。
〔7〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記操作部によって前記応答速度を調節可能である。
〔8〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記外部装置によって前記応答速度を調節可能である。
〔9〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置であって、前記制御部は、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力の最大値が等しく、かつ前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力状態が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、自転車のクランクが停止状態から回転するとき、および前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、前記第1制御状態における前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力と、前記第2制御状態における前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力とが異なるように、前記アシストモータの出力を制御する。
〔10〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、前記制御部は、前記第1制御状態において前記クランクが停止状態から回転するときに、前記クランクの回転角度が第1の所定値に達するまで前記アシストモータの出力を低下させ、前記第2制御状態において前記クランクが停止状態から回転するときに、前記クランクの回転角度が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値に達するまで前記アシストモータの出力を低下させる。
〔11〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、アシストモータを有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、前記アシストモータによって走行補助が開始される時点における前記自転車のクランクの位置を基準とした前記クランクの回転角度、前記走行補助が開始される時点からの走行距離、および、前記走行補助が開始される時点からの走行時間の少なくともいずれかに応じて、前記アシストモータに出力させる走行補助力を制御する制御部を備え、前記制御部は、人力駆動力に対する前記アシストモータの出力が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、前記クランクが停止状態から回転するとき、前記第1制御状態における前記アシストモータに出力させる走行補助力と、前記第2制御状態における前記アシストモータに出力させる走行補助力とを異ならせる。
〔12〕前記自転車用制御装置の一形態によれば、アシストモータを有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、人力駆動力に応じて、前記アシストモータに出力させる走行補助力を制御する制御部を備え、前記制御部は、前記人力駆動力が低下するとき、前記人力駆動力の低下に対して走行補助力の低下が遅れるように前記走行補助力を制御し、かつクランクの回転状態に応じて前記走行補助力の低下の遅れを制御し、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、前記第1制御状態のときの前記走行補助力の低下の遅れと、第2制御状態のときの前記走行補助力の低下の遅れとを異ならせる。
本発明の自転車用制御装置は、自転車の走行状況に応じたアシストモータの制御を行うことができる。
実施形態の自転車用制御装置を搭載する自転車の側面図。 自転車用制御装置の構成を示すブロック図。 補正係数と回転角度との対応付けを示す補正係数マップ。 基本走行補助力の時間変化を示すグラフ。 走行補助力の時間変化を示すグラフ。 第1制御状態における時定数とケイデンスとの関係を示すグラフ。 第2制御状態における時定数とケイデンスとの関係を示すグラフ。 第1制御状態および第2制御状態における補正係数と回転角度との対応付けを示す補正係数マップ。 第1制御状態および第2制御状態における時定数とケイデンスとの関係を示すグラフ。 実施形態に係る自転車用制御装置の動作を説明するためのフローチャート。
図1は、実施形態にかかる自転車用制御装置1を適用した自転車201の側面図である。図1に示すように、実施形態に係る自転車用制御装置1を適用した自転車201は、フレーム202と、ハンドルバー204と、駆動部205と、前輪206と、後輪207とを備えている。自転車201は、本実施の形態では、フレーム202にフロントサスペンション220およびリアサスペンション222を有するマウンテンバイクであるが、サスペンションを備えない自転車であってもよい。
駆動部205は、チェーン210と、ペダル211が装着されたクランク212と、アシスト機構215と、アシスト機構215の電源としての着脱可能な充電池Bとを有しており、それぞれがフレーム202に支持されている。クランク212は、クランク軸212Aと、一対のクランクアーム212Bとを含む。各クランクアーム212Bは、クランク軸212Aの両端部に設けられる。駆動部205は、フロントスプロケット234をさらに備える。フロントスプロケット234はクランク212に直接または間接的に接続される。チェーン210は、フロントスプロケット234と後輪207に装着されるリアスプロケット236との間に巻き掛けられて駆動力を伝達する。充電池Bは、例えばニッケル水素電池およびリチウムイオン電池等を用いた蓄電池であり、フレーム202に着脱可能に搭載される。
フロントスプロケット234およびリアスプロケット236は、それぞれ複数のスプロケットを有する。駆動部205は、フロント変速機構240およびリア変速機構238を含む。フロント変速機構240は、複数のフロントスプロケット234の間で、チェーン210を掛け替える。リア変速機構238は、複数のリアスプロケット236の間で、チェーン210を掛け替える。フロント変速機構240およびリア変速機構238は、それぞれハンドルバー204に設けられる変速操作装置(図示略)によって、制御される。なお、フロントスプロケット234は、1枚で構成されてもよく、この場合にはフロント変速機構240は省略される。
図2は、自転車用制御装置1を説明するためのブロック図である。図2に示すように、自転車用制御装置1は、第1検出部2と、第2検出部3と、制御部4と、通信部5と、第3検出部6とを備えている。この自転車用制御装置1には、操作部218およびアシスト機構215が接続されている。第1検出部2と、第2検出部3と、通信部5と、第3検出部6とは、制御部4に電気的に接続されている。
操作部218は、ハンドルバー204(図1参照)に装着可能である。操作部218は、図1に示す自転車201に設けられており、ハンドルバー204に装着されている。図2に示す操作部218は、自転車用制御装置1の制御部4に有線によって電気的に接続されるか、または無線によって接続される。この操作部218が操作されることによって、アシスト機構215によるアシスト条件が選択される。操作部218は、例えば操作スイッチを含む。例えば、操作部218を操作することによって、第1アシスト条件、第2アシスト条件、及び第3アシスト条件のうち、いずれかのアシスト条件を選択することができる。複数のアシスト条件を変更することによって、人力駆動力に対する走行補助力PXの大きさを変更することができる。なお、各アシスト条件の詳細については後述する。
アシスト機構215は、アシストモータ216と、駆動回路217とを含む。アシストモータ216は、駆動回路217によって制御される。また、駆動回路217は、制御部4からの指令に基づき、アシストモータ216を制御する。アシストモータ216は、図1に示すクランクアーム212Bとフロントスプロケット234との間に設けられるクランク軸212Aを含む動力伝達経路に連結される。アシスト機構215は、図示しない減速機を備え、アシストモータ216の出力を、減速機を介して前記動力伝達経路に伝達する構成としてもよい。図2に示すように、自転車用制御装置1の制御部4とアシスト機構215とを含んで駆動ユニット219が構成される。駆動ユニット219は、フレーム202(図1参照)に着脱可能に設けられる。
図2に示す第1検出部2は、人力駆動力を検出する。詳細には、第1検出部2は、人力駆動力に応じた信号を出力する。例えば、第1検出部2はトルクセンサであって、図1に示すクランク212のクランク軸212A、またはクランクアーム212Bとフロントスプロケット234との間に設けられるクランク軸212Aを含む動力伝達経路に作用するトルクに応じた信号(例えば電圧)を出力する。トルクセンサは、例えば磁歪式センサであってもよいし、歪ゲージであってもよい。図2に示す第1検出部2は、検出された人力駆動力に関する情報を制御部4に送る。
第2検出部3は、クランク212の回転状態を検出する。クランク212の回転状態は、クランク212の回転角度TAを含む。ここで、クランク212の回転角度TAとは、アシストモータ216(図2参照)によって走行補助が開始される時点におけるクランク212の位置を基準とした回転角度TAを意味する。回転角度TAは、走行補助が開始される時点からのクランク212の総回転量と言い換えることができる。第2検出部3は、クランク212の回転角度TAとして、クランク軸212Aの回転角度を検出してもよいし、クランクアーム212Bの回転角度を検出してもよい。図2に示す第2検出部3は、検出された回転角度TAに関する情報を制御部4に送る。
また、クランク212の回転状態は、クランク212の回転速度KAを含む。図2に示す第2検出部3は、ケイデンスセンサとして機能し、クランク212(図1参照)のケイデンスを回転速度KAとして検出する。第2検出部3は、クランク212(図1参照)の回転周期を回転状態として検出してもよい。第2検出部3は、検出されたケイデンスに関する情報を制御部4に送る。
例えば、第2検出部3は、ロータリエンコーダを含み、クランク軸212A(図1参照)に取り付けられた多極磁石の磁束密度の変化をホール素子によって検出することによってクランク軸212A(図1参照)の回転角度TAを検出する。第2検出部3は、クランク軸212A(図1参照)の回転角度TAと、時間とから、クランク軸212A(図2参照)の回転速度KAを検出してもよい。第2検出部3は、クランク軸212A(図1参照)またはクランクアーム212B(図1参照)に設けられる磁石と、この磁石を検出するリードスイッチを含んで構成され、クランク軸212A(図1参照)の回転速度KAを検出してもよい。第2検出部3は、磁気式エンコーダではなく光学式エンコーダとしてもよいし、ロータリエンコーダ以外の回転角度センサとしてもよい。
第3検出部6は、自転車201の走行速度を検出する。第3検出部6は、たとえば後輪207(図1参照)に設けられる磁石を検出するリードスイッチを含む。制御部4は、第3検出部6の検出値、および、タイヤ径に基づいて自転車201の走行速度ZAを演算する。
制御部4は、所定の条件が満たされたときに、アシストモータ216に対して走行補助を実行させる。例えば、制御部4は、第1検出部2によって検出された人力駆動力(トルク)が、予め設定された人力駆動力基準値以上であると判定した場合、アシストモータ216に対して走行補助を実行させる。制御部4は、第3検出部6によって検出された走行速度ZAが、所定速度以上になると、アシストモータ216の出力を低減または停止する。所定速度は、例えば時速25kmに対応する。
制御部4は、第1検出部2によって検出された人力駆動力、第2検出部3によって検出された検出結果である回転角度TA、および第3検出部6によって検出された検出結果である走行速度ZAに応じて、アシストモータ216に出力させる走行補助力PXを制御する。詳細には、制御部4は、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力以下の走行補助力PXをアシストモータ216に出力させる。なお、制御部4は、例えば、マイクロコンピュータによって構成され、CPU(Central processing unit),RAM(random access memory),ROM(read only memory),I/Oインタフェイスなどを含む。
人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力PAについて説明する。
例えば、操作部218によって第1アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のX倍の走行補助力PXを基本走行補助力PAとして設定する。第1アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのX倍のトルクが、アシスト機構215から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構215を制御する。
また、例えば、操作部218によって第2アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のY倍の走行補助力PXを基本走行補助力PAとして設定する。第2アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのY倍のトルクが、アシスト機構215から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構215を制御する。
また、例えば、操作部218によって第3アシスト条件が選択されている場合、制御部4は、人力駆動力のZ倍の走行補助力PXを基本走行補助力PAとして設定する。第3アシスト条件では、人力駆動力によって動力伝達経路に作用するトルクのZ倍のトルクが、アシスト機構215から動力伝達経路に与えられるように、制御部4はアシスト機構215を制御する。X,Y,Zは、X>Y>Zとなる数字に選ばれる。例えば、X=2、Y=1.5、Z=1に選ばれる。なお、アシスト機構215によるアシストを行わないオフモードも、操作部218によって選択することができる。
次に、制御部4が上述した基本走行補助力PA以下の走行補助力PXを設定する方法について説明する。制御部4は、自転車のクランク212が停止状態から回転するときには、第2検出部3によって検出された回転角度TAに応じて、上述した基本走行補助力PAを補正する。この基本走行補助力PAを補正したものが、アシストモータ216に出力させる走行補助力PXである。制御部4は、駆動回路217を制御して、この走行補助力PXをアシストモータ216に出力させる。
制御部4は、クランク212が停止状態から回転するときには、回転角度TAが大きくなるにつれて走行補助力PXが基本走行補助力PAに近付くように、基本走行補助力PAを補正する。より具体的には、制御部4は、クランク212が停止状態から回転するとき、回転角度TAに対応する補正情報に基づいて、基本走行補助力PAを補正する。この補正情報は、回転角度TAが大きくなるほど大きくなる補正係数によって表される。制御部4は、この補正係数を基本走行補助力PAに乗算することによって、走行補助力PXを算出する。
例えば、制御部4は、図3に示すような補正情報マップを記憶しており、この補正情報マップに基づき補正係数を設定する。なお、補正情報マップは、回転角度TAと補正係数とを対応付けた情報を含んでおり、回転角度TAが大きくなるにつれて補正係数も大きくなる。なお、特に限定されるものではないが、補正係数は0以上1以下となっている。
制御部4は、第2検出部3によって検出された回転角度TAが予め定められた閾値TAX以上となると、補正係数を1とする。制御部4は、クランク212の回転角度TAに基づく走行補助力PXの補正処理(以下、第1補正処理という)を行った後に、後述する人力駆動力が減少するときの走行補助力PXの補正処理(以下、第2補正処理という)を行なう。閾値TAXは、例えば0度以上1000度以下にすることが好ましく、20度以上800度以下とすることがより好ましい。なお、制御部4は、このような補正情報マップを用いるのではなく、予め設定された計算式によって、回転角度TAに応じた補正係数を算出してもよい。閾値TAXの値が小さいほど、クランク212を停止した状態から自転車201を漕ぎ始めたときに、アシストモータ216の応答速度が速くなる。すなわち、アシストモータ216の出力が基本走行補助力PAに達するまでの時間が早くなる。閾値TAXの値を小さくすると、人力駆動力に対するアシストモータ216の出力が早期に大きくなるため、トラクションコントロール性を向上させることができ、閾値TAXの値を大きくすると、人力駆動力に対するアシストモータ216の出力が大きくなるまでの時間が長期化するため、ペダリング開始時の急な発進を抑制することができる。
補正情報マップは、図3に線L1で示すように回転角度TAと補正係数とが一次関数のような関係となっていてもよいし、図3に線L2、L3で示すようにn次関数のような曲線となっていてもよい。補正情報マップは、図3に線L4で示すように回転角度TAが0度の時に補正係数が0ではなく、所定の数値となっていてもよい。補正情報マップは、図3に線L1〜L4で示すように回転角度TAによって補正係数が連続的に変化するようになっていてもよいし、図3に線L5で示すように回転角度TAによって補正係数が階段状に不連続に変化するようになっていてもよい。このような補正マップは実験によって決定される。制御部4は複数の補正情報マップを備え、操作部218によって複数の補正情報マップを設定可能に構成される。制御部4は、補正制御マップではなく、予め設定された計算式によって走行補助力PXを算出してもよい。
制御部4は、第2補正処理として、人力駆動力が減少するとき、この人力駆動力の減少に対して走行補助力PXの低下が遅れるように、走行補助力PXを制御する。詳細には、制御部4は、第1補正処理および第2補正処理が行われていない間、基本的には、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力PAを走行補助力PXとしてアシストモータ216に出力させる。そして、制御部4は、人力駆動力が減少するときに、基本走行補助力PAを補正して、補正後の基本走行補助力PAを走行補助力PXとしてアシストモータ216に出力させる。この補正後の基本走行補助力PAは、補正前の基本走行補助力PA以上となる。制御部4は、この補正処理によって、人力駆動力の減少に対して、走行補助力PXの減少を遅らせる。ここで、人力駆動力に応じて設定される基本走行補助力PA、および基本走行補助力PAの時間変化について説明する。
図4は、基本走行補助力PAの時間変化を示すグラフである。人力駆動力は、ペダル211が上死点又は下死点に位置するときに最小となり、ペダル211が上死点又は下死点から90度回転した位置に位置するときに最大となる。基本走行補助力PAは人力駆動力の所定倍に設定されるため、基本走行補助力PAの時間変化は図4に示すような波形となる。制御部4が第1補正処理および第2補正処理を行わない場合、アシストモータ216は、基本走行補助力PAを出力することになる。
制御部4は、上述した基本走行補助力PAを走行補助力PXとしてアシストモータ216に出力させる一方で、人力駆動力が減少するとき、基本走行補助力PAを補正して、その補正後の基本走行補助力PAを走行補助力PXとしてアシストモータ216に出力させる。
具体的には、制御部4は、第1検出部2が出力する信号を離散信号に変換する。すなわち、制御部4は、第1検出部2によって検出された人力駆動力に関する情報を、所定時間間隔で取得する。そして、制御部4は、その離散信号に基づき、第1検出部2によって検出された人力駆動力が一つ前の時刻において検出された人力行動力よりも小さいと判断すると、人力駆動力が低下したと判断する。
図5は、走行補助力PXの時間変化を示すグラフである。なお、図5において実線で示した波形が走行補助力PXの時間変化を示し、破線で示した波形は基本走行補助力PAの時間変化を示す。図5に示すように、制御部4は、時刻t1の次の時刻t2において、人力駆動力が減少したと判断する。なお、時刻t1は、基本走行補助力PAが最大値を示す時刻である。
制御部4は、人力駆動力が減少したと判断すると、人力駆動力の減少に対して走行補助力の減少を遅らせる。具体的には、制御部4は、一次ローパスフィルタを用いて基本走行補助力PAを補正して走行補助力PXとする。このように制御部4が一次ローパスフィルタを用いて基本走行補助力PAを補正することによって、走行補助力PXの低下は人力駆動力の低下に対して遅れる。
また、制御部4は、基本走行補助力PAの補正処理を開始した後、補正後の走行補助力PXが補正前の基本走行補助力PAよりも大きい間において、基本走行補助力PAの補正処理を続ける。すなわち、図5の時刻t2から時刻t3までの間、制御部4は、基本走行補助力PAの補正処理を続ける。そして、制御部4は、時刻t3において補正前の基本走行補助力PAが、補正後の走行補助力PX以上となると、第2補正処理を停止する。
また、制御部4は、クランク212の回転状態に応じて、上述した走行補助力PXの減少の遅れを制御する。詳細には、上記補正処理に用いられる一次ローパスフィルタの時定数に関して、制御部4は、クランク212の回転状態に対応した時定数を設定する。時定数が小さくなるほど、人力駆動力が減少する時のアシストモータ216の応答速度が速くなり、時定数が大きくなるほど、人力駆動力が減少する時のアシストモータ216の応答速度が遅くなる。
具体的には、制御部4は、後述する第1制御状態において、クランク212の回転速度KAが高いほど、またはクランク212の回転周期が短いほど、大きい時定数に設定する。この結果、回転速度KAが小さいほど、又は回転周期が長いほど、走行補助力PXの低下の遅れが小さくなり、回転速度KAが大きいほど、または回転周期が短いほど、上述した走行補助力PXの低下の遅れが大きくなる。第1の制御状態では、回転速度KAが小さくなるにつれてアシスト力の継続時間が短くなり、人力駆動力に同期したアシスト力の発生が可能となる。これによって低回転速度KA走行時のトラクションコントロール性が向上する。
また制御部4は、後述する第2制御状態において、クランク212の回転速度KAが高いほど、またはクランク212の回転周期が短いほど、小さい時定数に設定する。この結果、回転速度KAが高いほど、または回転周期が短いほど、走行補助力PXの低下の遅れが小さくなる。第2制御状態では、回転速度KAが高くなる、すなわち高速走行になるにつれて時定数が小さくなるため、アシスト力の継続時間、すなわち、アシストモータ216を駆動する時間が短くなり、電力を消費しにくくなる。このため、高速域での航続距離を高めることができる。また第2制御状態では、回転速度KAが低くなる、すなわち低速走行になるにつれて時定数が大きくなるため、アシスト力の継続時間が長くなり、車速の減少を抑制することができる。
例えば、制御部4は、図6および図7に示すような時定数マップを記憶しており、この時定数マップに基づいて、時定数を設定する。図6に示す時定数マップは、第1制御状態で用いられる。図6に示す時定数マップは、時定数と回転速度KAとを対応付けた情報を含んでおり、回転速度KAが高くなるにつれて時定数が大きくなる。また、回転速度KAが所定値KAX以上の場合、時定数は最大となるように対応付けられている。すなわち、制御部4は、回転速度KAが所定値KAX以上の場合、第2補正処理によって走行補助力PXの補正が行われない。なお、最小の時定数は、制御部4の1制御周期の値を採用することができる。
図7に示す時定数マップは、第2制御状態で用いられる。図7に示す時定数マップは、時定数と回転速度KAとを対応付けた情報を含んでおり、回転速度KAが高くなるにつれて時定数が小さくなる。また、回転速度KAが所定値KAY以上の場合、時定数が最小の一定値となるように対応付けられている。制御部4は、このような時定数マップを用いるのではなく、予め設定された計算式によって、回転速度KAに応じた時定数を算出してもよい。なお、所定値KAYは、所定値KAXと一致させることもできる。また、所定値KAYと所定値KAXとを異ならせることもできる。
時定数マップにおいて、時定数と回転速度KAとの関係は、図6の線L11、および図7の線L21で示すように一次関数のような関係となっていてもよいし、図6の線L12、L13、および図7の線L22,L23で示すようにn次関数のような関係となっていてもよい。また、図6の線L14で示すように、回転速度KAが0の時に時定数が最小よりも大きい数値となっていてもよい。図7の線L24で示すように、回転速度KAが所定値KAYの時に時定数が最小よりも大きい数値となっていてもよい。時定数マップは、図6に線L11〜L14で示し、図7に線L21〜L24で示すように回転速度KAの変化に応じて時定数が連続的に変化するようになっていてもよいし、図6にL15で示し、図7にL25で示すように回転速度KAの変化に応じて時定数が階段状に不連続に変化するようになっていてもよい。このような時定数マップは実験によって決定される。制御部4は、複数の時定数マップを備え、操作部218または外部装置7によって複数の時定数マップを選択して設定してもよい。
図2に示す制御部4は、アシスト条件に加えて、人力駆動力に対するアシストモータ216の出力特性が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能である。第1制御状態は、たとえばオフロードモードである。第2制御状態は、たとえばオンロードモードである。オフロードモードは、岩場、ダートなどの走行負荷の時間変化の大きな路面を走行するのに適したモードである。オンロードモードは、舗装路のような走行負荷の時間変化の小さな路面を走行するのに適したモードである。走行負荷の時間変化とは、車輪と路面の接線力の時間変化である。第1制御状態と第2制御状態とでは、人力駆動力に対する前記アシストモータ216の出力の最大値が等しい。
第1制御状態と第2制御状態とは、操作部218によって選択的に設定可能である。操作部218は、第1制御状態に対応する第1操作スイッチと、第2制御状態に対応する第2操作スイッチとを有する。第1操作スイッチを操作することによって、制御部4が第1制御状態となり、第2操作スイッチを操作することによって、制御部4が第2制御状態となる。操作部218は、操作することによって第1制御状態と第2制御状態とを、交互に切り替える1つの操作スイッチ備える構成としてもよい。
自転車用制御装置1に通信部5を備えることもできる。この場合、第1制御状態と第2制御状態とは、通信部5を介して設定されてもよい。通信部5は、外部装置7と通信可能に構成される。外部装置7は、たとえばパーソナルコンピュータ、スマートフォンなどである。通信部5は、有線または無線のインタフェイスを有し、外部装置7と、有線または無線で通信を行う。通信部5を有線で外部装置7と接続する場合、接続ポートを、駆動ユニット219のハウジングに設けてもよく、操作部218に設けてもよい。
制御部4は、自転車のクランク212が停止状態から回転するとき、およびクランク212の回転速度KAが所定の第1速度以下のときの少なくともいずれか一方で、第1制御状態における人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の応答速度が、第2制御状態における人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の応答速度よりも速くなるように、アシストモータ216の出力(走行補助力PX)を制御する。制御部4は、自転車のクランク212が停止状態から回転するとき、およびクランク212の回転速度KAが所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、第1制御状態におけるアシストモータ216に出力させる走行補助力PXと、第2制御状態におけるアシストモータ216に出力させる走行補助力PXとを異ならせている。換言すれば、制御部4は、自転車のクランク212が停止状態から回転するとき、およびクランク212の回転速度KAが所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、第1制御状態におけるアシストモータ216の出力状態と、第2制御状態における第1制御状態におけるアシストモータ216の出力状態とを異ならせている。なお、出力状態が異なるとは、第1制御状態のときと第2制御状態のときとで、同一の人力駆動力が検出されたときに出力する走行補助力PXが異なる大きさになる場合を含むことを示し、一部の人力駆動力に対して同一の走行補助力PXが出力される場合も含んでよい。
さらに詳しく述べると、制御部4は、以下の(a)〜(c)のように第1制御状態と第2制御状態とに応じてアシストモータ216の出力を制御する。
(a)制御部4は、自転車のクランク212が停止状態から回転するとき、第1制御状態における人力駆動力が増加するときのアシストモータ216の応答速度が、第2制御状態における人力駆動力が増加するときのアシストモータ216の応答速度よりも速くなるように、アシストモータ216の出力を制御する。
(b)制御部4は、クランク212の回転速度KAが所定の第1速度以下のときに、第1制御状態における人力駆動力が減少するときのアシストモータ216の応答速度が、第2制御状態における人力駆動力が減少するときアシストモータ216の応答速度以下になるように、アシストモータ216の出力を制御する。
(c)制御部4は、クランク212の回転速度KAが、所定の第1速度以上である所定の第2速度を超えているときに、第1制御状態における人力駆動力が減少するときのアシストモータ216の応答速度が、第2制御状態における人力駆動力が減少するアシストモータ216の応答速度よりも遅くなるように、アシストモータ216の出力を制御する。
上記(a)のようにアシストモータ216の出力を制御するために、制御部4は、第1制御状態と、第2制御状態とで、第1補正処理に用いる補正情報マップまたは計算式を切り替える。制御部4は、第1補正処理で、たとえば図8のような補正情報マップを用いる。図8で点線L311は第1制御状態のときに第1補正処理で用いられる補正情報マップを示す。図8で実線L321は、第2制御状態のときに第1補正処理で用いられる補正情報マップを示す。第1制御状態では、回転角度TAが閾値TAXである第1回転角度TAX1に達したときに、補正係数が1になるように設定されている。第1回転角度TAX1は、例えば30度である。第2制御状態では、回転角度TAが閾値TAXである第2回転角度TAX2に達したときに、補正係数が1になるように設定されている。第2回転角度TAX2は、例えば60度、または、720度である。第1回転角度TAX1は、第2回転角度TAX2よりも小さい。
制御部4は、自転車201の走行速度ZAに応じて、第1補正処理で用いられる補正情報マップまたは計算式を切り替えてもよい。この場合、制御部4は、走行速度ZAが所定の速度以上のとき、走行速度ZAが所定の速度以下のときよりも、人力駆動力が増加するときのアシストモータ216の応答速度が速くなるように、アシストモータ216の出力を制御する。
例えば、第1制御状態のときの第1補正処理において、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、制御部4は、図8の点線L311で示すような補正情報マップを用い、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、制御部4は、図8の点線L312で示すような補正情報マップを用いる。図8の補正情報マップでは、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、クランク212が停止状態から例えば30度回転したときに、補正係数が1になるように設定されている。点線L311で示す補正情報マップと、点線L312で示す補正情報マップとでは、補正係数が1になる第1回転角度TAX1は同じであるが、補正係数が1になるまでの回転角度TAに対して、点線L312で示す補正情報マップの方が、点線L311で示す補正情報マップよりも補正係数が大きくなる。
例えば、第2制御状態のときの第1補正処理において、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、制御部4は、図8の実線L321で示すような補正情報マップを用い、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、制御部4は、図8の実線L322で示すような補正情報マップを用いる。図8の補正情報マップでは、走行速度ZAが所定の速度ZX以下であれば、クランクが停止状態から例えば60度回転したときに、補正係数が1になるように設定されている。
所定の速度ZXは、たとえば時速3kmに選ばれる。走行速度ZAが所定の速度ZX以下のときに、クランク212が停止状態から回転するときは、自転車201が停止状態、ほぼ停止した状態から動き出す状態であると想定される。自転車201が所定の速度ZXを超えているときに、クランク212が停止状態から回転するときは、自転車201がコースティング状態であることが想定される。制御部4が補正情報マップを変更することによって、自転車201の走行状態に合わせたアシストモータ216の出力の立ち上げを行うことができる。
自転車のクランク212が停止状態から回転するとき、同一の人力駆動力をクランク212に与えて、クランク212を同一の速度で回転させた場合、第1制御状態のときの方が第2制御状態のときよりも、アシストモータ216の出力が速く大きくなる。すなわちアシストモータの応答速度が速くなる。
上記(b)および(c)のようにアシストモータ216の出力を制御するために、制御部4は、第1制御状態と、第2制御状態とで、第2補正処理に用いる補正情報マップまたは計算式を切り替える。制御部4は、第2補正処理で、例えば図9のような補正情報マップを用いる。図9で点線L41は、第1制御状態のときに第2補正処理で用いられる補正情報マップを示す。図9で実線L42は、第2制御状態のときに第2補正処理で用いられる補正情報マップを示す。図9に示す例では、第1制御状態および第2制御状態のいずれのときであっても所定の回転速度KAの範囲(KAA〜KAB)のときには、時定数は同じとなる。所定の回転速度KAの範囲は、例えば50rpm〜60rpmである。図9に示す例では、回転速度KAAは所定の第1速度であり、回転速度KABは所定の第2速度である。
次に、上述した自転車用制御装置1の動作について、図10を参照しつつ説明する。図10は、自転車用制御装置1の動作処理を説明するためのフローチャートである。
自転車用制御装置1に電源を投入すると、図10のステップS1に移り、制御部4は、第1検出部2によって検出された人力駆動力に関する情報を取得する。具体的には、制御部4は、第1検出部2によって検出されたトルクに関する情報を取得する。
次にステップS2に移り、制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値以上であるか否か判断する。具体的には、制御部4は、取得したトルクに関する情報に基づき、トルクがトルク基準値以上であるか否か判断する。なお、特に限定されるものではないが、このトルク基準値は、例えば7N・m以上10N・m以下程度とすることができる。制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値未満であると判断すると、ステップS1の処理に移行する。
ステップS2において制御部4は、人力駆動力が人力駆動力基準値以上であると判断すると、ステップS3に移る。ステップS3では、制御部4は、基本走行補助力PAを設定する。詳細には、制御部4は、人力駆動力に応じた基本走行補助力PAを設定する。
次にステップS4において第1補正処理を行う。制御部4は、クランク212の停止状態からの角度(回転角度TA)に応じて、設定または選択されている制御状態に対応する補正係数を用いて基本走行補助力PAを補正する。制御部4は、クランク212の停止状態からの角度が閾値TAX以上になると、基本走行補助力PAを補正しない。
次にステップS5に移り、制御部4は、人力駆動力が減少しているか否かを判断する。ステップS5において、制御部4が、人力駆動力が減少していると判断すると、ステップS6に移る。
ステップS6において制御部4は、第2補正処理を行う。制御部4は、ステップS4で補正された基本走行補助力PA(走行補助力PX)、または補正されなかった基本走行補助力PAを、設定または選択されている制御状態に対応する時定数を用いて、補正して、ステップS7に移る。またステップS5において、制御部4が、人力駆動力が減少していないと判断すると、ステップS7に移る。
ステップS7では、制御部4は、ステップS4およびステップS6で補正された基本走行補助力PA(走行補助力PX)、ステップS4で補正された基本走行補助力PA(走行補助力PX)、または補正されていない基本走行補助力PAに基づいて、アシストモータ216を制御する。ステップS7が終了すると、ステップS1に移り、制御部4の電力の供給が途切れるまでフローチャートの処理を実行し続ける。
自転車用制御装置1は、以下の効果を奏する。
(1)自転車201の走行状況、例えば、自転車201がオンロードを走行するときとオフロードを走行するときとでは、アシストモータ216に対する要求が異なる。このため、自転車201の走行状況に応じたアシストモータ216の制御が求められている。
制御部4は、第1制御状態と、第2制御状態とを選択的に設定して、アシストモータ216を制御することができる。このため、自転車201の走行状況に応じたアシストモータ216の制御を行うことができる。
(2)制御部4は、回転速度KAが所定の第1速度以下のとき、第1制御状態における人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の応答速度が、第2制御状態における人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の応答速度よりも速くなるようにアシストモータ216の出力を制御する。
このため、第1制御状態においては、人力駆動力に対して追従性よくアシストモータ216を駆動させることができる。このため、例えば、オフロードにおいて障害物を乗り越えようとするときに人力駆動力が大きくなるとアシストモータ216の出力もすぐに大きくなり、人力駆動力が減少すると、アシストモータ216の出力もすぐに小さくなる。このため、トラクションコントロール性が向上する。また、人力駆動力が小さくなるときには、アシストモータ216の出力および出力時間を短くすることができるため、電力の消費を低減できる。他方、第2制御状態においては、アシストモータ216によるトルクの変動が小さくなる。このため、平坦なオンロードにおいて運転者がアシスト力の変動に起因する違和感を覚えにくくなる。
(3)制御部4は、クランク212が停止状態から回転するとき、すなわち、回転角度TAが小さい領域において、第1制御状態における人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の出力が、第2制御状態における人力駆動力の変化の変化に対するアシストモータ216の応答速度よりも速くなるようにアシストモータ216の出力を制御する。すなわち、基本走行補助力PAを基本走行補助力PAよりも小さい走行補助力PXに補正する期間が、第2制御状態のときよりも第1制御状態のときの方が短い。
このため、第1制御状態においては、人力駆動力に対する走行補助力PXが基本走行補助力PAまで早期に上昇するため、例えば、自転車201がオフロードを走行しているときにおいて、トラクションコントロール性が向上する。他方、第2制御状態においては、人力駆動力に対する走行補助力PXが基本走行補助力PAまで第1制御状態と比較してゆっくりと上昇するため、自転車201の走行開始時に走行速度ZAが急激に上昇する等して運転者が違和感を覚えることが低減する。
(4)たとえば、オフロードをある程度の速度を維持して走行するためには場合には、大きなパワー(エネルギー)が必要になる。大きなパワーを得るために、単純に上限トルク設定値を引き上げた場合、駆動ユニット219のモータ部や機構部の大型化、重量増加につながるおそれがある。また、人力駆動力に対するアシストモータの出力の比率であるアシスト比を引き上げた場合、電力をより多く消費してしまう。制御部4は、回転速度KAが所定の第2速度を超えているとき、第1制御状態における人力駆動力が減少するときのアシストモータの応答速度が、第2制御状態における人力駆動力が減少するときアシストモータの応答速度よりも遅くなるように、アシストモータの出力を制御する。これによって、人力駆動力が減少してもアシスト力の減少が抑制されるので、駆動ユニット219のサイズと重量を変更せず、かつ電力を有効に活用してパワーを引き上げることができる。
(変形例)
自転車用制御装置が取り得る具体的な形態は、実施形態に例示された形態に限定されない。自転車用制御装置は、実施形態とは異なる各種の形態を取り得る。以下に示される実施形態の変形例は、自転車用制御装置等が取り得る各種の形態の一例である。
・制御部4は、第1補正処理の後に第2補正処理を行っているが、制御部4は、第2補正処理を行った後に第1補正処理を行ってもよい。
・実施形態において、制御部4は、基本走行補助力PAを補正する代わりに、第1検出部2によって検出される人力駆動力を補正してもよい。すなわち、制御部4は、基本走行補助力PAを直接補正するのではなく、第2検出部3によって検出される人力駆動力を補正することによって、基本走行補助力PAを間接的に補正してもよい。
・第1検出部2は、クランク軸212Aに作用するトルクを人力駆動力として検出しているが、特にこれに限定されない。例えば、第1検出部2は、チェーン210に作用する張力を人力駆動力として検出してもよいし、後輪207の車軸に作用する力、またはフレーム202に人力によって作用する駆動力などを検出してもよい。
・動力伝達経路にアシスト機構215によって補助駆動力を作用させる構成を採用しているが、特にこれに限定されない。例えば、チェーン210にアシスト機構215によって補助駆動力を作用させる構成であってもよい。また、例えば、フロントハブモータを備える電動アシスト自転車、すなわち前輪206にアシスト機構を備える電動アシスト自転車にも本自転車用制御装置を適用することができる。他にも、リアハブモータを備える電動アシスト自転車、すなわち後輪207にアシスト機構を備える電動アシスト自転車にも、本自転車用制御装置を適用することができる。
・制御部4は、回転速度KAに代えて自転車201のクランク212が回転し始めてからの走行距離または走行時間を用いて第1補正処理を行うこともできる。
・図9に示されるマップにおいて、線L42を回転速度KAが回転速度KABよりも高いとき、時定数が一定の値、例えば、回転速度KABのときの時定数に維持することもできる。この場合、第2の制御状態において、高速域においてもトルクの変動が抑制される。このため、高速域においても運転者がトルクの変動に起因する違和感を覚えにくい。また、高速域においても走行速度ZAを一定に保ちやすくなる。
・制御部4は、(a)、(b)および(c)の全ての制御を実行しているが、(a)、(b)および(c)の少なくともいずれかの制御を実行する構成としてもよい。また操作部218または外部装置7の少なくともいずれかによって、(a)、(b)および(c)のうち、制御部4に実行させる制御を選択する構成としてもよい。
・操作部218または外部装置7によって、アシストモータ216の応答速度を調節可能としてもよい。この場合、操作部218または外部装置7によって、補正係数および時定数を選択または設定できる。これによってユーザの好みに応じたアシストモータ216の制御を行うことができるようになる。
・制御部4は、操作部218の操作を通じてアシスト条件を変更できるように設定しているが、アシスト条件は変更できなくてもよい。この場合、人力駆動力の所定倍の走行補助力PXを基本走行補助力PAとして設定することができる。
・制御部4は、クランク212が停止位置から回転するときに、クランク212の回転角度TAに応じて、補助係数を設定しているが、制御部4は、クランク212が停止位置から回転するときに、クランク212の回転とは無関係に、人力駆動力の増加に対して走行補助力PXの増加を遅らせてもよい。この場合、制御部4は、一次ローパスフィルタを用いて基本走行補助力PAを補正する。人力駆動力の増加に対して走行補助力PXの増加を遅らせることによって、人力駆動力の変化に対するアシストモータ216の応答速度を変更することができる。
・制御部4は、第1制御状態において、クランク212が停止位置から回転するときに、基本走行補助力PAを補正しない構成としてもよい。さらに制御部4は、第1制御状態において、第1の走行速度以下のときに、基本走行補助力PAを補正しない構成としてもよい。この場合、人力駆動力に対して、さらにダイレクトにアシストモータ216を応答させることができる。
1 自転車用制御装置
4 制御部
5 通信部
7 外部装置
201 自転車
212 クランク
216 アシストモータ
218 操作部

Claims (12)

  1. 人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力状態が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、
    自転車のクランクが停止状態から回転するとき、および前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、前記第1制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力の変化に対する前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する、自転車用制御装置。
  2. 前記制御部は、自転車のクランクが停止状態から回転するとき、前記第1制御状態における前記人力駆動力が増加するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が増加するときの前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する、請求項1に記載の自転車用制御装置。
  3. 前記制御部は、前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときに、前記第1制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度よりも速くなるように、前記アシストモータの出力を制御する、請求項1または請求項2に自転車用制御装置。
  4. 前記制御部は、前記クランクの回転速度が、所定の第1速度以上である所定の第2速度を超えているときに、前記第1制御状態における前記人力駆動力が減少するときの前記アシストモータの応答速度が、前記第2制御状態における前記人力駆動力が減少するとき前記アシストモータの応答速度よりも遅くなるように、前記アシストモータの出力を制御する、請求項1または請求項2に自転車用制御装置。
  5. 自転車に取り付け可能な操作部をさらに含み、前記制御部は、前記操作部によって前記第1制御状態および前記第2制御状態を選択的に設定する、請求項1〜4のいずれか一項に記載の自転車用制御装置。
  6. 外部装置と通信可能な通信部をさらに含み、前記制御部は、前記外部装置によって前記第1制御状態および前記第2制御状態を選択的に設定する、請求項1〜5のいずれか一項に自転車用制御装置。
  7. 前記制御部は、前記操作部によって前記応答速度を調節可能である、請求項5に記載の自転車用制御装置。
  8. 前記制御部は、前記外部装置によって前記応答速度を調節可能である、請求項6に記載の自転車用制御装置。
  9. 人力駆動力に応じてアシストモータの出力を制御する制御部を備える自転車用制御装置であって、
    前記制御部は、前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力の最大値が等しく、かつ前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力状態が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、
    自転車のクランクが停止状態から回転するとき、および前記クランクの回転速度が所定の第1速度以下のときの少なくとも一方で、前記第1制御状態における前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力と、前記第2制御状態における前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力とが異なるように、前記アシストモータの出力を制御する、自転車用制御装置。
  10. 前記制御部は、前記第1制御状態において前記クランクが停止状態から回転するときに、前記クランクの回転角度が第1の所定値に達するまで前記アシストモータの出力を低下させ、前記第2制御状態において前記クランクが停止状態から回転するときに、前記クランクの回転角度が前記第1の所定値よりも大きい第2の所定値に達するまで前記アシストモータの出力を低下させる、請求項9に記載の自転車用制御装置。
  11. アシストモータを有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、
    前記アシストモータによって走行補助が開始される時点における前記自転車のクランクの位置を基準とした前記クランクの回転角度、前記走行補助が開始される時点からの走行距離、および、前記走行補助が開始される時点からの走行時間の少なくともいずれかに応じて、前記アシストモータに出力させる走行補助力を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、人力駆動力に対する前記アシストモータの出力が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、
    前記クランクが停止状態から回転するとき、前記第1制御状態における前記アシストモータに出力させる走行補助力と、前記第2制御状態における前記アシストモータに出力させる走行補助力とを異ならせる、自転車用制御装置。
  12. アシストモータを有する自転車を制御する自転車用制御装置であって、
    人力駆動力に応じて、前記アシストモータに出力させる走行補助力を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、前記人力駆動力が低下するとき、前記人力駆動力の低下に対して走行補助力の低下が遅れるように前記走行補助力を制御し、かつクランクの回転状態に応じて前記走行補助力の低下の遅れを制御し、
    前記人力駆動力に対する前記アシストモータの出力が相互に異なる第1制御状態と第2制御状態とを、選択的に設定可能であり、
    前記第1制御状態のときの前記走行補助力の低下の遅れと、第2制御状態のときの前記走行補助力の低下の遅れとを異ならせる、自転車用制御装置。
JP2015147177A 2014-12-05 2015-07-24 自転車用制御装置 Active JP6277157B2 (ja)

Priority Applications (12)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015147177A JP6277157B2 (ja) 2015-07-24 2015-07-24 自転車用制御装置
CN201810551440.4A CN108528617B (zh) 2014-12-05 2015-10-21 自行车用控制装置
CN201510694732.XA CN105667693B (zh) 2014-12-05 2015-10-21 自行车用控制装置
TW104136030A TWI650267B (zh) 2014-12-05 2015-11-02 自行車用檢測裝置、具備該檢測裝置之自行車用零組件的操作裝置、以及具備該操作裝置之自行車用控制系統
TW104136031A TWI644830B (zh) 2014-12-05 2015-11-02 Bicycle control device
CN201510737786.XA CN105667701B (zh) 2014-12-05 2015-11-03 自行车用检测装置、自行车用组件的操作装置及控制***
US14/945,975 US9908587B2 (en) 2014-12-05 2015-11-19 Bicycle detection device, operating device for bicycle component with detection device, and bicycle control system with operating device
US14/946,001 US9663187B2 (en) 2014-12-05 2015-11-19 Bicycle control apparatus
DE102015015496.6A DE102015015496A1 (de) 2014-12-05 2015-11-30 Fahrradsteuerapparat
DE102015015506.7A DE102015015506A1 (de) 2014-12-05 2015-11-30 Fahrraddetektor, Betätigungsvorrichtung für Fahrradkomponente umfassend diese Detektionsvorrichtung, und Fahrradsteuersystem umfassend diese Betätigungsvorrichtung
US15/876,682 US10773770B2 (en) 2014-12-05 2018-01-22 Bicycle detection device, operating device for bicycle component with detection device, and bicycle control system with operating device
US16/861,933 US11072390B2 (en) 2014-12-05 2020-04-29 Bicycle control apparatus with operating device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015147177A JP6277157B2 (ja) 2015-07-24 2015-07-24 自転車用制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014247319A Division JP6325427B2 (ja) 2014-12-05 2014-12-05 自転車用検出装置、この検出装置を備える自転車用コンポーネントの操作装置、および、この操作装置を備える自転車用制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016107966A true JP2016107966A (ja) 2016-06-20
JP6277157B2 JP6277157B2 (ja) 2018-02-07

Family

ID=56122911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015147177A Active JP6277157B2 (ja) 2014-12-05 2015-07-24 自転車用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6277157B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015015506A1 (de) 2014-12-05 2016-06-09 Shimano Inc. Fahrraddetektor, Betätigungsvorrichtung für Fahrradkomponente umfassend diese Detektionsvorrichtung, und Fahrradsteuersystem umfassend diese Betätigungsvorrichtung
JP2018024416A (ja) * 2016-07-29 2018-02-15 株式会社シマノ 自転車用制御装置
US10173749B2 (en) 2015-12-01 2019-01-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Electrically assisted bicycle
JP2019116249A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社シマノ 人力駆動車両用の制御装置
JP2019166914A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社シマノ 人力駆動車両用制御装置
CN114572335A (zh) * 2018-09-10 2022-06-03 株式会社岛野 人力驱动车用控制装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1035576A (ja) * 1996-05-24 1998-02-10 Sony Corp 移動装置と移動制御方法
JPH11227670A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Yamaha Motor Co Ltd 補助動力式車両
JP2010264977A (ja) * 2010-07-20 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 電動アシスト自転車
JP2013121797A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
JP2014208522A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 ヤマハ発動機株式会社 電動自転車用制御装置、電動自転車用パワーユニットおよび電動自転車

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1035576A (ja) * 1996-05-24 1998-02-10 Sony Corp 移動装置と移動制御方法
JPH11227670A (ja) * 1998-02-16 1999-08-24 Yamaha Motor Co Ltd 補助動力式車両
JP2010264977A (ja) * 2010-07-20 2010-11-25 Sanyo Electric Co Ltd 電動アシスト自転車
JP2013121797A (ja) * 2011-12-12 2013-06-20 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
JP2014208522A (ja) * 2013-03-29 2014-11-06 ヤマハ発動機株式会社 電動自転車用制御装置、電動自転車用パワーユニットおよび電動自転車

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015015506A1 (de) 2014-12-05 2016-06-09 Shimano Inc. Fahrraddetektor, Betätigungsvorrichtung für Fahrradkomponente umfassend diese Detektionsvorrichtung, und Fahrradsteuersystem umfassend diese Betätigungsvorrichtung
US10173749B2 (en) 2015-12-01 2019-01-08 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Electrically assisted bicycle
JP2018024416A (ja) * 2016-07-29 2018-02-15 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP2020189634A (ja) * 2016-07-29 2020-11-26 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP2020189633A (ja) * 2016-07-29 2020-11-26 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP2021127121A (ja) * 2016-07-29 2021-09-02 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP7014868B2 (ja) 2016-07-29 2022-02-01 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP7014867B2 (ja) 2016-07-29 2022-02-01 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP7254857B2 (ja) 2016-07-29 2023-04-10 株式会社シマノ 自転車用制御装置
JP2019116249A (ja) * 2017-12-27 2019-07-18 株式会社シマノ 人力駆動車両用の制御装置
JP2019166914A (ja) * 2018-03-22 2019-10-03 株式会社シマノ 人力駆動車両用制御装置
CN114572335A (zh) * 2018-09-10 2022-06-03 株式会社岛野 人力驱动车用控制装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP6277157B2 (ja) 2018-02-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108528617B (zh) 自行车用控制装置
JP6277157B2 (ja) 自転車用制御装置
US10377443B2 (en) Bicycle control apparatus
US10946930B2 (en) Bicycle controller
JP6761696B2 (ja) 自転車用制御装置および自転車の制御方法
JP6796393B2 (ja) 自転車用制御装置
TWI601660B (zh) Bicycle control device
JP6325427B2 (ja) 自転車用検出装置、この検出装置を備える自転車用コンポーネントの操作装置、および、この操作装置を備える自転車用制御システム
US11787500B2 (en) Human-powered vehicle control device
JP2019116249A (ja) 人力駆動車両用の制御装置
JP2022117347A (ja) 人力駆動車用の制御装置
JP2014233108A (ja) 電動車用駆動装置、及び電動車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161212

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170823

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180109

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6277157

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250