JP5812208B2 - 切削インサートおよび刃先交換式回転切削工具 - Google Patents

切削インサートおよび刃先交換式回転切削工具 Download PDF

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Description

本発明は、切削加工に用いられる刃先交換式回転切削工具に使用される切削インサート、および、この切削インサートが着脱自在に取り付けられる刃先交換式回転切削工具に関する。
刃先交換式ドリルを用いて、ステンレス鋼や軟鋼などの延性の高い被削材、換言すると高い靭性を有する材料へ穴開け加工をする場合、長くつながった切りくずが生成され易い。長い切りくずは次の理由により好ましくない。
長い切りくずはドリル本体に絡みつきやすく、ドリル本体に絡みついた切りくずが切りくず排出溝(フルート)の開口部を閉ざすことがある。切りくず排出溝に切りくずがつまると、続けて切削加工を行うことが困難になる。さらに、ドリル本体に切りくずが絡みつくと、その切りくずにより被削材つまりワークが傷つくことがある。したがって、長い切りくずがドリル本体に絡みついたとき、加工を停止して、絡みついた切りくずを除去する作業が発生する。このような作業は生産性の低下を引き起こす。さらに、長く伸びた切りくずは重量が大きい。そのため、例えばドリルの回転により、そのような切りくずが飛散することは、安全上好ましくない。加えて、長く伸びた切りくずは周辺機械の作動にとって好ましくない。例えば、そのような切りくずは、コンベアの動作を妨げることがあり、この場合も生産性は影響を受ける。
特許文献1は、軟鋼やステンレス鋼の切削作業に用いられることができるように創案された、底刃の中心部分を構成する中心刃と底刃の外周部分を構成する外周刃とを有するドリル用チップつまり切削インサートを開示する。この切削インサートは略平行四辺形板状であり、略平行四辺形の上面の縁部にコーナ部を介して中心刃と外周刃とが配置形成されている。上面には中心刃および外周刃に沿って凹曲面形状のブレーカ溝が形成されている。外周刃におけるブレーカ溝は、切れ刃に直角な方向での長さおよび深さの両方に関して、中心刃におけるブレーカ溝よりも大きくされている。これにより、外周刃においては、切りくずを好適にカールさせ、切りくずが長く延びることを抑制し、中心刃においては、切りくず詰まりを回避して切削抵抗の急増を抑制しようとしている。
特許第4475723号
ところで、例えば特許文献1に記載の切削インサートのような切削インサートがドリル本体に取り付けられた刃先交換式ドリルでは、外周刃および中心刃はそれぞれ回転軸線に対して径方向に実質的に延在するように配置される。このように配置される切れ刃は回転軸線周りに回転させられるので、同一切れ刃の径方向内側部分の回転速度と同切れ刃の径方向外側部分の回転速度との間に速度差が生じる。それ故、そのような刃先交換式ドリルによる加工では、螺旋状に長く延びた切りくずが生じ易い。特に、ステンレス鋼や軟鋼のような相対的に高延性の材料の加工では、そのような長い切りくずが生じ易い。これに対して、特許文献1の切削インサートは、中心刃と外周刃の両者における切りくず処理の違いに基づいて設計されたものであり、そのような同一切れ刃における回転速度差に起因する長い切りくずの排出に関して改善の余地がある。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであり、長い切りくずの排出を抑制することを可能にする、切削インサート、および、それが着脱自在に取り付けられる刃先交換式回転削工具を提供することを目的とする。
本発明の第1態様によれば、
2つの対向する端面と、該2つの端面間に延在する周側面とを備えた切削インサートであって、
前記2つの端面のうちの第1端面と前記周側面との交差稜線部に形成された第1切れ刃と、
前記第1端面に形成された第1窪み部であって、該第1窪み部は前記第1切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第1切れ刃のうちの該第1窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第1切れ刃に付与するように設けられている、第1窪み部と
を備える、
切削インサート
が提供される。
好ましくは、前記第1端面には第1溝部がさらに形成される。この場合、該第1溝部は、前記第1切れ刃のうちの前記第1窪み部無しの前記部分に沿って延在するとよい。このとき、前記第1溝部でのすくい角は、該第1溝部がつながる前記第1窪み部でのすくい角よりも小さいとよい。さらに、前記第1切れ刃に直角な方向での前記第1溝部の長さは、前記第1切れ刃に直角な方向での前記第1窪み部の長さよりも短いとよい。
好ましくは、切削インサートは回転切削作業用に形成されていて、前記第1切れ刃が回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように配置されて、該回転軸線周りに回転させられて切削作業に用いられることができる。このとき、前記第1切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に沿って、前記第1窪み部は設けられているとよい。
前記第1窪み部は、前記第1切れ刃に沿って前記一方の端部に近づくほど、該第1窪み部の深さおよび該第1切れ刃に直角な方向での長さのうちの少なくともいずれか一方が増すように、形作られることができる。
例えば、前記第1端面と前記周側面との交差稜線部には、複数の前記第1切れ刃が形成されることができる。この場合、該複数の第1切れ刃は、前記2つの端面を貫通するように延びる軸線の周りに回転対称に延在するとよい。複数の第1切れ刃を備える切削インサートは、複数の第1窪み部を第1端面に備えるとよい。この場合、各第1窪み部は、関連する第1切れ刃の一方の端部側に沿って形成されるとよい。また、複数の第1切れ刃を備える切削インサートは、第1端面に、さらに複数の第1溝部を備えるとよい。この場合、各第1溝部は、関連する第1切れ刃のうちの第1窪み部無しの部分に沿って延在するとよい。第1窪み部および第1溝部に関しては、上で述べたように、互いに対して関係付けられているとよい。
好ましくは、上記したような切削インサートは、前記2つの端面のうちの第2端面と前記周側面との交差稜線部に形成された複数の第2切れ刃であって、該複数の第2切れ刃は前記軸線の周りに回転対称に延在する、複数の第2切れ刃をさらに備えることができる。この場合、前記第2端面に、複数の第2窪み部が形成されることができる。各第2窪み部は関連する第2切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第2切れ刃のうちの該第2窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第2切れ刃に付与するように設けられているとよい。
さらに好ましくは、前記第2端面には複数の第2溝部がさらに形成されることができる。この場合、各第2溝部は、関連する第2切れ刃のうちの前記第2窪み部無しの部分に沿って延在するとよい。前記第2溝部でのすくい角は、該第2溝部がつながる前記第2窪み部でのすくい角よりも小さいとよい。前記第2切れ刃に直角な方向での前記第2溝部の長さは、前記第2切れ刃に直角な方向での前記第2窪み部の長さよりも短いとよい。
好ましくは、前記切削インサートは回転切削作業用に形成されていて、前記第2切れ刃が回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように配置されて、該回転軸線周りに回転させられて切削作業に用いられる。このとき、前記第2切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に沿って、前記第2窪み部は設けられているとよい。
前記第2窪み部は、前記第2切れ刃に沿って前記一方の端部に近づくほど、該第2窪み部の深さおよび該第2切れ刃に直角な方向での長さのうちの少なくともいずれか一方が増すように、形作られることができる。
前記第1切れ刃は、前記第2切れ刃と異なる形状を有するように構成されることができる。これとは反対に、第1切れ刃は第2切れ刃と同形状を有するように構成されてもよい。
本発明の第2態様によれば、
回転軸線が定められると共に少なくとも1つのインサート取付座が形成された工具本体を備え、該インサート取付座に切削インサートが着脱自在に取り付けられる、刃先交換式回転切削工具であって、
前記切削インサートは上記したような切削インサートであり、
作用第1切れ刃が前記回転軸線に対して径方向に実質的に延びように前記切削インサートは前記インサート取付座に取り付けられ、
該作用第1切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に前記第1窪み部は関係付けられている、
切削工具
が提供される。
工具本体は、少なくとも1つの第2インサート取付座をさらに備えることができる。この場合、第2切れ刃を備える上記したような切削インサートが、作用第2切れ刃が前記回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように、該第2インサート取付座に取り付けられることができる。第2インサート取付座に取り付けられた切削インサートでは、該作用第2切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に前記第2窪み部は関係付けられているとよい。
図1は、本発明の一実施形態に係る切削インサートの、一方の端面側から見た斜視図である。 図2は、図1の切削インサートの、もう一方の端面側から見た斜視図である。 図3は、図1の切削インサートの正面図である。 図4は、図1の切削インサートの背面図である。 図5は、図1の切削インサートの底面図である。 図6は、図3のVI−VI線に沿った、図1の切削インサートの一部の断面図である。 図7は、図3のVII−VII線に沿った、図1の切削インサートの一部の断面図である。 図8は、図3に相当する図であり、図1の切削インサートの一方の端面の形状を説明するための説明図である。 図9は、図4に相当する図であり、図1の切削インサートのもう一方の端面の形状を説明するための説明図である。 図10は、図1の切削インサートが着脱自在に取り付けられた、本発明の一実施形態の刃先交換式ドリルの正面図である。 図11は、図10のドリルの背面図である。 図12は、図10のドリルの先端側からの図である。 図13は、図10の円XIIIで囲った領域の部分的な拡大図である。 図14は、図11の円XIVで囲った領域の部分的な拡大図である。 図15は、図1の切削インサートの変形例を説明するための図である。 図16は、本発明の別の実施形態に係る切削インサートの斜視図である。 図17は、本発明のさらに別の実施形態に係る切削インサートの斜視図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る切削インサートの主たる特徴は、2つの対向する端面と、それらの間に延在する周側面とを有する切削インサートにおいて、1つの端面と周側面との交差稜線部に形成された1つの切れ刃に関して、その一部に沿って、端面に窪み部を形成したことである。
図1〜図5は本発明の一実施形態に係る切削インサート100を示す図である。図に示すように、本実施形態の切削インサート100は、2つの対向するまたは互いに対して反対側を向いた端面1、3と、それらを接続するまたはそれらの間に延在する周側面5とを有する。以下では、図1で上側を向いた一方の端面1を上面と称し、もう一方の端面3を下面と称する。そして、上面および下面の相対的な位置関係に基づき「上」および「下」の用語を以下の説明において用い得る。しかし、これらの用語は、切削インサートの向きや位置を限定するものではなく、単にその理解を容易にするべく用いられ、本発明を限定することを意図しないことが理解されよう。
上面1は、上面1に対向する側から切削インサート1を見たとき、つまり、図3において、略三角形を有する。同様に、下面3は、下面3に対向する側から切削インサートを見たとき、つまり、図4において、略三角形を有する。
切削インサート100には、上面1と下面3とを貫通するように、貫通孔である取付孔6が形成されている。したがって、上面1および下面3の各々の略中央部には、取付孔6の略円形の開口が形成されている。切削インサート100は、基本的に、取付孔6の中心軸線Aの周りに120°回転対称な形状を有している。この切削インサート100は割出可能な切削インサートである。
切削インサート100には、上面1と周側面5との交差稜線部に外周切れ刃つまり外周刃としての上面側切れ刃7が形成されている。一方、下面3と周側面5との交差稜線部に中心切れ刃つまり中心刃としての下面側切れ刃9が形成されている。以下では、上面側切れ刃7を簡単に上切れ刃と称し、同様に下面側切れ刃9を下切れ刃と称する。
上切れ刃7は、上面1がすくい面として機能し、かつ、周側面5の一部が逃げ面として機能するように形成されている。下切れ刃9は、下面3がすくい面として機能し、かつ、周側面5の一部が逃げ面として機能するように形成されている。外周刃としての上切れ刃7は切削インサート100が後述する工具本体に取り付けられた際に、穴底の外側部分を切削することができるように構成されている。中心刃としての下切れ刃9は切削インサート100が同工具本体に取り付けられた際に、穴底の中心部分を切削することができるように構成されている。
この切削インサート100は、基本的にはネガティブタイプの切削インサートである。しかし、切削インサート100は、部分的に上面1が下面3よりも拡がり、その拡張部において上面1は周側面5と鋭角を成すように形成されている。具体的には、1つの上切れ刃7を使用可能にするべく切削インサート100が工具本体に取り付けられたときに、この使用可能にされた作用上切れ刃7うち、工具外周側または径方向外側に位置するコーナ部近傍の部分に正の逃げ角を付与するように、切削インサート100は形作られている。
上面1は、図3において、3つの鋭角の第1コーナ部11を頂点部に有する略三角形外郭形状を有し、より詳しくは、3つの鋭角の第1コーナ部11と3つの鈍角の第2コーナ部13とを交互に有する外郭形状を有する。上切れ刃7は、隣り合う2つの鋭角の第1コーナ部11間に延在する部分と、一方の第1コーナ部11に沿って延在する部分とを含む。より詳しくは、上切れ刃7は、上面1の長辺部15に沿って延在する長切れ刃部7aと、第2コーナ部13に形成された第2コーナ切れ刃部7bと、長辺部15よりも短い短辺部17に沿って延在する短切れ刃部7cと、第1コーナ部11に沿って延在する第1コーナ切れ刃部7dとからなり、これらは連続する。このように、各上切れ刃7は、4つの切れ刃部7a、7b、7c、7dからなる。切削インサート100は3つの上切れ刃7を有する。3つの上切れ刃7は、取付孔6の中心軸線A周りに120°回転対称である。さらに、切削インサート100では、上面1と周側面5との交差稜線部において、3つの上切れ刃7は連続するが、連続しなくてもよい。
下面3は、図4において、略三角形外郭形状を有する。この三角形の隣り合う頂部つまり第1コーナ部31間に延在するように、下切れ刃9は形成されている。下切れ刃9は、下面3の短辺部33に沿って延在する短切れ刃部9aと、鈍角のコーナ部35に沿って延在するコーナ切れ刃部9bと、短辺部33よりも長い下面3の長辺部37に沿って延在する長切れ刃部9cとからなり、これらは連続する。このように、各下切れ刃9は、3つの切れ刃部9a、9b、9cからなる。切削インサート100は3つの下切れ刃9を有する。3つの下切れ刃9は、取付孔6の中心軸線A周りに120°回転対称である。なお、切削インサート100では、下面3と周側面5との交差稜線部において、3つの下切れ刃9は連続しないが、連続してもよい。
1つの上切れ刃7と、この上切れ刃7と軸線Aの方向に概ね並ぶ下切れ刃9との間には、これらの逃げ面として機能することができるように形成された側面部51が形成されている。切削インサート100は3つの上切れ刃7と3つの下切れ刃9とを有するので、3つの側面部51がある。3つの側面部51は周方向に並び、それぞれ周側面5の一部を形成する。
上面1には上切れ刃7に沿って、溝部であるチップブレーカ溝19が形成されている。3つの上切れ刃7があるので、上面1には3つのチップブレーカ溝19がある。ここで、図6の、図3のVI−VI線に沿った、切削インサート100の一部の断面図を参照する。図6には、軸線Aに平行であり、かつ、上面1に対向する側から切削インサート100をみたときにつまり図3において長切れ刃部7aに直交する面での、チップブレーカ溝19の断面が示されている。図6に示されるように、チップブレーカ溝19は、関連する上切れ刃7に隣接してもしくはその近傍に配置されて下面3側に向かって傾斜する傾斜面19aと、この傾斜面19aに接続するブレーカ溝底19bと、このブレーカ溝底19bに接続して下面3から離れる方向に傾斜する立ち上がり壁面19cとを有して構成されている。傾斜面19aは、特に、上切れ刃7のすくい面として機能することができる。立ち上がり壁面19cは、特に、チップブレーカ壁面として機能することができる。
同様に、下面3にも下切れ刃9に沿って、溝部であるチップブレーカ溝39が形成されている。3つの下切れ刃9があるので、下面3には3つのチップブレーカ溝39がある。ここで、図7の、図3のVII−VII線に沿った、切削インサート100の一部の断面図を参照する。なお、図7は、図4の切れ刃部9aに直角なVII−VII線に沿った断面図である。図7に示されるように、チップブレーカ溝39も上面1のチップブレーカ溝19と同じく、関連する下切れ刃9に隣接してもしくはその近傍に配置されて上面1側に向かって傾斜する傾斜面39aと、この傾斜面39aに接続するブレーカ溝底39bと、このブレーカ溝底に接続して上面1から離れる方向に傾斜する立ち上がり壁面39cとを有して構成されている。傾斜面39aは、特に、下切れ刃9のすくい面として機能することができる。立ち上がり壁面39cは、特に、チップブレーカ壁面として機能することができる。
上面1には、取付孔6の周囲に、軸線Aの方向に突出するように、3つの***部21が形成されていて、各々の先端は平坦である。しかし、***部の先端は平坦以外の形状を有してもよい。3つの***部21は、1つの下切れ刃9を使用可能にするように切削インサート100が工具本体に取り付けられるとき、工具本体のインサート取付座の底壁面に当接する着座面または当接面として機能するように形成されている。前述のチップブレーカ溝19は、切れ刃7と、***部21または取付孔6との間に延在する。3つの***部21は独立しているが、相互に連続してもよい。
下面3には、取付孔6の周囲に、軸線Aの方向に突出するように、3つの***部41が形成されていて、各々の先端は平坦である。しかし、***部の先端は平坦以外の形状を有してもよい。3つの***部41は、1つの上切れ刃7を使用可能にするように切削インサート100が工具本体に取り付けられるとき、工具本体のインサート取付座の底壁面に当接する着座面または当接面として機能するように形成されている。前述のチップブレーカ溝39は、下切れ刃9と、***部41または取付孔6との間に延在する。3つの***部41は独立しているが、相互に連続してもよい。
図1から4および図6から9に示すように、上下面1、3には、さらに窪み部23、43が形成されている。まず、上面1の窪み部23について説明する。
上面1において、3つの窪み部23があり、各々は上切れ刃7と関係付けられている。窪み部23は、上切れ刃7のチップブレーカ溝19の無い箇所に沿って形成されている。窪み部23は、1つの上切れ刃7の一方の端部の近くに、つまり第1コーナ切れ刃部7dが延在する第1コーナ部11の近くに形成されている。より詳しくは、窪み部23は、上切れ刃7の短切れ刃部7cおよび第1コーナ切れ刃部7dの近傍に設けられている。特に、窪み部23は、短切れ刃部7cに沿って形成されている。なお、窪み部23が近くに配置された第1コーナ部11つまり第1コーナ切れ刃部7dが切削工具であるドリルの外周側に位置するように、切削インサート100は工具本体に取り付けられる。
ここで、図7の、図3のVII−VII線に沿った切削インサート100の断面図を参照する。図7には、軸線Aに平行であり、かつ、上面1に対向する側から切削インサート100をみたときにつまり図3において短切れ刃部7cに直交する面での、窪み部23の断面が示されている。図7の断面図に示すように、窪み部23は上切れ刃7から離れるにしたがってその深さが増し、その後、その深さが浅く、好ましくは徐々に浅くなるように形成されている。図7に示されるように、窪み部23は、上面1のチップブレーカ溝19と同じく、上切れ刃7の近傍に設けられて下面3側に向かって傾斜する傾斜面23aと、傾斜面23aに接続する窪み部底23bと、窪み部底23bに接続して下面3から離れる方向に傾斜する立ち上がり壁面23cとを有して構成されている。窪み部23の傾斜面23aは、チップブレーカ溝19の傾斜面19aよりも、大きな傾斜角(軸線Aに直交するように定められる面に対する角度)を有する。傾斜面23aは、特に、上切れ刃7のすくい面として機能することができる。したがって、窪み部23は、チップブレーカ溝19に比べて、上切れ刃7に、より大きな正のすくい角を付与することに貢献する。立ち上がり壁面23cは、特に、チップブレーカ壁面として機能することができる。
直感的な表現で言い換えれば、窪み部23は図3において上切れ刃7側から上面1を抉ったものであるかのように形作られている。窪み部23が上切れ刃7に平行な方向において抉ったような形状を有するのではなく、このように切れ刃7に直角な方向において抉ったような形状を有することで、上切れ刃7の切削により生じる切りくずが円滑に丸まりやすくなる。窪み部23は、***部21の一部までをもあたかも抉るように形成されている。
このような形状を有する窪み部23は、上切れ刃のうちの窪み部無しの部分に沿って形成されたチップブレーカ溝19に連続して、チップブレーカ19と一緒に、上切れ刃7に沿った凹部を区画形成する。切削インサート100では、1つの窪み部23は、2つのチップブレーカ溝19に連続する。しかし、1つの窪み部23は、1つの切れ刃7と関係付けられているので、関連する切れ刃7の第2コーナ部13側の部分で1つのチップブレーカ溝19と連続しさえすればよい。
窪み部23の深さD1はチップブレーカ溝19の深さD2よりも深い。ただし、深さD1、D2は、図6、7に示すように、切れ刃7からの軸線Aの方向における長さとして定められる。また、図8において略四角形の窪み部23の切れ刃7に直角な方向での長さ、つまり直角長さL1は少なくともチップブレーカ溝19の直角長さL2よりも長い。ただし、この場合の直角長さとは、図3と同じである図8における、切れ刃7に直角な方向での長さを指す。窪み部23の幅W1は次のように規定される範囲内に設定される。ただし、窪み部23の幅W1とは、図8において直角長さL1の方向に対して直角な方向での、換言すると切れ刃7に沿った方向でのその長さである。
窪み部23の幅W1は、上面1に対向する側から切削インサート100を見たときの図において、つまり図8において定められる。図8では、軸線Aに直角でありかつ図8の1つの上切れ刃7の長切れ刃部7aに略平行な仮想線V1が表されている。その仮想線V1に直角な3本の規定線R1、R2、R3を図8において定めることができる。規定線R1は、図8において関連する上切れ刃7の短切れ刃部7cに接続する第1コーナ部11の最外周に接する。規定線R2は、図8において関連する上切れ刃7の長切れ刃部7aに接続する第1コーナ部11の最外周に接する。規定線R3は、図8において仮想線V1に平行な方向の切削インサート100の長さ(線R1と線R2の間の長さ)を切削インサート100の幅IWと規定したとき、その幅IWを線R1側からp:qに内分する内分点を通過する。窪み部23の幅W1は、このように規定される規定線R1と規定線R3との間の領域内に窪み部23が収まるように設定される。特にここでは、図8において1つの切れ刃7の長切れ刃部7aに略平行な方向での切削インサート100の長さをその幅IWとするとき、窪み部23の幅W1は、幅IWの(p/(p+q)×100)%以下に設定されている。なお、ここでは、pは6、qは4であるが、p、qは他の任意の値にされてもよい。
下面3において、3つの窪み部43があり、各々は下切れ刃9と関連付けられている。窪み部43は、下切れ刃9のチップブレーカ溝39の無い箇所に沿って形成されていて、下切れ刃9の長切れ刃部9cに沿って設けられている。特に、窪み部43は、関連する下切れ刃9の長切れ刃部9cのうちでも、コーナ切れ刃部9bとは異なる側の、その一方の端部の近くに位置付けられている。
図4の切れ刃部9cに直角なVI−VI線に沿った図6の断面図に示すように、窪み部43は下切れ刃9から離れるにしたがってその深さが増し、その後、その深さが浅くなるように形成される。つまり、窪み部43は、下面3のチップブレーカ溝39と同じく、下切れ刃9の近傍に設けられて上面1側に向かって傾斜する傾斜面43aと、傾斜面43aに接続する窪み部底43bと、窪み部底43bに接続して上面1から離れる方向に傾斜する立ち上がり壁面43cとを有して構成されている。窪み部43の傾斜面43aは、チップブレーカ溝39の傾斜面39aよりも、大きな傾斜角を有する。傾斜面43aは、特に、下切れ刃9のすくい面として機能することができる。したがって、窪み部43は、チップブレーカ溝39に比べて、下切れ刃9に、より大きな正のすくい角を付与することに貢献する。立ち上がり壁面43cは、特に、チップブレーカ壁面として機能することができる。
直感的な表現で言い換えれば、窪み部43は図4において下切れ刃9側から下面3を抉るように形成されている。窪み部43が下切れ刃9に平行な方向において抉ったような形状を有するのではなく、このように下切れ刃9に直角な方向において抉ったような形状を有することで、下切れ刃9の切削により生じる切りくずが円滑に丸まりやすくなる。なお、窪み部43は、***部41の一部までをもあたかも抉るように形成されている。
このような形状を有する窪み部43は、下切れ刃のうちの窪み部無しの部分に沿って形成されたチップブレーカ溝39に連続して、チップブレーカ溝39と一緒に、下切れ刃9に沿った凹部を区画形成する。切削インサート100では、1つの窪み部43は、2つのチップブレーカ溝39に連続する。しかし、1つの窪み部43は1つの下切れ刃9と関係付けられているので、関連する下切れ刃9の短切れ刃部9a側の部分で1つのチップブレーカ溝39と連続しさえすればよい。
窪み部43の深さD3はチップブレーカ溝39の深さD4よりも深い。ただし、深さD3、D4は、上記深さD1、D2と同様に定められる。また、図9において略四角形の窪み部43の下切れ刃9に直角な方向での長さ、つまり直角長さL3は少なくともチップブレーカ溝39の直角長さL4よりも長い。ただし、これらの直角長さは、窪み部23のそれと同様に定義される。窪み部43の幅W3は次のように規定される範囲内に設定される。ただし、窪み部43の幅W3は、上記窪み部23のそれと同様に定義される。
窪み部43の幅W3は、下面3に対向する側から切削インサート100を見たときの図において、つまり図9において定められる。図9では、軸線Aに直角でありかつ図9の1つの下切れ刃9の長切れ刃部9cに略平行な仮想線V2が表されている。その仮想線V2に直角な3本の規定線R4、R5、R6を図9において定めることができる。規定線R4、R5は、図9において切削インサート100の最外部にそれぞれ接する。規定線R6は、図9において仮想線V2に平行な方向の切削インサート100の長さ(線R4と線R5の間の長さ)を切削インサート100の幅IWと規定したとき、その幅を、関連する下切れ刃9の長切れ刃部9c側の線R4側からr:sに内分する内分点を通過する。窪み部43の幅W3は、このように規定される規定線R4と規定線R6との間の領域内に窪み部43が収まるように設定される。すなわち図9において1つの下切れ刃9の長切れ刃部9cに略平行な方向での切削インサート100の長さをその幅IWとするとき、窪み部43の幅W3は、幅IWの(r/(r+s)×100)%以下に設定されている。なお、ここでは、rは6、sは4であるが、r、sは他の任意の値にされてもよい。ただし、図8における幅IWは図9における幅IWと同じである。
なお、上面1は本発明の第1端面に相当し、下面3は本発明の第2端面に相当するが、これらの関係は逆であってもよい。また、上切れ刃7は本発明の第1切れ刃に相当し、下切れ刃9は本発明の第2切れ刃に相当する。これに伴い、チップブレーカ溝19および窪み部23はそれぞれ本発明の第1溝部および第1窪み部に相当し、チップブレーカ溝39および窪み部43はそれぞれ本発明の第2溝部および第2窪み部に相当する。しかし、これら切れ刃、溝部、窪み部の関係は、端面と同様に、逆であってもよい。
次に、上記切削インサート100が着脱自在に取り付けられる刃先交換式回転切削工具である刃先交換式ドリル71を図10から図14を参照して説明する。
ドリル71は、先端部73aから後端部73bに延びる回転軸線Oが定められるドリル本体つまり工具本体73を備える。工具本体73は、2つのインサート取付座75、77をその先端部73aに有する。外周側インサート取付座(以下、外側インサート取付座)75は、工具本体の径方向外側つまり外周側に位置付けられていて、そこには上記上切れ刃7を使用するように切削インサート100が取り付けられることができる。外側インサート取付座75に切削インサート100が取り付けられるとき、下面3が図示しない底壁面に当接され、周側面5が図示しない側壁面に当接させられて、固定手段としてのネジ79が取付孔6を介して底壁面のネジ孔にしっかりとねじ込まれる。中心側インサート取付座(以下、内側インサート取付座)77は、工具本体73の径方向中心側または内側に位置付けられていて、そこには上記下切れ刃9を使用するように切削インサート100が取り付けられることができる。内側インサート取付座77に切削インサート100が取り付けられるとき、上面1が図示しない底壁面に当接され、周側面5が図示しない側壁面に当接させられて、ネジ79が取付孔6を介して底壁面のネジ孔にしっかりとねじ込まれる。このように2つの切削インサート100が取り付けられたドリル71は、回転軸線O回りに工具回転方向Kに回転させられて、被削材の切削に使用される。
なお、ここでは、上面1は本発明の第1端面に相当し、下面3は本発明の第2端面に相当するので、外側インサート取付座は第1インサート取付座であり、内側インサート取付座は第2インサート取付座である。しかし、端面や切れ刃と同じく、これらインサート取付座の関係も逆であってもよい。
以上述べた構成を有する切削インサート100およびそれを着脱自在に装着したドリル71の作用および効果について説明する。
図11から図14より理解できるように、ドリル71において、回転軸線Oに対して略径方向外側に突出する第1コーナ切れ刃部7dを含む作用上切れ刃7uは作用下切れ刃9uよりも径方向外側つまり外周側に位置付けられていて、外周刃として機能する。切削インサート100が外側インサート取付座75に取り付けられているとき、作用第1切れ刃7uは工具中心軸線Oに対して実質的に径方向に延び、鈍角の第2コーナ部13に形成された第2コーナ切れ刃部7bが工具先端側に突き出るように位置する。したがって、被削材への作用上切れ刃7uの食いつきが向上する。さらに径方向外側の第1コーナ切れ刃部7dが工具回転軸線Oに対して径方向外側に突き出ていて、かつ、正の逃げ角が付与されているので、作用上切れ刃7uは良好な切れ味を発揮することができる。
一方、作用下切れ刃9uは作用上切れ刃7uよりも回転中心側に位置付けられていて、中心刃として機能する。切削インサート100が内側インサート取付座77に取り付けられているとき、作用第2切れ刃9uは工具中心軸線Oに対して実質的に径方向に延び、鈍角のコーナ部35に形成されたコーナ切れ刃部9bが工具先端側に突き出るように位置する。したがって、被削材への作用下切れ刃9uの食いつきが向上する。
外周刃としての作用上切れ刃7uにおいて、その中でも径方向外側に位置する切れ刃部7c、7dに沿って窪み部23が設けられている。一方、作用切れ刃7uの他の部分に沿ってチップブレーカ溝19が延在している。これらにより、作用切れ刃7uにおけるすくい角が一定でなくなる。具体的には、作用切れ刃7uのうち窪み部23が無い部分である、その径方向内側に位置する切れ刃部7a、7bに関してチップブレーカ溝19の傾斜面19aにより相対的に小さなすくい角、つまり相対的に正側に小さなすくい角が付与される。これに対して、作用切れ刃7uのうち径方向外側に位置する切れ刃部7c、7dに関して窪み部23の下り傾斜面23aにより相対的に大きなすくい角、つまり相対的に正側に大きなすくい角が付与される。このように、作用切れ刃7uのうちの窪み部23無しの部分7a、7bにおけるすくい角よりも正側に大きなすくい角が、窪み部23により、径方向外側の切れ刃部7c、7dに付与される。したがって、工具回転速度の大きな外周側ほど、作用切れ刃7には正側に大きなすくい角が付与される。よって、作用切れ刃7uによる切削において、その径方向外側部分では、その径方向内側部分に比べて、薄い切りくずが生じ易く、カールし易い。
また、チップブレーカ溝19の立ち上がり壁面19cと、窪み部23の立ち上がり壁面23cとは、それぞれ、作用切れ刃7uに関して、チップブレーカ壁面として機能する。窪み部23の直角長さと深さとは、チップブレーカ溝19のそれらよりも長い。よって、作用切れ刃7uにおいて、径方向外側部分では、径方向内側部分に比べて、形成された切りくずがチップブレーカ壁面にぶつかるまでの時間が長くなり、その分、切りくずのカール半径が大きくなり易い。
このように、単一の作用切れ刃7uの径方向内側部分と径方向外側部分とで、切りくずのカール半径を積極的に異ならせることで、切りくずが螺旋状に連続して伸びるための形状的バランスが崩れる。これにより、切りくずが折れ易くなり、長い切りくずの生成が抑制される。
中心刃としての作用下切れ刃9uに関しても、その中でも径方向外側に位置する切れ刃部9cに沿って窪み部43が設けられ、その他の部分に沿ってチップブレーカ溝39が延在している。したがって、同様に、切りくず排出性を高めることが可能である。
特に、これらの切りくず排出作用は、軟鋼やステンレス鋼などの相対的に高い延性を有する材料に対する切削作業で、有効に生じ得る。したがって、切削インサート100およびそれが取り付けられたドリル71は、高延性材料の加工に適する。
さらに、このような作用をより高めるように、窪み部は、関連する切れ刃の中央部に近い側からその端部(より外側の部分)に近づくにしたがって、深さが大きくなり、かつ、直角長さが長くなるように形成されてもよい。図15には、切削インサート100の窪み部23がそのように変形されたところが模式的に表されている。なお、図15は、図7の上部分に相当する図である。図15の点線ILは、図3のVII−VII線よりも第1コーナ切れ刃部7dよりの箇所での窪み部23の断面形状に相当する。なお、窪み部は、関連する切れ刃の中央部に近い側からその端部(より外側の部分)に近づくにしたがって、深さおよび直角長さの少なくとも一方が大きくされてもよい。
また、切削インサート100では、上記窪み部23、43は、上下面の***部21、41を大きく損なうことなく、上下面に設けられることができる。したがって、切削インサート100のインサート取付座での着座性を低下させること無しに、窪み部を設けて、切りくず排出性を高めることができる。
さらに、窪み部23、43は、それぞれ、立ち上がり壁面23c、43cを有する。したがって、大きなすくい角を付与することで、切りくずがネジ79や上下面1、3を傷つけることを防ぐことが可能になる。
切削インサート100は上面には外周刃だけが形成され、下面には中心刃だけが形成された両面を用いるタイプの切削インサートであるので、窪み部23、43をそれぞれ最適な大きさや形状に設計することができる。従来の切削インサートのような外周刃と中心刃とが上面の縁部に隣り合わせに形成された片面だけを使用するタイプの切削インサートでは、例えば適切な形状の外周刃用の窪み部を形成すると、その窪み部の一部は中心刃の作用領域にも入らざるを得ず、中心刃による切削に少なからず影響を与える。同様に、中心刃用の窪み部についても外周刃による切削に影響を与える場合がある。しかしながら、切削インサート100では外周刃と中心刃とが上下別の面に形成されているので、そのようなことは起こらない。
以上、本発明を上記実施形態およびその変形例に基づいて説明した。しかし、他の変更が本発明では、許容される。
上記切削インサート100は、各端面に3つの切れ刃を備えたが、各端面の切れ刃の数は、1つでも、複数でもよい。切削インサートに、たった1つの切れ刃が設けられることも可能である。いずれの場合も、各切れ刃の一部に沿って少なくとも窪み部が形成され、上記作用および効果が奏されるとよい。また、工具本体におけるインサート取付座の数は、幾つであってもよい。複数の同種類のインサート取付座が設けられることも可能である。
さらに、切削インサートはネガティブタイプに限定されること無く、ポジティブタイプとされてもよい。また、一方の端面に対向する側から切削インサートをみたとき、その外郭形状は、略三角形以外の略多角形であってもよい。例えば、図16に示す切削インサート200や図17に示す切削インサート300が例示される。切削インサート200は、回転切削工具で用いられる、ポジティブタイプの切削インサートである。切削インサート200の上面201は、上面201に対向する側から切削インサート200をみたとき、略長方形の外郭形状を有する。第1端面としての上面201に2つの切れ刃207と2つの窪み部223を備える。窪み部223は、切れ刃207の一方の端部側の部分に沿って形成されている。また、切削インサート300もポジティブタイプの切削インサートであり、その上面301は略正方形の外郭形状を有する。切削インサート300は、第1端面としての上面301に4つの切れ刃307と4つの窪み部323を備える。窪み部323は、切れ刃307の一方の端部側の部分に沿って形成されている。
また、窪み部の形状は、略四角形でなくてもよい。例えば、窪み部は、台形、平行四辺形、円形などの形状を有することができる。さらに、1つの切れ刃に設けられる窪み部の数は、1つではなく、2つ以上であってもよい。そして、外周側に位置付けられる切れ刃の部分ほど、大きな正のすくい角を付与するように、深くて長い窪み部を設けることが可能である。例えば、窪み部の深さは、切りくず処理性の点から、チップブレーカ溝の深さの1.2倍以上1.5倍以下であるとよい。
さらに、上面および下面の両方または少なくともいずれか一方に、少なくとも1つの識別マークが付与されることも可能である。これにより、使用済み切れ刃の識別および/または切れ刃の使用順序が認識しやすくなる。
前述した実施形態およびその変形例等では本発明をある程度の具体性をもって説明したが、本発明はこれらに限定されない。本発明については、請求の範囲に記載された発明の精神や範囲から離れることなしに、さまざまな改変や変更が可能であることは理解されなければならない。すなわち、本発明には、請求の範囲によって規定される本発明の思想に包含されるあらゆる変形例や応用例、均等物が含まれる。

Claims (12)

  1. 2つの対向する端面(1、3)と、該2つの端面間に延在する周側面(5)とを備えた切削インサート(100、200、300)であって、
    前記2つの端面のうちの第1端面(1)と前記周側面との交差稜線部に形成された第1切れ刃(7)と、
    前記第1端面に形成された第1窪み部(23)であって、該第1窪み部は前記第1切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第1切れ刃のうちの該第1窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第1切れ刃に付与するように設けられている、第1窪み部と
    前記第1端面(1)に形成された第1溝部(19)と
    を備え
    該第1溝部は、前記第1切れ刃のうちの前記第1窪み部無しの前記部分に沿って延在し、
    前記第1溝部でのすくい角は、該第1溝部(19)がつながる前記第1窪み部(23)でのすくい角よりも小さく、
    前記第1切れ刃(7)に直角な方向での前記第1溝部の長さは、前記第1切れ刃に直角な方向での前記第1窪み部の長さよりも短い、
    切削インサート。
  2. 2つの対向する端面(1、3)と、該2つの端面間に延在する周側面(5)とを備えた切削インサート(100、200、300)であって、
    前記2つの端面のうちの第1端面(1)と前記周側面との交差稜線部に形成された第1切れ刃(7)と、
    前記第1端面に形成された第1窪み部(23)であって、該第1窪み部は前記第1切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第1切れ刃のうちの該第1窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第1切れ刃に付与するように設けられている、第1窪み部と
    を備え、
    前記第1窪み部(23)は、前記第1切れ刃に沿って前記一方の端部に近づくほど、該第1窪み部の深さおよび該第1切れ刃に直角な方向での長さのうちの少なくともいずれか一方が増すように、形作られている、
    切削インサート。
  3. 前記切削インサートは回転切削作業用に形成されていて、
    前記第1切れ刃(7)が回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように配置されて、該回転軸線周りに回転させられるときに、前記第1切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に沿って、前記第1窪み部(23)は設けられている、
    請求項1または2に記載の切削インサート。
  4. 前記第1端面と前記周側面との交差稜線部には、複数の前記第1切れ刃(7)が形成され、
    該複数の第1切れ刃は、前記2つの端面を貫通するように延びる軸線の周りに回転対称に延在する、
    請求項1からのいずれか一項に記載の切削インサート。
  5. 前記2つの端面のうちの第2端面(3)と前記周側面との交差稜線部に形成された複数の第2切れ刃であって、該複数の第2切れ刃は前記軸線の周りに回転対称に延在する、複数の第2切れ刃(9)と、
    前記第2端面に形成された複数の第2窪み部(43)であって、各第2窪み部は関連する第2切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第2切れ刃のうちの該第2窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第2切れ刃に付与するように設けられている、複数の第2窪み部と
    をさらに備える、
    請求項に記載の切削インサート。
  6. 前記第1切れ刃は、前記第2切れ刃と異なる形状を有するように構成されている、
    請求項5に記載の切削インサート。
  7. 2つの対向する端面(1、3)と、該2つの端面間に延在する周側面(5)とを備えた切削インサート(100、200、300)であって、
    前記2つの端面のうちの第1端面(1)と前記周側面との交差稜線部に形成された複数の第1切れ刃(7)であって、該複数の第1切れ刃は前記2つの端面を貫通するように延びる軸線の周りに回転対称に延在する、複数の第1切れ刃(7)と、
    前記第1端面に形成された複数の第1窪み部(23)であって、各第1窪み部は関連する第1切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第1切れ刃のうちの該第1窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第1切れ刃に付与するように設けられている、第1窪み部と、
    前記2つの端面のうちの第2端面(3)と前記周側面との交差稜線部に形成された複数の第2切れ刃であって、該複数の第2切れ刃は前記軸線の周りに回転対称に延在する、複数の第2切れ刃(9)と、
    前記第2端面に形成された複数の第2窪み部(43)であって、各第2窪み部は関連する第2切れ刃のうちの一方の端部側の部分に沿って形成され、前記第2切れ刃のうちの該第2窪み部無しの部分のすくい角よりも大きなすくい角を前記第2切れ刃に付与するように設けられている、複数の第2窪み部と
    を備え、
    前記第1切れ刃は、前記第2切れ刃と異なる形状を有するように構成されている、
    切削インサート。
  8. 前記第2端面には複数の第2溝部(39)がさらに形成され、
    各第2溝部は、関連する第2切れ刃のうちの前記第2窪み部無しの前記部分に沿って延在し、
    前記第2溝部でのすくい角は、該第2溝部がつながる前記第2窪み部でのすくい角よりも小さく、
    前記第2切れ刃に直角な方向での前記第2溝部の長さは、前記第2切れ刃に直角な方向での前記第2窪み部の長さよりも短い、
    請求項5から7のいずれか一項に記載の切削インサート。
  9. 前記切削インサートは回転切削作業用に形成されていて、
    前記第2切れ刃が回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように配置されて、該回転軸線周りに回転させられるときに、前記第2切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に沿って、前記第2窪み部(43)は設けられている、
    請求項5から8のいずれか一項に記載の切削インサート。
  10. 前記第2窪み部(43)は、前記第2切れ刃に沿って前記一方の端部に近づくほど、該第2窪み部の深さおよび該第2切れ刃に直角な方向での長さのうちの少なくともいずれか一方が増すように、形作られている、
    請求項5から9のいずれか一項に記載の切削インサート。
  11. 回転軸線が定められると共に少なくとも1つのインサート取付座(75)が形成された工具本体(73)を備え、該インサート取付座に切削インサートが着脱自在に取り付けられる、刃先交換式回転切削工具(71)であって、
    前記切削インサートは請求項1から10のいずれか一項に記載の切削インサートであり、
    作用第1切れ刃(7u)が前記回転軸線に対して径方向に実質的に延びように前記切削インサートは前記インサート取付座(75)に取り付けられ、
    該作用第1切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に前記第1窪み部(23)は関係付けられている、
    切削工具。
  12. 前記工具本体は、少なくとも1つの第2インサート取付座(77)をさらに備え、
    請求項から10のいずれか一項に記載の切削インサートは、作用第2切れ刃(9u)が前記回転軸線に対して径方向に実質的に延びるように、前記第2インサート取付座に取り付けられ、
    該作用第2切れ刃の中で径方向外側に位置する部分に前記第2窪み部(43)は関係付けられている、
    請求項11に記載の切削工具。
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