JP5801849B2 - リクライニング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内歯と外歯との噛合によりロック状態となるリクライニング装置に関し、更に詳しくは、ロック状態とならないフリー区間を有するリクライニング装置に関する。
車両のシートには、シートクッションに対するシートバックの角度を変更するためにリクライニング装置が設けられている。
リクライニング装置の一例として、ベースプレートと、ベースプレートに対して相対回転可能に重ねられ、ベースプレートとの対向面には、相対回転軸を中心とする円弧面を有する凹部が形成され、凹部の円弧面には周方向に内歯が形成されたラチェットプレートと、ラチェットプレートの凹部に配置され、円弧面と対向する円弧面に内歯に噛合可能な外歯が形成されたポールと、前記外歯が前記内歯に噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯に噛合しないロック解除位置の間で前記ポールを移動させるポール移動機構とからなるものがある。
一方、リクライニング装置には、シートバックがシートクッションに積層されたテーブル状態となる最前傾位置から、シートバックが後傾し、シートクッションとフルフラット状態となる最後傾位置まで約180度回転可能なものがある。このようなリクライニング装置では、中立より少し後傾させた初段ロック位置から最後傾位置までは、任意の角度でロックすることができる。また、最前傾位置でもロックすることができる。そして、初段ロック位置から最前傾位置までの間は、ロックされないフリー区間が設定されている。
このフリー区間を実現する構造としては、以下のようなものがある。
(1) フリー区間に相当する領域の内歯の形状を外歯と噛合できない形状とする。
(2) 図14に示すように、ポールのラチェットプレート501との対向面に凸部を形成し、ラチェットプレート501を半抜き加工により、凹部503とポールの凸部が当接することによりポールの外歯とラチェットプレート501の内歯505との噛合が解除された位置にポールを保持するガイド面507aを有する3つの円弧状の規制ガイド部507を形成する(例えば、特許文献1参照)。
(1),(2)のような構造を取ることで、ラチェットプレートの相対回転軸方向の厚みが減るので、リクライニング装置全体の厚みを薄くすることができる。
特開2012−091624号公報
しかし、上述した(1)の構造では、ポールの外歯が摩耗したり、変形したりする問題点がある。
また、上述した(2)の構造では、ラチェットプレート501のベースプレートとの対向面と反対側の面(外部に露出した面)には、図15に示すように、半抜き加工により形成された凹部503と3つの規制ガイド部507とにより、凸部509と凸部509に連設される3つの溶接部511とが形成される。
この溶接部511の一部は、ラチェットプレート501のベースプレートとの対向面と反対側の面Aから立ち上がった立ち上がり面511aを有している。
ラチェットプレート501が取り付けられるシートクッション、シートバックのうちのどちらか一方の部材には、凸部509、溶接部511が嵌合する穴が形成されている。そして、ラチェットプレート501の凸部509、溶接部511を前記穴に嵌合させ、溶接部511を溶接することにより、ラチェットプレート501と、シートクッション、シートバックのうちのどちらか一方の部材とが取り付けられる。
しかし、溶接部511と規制ガイド部507とは連続して形成されている。溶接部511を溶接すると、溶接熱により、規制ガイド507の端部が変形し易くなる。また、ロック時に、リクライニング装置に大きな荷重が作用すると、溶接部511の周方向の荷重により、規制ガイド517の端部が変形してしまう恐れがある。
規制ガイド507の端部、即ち、規制ガイド507のガイド面507aの端部が変形すると、フリー区間の範囲がずれてしまう問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、薄型化が図れ、ガイド面が変形しないリクライニング装置を提供することにある。
上述した課題のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映したリクライニング装置は、
シートクッション、シートバックのうちのどちらか一方に設けられるベースプレートと、
前記シートクッション、前記シートバックのうちの他方に設けられ、前記ベースプレートに対して相対回転可能に重ねられ、前記ベースプレートとの対向面には、相対回転軸を中心とする円弧面を有する凹部が形成され、該凹部の円弧面には周方向に内歯が形成されたラチェットプレートと、
前記ラチェットプレートの前記凹部に配置され、前記円弧面との対向面には前記内歯に噛合可能な外歯が形成され、前記ラチェットプレートとの対向面には、前記ラチェットプレート方向に突出する凸部が形成されたポールと、
前記外歯が前記内歯に噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯に噛合しないロック解除位置の間で前記ポールを移動させるポール移動機構と、
を有し、
前記ラチェットプレートに、
前記ベースプレートとの対向面と反対側の面に、該面から立ち上がった立ち上がり面を有し、前記シートクッション、前記シートバックのうちの他方に取り付けられる取付部と、
前記ラチェットプレートの凹部に前記相対回転軸方向の半抜き加工で形成され、前記ポールの凸部が当接することにより前記外歯と前記内歯との噛合が解除された位置に前記ポールを保持するガイド面を有するガイド部とが形成され、
前記取付部の立ち上がり面と、前記ベースプレートとの対向面と反対側の面に形成され、前記ガイド部のガイド面と対向する外側の面とは、同一の面から立ち上がり、
前記取付部と前記ガイド部とは、離間して形成されていることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
本願発明によれば、前記取付部の立ち上がり面と、前記ベースプレートとの対向面と反対側の面に形成され、前記ガイド部のガイド面と対向する外側の面とは、同一の面から立ち上がり、前記取付部と前記ガイド部とは、離間して形成されていること、すなわち、非連続であることにより、リクライニング装置を薄くしつつ、リクライニング装置の溶接熱によるガイド面の変形、あるいは、リクライニング装置に作用する荷重によるガイド面の変形が発生しない。
本発明の他の効果は、以下に述べる発明を実施するための形態並びに添付の図面から一層明らかになるであろう。
第1実施形態のリクライニング装置の分解斜視図である。 図1のII方向から見た斜視図である。 図1のラチェットプレートをIII方向から見た正面図である。 図3の背面図である。 第1本実施形態のリクライニング装置のロック状態を説明する図である。 第1本実施形態のリクライニング装置のロック解除状態を説明する図である。 第1本実施形態のリクライニング装置がフリー区間にある状態を説明する図である。 第1実施形態の他の例を説明する図で、ラチェットプレートのベースプレートとの対向面を示す図である。 図8の背面図である。 第3実施形態のリクライニング装置の分解斜視図である。 図10のIX方向から見た斜視図である。 図10のラチェットプレートをX方向から見た正面図である。 図12の背面図である。 従来のリクライニング装置のラチェットプレートの斜視図である。 図15のラチェットプレートを外側から見た斜視図である。
<第1実施形態>
図1−図7を用いて、本発明の第1本実施形態のリクライニング装置の全体構成を説明する。図1は実施形態のリクライニング装置の分解斜視図、図2は図1のII方向から見た斜視図、図3は図1のラチェットプレートをIII方向から見た正面図、図4は図3の背面図、図5は本実施形態のリクライニング装置のロック状態を説明する図、図6は本実施形態のリクライニング装置のロック解除状態を説明する図、図7は本実施形態のリクライニング装置がフリー区間にある状態を説明する図である。
まず、図1−図2を用いて、本実施形態のリクライニング装置の全体構成を説明する。
これらの図において、シートバック側に設けられるラチェットプレート21は、円板状の板材をプレスにより半抜き加工し、一方の面が開放面となった有底円筒状となっている。このラチェットプレート21の内筒面(凹部)には、円周方向全域に沿って内歯23が形成されている。また、底部21aの中心には、貫通した穴21bが形成されている。
シートクッション側に設けられるベースプレート25も、円板状の板材をプレスにより半抜き加工し、一方の面が開放面となった有底円筒状となっている。この有底円筒の底部25aの径は、ラチェットプレート21の外径より若干大きく設定されている。そして、底部25aに、ラチェットプレート21が嵌め込まれ、ベースプレート25とラチェットプレート21とは、相対回転軸0を中心に相対回転可能となっている。また、ベースプレート25の中心にも、貫通した穴25bが形成されている。
ラチェットプレート21の底部21aの外部に露出した面には、ベースプレート25と反対方向に突出する凸部21dが形成されている。この凸部21dは、円形の基部21hと、基部21hの周面から半径方向に沿って基部21hの中心から離れる方向に延び、シートバックとの溶接が行われる3つの取付部21iとを有している。この取付部21iは、底部21aの外部に露出した面から立ち上がった立ち上がり面21eを有している。溶接される相手側部材との境界となる立ち上がり面21eに沿って溶接が行われる。
そして、ラチェットプレート21の外周部と、ベースプレート25の外周部とは、リング状の外周リング27により挟持され、ラチェットプレート21とベースプレート25とは、相対回転軸O方向に分離されることなく、相対回転可能に保持されている。
ラチェットプレート21の底部21aとベースプレート25の底部25aとが形成する空間には、回転カム31が配置される。回転カム31の中心には、非円形(小判形)の貫通穴31aが形成されている。
ベースプレート25には、回転カム31の径方向外側に位置するように、2つのポール33と、1つのポール32が配置される。これらポール33、ポール32には、内歯23と噛合可能な外歯57、58を有している。
そして、ベースプレート25の底部25aには、半抜き加工によりラチェットプレート21方向に突出し、ポール33、ポール32を相対回転の半径方向に案内するガイド25cが形成されている。よって、ポール33、ポール32は、相対回転の半径方向に移動可能となっている。更に、ベースプレート25の底部25aには、半抜き加工によりラチェットプレート21と反対方向に突出し、シートクッションに形成された取り付け用の穴に係合する3つの取り付け用凸部25dが形成されている。
また、ポール32と回転カム31とガイド25cの間には、カム34が配置されている。
ポール33、ポール32の外歯57、外歯58が形成された面と反対側には、相対回転の半径方向と交差する方向に延出する凹部33c、凹部32cと、フック部33a、32aとが形成されている。
一方、回転カム31の周部には、ポール33、ポール32の凹部33c、凹部32cに進入可能な3つのフック部31bが形成されている。ポール32のフック部32aには、回転カム31のフック部31b以外の部分に形成されたポール当接部31cが当接可能な第1回転カム当接部32dが形成されている。
また、ポール33には、回転カム31のフック部31bが当接可能な第2回転カム当接部33bが形成されている。ポール32の外歯58が形成された面と反対側の面には、カム34が当接可能なロック面32bが形成されている。このロック面32bは、相対回転の半径方向と交差し、カム34により押されると、ポール32をガイド25cに押しつける力と、外歯58が内歯23に噛合する方向(相対回転の半径方向)にポール32を移動させる力とが発生する面に設定されている。更に、カム34には、回転カム31のフック部31bが当接可能な第2回転カム当接部34dが形成されている。
ポール33のラチェットプレート21の底部21aとの対向面上には、半抜き加工によりラチェットプレート21方向に突出した凸部73が形成されている。同様に、ポール32のラチェットプレート21の底部21aとの対向面上には、半抜き加工によりラチェットプレート21方向に突出した凸部72が形成されている。
凸部21dによって形成されたラチェットプレート21のベースプレート側の面の凹部には、取付部21iの間の基部21hの周面の中間から半径方向に沿って基部21hの中心に向かって延びるガイド部74が半抜き加工により形成されている。このガイド部74には、ポール33の凸部73、ポール32の凸部72が当接することにより、ポール33の外歯57,ポール32の外歯58とラチェットプレート21の内歯23との噛合が解除された位置にポール33、ポール32を保持するガイド面71が形成されている。このガイド面71は、相対回転軸Oを中心とする円周面となっている。また、ガイド部74のガイド面71の両サイドは、ガイド保護部76となっている。即ち、取付部21iとガイド部74との間には、ガイド保護部76が形成されている。
また、立ち上がり面21eとガイド面71と対向する外側の面71aとは、同一の面であるラチェットプレート21の底部21aから同一方向に立ち上がっている。
このガイド面71は、ロックされないフリー区間に対応して形成されている。
回転カム31の非円形の貫通穴31aには、断面形状が非円形(小判形)で、回転カム31と一体となって回転する操作部材77が嵌合している。操作部材77は両端面が開放面となった筒状で、外周面には、外周面の周方向全域に、操作部材77の半径方向に張り出し、ラチェットプレート21の底部21aに当接して、操作部材77がラチェットプレート21の底部21aに対してどの方向にも傾くのを禁止するつば部75が形成されている。
更に、操作部材77は、ベースプレート25の貫通した穴25bから外部に露出するような高さに設定されている。
ベースプレート25の外部露出面上であって、取り付け用凸部25dよりベースプレート25の中心側には、2つのスプリング係止用凸部25f、25gが形成されている。
そして、取り付け用凸部25dが形成されるベースプレート25の外部露出面上には、長尺のバネ板材を渦巻き状に加工したスパイラルスプリング79が配置される。このスパイラルスプリング79の内端部79aは、操作部材77に巻き付けられて係止され、外端部はベースプレート25の2つあるスプリング係止用凸部25f、25gのうちの一方のスプリング係止用凸部25fに係止されている。そして、スパイラルスプリング79の付勢力により、回転カム31を介して、ポール33、ポール32はロック位置方向に付勢されている。
本実施形態のリクライニング装置は、操作部材77に操作ハンドル等で駆動されるシャフトが取り付けられる。シャフトの断面形状は、操作部材77の穴に嵌合可能な非円形状で、嵌合することにより、操作部材77と一体となって回転するように設定されている。
更に、ベースプレート25の外部露出面には、スパイラルスプリング79を覆うスプリングカバー101が設けられる。
ここで、本実施形態のリクライニング装置の作動を説明する。
(ロック状態)
図5に示すように、操作部材77に取り付けられたシャフトに操作力を加えていない場合は、スパイラルスプリング79の付勢力により、回転カム31は一方の方向(図において反時計方向)に回転し、回転カム31の2つのフック部31bがポール33の第2回転カム当接部33bを押圧している。ポール33の第2回転カム当接部33bが押されると外歯57が内歯23に噛合する方向にポール33を移動させる力が発生し、ポール33の外歯57がラチェットプレート21の内歯23に噛合するロック位置となる。また、回転カム31の1つのフック部31bがカム34を介して、ポール32のロック面32bを押接している。ポール32のロック面32bが押されると外歯58が内歯23に噛合する方向にポール32を移動させる力が発生し、ポール32の外歯58がラチェットプレート21の内歯23に噛合するロック位置となる。よって、ラチェットプレート21とベースプレート25との相対回転は禁止され、シートバックはシートクッションに対して回転ができない状態(ロック状態)にある。
(ロック解除状態)
図6に示すように、スパイラルスプリング79の付勢力に抗してシャフトを回転させ、ポール33、ポール32がロック位置にある状態から、回転カム31(操作部材77)が他方の方向(図において時計方向)に回転する(ロック解除操作)と、回転カム31のフック部31bがポール33の凹部33c、ポール32の凹部32cに進入し、ポール33のフック部33a、ポール32のフック部32aに係合し、ポール33、ポール32を相対回転軸Oに近づく方向へ引き上げ、ポール33、ポール32は外歯57、外歯58とラチェットプレート21の内歯23との噛合が解除されたロック解除状態となる。よって、ラチェットプレート21とベースプレート25との相対回転が可能となり、シートバックはシートクッションに対して回転可能となる。
シートクッションに対する所望のシートバックの回転角を得た後、シャフトへの操作力を解除すると、回転カム31はスパイラルスプリング79の付勢力により、反時計方向に回転する。
図5に示すように、回転カム31が反時計方向に回転すると、回転カム31のフック部31bがポール33の第2回転カム当接部33bに当接し、回転カム31のポール当接部31cがポール32の第1回転カム当接部32dに当接し、ポール33、ポール32をロック方向に押す。
更に、回転カム31が回転すると、回転カム31のフック部31bがポール33の第2回転カム当接部33bに押接し始める。また、回転カム31が回転すると、カム34の第2回転カム当接部34dを押圧し始め、カム34はポール32のロック面32bを押圧し始める。
更に、回転カム31が回転すると、回転カム31のフック部31bがポール33の第2カム当接部33bを引き続き押接し、回転カム31のポール当接部31cがポール32の第1回転カム当接部32dから離れ始め、逆に、回転カム31のフック部31bがカム34を介して、ポール32のロック面32bを押接し始める。回転カム31が回転して、ポール33、ポール32は図5に示すロック状態まで押され、ポール33の外歯57、ポール32の外歯58と、ラチェットプレート21の内歯23とがガタなく噛合したロック状態に復帰する。
(フリー区間)
本実施形態のリクライニング装置では、初段ロック位置から最前傾位置までの間に、ロックされないフリー区間が設定されている
図7に示すように、本実施形態では、ロック解除操作を行い、シートバックに取り付けられるラチェットプレート21がフリー区間内まで傾動し、ロック解除操作を解除すると、ポール33、ポール32は回転カム31により、ロック方向に移動するが、ポール33の凸部73,ポール32の凸部72がガイド面71に当接し、ポール33の外歯57,ポール32の外歯58とラチェットプレート21の内歯23との噛合が解除された位置にポール33、ポール32が保持される。
上記構成によれば、取付部21iとガイド部74のガイド面71との間には、ガイド保護部76が形成されている。また、立ち上がり面21eとガイド面71と対向する外側の面71aとは、同一の面であるラチェットプレート21の底部21aから立ち上がっている。即ち、立ち上がり面21eとガイド面71と対向する外側の面71aとは同一の面から立ち上がり、両者は非連続で離間して形成されることにより、リクライニング装置の溶接熱によるガイド面71の変形、あるいは、リクライニング装置に作用する荷重によるガイド面71の変形が発生しない。
尚、本発明は、上記実施形態に限定するものではない。上記実施形態では、ラチェットプレート21をシートバック側に、ベースプレート25をシートクッション側に設けたが、逆に、ラチェットプレート21をシートクッション側に、ベースプレート25をシートバック側に設けてもよい。
<第2実施形態>
図8−図9を用いて説明する。図8は第1実施形態の他の例を説明する図で、ラチェットプレートのベースプレートとの対向面を示す図、図9は図8の背面図である。
本実施形態と第1実施形態との相違点はラチェットプレートである。
これらの図において、シートバック側に設けられるラチェットプレート221は、円板状の板材をプレスにより半抜き加工し、一方の面が開放面となった有底円筒状となっている。このラチェットプレート221の内筒面(凹部)には、図8に示すように、円周方向全域に沿って内歯223が形成されている。また、底部221aの中心には、貫通した穴221bが形成されている。
ラチェットプレート221の底部221aの外部に露出した面には、図9に示すように、ベースプレートと反対方向に突出する凸部221dが形成されている。この凸部221dは、円形の基部221hと、基部221hの周面から半径方向に沿って基部221hの中心に向かって延びる3つの凹部とを有している。この凹部は、略120度ピッチで形成され、シートバックとの溶接が行われる3つの取付部221iとなっている。取付部221iは、底部221aの外部に露出した面から立ち上がった立ち上がり面221eを有している。溶接される相手側部材との境界となる立ち上がり面221eに沿って溶接が行われる。
凸部221dによって形成されたラチェットプレート221のベースプレート側の面の凹部には、略120度ピッチで、3つのガイド部274が半抜き加工により形成されている。このガイド部274には、ポールの凸部が当接することにより、ポールの外歯とラチェットプレート221の内歯223との噛合が解除された位置にポールを保持するガイド面271が形成されている。このガイド面271は、相対回転軸Oを中心とする円周面となっている。これら3つのガイド部274は、3つの凸部221dの間に形成され、取付部221iとガイド部274との間には、ガイド保護部276が形成されている。
また、立ち上がり面221eとガイド面271と対向する外側の面271a(図9参照)とは、同一の面であるラチェットプレート221の底部221aから同一方向に立ち上がっている。
上記構成によれば、取付部221iとガイド部274との間には、ガイド保護部276が形成されている。また、立ち上がり面221eとガイド面271と対向する外側の面271aとは、同一の面であるラチェットプレート221の底部221aから立ち上がっている。即ち、立ち上がり面221eとガイド面271と対向する外側の面271aとは同一の面から立ち上がり、両者は非連続で離間して形成されていることにより、リクライニング装置の溶接熱によるガイド面271の変形、あるいは、リクライニング装置に作用する荷重によるガイド面271の変形が発生しない。
更に、第1実施形態の取付部21iの立ち上がり面21eに比べ、取付部221iの立ち上がり面221eは内歯より離れている。よって、第2実施形態の方が、第1実施形態に比べて溶接熱による内歯への影響が少なくなる。

<第3実施形態>
図10−図13を用いて、本発明の第3実施形態を説明する。図10は第3実施形態のリクライニング装置の分解斜視図、図11は図10のIX方向から見た斜視図、図12は図10のラチェットプレートをX方向から見た正面図、図13は図12の背面図である。
本実施形態と第1実施形態との相違点は、ラチェットプレートの取付部とガイド面の形成箇所であり、他の部分は同一である。よって、本実施形態と第1実施形態との同一部分には、同一符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態のラチェットプレート121は、第1実施形態と同様にシートバック側に設けられ、円板状の板材をプレスにより半抜き加工し、一方の面が開放面となった有底円筒状となっている。このラチェットプレート121の内筒面には、円周方向全域に沿って内歯123が形成されている。また、底部121aの中心には、貫通した穴121bが形成されている。
ラチェットプレート121の底部121aのベースプレート25と対向する面には、穴121bの中心を同軸とする円形のガイド部121dが形成されている。この円形のガイド部121dの周面には、半径方向に中心から離れる方向に延びる3つの突出部121cが略120度ピッチで形成されている。3つの突出部121cの間のガイド部121dの内壁面は、ポール33の凸部73、ポール32の凸部72が当接することにより、ポール33の外歯57,ポール32の外歯58とラチェットプレート21の内歯23との噛合が解除された位置にポール33、ポール32を保持するガイド面171となっている。
更に、ラチェットプレート121の底部121aのベースプレート25と対向する面と反対側の面には、ラチェットプレート121の底部121aのベースプレート25と対向する面に形成されたガイド部121dによって形成された凸部121fが形成されている。
凸部121fの外周面から半径方向に空間を介してベースプレート25と反対方向に突出する3つの取付部170が略120度ピッチで形成されている。これらの取付部170は、凸部121fのガイド面171と対向する外側の面172と空間を介して対向している。
取付部170は、底部121aの外部に露出した面から立ち上がった立ち上がり面170aを有している。溶接される相手側部材との境界となる立ち上がり面170aに沿って溶接が行われる。
よって、立ち上がり面170aとガイド面171と対向する外側の面172とは、同一の面であるラチェットプレート121の底部121aのベースプレート25と対向する面と反対側の面から立ち上がっている。
上記構成によれば、立ち上がり面170aとガイド面171と対向する外側の面172とは、ラチェットプレート121の径方向で離間して形成されている。また、その間には、ガイド保護部である空間が介在し、非連続となっている。
よって、リクライニング装置の溶接熱によるガイド面171の変形、あるいは、リクライニング装置に作用する荷重によるガイド面171の変形が発生しない。
また、第3実施形態例の方が第1実施形態例に比べてガイド部121dの長さが容易に変更できる。
21 ラチェットプレート
21e 立ち上がり面
23 内歯
25 ベースプレート
32、33 ポール
57、58 外歯
72、73 凸部
71 ガイド面
71a ガイド面と対向する外側の面

Claims (4)

  1. シートクッション、シートバックのうちのどちらか一方に設けられるベースプレートと、
    前記シートクッション、前記シートバックのうちの他方に設けられ、前記ベースプレートに対して相対回転可能に重ねられ、前記ベースプレートとの対向面には、相対回転軸を中心とする円弧面を有する凹部が形成され、該凹部の円弧面には周方向に内歯が形成されたラチェットプレートと、
    前記ラチェットプレートの前記凹部に配置され、前記円弧面との対向面には前記内歯に噛合可能な外歯が形成され、前記ラチェットプレートとの対向面には、前記ラチェットプレート方向に突出する凸部が形成されたポールと、
    前記外歯が前記内歯に噛合するロック位置,前記外歯が前記内歯に噛合しないロック解除位置の間で前記ポールを移動させるポール移動機構と、
    を有し、
    前記ラチェットプレートに、
    前記ベースプレートとの対向面と反対側の面に、該面から立ち上がった立ち上がり面を有し、前記シートクッション、前記シートバックのうちの他方に取り付けられる取付部と、
    前記ラチェットプレートの凹部に前記相対回転軸方向の半抜き加工で形成され、前記ポールの凸部が当接することにより前記外歯と前記内歯との噛合が解除された位置に前記ポールを保持するガイド面を有するガイド部とが形成され、
    前記取付部の立ち上がり面と、前記ベースプレートとの対向面と反対側の面に形成され、前記ガイド部のガイド面と対向する外側の面とは、同一の面から立ち上がり、
    前記取付部と前記ガイド部とは、離間して形成されていることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記取付部と前記ガイド部との間にガイド保護部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 前記ガイド保護部は、径方向における前記取付部と前記ガイド部との間に形成されていることを特徴とする請求項2記載のリクライニング装置。
  4. 前記ガイド保護部より径方向内側に前記取付部と前記ガイド部が形成されていることを特徴とする請求項2記載のリクライニング装置。

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